北 陸 の 植 物 第18巻 第
2
号昭和45年 6
月谷口森俊 * フイリッピン, マニラ湾の海藻群落
Moritosi T ANIGUTI* : The Marine Algal Communities in Manila Bay, Philippines
1968年 2
月2
日, マニラ湾内にはいかなる内湾性海藻群落が分布しているかを知りたいため, 同湾東岸一帯を船で観察調査した。特に下記の諸地点では群落学的に精査した。
まずフイリピナスホテル前で岸より
50m
ほど離れた所にある捨石上では 次のようで あった。Enteromo ゆ ha sp. が 10~15cm
の巾で帯をなし, その下に Ceramium sp.
(Centroceras
ではない〉が130cm
の巾で密な帯を 形成していた。 つまり潮間帯ではEnteromo ゅ ha
帯とCeramium
帯が上下に顕著な帯状分布を形成していた。 とのような 状態は石の前でも後でも同じであった。相観型は緑色ー紅色型で内湾性群落のタイプであ る。Table 1.
マニラ湾の海藻群落組成表(フイリピナスホテノレ前〉ー位m\潮\
\ \藻 海
Enteromo ψ ha sp. I I I+ 2 4 1 Ceramium sp. I 2 3 I 3 3 5 5 5 I 5 1
(註)マニラ湾の湖高の基準面は平均水面下47cmである。
次にそこから少し湾奥1(向った所, すなわちマニラホテル近くの海岸堤防斜面では次の
*三重県立大学水産学部
Faculty of Fisheries, Prefectural University of Mie, Tsu.
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