X M L D B を用いた位置情報管理システム
坂 本 昭 彦 ぺ 得 田 英 寿 本 ぺ 岩 波 孝 比 古 事 *
L o c a t i o n I n f o r m a t i o n Management System u s i n g XMLDB
Akihiko SAKAMOTO
*,H i d e h i s a TOKUDA 市 ぺ TakahikoIWANAMI*
常Abstract
I t
is the one to propose to use XML as a location information in research. XML enables the dealings between flexibility and the enterprise. If this technology is used, it is wide further as the management of the position. Moreover, width within the range of the application is expected to extend to the Web service. The policy does as follows. Management and the acquisition of data can be flexibly done in cooperation with the Web service. Moreover, efficient data management can be done by using the XML document and the data base. We make for trial purposes of architecture, consider, and handle the practicality of the application. This is assumed to be one system, and it has aimed at making of the data spread highly effective finally.Keywords XML, XMLDB, location information, management, load reduction, Internet
1.はじめに
近年インターネットにおいては多くのサービ スが登場し多種の Webアプリケーションが普 及している. しかしその一方で,ユーザアクセ スの集中やアクセス端末の多様化などによりハ ード機器やアプリケーション開発ソフトなどの サーバ構築コストは増加傾向にある.また,デ ータ管理においてはリレーショナルデータベー スにてデータ管理を行うというのが一般的であ るが,組織内あるいは組織聞でデータの交換や 登録を行う際にそれらの互換性の欠如が支障と なることが多い.
また,情報機器の進歩は著しく,高性能化,
小型化が進んでいる.モパイル向けアプリケー ションの技術の標準化団体である WAP
*近畿大学工学部電子情報工学科
*本近畿大学大学院システム工学研究科
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(Wireless Application Protocol)フォーラムで は記述言語の標準仕様としてXHTMLを採用し ており,XML技術を移動通信に利用する動きが 加速している.しかしながら, XHTMLコンテ ンツは XMLコンテンツと比べ,コンテンツサ イズが大きくなる傾向にある.次世代携帯電話 向けに Webサービスとして注目される位置情 報をテーマにしたサービスが登場し,急激な需 要増加が見込まれる.このため,今後も情報伝 播の効率化を高めることは今非常に重要なこと である.
XMLは,企業間でタグをあらかじめ取り決め ておくことによって共通のデータ形式を作成す ることができ,特殊な機材を導入することなく,
Department of Electronic Engineering and Computer Science, School of Engineering, Kinki University Graduate School of Systems Engineering, Kinki University
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インターネットを利用して交換することができ る.
XMLを使い,取引先との電子化が実現されれ ば取引データをさまざまなアプリケーションで 扱って加工したり表示・印刷したりすることが できるため応用範囲が広がる.電子化された取 引データをそのまま伝票の起票に使ったり,社 内文書に変換したりといった応用が容易にでき るようになる.
企業取引以外にも利用可能な分野として位置 情報の管理があると考える.本研究では,位置 情報として XMLを利用することを提案するも のである.柔軟性,企業間取引も可能になる技 術を使えば,位置の管理としてさらに幅が広が りWebサービスにも応用範囲の幅が広がるこ とが期待されると考えるのである.実現方式と して, Webサービスと連携しデータの管理や取 得を柔軟に行うことができるよう,また, XML
ドキュメント,データベースを使用し効率的な データ管理を行えるよう,アーキテクチャの試 作から考察,アプリケーションの実用性までを 手掛ける.これを一つのシステムとして,最終 的にデータ伝播の高効率化を目的としている.
2.既 存 シ ス テ ム の 問 題 点
本研究で扱う問題点2点について述べる.
2.1メタデータの扱いにおける問題点
本研究で使用しているメタデータは位置情報 を含んでいるが,詳細な位置情報設定方法につ いては後述する.位置の情報管理を XML形式
として表す際,図 1のような方法がある.
ーくcrossmg>
<usual route>
<name>七義過リ<!name>
、direct旧n>4</direction>
<Jusual̲route') ー<branch>
<direc tlon~ l</direction>
</branch>
</crossing>
ーくroad>
くdirection>‑5く/dlfectlon>
<distance>39ぐJdistancs::.‑
くIroad>
ーくCr05S1ng>
ー<usualroute>
<name>穴'"通り</name>
<dlfcction> 4</ dl rectlon>
</U5ual̲route>
ー<blロck>
ぐleft>郵 便 局<118ft">
<left>市 役 所</left,
図 1 XML形式とする際の構造
XMLドキュメント内で,ルートの直下は経路 (course)で、あり,その下位に交差点(crossing)と 道路(road)のように続け タグでくくっていく のである.
この方法は検索に優れている反面,データ量 が多くなると複雑になり, ドキュメン卜を見た だけでは位置関係がイメージしにくい.そこで,
ツリー形式を構成する新たな方法を考えなけれ ばならない.本システムとして考案したのは,
距離をタグでくくるのではなく,建物の属性と して座標の情報を加えることによって表す方法 である.これにより,ひとつの情報単位を表す タグが削減され,後述するツリー構造の問題点 の解決にもなる.
2.2水平型負荷分散の問題点
Webサーノ《はXMLDBサーバのIPアドレス,
ポート番号,データベースディレクトリ XML ツリー型などの各種情報を認知しておく必要が あるので Webサーバの運用後アップデートが 複雑になり XMLDBサーバにデータを渡すのが 難しい.特に,位置情報を管理するデータベー スでは何階層ものツリー型で構成されるため,
3層システムのファンクション層とデータ届を 適した構成にする必要がある.本実験で構成す るXMLDBサーバは, IPアドレスに,ポート 番号,ツリー構造を効率的に管理できるような
ファンクション層を実現する.
例えば,図2のように,Webサーバと XMLDB を1 1接続するのと,図 3ように 1 3接続 するのでは,データベース内に格納される XML 文書のツリー構造が複雑になれば, 1 3接続 の方が実行速度が低下するのである.また, IP アドレス,ポート番号の管理も Webサーバが負
192.168.2.1 192.168.2.11
Webサーパ
XMLOB
図2 1 1接続
図3 1 3俵続
担することになる.
そこで,表 1の構成でplngにより, Webサ ーノ《からDBへパケット 56byteを200回送り,
両者でWebサーバと X MLDBとの平均レスポ ンスタイムを調べると次のような結果が得られ た.(表 2)
表 1構成
CPU Pentium4 1.7GHz
Celeron 950MHz
os
Windows2000 FedoraCore3
表2平均レスポンスタイム(msec)
1対 1 1対3
035139 0.364685
1対3接続の方が値が大きく,原因としては
① 1対1に比べパケットのデータ部分の比率 が少ない
② ラ ウ ン ド ロ ビ ン 方 式 を と る プ ロ グ ラ ム に よ るオーバヘッド
さらに, XMLDBではツリー方式を処理する DBの構造上送るパケット量が多くなるにつれ て遅延の比率も大きくなる傾向にある pingな どの軽いパケットではなく,また, DBの台数 を増やすとWebサーバで;DBを管理するのが困 難になる.
3. システム 概要
本研究で構築した X ML ドキュメン卜のツリ ー構造とアプリケーションサーバの概要を述べ る.
3.1 XMLDB概要
現在,電子商取引や基幹業務を行うためのシス テムとして, W W Wや,データベースを連携した システムが台頭してきている.このようなシステ ムでは, XML文書が活躍することが期待されて いる.そこで, W W Wとデータベースについて述 べる.
通常, W W Wとデータベースを利用するシステ ムは,ユーザの操作を処理するブラウザの層,デ ータの問い合わせを処理するなどの業務処理を する層,さらに処理対象となるデータを格納する データベース層,という 3層から成り立っている.
このようなシステムのことを3層 シ ス テ ム と い う(図 4).
3層システムでは,ユーザの操作を処理する部 分をプレゼンテーション層,業務処理をする部分 をファンクション層,データベースを処理する部
分をデータ層と呼ぶ.
W W Wを利用した3層システムは,プレゼンテ ーション層に W W Wブラウザを利用するため,
特別なアプリケーションをクライアントマシン に配布する必要がなく,インターネットの標準の 通信プロトコルで、あるTCP/IPを利用したシステ ムを構築することが可能である.
図4 3層システムの仕組み
3層システムのメリ ットとしては,クライアン 卜マシン上で、ユーザから入力されるデータを受 け取るなどの操作処理だけを行い,そのほかの処 理はサーバ上で、行うため,クライアント上の処理 を減らすことができる点がある.また,各階層が 分離されていることによって,システムの変更が しやすいという点もある.画面操作とデータ処理 が別々に構築されることによって,画面の部分の みを変更したい場合,簡単にシステムを変更でき
ることが可能である.
XMLはこのW W Wを使った業務システムなど で利用されることが期待されている.例えば,ユ ーザは W WW ブラウザを用いて,サーバから受 信した X MLを表示させることができる.また,
WW Wブラウザが XMLに対応していなくても,
サーノミで、XSLを用いてX ML文書をHTML文書 に変換し,ユーザ、にHTML文書のみを送信する こともできる.さらに,データベースからデータ を取り出したり格納したりする際に, X ML文書 を用いることも考えられる.
3.2メタデータについて
あるデータに関する情報をさらに記述するデー タのことをメタデータという.X MLはさまざま なデータに関する情報を記述する機能を持たせ ることができる.
インターネットを介してデータを検索する場合 には,このメタデータが活躍する.たとえばメタ
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データとして文書のタイトルや作者名,更新日時 などの情報を記述しておきこれを検索の対象と することで検索の精度をあげることができる.
メタデータを記述するために,XMLにしたがっ たRDF(ResourceDescription Framework)が標 準化されている, RDFは1999年2月にW3Cの 勧告となっている仕様である, RDFでは, XML ばかりなく, HTMLなどW W Wに関連した文書 のメタデータを記述することができる, RDFに 対して検索を行うことで必要なデータにすぐに たどり着く仕組みを構築できることが期待され ている.
3,3XMLドキュメントのツリー構造
XMLDBにおける 1 多での XMLドキュメン トのツリー構造によるデータ転送効率の問題点 について,新たなツリー構造の記述方法を提案す る.
クライアントのキーによる検索にも有用なシス テムとするため,以下の点に従った.
① 地 図 をXMLDBで管理し,情報をメタデータ として管理する.
②クライアン卜からのキーワードを検索し,ヒ ットしたものを位置と建物の説明等を加えて クライアントに返す.
③ 建 物 の 詳 細 な 検 索 が可能
図5示す地図を図6のツリー構造に置き換えて 考えることでDB化する.最上位は mapで分岐 があれば,東,北,西の順に roadを子として持 つようにする.また 次の分岐点までに建物が存 在すれば buildingを子として持つようにしてツ リー構造を実現している.この構造では従来の構 造よりも視覚的にわかりやすく,ひとつの'情報単 位のステップ数が少ないので,ツリー構造による 転送効率のネックが解消されるのである.
次に, road, buildingにはそれぞれ位置情報を付 加したのだが,たとえばroadの場合road(sx, sy, dx, dy)となる.
o 1000 1050
ぽ民 1000
f
』畑 愉, 田
l沼 t
1050
~
「
̲ road
口
bl仙図5 記述方法の対象map
処理の流れを図6に示す.
図6 ツリーの記述方法
<'IX.IIII version=" 1.0" encoding="ShiJl̲JIS" '1>
<map id="O(附01"lille="map" dalc="2刷)2‑11‑16">
<road sx=" 10似)"s)'=" 1 000'・dx="IOω"d、="1υ50"namel="五 条例〉
く加i1ding sx="IOO()" s)'='1倒見J"dF"IU2U・dy="IU3U・ 阻mel=公園調 n副 阻2="五条公園"da回1="積水"da阻2="テニスコート">
〈旧me>五長公園<Jn卸 時〉
叫ala>噴水fテニスコートあり<Jdala>
</building>
<road sx=" 1 UC剛"剖="IlKIU" dx="I05U" dv=" 10(則"
R間 同1=大門">
<building sx=" 1 U2U・町=IO(K)"dx="1 U5U・dy="95()"
n副lcl=電気屋・name=位情電気・da阻1=・家電・伽岨1=本">
図7 XMLドキュメントの記述(一部抜粋) これらを考慮し,試作した XMLドキュメン 卜の一部を図 7に示す.次に、 XMLファイル をXMLDB (Xindice:ジンディーチェ)として サーノくに格納する.
記述されたドキュメントを DBに保存したコレ クション名,ドキュメント名および,その位置は,
コレクションdbの中にコレクションmapdbを作 りその中にドキュメント mapdb1となっている.
3.4アプリケーションサーバ
WebサーバとXMLDBサーバとの聞にアプリ ケーションサーバを設け(図8),の IPアドレ ス,ポート番号を管理するプログラムにより,
Webサーバの負荷を抑えた.
図8 負荷軽減ネットワーク
また,クライアントからの問い合わせを DB
に渡し,結果を返すようなフ。ログラムMap.java を作成した.次のような働きをする.
①クライアントから得たキーワードをデータ ベース検索 (XPath)する.
②クライアントに位置,建物の説明等を返す.
・位置:要素road,buildingの属性sx,sy, dx, dy
・建物の説明:roadの子の要素name,data .索対象はbuildingの属性name1,name2,
. ,datal..
③ 最 後 に 検 索 に 該 当 し た 建 物 の 位 置 を 画 面 に 表示する.
. sx, sy, dx, dyから位置を特定 4.評 価
4.1 Map.javaによる XPathでの値受け渡しの評 価
アプリケーションサーバの Map.javaが正常に 動作しているかを検証する.
クライアント側と アプリケーションサーバ内 の二点で XPathが有効に働いていればいい.プ ロンプトに対しここではfunnsuiをキーワードと する.XPathで検索するので//*[@合='funnsui']
と入力すると図9ように表示された.
sx :1000 sy: 1000 dx: 1000 dy: 1000 name:五条公園
図9 サーバ上で、の実行結果
対象となる建物は原点から, sx,sy,dx,dyで,全 て距離 1000の位置に配置し,検索に該当するの はこの一つだけという設定のもとであったので,
sx,sy,dx,dy,ともに正しく受け渡していることが わかる.また,該当する名称は「五条公園Jと設 定してあったことにより, nameも正しく受け渡
していることが確認できた.
4.2 Map.javaによるXPathでの値受け渡しの評 価
クライアント側からキーワードを打ち込み,位 置の表示結果が妥当であるかを検討する.
図 10のように funnsuiを含む情報を持つ建物 を調べる.黒い実線は道路である roadを表して いる.north,south,east,westは方角であり,クリ
ックすることによりその方向に画面が移るよう になっている.keywordは入力ボックスを二つ設 けand検索が可能とした.
検索手順は,右のウインドウから keywordに
funnsuiと入力し OKを押す.すると,図 11に 示すような結果になった.赤く表示されているの は検索に該当した建物である.
ここでは三点表示されているのがわかる. ドキ ュメント内でもfunnsuiにちなんだ建物は3個あ り,位置が正確に表示されていることが確認でき た.
w
・ ・
tk..,.綱同
nol1l1
品四i判│
図10 クライアント上での実行前
‑
国脚嶋岡 岡>tIh
4周辺
図11 クライアント上での実行後 4.3 Webサーバ.XMLDB問レスポンスタイム
の評価
最後にplngにより,Webサーバから DBへパ ケット 56byteを200回送り,両者でWebサー バとXMLDBとの平均レスポンスタイムを調べ
ると表3,図 12のような結果が得られた.
平均を見るとわずかにレスポンスタイムが短 くなり向上しているが,横軸試行回数,縦軸時 間とする分布図(図 12)で示されるようにばら つきが多く見られることがわかった.
表3平均レスポンスタイム(msec) 1対 3
I
1対3(改良) 0.364685 0.35936アプリケーションサーバを設置したほうが平 均レスポンスタイムが短くなっているが,この 環境ではアプリケーションサーバの内部処理の 性能に依存するため,プログラム面に安定的に 処理できない,または,アーキテクチャの特性 によるものであると考える.このように, Web サーノくと DBを接続した環境よりも転送速度は 上がるが,安定性はやや劣る結果になった.
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0.33 0.32
;
一良一一改 一
¥
一1︐ququ一一対対対一
‑4E︐4E︐4
︐ ︐ ‑
一・・
‑ 一
0.31
0 50 100 150 200 250
図12 平均レスポンスタイムの分布
5.おわりに
本実験の結果,まとめると以下のようになる.
(1)アプリケーションサーバの Javaプログラ ムをサーバ側で、検証した結果,正確に距離 情報と名称をXMLDBから取得しているこ
とがわかった.
(2)同様にアプリケーションサーバの Javaプ ログラムをクライアント側の GUI環境で 検証した結果,正確に位置として画面に表 示していることがわかった.
(3)新たに提案した XML記述形式について,
従来の XML記述形式よりも簡素な記述で 位置情報のデータベースとして作用してい
ることがわかった.
(4)アプリケーションサーバ増設により, レス ポンスタイムを検証した結果,効率的に作 用していることがわかった.
(1), (2)より,位置情報システムはXML記述方 式 の 点 , ア ー キ テ ク チ ャ の 点 か ら も 従 来 の XMLDBよりも柔軟でかつ効率的に作用してい るといえる.実験を通して XMLはJavaとも相 性がよく,インターネットを介した Webサービ スには最適であり,次世代の Webサービスには 必要不可欠である.
(3), (4)より, XMLを単に受発注のDBとして 管理するのではなく,地図のデータベースとして 管理することが可能である.筆者はXMLを使用 し た が , 位 置 情 報 表 示 シ ス テ ム と し て は Relational databaseを利用しているのもある.
しかしながら,単に位置情報としての DBにと どまることなく,電子商取引などあらゆる分野に 利用可能である点,セキュリティ,プライバシー の点などを考慮しでも XMLを使うということは 有効である.
本研究で提案する位置情報を XMLドキュメン
トで管理した際における管理の有効性を示すこ とができた.この実験で、はサーバ側に Javaでサ ービスプログラムを新たに設置し,クライアント 側ではJavaを用いたGUIを使用しての地図の検 索システムを試作した.クライアントからキーを 受け取り, DBに渡す.その結果をクライアン卜 に返すという点では大きく評価できる.Webサー バの負担を軽減し,ファンクション層としての役 割を果たしている.
アーキテクチャを改良することによって, 1:多 である Webサーバと XMLDBとのレスポンスタ イムの短縮が確認できた.ただし,アーキテクチ ャを改良した後ではデータの転送速度にかなり のばらつきが見られた.既存のシステムとの違い は Webサーバ側で、はなくファンクション層側で ラウンドロビン方式でDBを選択している点であ る.選択方式を改め,より安定した転送が図れる ようにしていく必要がある.
本実験では機材の関係上 1:多を 1: 3とした が 3よりも多い状況でこそタイムの短縮が期待 できる.ファンクション層で IPアドレス,ポー ト番号を管理しているので, DBサーバの多さに 関係はなく,システム全体が複雑にならないと言 える.
参考文献
[1] 渡 遺 正 弘 blogの機能を利用した位置情報 コミュニケーションシステム"電子情報通信 学 会 通 信 技 報 ITS2003‑141,pp.25・30, 2004.
[2]小 池 竜 也 , 加 藤 誠 巳 "VMUXMLを用いた 歩行者ナビゲーション用略地図生成システ ム " 電 子 情 報 通 信 学 会 通 信 技 報,ITS2000・23,pp.7‑12, 2000.
[3]伏 木 匠 , 熊 谷 正 俊 , 横 田 孝 義 , 権 守 直彦, 佐野豊, "XMLを利用した Web方交通情報 提供システム"電子情報通信学会通信技報 ITS2003‑110, pp.1‑5, 2004.
[4] 上 野 英 俊 , 鈴 木 偉 元 , 石 川 憲 洋 , 加 藤 剛 志, XMLコンテンツの差分生成法とプッシ ュ型配信への応用"電子情報通信学会通信 技報 NW2001・261,pp.107・114,2002.