オ
ー
ガ
ナ イ
ズ ド
セ
ッシ
ョン
1
「
生
き
の
こ
る
デ
ザ
イ ン
教育
」
Organized
Session 1“
Design
Education
for Surviving”
Organizer
Panelists
中 嶋猛夫 氏 :女 子 美 術 大 学 教 授 古 屋繁
氏 :拓 殖 大 学 教 授 丹 羽 健 夫 氏 :学 校 法 人 河合 塾顧 問 秋 山孝
氏 :多 摩 美 術 大 学 教 授 杉 山知 之 氏 :デジ タ ルハ リ ウッ ド株式 会 社取締 役 学 校 長 金子
満
氏 :東 京工 科 大 学 教 授一
パネリス トか らの メ ッセー
ジー
21世 紀はじめの教育環境河合塾 顧 問
・
河 合 文 化 教 育 研 究 所 所長丹 羽健夫
1.一
般大学に吹 き荒 れる改 革の嵐。
設 置基準の大 綱 化
、
大 学 院 改 革、
遠山プラン (スク ラップアン ドビル ド
、
国立 大学法人化、
COE )。 評 価と結 果の還 元。
全 共 闘 運 動の背 景に あ る 問 題の答え を、
1971年 (昭 和46年 )の中 央 教 育審議会の答 申 (46
答 申) はすで に出 して いた。
怠 慢。
2.
大 学の分化 (1 .
お よび 少 了化による) a 研究者・
高級技術者養 成 大学。
b.
専門的 職 業人養 成 大 学。
c,
よ き社会 人 養 成 大学。
d 消滅する大 学。
3 .
世 間の大学の評 価。
特に教育につ いて。
よ く見て い る。 入り口は広いが 入っ た あ と学生 が見 違 え る よ う に なる大 学。
4.
教育 課程が初 等 中等 教 育の美術教育を圧 迫し ている。
週5
日制、
総 合的 学 習の時 間、
学校文化。
5.
大学入 試に おける能 力評価の新しい動き。
AO、
小論 文。
巾広い 知的パッ クグラン ドと的確 な表現 能 力
。
デ ザイ ンの素 養が新しい教 養となる 可 能 性 は。
6 .
50年の意 味。
予備校 で 見 て き たこと。
高 度 経 済成 長の教育に与え た本 当の意 味。
継 ぐべき職業を奪 われて高等 教 育へ の道を歩 むしか な かっ た大 量の子供た ち
。
産 業社 会 化
、
情報社 会 化で 変 した子 供のデ ザ インセ ンス。
36 SPECIAL
ISSUE
OF
JSSD
Vol
.
12No.
12004 デ ザ イ ン 学 研 究 特 集号大 人は どう受け と め て い くのか
。
ど う 教 育 して い く のか。
デ ジタ ルハ リ ウッ ドの教 育デ ジタ ルハ リ ウッ ド株 式 会 社取締 役 学校 長 杉山知 之
デジ タ ルハ リウッ ドは
、
設 立9
年目、
全卒業生 は、
3
万 人 と なっ た。
こ の間、
新た に 出 現 し たデジ タ ルコ ンテン ツ ク リエー
ター
と呼 ば れる職種に対し て、
実 際の制作 現 場の ニー
ズ を調 査 しながら、
カリ キュ ラ ムの構 築と運 営 を 行っ てき た。
こ こ数年
、
まず、
デザ イ ナー
職 プログラマー
職と いっ た 直 接コン テ ン ツ作る と い う職 種 か ら、
ディレ ク ター
職、
プロデュー
サー
職といっ たところに も業界のニー
ズが高 ま り、
その方向の教 育 環 境 と学 習 環 境の整備に向かっ てき た。
ま た
、
希望す る職 種 を行 えるた めの学習 だけ で な く、
手 につ いた職を、
どのよ うな形で社会に 生 か し てい くか とい う こ と に も、
注 力するよ うになった。
こ れ は、
仕 事のスタ イル が、
企 業 人というだ けでな く、
SOHO、
フリー
ランス、
起 業な ど、
い くつ ものス タ イ ル が出現した た めであ り、
実 際に、
い くつ もの方 向に進む卒業生が ます ます 多 くなっ て い るた めである。
そのた め、
職流とい う造 語を作り、
受 講 生の希 望に合わ せ てゼミを行 うに至った。
さら に実 際の仕 事に あっ ては、
チー
ム内でのコミュ ニ ケー
シ ョン や、
ク ライア ン トとのコ ミュ ニケー
ションな ど、
最低限ビ ジネスパー
ソ ンと して行 動で き る知 識が求め られ る た め、
今年 度 からは、
全コー
ス に、
eコ ミュ ニケー
シ ョ ン検 定協会と タイア ップ して授 業と検定 を導入 し た。
こ の よ う に、
デザ イ ナー
養 成か ら始まっ た学 校 が、
時 代の流 れ に よ り、
よ り複 層 的で、
実 業に役立つよ う に変 化をして き ている。
今 年4
月 よ り専 門 職 大学院の設 立 が 可 能 に なっ た の で、
今 後、
当初 か らの夢であった大 学 院 設立につい て も、
行 動 を起こして いく 予定である。
多 摩美術 大学の教 育 多摩 美 術 大 学 教 授 秋 山 孝 相互知 的 満足 11年 前に 「受 験は サー
ビ スだ」 と い うキャ ッ チフレー
ズを自分の中に抱いた。
どの よ う に受 験を満 足して も ら う か を考え な け れ ば な ら ない。
その時の受 験に失 敗 して も、
一
NII-Electronic Library Service 悔いはの こ るが
、
やり切っ た ものが あ る こ とが大切 な要 素 だ と思った。
た とえ高 価 な ものを購 入して も本入が満足 す れ ばそれ は、
けっ して高 価 なもので は な く大 切な も の に な る。
受験 もこ の要素 が 重 要なキー
ワー
ドで あ る。
同じこと が教育のコス トにも反 映 される。
その大 学 を卒 業し てその 領域で仕事をして満 足 す れ ば卒 業 した 大学 は、
最 高の所に 位 置 する。 それ は、
プライドや励みと して満 ち足 りたもの を与え る。 さ ら に、
授 業に は、
入学した時 点である程 度の 満 足と喜 びが必 要 だ。
そ れ に指導 者である教 員の指 導 と研 究 と創 作の喜 びと満 足 が あれば、
自力で そのク ラ スの魅 力 が 生 まれる。
サブパ ン フレ ットと呼ばれ る大学案内。
卒業生の今後。
大学の最も重要な 財 産 は、
卒 業 生の活 躍ぶりである。 受 験競争倍率を越え て 入学し学 費 を支 払い、
そ して勉 強し専 門知 識を得て卒 業す る。
そ の結果 は何か という と、
その大 学 を 出 た学 生の希 望 する分 野で、
卒業生が のびのび と活 躍 し ている かだ。
そ れが 明解な卒業後のイ メー
ジ とな り、
目 指すター
ゲッ トが 決まる。
そこで大 学案 内 と は 異 な る、
サ ブパ ン フ レッ トと呼 ば れる小 冊 子を作り、
こ れ か ら 入学す る 受験 生に将 来の姿 を明 確にするイメー
ジ を伝え る 小冊 子 を出版し た。
これが受験 生に人 気を博し て い る。
大 学 院の充 実とファ カ ルテイ
・
ディベロ ップメソ ト (FD
) につ いて 創 作 と研 究 をすること に よっ て、
各 自の深い考 え方 を持 った 学 生が 社 会 から求め られ る。
そ れ は実技 と理 論の両 立 を促す 場と して、
大 学 院が 必要と さ れ て く る。
そのた めに 教員にお けるユ ニー
ク な研 究と創作が実例と して求め られ る であろう。
それ は 世 界 各 国 から の交 流も生ま れ、
グロー
バ ル な ものへ と発展しな けれ ば な らない。
学 生に 「自主性」と 「知 的 意 欲」 「各 自の問題 意識」 を 持 たせ るため に
、
展覧 会や小 冊 子 を作 り、
大 学の授業の内 容 を社 会 に伝 え、
その成 果を検証 することが 重 要な方 法だ と考 えて いる。
そのため に各 プロジェ クトを作 り、
研 究 と 創 作を進めて い る。
東 京工科大学の試み 東京工科大学 片柳研 究所 所 長 メディァ学 部 教 授 金子 満 東 京.
匸科 大 学は、
大 学 自体未 だ20年 を経 過し ていな い 新 しい大 学である。 最 近積極的 な 改 革 を行ってお り、
現 存 する一
番 古い学 部は メディア学部で5
年 目である。
あと の 二つ、
バイ オニ クス とコン ピュー
タ サ イエ ン ス学 部は本 年 開設 され た。
大 学の前身は専 門学 校で現 在の大 学 キャンパ スにも専 門 学校が共 存している。
大学と して の メ リッ トは、
専 門 学 校の新 鋭 機材や設 備を利 用 する こと が で き ること。
そし て身 近に あ る専 門 学 校 との差 別 化を ど う図る か、
常に その現 場に接 して色々な試み が で き ること である。
メディア学 部に は表 現、
環境、
技術と い う3
つの コ ア があり、
学生 はどの コアの科 目を とっ て も構わ な い。
そ し て全学生が ノー
トPC
を必 携 してお り、
常に ノー
トPC を介 し て演 習と講 義を有 機 的に結びつける ことがで き る。
メデ ィ ア学部の特色は演習 重 視である。
1年 次は日本 語 力・
プ レゼン カ、
2
年次はIT
とメディアリテ ラ シー、3
年 次 は専 門スキ ル、
そ して4
年 次は独 自の研究テー
マ で卒 論 とい う よ うに常に少 人数の演習が必修である。
さらに ユ ニー
ク な 存 在 は 片柳 研 究所の ク リエイ ティブラボである。
こ こは 教 育 支 援・
研 究・
実 証 制 作とい う3
つ の機 能を もっ てお り、
平 成15年 文 部 科 学 省のオー
プン リ サー
チ セ ン ター
に選 定 され た。
デ ジタ ル 映 像 制 作 技術の研究開発が そ の テー
マ で、
コ ン テ ン ツ制 作 産 業 界30社とコ ン ソー
シア ム を 組 ん で 共 同研究を行う と共に、
学 生の就 職 先の確 保 を図っ ている。
本日は ク リエイ ティブラボ がメディア学 部で行っ て い る新 しい演 習 方 法 や産学 共 同のプロジェ ク トなどを紹 介し な が ら、
メディア学部の目指す未来を実例で示 したい。
〈丹 羽〉ご紹 介 頂 きま し た河
合
塾の丹 羽でご ざい ます。
今 日私が お話しする内容がレジュ メ に書いて あ り ます が、
時間
の関 係か ら2
か ら説 明さ せ て頂き たいと思 い ます。21
世紀初
めの 教 育 環 境につ い て具 体 的に ど のよ う な動き があるのか をテー
マ と し て話さ せ て頂
き ます が、
私はデ
ザ イン、美
術の専 門 家で はあ りま せ んので、デ
ザイ ン系、
美 術 系とい う専 門 的な視 点 か らではな く、
教 育 全 体につ いて トー
タ ル な視 点か ら話さ せ て頂き た い と 思います。
ま
ず
この資
料を ご覧 下 さい。 多 くの方は ご覧に な っ たこと があると思いますが、
これ は 河合 塾が受 験 生のため に作って お り ます 各 大 学の入学 試 験のボー
ダー
ライン を 示 し たもの で ご ざい ます。
実 際は文学
部、
人 文 学 部、 外 国 系の全 大 学、学部
が載っ て い る こ のよ う な分 厚いもの です。
こ の資 料の具体的
な見 方と しては、
例 え ば 慶 応 大 学 文学
部、
人文 社 会の場 合、
合 格 数 字と書
か れ た欄に67 .
5
とあ り ますが、
つ ま り偏
差 値で67 .
5
ぐ らいが 合 格のボーダー
ラ イ ンで すよということ です。
その下 にある記 号 は 試 験 科 目 を 示 し て お り、
英 語、
小 論 文が 必須で、
日本 史、
世 界 史か ら一
科目 選択ということを 示し てい ま す。
偏 差 値67 .
5
とい うの は、
ものすごく高い です ね。
ご承 知の よ うに、
偏 差 値と言うの は50
が平 均 値で あ り、
67 .
5
とい うの は その平 均よ り も か な り高いとい うこデ ザ イ ン 学 研 究特 集号 SPECIAL ISSUEOF JSSD Vol
.
12No」2004 37と に な り ま す
。
そ して、
他の欄 も 見て いただけ る とBF
というのが 目 につ く と思います。
BF
の説 明に移る前に簡 単にボー
ダー
ライン の決め 方につ い て 説 明さ せて頂 き ます。 例 え ば、
早稲田大 学の教 育 学 部ですと、偏
差 値42 ,
4
か ら70
まで2 .
5
ピ ッチ でずっ と刻んであ り、
受 験 者の数
と そ れぞれの 偏 差 値におけ る合 格 者数
が 示 さ れて い ます。
例えば こ こを見て頂く と偏 差 値55
の 人 が61
人受 験して4
名 受かっ て57
名
落ち ま し た とい うこと が分か り ます。
偏 差 値が 上 がっ て い く と合 格者 数が増えて い くこと が お分か り頂 ける と思いま す。
そ し て、
偏 差 値67
.
5
の所では、18名
が受 験し て11
名 受 かっ て7
名不合 格 と なっ てお りこ の辺が半々で す ねe こ の合 格 者と 不 合 格者
が50
% :50
% に なるラ イ ン をボー
ダー
ラ イン と して決め て お りま す。
次にこれです が、
合 格 者は ずっ と点々 とい る の ですが、
不合 格者が見 当 たりま せ ん。
つ ま り不 合格者
がいない の で、
ボー
ダー
ライ ンが決まりませ ん、
つ ま りボー
ダー
が フ リー
なの でBF
と書いて あ る わ けです。
次にこれ は 法学 系のある 大 学の例です。
こ の学部
もBF
です。
そ して今 大 学 全 体で四割 近い大 学 が、
学 部 学科ベー
スで見て行く と、
定 員割れ を おこし て お り ま す。
こ の
.
番 の理由と して あげられ るのは少 子化です。
こ の厳しい少 子 化 を 乗り越え る た め に、
大 学の分化 が凄い勢いで進ん で お ります。 これは私の分類
で す が研 究 者・
高級 技 術 者 養成大 学、
専 門 的職 業 人 養 成 大 学、
適当 な名 前 を考 え 中 なのですが、
よ き社 会 人 養 成 大 学、
そ し て消 滅する大 学です。 こ の分 化 はハ ッ キ リ と目に見えて いまし て、
具 体 的に大 学 院へ の 進 学 率によ り分 類して い く と、
工学 部の 場 合、
東 京38 SpEC]AL ISSUEOF JSSD VDI
.
12No.
12004 デ ザ イン学 研 究 特 集 号工業 大 学です と
85
%、
九 州 大 学ですと75
%。
こ のよ う に70
%以上 が学 部か ら大 学 院に進 学 する大 学と、
それに対 して40
%前後
の中
間の大 学、10
%に満 た な い大 学に分 ける こと ができ ます。
も ち ろ ん大 学 院へ の進 学 率が直
接 大 学の評 価につな がるという わ け で はあ りませ ん。
ただ 大学院
へ の進 学 率が70
% の大 学 と10
%末 満の 大 学では教 育 内 容が全く違っ て く るこ とが容 易に想像
が で き ま す。 先ほど 申 しま し た よ う に研 究 者・
高 級 技 術者養
成大 学、
それか ら専 門的 な 職 業人養
成大 学、
よ き社 会人養
成大 学な ど と、
もう 完 全に分 化が始まっ てい るとい う こ で ご ざいま す。
次にこれ は皆さ ん よ く ご存知 だと は思い ますが
、
18
歳人 口つ ま り大 学 受験 人口 の変 化を 示 し たグラ フ です。1992
年が ピー
ク で し て、
その1
つ 前のピー
ク が1966
年です。 つま り第一
次ベ ビー
ブー
ムの世 代が1966 年
のピー
ク を作り、
第二次ベ ビー
ブー
ムの世 代 がユ992
年のピー
ク を作っ ています。1992
年で は204
万9000
名お りま す。 ところ が昨 年の春は150
万名に なっ て いま す。
そ して、
問題はさら にこの 数 字は下 がっ て い くと い う こ と です。
これ を具 体 的に美 術 系 の大 学の志 願者
数で見て いき ますと、若
干の 数 字の 違いはあるかも知れ ま せ んの で ご容赦 頂き たいので すが、
東 京 藝術 大 学の場 合、
ピー
ク時の1992
年の志 願 者 数を100
と す る と、
2002
年の 春の 志 願者
数は74 .
2
%となっ て お り ま す。
全 体 平 均で は81 ,
0
% と な って お り ます。
これ を専 修 学 校のデ ザ イン系で見て いき ま し て も ピー
ク時に対して22 ,
000 〜17,
000
名 減 っ て い ます。18
歳人口は 先 ほ どから申 しており ます と お り、1992
年でピー
ク で204
万9000
名、
そ れ か ら2002
年 昨年
は150
万 名で73
% まで減っ て お り、
これ に対して2002
年の大 学志願 者 数 は95
万6000
名で82 .
1
% と なってお り、18
歳人 口の減り よ り も大 学 志 願 者 数の減り の方 が 少 な く なっ て います。
こ の理 由 は大 学 志願率の 上昇が あげら れ、11
年 前は35 ,
4
% で し た が、
2002
年で は47 .
3
% に 上昇して い ます。
そ れ で は今 後も さ ら な る 大学 志 願 率の上昇が 見 込 める か という と、
こ こ4
、
5
年の動 向を 見 てい ま す と残 念 なが らス トップ して いる と 言 わ ざる を え ません。
で すか ら今 後も50
%前後だと思い ます。 暗い話 で 恐縮 で す が2009
年、
7
年 後に は18 歳人 口 は現 在の80 ,
7%一
NII-Electronic Library Service になる と予
想
さ れ ていま す。
つま り今後実
際に消 滅 す る大学
はどん ど ん出て まい り ます。一
般 大 学 だ け ではなく美 術 系の大学
も消 滅 する大 学が出て く る と 思いま す。
そ れで は どのよ う な手を打てば 消 滅 を 避 けられ る のか。 こ の問いに 対する答 えの参 考と して こ の よ う な ア ン ケ
ー
トが ご ざい ます。
これ は高 等 学 校の先生 に、
偏 差 値 をあ ま り意識
しない大 学の中で、
あ なた の学 校が評 価 する大 学が あ ればお答え 下さいという ア ン ケー
トです。
分か り やす く言えば 高 等 学校
の 先生 が 生徒
を 比較 的入 りや すい大 学に生徒
を送っ た。 その 後その学 生 が びっ く りする よ う に見 違え る よ う に伸びて い る。
そ ん な大 学は どこ ですか、
これ を教 え て く れ ということです。 これ は隔 年で 調査をして お り、 2
年 前の2001
年 度と1999
年 度の二 つをの せ て あり ます。
こ こに 出 て くる常 連と し ま し て は、
金沢 工業
大学、
それか ら大 阪 経 済 大 学。
そ れ か ら、
駿 河 台 大 学 だとか 多 摩 大 学 だとか が常 連で出てき て お り ます。 そ れでは常 連で出て くるよ う な大 学は何 をや って い る のか。
端 的に申
し ます と、
学 生 が 伸 びる よ う な指 導を し てい て、
面 倒 見 が 良い。多
摩 大 学の場合
は、
大 学の学 生に対 する姿勢
がい い.
様々な チャ レンジ精 神が 旺 盛。教
育 熱 心。
スタッ フが充実。
例 えば金沢工業
大 学の場 合、
入学し て すぐに教 官 と職 員そ し て生 徒がいっ しょに 三泊四 日の合 宿 をする ん です ね。
昼 間はヨッ トや カッター
に乗 り、
夜はデ
ィ ス カッ ショ ンを し て、
教 授 たち は 自分のやっ ている 研究
がいか に楽しい のか面 白い のか一
生 懸 命 説 明 す る。 実 際に見て き ま し た けど、
その合 宿を通して学
生は少しずつ 研究 とい とい う もの はこん な こと なの か、
と か、
こ の人 はこうい う ところに面 白さ を感じ ているのか、 とい うの を実 際に肌で感じ てい るわ け です。 あ と合 宿か ら帰っ てき て も生 徒の面 倒 見はい い です。
夜7
時 ぐらい に研 究 室 を まわ らせ て頂き ま した が、
学 生が一
人 黙々 と実 験を やっ てい ました。 他の常 連になっ ている大 学も 同様です。 先ほ ど、
研 究 者 養 成 大 学そ れ か ら専 門 職 業 人 養 成 大 学、
よ き社 会 人 養 成大学、
消 滅 する大 学と分 類さ せて頂 き まし た が、
これか らの少 子 化社
会を生き残るため に は、
教 育の 中身、
面倒見
のよさが重 要と な る と思います。
最 近の学生 は ほっ とい て自立するの は な か なか難し い。
ですか ら面 倒 見の 良さ とい うのが今 後生 き残る 大 学と して決 定 的な ものなっ て い く と 思い ます。
あ とこ の よ う な運 営を実 現す る た め に は、
大 学一
丸と なっ て取り組む 必要があり ます。
やは り総合大学
の 場 合は、
教 授 会がた くさ ん あった り し て、
なかなか一
丸にな れ ないということ も あ り、
こ の表に は単 科 大 学が多く含
ま れ ているのが 分かる と思い ま す。
少 し話は変ります
。
こ の資 料は美術
系の大 学、
教 育課程の中に おける美術
系は大 変 危 険 な 状 態に あ る とい うこと を 示 してお ります。1979
年に は中学 校の美術
の時 間は合 計で210
時 間、
こ れ が2001
年の合 計 は140 〜175
時 間。
そ して昨 年か ら新しい 教育 課 程が ス ター
トし ますが、
その中では115
時 間に なってお り ます。
その原 因と し て は、
ゆ と り教 育、
週 休5
日が 確 実に影 響 を与え ていると思われ ます。
つま り土 曜 日が 無く な るこ と で、
芸 術 系の時間、
それか ら学 校 行事
を どん ど ん減ら さざる をえ な くなっ ている わ け です。
これ は学 校 文 化 をど ん ど ん 切 り捨
てて い る と 言え ると思います。
これ は美 術 系の先 生 方は声を大 に して 叫 ばな い と、
本 当に取 り返 しがつか ない状況 に な る と思います。その次に
、
大 学 入試
に おける能 力 評 価の新
しい動 きにつ いて説 明し ます。 私ど も河 合 塾には美 術 研 究 所というのがあ り、
美 術 系の大 学に進 学する人 たち の指 導を して お り ます。
その 中で最 近 変っ た動き が で き て いま す。一
つ は美 術 研 究 所に 通っ て い る けど一
般の大 学を受 験す る ケー
ス で す。
も う一.
つ はAO
(ア ドミッ ションオフ ィ ス) 入試です。 つま り一
般ペー
パー
テ ス トで測 られる英 語、
数 学、
国語、
理 科、
デ ザ イン学 研 究 特 集 号 SPEC【AL ISSUE OF JSSD Vot
.
12No.
12004 39社会
の限られた 知 的 領 域能
力だ けでな くて、
それ以 外の能力 を測り たい とい う欲 求か らAO
入試が登 場し ま した。 私 どもの美術
研 究 所のデ ザイン講
習は理 論 も ち ろ ん実 技も伴いますが 理論 講 座と して総 合表
現 というも の を教えて います。
そ こで は まず
何 を表 現 するべ きか、
表現すべ き な にものか を考え る。
表 現 させ る な に ものか は、
論理の領 域、
そ れか ら感 性の 領 域、
いろいろ な知 的 領 域 全 般に関わ る わけですか ら、
それ を 通し て知的バッ ク グラウン ドを太らせ る。
そ し て そ れ をいかに表現する か。 表 現 というのは、
もちろ ん絵画、
デ ザイン、
音 楽と か そ れから文 字、
言 葉な どいろいろあっ て、
そ れを総 合 的に いか に表 現 する か を教えて い き ます。
そ してAO
入 試というの が まさに こ の能力 を評 価 するわけです。
そのた めデ
ザインで入っ てきて、一
般の大 学のAO
を 受 けて、
例 え ば 名古屋大 学の哲 学です とか、
あ る い は、
慶 応の 総 合政 策 とか、
神戸 大学の人 間 科 学 だと かいろ ん な とこ ろ に入っ て い くという 動 き が でてきて いるわけ です。 そ れ か らデ
ザ インというのは 明 ら か に教 養の一
つ に な りつ つ あるので は ないか と感じて います。
そ れで最後に な りますがデ ザイ ン学 会
50
周 年とい うことですが、50
年を機に私が 予備 校で見て きたこ と を少し話させ て頂 き たい と思います。
高 度経済
成 長が教 育に与
え た本 当の意 味、
継 ぐべ き職 業を奪 わ れ て、
高 等 教 育へ の道を歩む しかな かっ た大 量の子 供た ち、
これ はあとで機 会が あった ら説明します。
いず
れ にしま し て も、
こ の50
年 間 産 業 社 会、
情 報 社 会 化、
子 供 た ちのデ ザイ ン セ ンス っ て いうのは、私
た ちが見ていま し て も一
変いた し ま し た。
私は毎 朝 す ぐ隣の美 術 研 究 所のショー
ウィ ン ドに飾ら れ て い る生 徒の作
品を見て出 勤 するのですが、
こ の35、
6
年 の 間で一
変し ま し た。
高 度 経 済 成 長と絡む と思 うの ですが、
もの す ごく美し くな り ま し た。
こ こ で少 し 現 物ご覧 頂き た い と思います。
私は素人で す か ら、
私が美しいと思 うだけ で あ り ま して、
な んだと思わ れ る か も しれ ま せ ん。
これ はCD
の ジャケッ トを作る とい う課 題 で す。
私は これ を み てハ ッ とする わ け で すね。
こ の 作 品を作っ たの は、
高 等 学 校の2
年生、
3
年生で、
こ の 中には ほ と ん ど美 術系教 育を受 けて いな い子 供もい るか も し れま せ ん。
その他の作品 も 4〔〕SPECTAL ISSUE OF JSSD Vol
.
12 No」2004 デザイン学 研 究 特集号ご覧いただ ければ と思います
。
(ス ライ ドが流れ る)これは お 願いですが
、
今のが美しいか ど うか 専 門家
の評 価は わ か り ま せ ん が、
私は30
数 年 前と 比べ る と、今
の 子 供 達のセンス が もの すごく よくなっ てい ると感じ ます。
そ し て感 動 を お ぼえ る わけです。 そ れで お 願い し たい こ とは、
人 学 試 験につ いて で す。
こ のよう な 能 力を適切に測れ るよ う な入 学 試 験を や っ て頂き たい。
も しこ の よ う な能 力が測 られ る とい っ た ら、
子供た ち はそれに向かっ て夢
中で走ります。
私は美 術 系の入学試
験につ い て は あま り知り ませ ん が、
ぜひ私 が 美しいと 思っ た こ のセン ス を、
育て 上 げる よ う な、
磨き あげるような入学
試 験をやっ て頂 き、
入 学し た後の教 育も う ま く育て上 げる よ う な教 育をぜひ お願い したい と 思いま す。
以上で私の話を 終わ らせたいと思います。〈司会 :中
島
〉丹 羽 先 生 あり が と うご ざいま し た
。
そ れ で は次、 杉 山先 生お願い し ます。
〈 杉山〉杉 山です
。デ
ジタルハ リ ウッ ド と い う社 会 人 向 け の学 校を やっ て お り ます。
パワー
ポイ ン トで簡 単に 学校の説 明 を した後、
1
時 間ほ ど質 疑 応 答の時 間が あり ますので、
その時に色々お 話 が出 来れば と思い ます。 デジ タ ルハ リ ウッ ド というのが 正式
な名 前 な の で す が、
生 徒 も含め外部
の方もデジハ リ、
デジハ リ と皆さん呼
ぶの で、 我々 自体デ
ジハ リということ で最 近 ブラ ン ドを変
え ま した。 しか し会社
名はデジ タルハ リ ウッ ドで す。
いま会
社と申しま した が学 校 法 人では なく本当 に会
社なわけです。
各 種 学 校で も な く、
誰か らも認 可を受けて いない、
つ ま り勝 手に やっ て いるので業 態と しては サー
ビス業です。
僕 自 身は教 育して い る という気持
ち は全 く無く、
こ うい うこ と を学び たい人 に学 習できる 環境を揃えて い る だけ だと思っ てい ます。ど うい う方が来るか という と
、
よ く あ る ケー
スと し て は普 通の大 学に入っ た ら居心 地 が 良 くて遊ん で し まい、
3
年の後 半 ぐらい になり一
応み んなと一
緒 に就 職 活 動を して テキスタ イ リングの株 式 会 社に入一
NII-Electronic Library Service 社が決ま り
、
何 年か経って ハ ッ と自分に立 ち 戻っ た 時に、
そ こ の会 社の 部 長さ ん達と か を見て、
20
年 後 にあ あいう姿に自分が な るのか と 思っ た瞬 間にゾッ と して、
本当 に こ の ま まこ の会 社に居てい い のか な と い う こ と で来られる方。
他に はず
っ と 小 さい時の 記憶を呼 び 覚 まして いく 人 が非 常に多
い です ね。 そ うする と、
小学 校の時に地 域の絵 画コ ンテス トでグ ラ ンプリ貰った と か、 中学生ぐら い ま で は模 型 作っ た りする の大 好きだっ た と か、
そういう記 憶 が 蘇っ て き て、
やっ ぱ 自分で表 現 を する とい うこ とで仕事
に就 け ないかなとい う風に思う。
その時に一
か らデ
ッサンをやる と な る と、
な か な か大 変そうだなあ と 思う。
ところ がパソコ ンを使って や る とある程 度や れる ん じゃないかっ てい う ふ うな 夢 を持って く る。
そ れ にプラスして95
年 くらいか ら始まっ た イ ン ター
ネッ トの流れの中で、
自分の名 前で勝 負で きるよう なデ
ザ イナー
じゃ な くて も、
ほんと に末 端の勝負
か も し れないけれど も、 日々デ
ザ イン も しつ つ た く さ んの情 報を作っ ていく という仕 事が、
世の中にある ら し い なあというのを感 じて来るケー
スですね。
そ の他に は、
会 社 をやめたい と か、
こ の2 、 3 年
は 不 況 なの で会 社を続 けな が ら、
夜とか土日に勉 強し に い らっ しゃ る方がい ます。
我々 自体はIT
系の ベ ン チ ャー
ですの で、
こ の会社
を立 ち 上 げ た1994
年の10
月 以 降、
左 側にある よう な たく さ んの会 社 やサー
ビ ス を立 ち上げて い ます。
で す か ら普通、
学 校 とい うの は あ る業 界に向
け て外 側に立っ て い る場 合が多いと 思 うのですが、
僕 た ちの気 持ち と し て は こ の学 校は デ ジ タルコ ンテン ツ業 界の中
にある学 校 だ という気 がし ていま す。
ですか ら、
ほ んとに業 界の方に多 大 な い ろ ん な意 味で援 助 を得て います。
な るべ く色々 な ところでサー
ビス を し てい こう とい うことで、 東 京か ら始まっ た学
校が今では札 幌 から福 岡まで8
つ の学
校を やっ てお り ま し て、
関連
の会 社も右 側に書 い てあり ま す が色々 なこ とを やっ て いま す。
そ れ か ら地 域地 域で会 社を作っ て、
福 岡に出 たと き は 九州 イ ンター
メディ ア研 究 所、
北 海 道に行けばま た北 海 道の トライビー ・
サッポロ とい う会 社を作り、
受 講 し終わっ た 人 が働 ける場を作っ た り も して い ま す。
ア ドバイザー
の人 たちに常に色々 業 界と し て の意 見 を聞いてコー
ス開 発 を行っ て い ます。
コー
ス開発 は 常に新しい コー
スを作っていますの で半 年 毎に大 部 分は変
わっ てい く。 それで落ち着か ない学
校という ことで 先 生 たち に怒ら れ ています け れ ども、 業 界の ニー
ズがデ
ジ タ ル系
の場 合 どんどん 変わっ ていき ま すので、
外 部の方の意 見 を聞く とい うこと を非 常に 重 視 して います。 外 部の本
当 に ビジネス の現 場にい る方の協 力と先ほど言
いま したが、
受講
し た 人の 就職
先になる よ う な会 社 だけでは な く て、
将 来、
デジ タルク リエイター
に なっ た時に ク ライアン トに な る よ う な会 社 も協 力 して くれ てい る と い う の が我
々 の 特 徴の1
つ だと思っ て い ます。
例えば 伊 勢 丹さんの よ う な百貨 店さ ん も協 力し てくれて います。具
体
的な教 育の方 法というのは、
パソ コン を教
え なが ら、
デザ インに とって 必要な知 識を教 えるとい う基 礎 的な も の か ら、
少し自分のキャ リ アに合わ せ て専 門 的 なこと をやっ て、
最 後にゼミ と か イ ンター
ンを やる。 インター
ン は全 員が行く わけでは な く、
パー
トナー
の方に協 力して頂い て、
で き ればイ ン ター
ンを2
ヶ月く らい送
り 込 む。
し かし、
インター
ン というのは企業
に とって時 間 もコ ス トもか かり ま す。
特
に 不 況の中では 大 変です。
そ こで我々はプロ ゼミ という面 白い取り組み を し てい まして、
例 え ば 先ほ どの伊勢
丹 さ んの場 合 は、
新 宿 伊 勢 丹のWEB
サ イ ト の リニ ュー
ア ルプランを考え て欲
しいといっ たお 題 を企 業か ら頂き、
そ れ を希 望 者が全 員で取り組み、
最 後 出 来 上がっ たとこ ろ で、
も う一
回 評 価に来て頂 くとい う仕 組み で す。
企業
に とっ て は、
もちろん学 校の 中での ラ イ セ ン スで モ ノを 作っ てい ますか ら、
その ま ま商 用 利 用とい うの は で き ま せ ん が、
プロ ト タイプが 見ら れ る とい うこ と で メ リッ トを感
じ て頂 い ています。
こ の よ う なプロゼミを盛ん に行っ て い ます。
だいたい この プロゼミに参 加し て頂いて い る 企業
は30
社 ぐらい です。次に どのよ う な カ テゴリ
ー
がある か と言う事なの ですが、
WEB の グラ フ ィ ッ ク系の デ ザイ ン、CG
映 像、
最 近は特にディレ クター
と か プロデ
ュー
サー。
最 後に プロ グラマー、
エ ン ジニ ア です。簡
単に科目 だけ お見せすると、
こ のあ た りがWEB デザインと呼 ばれ る とこ ろで、一
番 受 講生 が多い と こ ろ です。
特 デ ザ イ ン学 研究特集 号 SPECIALISSUE OF 亅SSD Vol.
12 No.
1 2004 41 N工 工一
Eleotronio Libraryに女 性が多いです
。
最 近で は小さいお子さ ん がい ら っ しゃる よ う なお 母 さん も 非常に多い です 。 自分た ちの活動
をWEB デ
ザ インにしたい という意 味では、NPO
と かNGO の方
た ち も よ くいらっ しゃ います。
で すか ら本
当 にプロのデ ザイ ナー
に なるため に来るの ではな くて、
先ほ ど も お話が出ました け ど、
先に何 が表 現したいか が見つ かっ た 人 が、
表 現 する手段を 手に 入 れ る た め に来るような 面も最近 増 えて います。
ですの でク ラ イ ア ン トの要 求に対して、
適 切に応え る という ような プロ のデ ザイ ナー
と は違っ て、
自分 た ちのや りたい ことが 見 えてか ら、
そ れ を外 側の方 に知らせ る た め にWEB デ
ザインを習 うという 人 た ち ですね。 これは本 当に増え て き ている感じがします。 あとはグラフ ィ ッ クの方で す ね。
これ は本
当 に美 術 系の大 学のグラフ ィ ック に似てきて い る と思います け れども、
特に我々 力を 入 れて い るの はWEB3D
と い う もの で、
自動 車 会社
が どん どん使っ て いま す が、
WEB 一
ヒで3
次 元を表 現 する とい うことです。
そ れ か らDTP
系の こと も、
もちろ ん やっています。
WEB
とDTP
が 両方わ か る と よ く 地方では仕 事があり ます。
次
はCG
クリエ イ ター
の方は 通常の フルCG
ですね。
こ の辺の人 は で す ね将 来フ リー
で映 像 作 家に な り た い人 が 非 常に増え ていま す。
そ れ か らVFX
とい うの は、実
写のビデ
オ 映像とCG
の合 成とい うこと に な り ます け ど、
業界 に 入っ てミュー
ジッ ク ク リッ プと か、
テ レ ビ とか などで活 躍 する 人 が多
い です。 そ れか ら、
通常のデ
ジ タ ル映 像 編 集、 こ こで は将 来映画 監 督さ ん に な りたい と いう 人 た ち も来て います。CG
と か 映 像の 方は 相変
わ らず、
どちら か とい う と ビ ジネスと い う よ りは、
自分の夢を そこにかけて くるタイ プの 男の子 が多いで す。
そ れで いよいよです ね、
デ ィ レ ク ター
プロ デュー
サー
という ところ があり ま して、
今ちょっ と した サイ トだと一
卜人。
大 き なWEB
サイ ト です と二 百 人 ぐらいか か わ ること も非 常に多い ので、
ど う して も ま と め役の ディ レ ク ター
が 必要に な り ま す し、
ま た二 百 人 規模の チー
ム にな り ま す とディレ ク ター
だけ で4
、
5
人い る とい うこ と も あり ます。
だいたいそ ういう時はWEB サ イ ト全部で二 億円程 度 の プロ ジェ ク トにな り ま す け れ ど も、
結 構な大き な お金が今 動い て い ま す。
ですか らそ ういう とこ ろが 42SPECIAL ISSUE OF JSSD Vol
、
L2No.
120e4 デザ イン学 研 究 特 集 号WEB
ディ レ ク ター
と して のお仕 事。
こ のよ う な仕 事 は す で に業 界で数 年やっ たデ ザ イナー
の方が、
ディ レ ク ター
と しての スキ ルを手に 入 れ た い ということ で戻っ て らっ しゃ います。
さ らにWEB プロデュー
サー
という とこ ろですけ ども、
こ の辺に な り ま すと、
もうデ ザイ ナー
と して の スキル が全く無く て もです ね、
普 通の企 業で30
歳 以上の人で 自分の地 位を持っ て いる よ う な人 が、 イ ン ター
ネッ ト ビ ジネス がや り たいが た めに習
いに く る。 だいたい30
歳か ら50
歳く らいの人が どんど ん 出てき てい ます け れ ど、
業 界と しては本当 にプロデ
ュー
サー
と いう 人 は足り ない で す。
や は り企画 と かプレゼン が あり ますの で、
向き 不向き で す と か、
人 格が かなり重 要な部
分を占めま すの で、
なか な かゼロ か ら我々 の ところでお 育てす る というのは難しい ですね。
も と も と あ る程 度 適正 がある 人 に、
専 門の勉 強 をして頂く というこ と です から、 なかなか難しいな あ ということがございます。
後 プロ グ ラマー
ですけど、
こ れ は い ろ んな 技 術が WEB では あ り ます けど、
きちっ と技 術が身
につけば 並のサラリー
マ ンを は る か に超える給 料が頂け る と い う世 界です け れ ど も、
ほん と に科 学 技 術 離れです ね、
志 す 若 者が少ない です ね。
う ちの学 校で若 者と いっ て も だいたい25
ぐらいが若 者に なるわけですが、
ち なみ にデジ タ ルハ リ ウッ ドはスター
トして10年
に な り、
平均 年 齢はずっ と27
才 ぐらいです。
だいたい コ ア が25
〜
35
才という学 校ですね。
だか ら大 学 院の 修士 課程よ り年齢
だ けは高い という学 校に なって い ます。 それか ら もちろ ん普 通の アー
トスキル も やっ ていま す。
先ほ ど も言いま し た よ う に ほ と ん どの方 が デ ザイ ン教 育を 全 く受 けてお りませ んので、
ベー
シッ ク、
美 大で いえ ばベー
シックのベー
シッ クなっ て し ま う と 思い ます けども、
デッサ ン をやっ たり、 キャ ラク ター
デザ インを やっ た り、
あ と は映 像を や る 人のためにシ ナ リ オ やス トー
リー
な ど も入っ てお ります。
色々 な試みをやっ て い ま すが、
プロゼ ミ、
インター
ン シッ プ、
企 業の方に来て頂い て審 査 会を やる と か、
就 職の ゼミは か な り激し く や り ま す。
そ れか ら就 職支援のWEB
サ イ ト持っ てい ま して、
常 時400 〜500
社く らいの求人 を 全学生 と卒 業 生が常に 閲 覧で き るWEB
サイ トを運 営してい ます。
卒業生 はず一
NII-Electronic Library Service っ と就 職 支
援
サイト をずっ とタ ダで み られ る。
それ で学内
で企 業 説 明会とい って企業
の方
が来て、
う ち の会 社に来て ほ しいというよう な説 明 会も か な り頻 繁に行わ れて い ます。
そ れ か らグルー
プ会 社にデ
ジ タ ルスケー
プとい う 人材 派 遣 会 社 があ り ま す の で、
こち らの ほうに登 録し ていただいて業界
に出て行 き ます ね。
それ か ら卒業
生のネッ トワー
ク を 非 常に大 切に し ていますので、 8
番 目ですがネッ ト ワー
ク が あ る とい うこと、 9
番 目はデ
ジ タ ルハ リウッ ドパー
トナー
ズといっ てWEB
上 で4200
名の方 がパー
トナー
に なって頂いて、
なんらかのか たち でご支援
頂いて いるという形なっ ていま す。
色々なところに卒 業 生 は 入って い ま す と言
うことなの で す が、
こん な とこ ろ です。
も う
1
つ レジュ メ に も書
い てあ り ますが、
こ の春
ぐらいか ら必修
に して しまっ たの ですが、
eコ ミュ ニ ケー
ション検 定というのを 必修で やっ て います。
こ の協 会は まだ立ち 上 がっ たばか りで、
ほ と ん ど知ら れ て はいま せ んが、
ど ういうこと を やっ ている かと いうと、
インター
ネッ トの普
及 に伴い、
そのよ う な 業 界に お け る産
業 動 向 調 査 をデジタルハ リ ウッ ド と 共 に行い ました。 具 体 的に は その よ う な業 界に今こ れから入って く る人た ち に、一
番 必 要 だと思わ れ る スキル はどういう もの で しょう。 現 場で出 来る とい わ れ る ために必 要なスキル と は何で し ょうと い うの を 調 査し ま し た。一
番出てき たの が戦 略 的な志向
と か で す ね、
情 報の共 有、
要す る にコ ミュ ニ ケー
ショ ン能
力ですね。
それ か ら3
番目く らいになる と、
高 い技 術 力、
面 白い発 想、
アイ ディ アが で て き ま し た。
実 務 経 験よ りもコ ミュニ ケー
ション能 力や仕 事に対 する熱意
を重 視 する傾 向 は やっ ぱ りある んです ね、
現 場は。
コ ミュ ニ ケー
ショ ン能 力です ね。
感 性、
セ ン ス よ りコ ミュ ニ ケー
ショ ン能 力。
そ ういうこ と を含
め て です ね、
今 デザ
イナー
と か プロ グラマー
のよ う な、
ものづ く りやっ ている人 た ちの、
少な く と もプ
ロジェ ク トの 中で の コ ミュ ニケー
シ ョン能
力 とい うのが低 くなっ て いるので、
そ れ を高 く して欲しい ということ な ん で す。
例えば デ ザ イ ナー
の人を お客
さ んの前
で しゃべ ら せ られない と か ね、
そ うい うこ と と か に実は困っ てい る。
プロ グラマー
の人な ど は もっ と困って し ま う。
日本 語なんだ
けど何を言っ て い るの か全く わ か らない。
お客
さ んの 前でちゃんと ご説 明で き ない。
そ うい う実は コ ミュ ニ ケー
シ ョン 能 力が非常
に劣っ て い るなということ が最 近 出て き ま し て、
こ の辺 りを検 定 する試 験を我
々含め開 発し ました。
これ は で す ね、一
橋 大 学、
米 倉 先 生に監 修 を し て い ただいて、
公 式テキス トもあって、
こうい った評 価ができるよ う に なっ ています。
だいたい難 易 度と専 門 性に よって分
類 されて い ます が、一
番 下 のパ ッケー
ジ が ビジ ネス のベー
シ ッ クですね。
企 業 と は何で しょうか。
セ ルフマ ネー
ジメン トと は何で しょう か。
こん な こ とデ ザイナー
に 必要なの か と み な さ ん おっ し ゃ る かも しれ ない ですけれ ど、
プロ ジ ェ ク トマネ ジメ ン ト概
論、
プレ ゼ ンテー
シ ョ ン基 礎実技。
だんだん専 門 性 が 高く なっ て、
カ ス タマー
ア ニ メー
シ ョンマ ネー
ジ メ ン ト。
そ し て最 後に マー
ケ ッテ ィ ングベー
シ ックなんて ものが あり ます。
これ は本
当の現 実の社 会ではやっ ぱり全部
これ く らい の ことは、デ
ザ イナー
で も知っ て いるとい いよ ねっ て い う範 囲な ん です け ど、
こういう もの の全部
で はな いです け れど も、
基 礎のところ で はデジタルハ リウ ッ ドに来 た人 全員に受けて頂 くという、
そ し て検定
も で き れば受 けて頂こう とい うこ と を やっ て い ます。
で すか ら単に、
基 本 的な何かあるデ
ザ インが綺 麗に 作れ ま し たと い うだ けでは な く て、
本 当にそのチー
ム の中に 入って プロ と してやっていく時に、
必 要な もの というの を何と か身に付 けて 貰う と言う事と、
学 校にい て卒 業 制 作を作る ま で に、
なるべ く業 界と の コ ネ ク ショ ン を作っ て貰お う とい うこ と を非 常に 重視してい ま す。
デ ザイ ン学 研 究 特 集 号 SPECIAL iSSUE OF JSSD Vol
.
12No.
12004 43今 後ですけ ど も
、
インター
ネッ トが中心です け ど も、
非 常にデジ タ ル で ものをつ くるプロが 増 え て お り ま す。
ただこうい う人 た ち が何か学 位のよ うな も のを と れ る と い う ところが、
まだな か な か日本に僕 は少 ないと思いますので、
実は文 科 省 さん が専
門職 大 学院とい う、 新たなところ を作り ま した、
新た な 大 学 院です ね。
これまで大 学の先 生た ちの間で、 非 常に議 論があるこ と は僕も存じており ます。本
当 に そ ん な も ん大 丈 夫な ん か ね、
研 究 者を育てない大 学 なんて上 手 くい くのか ね、
い ろんな 意見 が ござい ま すけれ ど も、
それで も も う1
つ 特区 というのが今構
造 改 革の波の中にある の ですが、
その特 区の中で こ の10
月1
日 か ら で す ね、
株 式 会 社で も学 校を作
っ て もい いというふう に な り ま し た。
これ は学 校 設 置 者 と し て株 式 会社が認め られるわけ です。今
のとこ ろ 文 科 省は、
子供た ちの不 登 校の問 題 もございますの で、
小学 校、
中 学 校で色々な参入 が あ る ん じゃない か と いう想定
が あ り ます が、 私たちの と こ ろ で は、
その両 方を使いま し て、
特 区で株 式 会 社で も学 校を 作っ てい い とい う とこ ろ で、
株式
会社
で も専 門 職 大 学 院 を作 れ ませ ん か ね とい う事を今 ト ラ イ して い ま す。
これ に関して はいわ ゆるデジ タ ルコ ンテ ン ツ系 のプロデュー
サー
っ ていう ところで、
せいぜい15
人 く らい ですかね。
そ れ か ら で き れ ばデジタル を使っ た映像デ
ィ レ クター
というか、
コ ン テ ンツデ
ィ レク ター
です ね。
映 像もWEB
も含めて、
コ ン テ ンツデ
ィ レ ク ター
というところ で15
人 く ら いの専 門職 大 学 院 を、
デジ タ ルハ リ ウッ ドと併 設 する 形 で、
三年とか 四年 か かか る か も し れ ま せ んけれ ども、
立 ち上げら れた ら嬉
しいなあという風 に 思 っ て い ます。 そ うす れば業 界で ある程 度やっ た人も修士号み たいな もの をまた勉 強し に 入っ てきて、次
の ステ ップに行く と いう ふ う なこと ができ るの か な とい う よ うな とこ ろ で ご ざいます。 はい以上 で す。
〈 中島 〉杉山 先 生 ありがとう ご ざい ま し た。 そ れ で は多 摩 美 術 大 学の秋 山先生 よろしくお 願い しま す
。
44 SPECIAL ISSUE OF JSSD Vol
.
12N。,
120e4 デ ザ イン学研究特 集号〈秋山〉
秋 山です
。
僕が大 学で教えてい る とい うのをあま り人は知らな くて、
み な さ ん イラ ス トレー
ター
の秋 山 孝 だと言っ た り、
ポス ター
を作
っ て い る秋 山孝 だ と言っ た り し ていま す。
最 近 やっ と あいつ は大 学の 先生 だ といわれる よ う に なっ て き ま した。
デジ タ ル ハ リ ウッ ドはデジハ リ とい いますの で、
多 摩 美のグ ラフ ィッ ク は多摩
グラ とい う感じで、
多 摩 グラの秋 山 といっ た ほ う が最 近はい いか と思います。
僕が今日 お話し たい と思っ たのが 三つ
、一
つは入 試の こと を考え な が ら、
総 合 知 的 満 足をどの よ う に す るの か とい うこと。 そ れ か ら サブパ ン フ レッ トと 呼 ばれ る大 学案 内、
つ ま り卒 業 生の今後
は ど う なっ て い る の か と い うこ と。
そ れ か ら大 学 院の フ ァカ ル ティ デベ ロ ッ プメ ン トにつ い て。
こ の三つ をお話 し たいと思っ ており ます。
ただし今日 お話 するの は グ ラフ ィッ クデ
ザイン学 科、
多 摩 美の中で のグラフ ィ ックデザイ ン学
科 だけの話 をしたいと思います。
いろ い ろ大 学の こと を調べ てい て
、
僕 は1975 年
入 学ですが、
多摩 美のグラ フィ ッ クデ
ザ イン学 科の入 試の受 験 生は 当時763
名で した。 ま あ28
年 前で すけ ど。
とこ ろが2003
年は、一
般 入 試と センター
試験の 入試とい うの をやりまして、
た し て み る と3532
名、
763
名か ら3532
名になっ たの です。 これは ひ と え に 皆 さまのお かげなの ですけど。
僕は そこ で、 じゃあ ど ういうの が受験 なの か と思い ま し た。
ち ょ う ど今 か ら10
年 前 ぐ らいの と き なの ですけども、
受験は サー
ビ スだと す ごく強く思い ま し た。
丹 羽 先生 が先ほ ど お話して いた よ う な こと を聞 き なが ら、
あ あ す ご く そ うだな と うな ず きなが ら聞い ていま したが、
受 験 生 というのは、
実は試 験を受け るので すけど、
全 員が受 かるわけ で は な く て、
ほ とん どが落ち る わけ ですね。
東京藝 術 大 学の試 験も そ う で す。
僕も落 ち ました、
何 度も落 ちま し た。
す ご く受か り た かっ た ですけど、
で も本人 が一
生懸 命やっ て失 敗した け ど 僕は一
生 懸 命やっ た とい う満足 が 重要 だ な あと 思っ たので す。
つ ま り落 ちてい く 人の気 持ちをぜひ考え たいな と思っ たの です。
入試も勉 強 も先 生も学生 も お 互 い知 的 満足 が あっ て、
それ をどのよ う に満たす の か とい う のを、
入試も授 業も 同 じ よ う に考えたの一
NII-Electronic Library Service です。 そ れ で 入試に関 しては
、
とこと ん試験
を や ら せ よ う、
つ ま り絵 を描か せ よ う と思っ たの です。 ム サビ はデッサ ンー
枚 描くのに、 3
時 間で書 けという のです。
色 彩 構 成の試 験を3
時 間で一
枚や れ という の で す。 これ は、
僕 だっ た ら朝か ら夜 まで一
生 懸 命 描いた 色 彩 構 成を一
枚、
翌日も一
生 懸 命 やっ たデ
ッ サ ンを一
枚というふうに、
やり きっ た という風に し な けれ ば、
本 人 は 満 足を絶
対しないだ
ろう と 思っ た の です。 そ れ か ら一
次
試 験と いうのを排
除し よう と 思い ま し た。
つ ま り全 部を見て も らっ た結 果こ の大学
に落ち た ということ が重 要 なのだな と考え ま し た。
いま ま で一
次 試 験 が あっ たので す けども、 1975
年の と き は一
.
吹 試 験を と りいれ受験 者が763
名しかいな か っ たので す。
そ れ は や は り落とす ための試験
を やっ ていたのです ね。 そ うで は な くて、
や りきっ た 人 た ちの 中か ら学 生を とっ てい き たい と思っ たのです。
そ れ を目指そ う というの で こうい うこ と を や り まし た。
ま た授 業は、 これ は一
年生 に 対 し てなん です け ど も、
生 徒は多 摩 美に受かっ た と満 足し て き てい る 部 分が あ るの です。 そ の満 足し ている部 分 をど うや って刺 激したらいい の かって ことを考え な が ら授
業 して いるのです。
学 生 数 が 何し ろ先ほども言っ たよ う に多
くて、
東 京 藝 術 大 学のよ う にマン ツー
マ ン の 授 業 が 出来ない のです。
ですか らそ れを考え て大学
院の生徒も3
年
生の授 業に協 力し た り し て、
グルー
プ講 評 会とい うのをい つも やっ て い ます。 リーダー
がいて、
その リー
ダー
が それ ぞれの意 見を聞いて、
み ん な でい ろいろ言い合う よ う な講
評 会を やっ た り して い ます。 それぞれ の課 題につ い て答え がい ろい ろで る のです け ども、
その作 品の答え が絶 対ではな い し、
そ れぞれの評 価 は 全 員が違うの だと い うこと を認 識 する ために、
み ん なの作
品をよく見な が ら自 分の中で自分の考
え を見つ け 出す よ う なこ と をやっ てい こう と教 員は指 導し ます。
研 究と創作の喜 びを 出来る限り生徒に 伝 えて、
そのクラス 自体 が自分た ちの 作っ た ク ラスだという、
魅 力 的 な クラス を お 互 いにつ くっ ていかないと、 マ ン ツー
マ ンの教 育では ない の で、
い つ も た く さ ん学 生 がい て、
その 学 生た ちの中に その魅 力をつ く り あげる のが大事 だと 思っ ており ます。
次 はサ
ブ
パン フレッ ト と よばれる大学 案 内ですが、
大 学の最も重要 な財 産はな ん だろ う と 思 うと、
卒 業 生の活 躍 なのですね。
卒業
生が活 躍して のびのびと それ か ら自分の希 望 する こ と を や っているとい うこ と が重 要 だと思って い たのです。
多 摩 美の卒業
生 を み て いた ら ほ ん とうに良く活 躍し て い て、
こんない い 商品 はない、
こんな魅 力的
な ものはない で す。 学 生 た ち が 自分の将来
を イ メー
ジする のは自分の大学
の先 輩です。
ですか ら、
自分の大 学の先輩
の こ の人 の よ う にな れ ばい い、
と い う ふ う に イ メー
ジを、
ター
ゲッ トを明 快に し ます。
それ か ら先 輩がいるっ て こと はプラ イ ドも 出 来るし、
励み に も な り ますし、
これ が重 要 だなっ て思っ て お り ます。 学生 た ち に 「きみ何に な りたい の」 と聞く と、
佐藤
可 士 和みたい に な り たい と い うから、
これ は重 要 だ なと思っ て い ます。
こうやっ て、
サブパンフ レッ トで は卒業
生 を 紹 介し てい ます。
これ は すご く受 験生 に 人気があっ て、
大 学 案 内よ り も 人気
が あ り ます。
オー
プンキャ ンバスな ん か で う ち を訪 れ た 学 生 たち が、
こ れ を見 な が ら お しゃ べ り をし てい るの を よ く電 車の中で見 かけて、
隣で聞き な が ら楽し んで います。次は
、
大学院
の フ ァ カルテ ィデ
ベ ロ ッ ブメ ントで すけ ども、
僕の場 合はイラス ト レー
シ ョンを教え て い ますの で、
イラス ト レー
シ ョン研 究です。
イラ ス トレー
ション学
を確 立 したい ので、
「多 摩美
術 大 学の 中にこうい う研 究 があ る よ」 と大きな 声をあげ
てい ます。 学生 た ちの作
品を授 業で勉 強し た ら展 覧 会 を し て あげる こ と に して います。
僕の ひ とつ の授 業の な かに、
メ ッセー
ジ イ ラス トレー
ショ ンポスター
っ て い うのがあって、
ポスター
は メッセー
ジ を送るも の だとい うこと で展 覧会
をいつ もいま まで10
回く ら いや り ま し た。一、
二年 生 など は学生 た ち の作品 を 必ずその と きの報 告 書を作っ て、
課題ごとに10
人の 作品 を取り上げ
課 題の感 想を かい て も らって います。
こ の感 想は僕が教 えて います けど僕よ りも い い感想 を書くので良く考 えて い る のだな、
と 思いま す。 大 学院
の学生 も2
年に な る と自分の発 表を し た り しま す けど、 1
年 生が実は す ご く大 事 だと思っ てい ます。
1
年生の学生の研 究したものを、
小 冊子をつ くっ て 自分の研 究はこん な ふ うにやっ て いる よ とい うの をデザイ ン学 研 究 特 集 号 SPECIAL ISSUE OF JSSD Vol