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ことはできる.しかし,湛水状態下が多い,凍害の

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Academic year: 2022

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(1)平成24年度土木学会関西支部年次学術講演会. 第Ⅴ部門. 凍結防止剤や防水層に関するコンクリ-ト損傷の特性 神戸市立工業高等専門学校都市工学科 神戸市立工業高等専門学校都市工学科. 1.研究の目的. 正会員. ○高科. 豊. 前田雅道. 現在のコンクリ-ト用塗料は,単に水を防水する. 寒冷地におけるコンクリートの劣化現象として,. だけではなく,内部の余剰水分を気化的に排出する. 凍害の問題がある.また凍害対策の補修方法には,. ことはできる.しかし,湛水状態下が多い,凍害の. コンクリート防水塗料を用いる方法がある.. 環境下のコンクリ-ト構造物では,防水面設計配置. コンクリート中の水分は,凍結することで膨張し, コンクリートに損傷を与える.凍害は,水分の凍結. の検討は,実用的な観点から,慎重に検討すべきと 考えた.. ・融解の繰り返し作用によって進行し,水分の浸入 を抑えることがその対策の重要なポイントとなる.. 2.凍結防止剤の種別によるコンクリ-ト損傷相違. 水分が表面のコンクリートに浸入することを抑制. CMA溶液の浸漬による劣化は、砂筋状の表面の. する目的で,表面塗装を施す方法は,コンクリート. 剥離の形態を示す.塩化カルシウム溶液による場合,. の凍害対策工法の重要な施策の一つである.. 軸方向や隅角部の方向を持ったひび割れを示す.. しかし,コンクリートの内部の水分の存在と凍結 圧による膨張水の空間的な移動の関係には,未だに. 3.コンクリ-トの凍害防止と塗装面に関する実験. よく分からない面が多くある.水分の浸入ルートや. 1)凍結防止剤溶液等の供試体への浸透の特性. 移動方向,凍害劣化部,補修領域の関係を検討する. 写真-1に,部分的に防水層を施した場合の凍結. ことはとても重要と考えた.凍害対策防止工法は,. 防止剤による損傷の様相を示す.同写真から分かる. その進行速度を遅くすることを目的とし,工法選定. ように,各供試体の隅角部には,ひび割れが生ずる. の際,あらゆる条件や状況を考慮し,工法の妥当性. ことが分かる.凍結防止剤の浸透する成分により,. を十分に検討する必要がある.. コンクリ-ト等には,膨張内圧が作用すると考える.. 本研究は,コンクリ-ト供試体に,様々な防水面. 本研究の実験は,表面被覆工法を検討する上で,. 塗装の箇所を設定し,凍害環境下での効果や影響を. 2種類の大きさの実験供試体(10*10*40 cm. 主に考察するものである.. (コンクリ-ト系の供試体),04*04*16 cm. 質 量 変 化 率 % (7日 基 準 ). (モルタル系の供試体))を対象に,防水面の塗装 箇所の空間形式の設定による検討を行った.. 3.5 3. 塗布なし 片側1/2面. 2.5. 反射面. 2. 全面. 1.5. 打設面以外. 1. 片側3/4面. 0.5 0. 7. 14. 21. 28. 材齢(日) 図-1. 凍結防止剤の浸透の様相. Yutaka TAKASHINA, Masamichi MAEDA. 写真-1. Ⅴ- 28. 防水層と凍結防止剤による損傷の様相.

(2) 平成24年度土木学会関西支部年次学術講演会. 写真-2 図-2. 供試体への防水塗装面の設定一例. 凍結融解試験作用後と塗装面の関係 塗布なし. 片側1/2面. 反射面. 全面. 打設面以外. 片側3/4面. 図-2に,供試体への防水塗装面の設定の一例 を示す.実験塗装面は,6通りの設定を行った. 使用凍結防止剤が,高濃度の塩化カルシウム溶液 の場合,コンクリ-トは,エトリンガイトを生成し, 膨張する.防水領域のない場合,全面が浸漬の状態 となり,最も供試体の質量変化が生じ,溶液浸透と エトリンガイト結晶性膨張圧の両方の作用により,. -8. 質量が増加することとなる.逆に,防水塗料面積が. -7. -6. -5. -4. -3. -2. -1. 0. Scaling Amout (g)(25cycle). 大きい程,質量の増加は小さくなることが分かった. 2)凍結融解作用による防水領域と劣化度の関係. 図-3. 凍結融解劣化作用においては,防水面が大きい程,. 凍結融解試験作用と塗装面の設定に おけるスケ-リング量の関係. スケ-リング量は増加する傾向にあり,防水塗布の 効果が,逆に転じ,スケ-リング促進に繋がる結果. 図-3に,凍結融解試験作用と塗装の関係を示す.. となった.. 写真-2に,凍結融解試験作用後の表面塗装部位. 凍結融解試験作用後におけるゴムスリ-ブの容器. の損傷の様子を示す.. から取り出したコンクリ-ト供試体の様子をみる と,塗布膜は剥がれ,スケ-リングした剥離残留物. 4.まとめ. が,砂状として表面に付着した.. コンクリ-ト防水塗料は,水分を防水し,内部の. 凍結融解試験作用後のコンクリ-ト供試体の洗浄. 余剰水分を気化的に排出することはできる.. 後の様子として,例えば塗布片側の1/2面の場合,. しかし防水領域と凍害による表面劣化には,空間. 上述と同様に,砂状残留物として,コンクリ-トが. 的な関連があり,表面保護を行う上で,十分,凍結. 表面剥離を起こすのは,防水塗布面であり,また,. 圧の方向等は考慮しなければならない.. 片側3/4面の場合も同様な結果となった.. 現実のコンクリート構造物の凍害の補修事例から. 供試体レベルの実験では,防水塗装面を施すと,. も,防水面の設計配置の検討を行うことは,実用的. そこに凍結水圧等が集中し,表面剥離の原因になる. に重要で,再補修する必要性のないような観点から,. と考える.. 慎重に工法,補修領域等を検討すべきと考える.. Ⅴ- 28.

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