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プレホスピタル・ケアシステムの評価指標に関する研究

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Academic year: 2021

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平成8年4月15日 第43巻 日本公衛誌 第4号 299

プレホスピタル・ケアシステムの評価指標に関する研究

山崎

紀美

北川

定謙

成瀬

優知

鏡森

定信

 わが国の救命率の向上を目的に,全国109ヵ所の救命救急センターを対象に来院時心停止患者(DEAD ON ARRIVAL 以下DOA患者と略す。)の実態調査を行った。回答の得られた80施設の調査結果をもとに, わが国のプレホスピタル・ケアシステムの現状を明らかにし,以下の3指標を提案した。  1) DOA発生を目撃した目撃者による一次救命処置の実施率は8.7%であったが,実施例は非実施例と比 べて心拍再開率が高かった。  2) 除細動実施例は全DOA例中1.8%であり,実施例は,非実施例に比べ心拍再開率が高い傾向にあっ た。  3) 地域医療機関から救命救急センターヘ紹介のあった例は救命救急センターが取り扱った全DOA中 3.9%であった。紹介例は直接救命救急センター搬送例と比べてDOA発生後1ヵ月以上生存する率が高か った。  上記の一次救命処置率,除細動実施率,地域医療機関からの紹介率の3指標は,プレホスピタル・ケアシ ステムの現状を評価するにあたって有効であり,今後救急救命士が全国的に展開される上で注目される指標 である。さらに,DOAの原因疾患を解明する事は,突然死の発生予防にも関与すると考えられる。 Key words : DOA,プレホスピタル・ケア,一次救命処置,除細動実施,医療機関紹介

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