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居住者の選好を考慮した省エネ行動選択支援ツール

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Academic year: 2021

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(1)主要な研究成果. 居住者の選好を考慮した省エネ行動選択支援ツール 背 景 住宅におけるエネルギー消費は増加の一途を辿っており、抜本的な省エネが求められている。家庭でできる 省エネ行動として多くの方策が国や地方自治体等から提案されているが、それぞれの省エネ・ CO2 削減効果や 居住者に与える影響は、行動の種類によって大きく異なる。 居住者の便益をできるだけ低下させずに効果的な省エネを行うためには、居住者の選好や各省エネ方策の特 性を考慮した選択が必要である。. 目 的 省エネに関する選好、世帯人数等の世帯属性を入力することで、自分にあった省エネ行動の優先順位を簡単 に知ることができる「省エネ行動選択支援ツール」を開発する。. 主な成果 1.家庭における省エネ行動選択支援モデルの開発 * 1 を用 家庭で行うことのできる様々な省エネ行動のメリット、デメリットを整理し、階層分析法(AHP). いて、居住者が省エネ行動を合理的に行うための意思決定支援モデルを開発した(図 1)。本モデルでは、 省エネ行動による省エネ量、CO2 排出削減量といった「環境性」、初期費用や運用費用等の「コスト」とい う定量的な要素に加え、省エネ方策の「手軽さ」、機器を利用することによって得られる様々な「快適性」 といった主観的な要素を考慮し、省エネ行動の優先順位を決定する。 2.Web ブラウザを用いたツールの実用化 上記モデルに基づき、PC 上で簡単に利用できるツールである「PieceEco * 2」を開発した(図 2)。 異なる選好、世帯属性に応じて、137 個もの省エネ行動の中から 10 個の省エネ行動が選択され、それらの 省エネ行動を行うことで期待できる省エネ量や CO2 削減量と共に提示される。 選好や世帯属性の異なる多くのケースにおいて推薦される省エネ行動は、社会一般に受けいれられやすく、 省エネ・ CO2 削減効果が期待できる行動であると考えられる。. 今後の展開 本ツールの一般への啓蒙を図り、わが国の住宅における効果的な省エネルギーの推進に貢献する。 主担当者 関連報告書. システム技術研究所 需要家システム領域 主任研究員 上野 剛 「階層分析法を用いた住宅における待機時消費電力削減手法の開発」電力中央研究所報告: R05010(2006 年 5 月) 「居住者の選好を考慮した省エネ方策選択モデル─モデルの開発とその特性─」電力中央研 究所報告: R06006(2007年 5 月) 「居住者の選好を考慮した省エネ方策選択支援ツールの開発」電力中央研究所報告: R07009(2008 年 6 月). * 1 :AHP(Analytic Hierarchy Process) :意思決定手法の一つ。意思決定者の主観や勘等の定性的な要素を. 定量化し、要素間の比較を行うことによって各要素の重要度を決定し、総合評価を行う。 * 2 : PieceEco は電力中央研究所のホームページ(http://criepi.denken.or.jp/pieceeco)から利用可能である。. 58.

(2) 3.需要家エネルギーサービス 各人にフィットする省エネルギー方策の提案 各人にフィットする省エネルギー 方策の提案. 便益・省エネ等に関する意識を入力 目的. 労力・手軽さ 環境・省エネ. どの省エネルギー行動から行うべきか?. 入力. 快適性. 手軽さ. 初期費用・ エネルギーコスト. 快適性. コスト. ∼. ∼. ∼. ∼. 評価 指標. ユーザーの属性を入力 ・居住地域 ・住宅種別 ・世帯人数 etc. 環境性. ∼. ∼. ∼. ∼. ∼. ∼. ∼. 省エネ方策のデータベース 省エネ方策の データベース. ・省エネ量 ・CO2排出削減量 ・各機能の利用回数etc. 入力. 異なる選好それぞれに対して最適な結果を出力 省エネ方策の 優先順位付け 省エネ量 CO2排出削減量. 省エネ 行動. 出力. 利用者の労力 (省エネ行動回数). 冷 28 房 ℃温 に度 すを る. 開冷 閉蔵 を庫 少の な扉 くの す る. テ レ プビ ラの グ を 抜 く. 電 気 プポ ラッ グト をの 抜 く. ……. 白 熱 蛍電 光球 灯を に 交 換. 3 計137個. 図1 省エネ行動選択支援モデルの構造. 選好(タイプ タイプ)を入力. 世帯属性を入力. 自分にあった結果が出力される 行動回数 内訳. 省エネ量. 省コスト. CO2削減量. 図2 省エネ行動選択支援ツールの入出力画面例. 59.

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参照

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