RP-02-E
連携プログラム技術評価機関
内部監査及びマネジメントレビュー手順
目 次
1. 一般 ... 1 1.1. 目的 ... 1 1.2. 適用範囲 ... 1 2. 参照文書 ... 1 3. 用語及び定義 ... 1 4. 内部監査 ... 1 4.1. 一般 ... 1 4.2. 内部監査における観点 ... 1 4.3. 内部監査の機会 ... 2 4.4. 監査室 ... 2 4.5. 監査業務 ... 2 4.6. 監査結果 ... 2 4.7. 監査業務のフォローアップ ... 3 5. マネジメントレビュー ... 3 5.1. 一般 ... 3 5.2. マネジメントレビューのスケジュール及び参加者 ... 3 5.3. レビュー対象... 3 5.4. フォローアップ業務 ... 3 様式A 内部監査是正処置報告書サンプル ... 5 様式B マネジメントレビュー記録書サンプル ... 6 制定・改正履歴 ... 71. 一般
1.1. 目的 本文書は、独立行政法人 情報処理推進機構(以下「機構」という。)に設置された連携プログ ラム技術評価機関(以下「本評価機関」という。)の品質マネジメントシステム(以下「マネジ メントシステム」という。)文書の一部である。 本文書は、本評価機関の内部監査及びマネジメントレビュー手順を記述することを目的として いる。 1.2. 適用範囲 本文書は、本評価機関における内部監査及びマネジメントレビューのあらゆる局面に適用され る。2. 参照文書
本文書は、連携プログラム技術評価機関の組織及び業務運営に関する規程(RP-02)の内部監 査及びマネジメントレビューに関する手順書である。 本文書は、次の文書を参照する。 - 連携プログラム技術評価制度の基本規程、独立行政法人 情報処理推進機構 - 同規程の附属書A:連携プログラム技術要件および技術評価要件 - JIS Q 17000:2005 (ISO/IEC 17000:2004):適合性評価-用語及び一般原則 - JIS Q 9000:2006(ISO/IEC 9000:2005):品質マネジメントシステム―基本及び用語 また、本文書は、連携プログラム技術評価機関の組織及び業務運営に関する規程の手順書であ る、次の文書を参照する。 - 不適合業務管理手順(RP-02-D)3. 用語及び定義
本文書で使用する用語及び定義は、連携プログラム技術評価制度の基本規程、JIS Q17000、JIS Q 9000 及び連携プログラム技術要件において記述されている用語の例による。ただし、「顧客」 を「申請者」と置き換え、申請者に関する定義を次の定義とする。 申請者 本評価機関に対して連携プログラム技術評価を要請する法人。申請者は評価用資料の提供に責 任を負う。4. 内部監査
4.1. 一般 機構の監査室は、本評価機関の業務が、そのマネジメントシステムの要求事項への適合を維持 していることを確認するために、その活動の内部監査を実施しなければならない。 4.2. 内部監査における観点 内部監査において、次の観点が考慮される。- 本評価機関の業務が、そのマネジメントシステムの要求事項への適合を維持している かどうか - 本評価機関は、そのマネジメントシステムの業務の証拠を残しているかどうか 4.3. 内部監査の機会 内部監査は、次の機会に実施される。 - 定期に又は随時に実施する内部監査 - 不適合業務の根本原因を明確にするために、マネジメントシステム責任者及び評価管 理者によって要求された追加の内部監査 - マネジメントレビューの結果を受けて、最高経営管理者によって要求された追加の内 部監査 4.4. 監査室 内部監査は、マネジメントシステム責任者が資格認定し、統括責任者が指名した内部監査員が 実施する。内部監査員の資格要件は、要員管理手順(RP-02-F)を参照のこと。内部監査員は、 監査対象となる活動から独立していなければならない。 監査に先立ち、当該メンバーは、本評価機関の業務がマネジメントシステムの要求事項に適合 しているかどうかを確認するために、当該要求事項を詳しく調査しなければならない。 4.5. 監査業務 内部監査は、評価業務を含む、マネジメントシステムのあらゆる要素を対象とする。内部監査 員は、マネジメントシステム責任者と協力し、監査を計画及び組織することに責任を負う。マ ネジメントシステム責任者は、内部監査員と協力すること、並びに最高経営管理者、評価管理 者及びマネジメントシステム責任者自身によって内部監査が要求された際に内部監査員に監査 を要求することに責任を負う。 評価業務の技術的側面は、内部監査によっては監査されないが、苦情管理などのその他の機会 に確認される。 内部監査に先立ち、内部監査員は、内部監査の実施をマネジメントシステム責任者に通知する。 当該監査業務において、前回の内部監査で発見された問題を監査しなければならない。 監査の完了後、内部監査員は、内部監査報告書を作成し、当該報告書を最高経営管理者、機構 の監事及びマネジメントシステム責任者に提出する。 4.6. 監査結果 内部監査員は、監査対象範囲、監査の所見及びそれから生じる是正処置を記録及び報告する。 内部監査員によって作成される内部監査報告書は、少なくとも次を含まなければならない。 - 監査日 - 本評価機関を監査した内部監査員のメンバーの氏名 - マネジメントシステム責任者の氏名 - 連携プログラム技術評価機関の組織及び業務運営に関する規程(RP-02)の版数 - 所見 - 前回発見された問題に対する監査結果 - (必要であれば)助言
4.7. 監査業務のフォローアップ 本評価機関のマネジメントシステムの問題点が、監査結果として報告された場合、マネジメン トシステム責任者は、監査業務のフォローアップとして是正処置を実施しなければならない。 マネジメントシステム責任者は、是正処置について責任を負う。また、マネジメントシステム 責任者は、是正処置の実施及び効果を確認し、報告書を作成し、統括責任者に提出しなければ ならない。様式A(内部監査是正処置報告書サンプル)を参照のこと。 監査の所見が本評価機関の運営の有効性又は評価結果の正確さ若しくは妥当性に疑問を投げか ける場合には、マネジメントシステム責任者は、可及的速やかに不適合業務管理手順(RP-02-D) に従って、是正処置を実施し、もし、本評価機関の評価結果が影響を受けた可能性を検討結果 が示す場合は、申請者にこの旨を書面で通知する。
5. マネジメントレビュー
5.1. 一般 最高経営管理者は、本評価機関のマネジメントシステム及び評価活動が継続して適切かつ有効 であることを確実にするため、並びに必要な変更又は改善を導入するために、定期的に、本評 価機関のマネジメントシステム及び評価業務のレビューを実施する。 5.2. マネジメントレビューのスケジュール及び参加者 最高経営管理者は、年に一度、マネジメントレビューを実施する。 マネジメントレビューの参加者は、次のとおりである。 - 最高経営管理者 - 統括責任者 - マネジメントシステム責任者 - 評価管理者 5.3. レビュー対象 マネジメントレビューは、次の事項を対象とする。 - 方針及び手順の適切さ - マネジメントシステム責任者及び監査室からの報告 - 最近の内部監査の結果 - 是正処置及び予防処置 - 外部機関による審査 - 業務の量及び種類の変化 - 申請者からのフィードバック - 苦情 - 改善のための提案 - 品質管理活動、経営資源又は職員の訓練など、その他の関係要因 本評価機関は、マネジメントレビューから得られた所見及びそれに対応して実施される活動を 記録する。様式B(マネジメントレビュー記録書サンプル)を参照のこと。 5.4. フォローアップ業務 マネジメントレビューにおいて、内部監査又は予防処置が要求された場合、それを実施する適切な期間を決めなければならない。 マネジメントシステム責任者は、マネジメントレビューの決定事項を記録しなければならない。 また、マネジメントシステム責任者は、当該決定事項に従って実施されるフォローアップ活動 を管理し、当該フォローアップ活動の効果を評価しなければならない。 最高経営管理者は、それらの監査及び予防処置が適切かつ取り決められた期間内に実施される ことを確実とする責任を負う。 附 則 この手順書は、平成20 年 4 月 1 日から施行する。 附 則(平成 21 年4月 30 日 改正) この手順書は、平成 21 年4月 27 日から施行する。 附 則(平成25 年 10 月7日 2013 情総第 96 号) この手順書は、平成25 年 10 月3日から施行する。