養護実習の計画に関する研究(5)
一一 {課程学生の「教育実習」の実施状況
(養護実習の内容に関連する事項について)
大 谷 尚 子
(1985年11月5日受理)
1 は じ め に
● ●
養護教諭は,「教育を掌る」教諭とは異なり,「養護を掌る」とされている(学校教育法第28条)為児 童生徒に教壇で教えない教師とされる。しかし,学校現場においては,「保健の専門家」である養護教 諭が,種々の事情から保健体育の授業(保健分野)を任せられることもある。
養護教諭が保健の授業を担当することは,上記の法規上の解釈,養護教諭の身分・位置づけの面か ら,あるいは,児童生徒の健康上の危機という実態分析上から,賛否両論の意見がみられる。
このような養護教諭の保健授業の実施に関する論議とは別に,養護教諭に対する保健教育面の関わ りを期待する声は,近年益々増加している。例えば,保健室で問題をかかえた子供対象にグループ指 導をすることや,より積極的に疾病予防・健康増進という視点から,保健室に来室しない者を対象に 集団レベルで指導することである。
このような養護教諭の執務内容の拡延を考えると,養護実習において,集団児童生徒に対する指導 の体験を計画に組み入れることは,不可欠のように思われる。
また,一方,養護教諭は,「心身共に健康な国民の育成」(教育基本法第1条)をめざして,教諭と協 力しあい,自らの職務を遂行していくべきものである。教諭と協力関係を円滑にしていく為には,教 諭の職務を理解することは重要であろう。もし,養護教諭になろうとする学生が,卒前に,教諭の立 場を自ら体験し,その体験に基づき,これからの養護教諭と教諭の協力関係のあり方を展望すること ができるのであれば,現場に出てから,教諭との間の人間関係や協力関係でつまづき,執務が滞るこ とも少なくなり,よりよい協力関係により,学級および学校の保健活動も活性化するのではなかろう
か。
このような「教育を掌る」ことを体験する機会は,養護教諭の養成の為に,養護実習の内容として 設定されるべきと思われる。その趣旨から,本学養護実習の目標および実習内容の例示においても,
上記のことを含めて示している。養護教諭養成の為の学校実習が養護実習のみしか課していないので あれば,上記のことを養護実習の運営の中で徹底して計画化し,実習校にも強く要望しなければなら
ない。
ところで,本学では養護教諭養成課程の学生にも「教育実習」を履修させている。現在は養護実習 の前に教育実習を課しているため,上記の指導は教育実習に負うところが大きく,養護実習において は,実習内容の例示(規定)があるにもかかわらず,協力校の状況に応じて,弾力的な要請をするに すぎない。即ち,教育実習の内容を前提にしながら,養護実習が運営されているのである。
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そこで,本研究は,養護実習の計画・運営上,重要な意味をもつ本課程学生の教育実習について,
その実施状況を明らかにしてみたい。
皿 調査対象と方法
1.調査対象
本学部養護教諭養成課程学生。内訳は表1の通りである。
2.調査方法
教育実習の履修後1週間以内に,アンケート調査を実施。なお,本調査の実施前(教育実習前)に は,養護実習の内容や,本課程学生独自の教育実習のガイダンスはなされていない。
3.調査内容 表1 調査対象
① 実習日程の概要(講話のあった日,授業参観日,学級指導 冝C授業実施日,保健室訪問日,養護教諭とかかわりのあった日
実習 人員 実習校対象 年度
等) 6回生 57 32 24
② 保健の授業回数 7回生 58 40 27
③ 保健室訪問,(頻度,訪問理由) 8回生 59 40 30
④ 養護教諭とのかかわり,養護教諭観の変化
⑤、実習への取り組み方
皿 結果と考察 1.実習のねらい
● ■
{護教諭養成課程の学生が,養護教諭でなく,教諭になるための実習である「教育実習」を,どの ように受けとめているのかを知る為に,「あなたは本実習をどのような態勢で取組みましたか」という 質問を選択式でしたと 表2 実習取組み姿勢について(実習の主なねらい)(複数回答あり)
ころ表2のような結果 ナあった。
S57 S58 S59 言十 備 考n=32 n=40 n=40 n−112
「授業のすすめ方の
体得を主なねらいとす 授業のすすめ方の体得 94 20D 75 12β る」という回答は,13 学級担任の仕事の理解 52 2.5 5.0 3.6
%であり,あまり多い 教育現場を肌で知ること 65β 72β 57.5 652 とは言えない。また,
「一一一一*一一一r X2=4.0900生徒理解 43B 60D 675 58D p<OD5
「学級担任の理解」と 養教の執務,保健室運営 63 2β 7β 54 いうことをねらいとし の理解
た者は更に少なく,約
注)*印 X2検定有意差あり,検定値は備考欄に示す。(以下同)
4%であった。
S54年度の実習生は「他の教諭の実習生と全て同一にとらえた純粋のr教育実習』として…一」と 回答した者が38%であったPこの数値と比べると,近年は,純粋のr教育実習』(あるいは狭義の教育 実習)というねらいを持つ者は少なくなったと言えよう。
「教育現場を肌で知る」や「生徒理解」(殊に近年は有意に増加)というねらいを持った者は非常に 多い。また,「養護教諭の執務の理解,保健室運営の理解」をねらいとする者も,数は少ないがみられ
た。
以上より,養教課程の学生は,教育職員の基礎となるべき生徒理解や教育現場理解に主眼をおいて いるが,教科指導や学級担任の仕事の遂行についてはあまり積極的に関わろう,深めようとする気持 ちは持っているとは言い難い。
このことは,養護教諭養成課程の学生として,教諭ではなく養護教諭になるのだという気持ちがあ る為でもあろうが,また,教育実習が,3年次に行われて,しかも,3度ある学校実習のうちの初め ての機会であって,初歩的な段階までしか目標を設定することができなかった点もあろう。
しかし,「教育実習」の機会は1度しかなく,貴重な体験をしうる機会であることを思うと,より突 っ込んだ体験をしてみようという実習生の意欲をもっと期待したいところである。
2。養護教諭観の変化
「あなたは本実習をしたことにより,養護 表3 「教育実習」による養護教諭観の変化 教諭についてのとらえ方が変りましたか」と S57 S58 S59 言十
いう質問をしたところ,表3のような結果と 変化あり 53.1 47β 40D 464 なった。年度間の差は認められず,約5割の 変化なし 28.1 50.0 55D 455 者が「変化あり」と回答していた。 NA 188 2.5 5D 8.1
変化の内訳は,多様であり,実習生の養護
教諭志向にプラスに作用したり,マイナスに作用したりするもの,あるいは,養護教諭像をある程度 きちんと捉えていると思われるものや,その反対に部分評価でしかないものなどがある。しかし,こ こでは,その内容には触れず,実習生が自分で「変化あり」と回答したこと自体に注目したい。
将来,自己の職業となるであろう養護教諭に関心を持つ養護教諭課程学生は,教諭としての実習を しながら,自らの養護教諭像を問い直したことになる。
なお,この教育実習でとらえた養護教諭像は,約半年後に自らが養護教諭となって実際に体験して
みる養護実習において,くつがえされることもある。しかし,養護教諭を第三者の立場からとらえる 〜
体験は貴重なものと思われる。
3.実習の日程(概要)
3週間という実習期間に,どのような形で実習がすすめられていくのか,その進行状況を図1にま とめてみた。
図1は,実習生が講話の受講や,授業参観あるいは実地指導した日に,各々印をつけてもらい,
その日数を週毎にまとめ,実習生全体の平均値をとってみたものである。なお,各年度とも,実習期 間に10月10日の祝日が含まれるが,第2週目にある年度(S57,59年度)と第3週目にある年度(S 58年度)があるので,実習期間別の平均値を算出するにあたっては,祝日の分を補正する為に,その 週の数値を6/5倍にしてみた。
1)狭義の「教育実習」の内容について
この図によると,講話は第1週に集中して行われ,2〜3日間にわたって行われている。
現職教師の授業の参観(観察)は,第1週目が最も多く,約4日間に及ぶが,第2・3週にも授業
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観察が行なわれている。
ショート学活の指導は,実習生が配当 1 週 目 2 週 目 3 週 目
された学級に対する指導であり,学級担 19] S 57 016 003 1)講 話 262 S 58 0 018
任の仕事の一部を実習していることであ 223 S 59 006 005
る。1週目の後半より任せられているこ 2)現轍
344 180 166
師の授
ニがわかる。 業を業を参 観 374 210 126 S03 240 L67
保健授業の実施は,第1週目は平均1
日以下と少ない。特に近年は1週目に実 3)ζ義 234 371 388 Q23 443 408 の指導 188 378 363
施する者は少ない。第2・3週目になっ
てから,授業を実際に実施しているよう 4)保健授 141 311 272 業の実 075 319 252
だ。 施 ・23 3・1 244 なお,学校行事等がある場合は,授業
104 164 2£5
を実施することはできず,それだけ実習 5)器室 ・57 114 ・59
1 13 204 345
生の実地指導の機会は減少する。
本実習の時期が毎年9月末〜10月の為 6携鑑093 137 231
@053 059 218
体育の日(祝日)のほか,地区新人戦, り 103 172 270
(平均89%)や,その他の学校行事(平 ゜ 1 2 3 4 1:】 O I 2 3 4 B O l 2 3 4 日
均54%)にぶつかる実習校も多い。 図1 実習時間(週)別,項目別実習日数(各年度平均値)
実習校係教官が行事等の日程と実習生 による授業日程を調整することに,ご苦 労していることが伺われる。
2)保健室・養護教 表4 実習時期別にみた保健室訪問状況(訪問者の割合)
諭との関わり }1に示す通り,保
S57 S58 S59 言十 備 考n=28 n=37 n=40 n=105
健の実習生は,保健室 笳{護教諭とも関わっ
訪問 第1週目に訪問した 謔Q週目に訪問した
53β 40.5 55.0 49β
Uα751472561魂
ていることがわかる。
した
第3週目に訪問した
893描9乳5857邦端鼎
(本調査では,たとえ
数分間でも「1日」と 訪問しなかった 0 8.1 2」5 38
いうことで算定されて 備 考 X2=27.662吹@ono1
いる。)
実習1週間目は,1日弱で 表5 実習時期別にみた養護教諭とのかかわり体験(かかわり者の割合)
あるが,実習が進むにつれ増 S57 S58 S59 言十 備 考
加し,第3週目には平均3日 n;28 n−37 n=40 n=105 保健室を訪問していることに
ネる。
かかわり 第ヱ週目にあり 謔Q週目にあり
X2=4.02(聡46.4 29!7 52.5 429 P〈0ρ5
Tα・35ナ6α・4a6蒼繍291
なお,表4・5は,関わり あり 第3週目にあり 85!7 67.6 82.5 78.1
者の割合を示している。第1
T目には約半数の保健実習生 かかわりがなかった
107 13」5 10ρ 114
が保健室を訪問したり,養護教諭と関わっていることがわかる。そして,第3週にもなると,その関 わり者ば8〜9割に及び,ほとんどの者が,その保健室を訪問したということである(実習協力校の 中には,養護教諭未配置校も含まれている)。
この数値は,他の教科の実習生と比べて特異的なことである。保健の教育実習生は,教科担当およ び学級担任の指導教官のほか,養護教諭によって指導もされていると言っても過言ではない。
4.保健授業の実施
「保健」の授業実習がどのように行われたか 合
を検討する場合,本来は実習の内容(質)を問 53・54年度 U5 (平 均)
うべきと思われる。しかし,その実態を把握す 5
4
55 5
ることは難しい。そこで,ここでは,実習生が 35 25
2 2 2
15 15
授業を何回実施したか,量からとらえていきた
い。 象
5 10 15 2010 級ハは,図2および表6に示す。
実施回数が実習生(実習校)により大変異な 57年度
U
ることがわかる。 5 4 4 5
年度の推移をみると,近年になるに従い,そ 2 3
2
1 1 1 1 1 1
の分布は集約化し,その平均値は少ない値を示 0
5 10 15 20
している。 詮 io
9 58年度 表6 保健授業の実施
S57 S58 S59
5
3 3
4
授業した日(平均) 6.7日 6.0日 5.2日 2 2 2 2
@ 1 】
平均①注 9.3回 8.0回 7.6回 宏 5 10 15 20
実 施 平均② 7.6 7.1 10
8 8
回 数 最少 3 4 2 59年度
最 多 17 20 23 5 4 4 5
他校生 同 じ
563% 625% 65.0%
1
3 1 3
2
1
と の 多 い 25.0 7.5 10D 0
比 較 少ない 18.8 27b 25.0
0 5 10 15 20 25回数
注)平均(2)は特異な最多値を除去して算出した
@ 数値
図2 保健授業実施回数の度数分布 香j53.54年度の平均は参考文献1)掲載図3より
@ 算出
他教科の実習生の授業実施回数と同じかどうかをみてみると,「同じ」(他教科実習生の授業回数の平 均値が,本課程学生のそれと±2回の差は同じとして扱った)が65%であった。「少なかった」とする 者も25%いるが,保健の教科の特殊性(保健体育科の1分野。約1週間に1回の授業時数)からみて この程度は,止むを得ないと言えようか。ただし,本課程の場合の実習期間は3週間で,他教科実習 生の2週間と比べて1週間多い状態で,この結果であることより,保健実習の場合は実習期間に対す
る配慮が必要と思われる。
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5.保健室,養護教諭との関わり 表7 保健室訪問頻度
1)保健室の訪問頻度 実習のねらい(理解したい主目的)別
前記3−2)および表7に示す 57 58 59
計 養教 生徒 教育現場 担任授業
通り,実習生は程度の差はあれ, nニ32 n=40 n=40
n= 6 n=65 n=63 n二16
殆どの者が保健室を訪問している。 彩 彫 % % % 彫 % %
「非常に多かった」と自認する者 非常に多かった 25D 12.5 27.5 21.4 50.0 246 13.7 12.5
は21%を占めた。 時 々 313 32.5 37.5 339 333 323 41.1 188
訪問頻度を実習のねらい別にみ トみると,ねらいを「養護教諭の
少 し Sく訪問せず
40β 45.0 32,5
@ 75
393
Q.7
:㌻苧噂憐
職務理解」とした者は,頻回に訪 N.A 3.1 2.5 25 2.7 16.7 3.1 0 0
問していたが,「学級担任の仕事,
授業の理解」とした者は,訪問頻度が少ない者が有意に多かった。
実習生が実習のねらいをどうとらえているかで,保健室との関わり方は異なると言えよう。
なお,実習生が保健授業を行った回数の多少と,保健室訪問頻度との間の関連をみると,保健授業 実施回数の少ない者(9回以下群)は,時々以上保健室を訪問している者が60%で,10回以上実施群 の42.5%と比べて多くなっていたが,有意な差ではなかった。即ち,授業実習の少ない者は,時間的 余裕が生じて保健室訪問も多くなる傾向はあるが有意差が認められるほどにはなっていないと言える。
2)保健室訪問の理由
どのような理由で,保健室を訪問したかを表8に示す。
表8 保健室訪問の理由
注) 実習の構え別 授業実施回数別
S54 S57 S58 S59 言十 養教の生徒教育現学級担
職務理解場を肌任の仕 〜 7〜 10回 理解 で知る事授 6回 9回 〜
n=40n=32 n=40 n=・40 112n= 業理解
n=6 n=65n=73 n=16 n;41n=37 n=33
授業準備摯a者の救急処置
80D 594 45D 60つ 54.5 Q5」0 28.1 35P 30.0 313
667 60.0 507 37β *
R33 36.9 31!5 56.3
61D 59.5 424*43.9 24β 242
生徒の情報収集 15ρ 15β 12ほ5 22.5 171〕 333 21.5 192 313 17ユ 243 9.1 4年生と話したい 67.5 62.5 55∫〕 60.0 589 56ユ 56.8 66.7 保健室を見たい 50.0 563 60D 57.5 58D 100.0 60」0 562 68.8 463 67.6 60β 養教と話したい 35ρ 313 42.5 675 48.2*** 833 47.7 452 31.3 51.2 514 394 教生の控室だったので 一 156 12ま5 12ば5 134 14.6 18£ 152 注)S54年度の値は参考文献1)による
S54年度では,授業準備との関連で保健室にある教材を借りたり養護教諭より指導を受けたりした 者が多く,8割にも及んでいたが,近年では,その割合はやや減少してきた。とは言っても5割の者 が,保健の教科の授業準備の為に保健室の世話になっている。保健教育における保健室の存在の大き さを感じさせられる。
このような,保健(科)教育と保健管理(保健室)の連携を,保健(科)教育の立場から関わる体 験をすることは,将来,逆の立場で保健(科)教育に協力,助言する上で益になることも多いと思わ
れる。
また,実習生が,学級担任の立場で保健室に関わることとして,配当学級生徒の傷病発生時の救急 処置や,学級保健管理・生徒指導上必要な生徒個々に関する情報収集を保健室に求めることがである。
表8によれば,この学級担任の仕事に関連して保健室を訪問した者は,2〜3割で,あまり多いと は言えない。
なお,実習のねらいを「学級担任の仕事,授業のすすめ方理解」とした群(X2=5.430,P〈0ρ5)
および,授業の実習回数が6回以下と少なかった群(X2−4.6087, P〈0.05)は,他群と比べて傷 病者の発生と関連して保健室を訪問することが有意に多くなっていた。
教科担当としての授業の実習が十分にできなかった実習生は,その分,学級担任として,生徒の健 康に関わることを実習していたことになる。
また,本課程の教育実習生は,他教科実習生と比べて不利な条件にある為,緊張感も強く,先輩で ある4年次の養護実習生に心理的援助を求める傾向がある。このこと斌実習生を保健室訪問に誘導 する理由でもある。
それに加えて,近年では,養護教諭と話したいという気持ちで保健室を訪問する者も増えたことは 注目される(X2=9.2690, P〈0.001)。
3)養護教諭との会話内容
養護教諭と会話した内容は,表9の通りである。
いずれの年度も教材準備に関することが最も多かった。近年(S59)の特徴としては,配当学級生 徒の健康・性格・行動について,養護教諭のおかれている立場について,話をしたとする者が有意に 多いことである。
今日の中学校では, 表9 養護教諭との会話の内容
生徒指導上も養護教諭 S57 S58 S59 計n=32 n=40 n=40 n=112
備 考 の立場は重要であり,
また,微妙である。ま 教材準備のこと 594 35.0 475 464
た,実習生が生徒を指 授業のすすめ方について 28.1 15D 35D 259
導する為に必要な情報 ヘ,学級担任とは異な 骼挙̲から養護教諭も 揩チているので,実習
担当ヴヲズ生徒め健康;性格行動等
S当クラス生徒の傷病発生に伴
鼈黷、打合せ
タ習校生徒め健康実態τ傑健簡
…… 一…栗門一……冒一 − P8B 15D 37乏5 24.1
@94 5.0 0 4.5雪・9曹一9・9・曹一一一一一一一一一一一,r曹魎層9噛−
Q19 27」5 35」0 28.6
X2=6.1002
o〈0ρ5
生は直接養護教諭から 幽一一辱,幽一_−一 一「一「一一鞠9一幽
{護教諭の執務内容
一一一一一一一一一一,「曾・,層曽,●■冒
S3B 275 42.5 37石
話をききたいと保健室
ノ足をむけたと思われ 養護教諭のおかれている立場 *R13 20℃ 45D 32.1 X2;4!7158
o〈OD5
る。 学校保健のかかえている問題・
W望 18.8 22β 2α0 20.5 このような養護教諭
と学級担任との連絡,打合せは養護教諭の立場からは大変重要視されている。しかし,学級担任の立 場からは見落されやすく,そのことが,また,教育実習生の実習内容や実習目標の設定に反映し,実 習内容として位置づけられ難い。
表8を見ると,これらのことに関連する連絡・打合せを行った実習生の数は決して多くない。養教 課程学生の場合は,このような連携の機会を積極的に作り出すよう,実習内容の充実が望まれる。
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IV ま と め
養教課程学生の教育実習の内容は,養護実習の計画にも影響する。そこで,教育実習の実施状況を 実習直後の学生を対象にアンケートを行い明らかにした。主な所見は次の通りである。
1.実習生は,生徒理解や教育現場の把握にねらいをおいて実施した。教科指導や学級担任の仕事を 遂行したいと思った者は数少なかった。
2.教育実習の体験により,養護教諭観が変化したとする者は約5割であった。
3.講話および現職教官による授業参観は,第1週に集中しているが,一方,ショート学活の指導は 1週目後半から最終日まで続けられる。保健授業は,第2・3週に行なわれている。
4.養護教諭に関わる者は,第1週で4〜5割である。第3週目には,8〜9割の者が養護教諭と関
わっていた。
5.保健授業の実施は実習校による差が大きい。近年は,その分散傾向が集中化しており,平均7回 の実習回数である。
6.保健室の訪問が「非常に多い」とした者は2割であった。
実習のねらいを「養教の職務」とするか「学級担任の仕事,授業のすすめ方」にするかにより,訪 問頻度は異なっていた。
7.保健室を訪問した理由は,授業準備や生徒の救急処置の為等,直接の教育実習に関係するものの ほか,先輩実習生と話したい,養教と話したい者も多く見られた。
近年は特に,養護教諭と話したいとする者が増加した。
実習のねらいを狭義の教育実習においた者,あるいは,授業実施回数が少なく6回以下だった者は 担任の仕事としての生徒の救急処置に関係して保健室を訪問する者が多かった。
8.養護教諭と会話した内容は,教材準備に関することや,養護教諭の職務内容に関することが多い。
近年は,生徒個々の健康等に関する話も多くなされている。
注
1)大谷尚子「養護教諭養成課程における教育実習・養護実習の現状と問題点」r茨城大学教育学部教育研究所紀 要』第12号 1980