ブレインストーミングを用いたリスク評価手法の試み
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(2) 6-317. 土木学会第60回年次学術講演会(平成17年9月) 発生確率. ミングによりできるだけ多く抽出する。複数の項目に属するリスク要 大. 因は両方に記載する。. リスク対応策を検討. b)リスク要因のグループ化:抽出したリスク要因を内容の類似性等に 着目してグループ化し、グループ名を付ける。グループ名は、評価対. 中. 象のリスク項目としても活用する。. Ri s ktake. c)リスク要因の構造化:グループ内やグループ間の項目の関係(期間 の前後、要因の従属性、概念のつながり等)を矢印などで示す。時間 関係やリスク間に影響が表現される。 d)リスクを評価:グループ化しグループ名を付けたリスク項目につい. 小 小. 中. 大 影響度 (事業費or期間). 図−2 リスクマトリックス. て発生確率と影響度を評価しリスクマトリックスに配置する(図―2)。評価位置により対応策が必要なリス クが選定される。影響度は、事業費と期間の2軸があることから、事業目的に応じてどちらの軸で評価する か、あるいは両方で評価するか決めることになる。 e)対応策の抽出:リスク対応が必要なリスクグループに対し、グループ内のリスク要因に対する対応策をブ レインストーミングにより抽出する。 f)リスク対応策検討:抽出した対応策について、実行可能性を精査する。対応策は、実施時期が重要となる ことから、実施時期等に関して時間軸で整理することが望ましい。また、リスク対応策検討は専門的な技術 的検討が必要となるため、各専門担当部署で行う方が望ましい。 4.試行結果 リスク検討会の試行は直轄河川事務所の河川築堤事業を対象として研究室内で実施した。リスク要因や対応 策を抽出するブレインストーミングは、付箋紙をホワイトボードに貼り付ける形式で実施した。また、項目別 (前記①〜⑤)の要因は、色別の付箋あるいは色マジックの組合せにより区分した。工事リスクをグループ化、 構造化した結果を図―3に、に示す。リスクマトリックスによる評価から対応策が必要なリスクとして、「盛 土材の確保」、「地質条件」、「施工時期の制約」が選び出された。 5.おわりに 今回の試行ではリ スクマネジメントの リスク抽出をリスク 評価としてブレイン ストーミングを用い. 盛土材の確保. 地下埋設物 光ケーブル の 移設の遅れ. 盛土搬入後の 材質不良判明. 光ケーブル の切断. 発注者の問題. 受注者の問題. 漁業組合との調整. 職場の事務手続 の遅れ. 近隣構造物への影響. 漁業組合との 施工時期協議. 工時発注の遅れ 流用土の使用予定 数量の確保不可 良質な盛土財の 確保不可 盛土材の 発生元の遅れ. 工事事業者の瑕疵. 地下埋設物の存在 発注者の人事 異動による混乱. 地質条件 盛土のすべり破壊. 工事損失補償費 の増大. 盛土材の調整遅れ. 工事責任者 が不明確 盛土材運搬ルートの 舗装損壊(一般道) 工事騒音の苦情. たリスク検討会が有. 軟弱地層の存在. 効であることが確認. Br調査との不整合. ほこりのクレーム. 地質条件の 想定違い. 施工時期の制約. できた。詳細は講演. 施工による 河川の汚濁. 時に譲る。今後は工 事担当の事務所にお. 人身事故. その他の事故軽微. 第3者事故. いて、リスク検討会. 第3者への事故. を実施しリスク検討. 工時事故への対応. 自然災害による 工事事故. 会の手法の検証を行. 完成前の異常 出水による破堤. 施工中の異常出水. 工事中の事故. 苦情対応. 地元対応. 設計不適合. 関係機関との調整. 第3者からの クレーム. クレーム対応 が遅い. 設計成果の瑕疵. 関連工事との調整. 文化財 埋蔵文化財の出土. 工事車両のルート (通学路への影響) 地元要望の対応. いたい。. 図−3 工事リスクの構造化の事例. 参考文献 1)UK Highway Agency : THE VALUE FOR MONEY MANUAL / Part 4 RISK ANALYSIS AND MANAGEMENT、1996.6 2)土木学会建設マネジメント委員会 PFI 研究小委員会:道路関係 PFI 事業のリスクに関する分析報告書,2004 -634-.
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