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ビッグデータと会計研究

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Academic year: 2021

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(1)ビッグデータと金融の未来. ビッグデータと会計研究 村 宮 克 彦 竹 原 均 目 1.はじめに 2.ビッグデータを用いた会計研究 3.リサーチデザインとサンプル. 次 4.分析結果 5.今後の展望. ビッグデータと呼ぶに値するティックデータが利用できるようになり、会計研究では分析単位が日次から分や 秒単位へと短くなり、観察対象も株価や出来高から流動性や情報の非対称性尺度へと拡張され、一段と研究の裾 野が広がった。本稿では、ティックデータを用いた会計研究を概観するとともに、そのデータを実際に利用して、 業績予想修正の開示というイベントに対する市場反応を5分単位で分析した結果を報告する。. り合いが調査されるようになり、資本市場ベース. 1.はじめに. の会計研究の歴史が幕を開けた(Ball and Brown. 1961年、シカゴ大学に証券価格研究センター. [2013])。 代 表 的 な 研 究 は、Ball and Brown. (CRSP)が創立され、その3年後、世界で初め. [1968]とBeaver[1968]である。前者は会計. てマシンリーダブルな株価ファイルが完成した。. 利益と株式リターンとの間に相関関係があること. それに端を発し、当時シカゴ大学に所属していた. を月次データで示し、後者は会計利益が公表され. 教員や大学院生を中心に、株価と会計情報の関わ. たことが原因となり、出来高が増加し、リターン. 村宮 克彦(むらみや かつひこ) 大阪大学大学院経済学研究科准教授。2007年神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期 課程修了。神戸大学経済経営研究所講師、大阪大学大学院経済学研究科講師を経て15年 4月より現職。博士(経営学、神戸大学)。主な著作に「経営者が公表する予想利益の精 度と資本コスト」(証券アナリストジャーナル、05年)がある。 竹原 均(たけはら ひとし) 早稲田大学大学院経営管理研究科教授。1989年筑波大学博士課程社会工学研究科単位取 得退学、同年4月㈱エムティービーインベストメントテクノロジー研究所(現・三菱UFJ トラスト投資工学研究所)入社。93年博士(経営工学、筑波大学)。筑波大学社会工学系 助教授、早稲田大学ファイナンス研究科教授を経て16年4月より現職。主な著書にReform and Price Discovery at the Tokyo Stock Exchange from 1990 to 2012(Palgrave Macmillan、15 年、共著)がある。. ©日本証券アナリスト協会 2018. 25.

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