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A Research on Professional Development of Teachers in Primary and Secondary Schools (V - 2)

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(1)

教師の力量形成 に関す る調査研究

(V‑2)

一第5回(2004)調査結果の基礎分析報告 :教職観 と教職イメージー

A Research on Professional Development of Teachers in Primary and Secondary Schools (V - 2)

山崎準二 Junll YAMAZAKI

はじめに

本報告は、静岡大学教育学部卒業生で静岡県下の主 に小・ 中学校 に勤務す る教師を、《図表

1》

に記 された ような卒業 コーホー ト

(GC:Graduate Cohort 

と呼称)を編成 し、彼 ら の 「教師 としての力量形成」に関する諸事項を自記式質問紙法 (郵送法)によって把握するこ とを目的 として実施 してきている継続調査の第5回 (2004年

8月

に実施

)調

査結果の基礎分 析報告の一部である。今回の報告は、先 に同タイ トルで報告 したもの (注

1)の

続 きを成す も のであ り、特に教師における教職観 と教職イメージについて焦点を当てて報告す る。 また本報 告は、あ くまで第5回目調査結果の報告を基本 としているが、必要 に応 じて過去の調査データ との比較分析

(コ

ーホー ト分析)を行 い、 また現時点における20歳代の若い教師層である第 10GC、 HGCの傾向や特徴 にも言及 してい くことにす る。

《図表 1 》アンケー ト調査対象者の構成

5回

調査】

(2004T8月 )

4回

調査】 

3回

調査】 B2回 口査】  第 1回 口査】

(199時

3月)(1914年8月) (1989年8月)(198448月

)

呼 称

項目 卒業・入学年月

回答者贅 く

alJ榊

成比

)

計呻 計呻 ¨ 計呻

lCC 1952.3‑54.3

205C65.5%)

19400.7" 265 C77.7λ

9

2CC 1957.3‑59。3 20905.1%) 212C66.7" 18966.6紛 275C80。

9%)

3CC 1962.3‑64.3 '

114 (63.拗

64(35。Cゆ

180C57.9" 188C68.6"

22168.6%) 20302.1"

253●

6.0%) 4GC 1967.3,69。3 92 C60。1" 60C39。

153 C54.1,9

131C45.6%) 161C55.5%)

16265.5" 2140。

9%)

5CC

6CC

1972.3‐74.3 1977.3‑79.3

65C48.閉

5408.0り

拗 一 は 一 ω

68 一 85

︒2

一 

・5

33

12507.2"

139C43.7%)

14866.3"

150C49.5紛

172C3.8%) 153C51.2%》

7CC 1983.3の み 39C38。Cり 56 (58.3,9

96C36.9%)

10701.5%) 119C45。

1%) 115C41.7" 173C59.2%)

8CC 1988,3の

36 (50.笏

35C40。

詢 71●

1.5%》 640魔

8%)

85C45。

7%)

10965.6"

9CC 1992.3‑93.3

31441,3L9

44C58. 7600.9%) 7S●5,696)

186C57.9"

10CC 1997.3‑99.3

22   434.

ロセ

'

4265.690 6407.9%)

91C46.7%)

1lCC

2002.3‑04.3

31C37.閉

48C58.5"

82C42.3%)

 

484C48.鋤

502 (50。 994C464"

1132

7.8%)

143767.切 り 125363.896p

150503.196)

は。対燎 者死 亡や宛 先不明で返送 されて きた て い

X合

計欄の(回収率

)

浴 御

5回

調査には

,第 3CCに

2名 。第4∝に 1名 、第

6CCに

1名 、

"7∝に 1名 、第

llCCに

3名 、それぞれ佳別不明者が存在 しているが

,表

配して いない くただし、御 鋳 の合計数、総計数には

.入

っている).

(2)

一人ひ とりの教師は、 自らの教職経験の中で、教育活動や教職 というものに対する一定の考 え方やイメージを形成 している。それ らは、教職経験 を重ねてい くにしたがって、 より強化 さ れてい く場合 もあれば、その反対に絶えず修正 された り転換 された りしてい く場合 もある。同 時にそれ らは、基本的には一人ひ とり異なるものではあるが、GCO性別・職階など毎に一定 の共通性 もうかがわれ るし、社会や教育界全体の動向によって も影響 され るのである。本報告 は、そのようないわば教職観や教職イメージ といったものについて、主にGC間の違いに着 目 しつつ、かつ これまで5回にわたる継続調査結果のコーホー ト分析を通 して論究 してい く。そ の際の考察視点が、「加齢効果」「コーホー ト効果」「時代効果」 といったものである。

1.教職観

教職観を把握するために、想定 され る教職像 を象徴する質問を

6つ

用意 し、それぞれについ ての賛否態度を5段階尺度でたずねた。用意 した6つの教職像 とは次のものである。

(a)教

師は学問研究への深い造詣が必要である (略称 :学 問造詣)

(b)教

師は教材・教科書・教授方法を決定する権限が与えられなければならない (同 :教 育 権限)

(c)教

師は経済的には多少恵 まれな くとも清貧に甘んじねばならない (同 :清 貧)

(d)教

師は次代 を担 う青少年 を育成 してい る とい う強い使命感 を持たなければな らない

(同 :使命感)

(e)教

師は自分たちの仕事をより充実 したもの とするために職場の労働条件や賃金について 団結 して改善をしていかねばならない (同 :労働条件)

(f)教

師は子 どもの将来のために日本の政治や平和の問題 にも積極的に発言 していかねばな らない (同 :政 治)

これ らは、(a)(b)が教職の専門職者的側面 を、(c)(d)が教職の聖職者的側面 を、

(e)(f)が教職の労働者的側面を、それぞれ象徴するもの として設定 されている。

図表2》 は、上記6項 目について、回答の5段 階尺度を得点とみなし、第1‑3GC教師層、

4‑5GC教師層、第7‑9GC教師層、そして第10‑HGC教師層の4つ に括つた場合の、

それそれの平均と標準偏差を示したものである(注2)。

全体 的な傾 向は、「

(c)清

貧」 を除いて、 いずれ も平均が3以上で あ り、 その限 りで は肯定 的な態度 にあ ることがわか る。 とくに 「

(a)学

問創造」 と「

(d)使

命感」への肯定的態度が 他 の項 目に比べて相対的に強 い。「

(c)清

貧」 は、第1‑3GCの 年輩教 師層 も含 めて、否定 的 な態度が強 い こ とがわか る。

4つGC教師層 の比較 とい う点で は、「

(a)学

問創造」「

(d)使

命感」、 さ らには 「

(f)

政 治」の項 目において第1‑3GC教 師層及 び第4‑6GC教 師層 の肯定的態度が他 のGCに べ て相 対 的 に強 い。 それ に対 して年齢 的 に若 い第7‑9GC教 師層及 び第10‑HGC教師層 は 肯定 的態度が相対的 に弱 い といえ る。他方で、「

(c)清

貧」及 び 「

(e)労

働条件」の項 目に おいて は、第7‑9GC教 師層及 び第10‑HGC教師層 の肯定 的態度 は他 のGCと比べ相対的 に 強 く、 と くに第10‑HGCの数値 が、唯‑2点台 とな って お り、他 のGCと 比 べ て、肯定 的態 度が相対的に強 い ことが今回調査 (第5回調査)の特徴 点で あ る。

男女 間の有意差 を検定 してみたが、今 回の調査 デー タに関 しては、わずか に第4‑6GC教

師層 にお ける 「

(a)学

問創造」及 び 「

(b)教

育権 限」 に確認 されたにす ぎなかった。

(3)

《図表2》 教職観

:4つ

の教師層の平均と標準偏差

(●=第1‑3CC教師層、▲=第4‑6CC教師層、■=第7‑9GC教師層、

=第 10‑1lGC教師層の平均)

全くそ う   どちらかと     どちらとも    どちらかと    非常に 思わない   いえば思わない   いえない     いえば思う    そう思 う

(a)学問創造

(b)教育権限

(c)清  

(d)使命感

(e)労働条件

(f)政  

1       2       3 4‑■「一▲

1       2       3‑一 一●■▲★‑4 ‑5

4‑■★―▲一●‑5

1‑● ▲■2‑一

1      2      3‑3

1       2       3‑一 =●▲★■        5 1       2       3‐ 一一―★■―▲―●        5

 

1‑3GC

     

4‑6GC

        

(a)学問創造

(b)教育権限

(c)清  

(d)使命感

(c)労働条件

(f)政  

4.430,72) 3.59(1.00

1.78(0。

90

4.70(0.61) 3.85(0.91)

3.92(0。 90

4.410.76) 3.51(1.10) 1.83(1.01) 4.70(0.63)

3.78(0。

95)

3.84(0。

98)

4.49(0.63) 3.82(1.02)**

1.65(0。 88)*

4.69(0.56) 4.05(0.77)**

4.14(0。

8の **

4.26(0。

73) 3.67(0.83) 1.80(0.80 4.61(0.65) 3.89(0.86)

3.80(0。

91)

4.360。 70) 3.56(0.86) 1.76(0.85) 4.66(0.65) 3.85(0.89) 3.71(0.97)

4.17(0。

77)*

3.77(0.79)*

1.830。91) 4.56(0.60 3.93(0.83) 3.88(0.8の

 

7‑9GC

     

10‑1lGC

       

(a)学問創造

(b)教育権限

(c)清  

(d)使命感

(c)労働条件

(f)政  

4。

14(0。

76) 3.64(0.79)

1.89(0。

90) 4.49(0.61) 4.00(0.83)

3.67(0。

80)

4111(0.80 3.64(0.81)

1。

91(0.87) 4.57(0.55)

4.00(0。

79) 3.69(0.80

4。15(0.67)

3.63(0。

77) 1.88(0,92)

4.42(0。

65) 3.99(0.87) 3.66(0.77)

4.18(0.67) 3.69(0.86)

2.42(0。

98)

4.49(0。

71) 3.95(0.85) 3.54(0.8つ

4。34(0.55) 3.570.89) 2.25(1.00)

4.49(0。

85) 4.02(0.93)

3.62(0。

95)

4.09(0.72)

3。76(o.80

2.53(0。

97) 4.48(0.6の 3.91(0.81) 3.49(0.81)

(※

1)第1‑3GCの数値は第3回調査 (1994年)調査時点のもの。

(※

2)平均とカッコ内は標準偏差。男女間の有意差t検定結果 *p<.05 **p<.01

5回にわた る調査 の間隔 はそれぞれ5年で あ るか ら、第

1回

か ら第5回の調査 まで には20年 間が経 ってい る こ とにな る。 それ ぞれ の質問 に対 す る回答結果 は、各GCが示 した5回の調査 時点で の数値 をX軸上 の同一 カテ ゴ リー として表 わ した もの (「

1:同

GC表)と、各GC

が示 した5回の年齢段 階での数値 をX軸上 の同一 カテ ゴ リー として表 わ した もの (「2:同 年齢 表」)と2つの図表 に よって示 した。 その2種類 の 図表 に よって、「加 齢 効 果」「コー ホー ト効果」「時代効果」の影響 を考察 しよ うとしたので あ る。なお、表記 した数値 は、 それ ぞれ の質問 に賛成 の意志 を表明 した (リト常 にそ う思 う」+「どち らか といえばそ う思 う」

)者

の割合%であ る。

で は、 まず教職 の労働者 的側面 を象徴 させ た (e)(f)の結果 か ら見 てい こう。

(4)

(1}教職の労働者的側面についての態度

この「

(e)労

働条件」及び「

(f)政

治」の結果は、第3回 調査までの結果まとめと同様、

「加齢効果」と「コーホート効果」とが比較的明瞭にうかがわれるものであった。《図表3》

と 《図表4》 がそれを示している。

(e)及

(f)と もに、第4‑6GC教師層を中心において肯定者の割合が高いが、いわ ゆる「学園紛争世代」としてのコーホートの一つの特徴を表わすものとなっている。

とくに

(f)に

おけ3‐/「 f‑1:同GC表」は5調査時点 ともほぼ同様の弧を描いている 点で極 めて特徴的である。 また、第3‑5GC教師層の態度傾向に対 して、第7GC以降の教 師層の肯定者割合 は相対的に低 く、第1‑2GC教 師層 よりもさらに低い結果であつた ことも も う一 つ の特徴 で あ る。1994調査 時 点 で一 番 高 い肯定 的態度 を示 した第4GCの 数値

(78.3%)と

一番低 い肯定的態度 を示 した第9GCの勢値

(38.2%)と

は、実 に

40.1%の

開 き があつたが、今回2004調査時点では、一番高い肯定的態度 を示 したのが第3GC(73つ%)、

一番低 い肯定的態度を示 したのが第10G C(46.9%)であ り、その差 は

27.0%で

あった。数値 上の開きは若干小 さ くなった もののいまだ30%近い違いがあった。第3回調査結果 まとめでは

「これをもって若手 (調査時点での第7‑9GC)教 師層の保守化傾向 と判断す るのは早計」

であ り、その理由 として 「若手教師層 においては、『 どちらともいえない』 とす る判断保留者 40%余りを占め相対的に多いこと」、「教職の聖職者的側面に関する態度には否定的傾向が見 られ ること」を指摘 しておいた。 このような傾向は今回の調査結果において もほぼ同様である とはい え る (例えば、「どち ら ともい えない」 と回答 した者 は、第

8、 9、

10、 HGC=

35。2%、 37.3%、 43.8%、 36。9%)が、第10‑HGCにおける聖職者的側面 に関す る態度 には否 定的傾向の若干の弱まりもうかがわれ る結果であった (後述参照)。

(e)は

(f)の

結果 とはやや異 なって、「e‑2:同 一年齢表」か らうかがわれ るのは

「加齢効果」である。 これは、(f)ヽ が理念的な面における態度を間 うものであるのに対 して、

(e)は

実際的な面、すなわち賃金な どの生活的経済的な面に強 く関係 しているものであるが ゆえに、結婚をし子 どもを育ててい くとい う家庭生活が営 まれ るようになる年齢段階 (20歳 後半か ら40歳代前半)において、他の年齢段階 と比較 してその態度が より肯定的に傾いてい く

ことを反映 しているのではないか と思われ る。ただ し、「e‑2:同一年齢表」か らは、5回 の調査時点で30歳代であつた教師層の肯定的態度の弱まりも認められ

(こ

の点では 「f‑2:

同一年齢表」において も同様)、 組合運動の中心部隊を成すであろう30歳代 において、時代 と ともに「労働条件」や「政治」に対する意識変化 (=肯定的積極的意識の弱まり

)が

起 こってきて お り、そのことが組合運動や平和運動等の勢いの低下にも繋がってきているようにも思われる。

(e)及

(f)の

回答結果 における男女間の傾向的相違は認め られなかった。ただ し、両 質問の回答結果 に共通 して、第10GCにおいてのみ、「どち らともいえない」 と回答 した者 の 割合が男女 において大 き く違 っていた。すなわち、

(e)で

は男

:4.5%に

対 して女23.8%、

(f)で

は男

:18.2%に

対 して女

:57.1%な

のであった。その分、両質問における強い肯定的 態度 (「非 常 にそ う思 う」の支持率)に大 きな違 い を もた ら して い る ((e)第 10GC:男

40.9%、 21.4%、 及 び

(f)第

10GC:男27.3%、 7.1%)。 職 階 に よる相違 は、

(F)に

しては認められなかったが、

(e)に

関 しては ともに、「一般教師」層、「主任職」層、「教頭・

校長」層の順で、肯定的態度の弱 ま り (「どち らか といえばそう思 う」 十 「非常 にそう思 う」

の割合は、

46.9%+31.7%、

53.5%+24.7%、 46.7%+19.3%)が うかがわれた。

(5)

《図表

3》

 (e)教師は自分たちの仕事をより充実したものとするために職場の労働条件や賃金について団結 して改善していかねばならない

(略

:労働条件

)

(数

値は「非常にそう思うJ+「どちらかといえばそう思う」の%値)

Ce‐2:同 一年齢表)

  

督習ξ

Ю

Ю

個表

4》

(f)1駅

1露la碁

(数

値は「非常にそう思うJ+

日本の政治や平和の問題にも積極的に発言していかねばなら

『どちらかといえばそう思う」の%値)

(%) Cf‑2:同 一年齢表)

90 80 70 60 50

Cf‑1:同GC表)

80 70 60 50 40

Ю Ю

(6)

《図表

5》  (c)教

師は経済的には多少恵まれなくても清貧に甘んじねばならない

(略

:清

)

(数

値は「非常にそう思う」+「どちらかといえばそう思う」の%値

,

 

《図表

6》

 (d)教師は次代を担う青少年を育成 しているという強い使命感を持たねばならない

(略

:使命感

)

(数

値は「非常にそう思う」+「 どちらかといえばそう思うJの %値)

(d‐2:同一年齢表)

(2}教

職の聖職者的側面についての態度

《 図表

5》

及び 《図表

6》

に示された 「 (c)清 貧」及び 「 (d)使 命感」の結果は、第

3回

調査結果のまとめと同様、前者の 「

c‑1:同

GC表

」からは、全体 として肯定的態度は低

い ものの、「コーホー ト効果」が若干認 め られ る結果 となってい るが、後者 の 「d‑1:同 GC表」か らは、全体 として第1‑4GC教 師層 にお け る肯定 的態度 の高 さは一貫 してい るこ とに対 し、第

5GC以

降 の教 師層 において は一定 の傾 向性 を読 み取 るこ とは困難 となって きて い る。

o o

雲 0 0 0 F 雲 0 0 0 雲 0 0

∞ 雲 0 0 熙 卜 0 0 雲 0 0 0 Ю 霊 0 0 寸 雲 0 0 0 鵬 0 0 N 雲 0 0 F 雲

o o

霊 0 0 0 F 無 0 0 0 雲 0 0 無 ∞ 0 0 卜 撫 0 0 0 鵬 0 0 0 無 0 0 寸 翡 0 0 0 熙 0 0 N 撫 0 0 F 雲

橿 Ю

Ю Ю 橿

‑2:同一年齢表)

(7)

《図表

7》

《図表

8》

(a)教

師は学問研究への深い造詣が必要である

(略

:学問創造)

(数

値は「非常にそう思う」+『 どちらかといえばそう思うJの%値)

(%) (a‑2:同 一年齢表)

100 95

(b)教

師は教材0教科書・教授方法を決定する権限が与えられなければならない

(略

:教育権限

)

(数

値は「非常にそう思う」+「どちらかといえばそう思うJの%働

(b‑1:同GC表) (%) (b‐2:同一年齢表)

80 75 70 65 60 55 50 45

Ю Ю

Ю

0 0

F 泄 0 0 0 ¨ 鵬 0 0 0 撫 0 0

∞ 紐 0 0 卜 麒 0 0 0 雲 0 0 Ю 無 0 0 寸 猥 0 0 0 熙 0 0 N 撫 0 0 F 無

75 70 65 60 55 50

(c)に

つ いて は、第4回調査結果 まで、肯定 の意思表示 を した者 の割合 は第lGCを除 い て各GCと

1割

に も満 たなか ったが、今 回第5回調査 において、第HGC(調査 時20歳 代、

新任 教 師層)の数値 は他 のGCと比 べ相 対的 に高 い こ とが 目立 って い る。第3回調査 までの ま とめにおいて も、 その調査時点で新任期 にあった第

9GCの

肯定 的態度 の若干 の相 対 的高 さ と

「どち らともいえない」 とす る判断保留層の増加 を指摘 しておいたが、第

4、

5回調査 を実施

^

A

Y

1/

F

(8)

す ることによってその傾向性 は引き続 き、あるいはそれ以上の数値の上昇が第10‑HGCに 比較的明瞭に認め られ る。第9‑HGC教師層の 「全 くそ うは思わない」回答者 は他のGCが 40%を超 えているのに対 して、10〜20%台の数値 に とどまってお り、逆に肯定的態度の相対的高

さとともに、判断保留者 も他のGCが10%台であるのに対 して30%を超 える数値 となっている。

(d)に

ついては、第1‑4GC教 師層を中心 として、全体 として肯定的態度を示す者の割 合が高 く、

(c)に

対す る態度傾向 とは大 きな違いが見 られ る。第3回調査結果 までのまとめ においては、第

5GC以

降の教師層 において次第に肯定的態度者の割合は低下 してい く傾向が 認められたが、第

4、

5回調査結果 を重ね合わせた時、一定の傾向性 を読み取 ることは困難 と な り、かつ第5回調査結果 は第

7GC以

降の各GCにおいては過去4回の調査結果 を上回 る数 値 を示 してお り、 さらに第

7GCで

は一番肯定的態度が強い数値 を示 している。 また (c)と

異な り、

(d)へ

の回答結果では、「どちらともいえない」 とする判断保留者の割合はいずれの GCと

10%に

満たない数値 となっている。

(c)及

(d)に おける男女間の相違 は認 め られなかったが、第

9、

10、 HGC教師層 に おいて、若干の特徴がみ られた。すなわち、(c)においては、「どちらともいえない」 とする 判 断 保 留 者 層 の割 合 が、男 女 間 で違 いが あ り (第10、 HGCの男 :女

=22.7%:40.5%、

25.8%:37.5%)、 この違いが、男性の場合 は肯定的態度 と否定的態度に分かれ、女性の場合 は明確 な態度表明を避 ける傾 向を生み出 している。また

(d)に

おいては、強い肯定的態度

(=「非常にそう思 う」)の数値の違い (第

9、

10、 HGCの男 :女

=58.1%:36.4%、

63.6%:47.6、 64.5%:60。

4%)と

なってお り、肯定的態度 としての数値 はほぼ同 じであって

t女

性の場合は男性 と比べてやや柔 らかな肯定的態度に傾いている。

また、職階による違いに関 しては、

(c)で

は認められなかったが、

(d)で

は 「一般教師」

層、「主任職」層、「教頭・校長」層の順で、肯定的態度の強 ま り(「どちらか といえばそう思 う」+「非常にそう思 う」の割合 は、

36.8%+52.3%、 37.1%+59.4%、

20。

0%+78.5%)が

かがわれた。

{3)教職における専門職者的側面についての態度

図表7》 及び 《図表8》 に示された「

(a)学

問造詣」及び「

(b)教

育権限」の結果につ いては、ともに全体として肯定的態度を示す者の割合が高いことは共通しているが、両者では 大きな特徴の違いもまた認められる。

(a)は

、《図表7》 の 「

a一 l:同

GC表」及 び 「a‑2:同 一年齢表」か らも「コー ホー ト効果」や 「加齢効果」、あるいは 「時代効果」などを認めがたい結果が示 されている。

ただ し、各

GCと

8〜 9割とい う肯定的態度の強 さを示 しているものの、年齢が低いGCに

なるに したがって 「非常 にそ う思 う」 とい う強い肯定的態度は弱 まり (第

3GCか

ら第HGC

ま で=54.4%、 47.1%、 3918%、 30。7%、 34.4%、 23.9%、 32。0%、 29。7%、 32.9%)、 「ど ち ら か というとそう思 う」 というやや消極的な肯定的態度者が増加 していることは注目に値 しよう。

(b)は

3つの効果が ともにうかがわれ る結果を示 している。「b‑1:同GC表」か ら

は第4GC教師層をピークとして、 また 「b‑2:同一年齢表」 も30歳代後半教師層をピーク として、それぞれ同様 な弧が描かれている。第

4、 5GC教

師層 における「学園紛争世代」 と しての権利意識の高 さ

(コ

ーホー ト効果)、 教職歴10〜20年の実践経験 を背景 とした専門職意 識の上昇 (加齢効果

)が

、そこか らうかがわれ るのである。それ ら教師層における5回の調査 結果は、 もう一つの特徴 を示 している。すなわち、肯定的態度者の割合を次第に低下させてき

(9)

てお り、「どちらともいえないJとす る判断保留者の割合 を増加 させて きてい るのである (時 代効果)。

男女間の顕著 な差は認められなかったが、第5‑6GC教師層 において、女性 よりも男性 に .

肯定的態度の強 ま り (「非常 にそ う思 う」の数値 を、第

5、 6GCの llFに

、男性 :女 性で示す と、

49.2%:30.9%、

42.6%:23.5%)が うかがわれた。 また、職 階 による違 いに関 しては、

(a)に

関 しては 「教頭・校長」層が、

(b)に

関 しては 「主任職」層が、それぞれ他の2つ の教師層に比べて肯定的態度が強い傾向を示 している。

以上、従来一般的に言われてきた

3つ

の教職像 に

2つ

ずつ対応 させた合計

6つ

の質問結果を 通 して教職観の様相 とその変容について見てきた。第1‑3GC(今 回示 したデータは第3回 調査時の ものであるが)、 4‑6GC、 7‑9GC、 そ して第10‑HGCの各教師層の特 徴 を最後 にまとめておきたい。

1‑3GC教 師層は、他の教師層 と比べ ると「清貧」や 「使命感」に対す る肯定的態度が 強 く、「労働条件」や 「教育権 限」に関 しては慎重な態度である。 しか し、あ くまで引き続 く 世代である第4‑6GCや7‑9GCの教師層 と比べての相対的な態度傾向であつて、「学問 造詣」への肯定的態度は強い とともに、「政治」にもそれほ どの否定的態度 を示 しているわけ で もない。戦後の新制大学で学び、戦後教職員組合運動 も目の当た りにしてきたコーホー トと して、 もはや戦前のような 「清貧」教職観 には同調 しないが、それで も加齢 とともに学校 にお いては教頭 0校 長 という管理的職階に就 くに したがつて、「労働条件」や 「教育権限」に関 し ては慎重な態度に変容 していつているのだ といえよう。

4‑6GC教 師層は、いわゆ る 「学園紛争世代」 としての特徴 を表 してい る。「清貧」に はいちばん否定的な態度を示 し、逆に 「教育権限」「労働条件」「政治」にはいちばん肯定的な 態度を示 している。 また教職歴を重ね、教育実践家 としての経験 と自信 とを獲得 してきた こと、

加齢 とともに結婚 し家庭 を持ち自分の子 どもの教育費用の負担感 も強 まってきた ことな どが、

「教育権限」や 「労働条件」の要求に対する肯定的態度にさらに拍車をかけさせてきている。

しか し、5回の調査結果か らは、 もう一つの特徴 もまた描 き出 している。それは時代効果 とい うものの影響である。すなわち、「教育権限」「労働条件」「政治」の3つとも、調査の回数が 進むにつれて (時代が80年代か ら2000年代 に進むにつれて)、 強い肯定的態度 は次第 に弱 まっ てきていることも認められるのである。

7‑9GC教 師層 は、「学園紛争」の反動 としての自治的 自主的諸活動の一般的停滞状況 の中で高校・大学生活を過 ごしてきた世代である。彼 (女)らは、第4‑6GC教師層 とは異 なつてt「教育権限iや 「労働条件」への態度は、第1‑3GC教師層 に近い。 さらに 「政治」

には、む しろ第1‑3GC教師層 よ りも一層否定的な態度傾 向が見受 けれ るのである。 しか し 他方で 「使命感」や 「学問造詣」に対 して は、第1‑3GC教師層及び第4‑6GC教師層 に 比べて否定的態度傾向が強 く、単純に 「保守化傾向」 とい う言葉では語れないのである。

4、

5回調査か ら対象に加 えられた第10‑HGC教師層 は、児童生徒数の減少によ り新規 採用枠が狭 くなつてきた時期 に教育界 に入つてきた世代である。難関の教師採用試験 を突破 し ての入職であるが、彼 (女)らの教職観 は、第7‑9GC教師層 ともまた違 ってい る。「労働 条件」や 「政治」には、第1‑3GC教師層 よ りも一層否定的態度 を示 し、「清貧」にも他 の GCと比べ相対的に肯定的態度を示 している。第3回調査結果 において全般的特徴 としてやや 同様 な兆候 を示 していた第7‑9GC教師層で さえ他 のGCと比べ 「使命感」は一番否定的態

(10)

度 が示 されていたが、新 しい世代 で あ る第10‑HGCにおいては 「使命感」 の向上 さえ うかが われ る結果 となって い る。 しか し、第7‑9GC教 師層 と比較 して、「学問創造」 と 「教 育権 限」 における肯定的態度 の向上が見 られ るの もまた特徴 的であ る。

2節 教職イメージ

教職 イメージの変容 を把握 す るためには、「現在 までの教職生活 を振 り返 ってみた時

(教

に就 いた当初 と比べ、学校や教師に対す るあなたのイメージは どのように変わったか」 とい う 質問 を設定 し、次 の ような10の 具体 的項 目につ いての考 えを5段階尺度 でたずねた。

(a)子

どもの学習意欲 は (略:学習意欲)

(b)子

どもの能力差 は (略 :能力差)

(c)教

師 に対す る世間の 日は (略:世間の 日)

(d)教

師 に対 す る父母 の期待 は (略:父母期待)

(e)学

校 の雰 囲気 は (略 :学校雰 囲気)

(f)同

僚教 師の力量 は (略:同僚 力量)

(g)教

師への管理・統制体制 は (略 :管理統制)

(h)教

師の仕事量 は (略 :仕事量)

(1)教

職 とい う仕事 のや りがいは (略 :やりが い)

(j)仕

事上の創意工夫の生かせ る可能性 は (略 :創意工夫)

以上 の (a)(b)は子 どもにつ いて、(c)(d)は学校 外か らの視線 につ いて、(e)(f)

(g)は

学校 内の事柄 について、(h)(i)(j)は 仕事 自体 についての質問で ある。

図表9》 は、上記10項目について、回答の5段階尺度 を得点 とみな し、第1‑3GC教

層、第4‑5GC教 師層、第7‑9GC教 師層、そ して第10‑HGC教師層の4つに括った場 合の、それそれの平均 と標準偏差 を示 したものである

(こ

こでの第1‑3GC教師層のデータ も第3回調査時の ものである)。 全体的な傾向 としては、「や りがい」は感 じてお り、同僚教師 の力量 もあると、保護者の期待 も大 きい と感 じてはいるが、「仕事量」は非常に多い と感 じ、

子 ども能力差は大 き く、学習意欲 もどちらか というとあまり感 じられず、教職遂行上の 「管理 統制」 もやや きつ く、 噴J意工夫」の余地 もさほ ど大 き くは感 じられない、なによりも教師に 寄せ る 「世間の目」が冷た く感 じられ る、 という厳 しいイメージ変容を強いられているといえ よう。 また 「や りがい」 噴J意工夫」「保護者期待」「学校雰囲気」に関 して、他の項 目に比べ て、回答にちらば り

(イ

メージ変容の個人差

)が

み られる。

男女間の相違 については、第4‑6GCの女性が男性 よりも「仕事量」を 「多い」 と、 また

「管理統制」を 「きつい」 と感 じるようになってお り、第4‑6、 7‑9、 10‑HGCの女性 が男性 よりも「学校雰囲気」を 「堅苦 しい」 と感 じるようになってきている。それ らとは逆に、

「子 どもの能力さ」に関 しては第4‑6、 7‑9GCの男性が女性 よ りも「大 きい」 と感 じる ようになってきていることが うかがえる。

以下では、代表的な変容のパ ターンを示 した6項目について、その特徴を紹介 していこう。

「教師の仕事量」   「仕事量」は、《図表

10》

が示 しているように、各GC間に大 きな差異 はな くほぼ共通 して 「多い」 とい うイメージが強 く表れた項 目で もあった。第1、 2回調査 (1984年1989年)では、各GCと 90%台、第

3、 4、

5回調査 (1994年1999年2004

)調

査 において も各

GCと

もほぼ80%台の数値 を示 している (注3)。 コーホー ト効果及び

(11)

《図表9》 教 職 イ メ ー ジ

:4つ

の 教 師層 の 平均 と標 準 偏 差

(●

=第

1‑3GC教

師層、▲

=第

4‑6GC教師層、■

=第

7‑9CC教師層、

=第 10‑1lCC教師層の平均) とても

そう思 う

やや     どちらとも      やや そ う思 う    いえない そ う思わない

とて も そ う思わない

(1)仕事量多い

(2)世間の目温かい

(3)やりがい大きい

(4)管理統制ゆるい

(5)創意工夫大きい

(6)同僚力量ある

(7)保護者期待大きい

(8)学校雰囲気のびやか

(9)能力差大きい (10)学習意欲強い

1‑■―▲●★‑2       3

1      2      3‑― 一★一●‑4■

1‑一一★―●‑2‑■ ‑5

1       2       3‑一‑3 一★●▲■‑4

1       2       3‑一 一―●▲★■        5 1       2‑一 ★●▲■‑3

1       2‑★ ―■●▲‑3

1       2‑一 一一一★

‑3‑●

■▲一一一‑4 1‑★ ■―▲―●      3

1       2       3★

■▲‑4

 

1‑3GC

     

4‑6GC

       

(1)仕事量

(2)世間の目

(3)やりがい

(4)管理統制

(5)創意工夫

(6)同僚力量

(7)保護者期待

(8)学校雰囲気

(9)能力差 (10)学習意欲

1.51(0。

91)

3。

71(0。

85) 1,82(1.12) 3.58(1.07) 2.57(1.24J 2.76(1.03) 2.62(1.30) 3.17(1.10) 2.000。93)

3.21(0。

99)

1.57(0。

96) 3.68(0.87) 1.81(1.11) 3.51(1.08)

2.53(1。

25) 2.79(1.03) 2.53(1.30) 3.11(1.09)

1.98(0。

93) 3.21(0.98)

1.34(0。

73)

3.78(0。

80)

1.84(1。

15) 3.76(1.02)

2.66(1。

23) 2.68(1.05) 2.87(1.20*

3.33(1。

09)

2.07(0。

93) 3.19(1.02)

1.44(0。

73)

4.050.60

2.22(1.15) 3,75(0.96) 2,71(1.1の 2.92(1.02) 2.69(1.15)

3.24(0。

98) 1.75(0.82)

3.71(0。

86)

1.61(0。

79) 4.06(0.69) 2.29(1.16) 3.56(1.00) 2.63(1.12) 2.99(1.00) 2.61(1.12)

3.17(0。

99) 1.870.88)

3.70(0。

87)

1.27(0.62)**

4.05(0.62)

2.15(1。

13)

3,95(0。

87)*挙 2,79(1.16) 2.85(1.05) 2.77(1.10 3.31(0.98)*

1.64(0.70*

3.72(0.85)

 

7‑9GC

     

10‑1lGC

       

(1)仕事量

(2)世間の目

(3)やりがい

(4)管理統制

(5)創意工夫

(6)同僚力量

(7)保護者期待

(8)学校雰囲気

(9)能力差 (10)学習意欲

1.29(0.62) 4.04(0.73) 2.22(1.08) 3.87(0.83) 2.71(1.03)

2.66(0。

96) 2.54(1.120 3.22(1.05) 1.53(0.81) 3.65(0.85)

1.25(0.50 4.05(0.66) 2.17(1.12) 3.86(0.78) 2.68(0.99) 2.79(0.94) 2.50(1.13) 3.18(1.1の 1.69(0.81) 3.66(0.79)

1.310。67)

4.04(0。

78) 2.25(1.05) 3.87(0.87) 2.74(1.07)

2.55(0。 97)*

2.57(1.16)

3.24(0。

98)*

1.41(0.80)**

3.64(0.89)

1.58(0。

79) 3.52(0.89) 1.61(0.89) 3.50(0.83) 2.43(1.22) 2.06(0.96) 2.35(1.14) 2.81(1.17)

1.51(0。

71) 3.10(1.06)

1.49(0.75)

3.57(0。

82)

1.58(0。

87) 3.58(0.80) 2.32(1.22)

1。 96(0。

98) 2.17(1.05) 2.51(1.30) 1.58(0.72) 3.02(1.11)

1。

64(0.82) 3.50(0.94)

1.62(0。

91) 3.45(0.84D 2.50(1.22) 2,13(0,95)

2.47(1。

17) 2.99(1.06)**

1.47(0,71) 3.15(1.03)

(※

1)第1‑3GCの数値は第 3回 調査 (1994年)調査時点のもの。

(※

2)平均 とカ ッコ内は標準偏差。男女間の有意差 t検 定結果 *p<.05 **p<.01

参照

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