• 検索結果がありません。

クッシング病と副腎腺種によるクッシング症候群におけるCRH試験による腺種摘出後の下垂体一副腎機能の回復過程の検討

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "クッシング病と副腎腺種によるクッシング症候群におけるCRH試験による腺種摘出後の下垂体一副腎機能の回復過程の検討"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

96 (12) 氏名(生年月日) 本 籍

学位の種類

学位授与の番号 学位授与の日付 学位授与の要件

学位論文題目

論文審査委員

ボツ タ マ リ

堀田眞理(昭和29

医学博士 乙張721号

昭和60年5月24日

学位規則第5条第2項該当(博士の学位論文提出者)

The use of the corticotropin・releasing hormone test to monitor the recovery of patients with Cushing’s disease or Cushing’s syndrome due to an adrenal adenoma after adenomectomy

(クッシング病と副腎腺腫によるクッシング症候群におけるCRH試験によ

る腺腫摘出後の下垂体一副腎機能の回復過程の検討) (主査)教授 鎮目 和夫 (副査)教授 平田 幸正,教授 菊地 錬博

論 文 内 容 の 要 旨

目的 1981年にその構造が決定され合成されるようになっ た羊corticotropin-releasing hormone(CRH)は,ヒ トにおいても静脈内投与により血漿ACTHとcor- tisolを特異的に増加させ,機能検査として有用で,か つ従来の負荷試験に比べて安全で被検者に苦痛が少な い.本研究では,Cushing症候群患者にCRH静脈内投 与試験(以下CRHテスト)を行ない,鑑別診断への応 用,更に腺腫摘出後の下垂体 副腎機能の回復過程を 検討した. 対象と方法 6例のCushing病(以下C病)と3例の副腎腺腫に よるCushing症候群(以下C症候群)患者を対象とし た.1例のC病を除いた8例には腺腫摘出後も経時的 にCRHテストを施行した.被検者は早朝空腹時に安 静臥床をとらせて負荷前の採血を行なった.その後合 成羊CRH 100μgを静注して経時的に採血し,血漿

ACTHとcortisolをそれぞれのradioimmunoassay

で測定した. 結果 1)腺腫摘出前のCRHテストの結果

C病患者のCRHに対する血漿ACTHとcortisol

の増加:量は健常人の反応と比較して,2例ではほぼ正 常反応,2例では低反応,残りの2例では過剰反応で あったが,いずれも血漿ACTHの有意な増加反応が

認められた.C症候群では全例で血漿ACTHの基礎

値は低く両ホルモン共にCRHに無反応であった. 2)腫腺摘出術後のCRHテストの結果 C病患者では下垂体腺腫摘出後1ヵ月では両ホルモ ンの基礎値は低くCRHに対して著明な低~無反応を 示し,3ヵ月後には両ホルモンの基礎値は軽度上昇す るもCRHには低反応であった.術後6ヵ月前後で副 腎不全による自覚症状は軽快しステロイドの補充も不 要となるが,この頃には両ホルモンの基礎値は正常域

に回復し,術後6~9ヵ月にはCRHに対してほぼ正

常反応を示した.一方,C症候群では,副腎腺腫摘出 後1ヵ月では両ホルモン共に低値で,術後3~6ヵ月

に血漿ACTHの基礎値は上昇しCRHに対して正常

反応を示し,その後過大反応を見る例もあったが,血 漿cortisolはその基礎値は正常域に回復するものの CRHテストでは術後1年を経ても低反応であった. 考察

術前のCRHテストで, C病では血漿ACTHの有意

な増加反応が認められ,C症候群では無反応を示した ことから,CRHテストは両疾患の鑑別の1助になり うることが示唆された.本研究は,C病及びC症候群 の術後の下垂体一副腎機能をCRHテストで長期に追 跡した最初のものである.術後のCRHテストでC病 一718一

(2)

97 では血漿ACTHとcortisolの反応は平行して回復し 6~9ヵ月でほぼ正常化するが,C症候群では術後1 年を経ても血漿cortisolがCRHに対して低反応を呈 した,この両疾患における回復過程の差は副腎腺腫に よるCushing症候群に術前から存在する非腺腫部副 腎皮質の著明な萎縮によるものと考えられた.

論 文 審 査 の 要 旨

本論文はCRF試験が下垂体性のクッシング病と副腎腺腫によるクッシソグ症候群との鑑別に有用

であり,また,このテストが下垂体腺腫及び副腎腺腫摘出後の下垂体副腎系の機能回復状態を検査す るうえに,有用であることを明らかにしたもので臨床医学上価値ある論文と認める. 主論文公表誌

The use of the corticotropin-releasing hormone test to monitor the recovery of patients with Cushing’s disease or Cushing’s syndrome due to an adrenal adenoma after adenomectolny

(クッシング病と副腎腺腫によるクッシング症候群

におけるCRH試験による腺腫摘出後の下垂体副

腎機能の回復経過の検討)

Endocrinol Japon 32(1)113~125(1985) 副論文公表誌

1)Lipid and enzyme histochemistry in difFerentiation of the fetal adrenal cortex in

the rat(ラット胎児副腎皮質の分化の脂肪及 び酵素組織化学的検討)

Acta Histochem et Cytochem 15(3) 355~361 (p982)

2)Corticotropin-releasing factor test in normal subjects and patients with hypotha豆amic一

pituitary-adrenal disorders(健常人及び視 床下部・下垂体・副腎疾患患者におけるCRF 試験)

JClin Endocrinol Metab 57(5)963~968 (1983)

3)Age-related changes in plasma growth hor・ mone response to growth hormone-releas・ ing factor in man(健常人における加齢に伴

うGHRFに対する血漿GHの反応性の変

化)

JCIin Endocrinol Metab 58(1)212~213 (1984) 4)内分泌と代謝をめぐるCPC(160)テストステ ロン産生卵巣腫瘍の2例 医学のあゆみ 129(7)483~497(1984)

5)CRF静脈内投与試験によるACTH分泌異常

の解析 クリニカ 12(2)31~39(1985) _719一

参照

関連したドキュメント

その産生はアルドステロン合成酵素(酵素遺伝 子CYP11B2)により調節されている.CYP11B2

緒  副腎皮質機能の高低を知らむとして,従来

心臓核医学に心機能に関する標準はすべての機能検査の基礎となる重要な観

の多くの場合に腺腫を認め組織学的にはエオヂ ン嗜好性細胞よりなることが多い.叉性機能減

DTPAの場合,投与後最初の数分間は,糸球体濾  

工学部の川西琢也助教授が「米 国におけるファカルティディベ ロップメントと遠隔地 学習の実 態」について,また医学系研究科

「他の条文における骨折・脱臼の回復についてもこれに準ずる」とある

瞼板中には 30~40 個の瞼板腺(マイボーム Meibome 腺)が一列に存在し、導管は眼瞼後縁に開口する。前縁には 睫毛(まつ毛)が 2~ 3