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監修 作成作成ご協力者 氏名 山根源之 森戸光彦 東京歯科大学教授 鶴見大学歯学部教授 所属 植松宏大野友久小野高裕菊谷武高橋浩二戸原玄中島純子野原幹司前田芳信吉田光由佐藤裕二高井良招戸原玄服部正己北川昇大渡凡人平井敏博佐々木啓一古谷野潔飯沼利光岡崎定司川良美佐雄小正裕鈴木哲也高橋裕田中貴信谷口尚津

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表紙表紙表紙表紙

((((2013

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年3333月

月27

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第1111版公開)

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  『摂食・嚥下障害,構音障害に対する舌接触補助床(PAP)の診療ガイド ライン2011』(2011年発行)の、特にポイントとなる部分の医学用語につ いてわかりやすく解説しています。 本ガイドライン解説はMindsが作成しており、ガイドライン作成グループの 監修を受けています。      

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監修監修監修監修・・・・作成作成作成作成ごごごご協力者協力者協力者協力者 氏名 所属 山根 源之 東京歯科大学 教授 森戸 光彦 鶴見大学歯学部 教授 植松 宏 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 教授 大野 友久 聖隷三方原病院リハビリテーション科 医長 小野 高裕 大阪大学大学院歯学研究科 准教授 菊谷 武 日本歯科大学生命歯学部 教授 高橋 浩二 昭和大学歯学部 教授 戸原 玄 日本大学歯学部 准教授 中島 純子 防衛医科大学校 助教 野原 幹司 大阪大学歯学部附属病院 助教 前田 芳信 大阪大学大学院歯学研究科 教授 吉田 光由 広島市総合リハビリテーション病院歯科 部長 佐藤 裕二 昭和大学歯学部 教授 高井 良招 朝日大学歯学部 教授 戸原 玄 日本大学歯学部 准教授 服部 正己 愛知学院大学歯学部 教授 北川 昇 昭和大学歯学部 准教授 大渡 凡人 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 准教授 平井 敏博 北海道医療大学歯学部 教授 佐々木 啓一 東北大学大学院歯学研究科 教授 古谷野 潔 九州大学大学院歯学研究院 教授 飯沼 利光 日本大学歯学部 講師 岡崎 定司 大阪歯科大学 教授 川良 美佐雄 日本大学松戸歯学部 教授 小正 裕 大阪歯科大学 教授 鈴木 哲也 岩手医科大学歯学部 教授 高橋 裕 福岡歯科大学 教授 田中 貴信 愛知学院大学歯学部 教授 谷口 尚 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 教授 津賀 一弘 広島大学大学院医歯薬学総合研究科 准教授 西 恭宏 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 准教授 皆木 省吾 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 教授 吉川 峰加 広島大学大学院医歯薬学総合研究科 助教

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窪木 拓男 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 教授 藤澤 政紀 明海大学歯学部 教授 築山 能大 九州大学大学院歯学研究科 准教授 玉置 勝司 神奈川歯科大学歯学部 教授 永尾 寛 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 准教授 萩原 芳幸 日本大学歯学部 准教授 松香 芳三 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 教授 馬場 一美 昭和大学歯学部歯科補綴学講座 教授 笛木 賢治 東京医科歯科大学歯学部 講師 會田 英紀 北海道医療大学歯学部 准教授 近藤 尚知 岩手医科大学歯学部 教授 塚崎 弘明 昭和大学歯学部歯科補綴学講座 准教授  

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エビデンスエビデンスエビデンスエビデンスレベルレベルレベルレベル I システマティックレビュー/メタアナリシスによる II 1つ以上のランダム化比較試験による III 非ランダム化比較試験による IVa 分析疫学的研究[コホート研究]による IVb 分析疫学的研究[症例対照研究、横断研究]による V 記述的研究[症例報告やケース・シリーズ]による VI 患者データに基づかない、専門委員会や専門家個人の意見による

医学

医学

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医学用語解

用語解

用語解

用語解説

エビデンス エビデンスとは科学的な根拠のことです。一般的にエビデンスというと、研究者の 主観が入り込まないように実施方法を工夫したランダム化比較試験や、複数のラ ンダム化比較試験の結果を統計学の手法を用いて統合したメタアナリシスなど、 信頼性の高いデータから得られた根拠のことを指します。しかし、患者さんの数が 少ない特殊な病気や、病態が重い患者さんの場合は、ランダム化比較試験が実 施できないこともあるため、その場合は、症例報告や専門医の意見などがエビデ ンスとして用いられることもあります。 システマティックレビュー 系統的レビューと訳されます。ある病気や治療法に関する臨床試験の論文を集 め、その内容をまとめて評価することです。最近では、試験の実施計画や実施状 況、解析方法など一定の条件を満たした試験の論文を集め、内容を厳しく吟味し て、その結果を報告したものを指すのが一般的です。複数の試験のデータを統計 学の手法を用いて統合して解析するメタアナリシスもシステマティックレビューの一 つです。 メタアナリシス メタ解析と訳されます。過去に行われた複数の臨床試験の結果を、統計学の手法 を用いてまとめ、全体としてどのような傾向が見られるかを解析する研究手法で す。一つ一つの試験では、はっきりとした結果が得られない場合でも、複数の試験 の結果を統合すると、一定の傾向が見えてくることがあります。信頼性が高いラン ダム化比較試験を選んでメタ解析を行うことで、非常に信頼性の高い結果を得る ことができます。 ランダム化比較試験 (ランダムかひかくしけ ん) 複数の治療法の効果を比べるときに、患者さんをくじ引きや乱数表など、ランダム 化と呼ばれる手法を用いて、グループ分けを行う試験のことです。グループ分けに 研究者の主観が入り込まないため、得られた結果は信頼性が高いとされていま す。randomized controlled trial、または無作為化比較試験とも呼ばれます。 非ランダム化比較試験 (ひランダムかひかくしけ ん) 治療法の効果を比較するために患者さんをグループ分けする際、くじ引きや乱数 表など、作為性を排除するためのランダム化の手法を採用しない試験のことです。 対象者のグループ分けに試験実施者の作為性が入り込む可能性があるため、得 られた結果の信頼性はランダム化比較試験よりも低くなります。

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分析疫学的研究 (ぶんせきえきがくてきけ んきゅう) 疫学研究とは多くの人を対象に、病気の発症率や有病率、病気の原因などを調べ ることを目的に行われる、研究の総称です。特に病気の原因となる要因を分析す る目的で行われる疫学研究を、分析疫学的研究と呼びます。 コホート研究 (コホートけんきゅう) ある病気にかかる危険性の高い集団と、そうではない集団を長期間観察して、病 気の発症率や進行の程度、死亡率などを調べ、病気の原因を明らかにするため の研究手法です。研究対象である集団のことをコホートと呼ぶことから、コホート研 究の名があります。未来に向かって観察してデータをとることがほとんどですが、カ ルテなどの過去の医療記録などに基づいて実施されることもあります。 症例対照研究 (しょうれいたいしょうけん きゅう) ある病気にすでにかかってしまった患者さんと、その病気にかかっていないもの の、年齢や性別などの特徴が一致した患者さんとを比較する研究手法です。その 病気の原因を調べるために行われます。医療記録を基に行われることが多く、費 用や時間はかかりませんが、データの偏りが生じて結果に影響を及ぼす可能性が あるので、得られた結果の信頼性はランダム化比較試験に比べると低くなります。 横断研究 (おうだんけんきゅう) 同時期に多くの人々を対象として、健康状態などの特性を比較検討する方法で す。時間の経過による症状の進行状況や予後を調べることはできませんが、病気 にかかっている人の割合などを調べることができます。 記述的研究 (きじゅつてきけんきゅう) 記述研究ともいいます。「ある患者さんにある薬を投与したら、症状が改善した」と いうように、患者さんの経過を記述して報告する研究のことです。 症例報告 (しょうれいほうこく) ある病気の患者さんについて、一例から数例の治療経過や結果をまとめて報告し たもので、記述研究の一つです。まれな病気、あまり見られない症状や経過などを 示した症例、通常は行わない特別な治療が有効だった症例などが報告の対象とな ります。 ケース・シリーズ 症例集積研究ともいいます。ある治療法を、何名かの患者さんに用いて治療経過 や結果を観察し、そのデータをまとめて報告したもので、記述研究の一つです。ケ ース・シリーズでは対象となった患者さんの数は多くなっても、結果を比べる対照を 設けていないことが多いため、症状の改善や副作用の発現などがその治療による ものかどうかが明らかにすることはできません。そのため、他の分析的研究よりも エビデンスレベルは低いとされています。  

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「推「推「推「推奨奨奨奨のののの強強強強ささささ」」」」のののの分類分類分類分類とととと表示表示表示表示

推推推推奨奨奨奨度度度度のののの強強さ強強さささ[[[[GradeGradeGradeGrade]]]]のののの決定決定決定決定 推奨度 [Grade] 内容 A 行うよう強く勧められる B 行うよう勧められる C1 行うことを考慮してもよい C2 行うことを勧められない D 推奨しない  

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摂摂摂摂食食食食・・・・嚥下障害、構音障害、舌接嚥下障害、構音障害、舌接嚥下障害、構音障害、舌接嚥下障害、構音障害、舌接触触触触補助床補助床補助床補助床[[[[PAPPAPPAPPAP]]]]とはとはとはとは 摂摂摂摂食食食食・・・・嚥下障害嚥下障害嚥下障害嚥下障害とはとはとはとは 食べるという一連の動作に関する働きを十分に果たすことができていない状態をいいます。食べるという一連の動作 は、以下の五つの時期に分類されます。食べ物を確認し食べるという意思決定をして食べようとする過程を「認知 期・先行期」、口に入れて咀嚼(そしゃく)する過程を「口腔準備期」、口からのどに送り込む過程を「口腔送り込み 期」、気管をふさいで一気に食道の入口へ送り込む過程を「咽頭期」、食道から胃へ送る過程を「食道期」といいま す。 構音障害構音障害構音障害構音障害とはとはとはとは 唇や舌、歯、上あご、のどなどの形、運動、感覚の異常によって、声帯で作られた声をうまく発音できない状態をいい ます。

舌接舌接舌接舌接触触触触補助床補助床補助床補助床[[[[PAPPAPPAPPAP]]]]とはとはとはとは

舌が上あごに接触しやすくするために、上あごの厚みや形を補強する装置のことです。通常、飲み込んだり、発音し たりする時には、舌が動いて上あごに接触しているのですが、手術で舌の一部を切除した方、筋肉や神経に関する 病気で舌の動きに障害がある方など、舌が上あごへ十分に接触していない場合に用いられています。PAPとは palatal augmentation prosthesisの略で、英語では「上あごの形を最適にする装置」という意味です。

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Q1: Q1: Q1:

Q1: PAPPAPPAPPAPはははは頭頸部癌頭頸部癌頭頸部癌頭頸部癌症例症例症例症例のののの嚥下障害嚥下障害に嚥下障害嚥下障害ににに対対対対してして役立してして役立役立役立ちますかちますかちますかちますか????

PAPの装着は、頭頸部癌術後の舌の実質欠損や運動障害による主に口腔期の嚥下障害の改善に対して有 効との有力な報告がある。PAPの装着や調整に必要な費用は比較的少なく、その副作用も少ないため、比 較的症状が固定した頭頸部癌症例における嚥下障害には一度は試してみることが推奨される。一方、十分 な臨床研究は行われていないが、PAPの装着に加えて十分な摂食・嚥下リハビリテーションが行われること がその治療効果を引き出すために必要と思われる。ただし、嚥下反射の惹起の遅延、食道入口部の開大不 全に伴う嚥下障害において、その有効性は示されていない。【推奨度B】

ガイドライン

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ガイドライン作成委員

作成委員

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作成委員より

より

より

より患者

患者

患者

患者さんへ

さんへ

さんへ

さんへ

あごや口の中にできるがんの治療によって舌の一部を失ったり動きが悪くなったりして物が飲み込みにくい [嚥下障害がある]場合、上あごと舌との接触をよくするPAP[舌接触補助床]を使用したリハビリが推奨さ れます。ただし、PAPが効きにくいタイプの嚥下障害もあります。  

医学

医学

医学

医学用語解

用語解

用語解

用語解説

頭頸部癌 (とうけいぶがん) 頭頸部には鼻、口、のど、耳、あごなどが含まれ、この部位に発生したがんのこと をいいます。脳や目に発生するがんは含まれません。 嚥下障害 (えんげしょうがい) 食べ物や飲み物が飲み込みにくい、むせる、つかえるなどの状態のことです。 運動障害 (うんどうしょうがい) 脳から筋肉へと情報が伝達される過程での何らかの障害により、本来行えるは ずの動きがとれなくなっている状態のことです。 口腔期 (こうくうき) 物を食べるという一連の過程の中で、口腔(こうくう)期は、口腔準備期と口腔送り 込み期に分けられます。口腔準備期とは、口の中で食べ物を咀嚼(そしゃく)して 飲み込みやすい塊にする時期で、口腔送り込み期とはその塊を舌の力で口の奥 の方からのどへ送り込む時期です。のどに短い時間滞在した塊は、ゴックンと飲 み込むことで、のどから食道へ一気に送り込まれ[咽頭期]、その後は食道の働 きで胃に送り届けられます[食道期]。 副作用 (ふくさよう) 治療に関連したもので、本来の期待された効果とは異なった有害な作用のことを いいます。 臨床研究 (りんしょうけんきゅう) 実際の患者さんを対象に、治療の効果や安全性について検討する研究です。治 療効果や安全性を高め、よりよい医療を患者さんに提供するために重要です。 摂食・嚥下リハビリテーシ ョン (せっしょく・えんげリハビ リテーション) 摂食・嚥下機能とは、食べるという一連の動作に関する人体の働きのことで、病 気やけが、老化などが原因でこの働きがうまくいかなくなった場合に、さまざまな 手法を用いて残った能力を最大限に活用する練習を繰り返し行うことを摂食・嚥 下リハビリテーションといいます。 嚥下反射 嚥下(えんげ)反射とは、食べ物がのどに達した時に生じる無意識の反応です。

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(えんげはんしゃ) 具体的には、鼻や気管の経路をふさぎ、閉じていた食道の入り口を開いて、舌と のどの筋肉の力で食べ物を食道へ送り込むという動きが、無意識のうちに行わ れています。この嚥下反射をつかさどっている神経が障害されたり、筋肉が弱っ たりすると、むせたり、ゴックンと飲み込んだ後に口やのどに食べ物が残ったりす る嚥下障害が起こります。  食道入口部の開大不全 (しょくどうにゅうこうぶの かいだいふぜん) 食道の入り口部分の筋肉が緩まないために十分に開かず、食べ物が通りにくくな っている状態をいいます。通常、食道の入り口は閉じていて、食べ物がのどに達 したときに無意識に開いて、食べ物を食道へ受け入れています。

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Q2: Q2: Q2:

Q2: PAPPAPPAPPAPはははは頭頸部癌頭頸部癌頭頸部癌以外頭頸部癌以外以外以外のののの症例症例症例症例のの嚥下障害のの嚥下障害嚥下障害嚥下障害にににに対対対対してもしても役立してもしても役立役立役立ちますかちますかちますかちますか????

PAPの装着は、頭頸部癌以外に、舌の運動障害を有する脳血管障害、神経筋疾患症例などの主に口腔期 の嚥下障害の改善に有効との報告がある。頭頸部癌患者同様、PAPの装着や調整に必要な費用は比較的 少なく、その副作用も少ないため、脳血管障害、神経筋疾患症例などの嚥下障害においても一度は試してみ てもよい。また、頭頸部癌患者同様、十分な臨床研究は行われていないが、PAPの装着に加えて十分な摂 食・嚥下リハビリテーションが行われることがその治療効果を引き出すために必要と思われる。ただし、進行 性の神経筋疾患症例ではPAPの効果は一時的である。また、嚥下反射の惹起の遅延、食道入口部の開大 不全に伴う嚥下障害において、その有効性は示されていない。【推奨度C1】

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脳卒中や神経疾患のために舌の動きが悪くなって物が飲み込みにくい[嚥下障害がある]場合、上あごと 舌との接触をよくするPAP[舌接触補助床]を使用したリハビリが推奨されます。ただし、PAPが効きにくいタ イプの嚥下障害もあります。  

医学

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用語解

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用語解説

頭頸部癌 (とうけいぶがん) 頭頸部には鼻、口、のど、耳、あごなどが含まれ、この部位に発生したがんのこと をいいます。脳や目に発生するがんは含まれません。 嚥下障害 (えんげしょうがい) 食べ物や飲み物が飲み込みにくい、むせる、つかえるなどの状態のことです。 運動障害 (うんどうしょうがい) 脳から筋肉へと情報が伝達される過程での何らかの障害により、本来行えるは ずの動きがとれなくなっている状態のことです。 脳血管障害 (のうけっかんしょうがい) 脳の血管が詰まって脳の組織に血液が届かなくなったり、破れて出血したりする ことで、脳の組織が死んでしまう病気の総称です。脳卒中と呼ばれることもありま す。脳血管障害の代表的な病気は、脳の血管が詰まる脳梗塞(のうこうそく)や脳 の血管が破れて出血する脳出血で、軽度の場合には症状はほとんど感じないこ ともありますが、重度の場合は、手足の麻痺や意識の消失などを伴い、半身麻痺 や言語障害などが残ることもあります。 神経筋疾患 (しんけいきんしっかん) 脳、脊髄、末梢神経、骨格筋などの異常によって、筋力の低下や身体運動に障 害を与える病気の総称です。脳の神経細胞が障害されるパーキンソン病、筋肉 を支配している神経が障害される神経筋萎縮性側索硬化症、末端部分の神経が 障害されるギラン・バレー症候群、神経と筋肉の接合している部分が障害される 重症筋無力症、体を動かす筋肉が障害される筋ジストロフィーなどが含まれま す。 口腔期 (こうくうき) 物を食べるという一連の過程の中で、口腔(こうくう)期は、口腔準備期と口腔送り 込み期に分けられます。口腔準備期とは、口の中で食べ物を咀嚼(そしゃく)して 飲み込みやすい塊にする時期で、口腔送り込み期とはその塊を舌の力で口の奥

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の方からのどへ送り込む時期です。のどに短い時間滞在した塊は、ゴックンと飲 み込むことでのどから食道へ一気に送り込まれ[咽頭期]、その後は食道の働き で胃に送り届けられます[食道期]。 副作用 (ふくさよう) 治療に関連したもので、本来の期待された効果とは異なった有害な作用のことを いいます。 臨床研究 (りんしょうけんきゅう) 実際の患者さんを対象に、治療の効果や安全性について検討する研究です。治 療効果や安全性を高め、よりよい医療を患者さんに提供するために重要です。 摂食・嚥下リハビリテーシ ョン (せっしょく・えんげリハビ リテーション) 摂食・嚥下機能とは、食べるという一連の動作に関する人体の働きのことで、病 気やけが、老化などが原因でこの働きがうまくいかなくなった場合に、さまざまな 手法を用いて残った能力を最大限に活用する練習を繰り返し行うことを摂食・嚥 下リハビリテーションといいます。 進行性の神経筋疾患 (しんこうせいのしんけい きんしっかん) 脳、脊髄、末梢神経、骨格筋などの異常によって、筋力の低下や身体運動に障 害を与える病気の中で、症状や障害が進行してしまうものを指します。脳の神経 細胞が障害されるパーキンソン病、筋肉を支配している神経が障害される神経筋 萎縮性側索硬化症、体を動かす筋肉が障害される筋ジストロフィーなどが含まれ ます。 嚥下反射 (えんげはんしゃ) 嚥下(えんげ)反射とは、食べ物がのどに達した時に生じる無意識の反応です。 具体的には、鼻や気管の経路をふさぎ、閉じていた食道の入り口を開いて、舌と のどの筋肉の力で食べ物を食道へ送り込むという動きが、無意識のうちに行わ れています。この嚥下反射をつかさどっている神経が障害されたり、筋肉が弱っ たりすると、むせたり、ゴックンと飲み込んだ後に口やのどに食べ物が残ったりす る嚥下障害が起こります。 食道入口部の開大不全 (しょくどうにゅうこうぶの かいだいふぜん) 食道の入り口部分の筋肉が緩まないために十分に開かず、食べ物が通りにくくな っている状態をいいます。通常、食道の入り口は閉じていて、食べ物がのどに達 したときに無意識に開いて、食べ物を食道へ受け入れています。

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Q3: Q3: Q3:

Q3: PAPPAPPAPPAPはははは頭頸部癌頭頸部癌頭頸部癌頭頸部癌症例症例症例症例のののの構音障害構音障害に構音障害構音障害ににに対対対対してして役立してして役立役立役立ちますかちますかちますかちますか????

PAPの装着は、頭頸部癌術後の舌の実質欠損や運動障害による構音障害の改善に対して有効との有力な 報告がある。PAPの装着や調整に必要な費用は比較的少なく、その副作用も少ないため、比較的症状が固 定した頭頸部癌症例における構音障害には一度は試してみることが推奨される。一方、十分な臨床研究は 行われていないが、PAPの装着に加えて十分な構音リハビリテーションが行われることがその治療効果を引 き出すために必要と思われる。【推奨度B】

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あごや口の中にできるがんの治療によって舌の一部を失ったり動きが悪くなったりしてしゃべりにくい[構音 障害がある]場合、上あごと舌との接触をよくするPAP[舌接触補助床]を使用したリハビリが推奨されま す。ただし、PAPによって聞き取りやすくなるのは、舌と上あごが接触して作られる音に限られます。  

医学

医学

医学

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用語解

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用語解説

頭頸部癌 (とうけいぶがん) 頭頸部には鼻、口、のど、耳、あごなどが含まれ、この部位に発生したがんのこと をいいます。脳や目に発生するがんは含まれません。 運動障害 (うんどうしょうがい) 脳から筋肉へと情報が伝達される過程での何らかの障害により、本来行えるは ずの動きがとれなくなっている状態のことです。 副作用 (ふくさよう) 治療に関連したもので、本来の期待された効果とは異なった有害な作用のことを いいます。 臨床研究 (りんしょうけんきゅう) 実際の患者さんを対象に、治療の効果や安全性について検討する研究です。治 療効果や安全性を高め、よりよい医療を患者さんに提供するために重要です。 構音リハビリテーション (こうおんリハビリテーショ ン) 構音とは口から音を発するという一連の過程で、この音をより明瞭にすることを目 標とした発音方法の訓練をいいます。舌や唇の動かし方、息づかいなどの適切な 方法を身につける訓練が行われます。また、一音、単語、文章、そして会話という 順序で訓練が行われます。

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Q4: Q4: Q4:

Q4: PAPPAPPAPPAPはははは頭頸部癌頭頸部癌頭頸部癌以外頭頸部癌以外以外以外のののの症例症例症例症例のの構音障害のの構音障害構音障害構音障害にににに対対対対してもしても役立してもしても役立役立役立ちますかちますかちますかちますか????

PAPの装着は、頭頸部癌以外に、舌の運動障害を有する脳血管障害、神経筋疾患症例などの構音障害の 改善に有効である。頭頸部癌患者同様、PAPの装着や調整に必要な費用は比較的少なく、その副作用も少 ないため、脳血管障害、神経筋疾患症例などの構音障害においても一度は試してみてもよい。また、頭頸部 癌患者同様、十分な臨床研究は行われていないが、PAPの装着に加えて十分な構音リハビリテーションが行 われることがその治療効果を引き出すために必要と思われる。ただし、進行性の神経筋疾患症例ではPAP の効果は一時的である。【推奨度C1】

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さんへ

さんへ

さんへ

脳卒中や神経疾患によって舌の動きが悪くなってしゃべりにくい[構音障害がある]場合、上あごと舌との接 触をよくするPAP[舌接触補助床]を使用したリハビリが推奨されます。ただし、PAPによって聞き取りやすく なるのは、舌と上あごが接触して作られる音に限られます。  

医学

医学

医学

医学用語解

用語解

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用語解説

頭頸部癌 (とうけいぶがん) 頭頸部には鼻、口、のど、耳、あごなどが含まれ、この部位に発生したがんのこと をいいます。脳や目に発生するがんは含まれません。 運動障害 (うんどうしょうがい) 唇や舌、歯、上顎、のどなどの形、運動、感覚の異常によって、声帯で作られた 声をうまく発音できない状態をいいます。 脳血管障害 (のうけっかんしょうがい) 脳の血管が詰まって脳の組織に血液が届かなくなったり、破れて出血したりする ことで、脳の組織が死んでしまう病気の総称です。脳卒中と呼ばれることもありま す。脳血管障害の代表的な病気は、脳の血管が詰まる脳梗塞(のうこうそく)や脳 の血管が破れて出血する脳出血で、軽度の場合には症状はほとんど感じないこ ともありますが、重度の場合は、手足の麻痺や意識の消失などを伴い、半身麻痺 や言語障害などが残ることもあります。 神経筋疾患 (しんけいきんしっかん) 脳、脊髄、末梢神経、骨格筋などの異常によって、筋力の低下や身体運動に障 害を与える病気の総称です。脳の神経細胞が障害されるパーキンソン病、筋肉 を支配している神経が障害される神経筋萎縮性側索硬化症、末端部分の神経が 障害されるギラン・バレー症候群、神経と筋肉の接合している部分が障害される 重症筋無力症、体を動かす筋肉が障害される筋ジストロフィーなどが含まれま す。 副作用 (ふくさよう) 治療に関連したもので、本来の期待された効果とは異なった有害な作用のことを いいます。 臨床研究 (りんしょうけんきゅう) 実際の患者さんを対象に、治療の効果や安全性について検討する研究です。治 療効果や安全性を高め、よりよい医療を患者さんに提供するために重要です。 構音リハビリテーション 構音とは口から音を発するという一連の過程で、この音をより明瞭にすることを目

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(こうおんリハビリテーショ ン) 標とした発音方法の訓練をいいます。舌や唇の動かし方、息づかいなどの適切な 方法を身につける訓練が行われます。また、一音、単語、文章、そして会話という 順序で訓練が行われます。リハビリテーションの専門職として、言語聴覚士があり ます。 進行性の神経筋疾患 (しんこうせいのしんけい きんしっかん) 脳、脊髄、末梢神経、骨格筋などの異常によって、筋力の低下や身体運動に障 害を与える病気の中で、症状や障害が進行してしまうものを指します。脳の神経 細胞が障害されるパーキンソン病、筋肉を支配している神経が障害される神経筋 萎縮性側索硬化症、体を動かす筋肉が障害される筋ジストロフィーなどが含まれ ます。

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Q5: Q5: Q5:

Q5: PAPPAPPAPPAPにおいてにおいてにおいてにおいて摂摂摂摂食食食食・・・・嚥下機能嚥下機能嚥下機能嚥下機能検検査検検査査査はははは役立役立役立役立ちますかちますかちますかちますか????

摂食・嚥下機能検査はPAPの適用に当たり、適応症か否かの判断、障害の程度の把握、PAPの効果判定と 調整に関して重要な情報を提供するため、行うよう勧められる。特に、高価な機器を用いなくとも実施可能な 検査、例えば、水飲みテスト、食物を用いた検査[フードテスト]、反復唾液飲みテストについては、治療の効 果の判定、副作用の確認のために毎回行うことが強く推奨される。したがって、これに限定すれば、最終推 奨度はBが望ましい。特殊な検査機器を用いた方法に関しては、その診断能力やその診断に基づく介入の 効果についての臨床エビデンスの蓄積が欠かせないが、各検査の実施が及ぼす患者に対する負担を十分 検討した上で、そのメリットが十分大きければ実施してもよい。この点に関してのみ議論するとすれば、最終 推奨度は現時点ではC1でもよい。例えば、PAP装着の効果判定や嚥下障害の診査・評価において最も信頼 性の高い評価方法はVF 検査と考えられるが、在宅介護の現場においては本検査の適応は難しい。最近で は、その機動性からビデオ内視鏡[VE]検査の有用性が強調されるようになっている。したがって、一次推奨 度はC1であったが、最終的な推奨度はBまたはC1とした。【推奨度BまたはC1】

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より

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患者

患者

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さんへ

さんへ

PAP[舌接触補助床]は舌と上あごの接触をよくすることで物を飲み込みやすくするための装置なので、そ れを作る時、あるいは作ってから効果を判定し、調整する時に、飲み込み[嚥下]に関するさまざまな検査を 行うことは重要です。  

医学

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医学

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用語解

用語解

用語解説

摂食・嚥下機能検査 (せっしょく・えんげきのう けんさ) 食べるという一連の動作に関する働きが、正常に機能しているかどうかを判定す るテストを指します。食べる動作は以下の五つの期間に分類されます。食べ物を 確認する過程を認知期、口に入れてかみ砕く過程を口腔準備期、口からのどへ 送り込む過程を口腔送り込み期、気道をふさいで食道の入口へ送る過程を咽頭 期、食道から胃へ送る過程を食道期といいます。 水飲みテスト (みずのみテスト) 飲み込むという一連の動作において、問題がないかを評価する検査の一つです。 患者さんに少量の水分を飲み込んでもらい、飲み込むことが可能であるか、また はむせることはないかなどを観察する検査です。 反復唾液飲みテスト (はんぷくだえきのみテス ト) 飲み込みという一連の過程における障害の程度を評価する検査の一つです。30 秒間に何回、唾液を飲み込むことができるかを観察し、2回以下の場合、飲み込 む機能が低下していると判断されます。 副作用 (ふくさよう) 治療に関連したもので、本来の期待された効果とは異なった有害な作用のことを いいます。 臨床エビデンス (りんしょうエビデンス) 同じ病気でいくつかの条件を満たした患者さんに特定の検査法、治療法を行った 際のデータを集計して、その効き目や副作用を評価して得られた検査法や治療 法を選択する際の根拠のことをいいます。この根拠は、同様の病状の患者さんに 対して、推奨される検査法、または治療法の選択となります。現在、最も信頼性 の高い根拠と考えられているのは、患者さんを二つの検査法、または治療法に無

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作為に振り分けて、二つの方法の効き目と副作用を比較する試験によって得ら れたものです。 嚥下障害の診査・評価 (えんげしょうがいのしん さ・ひょうか) 嚥下(えんげ)障害とは、飲み込むという一連の過程における機能が低下してい ることです。低下している機能の程度を調べるために、診察や簡易検査として水 や食べ物、唾液を飲み込むテストや、X線透視装置や内視鏡を用いて内部の観 察をし、これらの結果から判定することを指します。 VF 検査 (ブイエフけんさ) videofluoroscopyまたはvideofluorographyの略で、ビデオ嚥下造影検査と訳され ています。嚥下とは、飲み込むという一連の過程のことです。この過程のどこで障 害が起きているのかを確認するための検査です。造影剤と呼ばれる薬が含まれ ている食品を患者さんが飲み込み、その過程をX線で撮影し、舌やのど、食道な どの動き、または食べ物が移動する状況を記録する検査です。 ビデオ内視鏡[VE]検査 (ビデオないしきょう[ブイ イー]けんさ) 内視鏡を鼻からのどまで挿入した状態で、患者さんにゼリーなどを食べてもらい、 その飲み込む過程を内視鏡を通して観察する検査です。この検査に用いられる 機器は持ち運びが可能なので、自宅で療養されている方にも行うことができま す。VEとはvideoendoscopyの略です。 有用性 (ゆうようせい) その治療法や検査法が役に立つことです。医療の分野では、有用性とは、効果 があるだけでなく、安全面でも優れていることを意味します。

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Q6: Q6: Q6:

Q6: PAPPAPPAPPAPにおいてにおいてにおいてにおいて構音機能構音機能構音機能構音機能検検検検査査査査はははは役立役立役立役立ちますかちますかちますかちますか????

構音機能検査はPAPの適用にあたり、適応症か否かの判断、障害の程度の把握、PAPの効果判定と調整 に関して重要な情報を提供するため、行うことが望ましい。特に、言語聴覚士の協力を得て行う主観的検査 やPAPの調整に直接関係する補綴歯科専門医が行うパラトグラムはその治療効果の判定に重要な意義が あると考えられる。一方で、他の特殊な機器を用いて行う方法、例えば音響解析などは、全ての施設に備え 付けられているわけではなく、その使用に精通している者も少ない。また、その有効性や有用性に関してはま だ十分な証拠が存在しない。したがって、最終的な推奨度はB またはC1とした。【推奨度BまたはC1】

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PAP[舌接触補助床]は舌と上あごの接触をよくすることでしゃべりやすくするための装置なので、それを作 る時、あるいは作ってから効果を判定し、調整する時に、発音に関するさまざまな検査を行うことは重要で す。  

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用語解説

構音機能検査 (こうおんきのうけんさ) 構音とは口から音を発するという一連の過程を指し、この過程における障害の程 度を評価する検査のことです。患者さんの発音を直接聴いて評価する検査、発音 時の舌の動きを観察する検査、または音声を分析する機器を用いる検査などが あります。 言語聴覚士 (げんごちょうかくし) 言葉によるコミュニケーションや、食べ物をかみ砕いたり、飲み込んだりする機能 が正常かどうかを専門的に判断しリハビリテーションを行う医療専門職のことで す。 主観的検査 (しゅかんてきけんさ) ここでは、発音を評価する検査のことを指しています。患者さんに一音、単語、文 章、そして会話という順序で発音してもらい、その発音を直接聴いて、明瞭度や異 常の特徴などを判定する検査です。異常の特徴としては、速度や抑揚、アクセン ト、リズムなどの点が評価されます。また、同時に、下あご、唇、または舌の動き なども評価されます。 補綴歯科専門医 (ほてつしかせんもんい) 補綴(ほてつ)とは、歯が抜けたり、欠けたりした部分を人工物で補い機能を回復 することです。形のみではなく、かみ合わせや発音などの機能、さらに外観を取り 戻す治療法に関する専門的な知識や技能を修得している歯科医師のことをいい ます。 パラトグラム 発音時の舌の動きを評価する検査の一つです。ある一音を発した時に、舌が上 あごのどの部位に接触しているのかを観察する検査です。 音響解析 (おんきょうかいせき) 特殊な機器を用いて、患者さんの音声を記録して分析することをいいます。雑音 の強さや声のゆらぎなどが定量化されてグラフに示されるため、客観的な評価の 一つとして用いられています。

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有効性 (ゆうこうせい) 治療により、効果があることです。治療薬や治療法は、患者さんを対象とした臨 床試験などで、有効性と安全性を確認します。 有用性 (ゆうようせい) その治療法や検査法が役に立つことです。医療の分野では、有用性とは、効果 があるだけでなく、安全面でも優れていることを意味します。

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Q7: Q7: Q7:

Q7: PAPPAPPAPPAPにおいてにおいてにおいてにおいてワックスワックスワックスワックスやややや粘膜調整材粘膜調整材粘膜調整材粘膜調整材はは形成用材料はは形成用材料形成用材料形成用材料としてとしてとしてとして役立役立役立役立ちますかちますかちますかちますか????

舌の機能運動で変形する軟性を有し、添加、削除が容易で、付形性や粘着性などの操作性に優れた低融点 のワックスや粘膜調整材は、PAP口蓋部の形成用材料として有用である。本処置に関しては、十分な文献的 な記述や有効性の検討がなされていないが、ほとんどの補綴歯科専門医が日常行っている作業であるた め、一次推奨度はC1であったが、最終的な推奨度ではBとした。【推奨度B】

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PAP[舌接触補助装置]は上あごと舌との接触を最適にすることで効果を発揮するので、その形を決めるに は、飲み込んだり発音したりする時の舌の動きを口の中で記録するのにちょうどよい硬さを持つワックスや 粘膜調性材という材料の使用が推奨されています。  

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医学用語解

用語解

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用語解説

ワックス 歯を削った部分の詰め物や入れ歯を作る過程で用いられる蝋(ろう)素材の材料 を指します。 粘膜調整材 (ねんまくちょうせいざい) 口の中を覆っている粘膜という組織の厚さや形を整えるために用いられる材料 で、粘膜と同じように、軟らかく、弾力があります。 形成用材料 (けいせいようざいりょう) ここでは、舌接触補助床の上あごを覆う部分の形を作る際に用いる材料を指して います。上あごと舌が接触する状態を記録しやすく、材料を付け加えたり、削り取 ったりしやすい材料が適しています。この材料を用いることで、個人個人の舌の 動きに適した上あごの厚みや形が作りやすくなります。舌接触補助床とは、手術 で舌の一部を切除した方や、筋肉や神経に関する病気で舌の動きに障害がある 方など、舌が上あごへ十分に接触していない場合に用いられる装置で、舌が上あ ごに接触しやすくするために、上あごの厚みや形を調整するものです。 低融点 (ていゆうてん) 融点とは、固体が溶けて[融解]液体化する温度のことで、低融点とは、通常より も溶け出す温度が低いことをいいます。このような特徴を持った材料は口の中で 軟らかくなるため、舌接触補助床の形成用材料として用いられます。舌接触補助 床とは、手術で舌の一部を切除した方、筋肉や神経に関する病気で舌の動きに 障害がある方など、舌が上あごへ十分に接触していない場合に用いられる装置 で、舌が上あごに接触しやすくするために、上あごの厚みや形を調整するもので す。 PAP口蓋部 (パップこうがいぶ)

PAPとはpalatal augmentation prosthesisの略で、舌接触補助床と訳され、舌が上 あごに接触しやすくするために、上あごの厚みや形を補強する装置です。PAP口 蓋部とは、この器具の上あごを覆う部分のことをいいます。手術で舌の一部を切 除した方や、筋肉や神経に関する病気で舌の動きに障害がある方など、舌が上 あごへ十分に接触していないために、飲み込みや発音に障害が認められた場合 に用いられています。

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有効性 (ゆうこうせい) 治療により、効果があることです。治療薬や治療法は、患者さんを対象とした臨 床試験などで、有効性と安全性を確認します。 補綴歯科専門医 (ほてつしかせんもんい) 補綴(ほてつ)とは、歯が抜けたり、欠けたりした部分を人工物で補い機能を回復 することです。形のみではなく、かみ合わせや発音などの機能、さらに外観を取り 戻す治療法に関する専門的な知識や技能を修得している歯科医師のことをいい ます。

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Q8: Q8: Q8:

Q8: PAPPAPPAPPAPにおいてにおいてにおいてにおいて嚥下運動嚥下運動嚥下運動嚥下運動・・・・構音運動構音運動構音運動構音運動はははは形成用形成用形成用形成用タスクタスクタスクタスクとしてとしてとしてとして役立役立ちますか役立役立ちますかちますかちますか????

重度の嚥下障害症例であっても安全に行うことができる唾液嚥下とともに、口蓋で産生される音節を用いた 構音運動は、PAPの口蓋部形態の形成用タスクとして有効であり、両者を組み合わせて用いることが望まし い。本処置に関しては、十分な文献的な記述や有効性の検討がなされていないが、ほとんどの摂食・嚥下障 害や構音障害を扱う専門医が日常実施しているもので、必須の作業と考えられるため、一次推奨度はC1 で あるが、最終的な推奨度ではBとした。【最終推奨度B】

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PAP[舌接触補助装置]は上あごと舌との接触を最適にすることで効果を発揮するので、その形を決めるに は、実際に飲み込んだり発音したりする時の舌の動きを口の中で記録する方法が最も確実なものとして推 奨されています。  

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用語解説

嚥下運動 (えんげうんどう) 嚥下(えんげ)とは飲み込むという一連の過程で、この過程にかかわっている口、 のど、食道などの器官の動きのことをいいます。これらの器官の動きは、複数の 神経によってつかさどられています。はじめに、舌が上あごに接触して、食べ物が 口からのどへ送られ、食べ物がのどに達すると、無意識のうちに鼻や気管への 通路はふさがれて、閉じていた食道の入り口が開きます。 構音運動 (こうおんうんどう) 構音とは口から音を発するという一連の過程で、この過程にかかわっている下あ ごや唇、舌、上あごの軟らかい部分などの動きのことをいいます。これらの器官 の動きによって、声帯で振動した空気が、のど、口、および鼻の空間に共鳴して 音を作り出しています。また、それぞれの器官の動きは、複数の神経によってつ かさどられています。 形成用タスク (けいせいようタスク) ここでは、舌接触補助床の上あごを覆う部分の形を作る際に応用する課題のこと を指しています。具体的には、唾液を飲み込んだり、発音をするなど、舌と上あご の接触状態を評価します。舌接触補助床とは、手術で舌の一部を切除した方、筋 肉や神経に関する病気で舌の動きに障害がある方など、舌が上あごへ十分に接 触していない場合に用いられる装置で、舌が上あごに接触しやすくするために、 上あごの厚みや形を調整するものです。 重度の嚥下障害症例 (じゅうどのえんげしょう がいしょうれい) 飲み込みという一連の過程における障害が重い状態の患者さんのことです。この ような状態の患者さんは、食べ物が誤って気管に入る危険性が高いため、食べ たり、飲んだりする訓練や介助、支援が必要となります。 唾液嚥下 (だえきえんげ) 唾液を飲み込むという一連の過程のことです。舌接触補助床の作成に際して、舌 が上あごに接触する状態を確認するための方法によく用いられます。舌接触補 助床とは、手術で舌の一部を切除した方、筋肉や神経に関する病気で舌の動き に障害がある方など、舌が上あごへ十分に接触していない場合に用いられる装

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置で、舌が上あごに接触しやすくするために、上あごの厚みや形を調整するもの です。 口蓋 (こうがい) 上あごの歯列の内側部分のことです。前方の骨のある部分を硬口蓋(こうこうが い)といい、後方の骨がない筋肉の部分を軟口蓋(なんこうがい)といいます。 PAPの口蓋部形態 (パップのこうがいぶけい たい)

PAPとは、palatal augmentation prosthesisの略で舌接触補助床と訳されていま す。舌が上あごに接触しやすくするために、上あごの厚みや形を調整する装置で す。この器具の上あごを覆う部分の形のことを指します。この部分の形は、飲み 込んだり、発音したりする時に、舌が上あごに適切に接触するように調整されま す。 有効性 (ゆうこうせい) 治療により、効果があることです。治療薬や治療法は、患者さんを対象とした臨 床試験などで、有効性と安全性を確認します。

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Q9: Q9: Q9:

Q9: PAPPAPPAPPAPのののの装着装着装着装着後後後後におけるにおける形態的調整におけるにおける形態的調整形態的調整形態的調整はははは役立役立ちますか役立役立ちますかちますかちますか????

PAPの装着後に形態的調整を行うことは、患者の機能回復の程度に合わせて継続的な調整をしていく必要 性から推奨すべきと思われるが、これを裏付けるエビデンスの質が高くないため、一次推奨度はC1となって いる。しかし、実際には、最初に付与したPAPの形態が適切であるかどうかは、一定期間の使用の後に再評 価し調整する必要があり、使用によって舌の運動性が向上すれば調整して口蓋部の豊隆を削除していく必 要があり、最終的な推奨度はBとした。【最終推奨度B】

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PAP[舌接触補助装置]の使用を開始してから、さらに舌と上あごとの接触が不十分な場合や、舌の動きが しだいに良くなったために口の中が狭く感じる場合など、状況に合わせてPAPの形を調整することがリハビ リを進める上で役立つとして推奨されています。  

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用語解

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用語解説

形態的調整 (けいたいてきちょうせ い) ここでは、舌接触補助床の使用開始後に、患者さんが飲み込んだり、発音時の 舌の動きに応じて、舌接触補助床の上あごを覆う部分の形を整えることを指して います。舌接触補助床とは、手術で舌の一部を切除した方、筋肉や神経に関す る病気で舌の動きに障害がある方など、舌が上あごへ十分に接触していない場 合に用いられる装置で、舌が上あごに接触しやすくするために、上顎の厚みや形 を調整するものです。 機能回復 (きのうかいふく) 人体の働きを回復させることです。運動療法などの訓練やリハビリテーションを行 って元の状態に戻す必要があります。 エビデンス エビデンスとは科学的な根拠のことです。一般的にエビデンスというと、研究者の 主観が入り込まないように実施方法を工夫したランダム化比較試験や、複数のラ ンダム化比較試験の結果を統計学の手法を用いて統合したメタアナリシスなど、 信頼性の高いデータから得られた根拠のことを指します。しかし、患者さんの数が 少ない特殊な病気や、病態が重い患者さんの場合は、ランダム化比較試験が実 施できないこともあるため、その場合は、症例報告や専門医の意見などがエビデ ンスとして用いられることもあります。 口蓋部の豊隆 (こうがいぶのほうりゅう) 口蓋部とは上あごの歯列の内側部分のことで、豊隆とはふくらみや出っ張りとい う意味です。ここでは、舌接触補助床の上あごを覆う部分で特に盛り上がって厚く なっている箇所のことを指しています。患者さんの舌の動きが回復した場合に は、この部分を削り取ることで調整されます。舌接触補助床とは、手術で舌の一 部を切除した方、筋肉や神経に関する病気で舌の動きに障害がある方など、舌 が上顎へ十分に接触していない場合に用いられる装置で、舌が上あごに接触し やすくするために、上あごの厚みや形を調整するものです。

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