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省察的実践力を育む国際教育実習カリキュラムの構築と実践 : シンガポール国立教育学院教育実習生受け入れの事例に着目して 利用統計を見る

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全文

(1)

省察的実践力を育む国際教育実習カリキュラムの構

築と実践 : シンガポール国立教育学院教育実習生

受け入れの事例に着目して

著者

王 林鋒

雑誌名

教師教育研究

12

ページ

89-99

発行年

2019-06

URL

http://hdl.handle.net/10098/10863

(2)

省 察 的 実践力 を育む 国際教 育実 習 カ リキ ュラ ムの構 築 と実践

シ ンガ ポール 国立教 育学 院教 育 実習 生 受 け入れ の事例 に着 目して

林鋒

1.問 題 の所 在:国 際 教 育 実 習 の意 義 を捉 え直 す 国 際 教 育 実 習 は 、教 員 の 高 度 化 ・専li[」職 化 を 連 動 した教 員 養 成 課 程 の 国際 化 の 推 進 と と も に求 め られ て き た。 教 員 に 求 め られ る 国 際 的 資 質 と は、教 員 の英 語 力 、国 際 的 視 野 に 留 ま る こ とで は な く、生 徒 に多 様 性 に寛 容 な 態 度 ・価 値 観 を修 得 、多 文化 社 会 実 践 活 動 を導 く こ と、国 際 化 した 社 会 に柔 軟 に 対 応 で き る創 造 的 な 能 力 を 指 す(田 中 、 2014)。 多 文化 共 生社 会 や 持 続 ・∫能 な社 会 の担 い 手 を育 て る教 師 に とっ て 、 必 要 と され る教 師 の資 質 能 力 を考 察 し た 中lll(2017)は 、グ ロー バ ル 時 代 に特 に求 め られ る教 師 の 資 質 能 力 と、教 育 事 象 や 目常 生 活 、世 界 の 出 来 事 に対 し て 、先 人 観 や 固 定観 念 を も たず に もの ご と を見 よ う と し、 相 対 化 して 多 様 な 見 方 や 柔 軟 な 考 え方 を もっ て 子 ど もた ち の 指 導 が で き る こ と を指 摘 して い る。 中 教 審 答 中で は 、 グ ロー バ ル 化 に対 応 した 人 材 育 成 が 求 め られ る 中、 教 員 自身 も グ ロー バ ル な もの の 見 方 や 考 え 方 な どを身 に付 け る必 要 が あ る。こ の た め 、例 え ば教 職 課 程 を置 く大 学 に お い て 、教 職 課 程 の質 の維 持 ・向 上 を図 りつ つ 、 要件 を満 たせ ば 学 生 が海 外 に留 学 した 際 に 取 得 した 単 位 を 教 職 課 程 に係 る単 位 と し て認 め て い く こ とな ど に よ り、 教 員 を 志 望 す る学 生 の海 外 留 学 を促 進 して い く必 要 が あ る とい う記 述 が あ る。 具 体 的 な 対 応 方 法 と し て は 、 外 国 の大 学 との 交 換 留 学 が考 え られ る。 目本 国 内 に は 、鳴 門 教 育大 学 教 員 教 育 国 際 協力 セ ン タ ー が,現 職 教 員 及 び 将 来 教 員 とな る大 学 院 学 生 及 び 学 部 学 生 が 、異 文 化 理 解,語 学 力 及 び コ ミュ ニ ケ ー シ ョン能 力 の 向 上 の み な らず 、海 外 演 習 や 国 際 教 育 実 習(韓 国 、タイ 、 シ ンガ ポ ー ル 、ジ ャマ イ カ 、キル ギ ス 、ボ リ ビア 、ラオ ス、 カ メル ー ン)を 通 して未 知 な る も の へ 挑 戦 し よ う とす る 力(チ ャ レ ンジ カ)や 国 際 的 な 知 見 や セ ンス を身 につ け, 初 等 中 等 教 育 段 階 にお け る教 育 の 向 上 に貢 献 で き る教 員 とな る こ とを ね ら い とす る 『グ ロ ー バ ル 教 員 養 成 プ ロ グ ラ ム』 を実 施 して い る。 ま た 、正 規 課程 と して 、兵 庫 教 育 大 学 教 職 大 学 院 は 、 グ ロ ー バ ル 人 材 育 成 の 中核 とな る ス ク ー ル リー ダ ー の 育 成 を 目的 とす る 『グ ロ ーバ ル 化 推 進 教 育 リー ダ ー コー ス』を 設 置 して い る。現 職 教 員 を対 象 に し、2年 間課 程 修 了 時 に は 、教 職 修L(専 門職)が 授 与 さ れ る。 こ れ を超 え た領 域 で 強 い認 識 を持 つ 海 外 の事 例 も あ る。 韓 国 で は、 国 の 政 策 と して 教 員 養 成 系 大 学 が 開 発 途 上 国 政 府 と連 携 し 、 学 校 づ く りや 教 育 支 援 者 を 養 成 す る (OfHcialDevelopmentAssistance、 以 下ODAと 省 略)正 規 コー ス が 作 られ て い る。当初 は 、韓 国 国 内 の 教 採 競 争 率 が 高 い 中 、優 秀 な 予備 教 員 を外 国 の教 育 人 材 と して 活 用 し、 国 際経 験 、ODAの 成 果 、韓 国 の 教 員 の 国 際 化 を 図 ろ うと して い た。学 生 は 一年 次 か ら開発 途 上 国(主 に ア フ リカ ・ モ ン ゴル ・東 南 ア ジア の諸 国)で 生 活 で き る言 語 力 ・社 会 文 化 に つ い て 学 び 、 現 場 実 習 を経 て 現 地 の教 員 資 格 証 を 取 得 し開発 途E国 の教 員 に な る(田 中、2014)。 国 際教 育 実 習 に は 、『国 際 』 と 『教 育 実 習 』 の 一二つ の キ ー ワー ドが あ る。 『国 際 』 が重 点 的 に言 及 され て き た 中 、 教 員 の 高 度 な 専 門 性 を表 す省 察 的 実 践 力 を育 む 『教 育 実 習 』を 重視 す る事 例 は少 な い。そ こで 、福 井 大 学 大 学 院連 合 教 職 開発 研 究 科(連 合 教 職 大 学 院)は 、省 察 的 実 践 力 を 育 む 国 際 教 育 実 習 カ リキ ュ ラ ム の構 築 と実 践 を 試 み て い る。 本 論 文 は 、2018年5月 ∼6月 に シ ンガ ポー ル 国 立教 育学 院 の 教 育 実 習 生 を5週 間 受 け人 れ た事 例 に 着 口 して 、 カ リキ ュ ラム の デ ザ イ ン と実 践 を 紹 介 す る。

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福 井大学大学院 福 井大学 ・奈良女子大学 ・岐阜聖徳学園大学 連合教 職開発研 究科 H.国 際 教 育 実 習 カリキュラムの構 築 と実践 1国 際教育実習 交換プログラムの概要 2018年3月 に シ ン ガ ポ ー ル 国 立 教 育 学 院(National ㎞stituteofEducation、 以 下N[Eと 略 記)と 福 井 大 学 連 合 教 職 大 学 院(Dep訓mentofPro免ssionalDevelopmentof Teachers,以 下DPDTと 略 記)が 国 際 教 育 実 習 交 換 プ ロ グ ラ ム の 協 定 を 締 結 し た 。 両 者 が お 互 い の 機 関 に 短 期 的 に 教 育 実 習 生 を 送 り 出 す こ と及 び 受 け 入 れ る こ と を 合 意 し た 。受 け 入 れ 先 の 機 関 は 、協 定 に 定 め られ た 目 的 に 即 し た 国 際 教 育 実 習 カ リ キ ュ ラ ム を デ ザ イ ン し 実 施 す る 。 1)協 定 に よ る 目的 DPDT-NIE国 際 教 育 実 習 交 換 プ ロ グ ラ ム の テ ー マ は 、省 察 的 授 業 研 究 、学 校 探 究 、プ ロ フ ェ ッシ ョナル ・ラー ニ ン グ ・コ ミュニ テ ィ(Pro免ssionalLe㎜ingCo㎜unit蛭 記 PLCと 略 記)で あ る。そ れ に基 づ き 、7つ の 目的 が 協 定 に 定 め られ て い る。 ・異 な る文 脈 で教 え る こ との 国 際 経 験 を 与 え る ・大 学 や 学 校 の学 生 及 び 教 員 と交 流 や 探 究 す る場 を 提 供 す る ・両 機 関 の学 生 及 び 教 員 と協働 的 な 関係 を 作 る ・学校 で の 実 践 を通 して持 続 的 な 授 業 研 究 及 びPLCの デ ザ イ ン に新 しい視 点 を得 る ・省 察 的 教 育 実践 や プ ロ フ ェ ッ シ ョナ ル ・ラ ー ニ ン グへ の ア プ ロー チ を協 働 探 究 す る ・授 業 観 察授 業検 討 と授 業 実 践 か ら省 察 的 レポ ー トを 書 く こ とを学 ぶ ・21世 紀 の教 員 の プ ロ フ ェ ッシ ョナ ル ・ラ ー ニ ン グ を デ ザ イ ンす る新 しい ア イ デ ア を協 働 探 究 す る 2)福 井 大 学DPDTで 行 う 国 際 教 育 実 習 カ リ キ ュ ラ ム の 構 造 シ ンガ ポ ー ル の 国 際 教 育 実 習 生 が 福 井 大 学 附 属 義 務 教 育 学 校 の授 業 を参 観 す るだ け で は な く、 研 究集 会 の公 開 授 業 に も参 加 し、省 察 的授 業 研 究 サ イ クル を ロ ン グ ・ス パ ンで 書 かれ た 授 業 記 録 を 読 み 取 り、 授 業 研 究 を 通 して 専 門 職 学 習 コ ミ ュニ テ ィを 協 働 探 究 す る機 会 が設 け られ た。 国 際 教 育 実 習 にお い て 、 授 業 研 究及 び 教 員 が 学 習 す る コ ミ ュニ テ ィ の実 践 を 共 有 し、省 察 に よっ て 探 究 して い く。 国 際 教 育 実 習 の 終 わ りに 、 国 際教 育 実 習 生 が 自身 の学 び や 省 察 を報 告 す る た め に 、 異 な る専 門や 背 景 を 持 つ 教 育 関 係 者 ら と交 流 す る ミニ ・ラ ウ ン ドテ ー ブル が 開 催 され た 。異 質 性 の あ る メ ン バ ー に よ る ミニ ・ラ ウン ドテ ー ブル は 、新 人 教 員 の 実 践 、教 員 とい う学 び続 け る専 門 職 につ い て の 理 解 を深 め る新 しい視 野 を与 え る チ ャ ン ス を 与 えた 。 これ に よっ て 、21世 紀 の公 教 育 に欠 か せ な い 持 続 可能 な 教 育 実践 を 作 っ て い く手 が か りに な る。 福 井 大 学DPDTで 行 う国 際教 育 実 習 カ リキ ュ ラ ム の構 造 は 、図1が 示 す よ うに 、5週 間 に わ た っ て ス パ イ ラル に 協 働 探 究 して い く5サ イ クル の デ ザ イ ン とな っ て い る。 毎 週 、国 際 教 育 実 習 生 が 自分 自身 の 問題 意 識 に応 じて 、学 校 の メ ン ター 教 員 に イ ン タ ビ ュー をす る機 会 を確 保 した 。 学 校 で の 授 業 参 観 の 他 に は 、 大 学 で 国 際 教 育 実 習 生 の 振 り返 りを話 し合 う時 間や 省 察 レポー トを書 く時 間 を 設 け た。 あ らか じめ決 めて い た 計 画 をそ の ま ま遂 行 した の で は な く、国 際 教 育 実 習 生 の様 子 を 見 な が ら、ま た 学 校 の状 況 を 見 な が ら、 い っ も修 正 や 調 整 を行 って い た 。 図1:福 井 大 学DPDTで 行 う 国際 教 育 実 習 カ リキ ュ ラ ム の5サ イ クル Cyclelの1週 目にお い て 、 国 際 教 育 実 習 生 は 、 日本 の 学 校 文化 ・子 ど もの 様 子 を理 解 す るた め 、附 属 学 園(附 属 幼 稚 園 、附 属 義 務 学 校 、附属 特 別 支援 学 校)に て 授 業 を観 察 し、日本 の 教 育 を体 感 す る。メ ン ター 教 員 の ク ラ ス を朝 の 会 か ら帰 りの 会 まで 一 日観 察 す る 日や 特 定 の 教 科 の 授 業 を複 数 の 学 年 で 参 観 す る 日が あ っ た 。ま た 、教 職 大 学 院 の若 手 院 生 に よ る授 業 づ く りの議 論 に も参 加 した 。 Cycle2の2週 目にお い て 、 国 際 教 育 実 習 生 は 、意 識 的 に 学校 教 育 の 主 要 内容 で あ る授 業 デ ザ イ ン ・学 習 活 動 を 中心 に 見 学 した 。ま た 、附 属 以外 の 公 立 学 校 に も訪 問す る こ とで 日本 国 内 の 多 様 な 学校 風 土 や 学 習 形 態 に触 れ る こ とが で き た。 今 ま で2週 間 で 体 験 して きた こ とを省 察 す

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るた め 、 大 学 で 教 員 研 修 留 学 生 を交 え た 振 り返 りの 会 に 参加 した 。同 時 に 、子 ど もの 探 究 的 学 び を支 え る実 践 記録 を 読 み 、 検 討 した。 Cycle3の3週 口に お い て 、 国際 教 育実 習 生 は 、 附 属 学 校 の 授 業研 究 会 及 び公 立 学 校 の公 開 授 業 を 参 観 し、 教 員 と して 専li[」職 の理 念 と実 践 を 学 ぶ と とも に 自身 の授 業 プ ラ ン を計 画 す る。 附 属 学 校 研 究集 会 の公 開研 究 授 業 指 導 案 を検 討 す る会 に参 加 し教 員 と一 緒 に知 恵 を川 し合 う。 現 職 教 員 と協 働 して授 業 案 を 作 っ て い くプ ロセ ス を 通 し て 教 員 コ ミュ ニ テ ィ(PLC)を 形 成 す る。三 週 目の 読 み 資 料 と して 、OECDが 提 案 した21世 紀 に求 め られ る キー コ ン ピテ ン シー 、2030年 に 向 け た学 習 枠 組 み を検 討す る。 Cycle4の4週 目に お い て 、 国 際 教 育 実 習 生 は 、 白身 の 授 業 実 践 を行 う。 一回 き りの 授 業 実 践 で は な く、大 学 教 員 や メ ン タ ー 教 員 か らの フ ィー ドバ ッ ク を 参 考 に しな が ら 修 正 した授 業 案 を複 数 の ク ラ ス で 実 践 し、授 業 の質 を練 り上 げ て い く。 専 門 とす る教 科 の公 開研 究授 業 に も加 え て 、 ア シ ス タ ン トと して 現 職 教 員 と協 働 で 授 業 実 践 を行 う。公 開 授 業 の事 後 協議 会 に も参 加 し、大 学 や 他 校 の 参観 者 と一 緒 に授 業 の 内容 や 生 徒 の 学 び 様 子を 意 見 交 換 す る。 Cycle5の5週 目に お い て 、 国 際 教 育 実 習 生 は 、 自身 の 授 業 実 践 を続 け な が ら、 実 習 生 同+や 教 員 との テ ィ ー ム テ ィー チ ン グ を行 う。 ま た 、彼 らは 、5週 間 の学 び をま と め た省 察 レポー トに 基 づ き、大 学 教 員 、教 員 研 修 留 学 生 、 口本 人 大 学 院 生 が参 加 した ラ ウ ン ドテ ー ブ ル で 報 告 し、 国 籍 や 教 育経 験 が 異 な る メ ンバ ー た ち を 交 えて 意 見 交 流 す る。 3)来 福 し た2名 の 教 育 実 習 生 の プ ロ フ ァ イ ル Kさ ん(男) Kさ ん は 高 校 地 理 第1免 許 希 望 の教 員 養 成 課 程 に所 属 す る学 部2年 生 で あ る。 高 校 時 代 の 自分 に影 響 を 与えた 先 生 の 跡 を継 ぎ た い とい う思 い で 教 育 学 部 に 進 学 した 。 将 来 の 目標 は校 長先 生 に な り、 自分 の 教 育 信 念 を形 成 し、 シ ンガ ポ ール の未 来 を構 築 す る こ と で あ る。 来 日す るま で に シ ン ガ ポ ー ル で は 、 非 常 勤 講 師 と して 学 校 で の 教 学 経 験 が あ っ た が 、教 育信 念 を持 っ 専 門職 とい う 自覚 を持 っ て い な か っ た。子 供 の 頃 か ら好 奇 心 旺 盛 で 、問 い を探 求 し続 け て き た 。 地 理 学 は 世 界 を超 え て他 教 科 に も広 げ や す い領 域 で あ る た め 、地 理 学 の 研 究 を選 ん だ。 目本 の 文 化 、 食 、風 景 にい い 印象 を 持 ち、自主 性 と 自律 性 の あ る子 供 達 が 育 つ 日本 の 教 育 環 境 に も興 味 を持 っ て い る こ とか ら、 日本 で 国 際 教 育 実 習 をす る こ と に した。 Rさ ん(女) Rさ ん は 、小 学 校 英 語 第1免 許 希 望 の 教 員 養 成 課 程 に 所 属 す る 学 部2年 生 で あ る。 短 大 卒 業 後 、 イ ン タ ー ナ シ ョナ ル 幼 稚 園 に5歳 児 の担 任 と して2年 間 勤務 して い た 。 国籍 や 文 化 の違 い が あ る 多 様 な子 ど もた ち に触 れ あ う機 会 が あ っ た 。勤 務 中、 白分 の キ ャ リア ア ッ プ と して 、小学 校 教 員 免 許 を 取得 す る た め に 、 国 立 教 育 学 院 の 学 士 課 程 に人 学 した 。幼 稚 園 を は じめ 、目本 の 教 育 シ ステ ム は 世 界 中 に注 口 され て い る。今 回福 井 で の 教 育 実 習 を通 して 、目 本 の教 育 を もっ と知 りた い 、特 に 学 力 だ けで は な く、責任 感 、 思 い や りが あ る 子 ど もた ち が どの よ うに 育 つ か を 明 らか に した い とい う思 い を持 つ。教 員 と して 、育 て た い理 想 の 子 ど も像 が あ る。日本 の 学校 は 、理 想 の 子 ど も像 を 実 規 で き る よ うに教 育 方 法 、カ リキ ュ ラム 、教 員 研 修 を 一 貫 して行 っ て い るた め 、 口本 で の 国 際 教 育 実 習 を決 め た。 2.シ ン ガ ポ ー ルNIE教 員 養 成 課 程 に お け る 福 井DPDT 国際 教 育 実 習 の 位 置 づ け 1)NIEと は 1950年 に設 立 した 教 員 研 修 学 院 を前 身 と した シ ンガ ポ ー ル 国 立 教 育学 院 は、1991年 に南 洋 理 工 大 学(Nanyang TechnologicalUniversity)に 設 署 され 、教 員 養 成 ・現 職 研 修 を行 っ て い る 高 等 教 育 研 究機 関 で あ り、 唯 一 の 国 の 教 員 資 格 認 定機 関 で も あ る。毎 年 平 均 的 に2000人 の 教 員 養 成 の学 生 が在 籍 して い る(Li叫2014)。 都 市 国 家 で あ るシ ン ガ ポ ール は 、人 材 育 成 、国 民教 育 を国 家 戦 略 に位 置づ け 、 国 防予 算 の 次 に重 要 視 して い る。そ の 成 果 の 一 つ は 、国 際 学 習 到 達 度 調 査 で トップ レベ ル を維 持 して い る こ とで 世 界 に 注 目 され て い る。 学 力 の 高 さか ら教 員 の質 の 高 さ も 注 口 され て い る 中、国 内 だ け で は な く、海 外 の教 員 を対 象 に した 学 校 マ ネ ジ メ ン ト ・リー ダー シ ッ プ の研 修 も行 っ て い る。 MEに お け る教 員 養 成 プ ロ グ ラ ム は 、入 学者 の 資 格 に よ っ て表1の よ うに大 き く3つ に分 け られ る。4年 制 の学 部 教 育 は、 小 学校 教 員 養 成 と 中学 校 教 員 養 成 の プ ロ グ ラ ム が あ り、文 系 学 士(教 育)、 あ る い は 、理 系 学 士(教 育)を 与え る。 教 員 免 許 制 度 及 び 更 新 制 度 が 存 在 しな い シ ン ガ ポー ル で は 、学 士(教 育)を 授 与 され る と、教 員 資 格 を 取 得 す る こ とに な る。 シ ン ガ ポ ー ル の 小 学 校 は義 務 教 育 で あ り、1年 生 か ら6年 生 とな る。小 学 生 は 、全 国小 学 校 卒 業 試 験 の成 績 に よ り、能 力 別 の 中 学校 に 分 配 され 、4-5年 間 の 中 等 教 育 を 受 け る。 中 等 教 育 卒 業 時 に全 国 学 力 認 定 試 験 の成 績 に よ り、中等 教 育 後 期(高 校 に相 当す る)の 学 校 に振 り分 け られ 、2-3年 間 の 中等 後 期 課 程 を 履 修 す る。

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福 井大学大学院 福 井大学 ・奈良女子大学 ・岐阜聖徳学園大学 連合教 職開発研 究科 そ の 後 、全 国大 学 入 試 認 定 試 験 に合 格 す れ ば 、大 学 に進 む 。 つ ま り、NIE4年 制 の 学 部 生 は 、小 学 校 か ら大 学 ま で 学 力 選 抜 試 験 を勝 ち抜 け て きた 高 学 力 の学 生 だ と言 え る。 表1:ME教 員 養 成 プ ログ ラム(NI旦2018) 学制 概 要 4年 制 入 学対象:中 等後期 卒業選抜試験合格者 学 部教育 或 は、準学士 を有す る合格者 人 数:500人 教員資格:初 等及 び 中等教育 の教員 16ヵ 月 入 学対象:大 卒合 格者 学 部後期 人 数:300-400人(初 等) 600-700人(中 等) 2教 科免許 教員資格:初 等及 び中等教育 の教員免許 中等 後期教育 の教員免許 1-2年 制 入 学対象:準 学士 を有す る合格者 教 育準学士 人 数:400-600人 教員資格:初 等 教育教員免許 中等 教 育専 科教 員免 許(母 語 ・体 育 ・家 庭 ・美 術 ・音 楽) 各 プ ロ グ ラ ム の概 要 を見 る と、 大 卒 者 を 対 象 に した16 ヵ月 学 部 後 期 の人 数 が 教 員 養 成 に 一 番 多 い 割 合 を 占め て い る。そ れ は、シ ンガ ポ ー ル が 、多 岐 に わ た る専 門 や 分 野 の 人 が 教 員 に な る こ と を保 障 す るプ ロ グ ラ ム と言 え よ う。 学 部 後 期 に属 す る学 生 は 、2教 科 の 教 員 資 格 を得 られ る。 コー ス に よっ て 、 高校 に 相 当す る 中等 教 育 後 期 の教 員 資 格 も取 得 で き る。 MEに 在 籍 す る学 生 は 、 卒 業 後 教 員 に な る前 提 の 下 で 国 の 教 育 省(Minis杜yofEducation,以 下MOEと 略 記)が す べ て の 学 費 を負 担 す るだ け で は な く 、給 料 も月 ご とに支 払 わ れ て い る。国 の教 員 養 成 の 中核 を担 っ て い るNIEは 、 21世 紀 の た め の教 師 教 育 モ デ ル 、 い わ ばV3SK枠 組 み を 構 築 し、 大 学 教 育 課 程 に編 み 込 ん で実 践 して い る。 2)NIEの 教 員養 成 モ デ ル の領 域 か ら21世 紀 の教 育 専 門職 の資 質 を提 示 して い る。 そ の3つ の領 域 は、OECD(2018)が 未 来 の 子 ど もた ち に 求 め られ る コ ン ピテ ン シ ー と して提 案 し た 「学 習 枠 組 み 2030」 と類 似 して い る。それ は 、未 来 の 子 ども た ち に 求 め られ る こ とが 教 員 に も求 め られ て い る と言 え る。 3つ のVは 、 「学 習 者 中心 の価 値 観 」、 「教 員 アイ デ ンテ ィテ ィ 」 と 「専 門 職 コ ミュ ニ テ ィ へ の 貢 献 」を 指 す 。それ ぞ れ 下位 項 目が 掲 げ られ る。そ の 中 の 「多 様 性 を尊 重 す る」 とい う 「学 習 者 中 心 の価 値 観 」の 下位 項 目、及 び 「多文 化 リテ ラ シ ー 」 とい う 「知 識 」の 下 位 項 目は 、多 民 族 移 民社 会 で あ る シ ンガ ポ ー ル の特 性 と言 え る。そ して 、専 門職 コ ミュ ニ テ ィへ の 貢 献 が 明確 に され て い る こ とは 、 専 門職 学 習 コ ミュ ニ テ ィ(Pro色ssionalLe㎜ingCo㎜ 晦 以 下 PLCと 略 記)を 導 入 し、教 員 間 の 学 び 合 うネ ッ トワー ク の構 築 を 目指 して い る。そ して 、省 察 的 実 践 者 と して の教 員 を 育 む に は 、 省 察 ス キル と思 考 力 も重 視 され て い る。 図2:NIE(2010)21世 紀 教 師教 育 モ デ ルV3SK枠 組 み 価値1 学習者 中心 の価値観 共感 子 ど もの学 ぶ 力 を信 じる 子 ど もの潜 在 力 を養 う 多様性 を尊重す る

Lス キル

「 価 値2 教 員 ア イ デ ン ア イア イ 高 水 準 を 目指 す 本 質 を探 究 す る 学び続 ける 改善 を促す 情熱 適 応 力 と回復 力 倫理的 である 専 門性 到 来 す るVUCA時 代 に 対 応 で き る教 育 を提 供 す るた め に 、教 師教 育 は教 育 改 革 の 中 心 で あ る と認 識 され て い る。 NIEは 、2008年 に 国 際 的 な 動 き を見 据 え た 上 で 、 省 察 的 実 践 者 と して の教 育 専 門 職 を養 成 す る こ とを 目指 す21 世 紀 の 教 師 教 育 モ デル を示 すV3SK枠 組 み(図2)を 開 発 し、 教 員 養 成 及 び 現職 教 員 研 修 に 関 す る プ ロ グ ラ ム をデ ザ イ ン して き た。 NIEの 教 師 教 育 モ デ ル の裏 付 け とな るV3SK枠 組 み は 、 Value価 値 、Skillスキル 及 びKnowledge知 識 とい っ た3っ

省 察 ス キル と思 考 力 教 授 ス キル 人 材 管 理 ス キル 自己 管 理 ス キル 行 政 運 営 ス キル コ ミ ュニ ケ ー シ ョン ス キ ル 促 進 す るス キル テ ク ノ ロ ジー ・ス キ ル 革 新 と企 業 家 ス キル 社 会 的 ・情 緒 的知 性 価 値3 専 門 職 コ ミ ユニ ア イへ の貢献 協 働 的 学 習 と実践 徒 弟 関係 と 指 導 関係 づ く り 社 会 的 責 任 と専念 監督責務

自 己 生 徒 コ ヘユ ニ ア イ 教 科 内容 教 授 法 教 育 の基 礎 と政 策 カ リキ ュ ラ ム 多 文 化 リテ ラ シ ー グ ロー バ ル 意 識 環 境 意 識

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3)NIE教 員養 成 課 程 に お け る 教 育 実 習 の や り 方 MEの 教 員 養 成 課 程 にお い て は 、 実 践 を通 して教 育 専 門 職 の コ ン ピテ ン シ ー を 開発 す る こ と が重 視 され て い る。 そ の た め、教 育 実 習 は 、教 員 養 成 課 程 の 中核 に位 署 付 け ら れ て い る。理 論 と実 践 の 融 合 を 目指 す 教 育 実 習 は 、表3で 示 す よ うに 、4年 間 に わ た っ て段 階 的 に 構 成 され て い る。 教 育 実 習 は 、個 人 の教 育 専 門職 の コ ン ピテ ン シ ー(Smith &Lev-Ar転2005)を 開発 す る フ ィ ー ル ドワー ク を 提 供 し て い る。 教 授 的 知 識 や 専 門職 と して の教 師 の 中核 を な す 知 識PCK(pro免ssionalcontentknowledge)(Shulmar㌧1987) を 育 成 す る こ とが期 待 され る。ま た 、専 門職 と して の 特 質 で あ る(Yan&Hq2010)、 人 ・他 人 ・自己 につ い て の 知 識 、 白 己調 整 や 対 人 感 受性 な どを身 に つ け る こ と。 白立 的 に 問題 を解 決 す る、同僚 と協 働 す る 、専 門 職 の 価 値 観 や 態度 を養 うとい っ た ソ フ ト・ス キル(Ramsder㌧1992)を 育 て る こ とも期 待 され て い る。 表3:ME4年 制 教 員 養 成 課 程 の 教 育実 習 の構 造 年次 実習科 目 実習期 間 内容 1年 生 学 校 体 験 School Expehence 2週 間 全 員 が 小 学 校 に1週 間 、 中 学 校 に1週 間 2年 生 TA Teaching Assistanceship 5週 間 2週 目 か ら TT、 最 後 に 一 人 で 教 え る 3年 生 授 業 実 践I TeachingPractice 5週 間 一 人 で 授 業 を 行 う 4年 生 授 業 実 践H TeachingPractice 10週 間 一 人 で 授 業 を 行 う NIEの4年 制 教 員 養 成 課 程 の 教 育 実 習 は、 目的 に よっ て1年 次 か ら4年 次 ま で合 計22週 が 設 定 され て い る。4 年 間 に わ た る教 育 実 習 は 、 す べ て 同 じ学 校 で行 うこ とか ら、学 校 や 学 級 、こ ども た ち に つ い て の 理 解 を深 め る持 続 性 が保 証 で き る。 しか し、2年 次 の 教 育 実 習 は 、国 内 実習 と国 際 実 習 か ら一 つ を 選 ぶ こ とが で き る。NIEと 国 際教 育 実習 の 交 換 協 定 を結 ん だ 高等 教 育機 関 は 、ア メ リカ 、カ ナ ダ 、ノル ウェ ー 、デ ン マ ー ク 、ス イ ス 、フ ィ ン ラ ン ド、 ス ウェ ー デ ン、ニ ュー ジー ラ ン ド、中 国(北 京 、香 港 、台 湾)と 目本 に あ る20以 上 の 大 学 で あ る。 目本 で のパ ー ト ナ ー は 、大 阪 教 育大 学 、名 古 屋 大 学 、と福 井 大 学 で あ る。 学 生 の 教 育 実 習 を支 え る体 制 と して は 、学 校 で コー デ ィネ ー トす る先 生(SchoolCoordinatingMentors、 下記SCM と略 記)、 学 校 で 協 同 す る先 生(CooperatingTeachers、 下 記CTと 略 記)、 とNIEス ーパ ー バ イ ザ ー(下 記NIESと 略 記)の3人 が 協 力 と支 援 を行 う。 そ れ ぞ れ の所 属 と役 割 を表4で 示 す 。 教 員 た ち が 、 教 育 実 習 生 が 関 わ る授 業 の様 子 を観 察 しに 行 く回数 も規 定 され て い る。 教 育 実 習 の期 間 に 関 わ らず 、CT教 員 や 大 学 教 員 が 教 育 実 習 生 の授 業 を観 察 す る回 数 が制 限 され て い る。 そ の理 由 の 一 つ は 、 NIE教 員 養 成 課 程 の基 盤 とな るV3SK枠 組 み 及 び 修r到 達 目標 に提 示 され て い る よ うに 、教 員 と い う専 門 職 と し て の 自発 性 と 自立 性 が求 め られ て い る と考 え られ る。 1年 次 の学 校 体 験 に お い て は 、学 校 の 実 態 や 教 師 とい う 職 業 を 理 解 す る 目的 で あ り、 教 育 実 習 生 が授 業 を基 本 的 に行 わ な い の で 、大 学 教 員 に よる 学 校 訪 問 が な く、学 校 教 員 に よ る実 習 生 の 授 業 観 察 もな い。2年 次 に な る と、教 育 実 習 生 が2週 目か らCT教 員 とTTで 授 業 を 行 う。大 学教

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福 井 大 学 大 学 院 福 井 大 学 ・奈 良 女 子 大 学 ・岐 阜 聖 徳 学 園 大 学 連 合 教 職 開 発 研 究 科 員 は 、教 育 実 習 生 の授 業 を観 察 す る こ とが な い。た だ 、実 習 開 始 時 と修 了 時 に 、 合 計2回 の 学 校 訪 問 が設 け られ て い るが 、評 価 で は な く、手 続 きや 進 捗 状 況 を把 握 す る こ と が 口的 とな る。3年 次 及 び4年 次 の授 業 実 践 にお い て は 、 教 育 実 習 生 が 単独 で授 業 を行 う。CT教 員 に よ る4-6回 の 授 業 観 察 、大 学 教 員 に よ る1-2回 の授 業 観 察 が 求 め ら れ る。4年 次 の授 業 実 践 に つ い て は 、大 学 や 学校 の 教 員 が 授 業 案 の 事 前 指 導 をせ ず 、 事 後 フ ィー ドバ ッ ク だ け を行 う。教 育 実 習 生 がす べ て を 自 ら行 い 、一 人 前 の新 人 教 員 と して 授 業 に 臨む こ とに な る。 表4:NIE教 育 実 習 を 支 え る体 制 名 称 所 属 役割 SCM 受 け入 れ校 の担 当者 大 学 と の 窓 口 と な り、 教 育 実 習 生 の 受 け 入 れ 体 制 を 整 え る。教 育 実 習 生 とCT 教 員 な ど を 総 括 す る。 CT 受 け入 れ校 の教員 教 育実習 生 に授 業参 観 、授業 づ くりや学 級経 営 な ど学校 の実 務 を経験 させ る。 NIES 大学教員 受 け 入 れ 校 と 連 携 し、 教 育 実 習 生 に 関 わ る。 3.省 察 的 実 践 記 録 に よ る 考 察 こ の節 で は 、 教 育 実 習 生 の 二 人 の 省 察 的 実 践 記 録 を考 察 す る。週 ご とに省 察 的 実 践 記 録 を書 い て も らっ て 、最 終 口に五 週 間 の 振 り返 りを ラ ウ ン ドテ ー ブ ル 形 式 で語 っ て も らっ た 。毎 週 の省 察 レポ ー トに は 、そ れ ぞれ の 視 点 か ら 授 業 見 学 した 様 子や 授 業 実 践 か ら印 象 に残 っ た こ とが 中 心 に 書 か れ て い る。こ こで は、二 人 が最 初 に提 出 した 三 つ の 種 と最 終 レ ポー トの 全 体 省 察 部 分 を重 点 的 に紹 介 す る。 1)Kさ ん 三 つ の 探 究 の種 自分 が受 けて き た シ ンガ ポー ル の 教 育 は 、 良 さが あれ ば 、改 善 点 も あ る。国 際 学 習 到 達 度 調 査 で は 学 力 の 高 さが 示 して い る が 、人 の個 性 を過 少 評 価 して い る。シ ンガ ポー ル は 、 トッ プ の成 績 を 目指 す 学 歴 偏 重 社 会 で あ る。そ れ に 対 して 、口本 は 、子 ど もた ちの 自立 と思 いや りを育 む 教 育 理 念 を実 施 して い る。海 外 の マ ス コ ミで は 、よ く 口本 の子 ど もた ち が小 さい 頃 か ら掃 除 す る 姿 、料 理 す る授 業 、白分 で学 ぶ 姿 勢 が 報 道 され て い る。学校 教 育 の 中 で 、規 律 性 や 個 性 の あ る子 ど も た ち を 育 て 、 自分 の 学 び に 責 任 感 を持 つ よ うに しみ 込 ませ て い る。 一つ 口の種 は 、 異 な る 両 国 の 教 育 シ ス テ ム の 特 性 及 び 隠 れ た真 実 を見 つ け る こ とで あ る。シ ンガ ポー ル で は 、学 力 至 上 主 義 の 下 で 、よ い成 績 の結 果 を出 して い る が 、社 会 へ の弊 害 も起 こ して い る。代 わ りに、日本 は明 らかに全人 教 育 の ア プ ロ ー チ を行 っ て い る。 日本 の 教 育文 化 の 強 さ を理 解 し、 批 判 的 に シ ン ガ ポ ー ル が 学 ぶ べ き こ と を見 出 す 。自分 の 子 ど も時 代 を振 り返 っ て み る と、つ ま らな い学 校 生 活 を 送 り、ス トレス を感 じた。毎 日、興 味 の な い宿 題 ば か りや ら され た 。卒 業 して か ら、教 育 の 大 事 さを 実感 し 始 め た。 二 つ 口の種 は 、 自分 が 経 験 で き な か っ た子 ど もた ち の 好 奇 心 を持 たせ る教 育方 法 を学 ぶ こ とで あ る。 目本 の子 ど もた ち は 、飽 く こ との な い 好 奇 心 を持 っ こ とで 知 られ て い る。旺 盛 な好 奇 心 を よい 方 法 に導 く こ とが で きれ ば 、 子 ど もた ち は壮 大 な知 識 の海 を 自由 に泳 げ る。 今 回 の教 育 実 習 は、 自分 の 教 育 哲 学 の 一 部 と して 子供 た ち に好 奇 心 を持 たせ る方 法 を探 っ て み た い。 日本 は、間違 い な く、 豊 富 な 文 化 遺 産 を有 して い る。世 界 中 で 、西 洋 の影 響 を受 け た都 市 化 や グ ロー バ ル 化 が 進 行 しつ つ あ る。 文 化 を 同 一 化 され る恐 れ の 中 に、 日本 は、多 くの 伝 統 、慣 習 、実践 を維 持 して い る。一 方 、シ ン ガ ポ ー ル は、多 人 種 の 文化 と して知 られ て い る が、現 代 化 、経 済 成 長 の た め 、文 化 が 同 一 化 され つ つ あ る 。残 され た 口本 文 化 は 、国 民 や 子 ど もた ち の マ イ ン ドセ ッ トに 直接 に 影 響 を 与 えて い る と考 え る。 一 つ の例 と して は 、子 ど もた ち の 白立 性 と 白律 性 で あ る。 三 つ 目の種 は 、 口本 の 子 ど も た ち が ど の よ うな 環 境 で 育 て られ 、 教 員 や 保 護 者 た ち が どの よ うに小 さい うち に 子 ど もた ち の 強 い 個 性 を 育 て て い る か を 明 らか に しよ う とす る。これ は 、シ ン ガ ポ ール の 子 どもた ち が身 に付 け て い な い こ とだ と考 え る。 2)Kさ ん 最 終 の 全 体 省 察 日本 で5週 間 の 教 育 実 習 を 終 えて 、 これ か ら 自分 の 実 践 に役 立 つ 視 点 を 四つ の キ ー ワー ドにま とめ た 。 第 一 に は 、学 習 者 の 主 体 性 で あ る。附 属 の 子 ど もた ち は 多 くの 主 体 性 を 与 え られ て い る。学 習 方 略 と して は、非 常 にバ ラ ン ス が 問 わ れ る。子 ども た ち に 自由 を 与 えす ぎ る と、散 漫 に な っ て しま う。 方 、縛 りす ぎ る と、学 び に 困 る子 が 出 て くる。シ ンガ ポ ー ル の学 校 は 、指 導 とコ ン トロー ル が 強 い。 一 つ の理 由 は、要 求 の厳 しい保 護 者 に あ る。例 を挙 げ る と、 学 校 で 小 さい 怪 我 を した 、い じめ を 受 けた 、不 登 校 に な っ

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た 場 合 は、生 徒 指 導 が 不 十 分 で あ り、教 員 のせ い だ と決 め つ け られ る。附 属 で は 、最 初 に子 ど もた ち が教 わ るの は、 自分 の 学 び や 行 為 に 責任 を持 つ こ とで あ る。学 校 の 中 で 、 自分 が や りた い こ とに 十 分 な 自 由 を与 え る。 積 極 的 に学 習 活 動 に参 加 す るか 、ふ ざ けて 時 間 を無 駄 に す るか 、本 人 の 判 断 に任 せ る。た だ 、あ る程 度 の規 律 や 規 範 を 脱 し、学 力 が 基 本 水 準 に達 して い な い と、 先 生 が 介 入 せ ざる を え な い 。この よ うに 、子 ど もた ち は学 校 生 活 に境 界 線 が あ る こ と を認 識 して い る。附 属 で は、子 ども た ち が さま ざ ま な レベ ル で リー ダー シ ップ を 託 され て い る。 学 級 内 の 連 絡 事 項 伝 達 か ら全 校 の集 会 ま で 、 子 ど も た ち が 主 体 的 にや っ て い る。子 ども た ち に 主 体 性 を与 え る こ とに よ って 、彼 らが 責 任 感 を持 つ と と も に 白尊 心 、 白制 心 を養 う こ とが で き る。同時 に 、子 ど もた ち と先 生 の信 頼 関係 を厚 く築 く こ とで 、彼 らは 、先 生 の 期 待 を裏 切 らな い よ うに 、も っ と 責任 を も っ て行 動 す る こ と につ な が る。 第 二 に は 、板 書 の ア ー トで あ る。板 書 とい う概 念 は、ア ー トで あ り、非 常 に興 味 深 い。板 書 に よ っ て 、先 生 と子 ど もた ち 両方 が 一 目瞭 然 に 本 日の 内 容 や ま とめ を把 握 す る こ とが で き る。板 書 に 書 く内 容 、色 、サ イ ズ 、枠 、書 く場 所 、全 部 がデ ザ イ ン され て い る。シ ン ガ ポ ー ル で は 、ホ ワ イ トボ ー ドが 主 に使 わ れ て い る。大 き な理 由 は 、消 す こ と が 便 利 で あ る。コ ン テ ンツ 中心 の 授 業 で は 、一 面 の 板 書 に 書 き きれ な くて 、消 した ら、ま た 書 くよ うに繰 り返 す 。附 属 で 学 ん だ の は 、 要 点 や 本 質 的 な 要 素 だ け を書 く こ とで あ る。簡 単 に 占え る が 、実 に 高度 な技 が必 要 と され て い る。 い い 板 書 は 、授 業 プ ラ ンの よ うに見 え る。途 中 に 教 室 に入 っ た 見 学 者 だ け で は な く、 集 中 力 が 切 れ て い た こ ど もた ち も板 書 を見 れ ば 、先 に 何 をや って い た か 、今 何 をや って い るか 、前 後 の つ な が りが 分 か る よ うに な る。 これ は 、絶 対 自分 の 授 業 に 取 り込 み た い 。 第 三 に は、授 業 研 究 で あ る。初 め て授 業 研 究 を知 っ た。 授 業研 究 の発 想 、い わ ば 、教 員 た ち がお 互 い の授 業 を見 合 うこ と 白体 は 、簡 単 だ が 、シ ンガ ポー ル で は 、め った にや っ て い ない 。実 施 した 場 合 が あ って も 、評価 す るた め に行 わ れ るの が ほ とん どで あ る。附 属 で は 、授 業 研 究 を頻 繁 に 行 っ て い る。他 校 の教 員 た ち も来 る。一 つ の理 由 と して は 、 目本 の学 校 文 化 や 学校 カ リキ ュ ラ ム が そ れ ぞ れ で あ り、 他 校 か ら学 ぶ こ とが 多 い 。シ ンガ ポ ー ル で は 、学 校 の カ リ キ ュ ラ ムが ほ とん ど標 準 化 され 、同 じ もの で あ る。そ して 、 教 員 の 多 忙 化 が進 ん で い て 、他 人 の 授 業 を 見 る よ り、自分 の 授 業 プ ラ ン を作 りた い と考 え る人 は少 な くな い。 個 人 的 に は 、校 長 先 生 や 同 僚 た ち を誘 っ て 自分 の 授 業 を 見 て も らい た い 。自分 の授 業 力 向 上 の た め に もな るが 、も う一 つ の理 由 は 、こ ど も た ち に 自信 を つ け る こ とで あ る。授 業 参 観 者 が い る と、子 ども た ち は 、普 段 よ り緊 張 した り、内 気 に な っ た りす る。一 方 で 、附 属 の 子 ど も た ち は 、参 観 者 か らの 影 響 が な い よ うに 普 段 通 りに 振 る舞 う。 そ れ な り の 白信 と責任 を持 つ 根 拠 に な る。 第 四 に は 、 リフ レク シ ョン、省 察 で あ る。省 察 は、 自 己 改 善 、成 長 、進 化 、学 び の 強 力 な ツー ル で あ る。附 属 で は 、 日常 的 に省 察 を す る文 化 が あ る。 了 ど も た ち が 一 日の振 り返 りを共 有 して い る。 教 員 た ち も実 践 記 録 に 振 り返 り を書 き 、共 有 して い る。シ ン ガ ポ ー ル で は、省 察 は個 人 の た め の も の と認 識 され て い る。 書 い た も の も 自分 の た め で あ り、他 人 に も見 せ な い。附 属 で は 、お 互 い の省 察 を共 有 す る環 境 が で きて い る。責 任 を も っ て シ ェ ア す るか ら、 誰 も他 人 の 振 り返 りを批 判 しな い。シ ンガ ポー ル で 、省 察 を 共 有 しよ う とす る と、 安 心 で き る 環 境 づ く りが 大 事 で あ る。子 ど もた ち 同+の 信 頼 関係 、先 生 との 信 頼 関係 と関 わ り、慎 重 に 進 め るべ き で あ る。難 しい が 、や る価 値 が あ る。 3)Rさ ん 三 つ の 探 究 の 種 つ 口の種 は 、 外 国語 と して の英 語 カ リキ ュ ラ ム を 学 ぶ こ とで あ る。シ ンガ ポー ル で は 、第 一二言 語 、外 国 語 と し て の 英 語 学 習 者 が 増 え て い る。 自分 は 幼 稚 園 で 英 語 の教 員 だ っ た が 、英 語 話 者 向 け の 国 語 の位 置づ け で 、英 語 の基 礎 が な い 人 に 英 語 を教 え るの は未 経 験 で あ る。従 っ て 、日 本 で は 、外 国語 と して の 英 語 教 授 法 を学 ぶ こ とが で き る。 どの よ うにカ リキ ュ ラ ム を 組 み 、 そ して どの よ うな ア プ ロ ー チ で 実 施 す る か を 明 らか に した い 。 これ を 知 る こ と で 、 シ ンガ ポ ール で の英 語 話 者 で は な い 学 習 者 の 英 語 教 育 に 生 か す こ とが で き る。 二つ 口の 種 は 、どの よ うに 、生 徒 に大 き な プ ロジ ェ ク ト に参 加 させ るか を学 ぶ こ とで あ る。福 井 の 学 校 で は 、生徒 た ち が プ ロジ ェ ク トをや っ て い る。集 団 で 全 校 レベ ル 、学 級 レベ ル の プ ロジ ェ ク トを や る際 に 、 ど の よ うな プ ロセ ス を経 るの か を追 っ てみ た い。将 来 的 に、自分 の学 級 や 学 校 で トラ イ した い 。 三 つ の 種 は 、 生 徒 を マ ネ ジ メ ン トす る多 様 な 方 法 を 学 ぶ こ とで あ る。 どの 国 で も、子 供 た ち は、子 ど も ら しい こ とをす る。か わ い い 時 や 集 中 す る 時 が あれ ば 、ふ ざけ た り、 問題 行 動 を した りす る 時 もあ る。 教 員 が どの よ うにマ ネ ジ メ ン トす れ ば 、 生 徒 を 学 び に 向 か わ せ る こ とが で き る か を知 りた い 。自分 が受 け て き た 教 育 は 、規 範 を逸 脱 した 生 徒 を厳 し く叱 り、教 室 外 に 追 い 出 す 方 法 で あ っ た。しか し、こ の 方 法 は よい 効 果 を 出 さず 、保 護 者 か らの反 対 もあ

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福 井 大 学 大 学 院 福 井 大 学 ・奈 良 女 子 大 学 ・岐 阜 聖 徳 学 園 大 学 連 合 教 職 開 発 研 究 科 り、通 用 しな くな っ た。 口本 の 場 合 、教 員 が どの よ うに、 よ く頑 張 っ た生 徒 を褒 め るか 、ま た 、どの よ うに 、逸 脱 し た 生 徒 に対 応 す るか を知 りた い 。 4)Rさ ん 最 終 の 全 体 省 察 日本 の英 語 授 業 を 参観 して 、 多 く の生 徒 が 英 語学 習 へ の 興 味 ・関 心 を持 っ て い な い よ うに見 え る。中 学 校 の 生 徒 が 「難 しい か ら、英 語 が 好 きで は な い」 と言 っ て い る。一 方 、小 学 校 の児 童 が 「而 白い か ら、英 語 が楽 しい 」と言 う。 英 語 が 好 き で は な い 生 徒 の気 持 ちが 共 感 で き る。 白分 も 中 国 語 を 第 二 言 語 と して 学 ん だ 経 験 が あ り、 学 ぶ 意 味 を 見 つ け な か っ た。今 振 り返 って み れ ば 、新 しい 言 語 を習 得 す る際 に、目標 を持 つ た め興 味 ・関 心 が あ る トピ ック を 見 つ け る こ とが 大 事 だ と思 う。目本 の英 語 教 科 書 は 、テ ー マ ご と に組 み 立 て られ て い る。例 え ば 、 「ロボ ッ ト」 とい う 単 元 にお い て 、ロボ ッ トの 昔 、今 、未 来 を 議論 す る こ とが で き る。ロ ボ ッ トに つ い て 調 べ 学 習 を して 、デ ィベ ー トを す る こ と もで き る。 自分 の感 想 や トピ ッ クに 対 す る 意 見 を 英 語 で み ん な と コ ミ ュ ケー シ ョンす る こ とが で き る。 附 属 の教 員 が 非 常 に 英 語 学 習 に 対 す る生 徒 の 態 度 、 関 心 を 意 識 して い る。そ の た め 、い つ も而 白い トピ ッ ク を考 え て 、生 徒 の興 味 ・関 心 に 応 じて 、英 語 を話 した くな る言 語 活 動 をデ ザ イ ン して い る。 附 属 の教 育 目標 は 、 生 徒 の 探 究 す る コ ミ ュニ テ ィを 作 る こ と で あ る。 この 目標 は 、21世 紀 の学 習 者 に 求 め られ る資 質 ・能 力 が組 み込 ま れ て 、素 晴 ら しい 口標 で あ る。学 び は 、情 報 の吸 収 や 受 験 の た めで は な く、学 び続 け る学 習 者 に な り、VUCA(Vblatility変 動 、Unce丘ainty不 確 実 、 Complexity複 雑 、Ambiguity曖 昧)社 会 に 生 き る力 を身 に 付 け な けれ ば な らな い 。附 属 で は 、独 自な学 年 プ ロ ジ ェ ク ト 「学P」 を行 っ て い る。 中学 校3年 間 を通 して 、一 つ の テ ー マ に つ い て 協 働 探 究 す る。 この よ うな 大 き な プ ロ ジ ェ ク トを組 織 す る こ とは 大 き な挑 戦 とな る。 学Pは 生 徒 中 心 の ア プ ロー チ を と って い る。つ ま り、生 徒 に は コ ミュ ニ テ ィ の メ ンバ ー と して 意 思 決 定 か ら探 究 す る ま で の 主 体性 が 与 え られ て い る。一 つ の合 意形 成 が で き る ま で に 、 三 か.月以 上 か か っ た こ と も あ る。 「なぜ こん な長 い 時 間 を 使 うこ とが許 され る の か?教 科 学 習 の 時 間 を犠 牲 に して い な い か 」 と聞 い た と こ ろ 、 「結 果 だ け を求 め て い な い 。 生 徒 が や っ て い る プ ロセ ス が 大 事 で あ る。 プ ロセ ス の 中 で 、質 問す る力 、マ ネ ジ メ ン ト能 力 、批 判 的 思 考 力 、論 理 的 思 考 、 コ ミュニ ケ ー シ ョン能 力 な ど を発 展 させ て い る 」 との こ とだ っ た。そ して 、生 徒 同士 の絆 が さ らに 強 く な り、 暇か な か つ 有 意 義 な 学 校 生 活 に つ な が る こ とが で き る。 こ の プ ロ ジ ェ ク トの取 り込 み は 、是 非 シ ン ガ ポ ー ル に持 ち帰 りた い 。 教 員 と生 徒 の 良 好 な 関係 づ く りは、学 び の成 功 を 導 く。 い く ら よい 内 容 、教 授 法 で あ っ て も、生 徒 との よ い 関係 が で き な い 限 り、機 能 しな い。 白分 の 経 験 か ら見 る と、生徒 の 生 活 や 感 情 を 理 解 す る こ と が大 切 で あ る。 彼 らが 心 を 開 い て くれ る 関係 づ く りが彼 らの興 味 関 心 、 ニ ー ズ を理 解 す る 前 提 とな る。あ る教 員 の授 業 を参 観 し、生 徒 とのや り取 りが 見 事 で感 銘 を受 け た 。 授 業 中 に三 つ の 方 策 が使 われ て い た 。① 活 動 中 の全 員 が 話 を 聞 い て ほ しい 時 、先 生 が 「class」を言 うと、 生 徒 が 「yes」と答 え て 、 静 か に な っ た。② 発 言 者 が 川 な くて 、グ ル ー プ の 代 表 を選 ぶ 時 に 、 「7を数 え る 」ゲ ー マ を使 っ て、人 選 び を した。③ じゃ ん け ん ゲ ー ム で グル ー プ活 動 の 順 番 を決 め て い た 。 反 抗 期 の14歳 の 中学 生 が 、よ く先 生 の 指 示 に 従 って 反 応 した理 由 は 、先 生 との よい 信 頼 関係 が で き て い る と考 え る。教 員 が笑 顔 で 生 徒 の 話 を 聞 い て い た 姿 が 、 生 徒 に対 す る愛 情 が浴 れ て い た 。シ ンガ ポ ール に も、この よ うな教 員 が い る が 、経 験 年 数 を重 ね る と、だ ん だ ん 生 徒 へ の 愛 情 や 笑 顔 が な くな る。 これ か ら、 自分 は 、教 員 の仕 事 を選 ぶ 以 上 、生 徒 へ の 愛 情 を注 ぎ続 け る よ うに 心 掛 け る。 教 員 と生 徒 の よい 関係 づ く りの大 事 さ を深 く考 え させ られ た 一二つ の エ ピ ソー ドを紹 介 す る。 小 学 校2年 生 の担 任 が 、新 しい 学 級 に入 っ て2か 刀経 っ て い た 。授 業 中 、自 分 の誤 りに 気 づ き、 「ごめ ん 、先 生 間違 っ た 」 と子 ど もに 告 げ た。この よ うに 、子 ど もた ち も間 違 って も大 丈 夫 とい う安 心 感 を持 つ 環 境 が作 られ て い る。 教 員 と生 徒 の 強 い 信 頼 関 係 が で き て い な い と、 こ ん な 安 心 感 が得 られ な い で あ ろ う。 中学 校1年 生 の英 語 の 先 生 の 所 に 、一 人 の 生 徒 が授 業 開始 前 に や っ て き た 。 「宿 題 を持 っ て き て な い 」 と 占っ た。宿 題 は発 表 の原 稿 で あ る。シ ンガ ポー ル の場 合 、 先 生 が 生 徒 を廊 ドに立 たせ る。 しか し、 この 先 生 は 、 「わ か っ た。口頭 でや りま し ょ う。貴方 な らで き る。頑 張 って 」 と応 え た。先 生 は、生 徒 を批 判 せ ず 、次 の 授 業 に どの よ う に参 加 させ た らよい か を考 え た。ま さに こ の生 徒 が 、プ レ ゼ ン で 一番 頑 張 って い た。授 業 後 、先 生 に聞 い て み た。「実 は 、期 待 に 外 れ た 行 動 に対 して 、自分 の 気 持 ち を生 徒 に伝 え て も よい と思 う」と言 っ て 、一 つ の 例 を語 っ て くれ た。 あ る 口、授 業 の最 後 に 先 生 は 、 こ う言 った 。 「今 口は うる さか っ た。集 中 して 学 び た い 人 が い るの に、少 人 数 の 人 が 雑 談 して い た。 よ くな い と思 う。 周 りの 人 を 考 えて ほ し い」。 この よ うに、 先 生 が 自分 の感 情 を 開示 して 、 生徒 へ の期 待 を 述 べ た 。同様 に 、生徒 も先 生 が や って ほ しい こ と や 先 生 へ の期 待 が あ る。 彼 ら の声 も し っ か り聴 くべ き だ

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と考 え る。 訪 問 した 複 数 の 学校 が 、そ れ ぞ れ 独 自性 が あ るが 、共 通 して い る の が 、 省 察 す る文 化 が 学 習 環 境 に 根 ざ して い る こ とで あ る。附 属 で は 、生 徒 の 理 解 度 、能 力 、興 味 関心 を 把 握 す るた め 、毎 目の よ うに省 察 を行 っ て い る。授 業 の最 後 の5分 間 は 、 生徒 が 振 り返 りを書 く時 間 で あ る。 教 員 か らの 評 価 で は な く、自分 の 学 び を 自己評 価 す る。授 業 の 内 容 に留 ま らず 、どの よ うに学 ん だ か 、どの よ うに感 じた か 、この 授 業 は ど うだ っ た か 、先 生 が何 をす れ ば 授 業 が よ くな るか 、を書 く。 この よ うに、生 徒 が表 面 的 な 振 り返 り で は な く、 白分 の学 び にイ ンパ ク トを 与 えた こ とを書 く。 生 徒 の 振 り返 りか ら、先 生 が 学 び の 実 態 か ら、次 の 授 業 の ヒ ン ト、アイ デ ア を得 る こ と が で き る。そ して 、教 員 に よ る振 り返 りも 単元 ご と、学 期 ご と、年 間 ご と、ロ ン グ ・ス パ ンで 行 い 、カ リキ ュ ラム に反 映 させ る こ とが で き る。こ の よ うな多 層 、多 重 な 振 り返 りをや っ て み た い。シ ンガ ポ ー ル で は、生 徒 が振 り返 りをす る習 慣 や 文 化 が な い 。教 員 の 指 導 案 に振 り返 りの コー ナ が 指 定 され て い るが 、 「何 を 学 ん だ か 、何 を 学 び た い か 、 うま くい っ た か 」とい っ た決 ま った 質 問 に 留 ま っ て い る。 生 徒 の 学 び に つ い て言 及 し て い な い 。振 り返 り、省 察 す る大 切 さを よ く実感 して い る。 白分 の ク ラ ス に省 察 す る文 化 を作 りた い。 5)Kさ ん 、Rさ ん に 共 通 す る 省 察 シ ンガ ポ ー ル の 二 人 は 、 週 ご と に書 い た省 察 的 実 践 記 録 が5本 ず つ あ る。 実 際 の 教 育実 習 の様 子 と合 わ せ て、 彼 らの学 び の 姿 や 意 識 の 変 容 を 対 象 に した 考 察 は 、別 稿 に 譲 る こ とにす る。こ こ で は 、個 人 の教 育経 験 、専 門分 野 、 校 種 、 実 習 の 問題 意 識 が 違 うに も 関 わ らず 、福 井 で5週 間 の 国 際教 育 実 習 を 経 て 二 人 に 共 通 して い た 省 察 を 考 察 す る。 一 つ は、学 習 者 の 主 体 的 な協 働 探 究 コ ミ ュニ テ ィ と並 行 して 、教 員 に よ る 協働 探 究 コ ミ ュ ニテ ィが 存 在 す る こ と に気 づ い た こ とで あ る。 学 習者 の 主 体 的 な 協 働 探 究 コ ミ ュニ テ ィ は 、学 年 プ ロジ ェ ク トだ け で は な く、普 段 の授 業 に も機 能 して い る。そ の 前 提 と して 、教 員 と生 徒 の 問で お 々二い に 強 い 信 頼 関係 が 築 かれ な い と、 生 徒 の 主 体 性 を 発 揮 す る こ とは難 しい。 シ ン ガ ポ ール の 実 情 を考 え る と、 生 徒 に任 せ る 自由 と、 学 力 を保 障 す る た め の 教 員 に よ る 介 人 のバ ラ ン ス を と るの が大 事 な ポ イ ン トとな る。 教 員 に よ る 協働 探 究 コ ミュ ニ テ ィ は 、 お 互 い の 授 業 を 目常 的 に 見 合 う学校 内 の 教員 同 士 だ け で は な く、 事 前 指 導 案 検 討 会 や 事 後 授 業 研 究 協 議 会 に も参加 す る 大 学 や 地 域 の 学 校 の 教 員 た ち が含 ま れ て い る。学 校 に は 、同 時 に 生 徒 に よ る 協働 探 究 コ ミ ュ ニテ ィ とそ れ を支 え る教 員 に よ る協 働 探 究 コ ミュ ニ テ ィ が存 在 して い る。 も う一 つ 共 通 す るの は 、 日々 の 学 校 生 活 に根 ざ した 振 り返 りを実 践 す る文 化 に気 づ い た こ と で あ る 。 振 り返 り は 、シ ンガ ポ ー ル で も行 われ て い る。た だ 、プ ライ ベ ー ト な振 り返 り とい う認 識 が 強 くて 、他 人 に共 有 す る こ とは あ ま りな い 。附 属 義 務 学 校 で 見 られ た 振 り返 りは 、生徒 の 振 り返 りだ けで は な く、教 員 に よ る振 り返 りも あ る。生徒 に よ る振 り返 りは 、 授 業 中 に ワー ク シー トに 書 か れ た も の も あ れ ば 、修 学 旅 行 後 に全 員 で 話 し合 う場 合 もあ る。教 員 に よ る振 り返 りは、蓄 積 され て きた 単元 、学 期 、年 間 を ま た が る授 業 実 践 記 録 を 読 み 解 く と同 時 に 、 自分 自身 の 授 業 実 践 を省 察 し記 録 す る。 シ ン ガ ポ ー ル で協 働 的 な振 り返 り文 化 を広 げ て い くに は 、 本 音 を安 心 して 共 有 で き る環 境 を整 え る こ とが大 切 で あ る。 皿.今 後 に 向 けて 1受 け 入 れ 体 制 を 明確 に す る 前 述 した よ うに、 シ ン ガ ポ ールNIEで 教 育 実 習 を支 え る体 制 と して は 、学 校 担 当者 、メ ン ター 教 員 と大 学 担 当者 の3者 が 関 わ る。 これ は 、福 井 大 学 教 職 大 学 院 の 長期 イ ン タ ー ンシ ップ を支 え る体 制 と同 じで あ る。た だ 、今 回 国 際 教 育 実 習 生 を受 け入 れ る体 制 は 、明 確 で は な か っ た。大 学 担 当者 は 、事 前 に決 め られ た が 、学 校 担 当者 や メ ン ター 教 員 は最 初 か ら決 ま らな か っ た。 シ ンガ ポー ルNlEに 提 出す る国 際 教 育 実 習 の 評価 表 は 、 そ れ ぞ れ の担 当者 が書 く もの で あ り、 最 後 に な っ て 急 い で 関係 者 教 員 に 頼 む の で は な く、最 初 か ら決 め る 必 要 が あ る。実 習 校 の 多 くの教 員 は 、 シ ン ガ ポ ー ル か ら留 学 生 が来 る と い う認 識 が あ っ た が 、国 際 教 育 実 習 につ い て 知 らな か っ た 。今 後 に 向 け て 、 実 習 校 にお い て 、 担 当者 だ け で は な く、 学 校 全 体 で 情 報 と理 解 を共 有 す る こ とが 前 提 と な る 必 要 が あ る 。 大 学 側 が 、 学 校 側 と国 際 教 育 実 習 の 意 図及 び 実 施 の仕 方 を十 分 に議 論 し、 共 有 認 識 を得 る こ とが 求 め られ る。 国 際教 育 実 習 は、本 来 で あ れ ば 、長 期 イ ン ター ン シ ップ のや り方 と同 じ発 想 で 、 実 習 生 が教 師 の 仕 事 の 総 体 を経 験 し、 メ ン タ ー 教 員 の支 援 を得 な が ら 自 ら専 門 的 な 学 び を行 っ て い くべ きで あ る。今 回 は 、国 際 教 育 実 習 生 に対 し て 、 口本 語 が 分 か らな い こ と を配 慮 した 取 り組 み を行 っ た。 そ れ は、 毎 日学 校 で の 授 業 参 観 時 に授 業 の 内 容 や 教 員 ・生 徒 のや りと りを通 訳 す る大 学 の ス タ ッフ を配 置 す る こ とで あ る。また 、国 際教 育 実 習 生 は、直 接 に メ ンタ ー

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福 井大学大学院 福 井大学 ・奈良女子大学 ・岐阜聖徳学園大学 連合教 職開発研 究科 教 員 と コ ミュ ケ ー シ ョ ン を 自由 に と る機 会 が 少 な く、 常 に 大 学 の ス タ ッ フ を介 して 学 校 との や り取 りを して い た。 この よ うに 、 大 学 の担 当 者 が ず っ とそ ば に い る こ とで こ とば の サ ポ ー トをす る こ とが で き るが 、 国 際 教 育 実 習 生 の エ ー ジ ェ ン シー を発 揮 す る環 境 に な っ て い な い こ とが 懸 念 され る。 OECD(2018)が 提 案 した 「2030年 に 向 け た 学 習 枠 組 み 」に は 、学 習 者 の エ ー ジ ェ ン シー を発 揮 す る こ とに よっ て 、 複 雑 で 不 確 か な 世 界 を歩 ん で い く力 を 身 に 付 け る と 示 され て い る。 シ ンガ ポ ー ルNIEで の教 育 実 習 の 手 引 き に よ る と、 大 学2年 次 の 教 育 実 習 にお け る授 業 実 践 に関 して 、大 学 教 員 が 基 本 的 に 関 わ らな い と規 定 され て い る。 そ の 理 由 は、 シ ン ガ ポ ー ルNIE教 員 養 成 の 目標 に あ る と 考 え られ る。教 職 専 門性 と共 に、自立 的 に 問題 を解 決 す る、 同 僚 と協 働 す る、 専 門職 の 価 値 観 や 態 度 を養 う とい っ た ソ フ ト ・ス キ ル を育 て る こ とが 目標 の 一 つ とな って い る。 留 学 生 た ち を取 り出 し、 個 別 に 講 義 をす る こ とは親 切 な 面 が あ る が 、現 地 の 大 学(院)生 や 教 員 との 交流 機 会 を 奪 っ て は い け な い。 今 年3月 に 行 わ れ た教 員 研 修 留 学 生 の 送 別 会 で 「日本 の教 育 につ い て の 知 識 は 留 学 生 か ら教 え て も らった 」 とい っ た発 言 が あ った 。詳 し く聞 く と、本 人 が1年 半 の 問 に 日本 人 の 教 員 や 学 生 との交 流 が極 めて 少 な か った とい っ た。私 は 、以 前 か らこ の 問題 に気 付 い た が 、 今 回 は 問題 の深 刻 さ を再確 認 した。 去 年 の 一 年 間 、留 学 生 と 日本 人 の教 員 や 大 学(院)生 の 交 流機 会 を多 く設 け るた め、私 は 、自主 参 加 型 の 協働 活 動 を 呼 び 掛 けた 。例 え ば 、シ ンガ ポ ー ル か らの 国 際教 育 実 習 生2人 と大 学 院 生 が お 互 い の 国 の 教 育 制 度 や 学校 体 験 を 話 し合 う交 流 会 、留 学 生 と 日本 人 の大 学(院)生 が チ ー ム を 組 ん で 、 附 属 幼 稚 園 の 園 児 た ち と母 国 の伝 統 的 な ゲ ー ム を 遊 ぶ 活 動 、附 属 以外 の 学 校 の 公 開 研 究 会 へ の 参加 、日 本 人 の 現 職 教 員 を イ ン タ ビ ュ ーす る会 な どを 計 画 して い た 。だ が 、こ ち らの活 動 は 、個 人 の 呼 び か けに 留 ま り、全 員 の 意 識 共 有 に は及 ば な か っ た 。留 学 生 が 現 地 の 大 学(院) 生 や 教 員 との 協 働 学 習 を 行 うこ と を支 え る イ ン クル ー シ ブ 国 際 教 育 実 習 の ア プ ロー チ を検 討 す る価 値 が あ る。 こ とば の 壁 、文 化 の 違 い 、教 育経 験 の 差 、不 十 分 な生 徒 理 解 とい っ た様 々 なチ ャ レ ン ジ に直 面す る 国 際教 育 実 習 こ そ 、 エ ー ジ ェ ンシ ー を発 揮 す る環 境 を提 供す る こ とが で き る。 そ して 、 臨機 応 変 に対 応 す る力 を培 う土 壌 を整 え る こ と が で き る。 図2:福 井 大 学DPDTで 形 成 され て い る 学 び の 国際 コ ミュ ニ テ ィ と一 遡 図2に 示 す よ うに、 シ ン ガ ポ ー ル か らの 教 育 実 習 生 と 同 時 に 、福 井 大 学 教 職 大 学 院 の正 規 課 程 留 学 生 、米 国 オハ イ オ 州 フ ィ ン ドレー 大 学 か らの 教 育 実 習 生 、 教 員 研 修 留 学 生 ら も、学 び の サ イ クル を経 験 して い る。米 国 フ ィ ン ド レー 大 学 か らの 教 育 実 習 生 は 、 教 育 学 部 にお け る交 換 留 学 の一 環 と して 福 井 で3週 間 の教 育 実 習 を行 う。 教 員 研 修 留 学 生 は 、 母 国 で5年 以 上 の 教 学 経 験 を持 つ 現 職 教 員 で あ り、 日本 の 大学 で18か 月 間 の期 間 中 に学 ん だ こ とを 母 国 に持 ち 帰 り、活 用 す る。こ の よ うに 、多 様 性 が 富 む 国 際 的 な コ ミュ ニ テ ィ が形 成 され て い る。 異 な る 文 化 や 背 景 を持 つ メ ンバ ー た ち を 交 え た グル ー プ は 日本 の 学 校 で 授 業 参 観 し、振 り返 りを共 有 し、学 び の 国 際 コ ミュ ニテ ィ が形 成 され て い る。 一 方 で 国 際 教 育 実 習 生 を サ ポ ー トす る視 点 か ら見 る と、 日本 の 学 校 教 育 の 現 状 を よ く理 解 し、 現 場 経 験 や 実 務 経 験 が あ る 実 務 家 教 員 と協 働 チ ー ム を組 む 体 制 が 望 ま しい 。そ うす る こ とで 、国 際 教 育 実 習 生 の授 業 づ く りを支 援 す る こ とが で き る だ け で は な く、 実 務 や 現 場 に 関 わ る正 確 な情 報 を直 接 伝 え る こ とが で き る。 2.国 際 教 育 実 習 カ リ キ ュ ラ ム を く り あ げ る 国 際教 育 実 習 カ リキ ュ ラ ム を く りあ げ る に は、 「個 」 の ニ ー ズ に 合 う内 容 を取 り込 む 必 要 が あ る。 「個 」 の ニ ー ズ は 二 つ の 意 味 が あ る。 一 つ は 、 シ ンガ ポー ル とい う 個 別 の 国 で 求 め られ る大 学2年 生 の 教 育 実 習 の ニ ー ズ で あ る。ME大 学2年 生 を対 象 に した 実 習 は 、 国 内 教 育 実 習 と国 際 教 育 実 習 の 中 か ら、一 つ を 選 ば な けれ ば な らな い。 つ ま り、 国 内 外 を 問 わず 、教 員 養 成 課 程 と して 同 じ よ うに位 置 づ け られ て い る。 した が っ て 、 国 際 教 育 実 習 は 、 国 内 で行 わ れ る教 育 実 習 に 準 じ る内 容 が 求 め られ る。 国 内 教 育 実 習 は、 実 習 校 の メ ン ター 教 員 を シ ャ ドー イ ン グす るの が メイ ン で あ る。2019年1月 に シ ン ガ ポ ー ルNIEで 行 っ た フ ォ ロー ア ップ の 聞 き取 り調 査 で は 、 NIE教 員 実 習 担 当者 は 、 教 員 を シ ャ ドー イ ン グす る の が

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望 ま しい と提 案 した。 大 学 院 生 の授 業 を 見 学 す る こ と、 学 校 の 公 開授 業 研 究 会 に参加 す る こ とは 、 い い 経 験 に な るが 、 授 業 研 究 の 文化 が 普 及 して い な い シ ンガ ポ ー ル の 学 部2年 生 に適 して い るか な ど意 見 交 流 が行 わ れ た 。 も う一 つ は 、Kさ ん 、Rさ ん の 個 人 の ニ ー ズ で あ る。 彼 らの プ ロ フ ィ ール で 紹 介 した よ うに 、 一二人 は 、 教 育 背 景 、 校 種 、 専 門 、 キ ャ リア につ い て の抱 負 、 日本 で の 教 育 実 習 に対 す る興 味 関 心 が 異 な る が 、 ほ ぼ 同 じプ ロ グ ラ ム を経 験 した。 か らの リクエ ス トも あ り、 二 人 は 、 ネ イ テ ィブ ・ス ピー カ ー のALTと して 、英 語 の授 業 に多 く 参加 した 。Kさ ん は 、 専 門 で あ る高 校 地 理 の授 業 実 践 が で き な か っ た が 、 中 学 校 の 英 語 科 の授 業 で シ ンガ ポ ー ル の 地 理 に 関 わ る 内容 を紹 介 した 。 確 か に英 語 で 本 格 的 な 地 理 の 授 業 をす る場 合 、 子 ど も た ち が どの 程度 理 解 で き るか が 不 安 で あ るが 、授 業 内 容 を 工夫 して 挑 戦 して み る 価 値 が あ る。 シ ンガ ポー ル 国 際 教 育 実 習 生 の省 察 か ら、 二人 の 福 井 で の 学 び が 有 意 義 で あ る こ とが 明 らか に な っ た。 この 国 際 教 育 実 習 プ ログ ラム を評価 す べ き で あ る。 今 後 に 向 け て 、 受 け入 れ 体 制 や 彼 らの ニ ー ズ に合 うよ うな 内 容 を視 野 に 入 れ な が ら、 この プ ロ グ ラ ム を く りあ げ て い く。 Shulman,LS.(1987).Knowledgeasteaching:Foundationsofthe newre釦 ㎜.肋 押o雇 肋 ω'loηα1R顔 θ駕57,1-22.

Smith,K.&Lev-Ari,L(2005).Theplaceofthepracticuminpre-serviceteachereducation:ThevoiceofthesUldents.ノi5'α 一.m6グ2c しノ∂z〃〃α19プ7とαc乃εア1∫とノレcα1'o陥33,3,289-302.

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perceptions..ノb〃 置刀α1(2ズEと勧(3α"o〃ノわπ1をα6乃'〃9,361,57-73. 中 山 博 夫(2017).「 グ ロ ー バ ル 時 代 に 対 応 し た 教 師 の 資 質 能 力 に 関 す る 一 考 察 」 『日 白 大 学 人 文 学 研 究 』(13),pp45-59. 出 中 光 晴(2014).「 教 員 養 成 課 程 の グ ロ ー バ ル 化 に 関 す る 動 向 」 『東 北 大 学 大 学 院 教 育 学 研 究 科 研 究 年 報 』 第63集 第1 号pp245-261. 謝辞 国際教育実習 の実施 にご協力 くだ さった福 井大学附属 義務学校、附属幼稚 園、附属特別支援 学校 の諸 先生及び 生徒の皆様 に心 よ り感 謝 を申 し上 げます。 [参 考 文 献] Lim,KM(2014).TeacherEducation&TeachingPro色ssionin Singapore.PaperpresentedattheIntemationalCon色renceon theTeachingProfbssioninASEAN,Bangkok,Thailand. NIE(2010).ATbacherEducationModelfbrthe21stCentury h杖Ps://www.nie.edu.s2!docs/default-source/te21docs/te21executive-sulnlnarl4052010-一 一 update己pdf?sf▽rsn=2(accessedonllApril2019). NIE(2018).Practic㎜Guidebook. h杖ps://www.nie.edu.s2!docs/default-source/tdPracticum!practicum/templates一 downloads/2018/racticumhandbook2018.df?sfヤrsn=2 (accessedonllApril2019).

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参照

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