第
2四半期決算の総括と
今後の投資戦略
講師:コンテクスチュアル・インベストメンツLLC 広瀬隆雄 開催日:2016年8月10日(水)
本資料は、勉強会の為に作成されたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧 誘を目的としたものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断で なされるようお願いいたします。本資料及び資料にある情報をいかなる目的で使用され る場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本資料及 び資料にある情報の使用による結果について、当社は何ら責任を負うものではありま せんのでご了承ください。 お客様よりご提示いただきました情報以外で記載しております価格、数値、金利等は概 算値または予測値であり、諸情勢により変化し実際とは異なることがございます。また、 本資料は将来の結果をお約束するものでもございません。 尚、お取引を締結する際に実際に用いられる価格または数値を表すものでもございま せんので、予めご了承下さいます様お願い申し上げます。 ご注意事項
投資にかかる手数料等およびリスク 外国株式等の取引にかかるリスク 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等 により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。株価指数連動型上場投資信託(ETF)は、連動を 目指す株価指数等の変動等により損失が生じるおそれがあります。 米国株式等の取引にかかる費用等 米国株式等の委託手数料は、25米ドル(税込27米ドル)/1回(1,000株まで)がかかります。1回の取引 が1,000株超の場合は1株ごとに2.0米セント(税込2.16米セント)追加されます。売却時は通常の手数料 に加え、SEC Fee(米国現地証券取引所手数料)が約定代金1米ドルあたり0.0000218米ドル(米セント 未満切り上げ)。 中国株式等の取引にかかる費用等 中国株式等の委託手数料は、約定代金の0.5%(税込0.54%)/1回がかかります(ただし、最低手数料 500円(税込540円)/1回、手数料上限5,000円(税込5,400円)/1回)。カスタマーサービスセンターの オペレーター取次ぎによる委託手数料は、通常の手数料 に2,000円(税込2,160円)追加されます。 アセアン株式等の取引にかかる費用等 アセアン株式等の委託手数料は1取引につき、約定代金の1.0%(税込1.08%)がかかります(ただし、 最低手数料500円(税込540円)/1取引)。カスタマーサービスセンターのオペレーター取次ぎによる委 託手数料は、通常の手数料に2,000円(税込2,160円)追加されます。
59.34 83.1 94.8 102.42 108.42 116.76 117.98 118.86 S&P500利益(ドル、ボトムアップ予想、ファクトセット)
28.49 27.83 29.65 29.95 30.31 28.41 29.9 30.18 29.72 26.96 29.29 S&P500四半期EPS(ドル、ボトムアップ予想、ファクトセット)
6.4 2.1 0.8 0.8 -1.9 -5.1 -2.0 S&P500四半期EPS成長率 (%、前年比、ボトムアップ予想、ファクトセット)
0.99 1 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 大統領選挙の年のS&P500指数の動き (1972年~2012年、コンテクスチュアル・インベストメンツ)
アマゾン(
AMZN)
• EPS:予想$1.12、結果$1.78 • 売上高;予想295.7億ドル、結果304億ドル • 売上高成長率:+31.1% • アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)売上高:+58%の29億ドル • AWS営業利益:+126%の7.18億ドル • 第3四半期売上高:予想316.6億ドル、新ガイダンス310~335億ドル • 第3四半期営業利益:予想8億ドル、新ガイダンス0.5~6.5億ドルアップル(
AAPL)
• EPS:予想$1.38、結果$1.42 • 売上高:予想421億ドル、結果423.6億ドル • 売上高成長率:-14.6% • iPhone販売台数:予想4020万台、結果4040万台、去年4750万台 • 米州-11%、欧州-7%、中国-33%、アジア-20% • 第4四半期売上高:予想458億ドル、新ガイダンス455~475億ドル • 第4四半期グロスマージン:予想38.3%、新ガイダンス37.75% • 9月期小売販売は改善へ、卸在庫は400万個圧縮、平均販売単価↑アルファベット(
GOOGL)
• EPS:予想$8.04、結果$8.42 • 売上高:予想207.7億ドル、結果215億ドル • 売上高成長率:+21.3% • ノンGAAPグロスマージン:35%(1Qは34%) • アグリゲート・ペイド・クリック:+29%(前期比±0%) • グーグルサイト・ペイド・クリック:+37%、1Qは+38%、4Qは+40% • YouTube、モバイル・サーチが好調 • アザーベッツ売上高1.85億ドル、営業赤字8.59億ドルフェイスブック(
FB)
• EPS:予想82¢、結果97¢ • 売上高:予想60億ドル、結果64.4億ドル • 売上高成長率:+59.2% • デイリー・アクティブ・ユーザー:11.3億人(+17%) • マンスリー・アクティブ・ユーザー:17.1億人(+15%) • 広告収入に占めるモバイル比率:84% • ビデオ広告が売上高を加速、ターゲティング改善、キャンペーン管理 • 次の2四半期は前年比較が厳しくなるテスラ・モーターズ(
TSLA)
• EPS:予想-65¢、結果-$1.06 • 売上高:予想16.5億ドル、結果15.6億ドル • 「モデルS」、「モデルX」合計での新規注文は前年比+67% • 第2四半期中の納車:「モデルS」9764台、「モデルX」4638台 • 2016年下半期納車ターゲットは5万台、リース比率8%→15%へ • 2016年設備投資額22.5億ドル • ギガファクトリーは2017年末から「モデル3」量産へ • 電池は2018年には年間35ギガワット生産できる体制へマイクロソフト(
MSFT)
• EPS:予想58¢、結果69¢ • 売上高:予想221.4億ドル、結果226.4億ドル • 売上高成長率:+2.1% • 第3四半期に凹んだトランザクショナル売上高は「Office」顧客をクラ ウドへ移すことで埋め合わせ出来た • アジュールの成約多。アンアーンド・レベニューが急増。アジュール はアプリとデータの両方をホストし、セキユリティ、世界各地域のロー カル・ルールに対応したコンプラを提供できる、サービス・コンポーネ ントの大きいPaaS$0 $5,000 $10,000 $15,000 $20,000 $25,000 $30,000 $35,000 $40,000 Q4-14 Q1-15 Q2-15 Q3-15 Q4-15 Q1-16 Q2-16 Q3-16 Q4-16 マイクロソフトのアンアーンド・レベニュー (百万ドル、マイクロソフト) プロダクティビティ インテリジェント・クラウド その他
プロダクティビティ インテリジェント・クラ モア・パーソナル・コ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 10 億ド ル マイクロソフトの部門別売上高 (第4四半期、マイクロソフト)
0 1 2 3 4 5 6 7 8 2015年4Q 2016年1Q 2016年2Q 2016年3Q 2016年4Q マイクロソフトのプロダクティビティ& ビジネス・プロセス部門の売上高と営業利益 (10億ドル、マイクロソフト)
0 1 2 3 4 5 6 7 8 2015年4Q 2016年1Q 2016年2Q 2016年3Q 2016年4Q マイクロソフトのインテリジェント・クラウド部門の売上高と 営業利益(10億ドル、マイクロソフト)
0 2 4 6 8 10 12 14 2015年4Q 2016年1Q 2016年2Q 2016年3Q 2016年4Q マイクロソフトのモア・パーソナル・コンピューティング部門 の営業利益と売上高 (10億ドル、マイクロソフト)
モービルアイ(
MBLY)
• EPS:予想15¢、結果17¢ • 売上高:予想7698万ドル、結果8350万ドル • 売上高成長率:+58% • EyeQボリューム:+45.4%の140.9万ユニット(去年96.9万ユニット) • EyeQ平均販売単価:$44.5(去年$43.7) • 自動運転車パートナーシップ:BMW/インテル/モービルアイ • テスラとの関係は、EyeQ3を最後に更新せず • 「テスラはモービルアイからの助言に耳を傾けないのでレピュテーションリ スクがある」 2016年EPS:予想68¢、新ガイダンス70~71¢JPモルガン(JPM)
• EPS:予想$1.43、結果$1.55 • 売上高:予想238.4億ドル、結果244億ドル • 売上高成長率は前年比+2.5% • 純金利収入:+6%の117億ドル(ローン残高、貸付金利↑) • 非金利収入:±0%の136億ドル • 債券部+35%(企業との取引好調) • 貸倒引当金は前期の9.35億ドルから14億ドルへ • クレカは新規顧客の引当金増。自動車ローン競争激化 • 株主資本利益率10%、ROTCEは15%ウエルズファーゴ(
WFC)
• EPS:予想$1.01、結果$1.01 • 売上高;予想220.9億ドル、結果221億ドル(+4%) • 純金利収入はGEキャピタル買収効果で6,600万ドル増の117億ドル • 純金利マージンは2.86%(-4bp) • 総融資残高+1%の9,572億ドル、住宅ローン組成630億ドル • 総資産利益率1.2%、株主資本利益率11.7%、ROTCEは14.15% • 景気サイクルに照らし、今後貸倒引当金は↑ • 石油業界には慎重、損金計上は+5900万ドル、エクスポージャー↓2.97 2.96 2.92 2.9 2.86 ウエルズファーゴの純金利マージン (%、ウエルズファーゴ)
22% 10% 10% 8% 50% ウエルズファーゴの非金利収入の内訳 (%、ウエルズファーゴ) ブローカレージ 住宅ローン・オリジネーション カード・フィー 信託 その他
300 703 831 1086 1074 650 703 831 886 924 ウエルズファーゴの引当金と損金計上 (百万ドル、ウエルズファーゴ) 引当金 損金計上
エクソン・モービル(
XOM)
• EPS:予想64¢、結果41¢ • 売上高:予想640億ドル、結果577億ドル(-22.2%) • カナダ、アルバータ州での山火事でオイルサンド操業一時停止 • 原油換算総生産高400万バレル/日(±0%) • 原油価格、精製マージン↓で減収 • 川下部門利益8.25億ドル(去年比-6.81億ドル)キャタピラー(
CAT)
• EPS:予想96¢、結果$1.09 • 売上高:予想101.3億ドル、結果103.4億ドル(-16%) • 製品価格↓圧力、先進国経済低迷が業績圧迫 • 販売高は全ての地域で減少 • 2016年EPS予想$3.53、新ガイダンスはこれまでの下限の$3.70 • 2016年売上高予想402.9億ドルに対し、新ガイダンスは410億ドル • 77¢の配当は維持シュルンベルジェ(
SLB)
• EPS:予想21¢、結果23¢ • 売上高:予想71.3億ドル、結果71.6億ドル(-20.5%) • 世界全地域で景況悪化、ただ今がサイクルのボトム • 上半期中1万6千人を削減、第2四半期に6.46億ドルの一時費用 • 19億ドルの資産評価損(ノン・キャッシュ)を計上 • さらにキャメロン買収に絡み3.35億ドルの特別損を計上ジョンソン&ジョンソン(
JNJ)
• EPS:予想$1.68、結果$1.74 • 売上高:予想179.9億ドル、結果184.8億ドル(+3.9%) • 為替要因除く売上高は+5.3%(米国+7.4%、海外+3.1%) • M&A、C型肝炎薬などの要因を除く世界全体の売上高増は+7.9% • 薬品部門売上高87億ドル(+8.9%)、新製品好調、R&D充実 • 消費者部門売上高34億ドル(-1.8%)、優先市場で地位を固める • 2016年EPS予想$6.65、新ガイダンス$6.68 • 2016年売上高予想717.1億ドル、新ガイダンス718.5億ドルスターバックス(
SBUX)
• EPS:予想49¢、結果49¢ • 売上高:予想53.4億ドル、結果52.4億ドル(+7.3%) • 既存店売上比較:予想+5.5%、結果+4% • ノンGAAPグロスマージンは+30bpの19.8% • 第4四半期(9月期)EPS:予想55¢、新ガイダンス54.5¢ • 通年の既存店売上比較:予想+6%、新ガイダンス+5%-10 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 10 2007 年1 Q 2007 年3 Q 2008 年1 Q 2008 年3 Q 2009 年1 Q 2009 年3 Q 2010 年1 Q 2010 年3 Q 2011 年1 Q 2011 年3 Q 2012 年1 Q 2012 年3 Q 2013 年1 Q 2013 年3 Q 2014 年1 Q 2014 年3 Q 2015 年1 Q 2015 年3 Q 2016 年1 Q 2016 年3 Q スターバックスの既存店売上比較(%、スターバックス)