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金属資源レポート 2017.1 Vol.46 No.5

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選鉱技術の開発動向- IMPC2016

参加報告~

スメタル国際需給動向(2016年11-12 月)

;

OG

MEC

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(3)

CONTENTS

目 次

『金属資源レポート』につきましては、2016 年5月号より印刷物の発行を停止致し

ました。

-金属資源レポートの印刷物発行停止について-

金属資源 レポート

2017.1 Vol.46 No.5

選鉱技術の開発動向~ IMPC2016 参加報告~

レポート

1

金属資源技術部生産技術課

今野 広祐

需給動向

ベースメタル国際需給動向(2016 年 11 ~ 12 月)

9

調査部金属資源調査課

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おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての 見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行っておりますが、 本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。 本レポートに関するお問い合せは、下記メールアドレスまでお願い致します。 調査部金属資源調査課:[email protected]

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レポート

選鉱技術の開発動向 ~IMPC2016参加報告 ~ 2017.1 金属資源レポート

1

選鉱技術の開発動向~IMPC2016参加報告~

JOGMEC 金属資源技術部

生産技術課

今野 広祐

はじめに

2016年9月11日~15日、カナダ・QC州にて開催さ れた「International Mineral Processing Congress (IMPC)2016」に参加し、世界各国の鉱山技術動向の 調査を行った。 IMPCは1952年にロンドンで第1回目が開催されて 以降、2年に1度開催される世界最大規模の選鉱に関 するカンファレンスであり、大学等の研究機関による 研究成果発表のほか、鉱山会社による操業改善事例や 鉱山関連企業による新規開発装置の講演等を通じ、参 加者にとってネットワーキング構築、最近技術の動向 把握およびビジネスマッチングの場となっている。 2016年は、カナダ、米国、チリ、ペルー、中国を 初めとした60か国以上の資源国から1,000人以上の技 術者や大学関係者が参加し、粉砕、物理選別、選鉱、 鉱山操業改善等に関する600以上もの講演のほか、企 業によるブース出展や学生によるポスターセッション も催された。 本稿では、講演内容および配布資料等に基づき、 鉱山関連企業が開発した選鉱技術の鉱山への導入例を 中心に紹介する。

1.ソーティング技術

硬質非鉄金属鉱石のセンサー式物理選別プロジェ クトの開発および半移動式選別処理プロセス(Sensor-Based Sorting Project Development and Semi-Mobile Processing for Hard Rock Metal Ore)

TOMRA Sorting Solutions: Dr. Christopher Robben, Sabine Noelte

Boliden Mines Technology: Karl-Erik Ranman Outotec: Mikko Petteri Rantamaki

1-1.背景および目的 セ ン サー技 術 に 基 づ く 物 理 選 別(Sensor-Based Sorting: SBS)は鉱業の様々な分野でスタンダードに なりつつある。低品位の非鉄金属鉱石においても、鉄 鉱石や石炭と同様にSBSは選鉱プラントへ給鉱する 鉱石の品位を向上させ、鉱石の輸送コストや粉砕に要 するコストを削減しうるポテンシャルを持つ。しかし ながら、鉄鉱石等と比較すると非鉄金属鉱石は一般的 に低品位であるため鉱石のサンプリング誤差が大きい こと、また、鉱石が鉱床中に不均一に存在すること が、SBSを実操業規模へ適応する上で大きな課題と なっていた。 こうした課題に対して、半移動式の物理選別装置 (Semi-Mobile Sorter: SEMOS)は実際の操業現場に 設置でき、現地で採掘された鉱石を数万t規模で処理 できることから、実験室での試験結果をパイロット規 模で確認および調整することが可能となった。 本稿では、低品位鉱石へのSBS導入プロジェクト の手順およびスウェーデンのBoliden鉱山における SEMOS導入試験結果を紹介する。 1-2.SBS 導入プロジェクトの手順 ● 机上調査 この調査の目的は、プロジェクトの早い段階でSBS 導入のコストとメリットを明らかにすることである。 具体的には、以下のような手順である。 ➢ ProjectDefinition SBS導入を通じて達成すべきプロジェクト全体の 目的を明確化し、その達成に必要となる条件を HSE、企業戦略、法務・経営および技術等のすべて の面から検討する。 ➢ LotCharacterization ボーリングコア等の比較的少量のサンプルから 鉱床の品位分布や鉱石の単体分離性、目的鉱物に付 随する脈石鉱物(回収対象ではない不要な石)等に 関して調査する。この調査結果は、前述のProject Definitionで定めた条件を満足する必要があり、満 たさない場合は条件を修正するか、プロジェクトを 中断するしかない。 ➢ TechnicalFeasibilityStudy これは「rock-by-rock testing」として知られてお り、選別対象の鉱石がSBSにどの程度親和性があ るかを調査する手法としてTOMRA社によって開 おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう 最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガ ス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資 源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 (498)

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レポート

選鉱技術の開発動向 ~IMPC2016参加報告 ~ 2017.1 金属資源レポート

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発された。この手法は鉱石のサンプリング、校正およ び妥当性の確認の3つから構成される。鉱石のサン プリングでは、まず上記のロット中に見られた様々 な鉱物タイプと品位の鉱石を採取する。校正では、 それらの鉱石を30-50mmの粒径に揃えて各種セン サーに供し、得られたデータを処理することで実際 の品位の値と校正する。最後に、新たに採取したサン プルを校正時と同一の手順で分析し、その結果の妥 当性を確認する。この一連の分析の結果から、最も 効率的に目的鉱物を同定できるセンサーを選定する。 ● バルク試験 この試験では5~150mmの粒径の鉱石を1~10t程 度用いる。この際、サンプルの偏りをなくすため、サ ンプルは各ピットそれぞれから採取するか、十分な期 間にわたってコンベヤーベルトから定期的に採取した サンプルを用いなければならない。探鉱段階の案件の 場合は、孔径の大きなボーリングコアでも可能であ る。このようにして得られたサンプルは、選定したセ ンサーを搭載した選別機で処理量、回収率、粒径幅お よび選別の段数をパラメータとして変化させながら選 別試験に供される。また、次のステップとして鉱石の 粉砕を行い、粉砕された鉱石の粒度分布等を調べる。 ● 下流プロセス試験 SBSが鉱山に導入されると、鉱山側では品位だけで はなく、給鉱中の元素比、鉱物比および粒径分布にお いてもこれまでとは異なる組成の鉱石が生産されるこ とになる。これは鉱山側で生産された鉱石を受け入れ る選鉱等の下流側では、出発原料の性質が変化するこ とを意味し、それによって選鉱成績等に影響がでる恐 れがある。従って、SBS導入による収益性は、下流プ ロセスについてもバルク試験で得られたサンプルを用 いて最適化の試験を行い、その結果も含めて計算され なければならない。 ● フィージビリティスタディ 以上により、SBS導入に関するフィージビリティス タディに必要なデータがすべて揃い、既存プロセスと SBS導入時の最適プロセスが比較・評価される。 ● SEMOS でのスケールアップ試験 実際の鉱山現場にSEMOSを設置することにより、 処理量を数百t/日までスケールアップし、バルク試 験結果および下流プロセス試験結果の妥当性を確認す る。また、SEMOSでのスケールアップ試験は、鉱山 のオペレーターやメンテナンスチームのSBS実機導 入前の訓練にも資する。 1-3.Boliden 鉱山における SEMOS での選別試験 ● SEMOS の概要 SEMOSは、選別機本体、破砕機、スクリーン、コ ンプレッサーおよびホイールローダー、ベルトコンベ ヤー、コントロールルーム等から構成される。選別機 本体は12m級の一般的な貨物コンテナを改造した構 造となっており、コンテナ上部からベルトコンベヤー で給鉱され、下部から選別されたSorter Productと Wasteが排出される。Boliden鉱山では、センサーに はX線透過(XRT)型を用いた。 ● 試験手順 本試験では、Boliden鉱山で産出される火山性塊状 硫化物タイプの鉱石を用いた。試験期間中、図1のと おり合計で3万tの鉱石をスクリーンで振り分けたと こ ろ、 全 体 の20%に 相 当 す る6,000tがSBS用(15-50mmお よ び50-150mm)と し て、 残 り の80%が 150mm以上の粗粒または15mm以下の細粒として回 収された。この2種類の粒度の鉱石をそれぞれSBSで 選別し、Sorter ProductとWasteの分析を行った。 本試験の前に実施したバルク試験結果から、処理 量を細粒で50t/h、粗粒で200t/hとし全重量の35%が Wasteとして除去可能であることが示唆されたため、 本試験でもWaste除去率の目標値を35%とした。 ● 試験結果 得られた試験結果を表1に示す。どちらの粒度にお いても、目標としていた35%のWaste除去率を達成 するとともに、金属の回収率は93%以上と良好な結 果が得られた。従って、SEMOSでの試験結果から、 Boliden鉱山の鉱石はSBSを適用できる可能性がある ことを示唆している。今後、実機導入のためにはSBS に振り分けられる鉱石量を増やすような発破パターン や一次破砕機の粉砕サイズの調整を行う必要があると 考えられる。

2.浮遊選鉱技術

ポーフィリー型 銅 鉱 山 尾 鉱 か ら の 有 価 金 属 回 収 (Recovery of Values from a Porphyry Copper

Tailing Stream)

Eriez Flotation Division: M. Mankosa, J. Kohmuench, L. Christodoulou 2-1.背景 浮遊選鉱プロセスにおいて、目的とする鉱物の回 収率は鉱石の粒径に非常に強く依存し、鉱物の種類や 試薬にも依るが数十~200μm程度の範囲において効 率的な回収率を有することが知られている(Gaudin et al. 1931)。200μmを超える粗い粒子の場合は、目 的の鉱物が脈石と完全に分離できておらず粒子表面に 露出している割合が小さいことに加え、気泡に付着し ても浮遊選鉱槽内の激しい撹拌のせん断力により気泡 からの離脱が起こることが低回収率の原因と考えられ ている。 通常、こうした粗粒は浮遊選鉱工程で回収しうる (499)

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選鉱技術の開発動向 ~IMPC2016参加報告 ~ 2017.1 金属資源レポート

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サイズになるまでサイクロンによって分級されて磨鉱 工程に繰り返されるが、一部はサイクロンを短絡して 浮遊選鉱工程に混入し、回収されることなく尾鉱に流 れてしまう。 2-2.目的・課題 上記のとおり、浮遊選鉱プロセスにおいて200μm を超えるような粗粒の鉱石の回収率向上を目的として Eriez Flotation Division社 に よって 開 発 さ れ た HydroFloat™を銅鉱山の尾鉱(選鉱で有用鉱物を回収 したあとの残渣)に適用し、その効果を検証する。 2-3.HydroFloat™ の原理および特徴 HydroFloat™は、図2に示すとおり、下部が円錐状 に絞られている流動層型の槽である。本装置の上部か ら固液比40-80%程度のスラリー(鉱石と水の懸濁物) 図1 SEMOS 試験のフローシート (出典:IMPC2016論文集より引用) (出典:IMPC2016論文集より引用) 表1 SEMOS 試験結果 図2 HydroFloat™ の概観 (出典:IMPC2016論文集より引用) (500)

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選鉱技術の開発動向 ~IMPC2016参加報告 ~ 2017.1 金属資源レポート

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を投入し、装置下部に積った鉱石層から気泡を含んだ 水を下から噴き上げるように注入することにより、流 動化した鉱石層を通過する気泡が粒子表面に一部露出 している目的鉱物に付着して粒子ごと上層に浮遊させ る機構となっている。本装置は、通常の浮遊選鉱槽と 比べて大きなせん断力は発生せず、また、気泡からの 粗粒の離脱の一因となるフロス層(浮遊選鉱槽上部の 気泡からなる層)も存在しないため、通常では低い回 収率となる目的鉱物が一部しか露出していない粗粒を 高効率で回収できる。気泡に付着しない脈石は装置下 部の円錐部分で脱水されたのち排出される。 2-4.サンプル調整および実験方法 南米のとある銅鉱山から入手した最終尾鉱を、同 社製の向流式分級装置(CrossFlow™)で粗粒と細粒 に分離する。表2が示す通り、本実験のFeedとなる 粗粒はUnder Flowとして回収され、重量比、平均銅 品 位、 お よ び 銅 の 分 配 率 は そ れ ぞ れ、22.8%、 0.239%、59.3%となっている。この粗粒をさらに篩い 分けした粒径別の品位を表3に示す。粗粒中の150μm 以下の粒子について銅の品位が平均より低くなってい ることから、この粒度については浮遊選鉱で効率的に 回収できていることが示唆される一方、425μm以上 の粗粒においては銅品位が0.3%以上と高くなってい ることがわかる。この粗粒をHydroFloat™に投入し、 流動層が安定した状態で回収される粗粒について分析 した。 2-5.実験結果 試験結果を以下の表4に示す。最終尾鉱(表4でい うPlant Feed)を分級して得られた粗粒に対して、 HydroFloat™を用いたところ、得られる粗粒産物の 重量比、銅品位および銅の分配率は最終尾鉱の値を 100%とするとそれぞれ3.3%、1.008%と35.8%となっ た。分級での粗粒側への銅の分配率が表2から59.3% とあるので、HydroFloat™による粗粒からの銅の回 収率は60%程度(35.8%÷59.3%)と思われる。 表2 最終尾鉱中の粗粒(Underflow)および細粒(Overflow)の品位分析 (出典:IMPC2016論文集より引用) 表3 粗粒(Underflow)の粒度別の品位分析 (出典:IMPC2016論文集より引用) 表4 HydroFloat™ 試験結果 (出典:IMPC2016論文集より引用) (501)

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選鉱技術の開発動向 ~IMPC2016参加報告 ~ 2017.1 金属資源レポート

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3.操業改善

Red Dog鉱山における微小硫化鉱石の回収率改善 (Improving Fine Sulfide Mineral Recovery at the

Red Dog Operation)

Teck Alaska Incorporated: B. Lacouture and B. Wilson

Teck Metals Limited: J. Oliver Ausmetec Pty Ltd: B. Lumsden

3-1.背景 Red Dog鉱山は1989年に開山した米国・AK州にあ る世界最大規模の亜鉛・鉛・銀鉱山であり、その鉱床 は地質学的に堆積岩内亜鉛-鉛鉱床に分類される。主 たる鉱物は存在順に石英、閃亜鉛鉱、硫化鉄、重晶 石、方鉛鉱であり、開山から現在に至るまでの平均給 鉱品位はZn:20.5%、Pb:5.6%、Ag:97g/tである。 同鉱山においては、採掘された鉱石は重量の80% が粒径75μm以下(P80 : 75μm)になるまで湿式粉砕 され、スラリーは以下に示す浮遊選鉱プロセスに供さ れる。浮遊選鉱プロセスは大きく分けて以下の3工程 に分けられる。 ➢ Pre-Flotation 工程 スラリーに試薬を投入せずに空気を吹き込み、気 泡に付着して浮いてくる不純物の有機炭素や硫黄を除 去する。 ➢ PbFlotation 工程 Pre-Flotation工程から供されたスラリーに捕収剤と 呼ばれる試薬を投入し、Pb鉱物を泡に吸着させてPb 精鉱として回収する工程。この際、Zn鉱物は抑制剤と 呼ばれる試薬で泡に付着しないよう表面処理されるた め、この工程では回収されずに次の工程に供される。 ➢ ZnFlotation 工程 活性剤と呼ばれる試薬を用いて抑制されているZn 鉱物の表面を洗浄することによって、捕収剤により Zn鉱物表面に泡が吸着してZn精鉱として回収され る。 3-2.目的・課題 Red Dog鉱山では鉱物粒径が細かく、それぞれの 鉱物同士を単体分離して高品位のPb精鉱およびZn精 鉱を生産するため80%が75μmといった比較的細か い粒度まで鉱石を粉砕している一方、粉砕する過程に おいて浮遊選鉱で効率的に回収できない微細な粒径の 割合の増加により、PbおよびZnの回収率が低下する という課題に直面している。同鉱山では、尾鉱中に含 まれるPbおよびZn鉱物の半分以上が10μm以下の 微粒子であることが分かっている。 以上から、Red Dog鉱山ではこれらの微細なPbお よびZn鉱物の回収率改善を目的として、Pbおよび Zn鉱 物 を 選 択 的 に 凝 集 さ せ る 磁 気 凝 集 装 置 (ProFlote™)をFlotation Plantに導入して実験を 行った。 3-3.ProFlote の原理および特徴 ProFloteはAutometec社が開発した磁気凝集装置 の商品名で、内部にネオジム磁石を備えた円筒状の棒 の よ う な 装 置 で あ る。 こ れ を 図3に 示 す よ う に Flotationの槽内のスラリーに浸して磁場を加えるこ とで、強磁性の鉱物と常磁性の鉱物の一部が磁化(磁 石になる)し、互いに凝集する。一方、脈石である珪 石のような鉱物は反磁性体であるため、凝集すること はない。この原理により10μm以下のような浮遊選鉱 で効率的に回収できない微小有価鉱物の見かけの粒径 が増大し、気泡との接触確率が増大することで回収率 が向上するとのことである。さらに、同社が出願した 特許資料(Patent No. : US 7429331)によると、一度 磁化して凝集した常磁性の鉱物の一部が磁場から離れ た後に、スラリーポンプでの輸送や機械撹拌に晒され ても分解することなく数時間凝集し続けることが観察 されたとあり、Flotation工程においてProFloteを設 置していない後段の槽でも、それらの凝集した鉱物に ついては回収が期待できるものと思われる。 ProFloteが適応可能とする有用鉱物は、黄銅鉱、 斑銅鉱、硫鉄ニッケル鉱、閃亜鉛鉱、また金やPGM を含んだ硫化鉱石と同社Web Siteに記載があるが、 後述する本装置の適応結果には磁力凝集の対象とはな りえない反磁性体の方鉛鉱も含まれている。金氏らの 研究(1986年)によると鉱石の磁化率は産地により鉱 床学的成因が異なれば同一の鉱物であったとしても鉱 物の磁化率に差が出る上に、同一の鉱床であったとし ても閃亜鉛鉱のように鉄の固容する量によって磁化率 図3 ProFlote™ の概観 (出典:同社 Web Site より引用) (502)

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選鉱技術の開発動向 ~IMPC2016参加報告 ~ 2017.1 金属資源レポート

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が変化することから、実際の鉱石への本装置の適応結 果については純粋な鉱物の磁化率データや鉱石の目視 での観察から推測されるものとは異なることがあると 思われる。 3-4.実験方法 Red Dog鉱山において微細な鉱物が尾鉱として多 く排出されていると思われる以下の2か所に本装置を 設置し、それぞれに対して1日交替で装置を稼働させ た場合(ON)と稼働させない場合(OFF)で得られる 結果を統計処理(Paired t-test)して比較した。 ➢ ZnRetreatCircuit

Zn Retreat Circuitは前述のZn Flotation工程の一 部に属し、図4に示すプロセスのフローシートで赤い 点線で示される。この中の、Zn 1st Retreatの槽(赤 い円)に設置した。 ➢ Pre-flotationandPbScavener Pre-flotation工程は比較的高い固液比で浮遊選鉱を 行うため、微細な鉱石が気泡への付着ではなく、水とと もに移動してフロス層(Flotation槽上部の気泡からな る層)に巻き込まれて不純物と一緒に尾鉱として排出 されてしまうことから、本装置によって凝集させてこ うした巻き込みを防ぐ効果の検証のために設置した。 また、それと同時に事前の試験結果から、通常反磁性 体である方鉛鉱にも同鉱山では有効であることが示唆 されたため、その効果も併せて確認する目的でPb Flotation中のPb Scavenger槽(青い円)にも設置した。 3-5. 実験結果ZnRetreatCircuit 表5が示す通り、装置を稼働した場合(ON)と稼働 していない場合(OFF)では、ONの時のほうがZn Flotation工程トータルのZn回収率およびZn品位がそ れぞれ0.7%、0.2%向上することが分かった。この表 におけるNo of pairsとはONの日と翌日のOFFで1ペ アとし、合計で47ペア(94日間)実験をしたことを意 味する。Confidenceとは、回収率であれば各ペアで のONとOFFの回収率の差を47ペア統計処理して得 られる信頼度である。Znの回収率および品位がとも に高いレベルの信頼度であることから、本装置は微細 な閃亜鉛鉱を凝集させる効果があったといえる。 図4 Red Dog 鉱山の浮遊選鉱プロセスフロー (出典:IMPC2016論文集より引用) 表5 Zn 1st Retreat での ProFlote 試験結果 (出典:IMPC2016論文集より引用) (503)

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選鉱技術の開発動向 ~IMPC2016参加報告 ~ 2017.1 金属資源レポート

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Pre-flotationandPbScavener ProFloteをPre-flotationとPb Scavengerに設置し た場合、表6のとおりZn Flotation工程トータルのZn 品位はほとんど変化が見られなかったものの、高い信 頼度でZn回収率が0.8%向上し、尾鉱中のZn品位は 0.22%減少することがわかった。この理由として、発 表の中では、微細な閃亜鉛鉱が凝集することによる Pre-flotationでの巻き込みロスが少なくなったことよ りも、Zn Flotation工程において気泡と接触する確率が 向上したことによる寄与が大きいと推察されている。

表6 Pre-flotation and Pb Scavener での ProFlote 試験結果

(出典:IMPC2016論文集より引用)

3-6. 経済的効果

上記の回収率及び品位改善から見込まれる経済効 果は、Zn Retreat Circuitでの試験の場合は23,420ド ル/日、Pre-flotation and Pb Scavenerの場合は17,200 ドル/日と計算された。この計算には、一般的な買鉱 条件や輸送費、足元の金属価格等を考慮しているが、 ProfloteをONにしたときのOPEXはほぼ無視できる ほど小さいため考慮していない。

おわりに

本稿ではIMPC2016で発表されていた講演のうち、 非鉄金属鉱山で実際に導入され始めた比較的新しい技 術・装置について紹介した。ほかにも操業改善や新規 技術の導入に関する試みがいくつか発表されていた が、それら中で収益性の改善に効果があると認められ た技術については、今後他の鉱山でも導入の検討が進 んでいくと思われる。しかしながら、鉱床的にもプロ セス的にも全く同一の鉱山は存在しないため、新規技 術・プロセスの導入に当たっては他の鉱山の成功事例 をそのまま適用することは難しく、一からその鉱山独 自のものとする検討が必要と思われる。 本報告が、鉱山技術に関係する方々の参考になれ ば幸いである。 (2016.12.22) 参考文献

Gaudin, A.M.; Groh, J.O.; Henderson H.B. 1931. Effects of particle size on flotation. Am. Inst. Min. Metal. Eng., Tech. Publ. 414, 3-23

Barry, L.; Robert, M. Apparatus and Process for inducing magnetism. U.S. Patent 7,429,331. Sep-30-2008.

日本鉱業会誌/102-1176(’86-2)「各種硫化物の磁気的 性質」金営三, 鈴木光郎, 松岡功

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需給動向

ベースメタル国際需給動向 2017.1 金属資源レポート

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(3)‌‌発表指標とマーケットの動き(2016年

11~12月)

11 発表日 国/地域/ 要因 経済指標/要人発言等 発表値 参考 発表のポイント 為替、株式市場等への影響 (短期的、 間接的なものを含む) 非鉄市況への影響 (*) (短期的、 間接的なものを含む) 予想 前回 11月1日 中国 10月、製造業PMI (国家統計局発表) 51.2 50.3 50.4 市場予想を上回り、 2014 年7月以来の高水準 1 0月2 7日 ~1 1月1 1日 ま で の銅価 1 2 営業日続伸の支援 材料。 7日 に は2 0 1 6年4月 以 来 の 5,000US$台回復。 10月、製造業PMI (財新発表) 51.2 50.1 50.1 11月3日 米国 Q3労働生産性 (前期比) 3.1% 2.1% -0.6% 4 Q ぶりに改善 、 2 年ぶり の大幅な上昇率 1 0 月 2 5 日からのドル 安 の 流 れ は1 1月2日 でストップ ( 1 1 月 2 日 : 1.1095US$/Euro) 。 7日からドル急伸 10月29日終了週、 新規失 業保険申請件数 26.5万件 25.6万件 25.8万件 市場予想は上回るも 、 8 7 週連続で 3 0 万件を下回る (1970年代以来最長) 。 労 働市場の堅調さ示す。 11月9日 米国 米大統領選の結果判明 - - - 9 日の LM E 価格は 、錫を除き 全面高 。特に銅は 、対前日 比 5.77 % 上 昇 の 5,335US$/ tに 急 伸。11 日 に は 2015 年 6 月以来の5,900US$台回復。 【月中高値】 ニッケル (11日) :10,735US$/t 11月17日 米国 F R B イエレン議長による 議会証言 - - - 12月の利上げ示唆。 1 7 日のドル相場は小 幅 に 反 落(16 日 1.0702 → 17 日 1 .07 1 7 U S $/ E ur o) 。(米利上げを市 場は既に織り込み済み の可能性有り) 1 5 ~ 2 3 日にかけて銅価は一 旦 調 整 局 面(5,500US$ 前 後 で推移) 11月22日 米国 10月、中古住宅販売件数 [前月比] 2.0% -0.6% 3.6% 2007年2月以来の高水準 2 2 日のダウ平均株価 は 、 史 上 初 の 19,000US$ 台 乗せ。 2 4 日の LM E 価格は全面高 。 特に銅は前日比 4 .8 6%上昇 の5,834.5US$/t。 11月23日 米国 10月、耐久財受注 4.8% 1.7% 0.4% 市場予想を大きく上回る 銅価は LM E 在庫減少も手 伝い 、 2 8 日に月中高値の 5,936US$/tまで上伸。 【月中高値】 銅(28日) :5,834.5US$/t 鉛(〃) :2,466US$/t 亜鉛 (〃) :2,907US$/t (*) 価格は特に断りのない限りLME現物価格 赤字 :景気にポジティブな要素 (非鉄市況への影響欄においては価格上昇) 青字 :景気にネガティブな要素 (非鉄市況への影響欄においては価格下落 ) (510)

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需給動向

ベースメタル国際需給動向 2017.1 金属資源レポート

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12 発表日 国/地域/ 要因 経済指標/要人発言等 発表値 参考 発表のポイント 為替、株式市場等への影響 (短期的、 間接的なものを含む) 非鉄市況への影響 (*) (短期的、 間接的なものを含む) 予想 前回 12月1日 中国 11月、製造業PMI (国家統計局発表) 51.7 51.0 51.2 市場予想を上回り、 2014 年7月以来の高水準 8 日の E C B(欧州中央銀 行 )会 合 で 追 加 金 融 緩 和 が発表されるとの期待 感から 、 8 日にかけて ドルは対ユーロで軟化。 ダウ平均株価は 1 3 日に かけて 7 営業日連続で 過去最高値を更新。 5 日の銅価は反発し 、 4 営業 日ぶりに5,800US$台回復。 11月、製造業PMI (財新発表) 50.9 51.0 51.2 5ヶ月連続で50を上回る。 米国 ISM (米供給管理協会) 製造業PMI 53.2 52.5 51.9 好調な米国景気とドル軟化 を受け、銅価反発。 【年初来高値】 ニッケル (5日) :11,680US$/t 銅(7日) :5,904US$/t 亜鉛 (〃) :2,821.5US$/t 12月2日 11月、失業率 4.6% 4.9% 4.9% F R B が完全雇用と見なす 5 .0 を大きく下回る低水 準。 12月14日 米国 FOMC、利上げ決定 - - - 2 0 1 5 年 1 2 月のゼロ金利 政策解除以来 、 1 年ぶり に利上げ決定。 15日、ドル急騰 (14日 : 1.0644US$/Euro →15日 : 1.0419US$/Euro) 銅価は 1 3 日より 5 営業日続 落し、5,500US$台割れ。 (LME在庫増加も影響) (*) 価格は特に断りのない限りLME現物価格 赤字 :景気にポジティブな要素 (非鉄市況への影響欄においては価格上昇) 青字 :景気にネガティブな要素 (非鉄市況への影響欄においては価格下落) (511)

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需給動向

ベースメタル国際需給動向―銅―

2017.1 金属資源レポート

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Global Trade Atlasのデータを基に、精鉱、地金、 スクラップに係る中国の輸入量と輸入単価を表2-1~ 2-3に示す。 2016年1~11月の精鉱輸入量は前年同期比で29.9% 増加した(表2-1参照)。特にペルーからの輸入量は同 75.7% 増 と な り、2015年7月 に 操 業 開 始 を 迎 え た Toromocho鉱山、及び2015年11月に精鉱生産を開始 したLas Bambas鉱山の生産が寄与しているものと考 表2-1.中国の銅精鉱輸入量と単価 輸入相手国 2016 年 1~11月2016 年 2015 年計 1 ~ 11月 増減比 【参考】2015 年計 5 月  6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 Chile 輸入量 (t) 403,500 384,130 350,565 366,772 372,764 454,148 539,007 4,320,118 3,311,355 30.5% 3,745,941 平均単価 (US$/t) 1,204 1,218 1,218 1,184 1,219 1,250 1,210 1,199 1,578 -24.0% 1,210 Peru 輸入量 (t) 421,675 309,069 422,445 407,451 337,680 300,461 516,043 4,009,842 2,282,655 75.7% 2,665,904 平均単価 (US$/t) 1,241 1,285 1,245 1,194 1,329 1,250 1,300 1,248 1,469 -15.1% 1,300 Mongolia 輸入量 (t) 124,001 133,480 125,101 139,970 106,369 109,720 128,781 1,399,957 1,276,257 9.7% 1,418,173 平均単価 (US$/t) 1,228 1,010 974 934 950 1,020 950 1,086 1,635 -33.6% 940 Australia 輸入量 (t) 57,033 50,343 111,229 59,561 53,694 51,807 63,329 713,358 749,999 -4.9% 850,455 平均単価 (US$/t) 1,375 1,045 1,320 1,251 1,200 1,300 1,710 1,269 1,461 -13.2% 1,710 Mexico 輸入量 (t) 50,430 112,367 40,546 77,249 114,909 68,786 128,374 911,615 613,856 48.5% 647,951 平均単価 (US$/t) 1,292 1,205 1,459 1,161 1,316 1,230 1,240 1,238 1,626 -23.9% 1,240 United States 輸入量 (t) 33,943 30,711 30,997 25,493 83,338 35,959 50,394 419,407 633,849 -33.8% 673,611 平均単価 (US$/t) 1,316 1,308 1,468 1,084 1,245 1,450 1,130 1,191 1,529 -22.1% 1,130 Canada 輸入量 (t) 49,771 38,656 30,356 38,676 33,625 64,937 13,942 421,918 386,757 9.1% 437,998 平均単価 (US$/t) 1,504 1,316 1,473 1,299 1,335 1,310 1,240 1,406 1,704 -17.5% 1,240 Kazakhstan 輸入量 (t) 26,452 33,309 41,578 43,320 41,352 37,487 39,498 302,142 207,724 45.5% 227,848 平均単価 (US$/t) 1,080 997 1,136 1,128 1,164 1,290 1,030 995 995 0.0% 1,030 Turkey 輸入量 (t) 18,299 24,459 13,500 15,203 16,760 16,585 0 161,717 140,851 14.8% 149,232 平均単価 (US$/t) 700 942 746 1,423 1,007 680 0 839 989 -15.2% 0 Laos 輸入量 (t) 40,401 42,189 20,310 21,225 51,547 0 41,401 306,886 212,661 44.3% 253,613 平均単価 (US$/t) 1,271 1,156 1,232 1,230 1,197 0 1,160 1,196 1,480 -19.2% 1,160 その他 輸入量(t) 204,818 192,341 194,363 255,582 173,120 223,686 238,798 2,419,604 2,025,543 19.5% 2,248,114 計 輸入量 (t) 1,430,324 1,351,054 1,380,990 1,450,502 1,385,158 1,363,576 1,759,567 15,386,565 11,841,507 29.9% 13,318,840 平均単価 (US$/t) 1,221 1,183 1,208 1,152 1,231 1,190 1,479 1,216 1,499 -18.9% 1,479

(出典:Global Trade Atlas データ) (HS Code:2603)

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需給動向

ベースメタル国際需給動向―銅― 2017.1 金属資源レポート

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えられる。2010~2015年における精鉱の輸入量推移 (相手国別)を図2-6に示す。単価についてはLME価 格下落の影響により低下しており、2016年1~11月の 平均単価は同18.9%減となった。 2016年1~11月の地金輸入量については前年同期比 0.7%の増加、また単価は同16.7%の下落となった(表 2-2)。国別内訳としては、ペルーからの輸入が同 40.3%の増加となった。 表2-2.中国の銅地金輸入量と単価 輸入相手国 2016 年 1~11月2016 年 【参考】 2015年 1~11月 増減比 2015年 5 月  6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 Chile 輸入量 (t) 125,365 116,842 98,386 78,317 87,496 56,979 106,600 1,195,017 1,162,497 2.8% 1,300,801 平均単価 (US$/t) 4,951 4,763 4,916 4,911 4,802 4,829 5,175 4,867 5,842 -16.7% 4,832 India 輸入量 (t) 7,463 10,319 5,142 3,468 14,462 3,991 11,963 145,737 244,947 -40.5% 290,626 平均単価 (US$/t) 4,919 4,735 4,826 4,869 4,776 4,844 5,304 4,857 5,824 -16.6% 4,805 Australia 輸入量 (t) 18,937 16,530 25,497 22,051 19,393 14,387 13,554 221,668 269,321 -17.7% 299,717 平均単価 (US$/t) 5,122 4,810 4,916 4,927 4,812 4,898 5,338 4,918 5,818 -15.5% 4,918 Japan 輸入量 (t) 19,577 22,583 22,377 24,578 28,843 22,597 20,155 261,641 246,198 6.3% 258,753 平均単価 (US$/t) 4,946 4,742 4,903 4,984 4,886 4,860 5,143 4,908 5,915 -17.0% 4,874 Kazakhstan 輸入量 (t) 16,726 18,052 8,522 13,386 13,414 19,074 20,584 188,627 150,795 25.1% 165,220 平均単価 (US$/t) 4,928 4,733 4,756 4,829 4,786 4,781 4,970 4,786 5,752 -16.8% 4,755 Zambia 輸入量 (t) 5,310 4,150 4,655 1,857 2,485 3,200 3,161 56,872 68,501 -17.0% 78,862 平均単価 (US$/t) 4,870 4,485 4,743 4,942 4,899 4,778 5,299 4,796 5,715 -16.1% 4,691 Peru 輸入量 (t) 19,333 11,819 12,575 10,131 19,977 5,203 16,195 151,916 108,242 40.3% 130,713 平均単価 (US$/t) 4,937 4,704 4,871 4,920 4,790 4,826 5,128 4,851 5,771 -15.9% 4,814 Korea South 輸入量 (t) 6,382 12,855 10,683 8,374 8,734 10,939 7,904 114,976 141,466 -18.7% 162,274 平均単価 (US$/t) 4,877 4,740 4,796 4,869 4,703 4,798 5,109 4,820 5,768 -16.4% 4,791 Poland 輸入量 (t) 4,450 4,950 4,895 5,930 6,739 3,726 4,470 88,596 114,745 -22.8% 125,578 平均単価 (US$/t) 5,009 4,872 4,975 4,903 4,772 4,855 4,992 4,915 5,815 -15.5% 4,935 Belgium 輸入量 (t) 8,147 5,353 3,405 1,976 4,799 3,300 1,802 62,782 58,196 7.9% 66,094 平均単価 (US$/t) 4,957 4,865 4,929 4,960 4,760 4,786 5,105 4,881 5,835 -16.4% 4,869 その他 輸入量(t) 92,112 86,448 60,323 66,502 40,388 51,097 75,116 826,359 726,367 13.8% 838,791 計 輸入量 (t) 323,802 309,901 256,460 236,570 246,730 194,493 281,504 3,314,191 3,291,275 0.7% 3,717,429 平均単価 (US$/t) 4,942 4,748 4,850 4,882 4,789 4,787 5,122 4,838 5,809 -16.7% 5,729

(出典:Global Trade Atlas データ) (HS Code:7403)

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需給動向

ベースメタル国際需給動向―銅― 2017.1 金属資源レポート

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2016年1~11月の銅スクラップ輸入量は対前年同期 比7.9%減となった(表2-3参照)。また平均輸入単価 は同22.3%の低下となった。 表2-3.中国の銅スクラップ輸入量と単価 輸入相手国 2016 年 1~11月2016 年 【参考】2015 年 1~11月 増減比 2015 年  5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 United States 輸入量 (t) 46,647 46,647 45,184 44,513 48,444 38,727 45,182 488,142 604,220 -19.2% 687,106 平均単価 (US$/t) 1,820 1,912 1,895 2,149 1,810 1,890 1,908 1,957 2,484 -21.2% 2,424 Hong Kong 輸入量 (t) 57,182 53,919 58,543 64,863 50,616 44,761 76,024 606,254 500,816 21.1% 552,915 平均輸入単価 (US$/t) 64,863 50,616 1,553 1,557 1,498 1,514 1,565 1,538 1,925 -20.1% 1,916 Australia 輸入量 (t) 41,213 46,427 50,323 51,201 45,144 43,043 56,375 466,398 339,881 37.2% 377,411 平均単価 (US$/t) 1,540 1,566 1,506 1,573 1,572 1,521 1,514 1,539 1,989 -22.6% 1,972 Japan 輸入量 (t) 15,834 15,863 13,444 16,376 12,448 14,144 22,950 171,141 197,861 -13.5% 215,609 平均単価 (US$/t) 2,199 2,193 1,995 2,141 2,084 1,989 2,068 2,112 2,574 -17.9% 2,550 Malaysia 輸入量 (t) 10,715 7,186 10,468 21,059 25,142 9,913 14,372 167,859 269,973 -37.8% 294,286 平均単価 (US$/t) 1,686 1,606 1,590 1,577 1,582 1,632 1,670 1,635 1,658 -1.4% 1,654 Netherlands 輸入量 (t) 18,133 15,480 16,730 20,005 24,876 15,448 13,377 187,666 203,505 -7.8% 236,534 平均単価 (US$/t) 1,456 1,717 1,625 1,849 1,633 1,738 1,885 1,720 2,371 -27.5% 2,314 United Kingdom 輸入量 (t) 15,057 16,778 15,398 14,704 18,472 14,225 14,216 163,524 166,540 -1.8% 186,295 平均単価 (US$/t) 1,861 2,264 2,425 2,387 2,315 3,654 3,091 2,477 2,881 -14.0% 2,779 Germany 輸入量 (t) 10,315 14,094 10,849 13,635 14,822 8,588 13,322 132,220 213,895 -38.2% 241,325 平均単価 (US$/t) 2,008 1,808 2,012 1,996 1,937 3,150 ※ 0 2,035 2,182 -6.7% 2,146 Philippines 輸入量 (t) 2,164 2,635 2,740 3,173 2,320 3,467 4,055 26,401 92,911 -71.6% 96,126 平均単価 (US$/t) 1,672 1,189 1,097 1,312 1,411 1,210 1,392 1,340 1,416 -5.4% 1,434 Korea South 輸入量 (t) 6,518 6,779 7,568 11,014 4,155 4,447 10,289 78,023 62,084 25.7% 67,413 平均輸入単価 (US$/t) 1,398 1,448 1,221 1,053 1,733 1,501 1,293 1,351 2,113 -36.1% 2,088 その他 輸入量(t) 48,435 48,969 47,941 54,438 54,675 38,872 57,528 531,655 626,845 -15.2% 703,512 計 輸入量 (t) 272,212 274,777 279,188 314,981 301,114 235,635 327,690 3,019,281 3,278,531 -7.9% 3,658,532 平均輸入単価 (US$/t) 1,750 1,840 1,798 1,880 1,800 1,801 1,828 1,844 2,373 -22.3% 2,332

(出典:Global Trade Atlas データ) ※ Germany の11月平均単価が0となっているが原典のとおり(HS Code:7404)

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ベースメタル国際需給動向―銅― 2017.1 金属資源レポート

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〈供給・鉱山生産〉 国際銅研究会(ICSG)が発表した2016年1~9月の 鉱山生産量は、対前年比5.8%増の1,418.9万tとなっ た。 内 訳 を 見 る と 精 鉱 が 同7.4% 増 の1,126.7万t、 SxEwは同0.6%減の292.2万tであった。上位生産国 12カ国の鉱山生産量を表2-4に示す。 表2-4.主要生産国別鉱山生産量 (単位:千 t) 2015 年 2016 年 2016年 1~9 月【参考】 2015年 1~9月 増減 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 チリ 精鉱 3,985.6 314.4 311.5 340.4 292.5 331.6 328.8 317.4 311.7 322.3 2,870.6 2,974.9 -3.5% SxEw 1,778.4 145.0 135.2 146.1 138.8 140.0 139.7 127.6 141.1 137.4 1,250.9 1,311.9 -4.6% 計 5,764.0 459.4 446.7 486.5 431.3 471.6 468.5 445.0 452.8 459.7 4,121.5 4,286.8 -3.9% ペルー 精鉱 1,627.5 151.2 163.2 181.8 181.6 206.4 201.5 196.2 195.4 193.2 1,670.5 1,142.0 46.3% SxEw 73.1 6.1 5.8 6.3 6.4 6.0 5.8 5.6 6.0 6.4 54.5 54.8 -0.6% 計 1,700.6 157.4 169.1 188.1 188.0 212.4 207.3 201.9 201.4 199.5 1,725.0 1,196.9 44.1% 中国 精鉱 1,667.0 119.9 123.5 148.9 151.7 153.7 161.5 153.7 165.0 145.7 1,323.4 1,249.0 6.0% SxEw 39.4 3.8 3.5 3.8 3.7 3.8 3.7 3.8 3.8 3.7 33.7 29.9 12.6% 計 1,706.4 123.7 126.9 152.7 155.4 157.5 165.2 157.5 168.9 149.4 1,357.1 1,278.9 6.1% 米国 精鉱 851.0 70.4 72.8 73.0 73.9 74.0 69.0 63.7 76.9 67.6 641.3 642.3 -0.1% SxEw 588.0 54.5 48.5 51.4 49.7 51.7 50.7 54.0 52.7 51.4 464.6 423.3 9.8% 計 1,439.0 124.9 121.3 124.4 123.6 125.7 119.7 117.7 129.6 119.0 1,105.9 1,065.2 3.8% 豪州 精鉱 924.7 77.9 70.4 77.9 88.9 91.9 88.9 79.8 79.8 77.3 732.8 679.0 7.9% SxEw 38.9 2.7 2.4 2.7 2.5 2.6 2.5 2.6 2.6 2.5 23.0 27.6 -16.6% 計 963.6 80.6 72.8 80.6 91.4 94.4 91.4 82.4 82.4 79.8 755.8 706.5 7.0% DR コンゴ 精鉱 133.3 12.9 11.6 12.9 13.7 14.1 13.7 14.8 14.8 14.3 122.7 100.0 22.7% SxEw 782.0 60.4 54.5 60.4 60.8 62.8 60.8 61.0 61.0 59.0 540.8 613.6 -11.9% 計 915.3 73.3 66.2 73.3 74.5 77.0 74.5 75.8 75.8 73.3 663.5 713.5 -7.0% ザンビア 精鉱 558.6 49.0 44.3 47.3 49.3 50.4 48.5 52.5 52.5 50.8 444.5 412.6 7.7% SxEw 158.7 13.1 11.5 13.1 13.0 13.7 13.3 14.6 14.6 14.1 120.9 120.9 0.0% 計 717.3 62.1 55.8 60.4 62.3 64.1 61.8 67.0 67.0 64.9 565.5 533.6 6.0% カナダ 精鉱 696.9 57.7 59.5 63.8 64.7 64.4 65.8 60.3 54.3 54.8 545.4 508.8 7.2% SxEw 0.5 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.5 - 計 697.5 57.7 59.5 63.8 64.7 64.4 65.8 60.3 54.3 54.8 545.4 509.3 7.1% ロシア 精鉱 696.0 58.2 52.6 58.2 56.3 58.2 56.3 53.9 53.9 52.1 499.7 520.6 -4.0% SxEw 2.0 0.2 0.1 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 1.6 1.5 3.6% 計 698.0 58.4 52.7 58.4 56.5 58.4 56.5 54.1 54.1 52.3 501.3 522.1 -4.0% メキシコ 精鉱 378.9 38.0 35.0 39.0 39.0 40.0 40.0 37.0 39.1 38.4 345.6 291.5 18.5% SxEw 215.7 22.1 19.9 22.1 21.4 22.1 21.4 22.1 22.1 23.2 196.3 148.5 32.2% 計 594.6 60.1 54.9 61.1 60.4 62.1 61.4 59.1 61.2 61.6 541.9 441.3 22.8% インドネシア 精鉱 577.3 47.2 42.7 47.2 52.3 54.1 52.3 66.9 66.9 64.7 494.3 431.6 14.5% SxEw 1.2 0.2 0.2 0.2 0.4 0.4 0.4 1.3 1.3 1.3 5.6 0.7 668.0% 計 578.6 47.4 42.8 47.4 52.7 54.4 52.7 68.2 68.2 66.0 499.9 432.3 15.6% モンゴル 精鉱 329.7 30.5 27.6 30.5 27.3 28.2 27.3 26.1 26.1 25.3 248.9 239.4 4.0% SxEw 2.6 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 1.9 1.9 3.3% 計 332.2 30.7 27.8 30.7 27.5 28.4 27.5 26.4 26.4 25.5 250.9 241.2 4.0% その他 精鉱 2,787.6 234.8 219.0 242.1 237.7 246.4 238.3 250.0 252.5 244.3 2,165.1 2,075.4 4.3% SxEw 252.8 22.6 20.4 22.6 22.5 23.3 22.5 25.6 25.6 24.9 209.9 186.4 12.6% 計 3,040.3 257.4 239.4 264.7 260.1 269.7 260.7 275.7 278.1 269.1 2,374.9 2,261.7 5.0% 世界計 精鉱 15,214.1 1,262.2 1,233.6 1,363.0 1,328.8 1,413.3 1,391.8 1,372.3 1,389.0 1,350.7 12,104.8 11,267.0 7.4% SxEw 3,933.3 330.9 302.3 329.1 319.4 326.8 321.1 318.7 331.2 324.2 2,903.7 2,921.5 -0.6% 計 19,147.4 1,593.1 1,535.9 1,692.1 1,648.2 1,740.1 1,712.9 1,691.0 1,720.2 1,674.9 15,008.5 14,189.3 5.8% (出典:ICSG データを基に作成) (521)

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2016年11~12月の銅の鉱山生産をめぐる主な動向 は以下のとおりである。 月日 国名 ニュース 10月24日 豪州 BHP Billiton、2016年9月の停電を受けてOlympic Dam鉱山の生産目標見直し予定 2016年10月19日、BHP Billitonは2016/17年度の第1四半期の生産実績を発表した。 銅の生産量は355,000tであり、前期比14%減、前年度同期比では6%減となった。地元紙によればこれ はアナリスト達が予想していた410,000tを下回った。同社は2016/17年度の生産目標は166万tを維持す ることとしている。BHP Billitonの銅生産の半分以上を占めるチリのEscondida鉱山からの生産量は品位 の低下により前期比19%減、前年度同期比6%減の218,000tとなった。豪州のOlympic Dam鉱山(SA州) からの生産量は41,000tであり前期比では横ばいだが前年度同期比では26%減となった。同鉱山について は、2016年9月28日にSA州において発生した暴風雨により同州の広い範囲で停電となり、操業を停止し たこと等からBHP Billitonは2016/17年度に200,000tとなっている現在の生産目標を見直すこととして いる。 鉄鉱石の生産量は5,800万t(BHP Billitonのシェア分)となり、前期比4%増、前年度同期比では横ばいで あった。鉄鉱石については2016/17年度の生産目標は2億2,800万~2億3,700万tを維持することとして いる。しかし、地元紙によれば、金融機関のアナリストは、豪州の鉄鉱石鉱山では、鉄道のメンテナンス が実施され、また、今後、降雨やサイクロンの季節に入ることから、銅に加えて鉄鉱石についても生産目 標の達成にリスクがあるとみている。 (シドニー 山下宜範) 11月4日 ペルー Freeport社のCerro Verde鉱山、2016年第3四半期は大幅増益 2016年11月2日付け地元紙によると、Freeport社のCerro Verde鉱山が2016年第3四半期決算報告を公表 し、拡張工事の結果、前年同期比7倍の利益を計上したことを明らかにした。

同鉱山の現地操業会社Sociedad Minera Cerro Verdeの、今期の利益は48.3百万US$となり、前年同期の 6.7百万US$から大幅に増加した。売上高は、前年同期の240百万US$から559百万US$に倍増した。 2016年1~9月の設備投資額は350百万US$で、拡張工事の最終段階だった前年同期の1,300百万US$ から大幅に少なくなった。今期の銅生産量は、前年同期の123百万lb(約56千t)から倍増の265百万lb(約 120千t)で、販売先の76%はアジア、北米(9%)、ヨーロッパ(7.7%)、南米(7.3%)と続く。JVパートナー のBuenaventura社によると、同鉱山の2016年の銅生産量見通しは、50~55万tで、2015年の約28万tか ら倍増する見通しである。 (リマ 迫田昌敏) 12月2日 ペルー Chinalco社、Toromocho鉱山拡張向け1,300百万US$の投資を確約 2016年11月22日付け地元紙によると、Chinalco社(本社中国)は、先に開催されたAPEC会議の枠組み 内において、ペルー政府との間で取り交わされた鉱業プロジェクト促進協定を通じて、Toromocho鉱山 (Junin州)拡張プロジェクトに対する1,300百万US$の投資を確約した。同社スポークスマンは、本拡張 プロジェクトに対する投資は既に発表されていたものであるが、今回の協定締結によって正式に確約され たと説明した。 一方、エネルギー鉱山省は、拡張プロジェクトにより同鉱山の粗鉱処理量は操業開始時から50%増とな る170,000tpdまで増加するとの見込みを示した。同社が2015年に公表した投資計画によれば、同拡張プ ロジェクトでは、採掘プロセスに115百万US$、プラントやインフラ建設に1,040百万US$、その他コス トに140百万US$が投資される見通しとなっている。2015年6月に商業生産が開始された同鉱山にはす でに3,500百万US$が投資されている。同鉱山の2016年第1四半期の銅生産量は31,407t、亜鉛生産量は 5,500tだった。 (リマ 迫田昌敏) (522)

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Global Trade Atlasのデータによるチリとペルーの 各月の精鉱輸出量と輸出単価を表2-5、表2-6に示す。 表2-5.チリの銅精鉱輸出量と単価 輸出相手国 2016 年 2016年1~7月 【参考】2015年 1~7月 増減比 2015年計 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 China 輸出量 (t) 410,214 136,476 412,892 322,246 441,251 532,089 337,818 2,592,986 1,587,003 63.4% 3,649,813 平均単価 (US$/t) 1,008 1,009 1,087 1,059 1,052 1,031 999 1,035 1,503 -31.1% 1,372 Japan 輸出量 (t) 212,314 125,917 208,979 204,385 347,884 142,336 132,185 1,374,000 1,137,166 20.8% 2,119,907 平均単価 (US$/t) 1,059 1,047 1,059 1,185 1,099 1,107 1,173 1,104 1,541 -28.3% 1,394 India 輸出量 (t) 199,875 11,003 95,499 84,512 97,483 39,762 159,833 687,967 659,394 4.3% 1,230,324 平均単価 (US$/t) 1,138 815 1,157 1,131 1,127 1,104 1,115 1,084 1,533 -29.3% 1,420 Korea South 輸出量 (t) 73,328 52,762 69,713 44,547 39,780 54,705 34,319 369,154 363,677 1.5% 737,359 平均単価 (US$/t) 1,056 905 1,158 1,095 1,157 1,047 1,053 1,067 1,583 -32.6% 1,424 Brazil 輸出量 (t) 57,863 0 31,668 0 76,497 10,869 11,036 187,933 133,078 41.2% 326,311 平均単価 (US$/t) 1,064 0 1,027 0 1,071 1,173 655 998 1,661 -39.9% 1,505 Spain 輸出量 (t) 45,966 11,013 27,478 50,103 52,926 11,603 34,413 233,502 242,850 -3.8% 425,924 平均単価 (US$/t) 1,260 1,010 1,053 1,396 1,312 1,075 1,187 1,185 1,472 -19.5% 1,389 Bulgaria 輸出量 (t) 54,796 22,003 0 9,954 0 19,774 21,890 128,417 108,397 18.5% 233,037 平均単価 (US$/t) 1,139 1,006 0 1,109 0 1,244 1,201 1,140 1,522 -25.1% 1,467 Germany 輸出量 (t) 0 17,699 26,237 27,965 0 10,876 6,563 89,340 137,547 -35.0% 280,273 平均単価 (US$/t) 0 1,102 1,325 1,145 0 1,220 1,270 1,213 1,399 -13.3% 1,331 Finland 輸出量 (t) 0 11,454 0 0 0 27,731 0 39,185 21,808 79.7% 65,342 平均単価 (US$/t) 0 1,084 0 0 0 1,081 0 1,082 1,537 -29.6% 1,373 Sweden 輸出量 (t) 0 0 0 0 11,120 0 0 11,120 21,493 -48.3% 42,203 平均単価 (US$/t) 0 0 0 0 1,327 0 0 1,327 1,354 -2.0% 1,379 その他 輸出量(t) 13,017 22,543 17,274 26,365 55,844 62,910 30,287 228,240 1,325,426 -82.8% 160,251 計 輸出量 (t) 1,067,372 410,869 889,739 770,076 1,122,784 912,654 768,343 5,941,837 5,737,839 3.6% 9,270,739 平均単価 (US$/t) 1,068 999 1,086 1,131 1,091 1,042 1,063 1,069 1,520 -29.7% 1,389

(出典:Global Trade Atlas データ)

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表2-6.ペルーの銅精鉱輸出量と単価 輸出相手国 2016 年 1~10月2016年 【参考】2015年 1~10月増減比 2015年計 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月  9月  10月  China 輸出量 (t) 253,282 277,410 309,738 306,465 387,789 273,698 544,809 349,613 314,355 584,857 3,602,016 2,142,358 68.1% 2,901,628 平均単価 (US$/t) 1,074 1,077 1,136 1,166 1,187 1,088 1,162 1,116 1,191 1,206 1,140 1,323 -13.8% 1,296 Japan 輸出量 (t) 47,576 64,186 64,860 77,200 73,394 41,801 50,101 104,272 42,361 76,506 642,257 429,678 49.5% 556,332 平均単価 (US$/t) 774 851 965 903 932 771 1,230 1,057 1,092 1,000 957 1,235 -22.4% 1,193 Germany 輸出量 (t) 10,336 10,325 21,589 20,928 37,587 14,975 15,049 10,220 10,312 25,043 176,364 237,173 -25.6% 288,999 平均単価 (US$/t) 1,081 1,043 1,476 1,429 1,136 1,937 1,514 1,159 1,125 1,468 1,337 1,532 -12.8% 1,448 Korea South 輸出量 (t) 13,912 34,807 13,788 10,687 41,223 14,604 36,705 14,888 19,726 67,480 267,820 168,095 59.3% 235,302 平均単価 (US$/t) 985 885 1,442 714 986 774 1,188 1,363 540 846 972 1,318 -26.2% 1,259 Chile 輸出量 (t) 10,234 462 1,395 32,499 10,879 0 477 203 22,062 521 78,732 43,710 80.1% 77,168 平均単価 (US$/t) 1,563 557 608 1,878 1,166 0 692 2,316 1,295 791 1,207 7 ※ ,048 -82.9% 6,243 Spain 輸出量 (t) 37,398 23,195 0 40,937 1,859 18,372 10,215 0 34,514 10,297 176,787 158,801 11.3% 169,132 平均単価 (US$/t) 1,057 1,221 0 944 728 590 582 0 782 1,092 874 1,588 -44.9% 1,529 Bulgaria 輸出量 (t) 4,910 0 10,149 0 11,002 0 35798 11505 0 23002 96,366 73,553 31.0% 84,076 平均単価 (US$/t) 598 0 1,970 0 869 0 1,374 859 0 830 1,083 1,678 -35.4% 1,757 Brazil 輸出量 (t) 23,701 12,946 46,046 34,701 9,705 22,005 10,032 34,192 9,791 11,852 214,971 122,301 75.8% 142,770 平均単価 (US$/t) 1,177 995 1,277 1,257 1,088 864 1,147 1,128 1,091 1,465 1,149 1,293 -11.2% 1,209 Namibia 輸出量 (t) 0 0 0 10,247 0 20,354 20,310 0 0 20,267 71,178 80,872 -12.0% 99,778 平均単価 (US$/t) 0 0 0 817 0 727 702 0 0 697 736 1,000 -26.4% 934 Finland 輸出量 (t) 11,000 0 0 9,213 0 30,998 0 0 10,198 0 61,409 66,591 -7.8% 82,088 平均単価 (US$/t) 786 0 0 1,946 0 941 0 0 1,135 0 1,202 1,622 -25.9% 1,525 その他 輸出量(t) 9,333 78,184 50,039 85,909 71,814 30,424 28,906 134,672 113,255 57,610 660,146 338,525 95.0% 475,273 計 輸出量 (t) 421,682 501,515 517,604 628,786 645,252 467,231 752,402 659,565 576,574 877,435 6,048,046 3,861,657 56.6% 5,112,546 平均単価 (US$/t) 1,031 1,031 1,148 1,146 1,119 1,020 1,172 1,090 1,122 1,124 1,100 1,351 -18.5% 1,317

(出典:Global Trade Atlas データ) ※ Chile の2015年1~10月平均単価が高いが、GTA データでは2015年6月の平均単価が45,000$/t となっている為。

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需給動向

ベースメタル国際需給動向―銅― 2017.1 金属資源レポート

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〈供給・地金生産〉 2016年1~9月の世界の地金生産量(SxEw、一次地 金、二次地金の計)は、前年比3.0%増の1,744.5万tと なった。主要生産国別の地金生産量を表2-7に示す。 表2-7.‌主要生産国別地金生産量 (単位:千 t) 2015 年 2016 年 2016年1~ 9月 2015年1~ 9月 増減 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 中国 SxEw 39.4 3.8 3.5 3.8 3.7 3.8 3.7 3.8 3.8 3.7 33.7 29.9 12.6% 一次 5,632.6 465.1 452.6 486.3 476.3 481.1 482.4 508.5 523.8 511.0 4,387.0 4,142.0 5.9% 二次 2,297.0 187.3 176.2 201.3 202.1 200.2 199.9 209.5 216.0 210.2 1,802.8 1,652.3 9.1% 計 7,969.0 656.2 632.2 691.4 682.1 685.1 685.9 721.8 743.7 724.9 6,223.4 5,824.1 6.9% チリ SxEw 1,778.4 145.0 135.2 146.1 138.8 140.0 139.7 127.6 141.1 137.4 1,250.9 1,311.9 -4.6% 一次 910.0 80.8 82.3 88.3 84.7 74.4 80.3 80.3 80.2 74.9 726.2 646.2 12.4% 計 2,688.4 225.8 217.5 234.4 223.5 214.4 220.0 207.9 221.3 212.3 1,977.1 1,958.1 1.0% 日本 一次 1,243.1 108.9 103.1 107.4 106.7 107.8 107.2 109.0 109.2 102.2 961.5 967.3 -0.6% 二次 240.1 25.1 24.3 23.7 21.8 23.5 23.9 26.1 25.8 24.3 218.5 179.3 21.9% 計 1,483.1 134.0 127.5 131.1 128.5 131.3 131.1 135.1 135.0 126.6 1,180.1 1,146.6 2.9% 米国 SxEw 588.0 54.5 48.5 51.4 49.7 51.7 50.7 54.0 52.7 51.4 464.6 423.3 9.8% 一次 503.0 51.1 43.5 53.3 47.1 48.2 43.6 43.2 45.2 48.2 423.4 356.8 18.7% 二次 48.8 4.3 7.2 4.9 3.2 3.2 3.3 3.3 3.3 3.8 36.4 35.5 2.5% 計 1,139.8 109.9 99.2 109.6 100.0 103.1 97.6 100.5 101.2 103.4 924.4 815.6 13.3% ロシア SxEw 2.0 0.2 0.1 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 1.6 1.5 3.6% 一次 660.6 54.5 48.1 54.5 53.6 55.4 54.1 53.4 53.4 52.6 479.6 505.5 -5.1% 二次 213.7 18.5 15.3 17.0 16.4 17.0 16.4 17.0 17.0 16.4 151.1 161.4 -6.4% 計 876.2 73.2 63.5 71.7 70.2 72.6 70.7 70.6 70.6 69.2 632.3 668.3 -5.4% DR コンゴ SxEw 757.9 58.1 52.5 58.1 58.2 60.1 58.2 58.5 58.5 56.6 518.8 595.7 -12.9% 一次 40.0 3.4 3.1 3.4 3.3 3.4 3.3 3.4 3.4 3.2 30.0 30.0 0.0% 計 797.9 61.5 55.6 61.5 61.5 63.6 61.5 61.9 61.9 59.8 548.8 625.7 -12.3% インド 一次 791.9 68.6 62.0 68.6 55.6 57.5 55.6 70.0 70.0 67.8 575.9 602.5 -4.4% 二次 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.5 0.5 1.0 1.0 1.0 4.0 0.0 - 計 791.9 68.6 62.0 68.6 55.6 58.0 56.1 71.0 71.0 68.8 579.9 602.5 -3.8% 韓国 一次 515.3 48.4 43.7 48.4 46.8 48.4 46.8 48.4 48.4 46.8 426.3 384.9 10.8% 二次 134.0 8.9 8.1 8.9 8.6 8.9 8.6 8.9 8.9 8.6 78.5 100.2 -21.6% 計 649.3 57.3 51.8 57.3 55.5 57.3 55.5 57.3 57.3 55.5 504.9 485.1 4.1% ドイツ 一次 397.2 34.5 33.0 34.5 32.0 30.4 32.0 32.2 32.2 31.1 291.8 297.7 -2.0% 二次 281.0 23.8 21.5 23.8 23.0 23.8 23.0 23.8 23.8 23.0 209.4 211.2 -0.8% 計 678.1 58.3 54.5 58.3 55.0 54.2 55.0 55.9 55.9 54.1 501.2 508.8 -1.5% ポーランド 一次 471.8 38.0 36.0 39.0 39.0 38.0 39.0 35.0 20.0 20.0 304.0 354.1 -14.1% 二次 102.9 6.3 4.0 6.0 6.0 5.5 6.0 14.6 23.0 23.0 94.4 77.5 21.9% 計 574.6 44.3 40.0 45.0 45.0 43.5 45.0 49.6 43.0 43.0 398.4 431.6 -7.7% 豪州 SxEw 38.9 2.7 2.4 2.7 2.5 2.6 2.5 2.6 2.6 2.5 23.0 27.6 -16.6% 一次 434.9 40.1 36.2 40.1 35.9 37.1 35.9 38.2 38.2 37.0 339.0 308.6 9.8% 計 473.8 42.8 38.7 42.8 38.4 39.7 38.4 40.8 40.8 39.5 362.0 336.2 7.7% ザンビア SxEw 182.8 15.4 13.9 15.4 15.8 16.3 15.8 17.1 17.1 16.5 143.3 138.8 3.2% 一次 312.8 20.6 18.6 20.6 19.4 20.0 19.4 20.3 20.3 19.6 178.7 251.4 -28.9% 計 495.6 36.0 32.5 36.0 35.2 36.4 35.2 37.3 37.3 36.1 322.0 390.2 -17.5% その他 SxEw 545.9 51.2 46.6 51.4 50.8 52.0 50.2 54.9 55.2 55.9 468.3 392.8 19.2% 一次 3,080.4 271.7 253.5 276.8 261.9 258.4 264.1 270.0 252.4 254.2 2,362.9 2,277.3 3.8% 二次 627.7 53.8 47.0 55.5 49.5 49.5 48.4 51.9 52.6 52.1 460.3 472.5 -2.6% 計 4,253.9 376.7 347.0 383.6 362.2 359.9 362.7 376.8 360.3 362.2 3,291.5 3,142.9 4.7% 世界計 SxEw 3,933.3 330.9 302.6 329.1 319.6 326.7 321.0 318.7 331.2 324.2 2,904.1 2,921.5 -0.6% 一次 14,993.5 1,285.9 1,215.8 1,321.2 1,262.5 1,260.1 1,263.7 1,311.8 1,296.7 1,268.6 11,486.4 11,124.3 3.3% 二次 3,945.0 328.0 303.6 341.1 330.6 332.1 330.0 356.1 371.4 362.6 3,055.5 2,889.8 5.7% 計 22,871.8 1,944.8 1,822.0 1,991.4 1,912.7 1,919.0 1,914.7 1,986.6 1,999.3 1,955.4 17,445.9 16,935.7 3.0% (出典:ICSG データを基に作成) (525)

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需給動向

ベースメタル国際需給動向―鉛― 2017.1 金属資源レポート

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〈地金生産・消費動向〉 表3-3に2016年1~10月 の 地 域 別 地 金 生 産 量、 表 3-4に地域別地金消費量を示す。地金生産については、 Korea Zincの製精錬所設備増強やベルギー・Umicore 社のHoboken製錬所の拡張、NyrsterのPort Pirie製 錬所の拡張、米国・Aqua Metal社のMcCarran二次 鉛精錬所新規建設等が牽引したものの、鉱石不足のた め中国で大きく生産が減少していることにより、昨年 生産ペースを下回る結果となっている。地金消費につ いては、欧州各国で需要が伸びているほか、インドや メキシコでも消費拡大傾向にある。一方で中国の需要 は低迷している。中国については、環境検査による指 導等により未だ複数鉱山が操業停止となっていること から、製錬所で調達する鉱石が不足している状況にあ る。さらには製錬所自体への検査が7~8月にかけて 実施されたことから、特に小規模な二次鉛精錬所の操 業停止があったため、地金の生産が落ち込んだ。今後 は、鉱山で増産傾向にあることにより、地金生産も回 復へ向かうことが期待される。 消費については、鉛の主要用途である鉛バッテ リーについて、自動車販売が好調であることから需要 は底堅いと思われるが、鉱石及び地金供給が不足して いることにより、中国港湾在庫等は2016年7月以降急 減している。安泰科によると、SHFEの鉛在庫量は7 月末には49,928tの最高記録に達していたが、11月末 時点で19,115tまで減少した。 〈需給バランス〉 2009年1月から2016年10月までの世界の鉛需給バ ランスとLME現物価格及びLME在庫の推移を図3-4 に示す。2016年9月は2.4千tの供給不足、10月は10.6 千tの供給過剰となった。一方、中国国内の需給にお いては、鉱石・地金生産が減少していることから9月 は16.4千tの 供 給 不 足、10月 は6.1千tの 供 給 過 剰 と なった。世界全体の2016年1~10月需給バランスは 35千tの供給過剰となっているとおり、鉛の需給バラ ンスは概ねバランスしている。 中国では、鉛鉱山や製錬所に対する環境安全検査 の影響で鉱石・地金ともに生産が伸び悩み、中国国内 製錬所では鉱石が不足しているものの、中国を除く各 国においては、製錬所拡張や二次鉛生産等により地金 生産が増加傾向にある。 (531) 表3-3.鉛地金生産量推移(千 t) 2015 年 2015 年1-10 月 2016 年1-10 月 増減率(%) アジア 6,620 5,498 5,339 ▲ 2.9 中国 4,700 3,905 3,565 ▲ 8.7 北米 1,319 1,094 1,126 2.9 中南米 683 570 568 ▲ 0.4 欧州 1,912 1,592 1,587 ▲ 0.3 アフリカ 99 83 82 ▲ 1.2 豪州 203 160 191 19.4 世界計 10,836 8,995 8,893 ▲ 1.1

(出典:ILZSG “WORLD LEAD AND ZINC STATISTICS Monthly Bulletin”, December 2016)

表3-4.鉛地金消費量推移(千 t) 2015 年 2015 年1-10 月 2016 年1-10 月 増減率(%) アジア 6,882 5,728 5,394 ▲ 5.8 中国 4,708 3,918 3,535 ▲ 9.8 北米 1,551 1,299 1,299 0.0 中南米 613 513 536 4.5 欧州 1,698 1,400 1,537 9.8 アフリカ 104 89 80 ▲ 10.1 豪州 17 14 12 ▲ 14.3 世界計 10,864 9,042 8,858 ▲ 2.0

(出典:ILZSG “WORLD LEAD AND ZINC STATISTICS Monthly Bulletin”, December 2016)

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需給動向

ベースメタル国際需給動向―亜鉛― 2017.1 金属資源レポート

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〈在庫〉 表4-1に主なLME倉庫における在庫量の変化を示 す。LME亜鉛在庫は、2016年10月下旬より供給不足 から在庫搬出が相次いでいると見られ、減少傾向にあ る。2016年11~12月の期間においては、米国・New Orleans倉 庫 で11月 に2万t、12月 に さ ら に3万tの キャンセルが出ており、年初には50万t近く積みあ がっていた在庫も年末のオープン在庫は32万tを下回 り年内最低となった。 ● 11月初LME在庫:450,575 t(うち、キャンセルワ ラント比率13.8%) ● 12月末LME在庫:427,850t(うち、キャンセルワ ラント比率24.8%) 表4-1.亜鉛:主な LME 倉庫におけるクローズ量(t)とキャンセルワラント比率(%) 倉庫 2016/11/1 2016/12/1 2017/1/3 New Orleans 395,150 13.77% 390,100 17.86% 380,125 26.58% Antwerp 30,025 10.82% 26,425 16.18% 23,425 11.53% Rotterdam 8,850 3.67% 8,725 2.29% 8,725 2.29% Johor 6,750 1.48% 6,650 0.00% 6,650 54.89% Hull 3,925 0.00% 3,925 0.00% 3,925 0.00% Port Klang 3,325 67.67% 3,325 67.67% 3,325 67.67% 計 450,575 13.80% 441,500 17.68% 427,850 25.91% (出典:LME)

(2)需給

2013年1月~2016年10月までの世界亜鉛需給推移 を図4-2に、中国の需給推移を図4-3に示す。国際鉛 亜鉛研究会(ILZSG)によると2016年1~10月の累計 亜鉛鉱山生産量は10,887千t(対前年比1.8%減)、地 金生産量は11,322千t(対前年同期比0.6%減)、消費 量は11,599千t(対前年同期比3.7%増)となり、277千 tの供給不足となった。大型鉱山の閉山や価格低迷に よる鉱山の操業停止、各国鉱山における計画減産が重 なり需給は逼迫している。 〈鉱山生産動向〉 ILZSGの最新の月次発表によると、世界の鉱山生 産量は2016年9月単月では1,146.4千t(対前年同月比 3.1% 増)、10月 単 月 で は1,175.5千t(対 前 年 同 月 比 4.9%増)となった。大規模鉱山閉山と価格低迷によ り操業停止鉱山が出た影響で鉱山生産量は前年を下 回っているものの、亜鉛価格の回復から、亜鉛鉱石増 産の動きが出始めている。 地域別鉱山生産量を表4-2に示す。これまで中国 は、環境保護検査の影響で中小規模鉱山の操業停止が 相次いでいたことに加え、2016年1~2月は春節の季 節的要因も重なり、2014年2月以来の大幅な生産減と なっていたものの、その後は亜鉛価格回復を背景に増 産傾向が続いており、6月には月別の鉱山生産量が 517千t(※ILZSG修正値)となった。9~10月は、月 当たり500千t程度の生産量を維持しており、2016年1 ~10月生産量累計では、対前年同期比18.7%増となっ ている。 中国に次いで鉱山生産量の多いペルーでは、各鉱 山にて亜鉛減産体制にあることから、対前年同期比 8% 減 と なって い る。 し か し、Antamina鉱 山(ペ ルー)で2017年以降亜鉛増産の計画が発表されてお り、ペルーの亜鉛鉱山生産量は回復する見込みであ る。世界最大の亜鉛鉱山であるRampura-Agucha鉱 山(インド)では露天掘り採掘鉱石の品位低下により 生産量が減少していたが、足元鉱内掘りへの移行が進 んだことにより、生産量量は回復し始めている。 (534)

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需給動向

ベースメタル国際需給動向―亜鉛― 2017.1 金属資源レポート

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な お、2016年11~12月 の 亜 鉛 需 給 を め ぐ る 主 な ニュースは以下のとおりである。 月日 国名 ニュース 10月31日 米国 Arizona Mining社、Hermosa亜鉛鉛銀プロジェクトの鉱量増加を発表

加・Arizona Mining Inc.社は、権益100%保有し探鉱を実施中のHermosaプロジェクトTaylor鉱体について、 鉱量が大幅に増加したことを報告した。 同社発表によれば、現在のTaylor鉱体の概測鉱物資源量は31.1mt(10.9% Zn換算)、予想資源量は82.7mt であり、鉱体は優れた連続性を示しており、北側及び西側方向にオープンである。また、鉱石は選鉱試験 に供され、不純物が少なく販売可能な精鉱が生産可能であることが確認されているが、経済性評価はまだ 実施されていない。 (各種報道記事よりJOGMEC作成) 11月15日 カナダ Caribou鉛亜鉛鉱山、商業生産達成へ 加・Trevali社は、Caribou鉛亜鉛鉱山が2016年7月に商業生産に達したことを明らかにした。現在の生産 量は、1日当り3千tとフル生産をほぼ達成している。同鉱山は、2015年3月に生産開始し、2016年の年 間生産量は約18万tであった。 (各種報道記事よりJOGMEC作成)

12月2日 豪州 Red River Resources社、Thalanga亜鉛鉱山再稼動へ

豪・Red River Resources社は、2012年4月より操業停止していたThalanga亜鉛鉱山の操業再開を発表し た。亜鉛鉱石生産は約2万t/yと計画されており、マインライフは5年間である。 (各種報道記事よりJOGMEC作成) 12月14日 ペルー Nyrster社、Contonga鉛亜鉛鉱山等をGlencoreへ売却 Nyrster社は、ペルー・Contonga鉛亜鉛鉱山及びカナダの複数鉱山権益をGlencoreへ譲渡したことを発表 した。Contonga鉱山の売却額は2,100万US$であり、2017年上半期中に譲渡が完了する計画となってい る。同鉱山は、1990年12月以降操業停止されていた。Nyrster社は2015年12月に鉱山事業撤退を表明し ており、2016年にはこれまでにチリ・El Toqui鉛亜鉛鉱山を豪州・Laguna Gold社へ売却、またホンデュ ラス・El Mochito鉛亜鉛鉱山をカナダ・Morumbi Resources社へ売却した。今後もペルー・Coricancha 鉱山の売却が進められている。

(各種報道記事よりJOGMEC作成)

12月30日 豪州 中国五鉱傘下MMG社、Golden Grove鉱山を売却

豪・MMG社は、100%の権益を保有するGolden Grove亜鉛鉱山を豪州・EMR社傘下のEMR Golden Grove社へ売却する計画であることを発表した。本売却についての最終決定は2017年1月中になされる。 同鉱山の2015年亜鉛生産量は約5.5万t。 (各種報道記事よりJOGMEC作成) 〈地金生産・消費動向〉 世界亜鉛地金生産及び消費について、ILZSGの最 新の月次発表によると、亜鉛地金の生産は9月単月が 1,180.1千t(対前年同月比0.3%減)、10月単月が1,186.8 千t(対前年同月比2.4%増)であり、消費については、 9月単月が1,200.4千t(対前年同月比3.5%増)、10月単 月が1,204.5千t(対前年同月比0.9%減)となった。 生産については、世界全体では減少傾向であるが、 中国では前年を上回るペースに転じた。2016年上半 期においては、中国でも地金生産は低迷していたもの の、2016年右肩上がりに亜鉛価格が上昇を辿り、中 国国内鉱山で亜鉛鉱石生産が増加したことや亜鉛需要 も伸びていることから、地金生産も増加傾向にあるも のと見られる。 消費については、米国等で減少傾向にあるが、中 国においては、自動車販売台数がこの数ヶ月で伸びて いるほか、住宅投資やインフラ需要も増えている。安 泰科によると、2016年1~10月の不動産投資額は対前 年 同 期 比 で6.6% 増、 イ ン フ ラ 投 資 額 に つ い て は 17.6%増と勢いよく伸びている。米国経済の回復も期 待されているなか、米中の亜鉛需要拡大が期待される ところである。 表4-3.亜鉛地金生産量推移(千 t) 2015 年 2015 年1-10 月 2016 年1-10 月 増減率(%) アジア 8,833 7,371 7,436 0.9 中国 5,860 4,890 5,175 5.8 北米 855 711 672 ▲ 5.5 中南米 940 769 724 ▲ 5.9 欧州 2,472 2,058 2,019 ▲ 1.9 アフリカ 79 65 88 35.4 豪州 489 410 383 ▲ 6.6 世界計 13,651 11,385 11,322 ▲ 0.6

(出典:ILZSG “WORLD LEAD AND ZINC STATISTICS Monthly Bulletin”, December 2016)

表4-4.亜鉛地金消費量推移(千 t) 2015 年 2015 年1-10 月 2016 年1-10 月 増減率(%) アジア 9,052 7,500 7,991 6.5 中国 6,190 5,095 5,571 9.3 北米 1,089 912 813 ▲ 10.9 中南米 598 512 485 ▲ 5.3 欧州 2,413 2,004 2,022 0.9 アフリカ 171 140 135 ▲ 3.6 豪州 139 115 153 33.0 世界計 13,462 11,184 11,599 3.7

(出典:ILZSG “WORLD LEAD AND ZINC STATISTICS Monthly Bulletin”, December 2016)

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参照

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