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日本資本主義の米価問題

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(1)

日本資本主義の米価問題

( )

上 井

一米側問題の意義

二米穀・米価政策の概観

戦前第一期凶治前半刻の財政的米側調節阿川(明治元年

t

一 一 一 一

一 年 )

げ第二期明治後半期の米穀関税政策刻︑米価放任時代(明治一一四年1四四年)

庁第コ一期米穀法制定直前までの米価政策期︑自巾価格制の最後の時期(大正元年1九年)

H第四期米穀法制定下の米価政策期︑恒久的米価調川即時代︑間抜統制時代(大正卜年

1

昭和

七年

H第五期米穀統制法制定下の米価政策期(昭和八年

1

十六年)

げ第六剃島氏組問管理法制定下の米価政策期

1

1終戦前

1 i 戦後第一期食糧増産︑強権供出による収奪的食糧統制期(敗戦

t

朝鮮戦争開始)

H第二期食糧事情の好転にともなう日本農政転換の準備尉(朝鮮戦争

t

昭和二九年)

付第一一一蹴世界的自由化への対策下における︑いわゆるつ万円米側﹂政策別(昭和一一一

O年

t

一二

五年

)

H第四期﹁農業基本法﹂下の米価政策期(昭和一二六年

t

一 一 一 九

年 )

li

l以上既載││

↓一

一昭

和四

0

年度の米価問題︑ならびに明治以降の米側政策の要約

四米価問題の述論的考察

川円資本制農産物の価格決定についてU農民的分割地経営のもとにおける農産物価格の決定︑ならびに日本の小農生産物の価格決定について

日本資本主義の米側問題(完)

一 O

(2)

日本

資本

主義

の米

価問

25

一 一

O

伺 伺

現実

の米

価算

定と

その

問題

食管

会計

赤字

問題

の本

質に

つい

l以

昭和四 0

年 度 の 米 価 問 題 な ら び に 明 治 以 降 の 米 価 政 策 の 要 約

昭和四

O

年の米価は︑七月九日︑前年より一︑三七四円増の二ハ︑三七五円(一五0キロ当り)と決定された︒この

年の米価問題を考えるにあたって重要なことは︑米価審議会の﹁新しい米価算定方式﹂にたいする政府諮問への回答

である︒すなわち︑米審小委員会は三九年七月の総会で︑

ω

生産者米価を生産費および所得補償方式で算定すること

は基本的に確立されているが︑その内容としての都市均衡労賃や地代の算定が政治的に操作されすぎること︑間消費

者米価についてもなんらの基準もなく︑常に生産者米価改定のあとしまつのため︑二

t

コ一

年ご

とに

大巾

に引

上げ

られ

ていること︑などのため︑合理的な算定方式を確立することの必要に迫られた︑という理由で設置され︑三九年九月

の初会合以来十数回の検討の結果︑四

O

年五月一一一日午後︑生産者米価と消費者米価の合理的な算定方式および両米

価をふくむ米価体系のあり方について︑これまでの審議を小委員会報告としてまとめ︑楠見会長に提出した︒

米価算定に関する米審小委員会報告は︑‑検討の前提︑

E

生産者米価の算定︑E消費者米価の算定︑野生産者米価

と消費者米価を含めた米価体系のあり方︑についてなされているが︑その要旨は︑米価算定は現行の食管制度︑生産

費所

得補

償方

式︑

家計米価(消費者米価の改定は家計の伸びの範囲内におさめる)の三点を前提にきめるものとし︑

生産

(3)

者米価については︑

ω

積み上げ方式︑

ω

混合所得方式︑

ω

指数化方式︑の一一一案を提出し︑他方︑消費者米価について

は︑家計米価の枠内で生産者米価と関連づけて考える方向が出され︑適正な生産者米価と政府経費のうち運賃と侃管

料︑これに販売業者マージンは︑消費者米価に繰り込まれてしかるべきだ︑とのコスト価格論を示したのである︒

米審小委員会では︑生産者米価については指数化方式が︑消費者米価についてはコスト価格主義が有力であると伝

えられていたが︑生産者代表委員は従来通りの積み上げ方式︑労働者代表委員は消費者米価について二重米価を強く

主張しており︑米J忍小委員会はこれらの諸見解をそのまま提出したのであって︑政府にこれらの諸見解のどれを採用

するかがまかせられていたわけである︒このように米審小委員会の米価算定中間報告は一見してあいまいであるう

h

一本にまとまった結論もない︒生産者︑消費者︑いわゆる学識経験者と︑一一一者それぞれの立場からの意見が併記

されているだけである︒この報告の前後から︑早くも政府筋ならびに一般のジャーナリズムは﹁生産費および所得補

(町山)箇方式﹂放棄の意凶を明白に示していた︒

(砧)農林省大臣官房企画室の中山昇氏(価格政策班長)は︑近年における米価政策には次のような諸問題点があると以下の如

く指

摘し

てい

る︒

﹁①

近年

のよ

うな

年々

O%

をこえる価格上昇は︑当年一年の問は価格が固定されているから安定といえるけれども︑すう

勢的にみれば来たして価格が安定しているといえるかどうかやや疑問があると思われること︒

②従来︑生産者米価については︑農業所得の確保に強い配慮がなされてきたが︑今後も米価のみで所得確保を凶ることは︑

消費者米価との関連︑他の生産政策︑構造政策の一財政支出との効率比較の観点から問題があるとともに︑稲作経営の大小ない

しは有無によって農業者にとってアンバランスを生じていること︒①いわゆる﹃生産費および所得補償方式﹄による生産者米価の算定は︑三一九年度でもう限界にきているのではないかとみら

れる

こと

日本資本主義の米価問題(完)

(4)

日本資本主義の米価問題(完)

④消費者米価については適正なコストは消費者が負担する見地から決定する必要があること││必需品たる米価の引き上げは他の消費需要を抑制するという効果も持つし︑他物価への波及効果も心理的要因や便乗によるものを除けばそれほど大きく

ないことを考慮すれば︑いたずらに値上がりを抑制することは問題があると思われる︒

①三九年産米価で特別加算が付加されたことに端的にあらわれている最近の米価決定の経緯からみて︑米価決定のルl

ルを

確立する必要があること﹂(﹁農産物の価格安定策の現状と問題点﹂﹃農林金融﹄十八巻二号︑昭和四十年二月︑十六頁)︒

ここ

に四

O年米価にたいする政府側の考え方が要領よくあらかじめ示されている︒

全国農協中央会は六月十一日午前十時から東京大手町・農協ピルで農業対策委員会を聞き︑四十年産要求基本米価 を一五

0

キロ当り一八︑九八六円(運搬費一二八円をふくむH

0

キロ当り七︑五九五円)ときめたがこれは昨年の要求基

本米価にくらべて一二︑一八八円高(六0

キロ当りて二七六円高﹀︑政府決定米価にくらべて三︑九八五円高である︒同 中央会は右の案を翌十二日の都道府県中央会・連合会会長合同会議で正式に決定した︒その算定要領は次の如くであ る

四十年産基本米価の算定要領(農協﹀

て算定方式

H﹁生産費および所得補償方式﹂による︒

一︑

基礎

資料

H全国農協中央会と全国農業会議所調査による三七年産二︑二六二戸︑三八年産二︑三五四戸︑三九年産二︑

一一

一一

八戸

の米

生産

費調

査に

よる

︒ て算定方法

H①反︿十アール)当生産費用の算定︒一一一七︑三八︑三九の各年産米の平均反当り生産費用をつぎにより価格

決定

年ベ

lスに修正︑評価替えを行い︑これを平均して算定する︒なお︑租税公課諸負担については三九年産米の結果をおき

かえ

る︒

物財等費用の修正H農業パリティ指数による基準年(一

t

七月平均)対価格決定年(一

t

四月平均﹀の変化率による︒三七

年産米を基準にすると一O九・八五%︑三八年産米を基準とすると一O五・四七%︑三九年産米を基準とすると一

00

・八

%と

なる

(5)

家族労働の評価日総理府家計調査の都市勤労者世帯の一世帯員当り年間実支出額(計算期間三九年四月

t

四O

年一

一一

月)

に相

当する金額に︑農林省農家経済調査による田作経営農家平均の世帯員数をかけてえた額から︑価格決定年ベ

lスに修正した米

以外の農業所得︑農外所得︑被贈扶助収入を差し引き︑これを米作付け而積で割って求めた反当り三七︑五O四円により評価

する

利子H

米作費用(家族労働費をふくめ︑減価償却をのぞく)について︑全国農協中央会によるコ二七年産米作に使用された 借り入れ金についての調査しにもとづく実態借り入れ金利率年八分圧厘七毛を適用し︑月別積数計算をおこなう︒

地代日一一一九年産米生産費調査による自作地(作付け地の九六・八八%)については︑自治省調査による三九年度水回全同平

均の悶定資産税評価額四九︑二五二一円を正常売買価格に修正し(修正率0・五五分の一)︑これに農協一ヶ年定期貯金利率年 五分六厘を適用し︑土地資本利子を求めるo借り入れ地(作付け地の三・一二%)については︑米生産費調査の実支払い小作

料によるo

副産物価格の修正H等外米およびワラの価格変化率による︒一二七年を基準にすると一Oゴ了三四%︑一二八年を基準にすると

九九

・九

三%

︑一

一一

九年

一O

O%

(据

置き

) 0

②反当収量の算定︑一二七年︑一二八年︑三九年の各年産米の平均反当収量を平均して算定する︒

①運搬費の算定︑全国農協中央会によるコ二八年産政府売り渡し米の運搬費調査しの数字を価格決定年ベ

Iスに修正して算

定す

る︒

右の全中の算定要領で︑まず︑何よりも根本的な命題として批判されたのは次の諸点である︒川なぜ全中は﹁パル

クラインL

方式をすて﹁全国平均的な生産費﹂をとったのか︒ここでいう﹁バルクライン﹂方式とは︑計算技術的な 点に若干の難点はあっても︑

一一言でいえば米生産にかかわる限界農家にたいして︑生産費の回収および所得の補償を 可能とする米価を算定の目標とすることであった︒全中は︑この﹁パルクライン﹂思想を骨子とする﹁生産費および 所得補償方式﹂をすて去ったのであるが︑これは零細農家を米価決定の対象から除外することであり︑政府の考え方 と基本的には同一である︒農協指導者は︑農業協同組合法の第一条﹁この部門は︑農民の協同組合の発達を促進し︑

日本資本主義の米価問題(完)

一 一

一 一

(6)

日本

資本

主訟

の米

価問

題(

完)

以て農業生産力の増進と山氏民の経済的社会的地位の向上を図り︑併せ℃国民経済の発展を期することを日的とする﹂

もという精神を忘れたのか︒すなわち農協の昨年までの次の主張

1われわれは︑適正な限界農家の生産費を補償する以

上︑::・::この観点に立って︑われわれは︑全体の米販芳災家の八割の再生産が補償される八

O%

パルクライン農家

の生

産再

択を

い必

正な

限界

の生

産費

とみ

るの

であ

る﹂

(﹃

われ

われ

の要

求米

価九

全中

一九六四年)という方針をなぜすて去た

のか

︒ 併﹁生産品只および所得補償方式﹂は行きづまった︑と山氏協は︑すでに三年ぐらい前か

bのべており︑その理由とし

て﹁労貨の一評価については最近の稲作の生産性向上の成果がめざましく反当自家労働時間の縮少は大巾であり︑現在 の時間当り労賃均衡庁式をもってしては︑この傾向的に下降すろ労働時間に対応する労働報酬しか得られない﹂から だとしている︒しかし︑ここには誤った前川叫がある︒それは労働生産性の向としたりちも︑労賃は向上以前のままに 据えおかれなければならないという考え々である︒それは民協が︑これまで︑農民の白家労賃の基準を︑製造業規模 五人以上の男女込み一時間当り労貨を評価来準としてきたからである︒何故︑三

O

人以

上︑

Q

人以上︑さらに五

O

00

人以上の規模賃金を主張しないのか︒国鉄等の一ニ公社︑郵政等の五現業の賃銀改訂について︑一ニ九年五月に公共

企業体等労働委員会が︑企業規模一

00

人以上の民間給与を比較するタテマエをとって仲裁裁定をおこない︑政府も ミれによって実施したではないか︒同さらに仰と同じ考え方にもとぞついているが︑

﹁家族労働の評価﹂について考え

る場合︑農協は全国平均と人口五万以上の都市の二通りの基準のうち︑後者をとらえず前者によっているが︑四

O

一月の世帯主収入の両者の比較は︑全閏が問︒︑

00

八円︑人口五万以との都市が︑四二︑

一 一

O

円となる︒それは

令国の方が︑人H

五万以下の農村近傍の小都市に住行生活水準の長村的な勤労者の壮帯を含むからである︒何故︑曲辰

(7)

協指導者はこの低い全国を自家労働評価の基準とするのか︒しかも問題は﹁実支出﹂をとることである︒このつ実支 出﹂とつ所得﹂とは同じものではない︒すなわち次表市のように﹁実支出以外の支出﹂は︑貯金・保険掛金︑借金返 済︑月賦掛同氏払︑有価証券購入等の支川で構成されている︒ヲてとで︑この﹁実支出以外の支出﹂額相当の﹁所得﹂を 農民に補償したいとしたらどうなるのか︒さらにこのような﹁突支川額﹂から得た額から米作以外の農業所得・農外 所得・被増扶助収入を差引レて︑稲作の純負担額を求める子とになっているが︑今円賃労働兼業所得が圧倒的な比重

寸出稼ぎなしで食える米価﹂

を占めている多数農民にとって︑この農協の新算定方式はどういう結果をもたらすか︒

という農民の切実な要求に答えることが出米るのか︒このほか︑農協の新算定要領によると︑全国勤労者世帯一人当 り京支出額に日作経営農家平均の世帯員数を乗じて当該平均幾家に与えられるべき全支出額を求めることになってい

表73勤労者世帯の支出額 (401月)

! 会

国 │ 人 町 以 上 和

一一一一一一一一←一一一一円一下一 一ー一寸有一

支 出 総 額 82736  85851  宍 支 出 45幻5 482li2  消 費 支 出 41. 72 43779  非消費支出 4210  4483  突支出以外の

支 出

叶 の 繰 越

I

20330 

17.281  16471 

日本

資本

主義

の米

価問

題(

完) 21308 

¥

口 員 一 W 5 6 2 5 9 4 7

4 E 5 t 6 6 1 5

日 ト

1 i l l

一 一

J

3

模 一 比 一

5 7 m m m

;

;

3 3 5 7 M m m

表74

る︒そしてこれから︑まえにのベた稲作以

外の農業所得その他をさらに差引くのであ

る︒ところで︑いま米作規樗別に二戸当り

世帯員数をみると︑表刊の通りである︒そ

うす

ると

七反以上層の農家は平均員数よ

り多いので︑農協

hM

式では損をすることに

なる︒たとえば一五

t

O

反層では六・九

人であるから︑その家族のうち一人だけ口

減らししなければ農協が補償しようとする

一一

(8)

日本

資本

主義

の米

価問

2 5

一一

﹁実支出額﹂では食ってゆけなくなる︒

以上の如く今回の新賞定方式は︑興協内部でこの方式を推進した関係者の自負するような長所はない︒それは結果 的には﹁生産者一および所得補償万式しの放棄である︒

全日農中央委員会は︑四月一一七日﹁昭和四

O

年産米価格斗争について﹂として次のような七張と日農の四

O

年反の

要求米価の算定方針を発表した︒その要旨は次の如くである︒

一︑米価食管をめぐる情勢の特徴点

ことしの米価︑食管をめぐる情勢はきわめて藍大である︒そのひとつは︑

米側審議会に設置された小委員会の動向で︑そ

y﹂では①生走者米側についてつ生産費および所得︒八リティ方式﹂とも

よばれる新方式(指数化方式をさす)ル一①消費者米側については﹁スライド制﹂の採用を提起する動きがあることで

ある

﹁生産費および所得パリティ方式﹂とは︑安い基準価格をきめ︑それを物価・労賃などの変動率で修正して佃 格決定年の米価算定をおこなう︑というもので︑

﹁宅産費および所得補償方式の完全半︿施に対する農民の要求が強 まるのを回避し︑あわせて麦価の現行算定方式におけるように農民のたたかいを封殺することを狙ったものにほかな らない︒また﹁スライド制﹂は︑生産者米側の上昇会消費者米価に転嫁し︑消費者米価にコスト主義守貫設すること によって現行食管制度の根幹をつき崩すとともに︑生産農民

L﹂消費者大衆とを分断して︑生治者米価を抑正しようと

するものである︒さらにこの消費者米価の値上で︑粉食の拡大をもはかろうとしている︒

いま食綜庁を中心に検討を すすゐている臨海食品コンビナートの惇想と粉食奨励がそれであり︑

﹁スライド制﹂のー天地は︑こうした輸入交によ る粉食増産を背景に提起されている︒それにより現行食管制はアメリカの余剰農産物を中心とする輸入食糧と園内産 米との﹁調整装置﹂におきかえられることになる︒

(9)

全中では米ぃ専門委員会をひらき︑従来の﹁生産費および所得補償方式﹂では行きづまってし

まった︑という理由で︑①生産費は実際にかかった経費(平均生産費)を回収し︑①自家労賃は生計を維持するのに 二︑農協のうごき

必要な経費を米作負担部分について算出すればよい︑

とい

う趣

旨の

いわば﹁生計費補償方式﹂による符定方式を採

用しよう︑との意見が強まっている︒これは︑全中の従来の要求方式を農民の要求につきあげられて︑ゴマ化し的な

手直し(たとえば昨年の特別加算金の積上げ)してきた矛盾をもはや包みかくしできなくなってきたことのひとつの応ら

われであり︑さらにバルクライン方式を捨てて﹁平均生産費方式﹂に移ることによって︑下層農民の利益を裏切る立

場をとろうとするものである︒

二︑政府米価決定期学にむけ℃の活動方針まず﹁労農提携﹂を強め︑

たたかいは地域斗争を土台に組み上げ

る︒全農林︑全農協労連との担揖は︑予約拒否︑出荷拒否斗争を組むにあたって決定的怠義をもっ︒米審小委員会の

動向はきわめて重要なので︑総評︑社会党選出の委員との連絡を密にして小委員会内での生産者米価算定方針の転

換・﹁スライド制﹂粉砕のたたかいをすすめるとともに広範な大衆斗争を強化する︒

一戸平均五千円の収入減となる︒このため①各 時期別格差圧縮に対しては︑時

期別格差が各期二

OO

円正附されれば︑北日間四県だけでも一四位円︑

県ごとに米の予約売渡中込についての委任状をとり︑政府の態度いかんによっては早期出荷松否をおとなう態度をき

める︒政府米価決定期にむけて︑①政府原案作成期︑②米審開催期︑⑥米審答申から閣議決定期にそれぞれ中央集結

のたたかいをおこなう︑などの諸点をきめ︑要求米価を次の如く算定した︒

全日

投昭

和田

O年

産米

要求

価格

の算

定方

算定の目標米販売段家につきその米の生産に要した生産費(物則的経費)

と家

族労

働費

(自

家労

賃)

を補

償し

日本

資本

主義

の米

価問

題(

山出

)

(10)

m-14駆特例鴻@米連里眼

(~R)

3カ年平均22,記5~

<石当り要求仁価〉

22,258ドJ+158=22,416~22,500 基本価格運搬費

111( 

(註1)家族労働1

時間当り評団賃金の計算

E家族労働費および麗用労働授の

計算

①計算期間,昭和

391月より同年12月の1

ヶ年閣の製造業男子常用労働

者の規模100人以上の1

時間当り賃金

(22682

銭〉を求め,これをもっ て家族労働の

1時間当り評価賃金とする。

② この1

待問当ち評価賃金によって家族労働費をつぎによって計算する

ο

時間当り評価究会

安挨労働時間 36司産米基準226.82192.8時二43731 37年産米基準226.82169.9=385:17 38年産米基準226.82167.8=38060

①雇用労働は家扶労働なみに評価するものとし,その計算

h主つぎのとおり

である。

時間当り評価賃金

雇用労働有五

l

36年産米基準226.8220.8=4718 37年産米基準226.8225.1時一5693 38年産米基準226.8228.0=6351

(註2)

物財等費用の修正計算 農業パリティ指数による基準年

(1月ー7月平均〉

対価格決定汁(1月日

3

平均)の変化率によって修正計算する。

①物対等費用の修正係数

36年基準

401月ー3158.68 

一一一一一一一

=1.128361'"も7140.71

(11)

っ︑雇農に対しても少くとも評価自家労賃と同等の賃銀支払いを保障できることを目標として算定する︒

O%による﹁生産費および所得補償方式﹂とする︒

三億定の方法昭和三六・三七・一二八年産米のそれぞれについて︑物財費用については価格決定年べ

lλ

に物価修圧をお

こない︑家族労働貨および一雇用労働費については価格決定年ベlスの製造業賃銀によって評価し︑資本利子を計算し︑租税公

課諸負担および地代を加えた反当り費用を反収で除L︑各年ごとに価格決定年ベiスの米価を算出し︑さらにその三カ年を平

均して基本価格とする︒

四家族労働費︑雇用労働費および家族労働時間について︑家族労働費および雇用労働費については︑いずれも製造業規模 OO人以上の男子賃銀によって評価する︒家族労働時聞については︑準備作業等間接労働時間を実情にかなうように算入す ることとするd

移一j推一

ω

5 1 7 2 2 4 6 2

η A Q U n u n u a u n υ Q O d o u

h

1 1

1

41 11 11 71 11 11 1l il

11 11 11 11 1i lil

必 一

J 5 5 5

η 4 2 u m

k

6 1 0 7 3

L 1 1 1

da

3 3 5 M 7 4 1 5

1

4

m m

M w

u m

一年

4

沼町出MH

4

76

日本資本主義の米側問題

2 3

Lて資本利子を‑計算す

る︒借入金利率限︑全凶法的問中央会調査の実際借入金利率年八分五

厘七毛を適用する︒なお︑利率適用にきいし月別総数計算は台こな

六租税公謀議負担一について昭和三八年のものをすえおく︒

調 払い小作料をとろo

て修正計算する︒ ワラおよびワラ加一

in 聞の変化率によっ 調

渡米価格の運搬費を組みかえ計算する︒

以上を表示すれば前頁の表布の如くである︒

)L 

(12)

日本資本主義の米側問題(完)

昭和40年産米穀の政府買入価格の算定

I 式 ( 指 数 化 方 式 〉

f Wt  Lt  It  Mt  '¥  Ho 

Pt=Po・{'‑ Wo ー・ 1Lo 一一.W, +一一一一・一一一・10  Mo  W2.• ) ・ 一 一Ht  Pt=求める価格

PO一基準価格

¥Vt/vVo二都市均街労賃の変化率 LtlLo 民当家族労働時!日!の変化率 It/1o~ 物肘・雇用労働の農家購入制栴等の変率

MtjMo 反当!P)J財・属用対働誌1;量の変化率 HojHt=反当収量の変化率

W,ニ反当生産費に占める家族労働費の割合 W2= 1‑W

, 

(14687 (112.95%) 

(95.31 %)  (104臼%) 004.10%)  (99.55%)  (65.40%)  (34.60%) 

27 46 30 (1 ~5 等と 3 等の格差) (歩留加算) (もち米加殺) E 算 定

求める価格

Pt=14687x(1. 1295 x O. 9531 x O. 6540 1.0463 x 1.  0410 x O. 3460) x O. 9955 

=14687x1.0760 

~ 15, 803 取 米3こ手探田焼

15803 186円 + (求める明特) (存期別格差)

15.5G8";15570

3.  政府買入予定価格(1~4 等平均包装込み,決定時見込み〉

15570円 十 186 12 46 (軟質米3等棟) (時間別格差) (3 等と 1~4 等の格差) (歩留加算〕

30円 + 255同 十 300 =16375

(もぞう子相笠(子桁奨励金) ('!t:)

1. t長準価格、Po)

昭和39"1産 米 設 の 政 府 格 (1'" G等平均,裸,運搬費相当額を含む。米価決定時見 込み)による。

"

玄米150キログヲム当り

14095 42  550  14.687  求 tわる何特(1 ~5-"è平均,保) ('1) 

運搬資相当篠山、l 臨時判別加算斗(Ci 基準価格 (A+B+C)

都市均衡労賃の変化率 (WtjWo)

労働省「毎月勤労統計調査J による製造業全規模(従事者数規膜5人以上の事業所とす る。)平均賃金(1時間当たり現金給与総額,男女込みロ)の!凶和385月ー昭和394 平均に対する昭和395月ー昭和404月平均の比率による。

(11  昭和385 昭和394月平均 (Wo) 144CO(28761/198.9時刑) (21  昭和395月ー昭和404月平均 (Wt) 163.33(32046/196.2時間〉

(31  変化率 (WtjWo) 112.95% 

3.反当家族労働時間の変化率(Lt/Lol

農林者統計調査部の米生費百民主(以下「米生産費調査」という。〉による米販売長

(13)

家(災害および5俵未満の米販売農家を除く。以下「米販売農家」という。〉の反当家族 労 働 時 間 ( 間 接 家 族 労 働 時 間 を 含 む 。 〉 の 昭 和36年産ー昭和38年 産 平 均 ( 以 下 「 基 準 年 産」という。〉に対する昭和37年産ー昭和39年産平均(以下「比較年産」という。)の比率 tこよる。

(1)基準年産反当家族労働時間 (Lo) 昭和36年 産 165.4時 間 昭 和37年 産 151.  昭 和38年夜 143.2  平 均 153.4  (21  比較年産反当家扶労働時間(Lt)

昭和37年 産 151. 6時 間 昭 和38牛耳 143.2 昭和初年産 143.7  平 均 146.2  (3)  変 化 率 (Lt/Lo) 95.31 % 

153.4時 間

146.2時間

日本資本主義の米価問題(完)

物財・雇用労働の農家購入価格等の変化率(It/1o)

昭和36年ー昭和38年(各年1~10 月。以下同じ。)平均(以下「基準期間」という。) を基準時主する米生産費パリティ指数および副主物価格指数を総合した物価指数(以下

「総合指数」という。)の昭和391~5 月平均指数に対する昭和40 牛 1 ~5}'J 平均指数 の比率による。」

1ji費パりティ指数は,農業パリティ指数の項目別指数の変化率を基準年産の米生 産費に基づき算出した費目別割合によって総合して算定する。

副産物価格指数は,わらおよび等外米の価格の変化率しとより算定する。

(1)  昭和39年 1~5 月平均総合指数 (10) 109.60  (2)  昭和40年 1~5 月平均総合指数(lt) 114.67  (3)  変化率CIt/1o) 104.63% 

5.反'S!It)財・雇用労働投下量の変化率 (Mt/Mo)

反当物財・雇用労働投1畳の変化率a.物価変動を除去しtc実質物財・雇用労働費心変 化ヰこによる。

喫質物財・雇用労働費の変化率は,米生産貨調査による米販売農家の基準年庄の反当物 財・雇唱労働費(物財・雇用労働貴から函Ij荷物価額を控除した額。以下「反当・雇明労働 費Jという。)に対する基準期間の価格に物価修iとした比較年庄の反当物財・雇用労働費 の比率による。

物価修正は,総合指数の昭和37年ー昭和39年(各年1~10 月。以下同じ。〉平均指数に よる。

(1)  基準年産反当物財・雇用労働費(Mo) 物財・雇用労働費 (間接家族労働費を除く。)

9.685Pl  10.202  11.0o7 

10.315  8.097 8.097 1f

副産物価額 ム2.189 2.230 2.236 2.218

昭和初年産

昭和37年 産 昭 和38年 琵 平 均

(14)

429

日本資本主義の米価問題(完)

副 産 物 価 額 2230 22:16 ム2206

222489[4

反当収量的交イヒ率(Ho/Ht)

米生産費調査に上るうに販売長女の平均ifJ収 量 の 基 脅 乍 産 に ば す る 比 似 イ の 比 率 のJ 数による。

(1)基準年産CHo) 昭 和36作 産 昭 和37年 産 昭 和38年 産 平 均 (2)  比 較 年 開(Ht) 昭 和37年 産 昭 和38年 差 沼 和39年 産 ヰ 均 (3)  変化率(Ho/Ht)

442キロク 437キ ロ グ ラ ム 446  444  442 

444キ ロ グ ラ ム 446キ ロ グ ラ ム 444  443  444 

99.55% 

反 出 生I工費に占める家族労働責の割合(九'V)

長 準 価 格 定 基 礎 と な3た 基 埠 年 産 の 反 価 替 生 住 世 ( 資 木 利 子 , 地 代 お よ び 租 税 λ 旦諸負担む。)に占める反~汗価替家於苅費(間十音放労働費を合む。〉の比率に よる。

111  基準年産反当評if:t芽生産責l 間平日36y 36706 昭 和37岳民 :31405  昭 和38年 産 33754  34 121  基昨斗産反当評価替J不族労働賛同

間有[36年 産 24692 昭和137Jf) 22594  昭 和38年 時 2 1290  不 均 22859 

(31  17:.[F.童費に占める家族労働萱1)害1CB/A) :14955

22859 f (:2) 物価終正した比較年産反当物財・雇用$7働 背 (Mt)

的 比 較 年 蔑 反 当 物 財 ・ 彊 用 労 働 費 凶 物 財 ・ 雇 用 労 働 費 (間接家族労働費を除く。〉

昭和37年 産 10202 昭 和38年 産 11057  昭 和39年 産 12165  平 均 11141  (1) 凶修正率(回

Jf(137f¥nfI<39年 平 均 総 合 指 数 105.79  り) 物 価 修 正 し た 比 較 年j主反当物日丁・雇用労働費(A/B)

8917̲̲1.  0579  8429 (3)  変 化 率 (Mt/Mo) 104.10% 

65.40% 

34.60% 

1‑0.65400.3460

1‑W

, 

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