寛23巻 算1号(1971) 65 数種の螢光灯の光に対するアカエグリバ
およびアケビコノハの複眼反応*
松 沢
寛,福 永 隆 子,豊 村 啓 輔**
Ⅰ 緒 R アカニグ㌢バ(わ郎融αβガCαぴα≠αBt汀LERやアケビコノハAか凝1γγα乃弘S〃椚〝γ・β乃・Sよ.s STAUI)INGER などのいわゆ る果実吸収蛾類の防除に関しては,誘瀞灯の応用(7・9,15・18一っ0・38−40),防.虫網被覆(7,9・18・41),誘引物質や忌避物質の応 用(8・坊44−48)などの試験研究のほか,病原微生物の利用に.(恥3β1関する若干の実験的研究なども行なわれてきたが, 現在に.至るもなお,完壁な防除方法ほ見つかっていない.近年に至って,果樹園の電灯風明に.よってかなりこ・れらの 果実吸収蛾類の飛来数を減少せしめうるという報告tl,8−7,9−10・13・19−31ぷ・34困一吼47・49動さ2)や,その点でほあまり実 用性を認め難いという報告(11,18,37)あるいほ,飛蛾数をおさえることは困難だが照明することに.よって,ある程度そ れらの吸汁加害活動を抑制させうるといった報告(18,叩が公にされている.このような電灯照明に.よる方法は,電灯照 明を行なうことに.より,夜間,これらの蛾類の複眼の暗順応状態にあるものが,昼間同様の明順応状態に・変わるこで とに.よって,蛾の活動性紅変化をもたらすとの前提に.立っで理解されてこいる(複眼の状態変化は,大まかには,その外 ほう的変化によってこわかるが,途中の移り行きの段階があるので,判定に.は主観が伴いやすい). 筆者等は1969年から1970年に.かけて,実用的意味もかれ 分光エネルギーを異粧する5種類の20W碕販螢光灯を用 いて,アカエグリバおよびアケビコノノ\の両種を照明処理し,複眼の色果細胞の経時的移動状況を顕微鏡的に追跡し てみ.る一方,これと適接に関連のある若干の実験を行なったので,以下匿その概要を述べることにする・ 本文紅入るに.先だって,実験に.多大の御便宜■をいただいた本学助教授山本啓良博士(育種学研究壷),ならびに螢光 灯の特性に.関してご種々の御教示をいただいた松下竃器産業腱慄明研究所森田政明氏紅対し,深く感謝の意を表すると ともに,度々の実験材料の採集その他に.大いなる助力をいただいた徳島県立坂野高等学校農業科生徒諸男に,あわせ て∴厚く御礼を申し述べる次第である. Ⅱ 実 験 方 法Tablel.Intensity ofillumination at the position of40cm apart from the
light s恥Ⅰ・Ce この実験紅用いたアカエグリバおよびアケビコノハは,い ずれも1969年および1970年の8月中,下旬に,徳島県坂野郡 板野町内の2ケ前のブドウ園に.おいてこ捕粧したもので,その 中から羽化後の日数の比較的浅い,活力旺盛な個体を選抜 し,1群は螢光灯による複眼の照光処理および暗処理に他の 1群は螢光灯照射に.よる蛾の吸汁活動抑制の効果を調べるた めのケ−ジ実験紅使用した. 照光処理の光源としては,黄色カラ−ド螢光灯(FL−20 YF),白色螢光灯(FL−20W),青色螢光灯(FL−20B),複 写用螢光灯(FL−20BA−37),ブラックライト・プル一螢 光灯(pL−20BLB)の5種類の螢光灯を用いたが,いずれ の灯とも,松下電器産業製の20W螢光灯でその椿性は,第 1囲および第1表のようであった. Fluorescentlamp(20W) Coユou代d(Yellow) Standard white(4500Ok) Blue
U−Vlamp(Energymaximum
at370nm)Black light blue 2
0 0 0 00 0
6 8 1 3
3 3 1
*本研究の大要は昭和45年度日本応用動物昆虫学会大会(岡山)で講演した. **徳島県立板野高等学校教諭
香川大学農学部学術報告 後限の照光処理は,それぞれの種類の蛾(アカエグリバ,ア ケビコノハ)を昆虫針によって平板上紅所要頭数ずつならべて 保定し,完全な暗黒状態匿おき,照光処理開始とともに,第2 図のような装置の下紅蓮び出して−,光源から40㈹の距離をおい て処理をなし,5分経過ごと り出して,その複眼をCaInOy液(98%アルコール6:クロロ フォルム3:氷酢酸1)で固定した.プレバラ−トの作製等は 常法に.従って:行ない,のち顕微鏡撮影を行なっで被限の色素移 動の状態を詳細に検討した・ 66 0 0 0 0 0 6 2 0 6 0 2 RELA↓−ノ占 EN≡ルGY︵訳︶ Fig…2.AppaIatuSOfilluminationforinducing the
light−adjustment of the compoumd eyes of
moth
A:Fluorescentlamp B:Setting plate of moth
一・方,暗処理の方は,あらかじめ白色螢光灯の直下50c椚の距 離のところで照光処理して.おいたものを,−・挙に暗盤内た・運び こみ,10分経過ビとにその一都を取り出して前岡様に・CaInOy 液で固定し,プレパラ−トを作製して鏡検撮影を行なった・ また,殴打活動抑制実験は,第3図のような90c椚四角のダラ ン網ケ一汐を用いて1その上(天井部外側)紅パラフィン紙に のせたナン果(2半果)を切口を下庭しで置き,ケ−ジ内の下 方から上面に向けて照明するようにセットしたが,1ケ一汐に は,3日間餌を絶ったアカエグリバ10頭とアケビコノハ5頭あ てを放飼した.もらろん,実験の都度(毎日),ナレ果も放飼 蛾も斬らしいものと取り替えることにしたが,吸汁活働の状態 160 120 80 40 0 300 500 700 WAVE LENGTH(nm) Fig。1.Spectoraienergy distribution of thefive kindsof20W fluorescent
lamp used A:Coloured(Yellow) B:U−Vlamp(Energy ma− Ⅹimum at370nm) C:Blacklight blue D:Blue E:StandaIdwhite(45000K)
は,直接の観察ならびに.吸汁のためサラン飼の網目を通してパ
ラフィン紙紅穿孔せられた蛾の穿刺孔数を調査する方法をとることに・した・なお,この場合のケ」一汐の設暦は,本学
付属農場の水田農道上紅30肌間隔で一億線に.並べ,1電源から一斉濫点灯,消灯ができるように配線した
Ⅲ 実験成練ならびに考察以上のような方法に.よって行なったアカエグリバおよびアケビコノハの複眼の暗順応状態から明順応状態への変
化,すなわち照光処理紅よる複眼色素細胞の移動の時間的変化の概要(劇部)は,4−5区Ⅰのよう■であって,時間がた
っに従って二色素細胞が,次夢に凄面のレγズ屑から離れて,眼の内部の方に移動して行っているのが見られる・蛾の
籍23巻 籍1号(1971) 67 種類匿より,また,螢光灯の種類によって,若干の差異は見ら れたが,概括的に.は算2表のごとくになった.すなわち,大づ かみな表現を用うれば,いずれも大体15−25分ぐらいで色素の 移動開始が認められ,25−35分くらいで移動の完了が認められ たが,今回の実験においてほ,黄色カラード螢光灯では幾分反 応がおくれ,ブラックライト・ブルー螢光灯では,照度が極端 に.低いに.もかかわらず,反応が幾分速く進む傾向が見られた. 従来の諸研究を通盟すると,電灯照明によるアカエグリバお よびアケビコノハなどの複眼の明順応化の速度ほ,−・般に照度 が高いはど速く,また,波長の方からいうと,460nm−520nm 程度がもっとも速やかであることが指摘されている。今回の実 験では,波長,照度ともに異なった5種類の螢光灯を照明に用 いているので,以上の実験成績から直ちに.照度,あるいは波長 と複眼色素移動の速度との関係を厳密な意味で論ずることほで きない… Fi針3… C司gefortheexperimento。thefmit− しかしながら,照度の低い・波長の短かい(400nm以下)復 pieICing activities of moths under the 写用堕光灯ヤプラックライト・ブルー蟄光灯などの光でも,非
illumination 常に近距離の場合にほ,他の白色敏光灯,青色螢光灯などに・さ
A:Fluorescentlamp
B:Cut fIuit はど劣らず呪順石化に有効のようであって,波長,照度と明順 応化の速乾との関係については.,なお,若干の問題が存するよ うにも思われる..同時に.,光源の輝度も何等かの関係が存するであろう.
Table2Timeinminutes foIinducing thelightuadiustment of the compound
eyes oiOYaeSia excavataand AdYiS fyYanuS amu㌢en.SiS董rom the start Ofillu二nination(Figures showing the time fIOm the begirming to the end of migration of the pigment cells‖)
Moth 、、−−−− \ −▼−−\ 0れ柁扇α‘.方Cαぴαfα .−1ニ/ノ/1ご1リ〟〃〃、‘丁/J川/√〃‡Jざ 、、.、 Flmescent−amp \ ▼、 25 − 35 20 − 35 15 −− 30 20 −− 35 15 叫 25 ところで,以上のぺたところと逆の,複眼の明から陪への順応の速さであるが,これは第6図に.もー・邦示したよう に,反応ほ前の場合よりかなり速やかなようで,いずれの灯でも,だいたい10−20分極皮で大方暗順応に.近い状態に なり,20分以上たつとはば完全な暗順応状態紅なるもののようであ。た.したがって,暗から明への順応速度の方 が,その逆の明から暗への順応速度よりも,若干暗闇が多くかかる傾向のようである。けれども,アカエグリバとア ケビコノハの両種について明から噌への順応の速さを比較すると,傾向的に.,前者の方が若干反応が速やかなようで あった. さて,果実吸収囁類の複眼を,暗順応状態から明順応状態へ,あるいはその逆方向へ変化させる効力ほ,本実験で 使用したようないろいろな灯種のいずれにも存在することは明らかであるが,前にも述べたように,照度と複眼の反 応の速さとの臥ごは,一般に高いはど速く,かつまた,効力の範囲も広いので,応用的な立場からすると,明るさの 点は一応無視できないことと思われる・一斉また,野村(24・26,27)および野村等(25)もすでに.指摘しているように.,波長 の短かい螢光灯の利用は.多数の陽性走光性を示す昆虫(多くの告虫を含む)を,とくに灯の付近紅誘引することが 著るしいので,たとえ明順応化に有効であっても,いきなりそれらの利用ということには若干問題があり,そうし
香川大学監学部学術報告 68 ぷ宗p眉︸書芸遥u岩qぎ眉S克ち日雀︸.︸宕己て鼠宏︼○︶︼再︸の眉︶○︸Sコ○叫忘︼d d∈再−召むじの巴○コこ書芸旨p完p焉︸の苫︸月︶叫声已01︸苫︻∈コ≡−○︸J霊S 苫︸レき扇ぷ買≦責苛簑芸風二ぜ苫 p雲二蔓賀岩慧二眉営ぶ︺冥二軍訂pロコOq己O0 月−雇のl芯じ盲む∈軸叫dちS翳眉dヒ○︶巴如“ヨ.寸.知己 叫∼い.∼、qゝ︸∼∼、へもい、、︼へ、勺\㍉、“、、ヘ七一\ ぷ車記与雲ニヨ訟き六
寛23巻 第1弓(1971)
月芯5撃当量/ぶ車道ご︹
Fig5.Migratory phasesofpigment cellsinthe co:npOund eyesofOrae.sia e.xCaVata and Adris tyra7:uS amure71SilS after the start ofillumination with the black−1ight blue fluoresce:1tlamp
71 第23巻 鵠1号(1971) d∈帽−︸宕OS巴Ont︸む︸両月巨ph召亡霊の眉こ○言切コ遥︸u小五遥uむぷUA月Sヨ○己む卓J宕2て鼠崇叫○︶︼吋︶の眉︸○︸のコ○叫A巴d 盲む∈︸qむレ︸ぷh司p JO︸J雲のむ虐︸ お宅二美挙室喜二責挙息よ淫扁 p喜二ぢ道警慧:美恵長︶墨▼ 竃訟 p星○払∈OU眉︸ロ叫のコむU ︶Uむ∈悪dちSむSぷdご○︸巴叫鵬≡.り.如叫h 竃学童喜よ塁き怠β選句 ぶ垂式年≡ニ登記p六 人/︶−㌃こ∴∵L+r、〓芦こム ︰11、 ↓L・.、∴
香川大学農学部学術報告 72 た意味からは,か′と.って昆虫類に庚寸する誘引力の弱い灯,たとえ.ば,黄色カラード螢光灯などの方が有利であろうと 思われる けれども,こうした電灯照明庭.よる果実吸収駄類の複眼の!馴頂応化が,一部の研究者が主張するように.,果樹園へ の飛来蛾数を相当に減少せしめうるのであれば,これらの害虫防除上に.は非常に好都合であろうが,もし,蛾の飛来 防止の効果があまり期苛できないとすれ′£,実際的な防除の見地からはそれはど大きな期待はかけられないことに.な る..事実,筆者の1人松沢等の過去10年あまりに∴わたる度重なる試験では,電灯偲明に.よる飛来蛾数抑制の効果は, 果樹園を相当に明るくしてこみても,きわめて不十分であった. ところで,電灯照明は,過去の折究でも,今回の実験でも明らかなように,複眼の明順応化を促進することほ疑い ない.しかし,40C珊という至近距離勾でも,色素移動開始までに15−25分程度はかかるので,このことを考え合わせ ると,これらの果実吸収蛾類が照明に.より明順応化をおこす以前に.果樹園に侵入してこしまい,果実を損傷することほ 十分に考えられることであり,そうなると,ある程度の実害は避け難いものとなるので,これら紅ついては,なお, 今後検討の余地が多い 次に電灯照明に.よるアカエグリバおよびアケビコノハの吸汁活動抑制について:の実験成績であるが.この裁縫ほ発 3表紅示したごとくである..この場合も,実験に.用いた各螢光灯とも,照明することに.よって.,明らかに吸汁活動が (こ㊦) 抑制される傾向を示し,既報(1968)と同様な成績となった.こうしたことから,少なくとも,電灯用明に.よるこれ らの敬類の複眼の明順応化は,吸汁活動を相当顕著に抑圧することは明らかで,果樹園の電灯照明の果実吸収蛾類に
Tab】e3,Fruit−pieIClng aCtivities of both species of mothsin a expeIimental Cageumder theillumination with each fluorescentlamp(Figures showing the number ofholes maked byIOStIum Of moth on the paIaffin papeI placed undez the cut fruit.)
(A)0′αβS∠αβ.ガCαぴα≠α Date \二ごニヱこ Aug 15 A B C D E g AEAE Aug.18 A B C D E Aug.19 A B C D E
Number of moths released:10/Cage
(B)Adγ∠Sろγγα乃〟Sα研〟γβ乃S∠S
\
Date F‖1amp A Augい 15 B C D E Augけ 16 A B C D E Aug17 A B C D E Aug.18 Aug 19 T【・eatよト\A B C D E】A B C D E
Number of moths released:5/Cage
第23巻 寛1号(1971) 73 対する効果を,こうした吸汁活動抑制の意味で理解すること紅は今もってまったく異議はない.したがって,問題 は,電灯照明によって.,その前の段階である蛾の果樹園への飛来数をいか紅すれば期待されるように.制限できるかと し3∋) いうことにかかっているといえる.最近,野村(1970)は,従来の研究から発展して,さらに.大型廻転灯を試作して 実地に果樹園で試験し,これによって相当な防除効果があることを認めたという.もし,これらが,飛来蛾数抑制と いう上からも,真に有効であるとすれば,防除上きわめて有利と考えられるが,普遍的に.応用可能であるかどうか は,今のところよくはわからない. ⅠⅤ 摘 要 果実吸収蛾類の代表的な種類であるアカエグリバおよびアケビコノノ、申複眼の,光紅対する反瓜 とくに暗順応状 態から明順応状態への変化,および明順応状態から暗順応状態への変化の過程をしらぺるために,1969年から1970年 紅かけ実用的な意味もかねて■,分光エネルギ−のことなる5種類の20W市販螢光灯(黄色カラード螢光灯FL−20YF, 白色螢光灯FL−20W,青色螢光灯FL−20B,複写用螢光灯FL−20BA−37,ブラックライト・ブルー螢光灯FL−0写 BLB)を用いて,複眼を照光処理し,色素細胞の経時的移動状況を顕微鏡的に追跡した. 十方,また,同じ5種類の螢光灯を直接照明することによって1グー汐内に.放った両種の蛾の吸汁活動が,どの濃 度に・抑制できるかをしらべるための実験を行なった.これらの成績は次のどとくである。 (1)′ 至近距離(光源から虫休までの間隔:40em内)では,いずれの螢光灯もはば同様に複眼の明順応化に.有効であり, 複眼の色素細胞の移動開始に.は両種とも大体15−25分を要し,移動完了までに.は、大体25−30分を要した・ しかし,明順応状態から暗順応状態への変化ほ,暗から明への順応の速さより若干はやく,10−20分ぐらいで大 体暗順応に近い状態となり,20分以上たつとはぼ完全な暗順応状態になることが認められた.この明から暗順応へ の変化ほ,アケビコノハよりもアカエグリバの方がわずかに遠い傾向が認められた. (2)螢光灯偲明によるアカエグリバおよびアケビコノハの吸汁活動抑制の効果は,ケ−ジ試験では,いずれの灯と も,はぼ同様に非常紅明確に認められた. (3)ブラックライト・ブルー螢光灯のような暗いものでも,近距離内では明順応化,吸汁偏動抑制の効果が認められ たが,相当へだたった位贋からでも常に有効であるかどうかは疑わしく思われるサ 〔付 記〕 この論文に.おいて筆者等は,従来よく使用されている明適応とか暗適応といった用語をさけて,明順応,暗順応など の語を用いた。適応adaptationと順応adjustmentほその概念もことなり,生物学用語としてほ区別して用いるべき だという見解に.立って.いるからである. 参 考 文 献 (11)高知県果試:螢光灯照明による夜蛾類の防除紅関す る研究,1−49(1970)爪 (1功 小山長堆・滝沢達夫・小松玲子:昭和34年度応動尾 大会講要,2(1959). (13)九電宮崎支店:宮崎県の果樹園電化,1−11,(1965)・ (1亜 松沢寛:昭和35年度応動尾大会第4回シンポ講要, 34−37(1960). (15)−:香川大農応昆研特報,(1),1−45・ (1961). (16)−− ・農村啓輔・小浜礼孝:四国槌防研究, (3),73−80(1968). (用 血・ 福永隆子:昭和45年度応動尾大会講要, 6(1970). (1鋤 宮下忠博・知久武彦:同(7),37−50(1962)・ (19)森介封:愛媛製試報告,(1),65−55(1960)・ (1)浅見与七:日農研昭和40年度年報,1−12(1966)・ (2)東夷・芋谷暁史郎:照明誌,39,29−32(1955)・ (3)布施又六・谷口正治・加納正和:果実吸蛾類の生態 および防除に関する研究(日本農研),47−48(1967). (4)八田茂嘉:同上,19−24(1967). (5)HATTORr,ⅠNoMURA,K:Rec,Div,Meet Plant,Prot,Ⅹ1th Pacific.Sci.Congr,Tokyo, 63−77(1966). (6)早河広美・塩入良貞:同(3),45−47(1967)・ (7)石谷敏夫・八田茂嘉:果実吸蛾類の防除に関する研 究(日本植防協),53−621962)・ r8)弥富書三・宗像桂・斉藤哲夫:同(凱35−39 (1967). (釧 河野通昭:同上,飢−90(1962)
(10)〟
:同(3),30−35(1967)・香川大学農学部学術報告 研究,1−11(月沓写刷)(1967). (38)奥代壷敬:園芸誌,21,14−24(1952). 伽)+ :農園,28,41−45(1953). (4印 大森尚典・森介計:青色螢光灯利用による吸収性夜 蛾類の被害防止試験成績書(愛媛県農業電化協),1− 27(謄写刷)(1959). (41)岬・Ⅶ・〟:同(7),65−80(1962). 舶 大谷功令:リンゴ梨の夜蛾防除紅関する成績書(算 1報),1−19(謄写刷)(1967). (43)佐土板範次:生環調,2,1−6(1964). 舶 斉藤哲夫:同(ユ乱 30−34(1960). (45)+ :同(19),32−36(1961). ㈹・叫一−−一・宗像桂・弥富苺三:同(7),91−99 (1962). 仏Ⅵ 塩入良貞・早河広美:農園,40,95−99(1965)・ (姻 末永一・:植防,10,17−20(1963). ㈹ 渡辺一・郎・河村広己:農竃研報,(7),1−13(1966)・ (5肋 +・‥:同(3),14−19(1967). (51)YAGI,N,ⅩoYAMA,N,:TheCompound Eye OfLepidopteIa,Tokyo p.319(1963). 伍2)山本栄一‥杉田旭・中島 茂:同(3),49−52 (1967). 叫 :昭和36年度応動昆大会算5回シ∵/ポ講 要,1−4(1961). 俊1)一一 :同(3),24−30(1967). 鋤 西沢勇男:同(3),49(1967). 授3)野村健一・:良薬,10,38−41(1963)・ 伽 ∴:農園仙 83−86(1965a)・
鍋 +・
大矢慎吾・渡辺一・郎:応動昆誌,9, 179−186(1965b). 伽)一山 :同上,41,33−36(1966a)・但Ⅵ +
:千葉大国学報,(1飢27−34(1966b)・ ㈲ −−00:応勤昆誌,11,21−28(1967a)・ 働 椚一一一−−:寛27回日昆大会講要,32(1967b)・ (鋤・−−−一:同(3),7−14(1967C)・ 純 一・服部伊楚子:昆虫,35(3),312−322 (1967d).8葛 叩−
:昭和45年度応動昆大会講要,5(1970)・ (33)大串龍一山:長崎農林七果樹部昭和38年度病害虫試験 成績,146−162(謄写刷)(1964)・ (弛 ト・ 山口孝之・塩田勝也:九州病害虫研究会 報,q仇37−39(1964)・ 脚 於保信彦:同(19),36−38(1961)・ β功 一−00・山田倖雄:矧3),39−44(1967)・ (37)岡山県農試害虫研究室:果実吸蛾類の防除に・関する8n the response of the compound eyes of Oraesia e.xcauata
arld Adris tyY・a71uS amLtrenSi’s to thelight of severalkinds
Of fluorescentlamp
HiroshiMATSUZAWA,Takako FuKUNAGA,and Keisuke ToYOMURA
SummaI・y
Microscopicalobservationson the process oflighトadjustmentand dark−adjustmentof the compoumd eyes of Oraesisexcayata andAdriSiyra21uS amurenSis which are twoimportant q)eCiesof the fruit−pier・ Cing moth,eSpeCially on the state of migrationof the pigmentcellsafterthestartofthelighttreatment and the dark treatment were performed from1969to1970using five kinds of 20W fluoIeSCentlamp
havingdiffeIent SpeCtOralpower such as Coloured(Yellow),Standard whiteh4500O K,Blue,U−V lamphEner・gy maXimum at370nm,and Blacklight blue.
Onthe other hand,the experimenton the fmit−pieICing activities of bothspeぐies of mothunderthe i11umination with each fluorescentlamp above mentioned was also conducted fromthe practicalpointof View using cage(90cmX90cmX90cm)
The results ofthese studies are summari2:ed as f01lows:
1)The effectiveness of each kind of the fluorescentlamp onthelight−adjustment of the compound eyes Of both speciesof moth was equallyIemarkable at the place of40cm apart from thelight source,
第23巻算1号(1971)
and the beginning ofmigrationof the pigment cells wasobseIVed after15−25 minutes from the start
Ofillumination andthe closeoftheir migration was obseIVedafter25−35minutesingeneIal. However,the change fIOm thelight−adjustment state to the dark−adjustment state was considerably quickeringeneralthan the change五om the daIk−adjustment state to thelight−adjustment state,and the state close to the daIk−adjustment was observed afterlO−・20 minutes from the start of the dark
treatmentand the stateof the complete adjustment was observed after20minutes ormorein general.
The dark−adjustmentof the compoundeyesof OYaeSia excavataseemed somewhat quickerthan thatof
血擁−ぶ妙鱒叩い郡開邦朔由.
2)Theeffectivenessofillumination witlleaChkindof fluorescentlamps on the disturbance of fmit− pie代ingactivitiesofbothspeciesof mothsinaexperimentalcage wasequallyremarkableingeneral 3).WithinashortdistanCe,eVentheblacklight blue f1uorescentlamp w=as considerably effectiveon
thelighトadjustment of the compound eyesandonthe disturbance of fmit−PieICing activity of each
speciesof motllina cage,however,the effectivenessapaItfarfromthelightsourceisquestionable・
(1971年5月31日受理)