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日本・インドネシア 交流の 過去・現在・未来

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Academic year: 2021

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著者 鈴木 岩行

雑誌名 東西南北

2009

ページ 4‑5

発行年 2009‑03‑18

URL http://id.nii.ac.jp/1073/00001684/

(2)

004

──和光大学総合文化研究所年報『東西南北』2009

現在の日本とインドネシアとの関係は、

日本から見るとインドネシアは液化天然ガス(LNG)の第1位、

石炭は第2位の輸入元であり、累計で最大のODA供与先国である。

インドネシアから見ると、日本は最大の輸出先であり、

最大の直接投資の供与国でもある。

また、最近は経済連携協定(以下、EPA)締結後

最初の外国人看護師・介護福祉士候補者の派遣国として注目を浴びており、

人的交流の面からも関係が深まっている。

このように両国は互いに重要なパートナーでありながら、

日本では必ずしもインドネシアへの関心は実際の関係ほど強いとは言えない。

2008年に国交正常化50周年を迎えるにあたり、

日本とインドネシアの間のエネルギーと人に関わる

さまざまな交流のあり方を考えるために2回にわたりシンポジウムを行なった。

インドネシアは石油採掘量の減少と需要の増大のため、

数年前に石油の純輸入国となった。

これまで日本はエネルギー確保の視点でのみインドネシアを見てきたが、

その需給バランスは大きく変化し始めている。

10月18日の第1回

「日本・インドネシアにおけるエネルギー問題の歴史と現在」では、

今後エネルギーから見た日本との関係はどうなるのか、

インドネシアは石油に代わるエネルギーをどのようにして確保しようとしているのか、

さらに代替エネルギー生産が進むインドネシアでどんなことが起きているのか、

について報告があった。

日本・インドネシア 交流の 過去・現在・未来

日本・インドネシア国交正常化50周年記念 シンポジウム

公開シンポジウム 和光大学総合文化研究所 主催

(3)

──

005

第1回 2008年10月18日・第2回 2008年10月25日

10月25日の第2回

「日本・インドネシアの人的交流の現代的課題と未来」では、

シンポジウムに先立って、

宮崎県の海岸で溺れた日本人中学生を助けようとして

命を落としたインドネシア人漁業研修生の足跡を追ったドキュメンタリー映画を上映し、

その製作者から映画製作に至る経緯を話していただいた。

シンポジウムでは人的交流について、

インドネシア人の来日にかかわって生ずる問題だけでなく、

現地で日系企業に勤務するインドネシア人のことも取り上げられた。

まず映画の主題でもある研修生制度について、

受け入れ現場の現状と問題点を、

次に、EPA締結後インドネシアから

多数の看護師・介護福祉士候補生を受け入れることになるが、

福祉施設で外国人と共に働くとはどういうことか、

さらに、インドネシアの日系企業の管理方法について、

そこで働くインドネシア人ホワイトカラーはどのように評価しているか、

について報告があった。

今後日本とインドネシアの関係はエネルギー(モノ)に加えて、

ヒトの交流がますます密接になると思われる。

このシンポジウムが日本でインドネシアへの関心が 深まる契機となることを期待したい。

シンポジウム・コーディネーター:鈴木岩行(所員/経済経営学部教授)

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