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Academic year: 2021

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運転の解析による安全運転の指標化とエコドライブ

Indicator of safe driving and eco-driving obtained from analysis of driving

○友田健治 ○Kenji Tomoda 株式会社トワード物流 Toward Logistics systems Co.,Ltd.

Gathering the dissociations between the actual speed of cars and the ideal one which corresponds to the traffic situation, we indicated them. Being based on that indicator, we have instructed how to drive gently and smoothly. As a result, we were able to reduce both fuel for driving (CO2) and self-inflicted traffic accidents.

1.背景 現代の社会生活は車によって成立している と言っても過言ではありません。人の移動や 物流に車の運転は必須であり、車の運転には 安全性の確保と経済性また環境対応も求めら れています。運転は経験的にですが 滑らか に穏やかに行えば安全の確保と経済性とを担 保できます。滑らかには経済性であり、穏や かには安全性です。 弊社はトラック運送事業者ですが、過去に加 害死亡事故を発生させたことがあります。 死亡されたご本人はもとより、事故被害者の ご家族の悲しみは推し量れなく、ご家族の生 活設計も大きく変えてしまい、責任の重大さ を痛感します。 2.従来技術と課題 しかし、車の運転速度に対しては、道路交 通法で法的な規制はあるものの、安全性と経 済的な運転をターゲットとした運転評価指標 は確立されていません。 無駄で危険なエネルギーロスの大きい過加速 や過減速、そして道路事情や交通状況に反し た運転を検出し、具体的かつ効果的な運転指 導方法は無いのが現状でありました。 ドライバーは道路事情や交通状況に応じて、 運転し速度のコントロールを行っていますが、 ドライバー個々人の速度コントロールが適正 であるかどうかを、安全と省エネルギーの視 点から評価し指導することはできていません。 公道を事業用に利用する弊社にとって、交通 安全と経済性の追求は使命といえます。 「車間距離をとって安全運転してくれ」と口 で言ってはいるものの、言っただけに終わっ てしまっていました。 何とかしなければと思い、デジタル運行記録 計も試験導入してみましたが、具体的な運転 指導方法は「速度違反をしないでください」 であり効果はあまりありませんでした。 ただ運行速度を記録した速度記録を見てみる と、永年無事故のドライバーの群れは運転速 度にバラツキが少なく、事故多発ドライバー の群れは運転速度のバラツキが大きかったの で、デジタル運行記録計のメーカーに、運転 速度のバラツキが少なくなるようにドライバ ーを指導できるツールが出来ないか相談しま した。

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しかし答えは「出来ません無理です」であり ました。デジタル運行記録計の第一の目的は 監督官庁の運行監視でした。 3.実施内容 そこで、天候や道路事情および交通状況に応 じた 理想に近い滑らかで穏やかな運転の指 導を実践するための基準として速度のバラツ キの無い理想運転速度を求めるシステムを開 発することにしました。 理想運転速度は実際の速度変化のバラツキか ら求めています。 指数として理想運転速度と実際の運転速度の バラツキが判るように、理想運転速度と実運 転速度のバラツキ度を数値化した波状運転指 数(注1)を開発しました。(波状運転指数と 事故との関連性は図1 を参照) 同時期に弊社では GPS を装備した車載用の トラック情報ネットワークシステム{商品名 「TRU-SAM」(注2)}を開発していました。 「TRU-SAM」にて運転速度・位置・時間デ ータを取得して、無線 LAN あるいは記憶媒 体を介しパソコンにデータを吸い上げパソコ ンで理想速度と「波状運転指数」を算出する ようにしました。(図2) また、同じパソコンにて「TRU-SAM」デー タと道路地図とのマッチングを行い、地図上 に車両位置と方向を走行軌跡として表示し、 運転速度と運転の場所の特定ができるように しました。 運転指導の主な内容は、まず最初に波状運転 指数の高いドライバー達(事故発生の可能性 が高いドライバー)に、車間距離をとらせて、 速度変化の少ない(運転速度のバラツキ無い) 運転を指導しました。 また、実運転速度と理想速度をグラフ化して、 時間を基に重ね合わせて、理想速度と走行速 度との乖離状況を見えるようにしました。(図 2)。 地図上に走行軌跡を表して、運転速度グラフ (図2)と同期を取り速度乖離の場所を特定 できるようしました。 ドライバー別の運転コンサルティングシート を作り、運転データや波状運転指数を基に 運転方法を文言として記載して運転操作の改 善を行いました。 当該ドライバーに対して運転速度グラフを公 開しドライバーが自分で運転速度を改善でき るようにしました。 その他の施策は多岐にわたりますが、ここで は省略します。 4.効果 導入した 2001 年対 2009 年比で事故件数が 73%減少して、燃料費の削減率は 32.7%とな りました。燃料の削減はそのCO2 の削減であ り、弊社の事業用トラック 77 台分だけでも 1,400 トン(容積をドラム缶に換算すれば 3,630,000 本)となりました。 図3から図8まではシステムの導入時(平成 13 年度)から昨年度(平成 21 年度)までの 成果の年度別推移と考課を表しています。

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図 1 波状運転指数と事故歴 無事故のドライバーは波状運転指数が小さく、事故の多い要注意ドライバーは波状運転指数が大 きい。 波状運転指数と安全度の因果関係はこの表のように明白である。 図 2波状運転指数及び運転速度線図と理想運転線図 白い線は理想速度で、緑の線は実運転速度です。 図2‐1の良い運転例は理想速度線図に実運転線図がほぼ重なっていて、波状運転指数が小さい。 一方図2‐2悪い運転例は、理想速度線図からの実運転線図の乖離が大きく波状運転指数が大き い。 (図2-2)悪い運転例 波状運転指数24.72 (図2-1)良い運転例 波状運転指数 5.93

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図3波状運転指数と事故件数年度別推移表 「波状運転指数」と「安全」の相関関係 「波状運転指数」と「安全」の相関関係 (事故件数との関係は) 平成18年、19年の事故増加は、業務拡大による車両とドライバー 増加による一時的なもの。 平成20年~21年で波状運転指数向上の効果が明確に出ている。 波 状 運 転 指 数 図3 平成18 年と 19 年に特殊要因による、事故の 増加はあったもの、波状運転指数を小さくす ることで、事故は確実に大幅減少しています。 図4波状運転指数と追突事故の年度別推移 表 「波状運転指数」と「安全」の相関関係 「波状運転指数」と「安全」の相関関係 (追突事故との関係は) 波状運転指数の向上は「十分な車間距離」を取る事が重要な要素。 波状運転指数の数値向上が、追突事故の撲滅に繋がって行く。 図4 波状運転指数を小さくする最大の要領は、速 度に関わらず車間距離の確保です。前の車か ら自分の車まで3 秒間の時間を取ることで、 滑らかで穏やかな運転ができ追突事故も削減 できます。 図5トラック使用燃料(軽油)の年度別推移 と波状運転指数導入初年度(平成13 年度)と 平成21 年度対比の使用燃料削減額(注3)

TRU-SAMでの削減額は?

(トワード物流の導入事例・・・燃費削減) 全社(75台) 年間 42,225,000 42,225,000円円 の削減! の削減! 全社燃費削 減 32.68 32.68%!%! 年間削減額 1台あたり 563,000 563,000円!円! 図5 波状運転指数でドライバーを指導して、平成 13 年度比で平成 21 年度は年間 42,225 千円の トラック使用燃料(軽油)費削減ができまし た。(軽油100 円/ℓで計算) 図6波状運転指数と燃費伸び率の年度別推 移表 燃費伸び率と波状運転指数 燃費 伸 び 率 波状 運転指数 「波状運転指数」と「経済性」の相関関係 「波状運転指数」と「経済性」の相関関係 (燃費伸び率との関係は) 燃費の伸び率と波状運転指数は密接な関係がある。 波状運転指数の向上具合に応じ、燃費が向上している事が分かる。 図6 波状運転指数を小さくした、滑らかで穏やか な運転は、エネルギーロスも小さく、機械に 頼らない省エネルギー運転が可能になりまし た。

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図7トラック使用燃料の年度別削減推移と平成13 年度対平成21 年度比の CO2 削減効果(注4)

これだけ環境保全に貢献!

(これだけCO2削減!!) 年間 75台で 1,452 1,452トン、ドラム缶トン 3,630,0003,630,000本分本分 の “CO2削減”となる! 効果は 絶大! こんなに! 図7 CO2 は平成 13 年度と比べると平成 21 年度は 32%以上の削減ができました。 図8波状運転指数と CO2 削減の年度別推移 表 「波状運転指数」と「エコ」の相関関係 「波状運転指数」と「エコ」の相関関係 (CO2排出削減との関係は) 1台あたりCO2排出量と波状運転指数 CO2削減量と波状運転指数は密接な関係がある。 波状運転指数の向上具合がそのまま「エコ」に繋がっていく。 C O 2排出量 波状 運転指数 図8 波状運転指数を小さくし、使用燃料の削減す ることは、そのままCO2 の削減に繋がります。 5.まとめ 以上のように、波状運転指数は 運転の滑 らかさ穏やかさを表し、安全運転指数と省エ ネルギー運転指数として実効性があり。また 環境対応が問題視されている現代において、 効果的なツールです。 弊社では波状運転指数で運転指導の機能を 持ったトラック搭載用の車載コンピュータ 「TRU-SAM」システムを 2001 年から開発販 売しています。 そして、2009 年から事業用自家用自動車用に GPS ロガーを使い、シガーライターから電源 を取るだけで波状運転指数を簡便に使え、安 全運転とエコドライブに的を絞った、廉価型 のシステム「ECO-SAM」(注5)を開発し、 で安全運転とエコドライブの普及を目指して います。 私共の願いは痛ましい交通事故の絶滅と環境 負荷の軽減です。 (注1) 波状運転指数は弊社での呼び方です。「運転 評価方法及びシステム」として、特許を取得 しています。 (注2) 「 TRU-SAM 」 (Truck-Support, Administration & Management)はトラサム と呼び弊社製品の商品名です。

(注3)(注4)

2009 年の弊社の保有トラックは大型 23 台 中型52 台であり、比較期間はこの比率で勘案 し計算しています。

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(注5)

「 ECO-SAM 」 (Eco drive-Support, Administration & Management)はエコサム と呼び弊社製品の商品名です。 謝辞 ご紹介とご指導を頂いた近畿大学工学部の谷 崎先生と発表の機会をいただいた FSS2010 実行委員会の皆様に感謝いたします。 連絡先 E-mail: [email protected]

図  1 波状運転指数と事故歴  無事故のドライバーは波状運転指数が小さく、事故の多い要注意ドライバーは波状運転指数が大 きい。  波状運転指数と安全度の因果関係はこの表のように明白である。 図  2波状運転指数及び運転速度線図と理想運転線図  白い線は理想速度で、緑の線は実運転速度です。  図2‐1の良い運転例は理想速度線図に実運転線図がほぼ重なっていて、波状運転指数が小さい。 一方図2‐2悪い運転例は、理想速度線図からの実運転線図の乖離が大きく波状運転指数が大き い。 (図2-2)悪い運転例  波状運転

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し未実施 ポンプ 本設 運転状態確認済

回収数 総合満足度 管理状況 接遇 サービス 107 100.0 98.1 100 98.1 4

・発電設備の連続運転可能周波数は, 48.5Hz を超え 50.5Hz 以下としていただく。なお,周波数低下リレーの整 定値は,原則として,FRT

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