• 検索結果がありません。

西山学苑研究紀要 2 (20070000) 06原田 健次「保育者養成校における「幼児体育」授業の研究 : 実践型交流授業におけるその成果」

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "西山学苑研究紀要 2 (20070000) 06原田 健次「保育者養成校における「幼児体育」授業の研究 : 実践型交流授業におけるその成果」"

Copied!
17
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

保育

者養

       実

交 流授 業

に お

け る そ

1

緒 言

 

保 育 者 を養

して い る大 学 や 短 期 大 学で は 、一人 で も多 くの優 秀 な保 育 者 を 育て る た め に保 育 者

養成

カ リキ ュ ラ ム の

築 を 目

し、理 論 と

践に

す る

提供

し て い る。 その

で も 「子 ど も

姿

」 を ど う み る か、 その み る 目を ど の ように して

うか が重 要で ある。 特 に、保 育 の 「知 識 」 だ けで な く、 子 ど も と接 する

で、

践 指 導 を通 した 「

験」 を よ り

く積 み重ね 、 「 と して

切な もの」 を

育成

し、

魅 力

の ある

養成

する こ とが 求め ら れ て い る とい える。

 

そ こ で、

本 研究

は、

保 育 者

養 成

す る

K

期 大 学 (

児 童 教 育 科幼 児 教 育 専

)の カ リ キュ ラム で ある 「

授業 中

園 外 保

を導 入 す る こ と を

み 、

児 との

践 型

交流授 業

を計 画 した 。

育 者 志 望 学 生 に とっ て、 子 ど も とか か わ る機

は、 「 実 習」 以

で は ほ と ん どな く、

保 育 現場

就 職

す る ま で 、 決 して十 分 とはい え ない の が現 状 で ある。 保

育 者

志 望

生 に

して

園児

と の実

型 交 流

授 業

が ど の ような

効 果

の か 、 「

幼 児体 育

授 業

の示 唆 を

る こ と を 目

と し た。

II

研 究

1

2

.場所

3

.対

2005

4

7

K

短 期 大

学   体

K

期 大

幼 児

育 科

1

A

ク ラス

 

52

(2)

4

.方 法

1

)指 導計画

作 成

授業 実践

 

一 年 次の必 修 「幼 児 体 育」 の 授 業 (

90

分 )、 前 期

14

K

短 期 大 学 附 属

稚 園 園児

園外保 育

と して

来 学

3

回の

実践 型 交流授 業

実施

した。

実 践

流 授

の前 週 に は 「指 導 計 画づ く り」 授

を行い 、

践型

授 業

の翌

には 「

り返 り ま と め」 授

っ た。

2

)ア ン ケ ー ト調 査

 

生に は、

毎授 業終

述 式ア ン ケ ー 調 査 を実 施 し 、 そ の 回 答

内容

検 討

し た。

m

結 果

考 察

1

.指 導 計 画の 作 成

 

子 ど もの生

は 「

び」 を

心 に し た もの で あり、 い ろい ろな 「遊 び 」 の 中 で、 い ろ い ろ な経 験 を し、 そ れ ら を通して

身体

的、

的、

情緒 的

をして い の で ある。

で も

使

っ た

運 動遊

びは、 人

間形 成

根幹

培 う

幼 児期

ど もに とっ て 重

な もの で ある。 こ の ような運 動

びを

育 現 場 に お い て

展 開

して い く上で 配 慮 しなけ れ ばな らない こ とは 、幼 児 期 に お ける身 体

特 徴

幼 児期

に お ける

運動 能 力

お よび 心の発

特 徴

ま え た うえ で、 遊びの環 境 を設 定 し、 具 体 的 活 動 内 容 を展 開して い くこ とで ある。 保

育 者

に お ける 「幼 児

育」 カ リ キ ュ ラ ム で は

保育

ざ し た運

動遊

びの

・ 目 的 、 お よび指 導 計 画の立 て方 ・ 指 導 方 法 を習 得 す る こ とが 目 的で ある 。

  今

回 の

画で は、

年 長児 (

74

)、 年

中児

68

名 )

少 児 (

49

) 各

1

回、

3

回の

交流 授業

計 画

し た。 ま た 、

各交 流授 業

実施

するに

た り、

週 に は 「 指

導計

画づ くり

授 業

」 を

実施

し、 翌週に は ビ デオ を 用 い た 「 まと め授

」 を実 施 しす る こ と で各

の学び が よ り深 ま るよ うに 工

し た。

(3)

1

)対 象

特性 (

  本

対 象者

で あ る

幼児 教育 科

学生

っ た

事 前

アンケ ー ト

調査

で は、 ほ と ん どの

生が

保 育 者 (

幼 稚 園 教 諭

保 育

志 望で、

流 型 実

践 授 業

を 「 し み 」 と答 えた。 また 、入 学 して か らの 日が浅 く、子 どもとか か わる事の 「

期 待

」 と 「

不 安

」 が

わ れ た。

指 導 計 画 作 成

に お い て は、 た だ 「

しか っ た」 で 終わ るの で は な く、

自が

分の課 題 を見つ け 一

育 の

し さ、 や りが い 、 また 、

責任

の重 さ を感 じて ほ しい と願い 、指 導 計 画 を 立て る こ とに し た。

2

) 指導

の 設

 保

望 学

生の クラス に対 して 「

幼 児体 育

」 の

内容

の一 つ で

る、

保 育 現

場で行 わ れて い る 「仲 間 り遊 び」 を行な い 、入 学 して ま だ 日の浅い 学 生

の人

間関

係 を確 立 し、 「遊 び 」 の ね らい ・ 目的 を 理解 す る こ とを第

1

次 (

5

の 目

と し た。

1

回 目の

践 型

交 流授 業

は、 「

体育

指 導者

が 主

にな り展 開 して い く中で、 学 生 に対 して 「 く遊 」 「動 き を通 し て コ ュ ニ ケ ー シ ョ ン をと る

況に応 じ た子 ど もへ か か わ りを行 う こ と を 目

め た。

2

回 目は

生 と子 ど も を

6

グル ー プ に

生が

導 を お こな う実 践 指 導 を行っ た。 実 際に指 導 を行 うた め の 指 導 計 画づ くりを

実施

し、 「

安 全

しい 長 なわ遊 びの

実施

を す る」 「

況 に応 じた 子 ど もへ の か か わ り を す る」 「発

・発 達

で の

年 齢

の違い を知 る」 こ と を 目標に定 め た。 第

3

回 目は 「コ ー ナ ー

で の か か わ り

(自由保 育形 態 )

2

遊 びで の り (一斉 保 育 形態 )」 「

齢 の違い を知 るこ と と、

況 に応 じ た か か わ り を行 う」 こ とを 目標 に定 めた。

 

に子 どもとか か わる経 験 を積 重ね る こ とに よっ て 「子 ど も理

」 を深 め、

保 育者

役 割

で あ る 「子 ど も との か か わ り ・

容」 「環

の整 備」 「自立 行 動の

し」 を

ぶ こ と を目

に し た。

3

(4)

 

幼 児 体

参考

に 、 人 間

関係

き 、

社会 性

の伸

立 つ 保

現場

わ れて い る 「

仲 間

づ く り遊 び」 を

実践

し、 「

保 育 的

」 な意

につ い て 深め る こ と を

っ た。

践型

交 流 授 業

で は、

週 に 「

指 導計 画

の 立

」、 当 日 は 「

践」、 翌週 に 「

り返 り ま と め」 とい っ た

系統

立 っ た

授業

っ た。 「

導 計

画の 立

」 で は

各 自

役 割

・ 課

を 明

にす る こ とを

い 、

日の 「

践」 で は 、 自分 な りの課 題 を持ち 、子 ど もと か か わ り、授

業 終

了 後 に 出

る だ け 「

じ た こ と」 を具

体 的

に記

さ せ る こ と を行っ た。 翌 週 の 「

り返 りま と め で は、 ビ デ オ を用い て 「 振 り返 り」 を行い 、

保 育者

と して必 要 な 「

保 育

の 視 点」 を深め る工 夫 を行 っ た。 これ ら の授

3

年長児

年 中児

少児 )行

っ た。

2

.第

1

次 「仲 間 遊 び 」 の授 業 実 践

1

5

時 限 目

 第

1

仲間

づ く り

び」 の

践 は

1

時 問

目か ら

5

時間

目まで、

育指

が 主 導 にな り、 遊び をす め た。

指 導計 画

は表 一

1

し た 。       表一 1 「 児体 育」  第 1 次  指導 計画

3

.第

2

次 「実 践 型 交 流 授 業」 の 授 業 実 践

6

8

時限 目

1

画づ く り

6

時 間

 

1

回 目の

実践

交流授 業

で は、

年 長児 (

5

学 す る。

回は

 

子 ど も と楽 し く

 

子 ど も と 「 動 き」 を通 し な が らコ ミュ ニ ケー シ ョ ン をと る。

  状

況 に応じ た子 ど もへ の か か わ りを す 。 とい う

3

つ の

きな ね らい を

め た。 その た め に 、 まずは

昨年度

流 授

の ビデ オ を

させ 、

授 業

の雰 囲 気の イメー ジ を

たせ る取 り

み を行 っ た。 その 結 果、授 業の流れ 、 自分の 役 割 は

(5)

き ち ん と イ メ ー ジは

出来

た が、 どの よ

状 況

こ るの か予

た ない た め、 子 ど もへ の か か わ り方 に関して 「 不

」 が残っ た よ うだ。 よ っ て 、起 こ り うる 子 ど もの様子 に つ い て具 体 例 を あ

解 説

を し た が 、 その の か かわ り方 に つ い て は

々 の

課題

め た。

 

また、安 全 に遊び を行 うた め の 、留 意 点 お よび配 慮 点 に つ い て 指 導 した。 子 ど もの

動 線

上 の

危 険

確認

する と と もに 、

怪我

事 故等

こ りうる場 面 をイ メ ー ジ さ せ 、 注 意 を促 すよ う指 導 し た。 活 動 に お ける 自分の役

動 イメ ー ジ を持つ こ とが大 切で ある。

2

) 実 践 型 交 流 授

の実 践 (第

7

時 問 目)

 学

生 も

児 も

め て とい うこ と もあ り、

張 し た

雰 囲気

で あっ た。

  次

に 「

交替

ム ー ブ メ ン ト」 を

っ た。

全に

配 慮

する た め、

生が

が りス タ ン バ し、 そ の後 園 児が 自 由に動 く活 動 に し た。 複 数で の トン ネル づ く りに 工

が み ら れ た。

  次

動は、 リレ ー

び を

。 園

と学 生 混

で 並 んでい るの だが話 し か けてい る学生 は数 名 だ っ た 。 リレ ー め て 視 線 を落 し子 もと か か わる姿 がみ られ た。 次は

児 と

生の

2

リレ ー を

っ た。 こ の

動は 、 二 人の 協 力、

調が行い や す い よ うフ ー を 用 ー プ

」 を

っ た。

 

子 ど も が

、 学生 が

  折

り返 しで

後 交 替

  折

り返 しで フー プ交 換、前 後 交 替 とい っ た

3

っ の 段 階 を踏 ん で

っ た。 フ ー プ交 換、前

後 交替

とい っ た

作業

(動 作 )にお い て 子 ど もに対す る 「

」 の た め のか か わ り

題 を残 し た。

 

は、 パ ラバ ル ー

園児

生 活 に お い て パ ラバ ル ー ン

びの経 験が あ り、

び方を理

して い る。 円に な り準 備 をす る こ と、交 替 で お こな う

び (

ごっ こ、 山 登 り)の ル ー も理

た めス ムー ズ

展 開

た 。 ただ 、慣れ か ら数 名 羽 目を外 し 、ル ー 子 どわ れ 。 そ の子 ど も達へ の か か わ り

し く

担任

注 意

す か かわ りを

っ た。

生 に とっ て は、 大

変 参 考

に な る か か わ り

で あ っ た。 最

に 、 「

(6)

く り」 を

っ た。

め は

園児

学生

い 、

園児

だ けで

っ た。

気が抜 けない よ うに しっ か りお さ え、大き くす る た め に声 を

わせ な が ら

中央

て い き、

自分

た ち だ けで 「

出来

た」

は 「や っ た」 「

出来

た」 と声 が 上 が り 「

達 成感

」 を

じて い た。

 授 業 後

ア ン ケ ー トで は、 ほ と ん どの

生が 子 ど も との

交 流 授 業

を 「

し く」

じて い た。 その

面、 子 ど もとの か か わ り方 に

しさ を感 じ た

生が多 くい た。 以 下が抜 粋 で ある。 ・

し か っ た。

       

50

52

・ 「 注

す」 か かわ り方の難 し さ を感 じ た。

       

40

52

(人 ) ・ 子 どもと

い か か わ り

が 出

た 。

       

16

52

3

) 振

り返 り ま と め

授 業

(第

8

時 間 目)

  本

に お け る振 り返 り ポ イ ン ト は

  安

全 面へ

慮 

ど も 「力 発

」 の た めの か か わ り

方 

子 ど もへ の 「

注 意

す」 た めの か か わ り

。 とい う

3

つ を

め た。 こ の ポ イ ン ト を よ り明 らか にするた め に 、交 流 授

風 景 の ビ デ オ を用い て振 り返 る方 法 を とっ た。

 

  安 全 面へ 配 慮 つ い て

2

つ の 場 面か ら深め る こ とに し た。

1

つ 目の

面 は 「

集 合 時

の場 面」 で あ る。

指 導者

心 に園 児が

ま り、 その 周 りに学生 が

み囲む よ うに

っ て い る。

上 が

下 を擁 護 す る場づ く りは保 育 現 場 に お い て も取 り入れ ら れて い る。

2

つ 目の 場 面は、パ ラバ ル ー ンあそび 時の 円の並 び

で ある。 学 生 は学 生 同 士 隣 になる こ とな く子 ど もの

に入 り並 ば し た。 「 り方」 や 「ル ー ル 」 が わか ら な い 時に す ぐに か か わ る こ とが

出来

体 制

づ く り が必 要で ある。

 

 

子 ど もへ の 「

の た めの か か わ り

に つ い て は

2

フ ー プ列 車の 場 面 か ら深め る こ とに し た。 こ の活 動は

2

人の協 力 す る姿 を出 さ せ る こ とが大 きなね らい 。 フ ー プ

交換

前 後 交替

で は そ れ ぞ れ の

状 況判 断

に お ける

が必 要で あ り、

り返 し お こな うこ と で

役割

が で き、 力 発

につ な

(7)

がるの で

る。 つ ま り、

生 の

役 割

は子 ど もに理

さ せ、

力発

揮 をさ せ るこ と で ある。 しか し、 子 ど もが

分で

お う とす るこ とに

生 は

手 出

し を し過 ぎ、 子 ど もが

発揮

で き て い ない 場 面

わ れ た。 交 流 授

に お け る

生 の

役 割

再認 識

す る と ともに 「

力 発揮

」 の た めの か か わ りの重

要性

につ い て

確 認

し た。

  

子 ど もへ

意 を

の か か り方つ い て はパ ラバ ル ー ン び の場 面 か ら深め る こ とに し た。 こ の

活動

は、 パ ラバ ル ー

特性

か し て 、 全 員で協 力 して 遊ぶ こ と が大 き な ね らい で ある。 一 も違 う を し

びが

り立た ない 遊 びで ある。 安 全 上の ル ール と して 「山 登 り 」 は 四つ ん ばい で 行な うこ とに してい る が 立 ち あ が り な が ら行 っ て し ま うこ とが あり、 そ の場

で滑っ て

転倒

す る こ とが ある。 子 ど もは

れ て くる と 「

りた い や 「速 く

っ て きた い と思 うよ うに なりつ い ル ール を破っ て し ま うこ と が あ り、

本授 業

に お い て も

数名

の子 ど も が現わ れ た。

生に

意 を

さ れ

き 入 れ る 子 ど も もい れ ば、

生の注 意 を

き 入 れ ない 子 ど も もい た 。 そ の

況 を み て

担任

が か か わ っ た。

担 任

の 「

注意

」 「

」 「ほ め る

、 子 ど もへ の か か わ りが学生

参 考

な っ た。

 

振 り返 り ま と め授

業 後

の 記 述 式 ア ン ケ ー トで は 、 よ り具 体 的 に項 目 を あ げた

感想

くな っ た。 ビデオ をみ る こ と、 ま た 、

り返 るポイ ン トを絞 る こ と で よ り深 く

りが 出

る こ と が わ かっ た。 ・ 振 り返 り授 業 は大 変 参 考 にな た 。

       

44

52

(人

・ 「力 発 揮 」 のため の か か わ り

が わか っ た。

       

42

52

み るこ と で り や 。      

39

52

(人 )

4

. 第

3

次 「

践 型 交

」 の

授 業実践 (

9

11

1

) 指 導 計 画づ く り (第

9

時 間 目

 第

2

の実 践 型

流 授

で は 、年 中 児 (

4

児 )が来 学 する。 今 回は学 生 主 導の

15

模擬 授業

」 を

施 す る こ とに し た。 指 導 計 画づ く りを行 うにあ

(8)

た り

 

安 全で

しい 「なわ

び」 の

実施

をする

  状

況 に応 じ た子 ど もへ の か か わ りをす る。

 

発育

発 達 面

年 齢

の 違

る と

3

きなね ら い を定めた。

 

小 グル ー プは

8

9

名 、 園 児

14

15

構 成

し た 。 グル ー プ分 けの

、 リー

ー を 決 め、 指 導 計 画づ く りに 取 り

ん だ。 「長 な わ遊 び」 は第

1

次の

4

時 間

践 した遊 びを も と に

え られ た。

指導計 画

づ く り は

生に とっ て

めて の

経 験

り、 厂

なわ

び」 の

種 類

っ て い て も 「

展 開

の 仕 方」 「説 明の仕 方」 「安 全 面 の配 慮」 とい っ た 、指 導の仕 方に つ い て はイメー ジ を

つ こ と が

しい

で あ っ た。 その た め、 ま

びの

順 番

を決め させ 、

にその

る で あろ う

状 況

をグル ー プで

わせ イメー ジづ く り を行っ た。 その際 に、 展

にっ い て の ア ドバ イス や 、安 全 面 に対 す る

意 点、

な ど指 導 ・支

っ た。

2

) 実 践 型 交 流 授 業の 実 践 (第

10

目)

  学

生は

2

とい こ と も あ り、 子 ど もが

体育 館

に入場 し、 ク ラス

待機

して い る場

っ て、

分か ら話 しか ける場 面が 見 られた。 園 児 は

年 中

ク ラ ス で 、 初 めて の 来 学で あっ た 。 学 生 の迎 えに リラ ッ クス したのか、 す ぐに打 ち

けた雰

気になっ た。 手 遊 び を

い 、 これ か らの遊 び

や、 安 全 に

する

を して い て も、

集 中

して い る

子 で あっ た 。

 

次は学生 主 導に よる

15

分 間 「 長なわ

び」 を行 っ た。

 

グル ー プ分 け、移 動 はス ム ー ズ に

わ れた。 ど の

ル ー プ の リ ー

も緊 張 した 表

び をは じめ る に あた り 「手 遊 び 」 や 「お話」 か らす す めてい るグル ー プの子 ど もは

集 中

して取 り

めて い る よ うで あ っ た。 は じ めに 円

な わ か ら

うと全

の 顔が み え、話 もよ く

け る

態に な れ る。 次 は

い の遊 び を行 っ た。 力 を

す活

は 子 ど もが

き な活 動 の一 つ で あ る。

っ た ま まの力 発

は手 を

さ な い り円形が く

れ るこ とが な い 。 ま た、

の すべ りを

用 す る と、

心 に

か っ て 滑っ てい くとい っ た、 不 思 議 な

が身

に か か る

験が で きて い た。

(9)

  学

生 主

の 「遊 び

わ り、 次は、 パ ラバ ル ー っ た 。

児 は園 生 活 に お い て パ ラバ ル ー ン

験が な く、

めて の

びで ある。 パ ラバ ル ー

をする と興

っ て

い て い た。 円にな り準

をする こ と、

替で

う 遊 び (探

ごっ こ 、 お山登 り

のル ー ひ とつ

を し な が ら行 っ た。 ほ とん ど の 子 ど もがパ ラバ ル ー ン の 形の変 化や 、空 気 の 圧 力か ら伝 わ る力に興

し め て い た が

数名

か らみ てい 。 ま た、

役 割

わる 「 お 山 登 り」 で はル ール を

り、

全 に

っ て い た。 急 ぐ あ ま り立 ち上が る

面が あ っ た が 、

生か らの注 意 の 促 しを素 直 に聞 き入 れ、 次か らル ー 守 り

い た 。

 

ま た、 パ ラバ ル ー

か らみ て

生が か か わ りに

っ た が 受 け 入 れ て も ら えずにい そ の後、

任がか か わ りに い と パ ラバ ー ン の

びに入っ て き た。 そ の子は 「 不

」 と 「

さ」 が あっ た ようだ。

生 は、

長 クラ ス で は注 意を促す か か わ り方 に難 し さ を感 じて い た が、

年 中

ク ラス で は、

集 団

か ら

れ る子へ の か か りが

しい よ うで あっ た。

 

授 業 後の記

式ア ン ケ ー トで は、 実 際の指

の難 し さ を

じ る コ メ ン トが

くあっ た。 しか し、 や り遂

た とい う 厂

達 成感

」 や 「

充 実感

」 の あ るコ メ ン ト も あ っ た。

出来

なか っ た こ とが

分の

今 後

の 課 題 として 受け止め て い る前 向 き な コ メ ン トがみ られ た。

異 年齢

に よる

発育

発 達

い を

じ る

生 が

くい た。 以 下が

抜粋

で ある。 ・年 長 年 中 じた 。 (か ら だの 大き さ、 理

力、

我 の

方 )

       

41

52

通 り

出 来

       

40

52

(人 ) ・

説 明

仕 方

し か

       

37

52

(人 )

3

り返 りま と め

授 業

(第

11

間 目

 

に お ける

り返 り ポ イン トは

 

齢の

い に よるか かわ り

につ い て

  指

導 計 画づ くり と実 践 につ い て。 とい う

2

つ を定 め た 。 こ の ポイ ン トを よ り

(10)

明 らか にた め に、 交 流 授

風 景の ビ デ オ を 用い て

り返方 法 を とっ た。

   年 齢

い に よ る か かわ り

発育 面

お よび 発

達 面

か ら

め る こ とに し た。

育は形 態 的

化の

い で あ り、

比べ る こ と や手をつ な ぐことで 感 覚 的 に感 じ

る こ と が 出

る。 ま た、

達は

能 面の変 化の違 い で あ り、 実

に か か わ る こ とで な い とわか りに くい とこ ろが

る。 ル ー

場合

、 そ の ル ール の理

解度

は年

に よっ て違 う。

に お ける

生に よ る ル ー

え方は 「

葉」 で の説

く、 うま く

え る こ とが 出

な か っ た。

明は 見

使

い 、 わ か りや す く、

し さ が す ぐに

わ り、 子 ど も が 「 や っ て み た い と興 味 ・意 欲 を感 じ る もの で なけ れ ばなら な い 。

 

ま た、

びを

な う と きに

配 慮

し な く て はい け ない

は、

団の

に 入 れ ない ど もへ の か か わ り

で ある 。

数 名

の 子 ど もが パ ラバ ル ー ン

そび の と き に外で見 て い る場 面が あっ た。 学 生は子 どもの た め と思い

びの輪 に入 れ よ う とか か わ りを持っ たが子 ど もか らは

まれ た。 その

、 担

の か か わ り で その子 はパ バ ル ー ン あ そびの

に入 っ て遊ん で い た。 こ の

場合

、 子 ど もの 「で み る 」 とい う行 動 に対 して無 理 を さ せ る の は指 導 意 識の過 剰 で ある。 し か し 「 や ろ うとす る意 欲 が ない か ら

理 に誘 う必 要 は ない とい

判 断

で 「まあ、 い い か」 と

放 任

し て お くの は 「

保 育

の深 ま り は あるの か」 「子 ど もの

ば してい る か」 とい う

視 点

か らみ る と

して

分で は ない 。 こ こ で 大 切な こ とは 、 中に入 りた が ら ない 子 どもを 「見 守 」 こ と で ある。 直 接 的 に か か わ る ので は な く、 「

に入 らな くて も

達 の

活 動

に 目が い っ て い る の で

題は ない 無 理 に させ る こ とで

安 や

負担

を感 じさせ る」 な ど、

判 断

をお くこ と で あ り、

理 に

に入 れ るので は な く、 な ぜ その 子 は

に 入 ら ない

れ な い

の か 、 子 ど もの心 を しっ か り と 「 」 こ とが必

る。 小田 1)は

め られ て い る 「 子 ど もの

の発

助 す る

保 育

」 の展

と は 指 導 過 剰 の保 育 と楽 観 的保 育 の狭 間に ある溝 を埋 め る 「 き か け」 を具

現 化

する こ と と述べ て い こ の

担 任

言 葉

が け は 子 ど 心 を

見据

で あ り、

践か らで し か学べ な い 場 面の 一 で あっ た。

    指

画づ く りと

践 につ い て

り返 る こ とに した。

指 導実

践 を

り返 る

(11)

た りグル ー プ に

指 導計 画

に つ い て

見直

こ と を した

指導

計 画 の

に、 「

の た めに」 「

を」 「ど う

経験

させ る か

ばせ る か

」、 す な わ ち 「

目標

」 「

容」 「手 段 ・ 方 法 」 が き ちん と書か れ て い た か 、 ま た 、 そ れ に 沿 っ た

指 導

出来

た か

い をさせ た。 そ の

結 果

、 「 目

」 「

内容

」 「

手段

・ 方 法」 が うま くつ な が らず、 「手 段 ・ 方 法」 の こ と ばか りが先 行 して い た こ と が わ かっ た。

 

次 に、 学生 の

り返 りで 「

画 通 りに展 開 する こ とが で き な か っ た。 」 とい うコ ン トが大 半 を 占めて い たの で 「指 導 計 画 展 開授 業

授 業

か」 とい う

視 点

で深 め る こ とに した。 小

2 に よ る と

授 業

を進 め る た めの

画で あ り、 誰が

んで も、 ど うい う

図で

授 業

構 想

し、 展

し よ うとして い る の か が イメー ジで き る もの で な くて は な ら ない 。 そ の た め に、 と りわ け

授 業

述で は、

具 体 的

な、

活 動場 面

し た

表 現

使

必 要

が あ る。 予 想 さ れ る子 ど もの姿が ある程

見えて い な けれ ば

けない が、 逆 にそ れ を

くこ と で よ り よ く子 ど も が み え て く る。 ところ が、 な るべ く具

体 的

に、

要点

と そ れに

応答

し た子 ど もの

びの ポイン トを

想 定

し て つ ら れ た

指導

案 は、 その通 りに授 業が展 開 する こ と を予 想 する もの で は あるが 、 現 実 にそ う なるか 、 あるい は授

評 価 として指 導 案 通 りに 展

した授

が い い

か どう か は 、

 

指 導 案 通 りに授

が展

す る の は 、指 導 案が優れ て い るか らで ある。

 

ど ん な に

れ た

指導 案

で あ っ て も、

授 業

は、

保 育者

と子 ど もの生 き た

対 応

で ある か ら、 その 通 りに展

する は

が ない 。 こ の い

れ もが否

で き ない 重み を持 っ て い る と こ ろ に授 業 過 程 の展 開の原 動 力が隠 され て い る。 と述べ て い る。 す なわ ち、

導 計 画 どお りに進 む こ と は

い も悪い もい える こ と は で きない の で あ る。 た だ し、 立

す るに 当た り、 予想 さ れ る 子 ど もの

姿

を き ち ん と み る こ と、 具

的に

導の要

と学び の ポ イン トが き ち ん とみ る こ とが で きてい る か は大 切 な こ とで あ る。

回の

授 業

で は、

び を 「

っ て い る」 こ と と

際 に 「指 導 する こ と 」 の大 きな違い を感 じる こ とが出 来た こ と は保 育 者 を 目指 すに あた り、

重 な

経験

に な っ た こ とで あ る。

(12)

 振

り返 り ま と め

授 業後

ア ン ケ ー トで よ り

具体 的

項 目

え た こ とが わ か る。 ま た、

内容

も 「

しい だ けの コ メ ン トで は な く、

保 育

し さ や

自分 自

身の

題、 次に つ な

る意

が感 じ られ る もの で あっ た。 ・

画 を立て るポイ ン トが わか っ た。

            

33

52

る ポ イ トが わ き た

       

30

52

(人 ) ・ ど も を

」 の

大切

さ が わ か っ た。 ま た、 その 「

」 で の か か わ りが

 

大 切 とい こ と が わ かっ た。

       

28

52

(人 )

5

第 4

次 「

実践

型 交 流 授 業」 の 授 業

実践

12

14

時 間 目

1

) 指 導 計 画づ く り (第

12

時 間 目)

 第

3

回 目の

践 型

授業

で は、

児 (

3

歳児 )

来 学

す る。

回 は、 手 具

ボール フ ー プ カラ ー コ ー ン

使

っ た コ ー ナ ー

び、 そ して

指 導者

主 導の 学 生 と園 児の

2

人 組 フー プ遊び を計 画 した。 指 導 計 画づ く りを行 うに あた り

 

コ ー ナ ー

びで の か か わ り

(自由保 育

態 ) 

2

組 遊

びで の か か わ り (一

斉保 育

態 )  年齢

る こ と と、

況 に

じた か か わ りを

う、 とい

3

つ の 大 きなね らい を定 めた。 自 由保 育 形 態 は子 ど も 一 人ひ とりの 自発

せ た

保 育 方

法 の一 つ で、

回は

手 具 (

ボ ール 、 フ ー プ、 カ ラ ー コ ー

か ら

由に選 び、

自分

の好 き な遊 び を

うこ とに し た。 一

保 育

形 態で は 、 学 生 と園 児が二 人 組 に な り、 「

2

人の 力 合 わせ 」 とい うね らい を設 定 し、 フ ー プ遊 び を

主 導で、 一

の時

じ方 法で

じ活 動 を行 うこ とに した。

回 は あ らか じ め

生 と

園児

のペ ア を め てお き、

況に応 じた か かわ り を す る こ とに した。

2

) 実 践 型 交 流 授

の実 践 (第

13

時 問 目)

  年少 児

の子 ど もは、

園外保 育 自体

め ての

験で あっ た。

事前

に担

か ら 「

大学

っ て遊ぶ」 とい うこ と は

か さ れ て い た ようだが、

生が体

育 館

で 迎 え る と、 学 生の

さ に戸 惑っ て い る

子 で あっ た。

  集合

し、

単な手 遊 び を行い 「 自 由遊 び」 に展 開し よ うと 「お話」 を は じ め

(13)

ると一人の

園児

がその

で ケ ン ケ ン は じめ た。 そ れ につ られ

数名

の子 ども も ケ ン ケ ン をは じめた。 そ の流れ を切 ら

、 そ こ か ら全 体 で ケ ン ケ ン の ム ー ン ト を行 っ た。

 

に 「

び」 を

っ た。

生 は

分のペ ア の子 どもと

1

1

い 、 遊 びを教 え、 与 えるよ う なか か わ り を して い た 。 暫 くす る と、

1

1

で向 き合 っ て

っ て い た

びか ら

具を

使

い 一 つ の 「環

」 と して の

びの

展 開

変化

場 面

が み られた。

 

ま た、 「 環

」 と して、 遊 具の

使

が わ か る と、 い ろい ろ な

わ せ を 行い 展

して い る場 面が み られ た。

 

25

分 間

の 「

自由

遊 び」 を

え、

片付

け を

10

分 間

の 「

休 息

」 を入 れ た。 そ の 時、 一 人の子 ど もが ぐ

っ て一人の 学 生の そ ばか ら離れ な くなっ た。

任は、 「

荷 物 、 お茶 を

もう」 と言 葉が け を行 い

そ うと

し た が子 ど もは離れ ようと し なか っ た。 学 生 もど うか か わ っ て よい の かわ か ら ず戸 惑 っ て い た。 その

子 を見 て い た主 任が、 その子 ど もの手 を も ち 「 さあ、 行 こ う」 と

葉 をか け、 一 に歩い 子 ど も

もな た よ う

分の

荷物

の と ころに

っ てお

んで い た。 子 ど もの

要求

え る とい うこ と は どの よ うな こ となの か、 か か わ りの

しさ を

じさ せ ら れた

場面

っ た。

 

展 開

は、 L

斉 保 育

形 態」 に よ る、

生 と子 どもの

2

フー プ

び を

っ た。 「

的」 な遊 び は 「フ ー プ

列車

」 に な り

前後

交 替

遊 び、 「静 的 」 な遊 び は 「

が し

い 」 「

輪投 げ

」 「回しあい 」 「け り

い 」 を

っ た。 「

静 的

」 に

び で は

り返 し行 うこ とで操

作性

が 向上 し、 「 達 成 感」 「満 足 感」 を感 じ る活 動 とな っ た。

 授 業後

の記 述 式ア ン ケ ー トで は、 か か わ り

の 「

し さ」 を

じ るコ メ ン ト が や は り

っ た。 反

、 子 ど もか らの

反応

や、 か かわ りの

ごた え を

じ る コ メ ン トも多 くあっ た。 三 回 目とい うこ と もあ り、 積 重ね の

験が い ろ い ろ な場 面に い か さ れ た とい う 「

成感

」 や 「

実 感」 の あ る コ メ ン ト もあっ た。 ま た、 まわ りの

状 況

をしっ か りと み てい るコ メ ン ト も

て くる よ うに なっ た。

(14)

以 下

抜 粋

る。 ・ 年 齢 に よ る

い を感 じ た 。 (か らだの 大き さ、理 解 力、 自我 の 出し方 )

       

45

52

人 ) ・ 主

の か か わ り方が

参 考

に な っ た。

            

43

52

きが参 考

       

33

52

まで の

経験

が い か された 。

                       

29

52

(人 )

3

振 り返 り ま と め

授業 (

14

時 間

 

に お ける

り返 り ポイン トは

 

自 由

び に お け る

生の

役割

 

況 に

じ た子 ど もへ の か 。 とい う

2

つ を

め た。 こ の ポイン トを より明 らか にす る た めに、 交 流 授

風 景 の ビデ オ を用い て振 り返 る方 法 をとっ た。

 

  自

び に お ける

生の

役割

り返 る た めに 、環 境 を

成 する

の 役 割 とい う点か ら深 め る こ と に した 。 今 回の 実 践 型 交 流 授

に お け る環

と は、 人 的 環 境 と して 「指 導 者」 「主 任」 「担 任」 「学生 」 が挙

られ、物 的 環 境 とし て 「

体育 館

フ ロ

体 育遊

ー ル フ ー プ、 カ ラ ー 」 が

挙 げ

られ る。

 

これ らの

環 境

を どの よ うに

構 成

し、 どの よ うに子 どもと か か わ り、 子 ど もの よ さ を

すか とい こ とが大 切な こ と で ある。 小田 3) は

保 育 者

幼 児

づ き計 画 的環 境 を

構 成

す る こ と と、 遊 びのか か わ り な どに お け る

保 育 者

の基

本 的役割

、 つ ま り

指 導

援助

を どの ように

えれ ばよい の か を明

に する こ とが大 切 で あ る。

児 教 育 は環 境 を通 して行 うもの で あ り、 こ の環 境を通 し て お こな う

教 育

と は、 環

を固

的な もの と して受 け止 め るの で は な く、

び の 根 源 と して の 環 境 と と ら え、 幼 児が 一方 的 さ せ れ る の で は な く、

児 自身が 自 由感 を感 じ な が ら

動す るこ とが大 切で ある。 し か し、 すべ て を 子 どもに

せ る とい

う意 味

で はな く、

大切

なの は子 ど もが 「 環

」 と

主体 的

に か か わ り、 一 と りが

っ て い る よ さ や可 能 性 を開か せ る こ と で 、 それ を 引 き出す よ うな 「環 境 」 を構 成す るこ と で ある。 と述べ て い る。

  自

由 遊 び に お ける

生の か か わ りは、

生か らの 一

方的

なか か わ りの もと

(15)

びが展

され た とい え る。 そ れ に

無 意識

と はい え学 生が

具 の設 定 を

化さ せ

環境

構成

発 展 出来

た こ と は大 きな

成 果

で ある とい え る。

   

状 況に応 じ た子 どもへ の か か わ り

2

つ の 場 面 を振 り返 り深 め る こ とに し た。

1

つ 目は、

集合

を して

の 展

を し よ う と し た と き、 一 人の 子 ど も が ケ ン ケ ン を は じ め、 そ こか ら全

で の ケ ン ケ ン

び に

展 させ た 場 面で ある。 保 育 は一人 ひ と りの子 ど も を大 切 に し 、 そ れ ぞ れが 持つ

助 し、 興

出来

るだ け

具 現

で き る よ

えて

めてい き た い と

え る。 とこ ろ が 子 ど もの

成 長

や発

を よ り

か に し た い とい う保 育

の願 い が子 ど もに対 し 無 理 な課 題 の押 し付 けに な り、指 導 過 剰 の

育に る場

が ある。 ま た 、

計 画

に とらわれ

ど もた ち に とっ て は

保 育者

示 に

従 う活 動

で しか ない

場 合

も あ る。 こ の

場 合

指 導者

は、 子 ど も を受 け 止 め な けれ ば とい う 「援 助 」 と次 の展

をお こなわな けれ ばとい 指 導」 と の狭

で 葛

を感 じ た。 こ の

葛藤

保 育場面

に お い て は

くある とい うこ と を

生 に

指導

し た。

 

2

は、 一 ど もが

り学 そ ば っ た場 面だ。 担 任 は、 「自分 荷 物 の と こ っ て 、 お茶 を

もう

言 葉

が け をお こ ない

そ うと

した が 子 ども は

れ ようと し な か っ た。

生 も どうか か わ っ て よい の か わ か ら

ず戸 惑

っ て い た。 その

子を見て い た主 任が、 その子 ど もの手 を も ち 「さあ、

こ う」 と

言葉

をか け、 一

い て い っ た。 子 ど もは

も なか っ た ように

分の 荷 物 の とこ ろ に行 っ て お茶 を飲 ん で い た 。 こ の場 面で は 、保 育

と子 ど もの

に お け る、

立 す る

関係

を どの よ うにつ く るか が

き な ポ イ ン ト と な る。

年齢

け れ ば

い ほ ど、

適 切

養護

必要

で ある。

い て

え る こ とにつ い て は 「 受け 入 れ る」

援助

切だ が 、

分で 乗 り

立 に

ける

援 助

も必

に な っ て くる。 主 任 の か か わ りは、

立 に向 けたか か わ りで あ り、 保 育 者 と して の 明確 な意 図が含 まれて お り、 その子 も それ を感 じたので 泣 きや み歩い てい っ た と考え ら れ る。 青

4 }は子 ど もが め る と き 、 や っ て あ げ るの が 一

番楽

方 法

で ある。 しか し、 や っ て あ げる だ けで は、

分で

出来

る とい う

信や

び は得 られ な い 。 保 育 者が や っ て くれ ない と諦め る事で 、 自分で 出来 る

世界

が り、

立へ と

か い 、

果 と して

保 育者

に信

を寄せ る。

立 し

(16)

よ うとする心 を支え るのが保 育 の

方 向

で ある こ と を

う と、 どこ ま で、 どの ように え るか は

況 に よ り、一 人ひ と りに よっ て

うた め難 しい が、

意味

で の 心を

え る

関係

づ く りの

妙 味

は こ こ に

る と述べ い る。

生 が子 ど もと

信頼 関係

くこ と をね らい とするの で は な く、 深い

信頼 関

係が で きて い る先 生 と子 ど も との か か わ り を み る こ とが

出来

た のが大 き な

成 果

で ある とい える。

 振

り返 り ま と め授

業 後

述 式 ア ン ケー トで は 、

保 育

の ね らい か かわ りに 関 する具 体 的な項 目の数が増え た こ とが わ か る。 ま た、

保 育

のや りが い や

し さ、 今 後の

自身

の課

な ど、

保育 者

す る

心 ・

意欲

じ ら れ る も で あっ た 。 ・

環境 構成

大切

わ か

       

42

52

・ 状 況 対

切 さ が わか た 。

                      

40

52

・一ひ と 合 う大 切 が わ 。     

39

52

(人 ) ・

か か

大切

さ が わ

       

36

52

人 )

IV

ま とめ

 実

践型

交 流授 業

が 子 ど も と か か わ る

経 験

な い

生 に とっ て、

保 育 者

と し て の

専 門性

ま る もの と な る か

検証

す る

必 要

る。

1

) 実 践 型 交 流 授

を通 して

 

実 際

に 子 ど も と か か わ る

験 が出

た。

 

指 導者

担任

の 子 どもに

るか か わ りや

対 応

間近

で み る こ とが

出来

た 。

 

己 の 課題 を

ち、

授業

に の ぞ む こ と が

出来

た。

 

・ 出

なか た か か わ りが

出来

る よ うに な り 、 「

達 成感

」 や 「

び」 を

じ     る こ とが 出来た。

 

・自分 た ちで

えた 「

」 を

接 保 育 する こ とが

出来

た。

2

)振

り返 り まとめ

授業

指 導計 画

づ くり

授 業

を通して

 

事 前

己 の

題 を明

つ こ とが

出来

た。

(17)

 

・か か わ り

す る 理論 化お よ び意 識 化が 出

た。

 

・ 保 育の 専 門

を深め る と と もに 、 理

保育 者像

して

め る こ と が

  来

た 。

 

・担 任 と子 ど もの

信頼 関

係か ら で き る か か わ り方を

ぶ こ とが 出 来た。

 

・ 担

の 「動 き 」 と 「

対 応力

」 につ い て の

ぶ こ とが

出来

た。

 

・ 失

をし た こ とを振 り返 る こ と で 「原 因 」 「理 由」 を明 らか に し 、今 後の

  課題

とする こ とが

出来

た。

 

こ の ことか ら、 実 際の か か わ りを

の で き る 「

践型

交流授 業

」 は、

くの

びの

で あ る こ とが わか っ た。 た だし 、 この 学 び は 一 ひ と を見

し、

い 上 げ、 き ち ん と 「

論 化

」 して い くこ とが

め られ る。

 

ま た 、「

来 る よ うに な っ た」 「わか る ようにな っ た」 と達

成 感

じ るこ と が 出

生は

自信

を持 ち 、

後の意 欲へ と さ つ な が る もの で ある とい え るが 、 子 ど も とか か わ る こ と の

し さを

じた ま まの

生 に対 して は 、 個 別の サ ポ ー ト ・ フ ロ ー が必 要で ある 。

 今後

こ の

研究

は、

児、

保育 者

に お い て も こ の 授 業 形 態 とその 方 法が どの よ うな効 果 を及ぼ すの か を

検 証

し て い こ とが

題で ある。 参考 文 献

1

)小田豊  「 時代を 拓 く幼 」  東洋 館 出 版  2000

2

)小林一久  「子 ど もが 見 え る 指 導 案 の書 き 方」  体 育 科教育

2

1987

3

〕 小田豊  「幼 児 教 育 再 生 生 き力 を 身 け る 学 遊 び 」  小 学館

2003

4

) 青 木 久 子  「 も理と カ ウ ン セ 」  萌 文 書 林

2003

参照

関連したドキュメント

オーディエンスの生徒も勝敗を考えながらディベートを観戦し、ディベートが終わると 挙手で Government が勝ったか

さらに体育・スポーツ政策の研究と実践に寄与 することを目的として、研究者を中心に運営され る日本体育・ スポーツ政策学会は、2007 年 12 月

小学校学習指導要領総則第1の3において、「学校における体育・健康に関する指導は、児

経済学研究科は、経済学の高等教育機関として研究者を

小学校における環境教育の中で、子供たちに家庭 における省エネなど環境に配慮した行動の実践を させることにより、CO 2

を育成することを使命としており、その実現に向けて、すべての学生が卒業時に学部の区別なく共通に

を育成することを使命としており、その実現に向けて、すべての学生が卒業時に学部の区別なく共通に

本学は、保育者養成における130年余の伝統と多くの先達の情熱を受け継ぎ、専門職として乳幼児の保育に