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障がい児・者のきょうだいの認識

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Academic year: 2021

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般 一 演 題

191

The 67th Annual Meeting of the Japanese Society of Child Health

P2-022

障がい児・者のきょうだいの認識

矢野 芳美

金城大学 看護学部 看護学科

【目的】

 きょうだいは小さい頃から同胞と過ごす環境で、自身の成 長発達と共に同胞の障害受容を体験している。きょうだいの 認識の発達や環境の変化には、同胞や家族の存在が大きく影 響し、家庭で培われた認識は将来にも影響を及ぼしているこ とが考えられる。きょうだいの認識に同胞や家族の存在がど のように影響を及ぼしているのかを明らかし、きょうだいの 支援の働きかけを考える一助とすることを目的とする。本研 究では、障がい児・者をもつ弟妹をきょうだい、障がい児・

者本人を同胞とした。

【方法】

 研究協力者は出生時より同胞と暮らすきょうだい。データ 収集方法は半構成的面接を実施。面接の視点は、年少期から の同胞や家族の存在と認識の変化、現在や将来への思いにつ いてとした。分析方法は質的記述的分析法に基づきカテゴリー を抽出した。

【倫理的配慮】

 協力者の条件等を公に募集し、自らの協力意志を表明した 中より選出した。研究協力は自由意志、断った場合も不利益 はないこと、プライバシーの保護を説明し同意を得た。協力 者の了解を得て、IC レコーダーに録音した。所属する研究機 関の倫理委員会の承認を得て実施した。

【結果】

 出生時より同胞と生活するきょうだい 4 名に面接を実施。

20 ~ 30 歳代、全員女性。全員年少期は同胞と同居。分析結果、

きょうだいは障がいに対する認識を持つ以前より、同胞とは 家族としての関係があり、同胞を<自然、生活の一つ>と捉 えている反面、<マイナスではないが不思議な感覚>を持っ ていた。一緒に遊べないことから<他の兄弟を見てうらやま しい>思いもあったが、【同胞は特別な存在】という認識を持っ ていた。就学により、他の兄弟とは違うことを知っても<同 胞は同胞>と思うが<同胞を見る周囲の目が気になる>、<

同胞を看る家族の大変さ>を感じていた。他の人が理解しな くても【同胞や家族を肯定的に理解】していると思っていた。

きょうだいは進学、就職や結婚等の節目に<同胞と一緒に将 来を過ごす>、<家族を安心させたい>、<周囲の期待に応 えたい>思いが選択に影響していた。同胞や家族と過ごすこ とで培われた【同胞や家族を尊重、優先】を考えていた。

【考察】

 きょうだいの認識は、小さい頃から同胞や家族との関わり を通して培われていた。きょうだいは同胞を特別な存在とし て捉え、家族と共に支援したいと考え、同胞や家族と過ごす 環境を肯定的にとらえていると考えられた。

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