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アレルギーの病因遺伝子群の分子遺伝学的、構造生物学的解明と治療・予防への応用

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Academic year: 2021

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Title

アレルギーの病因遺伝子群の分子遺伝学的、構造生物学的

解明と治療・予防への応用( はしがき )

Author(s)

近藤, 直実

Report No.

平成10年度-平成12年度年度科学研究費補助金 (基盤研究

(B)(2) 課題番号10557075) 研究成果報告書

Issue Date

2000

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/458

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

はしがき

本研究の目的は分子遺伝学的手法及び構造生物学的手法を駆使し、アレルギー素因を規

定しているアレルギーの多遺伝子群を世界に先駆けて系統的・総合的に解明し、さら牽こそ

の遷伝子がコードしているタンパクの立体構造を解明し、治療予防に応用することである。

アレルギーの病因遺伝子群を以下の方法で系統的、多角的に検索し、世界的な知見を見 出した。3年間のまとめを示す。 (A)B細胞内部の解析 IgEの重鎖をコードするCe遺伝子の上流のSe領域のさらに上流のIe領域(重要な発

現調節領域)に着目しオートシークエンサーにより塩基配列を決定した。1さらにIe領域

の核のクロマチンがIgE高値の患者でよりop占nになっていることが明らかになら、これ

を確認した。 (B)T細胞側の解析 Tbl細胞からのIFN-γの産生低下、IFN-γ産生を誘導するIL-12に着目し、その異常を

遺伝子学的に解析したところ、IgE高値の患者ではIFN-γ産生が低下しており、それは

mRNAのレベルで起こっており、さらにそゐ上位にあたるIL-12の産生やIL-12への反応低

下が明らかになった。この原因として、ILt12レセプターβ2鎖遺伝子の異常を世界に先

駆け明らかにした。さらに玩=正行0でIgE産生系を作成し、検討した。その結果IFN-γ

低下によりIgE産生の抑制が効かないことが示された。これはアレルギーの病因遺伝子の

重要な1つがIgE産生抑制系の遺伝子異常であることを示した初めての成果である。 さらに、IFN-γ産生を誘導するIL-18に着目し、まずIL-18を大量に精製し、■Ⅰし18の立 体構造を明らかにした9次いで抑制系であるIL-18シグナリングにつき検討したところ、 Ⅰし18レセプターα鎖遺伝子異常によりIgE産生異常を来すことを世界で初めて明らかに した。 上記の成果をもとに、アトピーを遺伝子学的に分類し、オーダーメイド治療・′.・予防への 応用を進めている。

尚、本研究は平成10年度、平成11年度および平成12年度科学研究費補助金(基盤研究

(B)(2))によって行われた。 研究組織 研究代表者:近藤直実(岐阜大学医学部.教授)

研究分担者:なし

研究経費 平成10年度 7,000千円 平成11年度 3,800千円 平成12年度 2,400千円 計 13,200千円

参照

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