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Academic year: 2021

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研究会概要

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高田 洋

本研究会は,社会情報学会北海道支部と札 幌学院大学社会情報学部との共催である.今 回は,千葉正喜会員が札幌学院大学を定年退 職されることを受け,長年の教育・研究活動 の集大成としての「社会情報学」とは何かと いう根源的な問題についての報告を中心と し,「社会情報学教育と社会情報学の未来」を メインテーマとした.札幌学院大学社会情報 学部は,最初の「社会情報学部」であり,そ の 20年の歩みは「社会情報学」の学としての 成り立ちの歴史でもあった.その当事者から の報告を中心に「社会情報学」の今後の展開 を議論した.第一報告の大國会員からは,社 会調査データアーカイブ

SORDの現状とそ

の社会情報学としての視点が報告された.

SORD

(Soci

al  and  Opi ni on  Res ear ch Dat abas e  Pr oj ect

)は社会情報学部の創立と

 

共に誕生したプロジェクトであり,その意図 は「社会情報学」の「共通のプラットフォー ム」の「母胎」化にあった.資料・データと いう情報がどのように社会的に集められ,蓄 積され,展開され,社会情報学をどのように 生み出していくのかの戦略の中に

SORDが

母胎として位置づけられることを指摘した.

実際のデータアーカイブの事例と共に報告が 行なわれた.

第二報告の千葉会員は,「社会情報学の教育 実践と学としての評価体系の形成」としての 教育と研究の交互関係を通じた到達点が報告 された.社会情報学の教育目標として「社会 的関係性において,情報の意味や価値が理解 でき,社会に対して的確に情報を発信できる 知識と技術を体系的に身につけること」を掲 げ,一方で,「情報は対象の価値認識をコード 化したものであり,その発信(デコード)と 受信(エンコード)の最終端(両端)が人で あるのが社会情報学である」と学としての定 義が行なわれた.現代の情報社会において情 報の意味や価値が理解できるためには,「人」

が介在するからこその,発信と受信のシェイ クハンドプロセスの需要性が指摘された.

コメンテーターの伊藤会員からは,社会情 報学の重要性と発展の必要性が高まっている 現在,どのように社会情報学の道筋を描いて いくべきなのかということが論じられた.田 中一先生の参加もあり,社会情報学の始まり から現在までを俯瞰した上での今後の課題に ついて有意義な議論が行なわれた.

Vol . 23  No. 1

研究会概要

  23

T

AKADA 

Hi r os hi

札幌学院大学社会情報学部

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