香川県立顔料大学学術報告
ホッ1、キャップの欲気象について（2）※
166 上原勝棉・磯崎義政Onthemicrometeorologyin thehot・・CaP．（2）
By MasakiUEHARAandYoshimasaISOZAKI
（Laboratory ofFarm Land Engineeringand Meteorology）
（ReceivedJuly31．1954）
Ⅰ 緒
言ホットキヤップ栽培は京菜顆の育苗に．は欽ぐことの出釆ないもので，特に・最姶は塩化ビよ−・ルフイ
ルムの進出に．よってその利用性は−一層拡大された．筆者等はさきに魔化ビニ・−ル並びに・在来使用され
ているセロファン，パラフィン，油紙，椅子等で作った所謂ホ、カムリ式のCapを使用して離瓜を
栽培し，各々Capの内外における微細気象状態の観測を行い，各療Capの特性を明かにすることが
出来く1）たので，今回ほそれ甘と引続いてトンネル式めeaわを使用した場合に・ついて，微細気象状態の
観測を試みたのでその鹿要を簸督する．侍実験に当って始終観測に協力された当時の研究生上野好雄君に深謝する．
皿 観測実施の概況
頂幅70cm．高さ20cmの東西畦を有する本学英数周場に・おいて，塩化ビ苫・−ル及び油統を用いて各
々長さ6m，隔34cm，天井高さ15cmのトンネル状の覆を畦の中央部に施して試験区を作り，叉別に
覆を使用しない裸地区を隣接畦に乾けたル傭capの材料は前報におけるものと．同じものを使用した．
各区に．おいて夫々地上5cm，地表，地下5cmに最高及び最低温度計を，叉地表面には平田式紙面
蒸発計をSetして，昭和27年11月14∼24日まで日最高及び最低湿度並びに蒸発量の観測を行った．
又別に各区における日射量，気温，湿度，水蒸気張力並びに・畦の横断方向に・おける地中温度の分布
状態の日変化の特性を詳細に検出する為めに快晴日を選んで1昼夜間2時間置に同時観測を行った．
傭湿度はアスマン通風乾湿計を水平にして観測し，日射量ほEKOゴルチンスキー日射計を使用し
た．徽 観測結果並びに考察
1各区における日射量 塩化ビ・ニ・−・ル及び油紙のトンネル内．並びに裸地畦の 地表面に釆射する日射盈の日変化を詳細に検出する為 め，EKOゴルチンスキー日射計を用いて11月19日の 快晴馴こ毎時観測を行った．今その結果を示した第1 因について考察する． 即ち裸地畦における日射量は，太陽高度の最も高い 12時に．最高に達して標準的な日変化をしているが，各 トンネルの内部にありては円滑な変化状態を示してい no〉／t（〉Fig．l小Course of solar radiationforthe day
in each division of the test． ※ 昭和27年11月25日 日本農業気象学会中四国支部会にで発表
察6巻廃2富力9由） 7 ないがこれらは第1報に述べた様に．，e如の表面が円滑でなく部分的に′ト凹凸があった薦め先の反射 や透過等に不同を生・じた薦め′であると考えられる．．而し日射量の最高は何れも太陽高度め最も高い12 時に現われている． 次に．日∴射畳の最も多いのほ牒塊唖に．おいてゞあり，ついでビニ−リレのトンネル内で，油紙のトンネ ル内は最も少い．今裸地瞳におけるものを100％とするとどこ・−ル区は73一．5％油紙区は52．6％ た． 2 各区におけ乱接地気温並びに地温 裸地畦に．おける地表面ほ願授受の作用面で日中は太陽の轄射熱をうけて昇濁しそ■の地表面が乾燥し ている程，叉黒色に逝い程最高温度は高く現われるのであり，又夜間？放熱は顕著である・・与ころが 地表面をCapで覆うと，太陽の日射光ほその表面で1部ほ反射され或キ￡吸収されるが，残りはCap の透過率に応じて通過して地表面を暖める．．地表面からの轄射ほ長波であゃためにCapで遮断せられ て外に・のがれる部分が少いから，Cap内膵湿畷に保たれ所謂温室効果を現わすのであると考えちれる が，勿論これはCapの穫類やその内容積，地表面の含水状態等によってその程度ほ興り，それらの間 の関係は複雑である． （i） 最高及び最低濁度の日々変化 11月15∼22日における各区の地上5占m， 地表面，地下5cmの最高及び最低温度の観測結果を示し た第2図についてみると．快晴日成ほ質量の少い場 夜間の糖射放熱が旺盛である薦め，裸地区ほ勿給各トン
ネル区にありても地上5cm，地表，地下5cmともに最
低温度ほ低く，叉日中の最高温度は高く現われそして各 区相互間の差異も大きい 叉雨天或ほ雲畳の多い場合ほ夜間の放熱が緩和される ので，裸地区においても亦eap区においても，最低温度 は1般に高く現われ，日中の最高湿度は低く且つ各区相 言問の差奥も′卜さい．これらの事柄ほ，前報（1）ホ＼カム リ式の場合と同様である． 次に各区における最高温度の日々変化に／ついてみる と地上，地中ともに・全期間を通じて各トンわレ区は裸地 ¶叫i れinL 七emR 。＿．。＿望竺誉れ0。aP ・一一■−￥ −−・−−・∨川音り＝鱒 ノバ、、 ▲−一一▲ −一叫 ○；1p仇・P∂r 〆一、 、x一・・一・−Xヽ、 、メー 、、一叫、クー￣へ、
−・ノ 、 〆￣ 、、、 、い…。′ 20 畦におけるより何れも高く，どご・−リレのトンわレ内において最も高い．全期間申の平均において，ビ占・−
リレ区10 Tablel．AveragetemPeratureOf8days
fromNovember15to22．（OC） ● ￠ ￠ ① 0 ① ◎ ①乱川151も 17 18 19 20 ヱ1 22
Fig2∴Daily course of the maximum and minimum temperatureineaehdivi− sion of the fest
は裸地畦及び油紙区より夫々地表面に．て10．30c，3．20c；
地上5cmにて13．50c，4小30c；城下5cmにても筒6‖
香川県立顔料大学学術報告 168
興嘔非常に大きく，それほ粗餐函よりかえって地上5cmにおいで大きい傾向にある．．そ・しで最も大き
小時は1てOc内外にも達し，地下5cmに・申し、ても館100c内外に麿しており・㌧トンネル式の昼間鞋挙げ
る保湿作用ほ油紙区においても大きいが，ビ・ニ・−・ル区においては特に顕著である与▲とが解ろ．
界輿低温琴り日々変化に？いてみ・ると．，これほ各区相互㈲こおける差異ほ最高湿度の場合笹額づて
非常に小ざいル仝期間ネル内に．おいて最も高く平均において裸地畦及び油紙区より夫々地表面にて3…50c，0．60c；地上5qp
にて2AOc．1い5Oc；地下5cmに・おいても3．3Oc．1。2Oc，高く肇．わ牲
（ii）接地気温、地混の日変化 各区に．おける接地気温，地海の日変化の模様を詳細に 検出する薦め，11月18′−19日の快晴日に各畦の横断カ ∼0 何に棒状温度計及び曲管地中温度計を地表及び地中5 。10。20cmの各深さに且つ各・々10云mの間隔に，叉各 川区の中央部地上5cmに1ケ朗宛夫々Setして2時間置
▲￣■■’￣▲ 端鞠 OJIP仇Per ヒ 師he岬 こ・こ＼ ∴、ニご、、・・t に観測した． 今その内各区の中央部に．setしておいた地上5cm， 地表及び地下5・10。20cmの，即ち各区における代 表的な準慶と見倣されるものの日変化の模様を示した のが革3図であり，又以上の10cm間隔にSetしておいた多数り温度計に．よ料地由の18・2・6・8●14時に
おけるIsoplethを画いたのが第4図である． 今これらについて日変化の模撹を考察すると，ビ苫 −・ルのトンネル内に．おいては地上，地中を通じて1日 申最も温度は高く，油紙のトンネル内はこ叫こ・次ぎ何 れも裸地より高温を呈している．且つそれらの問の差 異は昼間に率いて輝こ・大きく又それほ地下5c叩までに おいて顕著であり，地中深くなるに従って小さくなり ■＼ 細面頼呵轡○、、−＼こニミ
ー叫 、、．ご笥こ蜃こ＝監竺ゴアP三ケ ：ミニこ至芸二 ＝二＝ →−・一叫 、 ○・・−・一一・一ゝ一・一・ ・ l ■ l ■ 博 2022 24・2 年 6 ¶○∨は nov19 810 t2141618 Fig。3‖Daily cou工｝SeOfthetemperaturenear and under the groundin each division of the test
−・・−1IO⊂爪
れO C＆P
Fig 4けDi＄tribution of the ground temperature for the dayin each division of the te＄t
￣￣叫￣￣
2f，節6拳第2乳（1954） 169 地下20cmに至って−殆んど滑滅し，各区間の差異は略等しくなってく草がトンわレの効果は地下20cm
においても嘩存在することが解る．
これらの日変化？特性卑理論叩こ表現するたや，鍔地気温並びに地温わ観測結界を調和分癖添に・与 って処理し，最初の4噴（自平均項，1自項，半日項∴台分？1日項）Lを表出した甲が夢2表であもが
Table2“Result of theharmonic analysis of thetemperaturenear
and under the ground．
Y＝R云＋RISin（0＋蜜1）洩2Sin（20＋e2）＋R8Sin（30十e8）ト Ro IRlJ R9 1R＄ 【 el 【、e2 1⊥ 2 0U l ﹁⊥ 5 5 5 1 1⊥ 0 3 4 8 ■0 ︻〇 〇U 9 4 3 0U l l l l 4 6 フ 3 ュ 3 ﹁ノ 9 ︻〇 6ノ 4 0 8 0 ︻b 4 ∩︶ っん 0 0 1 1⊥ ﹁﹂ 71 6 フ．7▲ 3 0 1 2 5 0 っん、9 っノ 4 0 0 ュ 5 4 5 3 3 2 2 1 nO Cap 4 6 1 1 1 4 3 ユ 3 2 5 ︻b 3 ⊥ ∩︶ ュ ュ 0 0 0 7 つん ︻ノ 2 0 3 9 ︵U ワ▲ 8 l l l l 83 朗 64 36ゝ00 0 0 4 つム つム 6 ⊥ ○ ︵h 4 303 22 301．＞30 273 4ユ 235 35 1．54 39 6 9 6 9 2 5 4 5 3 1 4 9 4 3 3 1 9 5 5 2 1 3 3 8 2 5 3 2 つん 6 ︵∠ 0 ⊥ 1 0 0 0 1 1⊥ l l 0 4 ハリ 1 2 9 0U 6 3 7 311 12 308 11 269 15 234 36 107 06 Oilpaper 日変化の特性ほ，1日項RISin（β十el）に・よってその主要部分を知ることが出来る 考察しよう． 1日項の振巾Rlは何れの区においても地中に深くなるに従つ減少しており，▲、且つ各深さを通じて 振巾の最も大きいのはビニールのトンネル内におい七ゞあり，次いで油紙の†・ンネルで裸地畦ほ最も ／トさい．．叉何れの区も地表面より地上5cmに．おいてかえって振巾ほ大きく現われているこ 次に・地表並びに地中における位相elについてみると，各区ともに深さを増すにつれて遅れておる． 又地表において位相の最も進んでいるのは裸地畦に・おいてゞあり，次いで油紙・ビ占・−− ルのトンわレ 内の順である．即ちこれら各区における位相の相違ほ地表及び地中における熱授受の磯構を表示する もので，地表に・おける最高海慶の発現時刻の最も早いのは，位滴の最も進んでいる裸地畦であづて今 の場合13bolm，次いで油紙のトンネル内で13b41m，どこ−ルの†ニンネル内に・おいては13b43mと遅れ てきている． 次に地温の振巾は前述の様に濁さと共に減少し，ある深さに至ると途に腐滅するのであるが，その 間の関係は土壌が均質なものとすると Az＝A。e￣bヱ K・て表わすことが出来る・Ao・Azほ夫々地表及び地下ZCmにおける振巾で，hは振巾の減少係数であ る． そこで上記の1日項の係数の2倍即も2Rlを用いて各区に・おける地温の深さと振巾とめ関係式を 求めると‡欠の様になった． 裸始 畦：Azニ11い60e−01055Z ビ・ニ・−ル区 ：Az＝23い46e￣010封2
香川療温顔科大学率術報告 170 油紙区：Az＝16．42e￣00961誓
文争区駆ける卵轡散琴を幣醇応即ちK＝蒜よ′ゎ計射ると，表地駅おいて
は3い26×10p3C．G．．S．．・ピニrrル区咤．3．27 畠 各区における湿度。水蒸気痕力並びに蒸発量 （i）湿度及び水蒸気眼力め日変化 ビ、＝−ル及び油麟の，†ンわ埴並びに・裸地境の地主5cmにアスマ′ン通風乾湿計を横忙挿入して11 月18∼19日に測定した結果は第5図の楼であった．．各 区における湿度ほ東関は昼間より1股に届く，裸知畦 に劇、てほ．その差異が特に顕著に．現われているて 各トンネル区は夜間においては1扱に．裸地畦より低い 傾向にあるが，昼間は何れも裸砲撃より高く且つピエ ールのtyネル内において：ほ昼夜を通じて油紙のトン ネル内より高く現われている． 水蒸気張力に．ついてみると各トンわレ区ほ，1日中 裸地畦におけるよ、り高くその差異は昼間において特に 顕著に．現われており，どこ・−ルのトンネル内は1日申 最も高い． ％ l00■＿＿・ノ．∴＿ノニ
r￠J恥yeム“机∫ん匂＼ぅ 二 ■ 710 C▲しP 一一川／ngり′■血 一一 一一 OJ／タAタe′ ／‘ ∨徒rく ∴ 芯￣￣芯h 【＄ 20 22 2年 2 4 β 810121ヰ れ○＞18 noYI9Figい5．Course of the relative humidity andvapour tensionin each dirision of the test （ii）蒸発量の日々変化並びに日変化 各トンネル内ほ前述の様に・終日湿度は高くそしてCapの内面に・ほ何時も水蒸気が凝結して水滴を生 じ特にゼニ・−・ルのトンネル内に．おいて顕著であったので，それらの内部に・Setしておいた紙面蒸発 計にほ水滴が落下してCap内の蒸発量この測定を困難ならしめた． 今蒸発畢の日々変化を示した第3奉についてみ・ると，各トンネル区は稗んど例外なく裸地区よ−り少 く現われている．叉各痙ともに雲量の増加に伴い蒸発量は減少している．
Table3．Daily course of evapor・ationineach division
Of
次に各区における蒸発量の日変化の状態を第4表に・よって考察すると，前述の様に測定粧は称′こ困 難を極めたのであるが，最も多いのほやほり裸地区で次いで油紀，ビ・ニー・ル区の順で，裸地区におけ
るものを100％と．すると油紙区は33．．3％，どこ・−・ル区は30．．5％であった．
Table4．．Course of evapor・ation for thedayineach
第6巻第2骨（1954） 171
∬ 摘
要 （1）とれは前掛こ・引続いて読薬類の早黙栽培に慮要な綬齢を果している所謂イネットキャップ栽 培」に淑、て塩化ピニ・−ルと油紙を使印したトンネル畢の覆を嘩に・嘩し 気象状態を昭和27年11月14小｝24日に．かけで比較観測した結果ゐ敬重七ある． （2）裸地畦及び各トンネル内の地表廟檻来射する日射量は第1図の如く裸地畦＞どこ・−ル＞油紙で 裸地瞳におけるものを100％と．すると他は夫々73…5，52．6％であったル ㈱ 各区における地上5cm，地象並びに・地下5cmの最高畢び最低由度の旦空変化は第2図の如く 全期間申何れもビニ・−ル＞坤紙＞裸地嘩で，各区相互間の差異は最高温度匿・おいて特に・大きく最低湿 度に．おいては」、さい． 陸）各区に・おける野上5cm及び地中20cmまでの温度日変化は第3図の嘩で！1．日中温度は何れも ど＝−ソレ＞油紙＞裸地畦で，各区相．互間の温度差ほ眉間において特に顕1着である．． （5）各区に庖ける地上5cm及び地下20cmまでの温度観測結果を調和分析港に．よって処理し，各調 和常数を求め覇忙1日項について考察した． 地温の振巾は各深さを通じてゼ・＝1ル＞油紙＞裸地畦であり，且つ何れも深さと共に減少してい る． 地表面に・おける位相ほ牒地畦において最も進んでをり，次いで油紙 ビニー・ル区の順である．即ち 最高及び最低温度の発現時刻は裸地畦において最も早く，ついで油紙，どこ＝L・−・ル区の順である． ￠）各区に．おける地温の深さと振巾と．の関係を指数丞数にて表わし次の様に．なった 裸地畦区：Az＝11”60e￣01055z ビニ・−・ル区：Az＝23．46e￣01054z 油 紙 区：Az＝16．42e￣00961z 叉地中熱拡散率を計算して裸地畦区3．26×10−3C．G。S小；どこ＝‖r− ）t／区3．27×10￣3c．G．S．．；油紙区3”94×10￣＄C．G．S．を得た．
の 各区における湿度は第5図の如く，昼間各トンネル内は裸地唾におけるより高くビニ・−ル＞油 紙＞裸地畦で，夜間ほ昼間より何れも高く各区相互間の差異は小さく且つトンネル内は裸地畦より低 い傾向にあるル叉1日申ビこ・−・ル＞油紙であった小 ㈱ 各区における蒸発量は何れも裸地畦＞油紙＞ビニー・ルで，日給畳においてほ裸地畦におけるも のを100％と．すると．他は夫々33一．320，5％であった．（第3′、】4表参照）† 参 考 文 献
（1）上原勝樹・磯崎義政：ホットキヤップの徴気象について（−1）農業気象，第8巻第1・2号（1953）R畠s u m畠
Thisr・ePOrItistheoutlineoftheresultsofthe study from November・15to22in
19520n themicrometeorologicalobservation of both within and without each tunnel
madeof vinylchloride film￣and oilpaper・andisintended for g・etting a refer・enCe
materialforthehot−Cap Cultureofvegetablecr・OpS．
Thesummary of this r・epOrtis as fo1lows：
（1）Course ofsolarradiationfor thedayineach division of the testis shownin
Fig・1．
香川県立農科大学学術報告 172
testis showninFig．2．
倒Courseofthetempera叫？n＠arandunderthegrpundineachdivisionofthet早St
isshbwnihFig．3．
陸）Distiibution of the ground t甲Iper・ature Cdver・ed with vinylchlori49film，Oil
paper and withoutacapisshowninFig・4・
（5）Wegotthe haimonic
resultsoftemperaturerhe？Surednearahdunderthegroundineachdivi＄ion，Ofthe
test，andwe＄tudiedinT・egardtodiurnaiterm．
匝）Coursedf−therelativehumidity and vapourLtensionineach divisionof the、teSt
is showninFig．5．
