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遭 線マイクロアナライザー の定量精度に関する の検討

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(1)

岡山大学温泉研究所報告 第42号 (1973)9‑23百

X 線マイクロアナライザー ( J XA5A) の定量精度に関する 2,3 の検討

田 崎 耕 市

岡山大学温泉研究所 温泉地質学部門

平 野 英 雄

工業技術院 地質調査所鉱床部 (1973年1月12日受理)

その Ⅰ :測定精度について

1.は じ め に

X線 マイク ロアナ ラ イザ ー (electronprobeX‑ray microanalyzer)は,10‑50kVで加速 され,かつ電磁 レ

ンズによ り, きわめて細 くしぼ られた電子線 を試料に照 射 し,試料面か ら発生す る特性X線 を分光 させ (定性分 柄),比例計数管で,その強度 を定量 す るこ とを.主 目 的 とした装置である.

岡山大学温泉研究所に設置 した装置は,日本電子 KK 製JXA5A型で,X線 とり出し角400,3チャンネルで, 三元素同時分析が可能である.

定量は,標準物質 と未知試料 とにおける,特性X線の 強度比を もとにお こな う.

珪酸塩の定量分析 に さい し,標準物質 として,一般 に は酸化物 あるいは化学組成が既知の珪懐塩 を用 いている.

定量分析の精度は,基本的に,標準物質 と未知試料の 特性X線強度 をどれほ ど正確 に測定す るか とい った点 に かかわって くる.

X線 マイクロアナライザーにおいて試料面は,高倍率 の光学顔微鏡の焦点があった ところで,X線分光器にた い して も正 しい位置にくるよ うに作 られてい る.

ところが珪酸塩 をあつか う場合 ,標準物質 も未知試料 も導電性を もたせ るために, ダイアモン ドペース トな ど で平滑 に磨いた表面 に炭素蒸着 をお こなってい る.

このため,光学顕微鏡の観察のみで,電磁的に も正 し く焦点のあった状態 に試料 を もって くることは,それほ ど容易ではない.

筆者 らは,まず,装置 全体 として の 不感 時 間 (dead time)の補正,アルカ リ元素の計数減衰 な ど,測定 に と

もな う基礎的事項の検討 をお こない,ついで,試料面, X線分光器,X線 検 出器 (ガスフロー比例計数管)の三 者の正 しい位置関係 (RowLAND円の上に乗 る)か ら試 料面がわずか にはずれた場合,計数値が どのよ うに変動

す るか を検討 した.

当研究所の麻 田斉技官 には,包埋研磨試料,研磨薄片 について技術的検討 をしていただ き,多数の研磨試料 を 作製 していただいた. 日本 電 子KKの 平 田衡氏 には測 定上の技術的な ことについて意見 をいただいた.

補正法に関す る問題点 について東京大学中村保夫博士 か ら,おお くの ことを教 えていただいた.また分析に使 った kaersutiteは,金沢 大学 地学教室 か ら,わけてい ただ き,森 健氏か らは,意見 をいただいた.

以上の方 々に感謝申上げる.図の清書について山河裕 子氏 をわず らわ した,お礼申上げる.

2.不感時間(decldlhe)補正

特性X線の検 出に比例計数管が用 い られてい るが,入 力が大 きくな るにつれて,計数の数 え落 しが生 じて,み か けの計数値 は,真の計数値 よ り低 くな って くる. した が って,計数値が高い とき, この数 え落 しについて補正 をお こなわず に標準試料 と未知試料について強度比 をと ることは誤 りとな る.

計数管が あるパルスを うけて, これを電気的信号 に変 換す るのに要す る時間を不感時間(deadtime)といい, 記号 丁であ らわす と,

真の計数値 N は, N= Ⅳ′

1‑Ⅳ′丁

とあ らわせ る (KEIL,1967).ここでⅣ'はみか けの計数値・

いま,真の計数値N,試料電流 をis,比例定数 をkと すれば,

N =kxis が成立す る.

また王 ㌃ ㌻ ‑ k・is か ら

fs二= k(1‑N′T) とな る.

(2)

試料電流を変化 させたときの,みかけの計数値をとり, その値をkでわることにより,みかけの計数値N′を真 の計数値Nに変換す る係数(1‑N'T)が もとまる.

設定 された試料電流 isと,得 られ た計数 値Ǹとの 比ⅣソfsをⅣ′にたいして プロッ トし,その延 長 とⅣ' /t'S軸 とが交わった点がkをしめす(KETL,1967).

本装置について筆者 らは,以下の条件で,不感時間の 測定をお こなった.

加速電圧15kV,試料電流0.035/JA〜0.06/∠A.

試料.,MgO,第 2,第 3チャンネルfRAP).

各試料電流 ごとに 5回測定 をお こない,その平均値を 計測値 とした.

このi:うにしてkは,第l図にしめすよ うに,第2チ ャンネルで6.04‑6.06×105,第3チャンネルで6.35‑ 6.39×105となる.このkをもとにして得 られた(1‑N′

丁)とⅣ′との関係を第2図にしめす.

(.sdDLsiUnOU)N

SxlO5 6xlO5

NIS

Fig.1. Relationbetweenobservednumberof countspersecondandsamp一ecurrent. N′;Observednumberorcountspersecond.

is;samp一ecurrent(〟A).

この図か ら本 装 置 の不 感 時 間 丁は,丁‑5.5‑5・6/∫ secともとめ られた.

日本電子KK製の同種装置では,常用不感時間を4/( secとしているが,今回 の測定では,これよ り,わずか

に大 きい値が得 られた.

3.アルカ リ元素の計数減衰

ァルカ ・)元素(Na,K)をふ くむ試料 に電子 ビ‑ムを 照射 した際に,試料面か ら発生す るNa,Kの特 性X線 の強度は,時間の経過にしたがい著 しく減衰す る.この 傾向は,結晶よ りもガラスにおいて,よ り著 しく,また, 電子 ビームの径 を絞 ることでよ り顕著 となる.

筆者 らは,NaについてはAmeliaのalbiteと合成ガ ラス,Kについては St.Gotthardのadulariaと合成ガ ラスをそれぞれ用いて,検討 した.

測定条件はすべて加速電圧 15kV,試料電流0‑015pA である.

K とNaを比較す ると,減衰の傾向はNaにおいて, よ り著 しい.結果を第3図か ら第7図にしめした.

(sdu■stLLnOU).〜

05 10

1‑ NIT

Fig.2. Observednumberorcountspersecond versus(1‑N′r).

丁 ;

deadtime(〟sec).

(3)

X線 マイ ク ロアナ ラ イザ ‑りXA5A)の定量精度に関す る2,3の検討

Fig.3. FadingorKK

α ( a d u l a r i a

)in duration orbom barding.

Electron beam radiuswas2/Jm .

KKが(Adularia) ib5e

Y

m.oo㌣ 5pA

Fi g .4 .Fa d i n go rKKα( a d

ular

i

a)

i

n du rat

i

on o Fb onlbarding.

El e c t r o nb e a mr a d i u s

w as 10/E m .

(4)

sdu9SS ;.;;TtJ̲

KKck(Glass) 1b5"Tnv ?ooL5"A

5 DuratJOn

Fig.5.FadingofKKα (syntheticg一a

s

s)in du

r

ation orbomba

r

d

i n g . E

lec tronbe am radiuswas10/Jm.

50 U r a t L

O

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F i g . 6 . F a d i n g o f

N

a K α ( a ) b i t e ) i n d u r a t i o n o f ‑ b o m b a r d i n g .

E l e c t l ・

O

n b e a mr a d i u s w a s 2 p m .

(5)

X線 マイクロアナライザー りXA5A)の定量精度 に関す る2,3の検討 13

NaKc,LLAlbte) 151くV OO151A bear1、 211

Fig.7.FadingorNaKα (albite)in durationorbombarding.Electron beam radiuswas10/Lm.

K :結晶 (adularia)では, ビーム径 を約2/Jmとした 時,計数値は, 5分後において当初の90%に減 じ,その 後急激 に減少し,10分後には,当初の50%にまで減衰 し てしまう.

しか し, ビーム径 を約10〟mにひろげると,10分後に おいて も当初の95%まで,計数値は,た もたれる.

一方,合成ガラスを使用 した場合は,ビーム径 を10〃m にひろげて も,計数値は,5分後 において, 当初の67%

におちて しま う.

Na・.結晶(albite)の場合, ビーム径 を約2iLmとした 時の計数値の減衰債向は署 るしく,約2分後において, 当初の50%とな り, 5分後には,当初の約23%にまで減 衰 してしま う.ビーム径 を約10pmとした とき,10分後

において も,計数値は,当初の95%程度までた もたれる.

合成 ガラスは,Na含量が もともと低 かった ため,計 数減衰の測定は,正確ではないが,ビーム径 を10〟mと した時,5分経過 した後 における計数値は,当初の約74

%になった.

以上の結果か ら,アルカ リ元素の定量に際 しては,標 準試料,未知試料 とも, ビームをひろげて,すばや く測 定す るか, ビームの照射す る試料面 を一定速度で移動 さ せなが ら,測定す ることがのぞましい.

4.試料の上 ・下移動がX線測定強度にあたえる影響 定量分析をお こな う場合,標準試料 と未知試料 とは, それぞれ分析のたびに,焦点 あわせ,分光器の"Jあわ せ '(試料面 と分光結晶 との間の距離 Jを分析 すべ き特

性X線のBRAGG角を満足す る位置に もって くる)をお

こなわなければな らない.したが って,標準試料 と未知 試料 とが,いっ もおなじ測定条件にセッ トされるとはか

ぎらない.

そ こで,特性X線 を放射する試料面が,RowLAND円 か ら,上下にわずか,はずれた位置におかれた時,計数 率が どのよ うに変動す るかを検討 した.

測定条件 : 光学的に焦点 のあった 位置 で Jあわせを お こない,以後,分光器の位置 を変化 させず,試料面を 焦点よ りいちじるしくはずれた下方の位置か ら上方へむ か って5/fm単位で 上昇 させ,その際のX線強度を測定 した.加速電圧 :15kV,試料電流 :0・02/fA.10秒 間 測定を5回お こない,その平均値をとった.

測定結果 :MgKα,SiKα,CaKα,FeKαについて 測定 した結果を第8図か ら第15図にしめした.

ビ‑ムのみかけの径の大 きさを2pm,20FEm,50/fmと した時,2pm,20Fem,の場合,ほ ゞおなじ計数率低下 パタンが得 られ,また,チ ャンネルによって,わずかに

ことなった傾向をしめす.

()SUr・OUioJtIJSU.小Ula

}

aJ 八日V098 ヘリ076

20 10 0 10 20

drsf抑 CeOfSamPLe(m ,crOn)

Fig.8・VariationofrelativeintensitiesofMgKαin re7ationtoverticaldisp】acementofsamp一eMgO (secondchannel).Whenelectronbeam radii wereabout2and20/Lm,maximum countsof MgKαwere10930and10710epsrespectively・

(6)

MgKα(分光結晶,RAP)の とき,焦点があった位置 か ら土10pmの位置に試料面があれば,最高計数値の97

‑ 8%を,土5/Jmの範囲では,ほぼ99%以上の計数値 を得 る (第8,9図).

(0..)sJunouiOF・tjaa^!Iq31()slu

nO

U]OFt.suatuJa^t2JaJ

‑20 10 0 10 20

dlStanCe OfSample(rmcron)

Fig,9.VariationofrelativeintensitiesofMgKa inrelationtoverticaldisplacementofsample MgO(thirdchannel).

Whene一ectronbeam radiiwereabout2and 20/1m, maximum counts orMgKα were l1850and11730cps,respective一y.

000987

60

‑20 ‑10 0 10 20

dFStanCeOfs.lmPre(TrlFC†On)

Fig.10.VariatiorLOf‑re一ativeintensitiesolSiK(Y inrelationtoverticaldisplacementorsample CaSiO3(Secondchannel). When eleotron beamradiiwereabout2and50〟m、maximum counts ofSiKa were 3593and 3380cps, repective7y.

SiKα(分光結晶,RAP)について, ビーム径 を2ilm, 50βmとした場合 を検討 した.

ビーム径2/fmの とき,焦点のあった位置か ら離れる につれて,急激に計数率がおちて くる.すなわち,土5 pmの とき,98%にな り,j=10/frnほど焦点 か らはず れ

0人U0098176

(qJS)UnOUIoF1S亡aI'JIa^tこaj

‑20 ‑10

0

10 20

d■stance of sam pleLm rcrOn)

Fig.1L VariationofrelativeintensitiesofSiKa inrelationtoverticaldisplacementorsample CaSiO3(thirdchannel).When electron beam radiiwereabout2and50〟m,maximumcounts orSiKαwere3962and3764cpsrespective一y.

(a/O)S}unOUI

O

^}L

Sua lUE

a^l玉aj

90

一Uou7

‑20 ‑10 0 10 20

dlStanCeOfSarTIPle(mlCrOn)

Fig.12.VariationorrelativeintensitiesorCaKα inrelationtoverticaldisplacementorsample CaSiOa(firstchannel). When electron beamradiiwereabout2and50pm,maximum countsorCaKα were4846 and 4835 cps, respectively.

(7)

X線マ イクロアナライザー(JXA5A)の定竜精度に関す る2,3の検討 ると,計数率は,約87‑92%程度におちる.

ビ‑ム径を50pmとす ると.この懐向は弱 ま るが,得 られる計数値その ものが減少す る (賓lo,11図).

おなじよ うに,CaKα,FeKiαについて測定 した結 果を第12図か ら第14図にしめす.

以上の結果か ら,試料面の上下移動の際の計数率の低 下債向は元素によって ことな り,測定 した元素の うちで は,SiKαにおいて もっともいちじるしい ことがわか る (第15図).

*

このことか ら,珪酸塩鉱物 を定量す るとき, もっとも 主要な元素であるSi02の測定の際に,十分 な注意 をは

らうべ きであることが理解 される.

5・X緑放射部分の水平移動 (ドリフ ト) とX線測定強度との関係

電子 ビ‑ムが試料面 の どこを照射 して いるか は,Zr O2上の蛍光を発 している位置を光学顕微鏡 を通 して観 察することで もとめる.この場合,光学顕微鏡の視野の 中心は, 3つのチャンネルのRow LAND 円が交叉す る 点 と一致す るよ うに調整 されている.

ところが,このよ うにして視野の中心に もって きた ビ ームの位置が,分析すべ き未知試料 をセッ トした とき, わずかに中心か ら,はずれてしま うことがある.

この現象は,試料表面の炭素蒸着膜が薄す ぎる場合や, 不均一に銀ペース トを塗 った場合に著 るしいよ うである.

000oo76

.OslunOU

1

0^lrSUa

t

u

>t.IaJ

‑20 ‑10 0 10 20

dIStanCe Of sanlP!e (m lCrGn)

Fig.13.VariationorrelativeintensitiesorFeKα inrelationtoverticaldisplscementorsample Fe203(6rstchannel).Whenelectronbeam radiiwereabout2and20β,maximumcounts orFeKαwere4763and4812cps,respectively.

15 またOMパ イプのわずかなよこれが原因になるとも言わ れている.

3つのチャンネルを使 って,同時分析をお こな う場合, この ビームの ド1)フ 卜は,測定に大 きな影響を与 える.

そこで, ビームをコンデンサ‑レンズ調整用 ネジで強 制的に特定の偏った位置に移動 させ, ど‑ムが水平面内

()stunouloFSJlulJ^.IT.,13 000(U98

ー20 ‑1O a IO 20

dLStanCe Ofsam pEe(nl・CrOn)

Fig.14. VariationorrelativeintensitiesorFeKα inrelation toverticaldisplacementorsample Fe203(secondchanneリ.Wheneelectron beam radiiwereabont2and20/Jm,maximum counts orFeKαwere6468and6538cps,respectively.

Dc

(r・/.)sIUnOO^SLSUalU;,JltZtaJ ∩リ0hun876 SJ

S i M

g

‑20 ‑10 0 10 20

d'(,tanco of satTIPEe(mICrOn)

Flg.15.TheeFectofverticaldisplacementfor relativeintensitiesorvariouscharacteristic X‑ray.Electronbeamradiiwasabout2/Jm.

SiKα wasthemostsensitivefわrvertical displacement.

分光結晶に PETを用いてSiを計数する場合,計数効率は低下するがfocusingの影響は,はるかに少な くなる.

(8)

RowLAND円か らはずれた時,計 数 値 が どのよ うに (‑15,0),D(0,‑15)の5点 につい て検 討 した (第16 変化す るか,また,変化は定量分析の際,どこまで許容 図).

され るか を検討 した. 第 1,第2チ ャンネルの分光器,X線検出器は,AOC 条件 : 加速電圧 15kV,試料電流0.02/fA. をふ くむ,紙面 に垂直な面内にあ り,第3チ ャンネルの 試料MgO,電子 ビーム径約2/Jm.分光 結晶RAP, 位置は,第 1チ ャンネルか ら620の位置 にある.

使用 したチ ャンネル第2,第3チ ャンネル. 結果 : 測定結果 を第17,18図および第 1表 に しめし 視野のFPj

b

0 (0,0).A

( +

15.0).B (0

,+

15),C

A

:

20

2日Lispecmeter

Fig.16.Drif‑ledpositionoreleclronbeam.

Electronbeam wasforcedtodrif'tby handlingcondenserlens.

nU0O爪U0Au9876

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M gK c <

o Fo川t0

● po川tA

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▲ potC

□ polrlID

‑20 ‑10 0 10 20

d■staneofsample(cron)

Fig.17.Variationorrelativeintensitiesof MgKαinrelationtobeam drift.Elec‑ tronbeam radiuswasabout2prn.(second channel).

Table1.Relationsbetweenelectronbeam driftandmaximum countsof‑ X‑rayMgKα(15kV,0.02pA),

Radiusof

electronbeam Posit10nOr

electronbeamミ

三竺竺 i 2nd I 3rd C・P・S・ 】 10790 ≡ 11850

% 98.5 . 99.9

10pm 】 20Flm

(9)

X線 マイクロアナライザー(JXA5A)の定量精度 に関す る2,3の検討 た.第2チャンネルにおいては,点B,0,Dの3点は,

分光器にたいして,ほぼ等距離 とい う位置関係にあ り, 試料面を上下移動 させた時,計数率の変動のパ タンは こ の3点ではほとん ど一致す る (第17図).

第3チャンネルでは,分光器 とX線 を放射する点 との 距離は,すべてことなってお り,試料面 を上下移動 させ た時,計数値が最大になる高 さは,すべてまちまちであ る.すなわち,分光器に もっとも近い点はBであ り,逆 に もっとも遠い点はDとなる (第18図).

(5‑u

no

uIoSuo一'J;t'laJ 、Uor‑6

‑Z0 10 0 10 20 (S T̀tr'CL,Gf i̲{1m Plf,(nlCrCn)

Fjg.]8.Variationofrelativeintel】SjtjesofMgKα inrelationtobeam drirt.Electronbeam radius wasabout2/fm.(thirdchannel).

いま,第17,18図において,点A‑Dの計数率の変化 曲線を点 0の曲線にか さね るために平行 移動 す る距離 (試料面 を上下 させ る距離)をdとす ると,

d‑xtan400 となる.

ここで,xは試料面上の ビームの位置と問題 とするチ ャンネルのRow LAND円 との水平面内 での距離 である.

第17・18図か らもあきらかなよ うに,電子 ビームの照 射す る点が3つのRow LAND円の交点か ら,はず れ た 位置にあるとき,試料の高 さを一定にし,かつ分光器の 位置を不動のままでは, 2基以上のチ ャンネルによって, 同時に定量 しよ うとして も,いずれか の チャンネル が

Row LAND円か らはずれてしまい,最高 の計数 値を得 ることはできない.

したがって電子 ビームが ドリフ トしたままで測定 しな ければな らない ときには,あとでのべるよ うに, ドリフ トが生 じた段階で,再び,すべての分光器の Jあわせ を お こな うか,あるいは試料台を一定間隔で上昇 させなが ら,各チャンネルで同時計数をお こない,それぞれのチ

17 ヤンネル内で,計数値の最大値をとる必要がある.

この開拓を第19図にしめす.第19図において, PP'

=

d

=

xtan400

≡0.84x(/Lm)

を満足す るdの とき,正 しい計数値の得 られることがわ か る.

xは,原点 0よ り分光器側に近いとき◎,逆の とき.

O とす る.

EI E

Fig.19,Electronbeam driftanddistanceor samplewherethemaximum numberof countsshouldbeobtained.

6. 試料位置の変動のたびごとに Jあわせをお なう場合

4.においては,最初,光学的に焦点 のあった高 さでJ あわせをおこない,その後は,試料の高 さのみ変化 させ て,Jは不動のままで計数 をお こなった.

つ ぎに試料面を‑50pm〜+30pmの問で 移 動 させ, そのたびごとに計数値の ピークが得 られるよ う,分光器 の lを微調整 した とき,Lの値 が どのよ うに変化す るか を第20図にしめした.

上下方向に約60/Jmの範囲を10/1mごとに試料を移動 さ せ,そのたびに分光器の Jあわせ をお こなって計数 した 結果を第21区=こしめす.

光学的に焦点のあった位置での計数率を100%とした 時,それぞれの高 さでの計数率は,第3チャンネルにつ いてみれば,98.8%〜99.8%の範囲内にある.これは定 量の際にほ とん ど支障 とはな らない程度のばらつ きであ る.第2チャンネルにおいては,97‑ 101%と計数率の ば らつ きがやや大 きく,試料面 を焦点位置よ り低めにし

(10)

050099

⁚ot)

s

lun

O

31

o

FllSuata^!itZJaJ

MgKoL15KV・0・02yA

O2nd.Spec.meter RAP

⑳3rd.spec.meter

. ‑一一 一1

8 0

0

‑30 ‑20 」0 0 distaT7CeOfSarnPte(rrtまcron)

10 20 30

2nd Channe一10071,(10455CPS) 3rd channef100yo(10993cpS) Fig.21.RelativeintensitiesorMgKαinre一ationto∫‑adjusting

witheverymoveorsample.

(11)

X線 マイクロアナライザ‑ (JXA5A)の定量精度 に関す る2,3の検討 た時,計数率の高 くなる傾向がみ とめ られ る.これは,

測定時における第2チ ャンネルの基板のわずかな狂いに 原因があるのか も知れない.

このよ うに光学的焦点よ り上下方向にわずか,はずれ た試料位置か ら発生す る特性X線は,分光器を微小に動 かす ことで,回折 ・集光条件をほぼ満足す ることがわか った.

この理由としては,以下のことが考 えられる.

いま,ある波長AのX線はBRAGGの条件,2dsinO‑

nAを満足す る0で分光 され検出器 の ス ト1)ッ トに達 す る. もし,同じ特性X線の発生す る位置が上 ・下方向に わずかずれて くれば,その入 射 角 β′はβ′≠βとな りそ のままでは, BRAGrT条件を満足 しない.

そこで, 0

' j =

OA=

0

2dslnO'= nil

を同時に満足す る位告に くるよ う分光器をわずかに動か せば.1′の分光位置で スのX線を回折 させ ることがで き

ち (平田 ;私信).

以上の結果か ら,4.で検討 したよ うな,試料 面 が 光 学的焦点か ら微小にずれることによる,計数率の低下は, 試料面の焦点あわせをお こな うたびに,同時に分光器の Jあわせを再度お こな う,とい う手順 によって,ほ ぼ, な くす ことがで きる.

ビームが ド1)フ トしている場合について も同様で, ど ームが視野の中心か ら,分光器側によっている場合には, /を減ず る方向へ,逆の場合には,Jを増 す 方向へ 調 整 す ることで,Jは望ましい位置 にくる.

例 えば,第3チャンネルで ビ‑ムが視野の中心か ら約 10pmだけ分光器側によった時,そのままの状態 では, 計数値は ビームが中心にあった時にくらべ,88%におち

る.

逆 に申JChか ら40pmビームが遠 ざかった時,計数値は 67%におちてしま う.

そこで,分光器を前者において14/̀mもどし,後者で は約5/̀m前進 させ ることによ り,計数値は, ビームが視 野の中心にあるときの99%以上を得 ることがで きる.

7. ま と め

これまで,4,5,6.において検討 した内容か ら,通常 の定量分析をおこな う場合,つ ぎのよ うな測定上注意す べ き点が あげ られる.

1)ビームは,かな らず,視野 の中心 に くるよ う調整 する.試料面上で, ドリフ トが さけられない場合,ある いは測定中にコンタ ミネ‑ションによって, ドl)フ トが 生 じた場合には,焦点位置の上下方向にわずか試料を移

19

動 させ,数回の測定をおこない,その最高値をとるか, あるいは,その時に応 じて分光器の Jあわせをおこな う.

2)原則 として,試料を上下方向に移動 させた場合, 焦点あわせ と Jあわせを,かな らず,同時にお こな う.

試料 ごとに 1),2)の手続 きを欠か さない ことが,測定 精度 をたかめる上で, きわめて重要であることがわか っ た.

その II.BENC【とALBEf:の補正法における 補正係数αの検討

1.は じめに

EPMAによって珪酸塩の定量分析 をお こな う とき, もっとも基本的な値は標準試料 と未知試料 とにおける特 性X線の強度比であるが,よく知 られているように,こ の値はそのままでは濃度比 とはな らない.

真の濃度比を もとめるためには, この強度比に各種の 補正を加 えな くてはな らない.

珪髄塩分析の定量法には,い くつかの万があるが,ひ ろ く用い られているもの として,

1)検量線法(KEIL,1967;SMITH,1965,1966a,b,) など),

2)Sw EATMANandLoNG(1969)の方法, 3)BENCEandALBEE(1968)の方法,

があげ られる.この他,特殊な方法 としては, KANO andH IRANO(1970)の方法がある.

1)は各種の補正を加 える必要はないが,多数 の 均質 な,そして信頼度の高い分析値を もつ標準試料が,鉱物 ごとに必要 とされ るので.標準試料をあつめる段階にお いて,かな りの困難 さがあ り,どこでで も使 える方法で はない.

2)は金属材料などの定量で用い られ るよ うな オ‑ソ ドックスな方法を珪酸塩の定量に導入 した もので,

ctrue ‑ CeasltredX

×霊 ご×巨岩 ヨ

・Hi% ))

とあらわ される(Sw EATMANandLoNG,1969). ここ で 0は標準試料,1は未知試料で ある.

式の右辺の第2項は,原子番号効果 と励起効果の,第 3項は吸収効果の,第4項は特性X線による蛍光励起の, 第5項は,連続X線効果のそれぞれ補正項である.

この方法を)i,‑テンにお こな うには,中型程度のコン ビュ‑タ‑が必要 とされ,当研究所では,現在す ぐに利 用で きない.

なお,補正の くわ しい内容 については,内LLl他(1972)

(12)

にのべ られている.

3)は,ZIEBOLDandOG‑LVIE (1964)が二成分系の合 金 において得た,ある元素の濃度 とX線強度の間におけ るlinearな関係,

C A

r 更 訂 = α

AB+(ト αAB)CA

を二成分系の酸化物,珪顧塩に適用 した方法である.

ここでCAは,純粋なAに比較 した時の合金ABにおけ るAの濃度,KAは,純粋なAにくらべ た時 の,合金AIi における特性X線Aの,バ ックグランド補正をした強度, αは経験的に得 られた補正係数である.

この方法では,補正係数はαのみとな り,補正の計算 が簡単であるばか りでな く,繰返 し計算 も容易で,メモ リ‑が20ケ以下の小型電子卓上計算機があれば,十分に 目的を達す ることがで きる.

以上の ことか ら筆者 らは,BENCEalldALBEE(1968) による補正計算法をとることにした.

2.既知試料についての補正結果

BENCEandALBEEの補正方法をお こな うとき, もっ とも重要なα値については,2ない し3とお りの値が公 表 されている.

1)BENCEandALBEEが主 として実験値に もとずいて 経験的 にだ した値 (取出し角52.50.加 速 電 圧15kV) (BENCEandALBEE,1968).

Table2.Che

m

icalco

m

positionorkaers

u

tite

at1

5 k

VacceleratlngVOlage.

S i O

2

T i O

2 A1203 FeO M nO M gO CaO Na20

K20

H2 0

十 Others Total

2701.0 532.5

1

605.9 187.5 14.5

1158.5 967.4 160.3 159.2

Elements

(workingstandard)

ー11

2)ALBEE and RAYが DUNCUMB and REED の generationfactor,PHILIBERTの吸収補正,REEDの 蛍光励起補正等の補正式 を用い, コンピューターで計 算 した値 (取出し角52.50,38.50;加速電圧15kV,20 kV)(ALBEEandRAY,1970).

3)NAKAMURAandKusrITROが1)の 値 を もと に, 取出し角400に計算 しなお した値(NAKAMURA and KUsHIRO,1970).

4)ALBEEが2)とおな じ方法で,取出 し角400の もの について計算 した値 (未公表,日本電子KKで,ALBEE に計算 を依頼 した もの).

JXA5Aは取出し角400であるか ら,3と4)について 検討 した.

化 学 分 析 値が 既 知 で,組 成 が 均 質 とみ な され る kaersutite(W ILKINSON,1961)について,3)と4)のα 値を用いて補正 した結果を第2,3表 にしめす.

〔実験条件〕

加速電圧15kV,試料電流0.02/fA.

標準試料は以下の とお りである, Si:ブラジル石英, Ti:合成ルチル.

Al:合成 コランダム,Mg:合成ペ リクレス, Fe:合成ヘマタイ ト,Mn :ロー ドナイ ト, Ca:合成珪灰石,Na,K :合成ガラス.

ビーム径は,ジルカロイ上で発光す る懲光のスポッ ト で約5/H n‑ 3/fm.

corrected

b y

A LBEE'scalculatedαfactors

1.0910i00575

三:誓 言鳥 ;三言;

0.0011 l.1320 1.2571 1.0495

0.0012

0

.1159

1.1920 1.0914 1.2245 1.1226 1.1331 1.2544

0.0940r1.0522

':三t:.I :::子ご∴ I:̲1,.;;

0.4089 0.0575 0.1463

0.1208 0.0012 0.1157 0.0943 0.0290

0101790 ・1496

Cws/βws r 0.4225 1 0,

4

602

宗eK

m a a t i . e )

i (NGa.ass?syn.)

0.8874 【 0.0246

Ad

j u

sted K

β′′

0.1455

(13)

X線 マイクロアナ ライザー(JXA5A)の定量精度に関す る2,3の検討

Table3・ ChemicalcompositionorkaersutitecorrectedbyNAKAMURA'Sempiricalα factorsat15kV acceleratingVOltage.

ox ide

s I

s.aumn%eisgunndt芝rd

2701・0; 7874・0 532.5;10095.3

; !2.0 3 I i;冒;:;∈1;;三…:≡

MnO MgO CaO

Se‑20かthNKH0

Total

160.3: 220.6

Elements

rWorkingstandard) Cws/βws

rL

0.34 301.

1

526 0.0527

0.日95 0.1061 0.0015 0.0922 0.0856 0.0

1 8 5

0.0149

1.123 6

I.2100 1.1394 1.1835 1.2538 1.1492 I.6060 1.1319

rRnh.Kd芸nite) 檎 .髭 st。nite,

Kael‑sutite,標準試料 とも,10/fm/mill.の速度で動か しなが ら,10秒間ずつ,10‑20回測定 し, このよ うな点 を5点ほ どとった.

炭素蒸着は両者 を同時 にお こなった.

補正の くりか えしを何回までお こな う必要が あるか と い う点については,表か らもわか るよ うに, 3回の くり か えLで,実用上十分な収れんが得 られ る.

この結果得 られた分析値は,理想的には,いず れの補 正係数 を用いて も,最終的に同 じ結果が得 られな くては な らないはずであるが,第4表 にしめすよ うに,看意の 差がCaOについては終 5%,T02については約40/0, Si02については2%,それぞれ生 じた.

Si02が珪酸塩鉱物の成分のなかで,一般的 には もっと も主要な ものであることか らすれば,2%の差 は,無視 で きない差であろ う.

Ca単斜輝石や,斜長石の分析 においては,両者の 補 正係数値の違いは無視で きず前者 において,HCalculated αMを用いると,Si02かおおめに,CaOがす くなめに出

ることを経験 している.

湿式分析法で得 られた分析値の誤差 を伺パーセン ト程 度にみ こむか とい う問題が一万にはあるが,仮にこの値 を基準にとると,Si02についてみれば,3)のα値の方が, 4)よ りも高い近似 をしめしている.

今後 さらに,数おお くの信頼度 の高い化学分析値を も

.

'.Li、11.二L"Ll .7;1.こさ∴ 、.I., (Hematite)

o・8744 i o・0255

21

K・β′弓AijTsBt?,d

Tab一e4.Adjustedchemica一compositionorkaersutite

oxidesI A 岳

N I

MIK・O

I

w

Total5 100.00 E 100.01 i 100.00 A :CorrectedbyALBEE'scalculatedafactor N :CorrectedbyNAKAMURA'Semplricalαfactors. M.K.0.:ObtainedbyMoRI,KuRATAandOBATA

(unpublished).

ProveanalysISWasCarriedoutbytheinstrument of‑38.5otake‑o打 angle.TheirH20十andothers rererredtoJAKES'sunpublisheddata.

W :ResultofwetchemicalanalysIS.Fe203Was recalculatedasFeO(WILKINSON,1961).

(14)

つ各種の鉱物について,このような検討をおこな う必要 が ある.

3.α値について

内山他(1970)ものべているよ うに,各種の 補正 の う ちで も原子番号補正については,いろいろな補正式が提 案 されてお り,議論のおおいところのよ うである.

ALBEEandRAY も珪薮塩の分析においては,計算 さ れたα値よ りも,経験的に導びかれ た,"empiricalα "

を用いるとのべ,そのような値のい くつかを発表 してい る(ALBEEandRAY,1970).

中村は,BENCEandALBEEによる経験的なα値を取出 し角400に再計算す る際,"empiricalα"と"Calculated α''のちがいが,1)原子番号補正の計算の際に生 じた と した場合,2)吸収補正の 計算の 際に生 じた とした場合 の両者について検討 し,i)を採用 し,

・4D・8‑pri,‑α52・5,e‑prl・×&

が成立す るとして 計 算 をお こなった.そ の 際,α52・5',

calc.,α409,Calc.については,独 自に計算 をお こなって いる (私信による).

現在,取 り出し角52.50,加速電圧15kVについて発表 されている"empiricalα川は,石ENCEandALBEEによ るもの と,ALBEEandRAYによる,い くつ か のαが あ る. この うち,αhIAgloについて1.62とl・56,αS真王2につい て1.01と1.04,α遣。について1.29と1.32,とい うよ うに 重要なαについて,ことなった値が得 られている(BENCE andALBEE,1968;ALBEEandRAY,1970).

そこで,BENCEandALBEEの〃ernpiricalα52

,

5

り' ,

ALBEEandRAYの〟empiricalα52.ら"ALBEEandRAY

の"Calculatedα52.∴MALBEEのHcalculatedα4。り'を もとに,中村の方法によってHempiricalα400"を もとめ てみた (第5表).

ここにあげた程度のα値の差が全体 として定量値にど のよ うな影響をおよぼすかについては,目下検討中であ る.

Table5.Variousα factors (15kV)

I.62 1.74

si‑Fe。 】 1・189 戸 1.19

1・43 ̲1・52 工 43

・・05 i LO7 i LO5

1.425

1.43 1.045

1.05 I.23 1.299

B.A.Emp.(52.50):EmpiricalαFactors(take‑o庁■angle52.50),(BENCEandALBEE,1968). A.R.Emp.(52.5O):Emp主rlCalαfactors(takel0frangle52.50),(ALBEEandRAY,1970).

A.R.Calc.(52'50):Calculatedαfactors(take‑Offangle52.50),(ALBEEandRAY,1970). A.Calc.(40b):Calculatedαfactors(take10汀angle400),(ALB班,unpublished).

N .Emp.(400):Empicicalafactors(take‑Offangle400),(N AKAMURAandKUsm RO,1970).

N '.Emp.(400):Empiricalαf‑actors(take‑offangle400),CalculationwereowedtoN AKAMURA's

methodonthedataofBENCF.andALBEE(1968)andALBEEandRAY(1970).

(15)

X線 マイクロアナライザー(JXA5A)の定量精度に関す る2,3の検討 4.ま と め

BENCEandALBEEの補正法をつか って珪酸塩の分析 をおこな うとき,1)補正は3回 くりか えす ことで十分な 収れんが得 られる.

2)α値 としては,経験的に もとめ られた,"empirical α"を使 った方が,よい結果が得 られる.

3)"empjricaZα"について も.ことなった値があ り, 今後 さらに検討の必要がある.

文 南天

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23 formlngminerals

,V

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PRELIMINARYEXPERIMENTSOFELECTRON PROBEX・RAYMICROANAI.YZER(JXASA) byKoichiTAZAKTandHideoHIRANO

, *

DL'visionof Geology, Institutefor ThermalSpring Research, OkavamaUniversity.

*Onleavefrom GeologicalSurveyofJapan.

Preliminaryexperimentsontheaccuracyorquan‑

titativemicroprobeanalysisfortheinstrurrlentSetill theInstituteforThemalSpringResearch,Okayama UniversltyWereCarriedout.

Deadtimeoftheinstrumentrangedabout5.5‑5. 6microsecond,whichdelayed1.5microsecondthan usualvalue.

Bombarding by finely focused electron beam, intensitiesorthecharacteristicX‑rayoralkalimetal suchasNaKαandKKα decreaseddrasticallylnfive totenminutes.

IntensitiesorthecharacteristicXィaydecreased inrelationtothedegreeofoff‑focusing,when the spectrometerfixedatoptJCal】yfocusedposition.

ReadjustlngOfspectrometeraftereverymoveof samplewasindispensablefわrtheprooforaccurate intensities.

ApplyingBENCEandALBEE'scorrectionmethod, empiricalαfactorswasapproved ofpreferablefor quantitativeanalysesofsilicatesthan calculated a factors.

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