『人文コミュニケーション学科論集』13, pp. 89-105. © 2012茨城大学人文学部(人文学部紀要)
杉本 妙子
【要旨】
ベトナム人学習者にとって習得しやすい助詞・習得しにくい助詞ならびに学習期間と助詞 習得の関連を明らかにするために、
2009
年3
月にハノイ大学2
・3
年生を対象に文法穴埋め問 題形式の助詞習得調査を行った。その結果、日本語学習期間の違いと助詞の習得状況との有 意な関係は見られなかったが、主体のガ・対象のヲ・着点や場所のニのような最も基本的な 用法については、調査対象とした中級レベル学習者においては概ね習得できていることが確 認できた。一方、誤用が多いのは、対象を表すヲとニ、起点を表すカラとヲ、場所を表すニ とデのように、似ている働き・使い方をする助詞間であった。ただし、誤用の多かった結果 の誤回答の現れ方を見ると、二つ以上の助詞の誤回答が見られるものもあり、助詞2
者間だ けに注目するのでは不十分である場合があることがわかった。キーワード:ベトナム人学習者 助詞の習得 習得難易度 助詞の誤用 学習歴
1. はじめに
ベトナムでは現在、大学・大学院から中等教育機関、民間の私塾等に至るまで、様々な場 で日本語教育が行われており、学習者数も増加し続けている。同様に日本への留学生数も
2007年5月1日調査以降は中国、韓国、台湾に次いで第
4
位であり、2011年5月1日現在のベトナムからの留学生数は4,033人(前年度比12.1%増)で3位の台湾4,571人(前年度比13.7%減)
に迫る勢いで急増している(日本学生支援機構調べによる)(1)。これは、ベトナムへの日系 企業の大規模進出や日本人観光客の増加など、日越の良好な関係による日本語需要が高いこ とが大きな要因であろう。しかしながら、日越対照研究や日本語習得研究においては、ベト ナム人研究者も日本人研究者も少なく、したがって先行研究もきわめて少ない状況である。
そこで、本稿では、ベトナム人日本語学習者にとっても習得が難しいと捉えられがちな日本 語文法の中の助詞を取り上げる。まずは、学習者の作文等から収集した日本語助詞の誤用と 考えられる例にはどのような傾向があるかに触れる。その上で、ベトナム国内で実施した日 本語助詞習得調査の結果を示して、ベトナム人にとって習得しやすい助詞・用法と誤用が起 きやすい助詞・用法について述べていく。助詞の習得に限らず、学習期間が長くなれば誤用
が少なくなるものと考えられる。そこで、
1
年間の日本語学習歴の違いがあるハノイ大学の3
年生と2
年生に対して2009年に行った調査をもとに、学習期間の違いと調査結果の関係に ついても触れていく。なお、助詞の誤用は多岐にわたるので、本稿では格助詞(ガ、ヲ、ニ、デ等)を中心に取り上げることとし、ハとガの誤用の問題については取り上げない。
2. ベトナム人学習者の日本語文に見られる助詞の誤用の傾向
日本語学習者の日本語文にはさまざまな文法的誤用が観察される。筆者は2001年頃から ベトナム人学習者の日本語文から誤用と思われるものを収集している。そのうち、中級〜上 級レベルの日本語力のベトナム人学習者の日本語文には、次のような助詞(助詞とそれに対 応する述語)の誤用が観察される。以下には2001年ベトナムの大学において収集したもの(*
印で示す)と2009年以降に茨城大学において収集したものから、類似した誤用例が多い一 部を示す(2)。以下の例では、誤用と判断した助詞に下線(対応する述語には下点線)を付し、
矢印(→)の後に日本語として自然な形を示した。なお、誤用箇所以外を一部修正した。
A 助詞「ガ」と「ヲ」の間の誤用
1〜4番の例のように類似形の自動詞と他動詞がある動詞と対応するガ・ヲの誤りが多く 観察される。その他、5番目の例では「本が読んで分かって」では述語を「読む」ではなく「分 かる」と考えたため、6番目は「興味がある」という表現との混同ではないかと考えられる。
7番目の「〜をわかる/〜がわかる」は日本人母語話者でも両方の形が観察されるものであ る。最後の例は名詞述語の主体であるので、ヲでなくガ(ハ)とすべき例である。「重要な 時だと思う4 4 4」といった意識からヲを使ってしまったものではないだろうか。
*日本の先生は今日本語が教えている人がまじめで、熱心です。 →日本語を教えて いる
*自分の気特があまりあらわしません。 →気持ちをあらわしません ・金融に関する仕事という夢を叶うように、… →夢が叶うように ・グローバル化を進む現代において、… →グローバル化が進む
*もし日本語がよくできれば日本語の専門の本が読んで分かって、専門によくなると思う からです。 →本を読んで
*漢字に興味がもっています。 →興味をもっています ・性格をわかったら、難しいですが、… →性格がわかったら ・
1
月1
日を最も重要な時だ。 →1
月1
日が/は重要な時だB 助詞「ニ」と「ヲ」の間の誤用
対象(目的語)を表すニとヲの誤りが多い。また、下
2
例は使役形の述語が続く場合に誤っ てヲを使用してしまった誤りである。*西洋人にまねています。 →西洋人をまねている
*はじめは中国に研究したいですから、東洋学部に入りました。 →中国を研究した かった
・兄は妻に残して、弟を探しに行くことにする。 →妻を残して
・ある日、この地域を立ち寄るフン王はその話を聞き、… →この地域に立ち寄った ・弟に怒られたのを気づいた。 →怒られたのに気づいた
・皆はできるだけ他人を触らないように注意しました →他人に触らないように ・レポート提出の期限をたぶん間に合わないかもしれません。 →期限に間に合わない ・この仕事を応募させていただきます。 →この仕事に応募させて
・ご飯を太鼓の上に置いて息子を食べさせることにした。 →息子に食べさせる
C 助詞「ニ」と「デ」の間の誤用
場所を表すことばにつくニ・デにおいて、動作の場所を表すデを着点(目的地)のニと誤っ て使ってしまった例が多い。
・深い森に迷ってしまった。 →森で迷ってしまった
・専門学校のデザインコースに勉強します。 →デザインコースで勉強します
・中国では勉強だけではなくて、学校に教えない、いろいろな知識を身につけたいと思っ ています。 →学校で教えない
・映画にしか聞けない言葉だった。 →映画でしか聞けない
・中国の上海市にある復旦大学で留学するつもりですが、… →復旦大学に留学する
D 助詞「ガ/ハ」と「ニ」の間の誤用
受動文・「〜てもらう」形の述語の動作主を表すニをガ・ハとしてしまった誤りが多い。
また、最後の例は受動文の主語(能動文での目的語)であるが、「分野」を場所を表すこと ばと考えてニを使ってしまった誤りと見られる例である。
*先輩が日本語はとても難しくて、複雑な言語と言われたから、勉強してみたい。
→先輩に〜と言われた/先輩から〜と言われた/先輩が〜と言った
・心配したが、店員が親切に話しかけてもらった。 →店員に話しかけてもらった ・応募書類には推薦状が必要ですので、先生は書いてもらうというのはよろしいでしょう
か。 →先生に書いてもらう
・元々発音の分野に余り注意されていないので、 →分野が/は注意されていない
E 助詞「カラ」と「ヲ/ニ」の間の誤用
カラにかかわる誤用として、カラとヲ/ニの間の誤用も少なくない。
1
〜3
番目の例は、具体的な起点を表すカラと抽象的な起点を表すヲとの間の誤用である。
4
番目は、動作主を 表すカラを受動文の動作主を表すニとして使ってしまった例である。最後の例は、事態が起 きた時を表すニと起点のカラとの間の誤用である。・住宅団地に離れる。 →住宅団地から離れる
・用事があるので、男は遠い所まで長期間で(φ)家から離れないといけない。 →家 を離れないと
・特に日本語レベルが高ければ高いほど学習者は外国人の発音を抜けたくなる。 →外 国人の発音から抜けたい
・この理由が日本に行ったことがある人に出されている。 →人から出されている ・
2
週間ほど前から交通事故で両足を骨折し、入院しなければならなくなってしまいました。 →
2
週間ほど前に骨折しF その他
A〜Eに示した以外に、マデにかかわる誤用、相手を表すニとトの間の誤用、場所を表す ことばと考えてニ・デを使ってしまったと考えられる誤用、助詞の要・不要にかかわる誤用 が観察された。
・今までも遅くない。 →今からでも遅くない
・あさってまではレポート提出の締め切りですが、 →あさっては/が締め切りです ・もっと日本人にしゃべることなどによって発音の修正ができると思う。 →日本人と
しゃべる
*日本語の学習でおもしろいところは日本語の中に発音と文法です。 →日本語の中の 発音と文法です
・やっと○○院に到着しました。そこでもっと人込みでした。 →そこは人込みでした ・外国語習得を促進するための共通点もいくつφ考えられている。 →いくつか考えら
れて
・用事があるので、男は遠い所まで長期間で家から(を)離れないといけない。 →長 期間φ離れないと
以上のように、ベトナム人学習者の日本語文に見られる助詞に関する誤用は、ベトナム人 学習者に限らず従来から指摘されることの多かったものと一致していると言える。
3. 2002年調査について
本稿で主に取り上げる学習歴の異なるベトナム人学習者の助詞習得調査は
2009
年に実施 したものだが、その調査は2002
年3
月に筆者が行った調査結果を踏まえて行ったものである。2002
年調査結果については、杉本(2008
、2010
)に詳述したので、ここでは文法調査のう ち助詞20
項目の結果の分析についてのみ触れておきたい。(3)助詞
20
項目の調査結果では、正答率が100
%近いものもあれば10
%台のものまであり、正 答率の差が大きく、習得しやすい助詞やその使い方がある一方、習得しにくいものもあるこ とがわかった。調査結果については、正答率順と誤答率順に並べ替えることによって、次の 点を指摘した。・場所や着点(乗り物)を表すニの正答率は
95
%以上と高い。場所を表すことばにつく ニや着点のニは、格助詞ニの働きの中でも主要なものである。また、対応する述語が場 所を表すニでは「住む」、着点(乗り物)では「乗る」であることも、正答率の高さに つながっていると考えられる。・同じニでも、ニが対象を表す場合(述語は「あこがれる」「挑戦する」)の正答率は
40
% 台と低く、誤答率が50
%を越える高さである。・場所・着点のニに次いで正答率が高く、誤答率が低いのは、抽象的な起点を表すヲ(述 語は「卒業する」)や動作・変化などの主体を表すガ(述語は「増える」「研究する」)
である。起点のヲはカラと間違えられやすいものと予想したが、この調査では「大学ヲ 卒業する」の文型の設問であったために誤用が少なかったものと考えられる。
・ヲの第一の用法と言える動作・作用の対象を表すヲは、上のヲ・ガに次いで正答率が高 く、ある程度正しく習得されていると言える。
・主体(主語)のガについても正答率が高い。主体のガは、ガの第一の用法であり、初級 の早い段階から学ぶものであり、習得できていると言える。
・誤答率が高いものとしては、助詞ヲに関わるものが多い。具体的には、ガ→ヲとした回 答(述語は「発達する」「非難される」など)やニ→ヲと回答したもの(述語は「あこ がれる」「挑戦する」など)など、誤ってヲを回答したものが多い。対象は一般にヲで 表されるが、対象をガやニで表す動詞・形容詞もあることや、ヲ・ガと他動詞・自動詞 とが対応していることなど、格助詞ヲは同様の働きをする他の格助詞との間で、その使 い分けの複雑さ、難しさから、ヲをめぐる誤用が多かったと考えられる。
4. 学習歴の異なる学習者に対する調査
4.1 調査の概要 調査時期:
2009
年3
月被調査者:ハノイ大学日本学部
3
年生2
クラスの計51
名、日本語学習歴は約2
年半。ハノイ大学日本学部
2
年生2
クラスの計48
名、日本語学習歴は約1
年半。調査の方法:( )中に正しいと考えられる助詞(または適切な動詞の形+助詞)を入れる 穴埋め文法問題形式(テスト形式)の調査票を配布し、回答後に回収するやり方で、ハ ノイ大学教室において、同大学教員の協力で実施。
調査票と調査項目:
・調査票は
A4
用紙1
枚に両面印刷した2
ページ。・調査項目は主に助詞についての
40
項目で、2002
年調査の20
項目に、さらにベトナム人 学習者の日本語文に現れた誤用等(上述の2
節参照)をもとに項目を追加・修正したも のである。この40
項目の中には、動詞に助詞が下接する場合の動詞の形を含めて取り 上げた2
項目(項目番号27
、34
)が含まれているが、これらもあわせて見ていく。・調査票の
40
項目の設問等は後掲の「調査票」のとおり。4.2 調査結果と分析
(1)調査結果
40
項目の調査結果をクラス・学年別に集計したものが表1
「正答数と正答率」、それをグ ラフ化したものが図1.1
「正答率の比較:1
〜20
」と図1.2
「正答率の比較:21
〜40
」である。正答率について回答者全体で集計したものが表
2
、そのグラフ化が図2.1
と図2.2
である。また、どのような助詞に誤回答したかをまとめたものが表
3
「誤回答状況」である。(2)学年・クラス別の正答率・誤答率の分析
1
年間の学習期間の差は助詞の習得の程度と関連があるものと予想していたが、正答率の 表1
、図1.1
・2
を見ると、必ずしも日本語学習歴が1
年長い3
年生が2
年生よりも正答率が高 くなっていない。そこで、学年・クラス別の結果に注目しながら大雑把に分類すると、次の
4
タイプに分類 できる。①
3
年生のほうが2
年生よりも正答率が高い項目
1
(主体のガ、述語:発達する),4
(動作主のニ、述語:行動してほしい),6
(対 象のヲ、述語:応援する),8
(助詞不要),31
(起点のヲ、述語:離れる)表1 正答数と正答率
*上段:回答者数、下段: %
※太字は80%以上、斜体字は30%以下
設問 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
正答 が が/は が/も に/にも
/(に)は が を/は に /も が/も を
3年A 20 13 19 8 14 20 11 17 17 11
(24名) 83.3 54.2 79.2 33.3 58.3 83.3 45.8 70.8 70.8 45.8
3年B 19 17 21 9 18 19 12 15 22 8
(27名) 70.4 63.0 77.8 33.3 66.7 70.4 44.4 55.6 81.5 29.6
2年A 11 14 23 5 14 13 15 9 20 9
(23名) 47.8 60.9 100 21.7 60.9 56.5 65.2 39.1 87.0 39.1
2年B 7 13 20 3 15 12 10 11 16 3
(25名) 28 52 80 12 60 48 40 44 64 12 合計 57 57 83 25 61 64 48 52 75 31
(99名) 57.6 57.6 83.8 25.3 61.6 64.6 48.5 52.5 75.8 31.3 設問 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 正答 を で/△から に/にも を/△も から(も)/と /も に に(も) に が
3年A 8 9 13 21 8 18 21 20 10 15
(24名) 33.3 37.5 54.2 87.5 33.3 75 87.5 83.3 41.7 62.5
3年B 18 8 15 22 8 14 26 23 11 13
(27名) 66.7 29.6 55.6 81.5 29.6 51.9 96.3 85.2 40.7 48.1
2年A 18 9 14 20 10 12 22 22 17 17
(23名) 78.3 39.1 60.9 87.0 43.5 52.2 95.7 95.7 73.9 73.9
2年B 19 1 19 22 9 13 24 22 15 14
(25名) 76 4 76 88 36 52 96 88 60 56 合計 63 27 61 85 35 57 93 87 53 59
(99名) 63.6 27.3 61.6 85.9 35.4 57.6 93.9 87.9 53.5 59.6 設問 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 正答 を の/では が を/も に(も) を/も 〜てか
ら/たら のに を/は /も
3年A 24 6 13 19 24 20 1 7 17 1
(24名) 100 25 54.2 79.2 100 83.3 4.2 29.2 70.8 4.2
3年B 27 11 17 19 25 15 2 12 20 4
(27名) 100 40.7 63.0 70.4 92.6 55.6 7.4 44.4 74.1 14.8
2年A 20 5 11 10 21 19 0 5 17 0
(23名) 87.0 21.7 47.8 43.5 91.3 82.6 0 21.7 73.9 0
2年B 24 7 11 18 24 16 0 7 17 0
(25名) 96 28 44 75 96 64 0 28 68 0 合計 95 29 52 66 94 70 3 31 71 5
(99名) 96.0 29.3 52.5 66.7 94.9 70.7 3.0 31.3 71.7 5.1 設問 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 正答 を を を 〜まで が に(も) で で は/が も/でも
3年A 11 17 8 0 16 19 5 2 7 0
(24名) 45.8 70.8 33.3 0 66.7 79.2 20.8 8.3 29.2 0
3年B 11 22 8 0 17 17 7 5 13 2
(27名) 40.7 81.5 29.6 0 63.0 63.0 25.9 18.5 48.1 7.4
2年A 4 20 6 0 15 21 5 2 13 9
(23名) 17.4 87.0 26.1 0 65.2 91.3 21.7 8.7 56.5 39.1
2年B 5 19 6 0 13 20 4 3 16 5
(25名) 20 76 24 0 52 80 16 12 64 20 合計 31 78 28 0 61 77 21 12 49 16
(99名) 31.3 78.8 28.3 0 61.6 77.8 21.2 12.1 49.5 16.2
図1.1 正答率の比較:1〜20
図1.2 正答率の比較:21〜40
②
3
年生も2
年生も正答率に顕著な差が見られない項目
14
(対象のヲ、述語:食べる),17
(場所のニ、述語:住む),25
(着点のニ、述語:乗る),
29
(対象のヲ、述語:残す)など③
2
年生のほうが3
年生よりも正答率が高い項目
11
(起点のヲ、述語:卒業する),19
(対象のニ、述語:挑戦する),39
(受動文 の主題のハ、述語:呼ばれる),40
(とりたてのモ)④あるクラスだけが突出して正答率が高い/低い
項目
3
(自動詞の主体のガ、述語:増える),16
(助詞不要),10
(対象のヲ、述語:ま ねる),12
(材料のデ、述語:作る),24
(対象のヲ、述語:失う)など①は、
3
年生の2
クラスともが2
年生の2
クラスのどちらよりも正答率が明らかに高い結果 だったもので、上の5
項目だけである(3
年生の正答率が非常に低い項目27
と30
を除く)。こ れと正反対に2
年生の2
クラスともが3
年生2
クラスのいずれよりも正答率が高かったのが③ であり、上の4
項目がこれに当たる。また、②のタイプの3
年生も2
年生も正答率に顕著な差 が見られない結果となった項目は、上掲のもの以外にも多い(表1
、図1.1
・2
参照)。調査前 の予想では、①のタイプの結果が多く、②はあるだろうが、③の結果は予想していなかった ので、この結果は意外な結果であった。このような結果となったのは、ベトナムの大学において日本語専攻の学部・学科で学習し ている中級程度の学習者にとって
1
年の学習期間は習得に大きく影響しない、つまり2
年生 から3
年生へと学習期間が長くなっても助詞の習得は進まない、ということだろうか。上の タイプ分けした結果からは、一見、このように結論づけることもできよう。しかし、筆者は 別の理由があるのではないかと考えている。というのは、ハノイ大学では1
年・2
年の間は 年間800
時間の日本語の学習時間があり、いくつかのテキストを使いながら、文法・読解・聴解・会話・作文の科目を学習する。それが、
3
年生になると前期は5
科目計225
時間のベト ナム人教員による講義科目となる。そのうちの翻訳・通訳理論はベトナム語の講義で、他の4
科目は日本語による音声学や文法論等の講義である。講義を通じて日本語に接する時間は 少なくないものの、語学として日本語を学習する時間は3
年前期にはない。実は、このこと が3
年生と2
年生の学習時間が異なるのにもかかわらず、調査結果に学習時間の差が現れな かった原因ではないかと考えている。つまり、1
年生、2
年生と日本語力が上がっていった ものの、3
年生前期に語学としての日本語学習がないために、次第に日本語文法力が後退し てしまったのではないかというわけである。そう推測すると、④の結果にもある程度の説明 が可能である。2
年生は調査時点では後学期が始まって間もなくの時期である。3
年生より も語学としての日本語学習時間は短いものの、学習の積み重ねによって日本語文法力もかな り上がってきていると考えられる。しかし、助詞の学習も途上にあるので、調査項目に取り 上げた助詞の用法のうちのいくつかは学習または習熟していなくて際立って正答率が低い結果となり、逆に学習したばかりの用法については正答率が高い結果となった、ということで はないだろうか。調査時までの助詞の学習状況の詳細な調査を
2009
年には行っていないの で推測の域を出ないが、結果の解釈の可能性として考えうるものと言えるだろう。(3)調査結果全体の正答・誤答状況の分析
今回の調査では学習期間と習得状況の間に有意な相関は認められなかったので、全体で助 詞の習得の難易度について見ていく。表
2
、図2.1
・2
を見ると正答率が顕著に高いものと低 いものがあることがわかる。①正答率がかなり高いもの(正答率
80
%以上)項目
21
(対象のヲ、述語:持つ),25
(着点のニ、述語:乗る),17
(場所のニ、述語:住む)/
18
(対象のニ、述語:参加する),14
(対象のヲ、述語:食べる),3
(自動詞の 主体のガ、述語:増える)これらは、助詞の中でも初級のレベルで学習され、かつ非常によく使われる格助詞ヲ・
ニ・ガであり、かつ、これらの助詞の働きの中でも代表的なものである。また、述語は受動
表2 正答数と正答率(全体)
*上段:回答者数、下段: %
※太字は80%以上、斜体字は30%以下
設問 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
正答 が が/は が/も に/にも
/(に)は が を/は に /も が/も を 合計 57 57 83 25 61 64 48 52 75 31
(99名) 57.6 57.6 83.8 25.3 61.6 64.6 48.5 52.5 75.8 31.3
設問 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 正答 を で/△から に/にも を/△も から
(も)/と /も に に(も) に が
合計 63 27 61 85 35 57 93 87 53 59
(99名) 63.6 27.3 61.6 85.9 35.4 57.6 93.9 87.9 53.5 59.6
設問 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 正答 を の/では が を/も に
(も) を/も 〜てか
ら/たら のに を/は /も 合計 95 29 52 66 94 70 3 31 71 5
(99名) 96.0 29.3 52.5 66.7 94.9 70.7 3.0 31.3 71.7 5.1 設問 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 正答 を を を 〜まで が に(も) で で は/が も/でも 合計 31 78 28 0 61 77 21 12 49 16
(99名) 31.3 78.8 28.3 0 61.6 77.8 21.2 12.1 49.5 16.2
文や授受表現ではない単純な能動文である。つまり、今回の調査の結果としては、格助詞ヲ・
ニ・ガが単純な能動文で主要な用法で使われる場合、中級レベル(学習時間
1,200
時間以上 程度)で概ね習得されていると言える結果である。②ほとんどが不正解のもの(正答率
10
%以下)項目
34
(述語のル形+動作が終わる時間のマデ、述語:なくなる),27
(述語のテ形+図2.1 正答率の比較(全体):1〜20
図2.1 正答率の比較(全体):21〜40
起点のカラ、述語:暮れる)/
30
(助詞不要)述語の活用形を変えて助詞を下接させる問の形の
34
・27
は、どちらもほとんど期待して いた正答(〜ルマデ/〜テカラ)が得られなかった。この2
項目については、助詞を記入す るだけの他の項目と異なる問の形である上に、前後の文脈から正答を導きにくかったために このような結果となったのではないかと考えている。また項目30
の「長期間」は助詞ニが 不要な時を表すことばとして使われているものである。他にも時を表すことばとして助詞が 不要な項目16
(30
分)があるが、これは60
%弱の正答率で30
の結果とは大きく異なる。具 体的な時間の長さを表す「30
分」についてはニのいらない時を表すことばと捉えられたが、具体的な時間の長さがわからない「長期間」を同様に捉えられなかったためではないかと考 えられる。
③正答率がかなり低いもの(正答率
30
%以下)項目
38
(場所のデ、述語:迷う),40
(とりたてのモ)/37
(場所のデ、述語:足を止 める),4
(動作主のニ、述語:行動してほしい),12
(材料のデ、述語:作る),33
(対 象となる場所のヲ、述語:探す),22
(所有のノ)上の②ほどではないが、正答率がかなり低いものとして上の
7
つの項目が挙げられる。項目
38
と37
では動作のデをニと回答したものが多い。動作の場所を表すデを使うべきと ころに場所を表すことばにつくニを使ってしまう誤用は、2
節で示したようにベトナム人学 習者の日本語文の中に多く見られる誤用である。場所のデは、日本語文にも誤用が多く、調 査結果でも誤回答が多いので、ベトナム人学習者にとって習得しにくいと言える。ただし、38
の述語は「迷う」、37
の述語は「足を止める」であり、どちらも動作というよりも状態と 言ったほうがふさわしい。述語の意味から、デでなくてニを使ってしまった可能性もある。場所のデが正しく使われている場合の述語についても調べる必要があるだろう。それを示唆 するのが項目
33
である。対象となる場所を表すヲを使うべきところだが、デやニと回答し たものが多い。動作の場所はデで表すということがある程度は習得されていることによる結 果であろう。項目4
は、「行動する」の動作主を表すニであるが、単純な能動文であれば「<
動作主
>
ガ+行動スル」となるところである。〜テホシイ形であるために誤回答が多かった と考えられる。項目12
は材料のデであるが、述語「作る」はヲ格をとる動詞であるために、デではなくヲとしてしまった誤回答が多かったと考えられる。項目
40
については、昔から 今日まで続いているベトナムの習慣に関する文であったので、マデの誤回答が多かったもの と考えられる。(4)具体的な誤回答について
具体的な誤回答に注目してみると、誤回答の現れ方には、表
3
のとおり誤回答が一つに集 中するものと分散するものの2
種類があることがわかる。両者について、誤回答数20
以上(=正答率
80
%未満)の結果の中から、以下に示す[ ]の条件のものを例示すると、次のと おりである。①誤回答の種類が少なく、一つの助詞に誤回答が集中するもの[誤回答数
20
以上で、一つ 表3 誤回答状況回答者:ハノイ大学 3年生 51名、2年生 48名
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
正解 が が/は が/も に/にも/(に)は が を/は に /も が/も を 正答数 57 57 83 25 61 64 48 52 75 31 不正答数 42 40 16 72 37 35 49 46 24 66
(誤回答 内訳)
を 38 に21 を 13 が53 を 20 に 33 が 25 が 30 を 19 に 44 に 3 を15 は 2 を13 に 15 が 1 を 20 か 16 で 3 と 8 は 1 まで 2 に 1 と 2 は 2 へ 1 で 1 は 1 から 5
で 1 の 1 から 1 1 が 4
には 1 によって 1 の 1 は 2
と 1 で 1
より 1
無回答 2 3 1 2 1 2
11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
正解 を で/△から に/にも を/△も から(も)/と /も に に(も) に が
正答数 63 27 61 85 35 57 93 87 53 59
不正答数 36 74 35 14 66 45 6 12 45 39
(誤回答 内訳)
で13 を 62 を 22 は10 に 35 が 26 で 6 を 12 を 36 の 17 に11 が 11 が 7 など 2 を 12 に 6 が 5 は 15 から10 に 1 は 5 ばかり 1 が 12 で 5 と 3 と 2
と1 の 1 1 で 3 を 3 1 5
の1 へ 1 ぐらい/くらい 3 2 は 2
無回答 3 1 1 1
21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
正解 を の/では が を/も に(も) を/も 〜てから/たら に を/は /も
正答数 95 29 52 66 94 70 3 31 71 5
不正答数 4 70 47 32 5 29 76 65 27 93
(誤回答 内訳)
が 3 で37 に 34 が19 を 5 で 18 暮れている 33 が 26 に 19 で57 に 1 に25 へ 6 に 6 に 5 暮れて 13 を 23 が 7 に24 には 2 を 2 で 3 へ 5 暮れた 2 は 12 と 1 の 9 が 1 は 2 は 2 が 1 暮れるまで 2 で 1 を 1 を 1 3 とか 1 暮れの 2 3 まで 1
は 1 1 暮れ〜16種各1 のに 1
での 1 暮らしている 1
の 2 ている/で/に/ 各1
無回答 1 12 3 1
31 32 33 34 35 36 37 38 39 40
正解 を を を 〜まで が に(も) で で は/が も/でも
正答数 31 78 28 0 61 77 21 12 49 16
不正答数 67 21 72 78 35 21 76 84 43 76
(誤回答 内訳)
に26 が13 で 25 なくなって44 を 28 を 9 に 74 に 70 を 30 まで27 から17 は 5 に 23 なくなると 6 に 2 で 8 へ 1 を 10 の 6 は11 と14 に 1 が 3 なくなり 3 は 2 が 2 の 1 が 2 に 2 にも10 が7 のを 1 へ 1 なくなってまで 3 で 1 へ 1 へ 2 と 1 では 9 も1 かどうか 1 は 1 なくなった 2 の 1 から 1 4 に 5
へ1 19 なくなったの 2 1 までは 2
の1 なくなて 2 には 2
なく〜13種 各1 の 1
なしになって 1 10
しぬ 1 1
無回答 1 21 2 1 2 3 7 7
の誤回答が
80
%以上を占めるもの]項目
1
(主体のガ(述語:発達する)→ヲ),6
(対象のヲ(述語:応援する)→ニ),12
(材料のデ(述語:作る)→ヲ),19
(対象のニ(述語:挑戦する)→ヲ),35
(主 体のガ(述語:起こる)→ヲ),37
(場所のデ(述語:足を止める)→ニ),38
(場所の デ(述語:迷う)→ニ)②種々の誤回答があり、複数の助詞に誤回答が分散するもの[誤回答数
20
以上で、誤回答 数が多いものが複数]項目
7
(対象のニ(述語:あこがれる)→ガ・ヲ),11
(起点のヲ(述語:卒業する)→デ・ニ・カラ),
20
(主語のガ(述語:思う)→ノ・ハ),22
(所有のノ→デ・ニ),28
(対象のニ(述語:気づく)→ガ・ヲ),
31
(起点のヲ(述語:離れる)→ニ・カラ・ト),33
(対象となる場所のヲ(述語:探す)→デ・ニ)など①には、日本語学習者の誤用についての先行研究や
2
節で示した日本語文の中に多く見ら れる誤用と一致するものが多い。これらの中には正答率のかなり低いものもあり、ベトナム 人学習者にとって習得しにくい代表的な助詞の用法と言えるだろう。しかし、誤用・誤回答 の傾向が単純であるので、このように具体的に示すことで先行研究にもとづいた教授上や学 習上の対策が期待できる。一方、②は誤用の傾向が認められるものの誤回答がいくつかに分散していて単純に扱えな いものである。この②にも、対象のニや起点のヲのように
2
節で示したものと一致するもの もあり、正答率がかなり低いものもある。これまで先行研究では、対象のニは対象のヲと、起点のヲは起点のカラとともに扱われて、その違いが説明されてきたものである。しかし今 回の調査結果は、対象のニはヲのほかにガとも、起点のヲはカラのほかにニなどともあわせ て取り扱うことの必要性を示唆していると言える。
5. おわりに
ベトナム人学習者の日本語文に表れた誤用の傾向や
2002
年に行った調査結果を踏まえて 実施した2009
年調査の結果を述べた。我々が日本語学習者と接する中で、しばしば目にす る助詞の誤用については、どのような誤用が多いか、何をどう間違えるのかなど、経験的に 知っている誤用の傾向というものがある。それを、穴埋め文法問題形式の調査によって、か なりの部分について確認ができたと考えている。ガ・ヲ・ニなどの助詞の基本的な用法の中 でも、第一の用法とも言える使い方については、中級レベルにおいて概ね習得できていると 言える結果であった。しかし、それらの助詞においても、対象を表すヲとニ、起点を表すカ ラとヲ、場所を表すことばにつくニとデのように、似ている働き・使い方をする場合に誤用が起きやすいことも、改めて確認できた。ただし、今回の調査で誤回答の多かった助詞の用 法、つまり習得しにくい助詞の用法では、必ずしも二つの類似した用法の助詞だけに注目し ていればいいわけではないこともわかった。また、同じ用法で使う場合でも、助詞に対応す る述語動詞の意味も含めて個別に誤用の現れ方を考えなければ説明できない場合もあった。
これらの課題について、本稿で十分に述べられたとは言えない。そもそも
2009
年調査の目 的の一つは日本語学習歴の違いと助詞の習得の状況について明らかにすることであった。残 念ながら、その目的に叶った結果は2009
年調査では得られなかった。これらについては、調査そのものの見直しとともに、今後の課題としたい。
[付記] 本研究の調査ではハノイ大学日本学部(旧ハノイ外国語大学日本語学部)の先生 方、学生の皆様に多くのご協力をいただいた。また、第
7
回日本語特別セミナー(於VJCC
ハノイ、2010
年3
月14
日)での発表「日本語の文法(助詞)の習得を考える:ハノイの大学 生に対する調査をもとに」では日本語教師の皆様より貴重なご意見をいただいた。記して感 謝申しあげます。本研究の2009
年調査に基づく部分は、科学研究費補助金基盤研究(C)「ベ トナム人に対する効果的日本語教育のための基礎研究:音声・文法と人材育成の点から」(課題番号
19520440
、研究代表者 杉本妙子)による成果の一部である。《注》
(1)日本学生支援機構調査による留学生数に関するデータは、同機構ホームページ発表による。最新 データは「平成23年度外国人留学生在籍状況調査結果」(2011年5月1日現在)である(http://www.
jasso.go.jp/statistics/intl_student/data11.html)。
(2)2001年収集の例は、同年3月にハノイ国家大学人文社会科学大学東洋学部日本学科3年生を対象に 日本観・日本語観について自由記述するという小調査からのものである。2009年以降の例は、茨 城大学のベトナム人留学生が授業その他の機会に書いたさまざまな日本語文から抽出したもので ある。
(3)調査は、ハノイ外国語大学(現ハノイ大学)日本語学部3年生94名(日本語学習歴は約2年半)を 対象に、同大学日本語学部教室において同大学教員の協力の下に実施した。調査項目は、穴埋め による助詞20項目と助詞以外について選択肢選択または穴埋めによる15項目の文法問題形式のも ので、調査票を配布し、問いに回答し終わった後に回収するやり方で調査した。
《参考文献》
国際交流基金日本語国際センター(1978) 『教師用日本語教育ハンドブック③ 文法Ⅰ』、凡人社
「杉本妙子(2010) 「ベトナム語圏学習者における文法の習得について:助詞を中心に」、『ハノイ大学 日本語教育開始35周年記念国際シンポジウム論文集』
(2008) 「ベトナム語圏学習者における文法の習得について:助詞を中心に」、『日本語教育 開始35周年記念国際シンポジウム予稿集』(ハノイ大学)
(1998) 「対象を表す格助詞「を」も「に」もとる動詞小考―日本語学習者の誤用を手がか りにして―」、『佐賀大国文』(佐賀大学)26号
野田尚史(1991) 『はじめての人の日本語文法』、くろしお出版
益岡隆志・田窪行則(1987) 『日本語文法セルフマスターシリーズ3 格助詞』、くろしお出版 村崎恭子(1978) 「アジア留学生の日本語のクセ」、『言語生活』No.322、筑摩書房
調査票 (氏名欄、ルビ、改行等、一部省略)
日本語の文法(助詞)についての問題 03/2009
( )の中に、助詞を入れて文を完成させてください。また、助詞を入れなくてもいい場合は、( ) の中に × を書いてください。なお、*がある場合は、( )内の動詞を適当な形に変えてから、動 詞と助詞を入れて、文を完成させてください。
(1)工業や経済( )発達すると、国の経済も人々の生活もよくなる。
(2) Economic animalということばで、欧米人から日本人の働き方( )非難されている。
(3)経済発展とともに、ごみ( )増えて、問題になっている。
(4)アジアの平和のために何ができるか、各国の若者( )考えて行動してほしい。
(5)戦争のせいで、人々の心には深い悲しみ( )残っている。
(6)ワールドカップでは、みんな自分の国のチーム( )応援しています。
(7)日本の若者はアメリカ人の生き方( )あこがれています。
(8)注意しなければならないことは、いくつ( )ありますか。
(9)このコンピュータの説明書は、難しい用語( )たくさん使われている。
(10)若い日本の女性達は、髪の毛やファッションなど、西洋人( )まねています。
(11) LanさんとMinhさんは同じ学校( )卒業しました。
(12)料理は毎日食べるものだから、体にいい材料( )作りたいです。
(13)ご飯をこの上に置いて、子供たち( )食べさせることにしました。
(14)調子が悪いなら、肉はやめて、野菜や果物( )食べなさい。
(15)私の家は、住宅団地( )離れている。
(16)私の家から会社まで、通勤時間は30分( )かかる。
(17)私は大学の寮( )住んでいます。
(18)明日は早く起きて日本語の勉強会( )参加する予定です。
(19)今年は日本語能力試験( )挑戦します。
(改ページ)
(20) Phuさん( )日本語を研究しようと思った理由は何ですか。
(21)漢字に興味( )持っています。
(22)日本語の学習でおもしろいところは、日本語の中( )発音と文法です。
(23)毎日暑いので、早く夏休み( )きてほしい。
(24)もし、自信( )失ったら、発表はうまくできないでしょう。
(25) 5時間も電車( )乗って、やっとハノイに着いた。
(26)自転車に乗って、ハノイの街の有名な場所( )見学しました。
(27)あの兄弟は、毎日、二人で畑で働いて、暮れ(*暮れる: )家に帰る。
(28)お父さんが怒っているの( )気づいた。
(29) Tamさんは家族( )残して、家出した友達を探しに行くことにしました。
(30)(31)重要な仕事があるので、父は遠い所まで長期間( )家( )離れないといけない。
(32)鈴木さんは、佐藤さんが来られない理由( )知っていますか?
(33)遊びに行った子供が帰ってこないので、お母さんは近所のあちこち( )探した。
(34) 事故で子供を亡くし、力が(*なくなる: )泣いたその人は、とうとう病気 になってしまった。
(35)予想もしていないこと( )起こったのを見て、その人は驚いて逃げてしまった。
(36)ある日、この村( )立ち寄ったフンさんは、村に伝わる昔話を聞いたそうです。
(37)花が咲くと、歩いている人は皆、その大きな桜の木のそば( )足を止めます。
(38)深い森( )迷ってしまった。
(39)夏でも冷たくてとてもきれいな水の出るその泉( )「神秘の泉」と呼ばれている。
(40)ベトナムの結婚式では、今( )、Trau Cauを食べる習慣がある。