- 1 -
概 要
「科学技術指標」は、我が国の科学技術活動を客観的・定量的データに基づき、体系的に把握するた めの基礎資料であり、科学技術活動を「研究開発費」、「研究開発人材」、「高等教育と科学技術人材」、
「研究開発のアウトプット」、「科学技術とイノベーション」の 5 つのカテゴリーに分類し、約 180 の指標で我 が国の状況を表している。今版では、コラムに掲載したものも含めて、約 20 の指標について、新規に掲 載又は可視化方法の工夫を行った。本概要では「科学技術指標 2019」において、注目すべき指標を紹 介する。
1.研究開発費から見る日本と主要国の状況
(1) 日本の研究開発費総額は、米国、中国に続く規模であり、2017 年では 19.1 兆円(OECD 推計 では 17.5 兆円)である。
2017 年の日本の研究開発費総額(名目額)は、19.1 兆円(OECD 推計では 17.5 兆円)であり、対前年 比は 3.4%増(日本(OECD 推計):3.6%増)である。米国は世界第 1 位の規模を保っている。2017 年では 55.6 兆円であり、対前年比は 5.0%増である。中国は 2017 年では 50.8 兆円、対前年比は 9.7%増であ り、米国に迫る勢いである。
日本の研究開発費の対前年比を部門別で見ると、「公的機関」では 7.2%、「企業」では 3.6%、「大学」
では 1.0%(OECD 推計による大学も同じ)の増加率である。
【概要図表 1】 主要国の研究開発費総額の推移:名目額(OECD 購買力平価換算)
参照:科学技術指標 2019 図表 1-1-1 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60
1981 84 87 90 93 96 99 02 05 08 11 14 2017 研
究 開 発 費( 名 目 額)
年 日本
日本(OECD推計) 米国
ドイツ フランス 英国 中国 韓国 EU-15 EU-28
兆円 国際比較
注意
- 1 - - 1 -
- 2 -
(2)部門別で見ると、いずれの主要国でも「企業」が多くを占めている。
部門別では、いずれの主要国でも「企業」の研究開発費が最も多い。この傾向は韓国、日本(OECD 推計)、中国で顕著である。欧州主要国では比較的、「企業」とそれ以外の部門での差異が少ない。
【概要図表 2】 主要国における部門別の研究開発費:名目額(OECD 購買力平価換算)
参照:科学技術指標 2019 図表 1-1-6
(3) 部門別研究開発費の伸びは各国により異なる。アジアでは「企業」部門での伸びが大きいが、
欧米では、「大学」、「非営利団体」部門の伸びが大きい。また、主要国間を比較するといずれ の部門でも中国の伸びが最も著しく、韓国がそれに続く。
2000 年を 1 とした部門別研究開発費の 2017 年の指数を見ると、「企業」部門が最も伸びている国は、
日本、日本(OECD 推計)、中国、韓国である。「大学」部門が最も伸びている国は、米国、ドイツである。
フランス、英国でも「大学」部門は伸びているが、「非営利団体」部門がさらに上回っている。ただし、「非 営利団体」部門の規模はいずれの国でも小さい。また、主要国間を比較すると、いずれの部門でも中国 の伸びが最も著しく、韓国がそれに続く。
【概要図表 3】 主要国における部門別の研究開発費:2000 年を 1 とした 2017 年の指数
注:ドイツの公的機関は非営利団体を含む。
参照:科学技術指標 2019 図表 1-1-6
名目額 実質額
企業 大学 公的機関 非営利団
体 企業 大学 公的機関 非営利団
体
日本 1.3 1.1 0.9 0.3 1.4 1.3 1.0 0.4
日本(OECD推計) 1.3 0.9 0.9 0.3 1.4 1.0 1.0 0.4
米国 2.0 2.4 1.8 2.3 1.4 1.7 1.3 1.7
ドイツ 1.9 2.1 1.9 - 1.5 1.7 1.6 -
フランス 1.7 1.8 1.2 1.9 1.3 1.4 0.9 1.5
英国 2.0 2.2 1.0 2.3 1.4 1.6 0.7 1.7
中国 25.4 16.5 9.5 - 14.0 9.1 5.2 -
韓国 6.1 4.3 4.6 5.9 4.2 3.0 3.2 4.1
- 3 -
(4) 米国の企業では、製造業、非製造業共に研究開発費が拡大している。日本、ドイツ、韓国の 企業では、製造業が多く、非製造業は少ない傾向にある。フランス、英国の企業では、他国と 比べて非製造業の重みが大きい傾向にある。
最新年の企業部門の研究開発費を産業分類別で見ると、米国は「情報通信業」、日本、ドイツは「輸 送用機器製造業」、フランス、英国は「専門・科学・技術サービス業」、韓国は「コンピュータ、電子・光学 製品製造業」が大きな規模を持っている。
【概要図表 4】 主要国における企業部門の産業分類別研究開発費
参照:科学技術指標 2019 図表 1-3-6
(5) 日本や米国では大規模企業に政府からの支援が集中しているが、韓国やドイツでは中小規 模企業への支援も一定の重みを持っている。
企業の研究開発に対する政府からの直接的支援を従業員規模別で見ると、従業員数 500 人以上の 企業の割合が 80%以上を占めているのは日本、米国である。これに対して従業員数 49 人以下の企業 の割合が大きいのは韓国(38.9%)、ドイツ(21.8%)である。
【概要図表 5】 主要国における政府から企業への直接的支援(企業の従業員規模別)
参照:科学技術指標 2019 図表 1-3-10
5.8
8.9
0.8 3.0
2.2
1.2 0.9
5.6 6.6
7.1
7.9 5.9
5.3
15 10 5 0 5 10 15 20 25 30
08 10 12 14 16 米国 兆円
年 製
造 業
非 製 造 業
0.6 0.6 0.3 0.3 0.3 0.5 0.4 0.5 0.2 0.3
0.9 0.9
0.3 0.9 0.9 1.0 1.0 1.1
0.8 0.8 0.5 0.5
1.3 1.4
0.5 0.6
3.8
2.6
0.9 1.0
0.4 0.5
1.9
3.1 2.9
3.6
2.5
3.2
0.7 0.7
0.3 0.7
0.6
0.9
6 4 2 0 2 4 6 8 10 12
08 10 12 14 16 08 10 12 14 16 08 10 12 14 16 08 10 12 14 16 08 10 12 14 16
日本 ドイツ フランス 英国 韓国
兆円
年 その他の製造業 輸送用機器製造業 電子機器製造業
コンピュータ、電子・光学製品製造業 医薬品等製造業
化学製品等製造業 その他の非製造業 その他のサービス業 専門・科学・技術サービス業 金融・保険業 情報通信業
企業の研究開発費に
占める政府負担割合 1% 6% 3% 8% 8% 5%
金額 0.1兆円 2.5兆円 0.3兆円 0.3兆円 0.3兆円 0.3兆円
4.7 6.5
21.8 16.2 13.4
38.9
4.1 5.4
21.7
8.6 9.5
22.4
3.5 1.9
6.6
5.5 5.3
5.7
87.8 85.5
49.9
69.8 71.7
33.0
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
2017 2016 2015 2013 2016 2017
日本 米国 ドイツ フランス 英国 韓国
500人以上 250~499人 50~249人 49人以下
要
- 3 - - 2 -
shihyo2019.indd 2 2019/07/24 9:59:02
- 2 -
(2)部門別で見ると、いずれの主要国でも「企業」が多くを占めている。
部門別では、いずれの主要国でも「企業」の研究開発費が最も多い。この傾向は韓国、日本(OECD 推計)、中国で顕著である。欧州主要国では比較的、「企業」とそれ以外の部門での差異が少ない。
【概要図表 2】 主要国における部門別の研究開発費:名目額(OECD 購買力平価換算)
参照:科学技術指標 2019 図表 1-1-6
(3) 部門別研究開発費の伸びは各国により異なる。アジアでは「企業」部門での伸びが大きいが、
欧米では、「大学」、「非営利団体」部門の伸びが大きい。また、主要国間を比較するといずれ の部門でも中国の伸びが最も著しく、韓国がそれに続く。
2000 年を 1 とした部門別研究開発費の 2017 年の指数を見ると、「企業」部門が最も伸びている国は、
日本、日本(OECD 推計)、中国、韓国である。「大学」部門が最も伸びている国は、米国、ドイツである。
フランス、英国でも「大学」部門は伸びているが、「非営利団体」部門がさらに上回っている。ただし、「非 営利団体」部門の規模はいずれの国でも小さい。また、主要国間を比較すると、いずれの部門でも中国 の伸びが最も著しく、韓国がそれに続く。
【概要図表 3】 主要国における部門別の研究開発費:2000 年を 1 とした 2017 年の指数
注:ドイツの公的機関は非営利団体を含む。
参照:科学技術指標 2019 図表 1-1-6
名目額 実質額
企業 大学 公的機関 非営利団
体 企業 大学 公的機関 非営利団
体
日本 1.3 1.1 0.9 0.3 1.4 1.3 1.0 0.4
日本(OECD推計) 1.3 0.9 0.9 0.3 1.4 1.0 1.0 0.4
米国 2.0 2.4 1.8 2.3 1.4 1.7 1.3 1.7
ドイツ 1.9 2.1 1.9 - 1.5 1.7 1.6 -
フランス 1.7 1.8 1.2 1.9 1.3 1.4 0.9 1.5
英国 2.0 2.2 1.0 2.3 1.4 1.6 0.7 1.7
中国 25.4 16.5 9.5 - 14.0 9.1 5.2 -
韓国 6.1 4.3 4.6 5.9 4.2 3.0 3.2 4.1
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(4) 米国の企業では、製造業、非製造業共に研究開発費が拡大している。日本、ドイツ、韓国の 企業では、製造業が多く、非製造業は少ない傾向にある。フランス、英国の企業では、他国と 比べて非製造業の重みが大きい傾向にある。
最新年の企業部門の研究開発費を産業分類別で見ると、米国は「情報通信業」、日本、ドイツは「輸 送用機器製造業」、フランス、英国は「専門・科学・技術サービス業」、韓国は「コンピュータ、電子・光学 製品製造業」が大きな規模を持っている。
【概要図表 4】 主要国における企業部門の産業分類別研究開発費
参照:科学技術指標 2019 図表 1-3-6
(5) 日本や米国では大規模企業に政府からの支援が集中しているが、韓国やドイツでは中小規 模企業への支援も一定の重みを持っている。
企業の研究開発に対する政府からの直接的支援を従業員規模別で見ると、従業員数 500 人以上の 企業の割合が 80%以上を占めているのは日本、米国である。これに対して従業員数 49 人以下の企業 の割合が大きいのは韓国(38.9%)、ドイツ(21.8%)である。
【概要図表 5】 主要国における政府から企業への直接的支援(企業の従業員規模別)
参照:科学技術指標 2019 図表 1-3-10
5.8
8.9
0.8 3.0
2.2
1.2 0.9
5.6 6.6
7.1
7.9 5.9
5.3
15 10 5 0 5 10 15 20 25 30
08 10 12 14 16 米国 兆円
年 製
造 業
非 製 造 業
0.6 0.6 0.3 0.3 0.3 0.5 0.4 0.5 0.2 0.3
0.9 0.9
0.3 0.9 0.9 1.0 1.0 1.1
0.8 0.8 0.5 0.5
1.3 1.4
0.5 0.6
3.8
2.6
0.9 1.0
0.4 0.5
1.9
3.1 2.9
3.6
2.5
3.2
0.7 0.7
0.3 0.7
0.6
0.9
6 4 2 0 2 4 6 8 10 12
08 10 12 14 16 08 10 12 14 16 08 10 12 14 16 08 10 12 14 16 08 10 12 14 16
日本 ドイツ フランス 英国 韓国
兆円
年 その他の製造業 輸送用機器製造業 電子機器製造業
コンピュータ、電子・光学製品製造業 医薬品等製造業
化学製品等製造業 その他の非製造業 その他のサービス業 専門・科学・技術サービス業 金融・保険業 情報通信業
企業の研究開発費に
占める政府負担割合 1% 6% 3% 8% 8% 5%
金額 0.1兆円 2.5兆円 0.3兆円 0.3兆円 0.3兆円 0.3兆円
4.7 6.5
21.8 16.2 13.4
38.9
4.1 5.4
21.7
8.6 9.5
22.4
3.5 1.9
6.6
5.5 5.3
5.7
87.8 85.5
49.9
69.8 71.7
33.0
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
2017 2016 2015 2013 2016 2017
日本 米国 ドイツ フランス 英国 韓国
500人以上 250~499人 50~249人 49人以下
要
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- 4 -
2.研究開発人材から見る日本と主要国の状況
(1) 日本の研究者数は 2018 年において 67.6 万人であり、中国、米国に次ぐ第 3 位の規模である。
部門別で見ると、ほとんどの国で企業の研究者数が最も多い。
日本の研究者数は 2018 年において 67.6 万人(実数(HC: Head Count)値は 93.1 万人)であり、中国、
米国に次ぐ第 3 位の研究者数の規模である。韓国の研究者数は継続的に増加しており、最新年ではド イツと同程度となっている。部門別では、ほとんどの国で研究開発費と同様に企業の研究者数が最も多 いが、英国については大学の研究者数が最も多い。
【概要図表 6】 主要国の研究者数の推移
注:中国の 2008 年までの研究者の定義は、OECD の定義には完全には対応しておらず、2009 年から計測方法を変更したため、2008 年以前と 2009 年以 降では差異がある。その他の国の国際比較や時系列比較についての注意事項については、本編参照のこと。
参照:科学技術指標 2019 図表 2-1-3
【概要図表 7】 主要国の部門別研究者数
注:1)全ての国はフルタイム換算(FTE:Full-Time Equivalents)値である。
2)米国は OECD による見積もり数値であり、近年、企業部門以外の数値がないため、企業とそれ以外について数値を示した。
参照:科学技術指標 2019 図表 2-1-7
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220
1981 84 87 90 93 96 99 02 05 08 11 14 17 研
究 者 数
万人
2018年 日本*
日本(FTE) 日本(HC) 米国 ドイツ フランス 英国 中国 韓国 EU-15 EU-28
国際比較 注意
時系列 注意
49.9
97.3
24.7
17.4
11.0
105.6
31.2
13.9
39.8
11.3 8.2
16.9
32.8
3.1 5.4 2.8 0.7 3.9
35.7
0.8 0.5 0.4 2.70.6
0 20 40 60 80 100 120
日本 (2018年)
米国 (2016年)
ドイツ (2017年)
フランス (2017年)
英国 (2017年)
中国 (2017年)
韓国 (2017年)
万人 企業 大学 公的機関 非営利団体 その他 公的機関と非営利団体
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(2)日本の製造業では工学系の専門的知識を持つ研究者が多くを占める。
産業分類別に、その業種に所属する研究者の専門分野を見ると、製造業で多くを占める「輸送用機 械器具製造業」では「機械・船舶・航空」分野を専門とする研究者が多く、「情報通信機械器具製造業」
では「電気・通信」分野を専門とする研究者が多い。非製造業の「情報通信業」では「情報科学」を専門と する研究者が多くを占めている。他の産業分類では「情報科学」を専門とする研究者は少ない。ただし、
「情報科学」分野を専門とする研究者の割合は昨年と比較すると 1.0 ポイント増加し 8.6%となっている。
「人文・社会科学」を専門分野とする研究者の割合は 1.3%と小さい値である。
【概要図表 8】 日本の企業における研究者の専門分野(2018 年)
注:研究者の専門分野は、研究者の現在の研究(業務)内容により分類されている。
参照:科学技術指標 2019 図表 2-2-8、「情報科学」分野を専門とする研究者の割合の 2017 年の数値は「科学技術指標 2018」を参照。
(3) 日本の研究者における博士号保持者は、「大学等」で多くかつ増加している。
日本の研究者における博士号保持者の状況を見ると、2018 年で 17.8 万人である。博士号保持者数 が最も多い部門は「大学等」(13.3 万人)であり、継続して増加している。「公的機関」(1.7 万人)は、博士号 保持者数は少ないが、長期的に見ると増加傾向にある。「企業」については継続して増加していたが、
近年その伸びは停滞し、2018 年で 2.5 万人(研究者に占める割合は 4.4%)となっている。
【概要図表 9】 各部門における博士号を持つ研究者の状況(HC) (A)博士号保持者数の推移
注:研究者は HC(実数)である。
参照:科学技術指標 2019 図表 2-1-8
(B)研究者に占める博士号保持者の割合
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18
2002 04 06 08 10 12 14 16 2018 万人
年 博士号保持者数
企業 公的機関 非営利団体 大学等
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%
2002 04 06 08 10 12 14 16 2018 博士号保持者/研究者
大学等 公的機関 非営利団体 全体 企業
年
要
- 5 - - 4 -
shihyo2019.indd 4 2019/07/24 9:59:03
- 4 -
2.研究開発人材から見る日本と主要国の状況
(1) 日本の研究者数は 2018 年において 67.6 万人であり、中国、米国に次ぐ第 3 位の規模である。
部門別で見ると、ほとんどの国で企業の研究者数が最も多い。
日本の研究者数は 2018 年において 67.6 万人(実数(HC: Head Count)値は 93.1 万人)であり、中国、
米国に次ぐ第 3 位の研究者数の規模である。韓国の研究者数は継続的に増加しており、最新年ではド イツと同程度となっている。部門別では、ほとんどの国で研究開発費と同様に企業の研究者数が最も多 いが、英国については大学の研究者数が最も多い。
【概要図表 6】 主要国の研究者数の推移
注:中国の 2008 年までの研究者の定義は、OECD の定義には完全には対応しておらず、2009 年から計測方法を変更したため、2008 年以前と 2009 年以 降では差異がある。その他の国の国際比較や時系列比較についての注意事項については、本編参照のこと。
参照:科学技術指標 2019 図表 2-1-3
【概要図表 7】 主要国の部門別研究者数
注:1)全ての国はフルタイム換算(FTE:Full-Time Equivalents)値である。
2)米国は OECD による見積もり数値であり、近年、企業部門以外の数値がないため、企業とそれ以外について数値を示した。
参照:科学技術指標 2019 図表 2-1-7
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220
1981 84 87 90 93 96 99 02 05 08 11 14 17 研
究 者 数
万人
2018年 日本*
日本(FTE) 日本(HC) 米国 ドイツ フランス 英国 中国 韓国 EU-15 EU-28
国際比較 注意
時系列 注意
49.9
97.3
24.7
17.4
11.0
105.6
31.2
13.9
39.8
11.3 8.2
16.9
32.8
3.1 5.4 2.8 0.7 3.9
35.7
0.8 0.5 0.4 2.70.6
0 20 40 60 80 100 120
日本 (2018年)
米国 (2016年)
ドイツ (2017年)
フランス (2017年)
英国 (2017年)
中国 (2017年)
韓国 (2017年)
万人 企業 大学 公的機関 非営利団体 その他 公的機関と非営利団体
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(2)日本の製造業では工学系の専門的知識を持つ研究者が多くを占める。
産業分類別に、その業種に所属する研究者の専門分野を見ると、製造業で多くを占める「輸送用機 械器具製造業」では「機械・船舶・航空」分野を専門とする研究者が多く、「情報通信機械器具製造業」
では「電気・通信」分野を専門とする研究者が多い。非製造業の「情報通信業」では「情報科学」を専門と する研究者が多くを占めている。他の産業分類では「情報科学」を専門とする研究者は少ない。ただし、
「情報科学」分野を専門とする研究者の割合は昨年と比較すると 1.0 ポイント増加し 8.6%となっている。
「人文・社会科学」を専門分野とする研究者の割合は 1.3%と小さい値である。
【概要図表 8】 日本の企業における研究者の専門分野(2018 年)
注:研究者の専門分野は、研究者の現在の研究(業務)内容により分類されている。
参照:科学技術指標 2019 図表 2-2-8、「情報科学」分野を専門とする研究者の割合の 2017 年の数値は「科学技術指標 2018」を参照。
(3) 日本の研究者における博士号保持者は、「大学等」で多くかつ増加している。
日本の研究者における博士号保持者の状況を見ると、2018 年で 17.8 万人である。博士号保持者数 が最も多い部門は「大学等」(13.3 万人)であり、継続して増加している。「公的機関」(1.7 万人)は、博士号 保持者数は少ないが、長期的に見ると増加傾向にある。「企業」については継続して増加していたが、
近年その伸びは停滞し、2018 年で 2.5 万人(研究者に占める割合は 4.4%)となっている。
【概要図表 9】 各部門における博士号を持つ研究者の状況(HC) (A)博士号保持者数の推移
注:研究者は HC(実数)である。
参照:科学技術指標 2019 図表 2-1-8
(B)研究者に占める博士号保持者の割合
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18
2002 04 06 08 10 12 14 16 2018 万人
年 博士号保持者数
企業 公的機関 非営利団体 大学等
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
2002 04 06 08 10 12 14 16 2018 博士号保持者/研究者
大学等 公的機関 非営利団体 全体 企業
年
要
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- 6 -
(4) 日本の企業における高度研究人材活用度(研究者に占める博士号保持者の割合)は、米国と 比べて低い。
米国の産業において、研究者に占める博士号保持者の割合(高度研究人材活用度)が 5%以下の産 業はないが、日本は多くの産業で 5%以下となっており、米国と比べて高度研究人材の活用度が低い傾 向にある。
【概要図表 10】 産業別の研究人材集約度と高度研究人材活用度の関係
(A)日本(2018 年) (B)米国(2016 年)
注:研究人材集約度とは、従業員に占める HC 研究者数の割合である。高度研究人材活用度とは、HC 研究者に占める博士号保持者の割合である。日米 共に研究開発を実施している企業を対象としている。
<日本>日本の産業分類は日本標準産業分類に基づいた科学技術研究調査の産業分類を使用。
<米国>米国の産業分類は、北米産業分類(NAICS)を使用。
参照:科学技術指標 2019 図表 2-2-10
(5) 主要国のいずれの国でも女性研究者の割合が小さいのは「企業」部門であり、「大学」部門で は大きい傾向にある。
女性研究者の割合を部門ごとに見ると、日本、ドイツ、韓国では「大学」部門での割合が最も大きく、そ れぞれ、27.1%、38.7%、31.7%を占めている。フランス、英国では「非営利団体」部門において最も大き いが、「非営利団体」部門は研究者数が少ない。これらの国でも次いで大きいのは「大学」部門であり、
それぞれ、36.4%、45.5%を占めている。各国とも女性研究者の割合が最も小さいのは「企業」部門であ る。
【概要図表 11】 主要国の女性研究者数の部門ごとの割合
参照:科学技術指標 2019 図表 2-1-11
専門、科学技術サービ ス業
情報通信業 輸送用機械工業 電子器具・装置・部品工
業
コンピュータ、電子製品 工業
機械工業
医薬品工業 化学工業
(医薬品工業を除く)
0 5 10 15 20 25 30
0 5 10 15 20 25 30
高 度 研 究 人 材 活 用 度 [ 研 究 者 に 占 め る 博 士 号 保 持 者 の 割 合(
%) ]
研究人材集約度[従業員に占める研究者の割合(%)]
学術研究、専門・技術 サービス業
金融業、保険業
輸送用機械器具製造業
情報通信機械器具 電気機械器具製造業 製造業
電子部品・デバイス・
電子回路製造業
業務用機械器具製造業 生産用機械器具製造業
はん用機械器具製造業
化学工業 医薬品製造業
情報通信業 0
5 10 15 20 25 30
0 5 10 15 20 25 30
高 度 研 究 人 材 活 用 度 [ 研 究 者 に 占 め る 博 士 号 保 持 者 の 割 合(
%) ]
研究人材集約度[従業員に占める研究者の割合(%)]
9.6
14.7
20.3 21.1
16.0 18.5
35.4 36.3 38.1
26.1 27.1
38.7
36.4
45.5
31.7
15.3
42.1
50.5
28.6
0 10 20 30 40 50 60
(2018年) (2015年) (2015年) (2016年) (2017年)
日本 ドイツ フランス 英国 韓国
% 企業 公的機関 大学 非営利団体 公的機関と非営利団体公的機関と非営利団体 円の面積は博士号保持者数に対応
0.4 万人
2.2 万人
- 7 -
(6) 日本の新規採用研究者に占める女性の割合は、いずれの部門においても、研究者に占める 女性の割合よりも大きい。
新規採用研究者においては、いずれの部門でも女性と比べて男性が多い。いずれの部門でも新規 採用研究者に占める女性の割合は、研究者に占める女性の割合よりも大きい。
大学等での女性の新規採用研究者の割合は「自然科学系」で 32.0%(2018 年)である。「保健」におけ る女性の割合は大きく(37.2%)、「工学」において小さい(14.3%)。
【概要図表 12】 日本における新規採用研究者
(A)男女別新規採用研究者
参照:科学技術指標 2019 図表 2-1-21
(B)分野別新規採用研究者における女性の割合
(大学等)
3.大学生・大学院生から見る日本の状況
(1) 主要国の中では日本のみ人口 100 万人当たりの博士号取得者数の減少傾向が続いている。
人口 100 万人当たりの博士号取得者の推移を見ると、ドイツは 2000 年度から継続して主要国の中で 一番の規模である。2010 年度ごろから英国がドイツに追いつき、その後は両国とも同程度に推移してい る。米国、韓国は 2000 年度には日本と同程度であったが、その後順調な伸びを見せ、最新値では日本 の倍近い値となっている。日本の人口 100 万人当たりの博士号取得者数は、多くの主要国と比べて少な く、日本のみ減少傾向が続いている。
【概要図表 13】 主要国の博士号取得者数の推移
(A)博士号取得者 (B)人口 100 万人当たり博士号取得者
注:米国の博士号取得者は、“Digest of Education Statistics”に掲載されている“Doctor's degrees”の数値から、“Professional fields”(以前の第一職業専 門学位:First-professional degree)の数値を全て除いた値である。
参照:科学技術指標 2019 図表 3-4-4 18.7
29.6 33.9 24.0
22.4
0 10 20 30 40 50 60 70
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5
2014 2015 2016 2017 2018 2014 2015 2016 2017 2018 2014 2015 2016 2017 2018 2014 2015 2016 2017 2018 2014 2015 2016 2017 2018
企業 公的機関 大学等 非営利団体 合計
女 性 新 規 採 用 研 究 者( 新 卒) 割 合 新規採用研究者(新卒)数
万人
男性 女性 女性割合
%
34.3 32.7
21.0 15.3
31.3 38.9 33.9 32.0
21.9 14.3
36.1 37.2
0 5 10 15 20 25 30 35 40 45
新規採用者計 自然科学系 うち理学 うち工学 うち農学 うち保健
新 規 採 用 研 究 者 に お け る 女 性 の 割 合 ( 大 学 等)
2017 2018
%
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
2000 02 04 06 08 10 12 14 16 2018 万人
博士号取得者数
年度 日本 米国 ドイツ フランス 英国 中国 韓国
0 50 100 150 200 250 300 350 400
2000 02 04 06 08 10 12 14 16 人
2017年度 日本 米国 ドイツ フランス 英国 中国 韓国
人口百万人当たりの博士号取得者数
要
- 7 - - 6 -
shihyo2019.indd 6 2019/07/26 14:37:30
- 6 -
(4) 日米ともに産業分類によって研究人材集約度と高度研究人材活用度の状況が異なる。
米国の産業において、研究者に占める博士号保持者の割合(高度研究人材活用度)が 5%以下の産 業はないが、日本は多くの産業で 5%以下となっており、米国と比べて高度研究人材の活用度が低い傾 向にある。
【概要図表 10】 産業別の研究人材集約度と高度研究人材活用度の関係
(A)日本(2018 年) (B)米国(2016 年)
注:研究人材集約度とは、従業員に占める HC 研究者数の割合である。高度研究人材活用度とは、HC 研究者に占める博士号保持者の割合である。日米 共に研究開発を実施している企業を対象としている。
<日本>日本の産業分類は日本標準産業分類に基づいた科学技術研究調査の産業分類を使用。
<米国>米国の産業分類は、北米産業分類(NAICS)を使用。
参照:科学技術指標 2019 図表 2-2-10
(5) 主要国のいずれの国でも女性研究者の割合が小さいのは「企業」部門であり、「大学」部門で は大きい傾向にある。
女性研究者の割合を部門ごとに見ると、日本、ドイツ、韓国では「大学」部門での割合が最も大きく、そ れぞれ、27.1%、38.7%、31.7%を占めている。フランス、英国では「非営利団体」部門において最も高 いが、「非営利団体」部門は研究者数が少ない。これらの国でも次いで大きいのは「大学」部門であり、
それぞれ、36.4%、45.5%を占めている。各国とも女性研究者の割合が最も小さいのは「企業」部門であ る。
【概要図表 11】 主要国の女性研究者数の部門ごとの割合
参照:科学技術指標 2019 図表 2-1-11
専門、科学技術サービ ス業
情報通信業 輸送用機械工業 電子器具・装置・部品工
業
コンピュータ、電子製品 工業
機械工業
医薬品工業 化学工業
(医薬品工業を除く)
0 5 10 15 20 25 30
0 5 10 15 20 25 30
高 度 研 究 人 材 活 用 度 [ 研 究 者 に 占 め る 博 士 号 保 持 者 の 割 合(
%) ]
研究人材集約度[従業員に占める研究者の割合(%)]
学術研究、専門・技術 サービス業
金融業、保険業
輸送用機械器具製造業
情報通信機械器具 製造業 電気機械器具製造業
電子部品・デバイス・
電子回路製造業
業務用機械器具製造業 生産用機械器具製造業
はん用機械器具製造業
化学工業 医薬品製造業
情報通信業 0
5 10 15 20 25 30
0 5 10 15 20 25 30
高 度 研 究 人 材 活 用 度 [ 研 究 者 に 占 め る 博 士 号 保 持 者 の 割 合(
%) ]
研究人材集約度[従業員に占める研究者の割合(%)]
9.6
14.7
20.3 21.1
16.0 18.5
35.4 36.3 38.1
26.1 27.1
38.7
36.4
45.5
31.7
15.3
42.1
50.5
28.6
0 10 20 30 40 50 60
(2018年) (2015年) (2015年) (2016年) (2017年)
日本 ドイツ フランス 英国 韓国
% 企業 公的機関 大学 非営利団体 公的機関と非営利団体公的機関と非営利団体 円の面積は博士号保持者数に対応
0.4 万人
2.2 万人
- 7 -
(6) 日本の新規採用研究者に占める女性の割合は、いずれの部門においても、研究者に占める 女性の割合よりも大きい。
新規採用研究者においては、いずれの部門でも女性と比べて男性が多い。いずれの部門でも新規 採用研究者に占める女性の割合は、研究者に占める女性の割合よりも大きい。
大学等での女性の新規採用研究者の割合は「自然科学系」で 32.0%(2018 年)である。「保健」におけ る女性の割合は大きく(37.2%)、「工学」において小さい(14.3%)。
【概要図表 12】 日本における新規採用研究者
(A)男女別新規採用研究者
参照:科学技術指標 2019 図表 2-1-21
(B)分野別新規採用研究者における女性の割合
(大学等)
3.大学生・大学院生から見る日本の状況
(1) 主要国の中では日本のみ人口 100 万人当たりの博士号取得者数の減少傾向が続いている。
人口 100 万人当たりの博士号取得者の推移を見ると、ドイツは 2000 年度から継続して主要国の中で 一番の規模である。2010 年度ごろから英国がドイツに追いつき、その後は両国とも同程度に推移してい る。米国、韓国は 2000 年度には日本と同程度であったが、その後順調な伸びを見せ、最新値では日本 の倍近い値となっている。日本の人口 100 万人当たりの博士号取得者数は、多くの主要国と比べて少な く、日本のみ減少傾向が続いている。
【概要図表 13】 主要国の博士号取得者数の推移
(A)博士号取得者 (B)人口 100 万人当たり博士号取得者
注:米国の博士号取得者は、“Digest of Education Statistics”に掲載されている“Doctor's degrees”の数値から、“Professional fields”(以前の第一職業専 門学位:First-professional degree)の数値を全て除いた値である。
参照:科学技術指標 2019 図表 3-4-4 18.7
29.6 33.9 24.0
22.4
0 10 20 30 40 50 60 70
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5
2014 2015 2016 2017 2018 2014 2015 2016 2017 2018 2014 2015 2016 2017 2018 2014 2015 2016 2017 2018 2014 2015 2016 2017 2018
企業 公的機関 大学等 非営利団体 合計
女 性 新 規 採 用 研 究 者( 新 卒) 割 合 新規採用研究者(新卒)数
万人
男性 女性 女性割合
%
34.3 32.7
21.0 15.3
31.3 38.9 33.9 32.0
21.9 14.3
36.1 37.2
0 5 10 15 20 25 30 35 40 45
新規採用者計 自然科学系 うち理学 うち工学 うち農学 うち保健
新 規 採 用 研 究 者 に お け る 女 性 の 割 合 ( 大 学 等)
2017 2018
%
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
2000 02 04 06 08 10 12 14 16 2018 万人
博士号取得者数
年度 日本 米国 ドイツ フランス 英国 中国 韓国
0 50 100 150 200 250 300 350 400
2000 02 04 06 08 10 12 14 16 人
2017年度 日本 米国 ドイツ フランス 英国 中国 韓国
人口百万人当たりの博士号取得者数
要
- 7 - - 6 -
- 8 -
(2) 米国における日本人大学院生は、2007 年の 2,508 人から 2017 年では 990 人に減少した。外 国人大学院生に占めるシェアは 1.8%(2007 年)から 0.4%(2017 年)に低下している。日本にお ける外国人大学院生については、インドネシア人大学院生が増加している。
日本における自然科学分野の外国人大学院生は、中国人大学院生が最も多く、2018 年度では約 1 万人である。次いでインドネシア人大学院生が約 1,500 人となっている。1 位と 2 位以降に大きな差があ るが、インドネシア人の大学院生の数は着実に増加している。
米国の外国人大学院生は、インド人大学院生と中国人大学院生が多い。1 位と 2 位に大きな差はない が、3 位のイラン以降には大きな差がある。米国における日本人大学院生は、2007 年の 2,508 人から 2017 年では 990 人に減少した。外国人大学院生に占めるシェアは 1.8%(2007 年)から 0.4%(2017 年) に低下している。
【概要図表 14】 日本と米国における外国人大学院生の状況 (A)日本:自然科学分野
(B)米国:科学工学分野
参照:科学技術指標 2019 図表 3-5-1 0
2 4 6 8 10 12
2007 08 09 10 11 12 13 14 15 16 2017 万人
中国 1位 インド 2位 イラン 3位 韓国 4位 サウジアラビア 5位 台湾 6位 バングラデシュ 7位 ネパール 8位 カナダ 9位 ナイジェリア 10位 フランス 18位 日本 19位 ドイツ 20位
年
2017年の順位
2,508
990 0
2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000
2007 08 09 10 11 12 13 14 15 16 2017 人
年 0.0
0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2
2007 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 2018 万人
中国 1位 インドネシア 2位 韓国・朝鮮 3位 ベトナム 4位 タイ 5位 バングラデシュ 6位 台湾 7位 インド 8位 マレーシア 9位 ミャンマー 10位 米国 16位 フランス 17位 ドイツ 25位 英国 39位 2018年の順位
0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800
200708 09 10 11 12 13 14 15 16 172018 人
年度 年度
- 9 -
4.研究開発のアウトプットから見る日本と主要国の状況
(1)10 年前と比較して日本の論文数(分数カウント法)は微減であり、他国の拡大により順位を下げ ている。順位の低下は、注目度の高い論文(Top10%補正論文数、Top1%補正論文数)におい て顕著である。
研究開発のアウトプットの一つである論文(自然科学系)に着目すると、論文の生産への貢献度を見る 分数カウント法では、日本の論文数(2015-2017 年(PY)の平均)は、米、中、独に次ぐ第 4 位である。また、
Top10%補正論文数では、米、中、英、独、伊、仏、豪、加に次ぐ第 9 位であり、Top1%補正論文数では 米、中、英、独、豪、加、仏、伊に次ぐ第 9 位である。
10 年前と比較して、日本の論文数は微減であり、他国の拡大により順位を下げていることが分かる。
順位の低下は、特に Top10%補正論文や Top1%補正論文といった注目度の高い論文において顕著で ある。
【概要図表 15】 国・地域別論文数、Top10%補正論文数、Top1%補正論文数:上位 10 か国・地域 (自然科学系、分数カウント法)
注:分析対象は、Article, Review である。年の集計は出版年(Publication year, PY)を用いた。被引用数は、2018 年末の値を用いている。
参照:科学技術指標 2019 図表 4-1-6
論文数 シェア 順位 論文数 シェア 順位 論文数 シェア 順位
米国 196,528 29.6 1 米国 234,153 25.0 1 米国 276,638 18.8 1
日本 56,203 8.5 2 中国 73,956 7.9 2 中国 272,698 18.6 2
英国 48,036 7.2 3 日本 67,026 7.2 3 ドイツ 66,110 4.5 3
ドイツ 45,730 6.9 4 ドイツ 54,749 5.8 4 日本 63,725 4.3 4
フランス 34,698 5.2 5 英国 53,059 5.7 5 英国 61,003 4.2 5
カナダ 24,618 3.7 6 フランス 39,252 4.2 6 インド 55,707 3.8 6
ロシア 22,881 3.4 7 イタリア 32,938 3.5 7 韓国 47,642 3.2 7
イタリア 21,963 3.3 8 カナダ 31,269 3.3 8 フランス 45,520 3.1 8
中国 14,621 2.2 9 インド 25,311 2.7 9 イタリア 45,207 3.1 9
オーストラリア 14,122 2.1 10 スペイン 24,736 2.6 10 カナダ 40,108 2.7 10
論文数 シェア 順位 論文数 シェア 順位 論文数 シェア 順位
米国 29,957 45.1 1 米国 34,775 37.2 1 米国 38,347 26.1 1
英国 5,556 8.4 2 英国 6,773 7.2 2 中国 28,386 19.3 2
ドイツ 4,231 6.4 3 ドイツ 5,849 6.3 3 英国 8,718 5.9 3
日本 3,939 5.9 4 中国 5,487 5.9 4 ドイツ 7,591 5.2 4
フランス 3,188 4.8 5 日本 4,506 4.8 5 イタリア 5,014 3.4 5
カナダ 2,879 4.3 6 フランス 4,028 4.3 6 フランス 4,716 3.2 6
イタリア 1,787 2.7 7 カナダ 3,592 3.8 7 オーストラリア 4,530 3.1 7
オランダ 1,655 2.5 8 イタリア 2,887 3.1 8 カナダ 4,455 3.0 8
オーストラリア 1,440 2.2 9 スペイン 2,287 2.4 9 日本 3,927 2.7 9
スウェーデン 1,194 1.8 10 オランダ 2,241 2.4 10 スペイン 3,542 2.4 10
論文数 シェア 順位 論文数 シェア 順位 論文数 シェア 順位
米国 3,576 53.9 1 米国 4,140 44.3 1 米国 4,601 31.3 1
英国 551 8.3 2 英国 730 7.8 2 中国 2,692 18.3 2
ドイツ 365 5.5 3 ドイツ 564 6.0 3 英国 985 6.7 3
日本 311 4.7 4 中国 400 4.3 4 ドイツ 766 5.2 4
フランス 285 4.3 5 フランス 358 3.8 5 オーストラリア 478 3.3 5
カナダ 272 4.1 6 日本 355 3.8 6 カナダ 438 3.0 6
オランダ 161 2.4 7 カナダ 350 3.7 7 フランス 437 3.0 7
イタリア 137 2.1 8 イタリア 249 2.7 8 イタリア 389 2.6 8
オーストラリア 126 1.9 9 オランダ 243 2.6 9 日本 328 2.2 9
スイス 120 1.8 10 オーストラリア 210 2.2 10 オランダ 294 2.0 10
2015 - 2017年 (PY) (平均)
論文数 論文数 論文数
国・地域名 分数カウント
国・地域名 分数カウント
国・地域名 分数カウント 全分野 1995 - 1997年 (PY) (平均)
全分野 2005 - 2007年 (PY) (平均)
全分野
2015 - 2017年 (PY) (平均)
Top10%補正論文数 Top10%補正論文数 Top10%補正論文数
国・地域名 分数カウント
国・地域名 分数カウント
国・地域名 分数カウント
全分野 1995 - 1997年 (PY) (平均)
全分野 2005 - 2007年 (PY) (平均)
全分野
2015 - 2017年 (PY) (平均)
Top1%補正論文数 Top1%補正論文数 Top1%補正論文数
国・地域名 分数カウント
国・地域名 分数カウント
国・地域名 分数カウント
全分野 1995 - 1997年 (PY) (平均)
全分野 2005 - 2007年 (PY) (平均)
全分野
要
- 9 - - 8 -
shihyo2019.indd 8 2019/07/24 9:59:05
- 8 -
(2) 米国における日本人大学院生は、2007 年の 2,508 人から 2017 年では 990 人に減少した。外 国人大学院生に占めるシェアは 1.8%(2007 年)から 0.4%(2017 年)に低下している。日本にお ける外国人大学院生については、インドネシア人大学院生が増加している。
日本における自然科学分野の外国人大学院生は、中国人大学院生が最も多く、2018 年度では約 1 万人である。次いでインドネシア人大学院生が約 1,500 人となっている。1 位と 2 位以降に大きな差があ るが、インドネシア人の大学院生の数は着実に増加している。
米国の外国人大学院生は、インド人大学院生と中国人大学院生が多い。1 位と 2 位に大きな差はない が、3 位のイラン以降には大きな差がある。米国における日本人大学院生は、2007 年の 2,508 人から 2017 年では 990 人に減少した。外国人大学院生に占めるシェアは 1.8%(2007 年)から 0.4%(2017 年) に低下している。
【概要図表 14】 日本と米国における外国人大学院生の状況 (A)日本:自然科学分野
(B)米国:科学工学分野
参照:科学技術指標 2019 図表 3-5-1 0
2 4 6 8 10 12
2007 08 09 10 11 12 13 14 15 16 2017 万人
中国 1位 インド 2位 イラン 3位 韓国 4位 サウジアラビア 5位 台湾 6位 バングラデシュ 7位 ネパール 8位 カナダ 9位 ナイジェリア 10位 フランス 18位 日本 19位 ドイツ 20位
年
2017年の順位
2,508
990 0
2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000
2007 08 09 10 11 12 13 14 15 16 2017 人
年 0.0
0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2
2007 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 2018 万人
中国 1位 インドネシア 2位 韓国・朝鮮 3位 ベトナム 4位 タイ 5位 バングラデシュ 6位 台湾 7位 インド 8位 マレーシア 9位 ミャンマー 10位 米国 16位 フランス 17位 ドイツ 25位 英国 39位 2018年の順位
0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800
200708 09 10 11 12 13 14 15 16 172018 人
年度 年度
- 9 -
4.研究開発のアウトプットから見る日本と主要国の状況
(1)10 年前と比較して日本の論文数(分数カウント法)は微減であり、他国の論文数の増加により順 位を下げている。順位の低下は、注目度の高い論文(Top10%補正論文数、Top1%補正論文 数)において顕著である。
研究開発のアウトプットの一つである論文(自然科学系)に着目すると、論文の生産への貢献度を見る 分数カウント法では、日本の論文数(2015-2017 年(PY)の平均)は、米、中、独に次ぐ第 4 位である。また、
Top10%補正論文数では、米、中、英、独、伊、仏、豪、加に次ぐ第 9 位であり、Top1%補正論文数では 米、中、英、独、豪、加、仏、伊に次ぐ第 9 位である。
10 年前と比較して、日本の論文数は微減であり、他国の論文数の増加により順位を下げていることが 分かる。順位の低下は、特に Top10%補正論文や Top1%補正論文といった注目度の高い論文におい て顕著である。
【概要図表 15】 国・地域別論文数、Top10%補正論文数、Top1%補正論文数:上位 10 か国・地域 (自然科学系、分数カウント法)
注:分析対象は、Article, Review である。年の集計は出版年(Publication year, PY)を用いた。被引用数は、2018 年末の値を用いている。
参照:科学技術指標 2019 図表 4-1-6
論文数 シェア 順位 論文数 シェア 順位 論文数 シェア 順位
米国 196,528 29.6 1 米国 234,153 25.0 1 米国 276,638 18.8 1
日本 56,203 8.5 2 中国 73,956 7.9 2 中国 272,698 18.6 2
英国 48,036 7.2 3 日本 67,026 7.2 3 ドイツ 66,110 4.5 3
ドイツ 45,730 6.9 4 ドイツ 54,749 5.8 4 日本 63,725 4.3 4
フランス 34,698 5.2 5 英国 53,059 5.7 5 英国 61,003 4.2 5
カナダ 24,618 3.7 6 フランス 39,252 4.2 6 インド 55,707 3.8 6
ロシア 22,881 3.4 7 イタリア 32,938 3.5 7 韓国 47,642 3.2 7
イタリア 21,963 3.3 8 カナダ 31,269 3.3 8 フランス 45,520 3.1 8
中国 14,621 2.2 9 インド 25,311 2.7 9 イタリア 45,207 3.1 9
オーストラリア 14,122 2.1 10 スペイン 24,736 2.6 10 カナダ 40,108 2.7 10
論文数 シェア 順位 論文数 シェア 順位 論文数 シェア 順位
米国 29,957 45.1 1 米国 34,775 37.2 1 米国 38,347 26.1 1
英国 5,556 8.4 2 英国 6,773 7.2 2 中国 28,386 19.3 2
ドイツ 4,231 6.4 3 ドイツ 5,849 6.3 3 英国 8,718 5.9 3
日本 3,939 5.9 4 中国 5,487 5.9 4 ドイツ 7,591 5.2 4
フランス 3,188 4.8 5 日本 4,506 4.8 5 イタリア 5,014 3.4 5
カナダ 2,879 4.3 6 フランス 4,028 4.3 6 フランス 4,716 3.2 6
イタリア 1,787 2.7 7 カナダ 3,592 3.8 7 オーストラリア 4,530 3.1 7
オランダ 1,655 2.5 8 イタリア 2,887 3.1 8 カナダ 4,455 3.0 8
オーストラリア 1,440 2.2 9 スペイン 2,287 2.4 9 日本 3,927 2.7 9
スウェーデン 1,194 1.8 10 オランダ 2,241 2.4 10 スペイン 3,542 2.4 10
論文数 シェア 順位 論文数 シェア 順位 論文数 シェア 順位
米国 3,576 53.9 1 米国 4,140 44.3 1 米国 4,601 31.3 1
英国 551 8.3 2 英国 730 7.8 2 中国 2,692 18.3 2
ドイツ 365 5.5 3 ドイツ 564 6.0 3 英国 985 6.7 3
日本 311 4.7 4 中国 400 4.3 4 ドイツ 766 5.2 4
フランス 285 4.3 5 フランス 358 3.8 5 オーストラリア 478 3.3 5
カナダ 272 4.1 6 日本 355 3.8 6 カナダ 438 3.0 6
オランダ 161 2.4 7 カナダ 350 3.7 7 フランス 437 3.0 7
イタリア 137 2.1 8 イタリア 249 2.7 8 イタリア 389 2.6 8
オーストラリア 126 1.9 9 オランダ 243 2.6 9 日本 328 2.2 9
スイス 120 1.8 10 オーストラリア 210 2.2 10 オランダ 294 2.0 10
2015 - 2017年 (PY) (平均)
論文数 論文数 論文数
国・地域名 分数カウント
国・地域名 分数カウント
国・地域名 分数カウント 全分野 1995 - 1997年 (PY) (平均)
全分野 2005 - 2007年 (PY) (平均)
全分野
2015 - 2017年 (PY) (平均)
Top10%補正論文数 Top10%補正論文数 Top10%補正論文数
国・地域名 分数カウント
国・地域名 分数カウント
国・地域名 分数カウント
全分野 1995 - 1997年 (PY) (平均)
全分野 2005 - 2007年 (PY) (平均)
全分野
2015 - 2017年 (PY) (平均)
Top1%補正論文数 Top1%補正論文数 Top1%補正論文数
国・地域名 分数カウント
国・地域名 分数カウント
国・地域名 分数カウント
全分野 1995 - 1997年 (PY) (平均)
全分野 2005 - 2007年 (PY) (平均)
全分野
要
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