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Academic year: 2021

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(1)

◆指導ページ P.2 ~ 5 ◆ 

重要事項の確認

1 地球の姿  ⑴ 大陸と海洋→6つの大陸と3つの大洋 ⑵ 地球上の位置   緯度…赤道を 0 度。南緯・北緯 90 度ずつ   経度…本初子午線を 0 度。東経・西経 180 度ずつ ⑶ 地球の表現→地球儀は距離 ・ 面積 ・ 方位 ・ 角度がすべて正確。 2 世界の姿  ⑴ 地域区分→ 6 つの州に分けられる。 ⑵ 世界の国   独立国…領土・国民・主権を持つ国。190 あまりの独立国。       島国〔海洋国〕・内陸国・直線の国境を持つ国など。 3 世界各地の人々の生活と環境  ⑴ 気候に合わせたくらし  寒帯・冷帯〔亜寒帯〕,温帯,乾燥帯,熱帯,高山の気候。 →衣食住や農業に特色 ⑵ 宗教とくらし   仏教・キリスト教・イスラム教・ヒンドゥー教 4 世界の諸地域 ⑴ アジア州  暗記 世界人口の6割が集中している。稲作がさかん。 プランテーション→天然ゴムなど。 中国や ASEAN 諸国の工業発展。 西アジアは石油の埋蔵量が多い。 ⑵ ヨーロッパ州  暗記 EU〔ヨーロッパ連合〕,共通通貨ユーロ。 地中海式農業,混合農業,酪農,工業も発達。 ⑶ アフリカ州  暗記 かつてヨーロッパの植民地。 プランテーションで商品作物を栽培。   カカオ,コーヒーなど 遊牧,オアシス農業。 希少金属〔レアメタル〕が豊富。 工業化の遅れ→モノカルチャー経済 ⑷ 北アメリカ州  暗記 適地適作の企業的な農業。 豊かな鉱産資源を利用し,工業が発展。サンベルト(北緯 37 度以南の新しい工業地域)で先端技術産業が発達。 ヒスパニック(メキシコなどからのスペイン語系移民)の増加。 ⑸ 南アメリカ州  暗記 さまざまな民族がまじりあう。日系人が多い。 セルバ(アマゾン川流域)→焼畑農業 カンポ(ブラジルの草原)→コーヒー栽培 パンパ(アルゼンチンの草原)→小麦,牛の放牧 鉱産資源が豊富。ブラジルの工業化。 ⑹ オセアニア州  暗記 先住民→アボリジニ(オーストラリア)     マオリ(ニュージーランド) 多文化社会。牧羊・牧牛がさかん。沿岸部などで小麦栽培。 豊富な鉱産資源。

補足知識・留意事項など

1 地球の姿 ⑶ 地球の表現 おもな図法 モルワイデ図法→面積が正しい地図 メルカトル図法→緯線と経線が直角に交わる地図 正距方位図法→中心からの距離と方位が正しい地図 2 世界の姿 ⑴ 地域区分〔州区分〕  アジア州,ヨーロッパ州,アフリカ州,北アメリ カ州,南アメリカ州,オセアニア州 ⑵ 世界の国 内陸国→例 モンゴル,カザフスタン,アフガニスタン,ス イス,オーストリア,パラグアイなど 島国〔海洋国〕→例 日本,フィリピン,インドネシア,イギ リス,マダガスカル,ニュージーランド など 3 世界各地の人々の生活と環境 ⑴ 気候に合わせたくらし 世界の衣服  アンデス山脈周辺→ポンチョ 朝鮮半島→チマ・チョゴリ インド→サリー イスラム教圏→チャドル 4 世界の諸地域 ⑴ アジア州 鉱工業  中国沿岸部→経済特区       インド→情報技術・自動車産業       西アジア→石油 ⑵ ヨーロッパ州 民族 南部→ラテン系    北西部→ゲルマン系    東部→スラブ系諸民族 ⑶ アフリカ州 気候→熱帯,乾燥帯,温帯 地形→北部は大部分がサハラ砂漠 ナイル川は世界最長 ⑷ 北アメリカ州  アメリカ合衆国は農作物の生産量の多さから,「世界の食料 庫」といわれる。 ⑸ 南アメリカ州  アマゾン川は流域面積世界1位。  ブラジルは BRICS(ブラジル・ロシア連邦・インド・中国・ 南アフリカ共和国)の一員として経済が発展している。 ⑹ オセアニア州 オーストラリアは白豪主義を廃止し,現在は多文化社会。 鉱工業 オーストラリア東部→石炭     オーストラリア西部→鉄鉱石

世界のさまざまな地域

1

【指導のねらい】 ★地球の姿,世界の姿,世界の気候と宗教について再確認させる。 ★世界の諸地域の特徴について産業と農業の観点からおさえる。

(2)

◆指導ページ P.6 ~ 9 ◆ 

重要事項の確認

1 日本の姿 ⑴ 日本の位置→ユーラシア大陸の東,太平洋の北西,北緯 20 ~ 46 度,東経 122 ~ 154 度に位置する島国〔海 洋国〕 日本列島…北海道・本州・四国・九州と周辺の島々      北海道~沖縄=約 3000km ⑵ 日本の領域  暗記 国土面積…約 38 万 km2 領域…領土・領海(12 海里)・領空 (排他的)経済水域…領海の外側で,沿岸から 200 海里以内の 海→水産資源等は沿岸国のもの 領土問題…ロシア連邦→北方領土      韓国→竹島      中国→尖閣諸島 ⑶ 標準時と時差  暗記 標準時…標準時子午線(日本は東経 135 度の経線。兵庫県明 石市を通る)上に太陽が位置するときを正午とする。 時差…経度 15 度で1時間の時差。 日付変更線…東から西に越えるときは,日付を1日進め,西 から東に越えるときは,日付を1日遅らせる。 ⑷ 地域区分 ①7地方区分…北海道,東北,関東,中部,近畿,中国・四国, 九州地方  細かい区分→中部地方を北陸・中央高地・東海に分ける。 ②2地方区分…東日本・西日本(フォッサマグナを境)        日本海側・太平洋側(気候の特色で分ける) ③その他の区分…気候・生活・文化・歴史による区分。 ⑸ 都道府県… 47 の都道府県(1都1道2府 43 県) 2 日本の自然環境 ⑴ 世界の地形…環太平洋造山帯とアルプス・ヒマラヤ造山帯。 周辺で地震や噴火が多い。 ⑵ 日本の地形…環太平洋造山帯  暗記 ①山地→中央部に日本アルプス ②川→長さは短く,流れは急,流域面積はせまい。 ③平地→扇状地,三角州,平野,盆地 ④海岸→リアス海岸,砂浜海岸 ⑤まわりの海→大陸棚,海溝 ⑶ 日本の気候(大部分は温帯)→季節風と海流の影響  北海道,日本海側,太平洋側,中央高地,瀬戸内,南西諸島 の気候区分 梅雨・台風の時期に雨が多い。 ⑷ 日本の自然災害 ① 地震→津波,土砂くずれ,液状化現象 ② 火山の噴火→火山灰,火砕流 ③ 集中豪雨→洪水,土石流 ④ 台風→風水害,高潮 他に北海道や東北地方では冷害,西日本では干ばつ〔干害〕な どの災害

補足知識・留意事項など

1 日本の姿 ⑴ 日本の位置 日本の北端は択捉島    東端は南鳥島    南端は沖ノ鳥島    西端は与那国島 ⑵ 日本の領域 1海里は約 1852m,200 海里で約 370km 北方領土…歯舞群島,色丹島,国後島,択捉島の4島で現在 はロシアが占拠している。 ⑶ 標準時と時差  本初子午線(東経・西経 0 度)は,イギリスのロンドン(グリ ニッジ天文台)を通る。  日付変更線は,東経 180 度の経線にほぼ沿う。 ⑷ 地域区分 資料を見て,特に東北地方,関東地方と中部地方,近畿地方 と中国地方の境界がどの辺であるのか確認させる。 都道府県内の市町村については 1999 年から市町村合併が進 んでいる。 2 日本の自然環境 ⑶ 日本の気候 北海道の気候 →冷帯〔亜寒帯〕,梅雨がない,冬が寒い。 日本海側の気候→冬は北西の季節風の影響で雪が多い。 太平洋側の気候→夏は南東の季節風の影響で高温多雨。 中央高地の気候→小雨,年間の気温差大。 瀬戸内の気候 →小雨,干害の被害を受けやすい。 南西諸島の気候→亜熱帯,年間を通して高温多雨。

日本の地域構成,日本の自然環境

2

【指導のねらい】 ★日本の位置と日本の領域と領土問題,日本の標準時と時差の計算方法について理解させる。 ★日本の地形・気候の特色と区分,自然災害と特徴的な地形についておさえる。

(3)

◆指導ページ P.10 ~ 13 ◆ 

重要事項の確認

1 日本の人口 ⑴ 世界の人口   約 73 億人(2015 年)。アジアに6割が集中。   20 世紀後半のアジア・アフリカでの人口爆発   中国は一人っ子政策をとっていた。   先進工業国→少子化・高齢化   発展途上国→スラム化 ⑵ 日本の人口の推移  理解   約1億 2700 万人で世界第 11 位(2015 年)。   1940 年代後半のベビーブームによる人口増加。   1980 年代から少子高齢化   近年は出生率の低下により減少傾向。 ⑶ 日本の人口分布  三大都市圏(東京・大阪・名古屋)や,地方中枢都市(札幌・ 仙台・広島・福岡など)に集中。   ドーナツ化現象→都心回帰 ①過密→住宅難・交通渋滞・大気汚染・ごみ問題 ②過疎→公共交通機関の廃止,学校・病院の閉鎖などにより社 会生活の維持が困難。 限界集落…高齢化が極端に進み,65 歳以上の人口が過半数 の地域 2 日本の資源・エネルギー ⑴ 世界の資源・エネルギー かたよった鉱山資源の分布 →石炭(広く分布)  石油(ペルシャ湾岸からカスピ海沿岸,カリブ海沿岸)  バイオエタノールの活用が進む ⑵ 日本の資源・エネルギー→日本は資源輸入大国  暗記 ①石油→中東地域から輸入 ②石炭→オーストラリアなどから輸入 ③天然ガス→東南アジアなどから輸入 ⑶ 日本の電力  暗記 ①火力発電  日本の発電の中心。 発電所は太平洋岸に立地(輸入に便利で消費地に近い) 化石燃料の使用が地球温暖化の原因。 ②原子力発電 福島県の太平洋岸や若狭湾岸に多く立地。 放射性廃棄物の処理や安全性に課題。 ③水力発電 1950 年代まで日本の発電の中心。 ダムを作るため,発電所は内陸に立地。 ④その他電力 再生可能エネルギー(地熱・風力・太陽光など) 発電コストに課題。

補足知識・留意事項など

1 日本の人口 ⑴ 世界の人口 アジア・アフリカなどでの人口爆発。 理解 ↑発展途上国では幼児の死亡率が高く,できるだけたくさん 子供を出産しようとするため人口爆発がおこる。 ⑵ 日本の人口の推移 日本の人口ピラミットの変化 1935 年→富士山型 1960 年→つりがね型 2014 年→つぼ型 少子高齢化→高齢者福祉(介護・医療)の国民1人あたりの経 済的負担が増大する。 日本人は男女共に平均寿命が世界的に見ても高い。 2 日本の資源・エネルギー ⑴ 世界の資源・エネルギー 世界のおもな国の発電量の内訳 →世界的には火力発電中心の国が多い。  カナダ・ブラジルは水力発電が中心である。  フランスは原子力発電が中心。  日本は火力発電が中心。 理解  持続可能な社会の実現 世界的にエネルギー消費量の増加。 →化石燃料使用による温室効果ガスの増加。 →地球温暖化対策が必要。 →太陽光・風力などの再生可能エネルギーや植物を利用した バイオエタノールの活用が望まれる。 ⑵ 日本の資源・エネルギー  世界的にみて,先進主要国のエネルギー輸入依存度は高い。 エネルギー輸出立国といえるのはロシアとカナダのみである。

日本の人口,日本の資源・エネルギーと産業(1)

3

【指導のねらい】 ★世界の人口・日本の人口とその特徴,人口分布,過密,過疎問題とその影響についてつかませる。 ★世界の資源・日本の資源・エネルギー問題とさまざまな発電方法について理解させる。

(4)

◆指導ページ P.14 ~ 17 ◆ 

重要事項の確認

1 日本の産業 ⑴ 日本の農業 小規模な自作農・兼業農家が多い。 →高齢化・あとつぎ不足の問題 農産物の輸入自由化→食料自給率の大幅低下 農家の取り組み→有機栽培,産地直送,地産地消 ①稲作→東北地方・北陸・北海道で生産量が多い。 ②野菜→近郊農業(大都市周辺),促成栽培(高知平野・宮崎平 野),抑制栽培(長野県・群馬県) ③果樹→りんご(東日本),みかん(西日本),ぶどう(中央高地) ④畜産→乳牛・肉牛(北海道),豚・にわとり・肉牛(南九州) ⑵ 日本の林業   国土の約3分の2が森林。 輸入木材との価格競争の問題。 ⑶ 日本の水産業 日本の潮目や大陸棚に近い→古くから漁業がさかん。 (排他的)経済水域の設定→遠洋漁業に大きな打撃。 沖合漁業・沿岸漁業の漁獲量減少 →とる漁業から育てる漁業への転換。   例 養殖・栽培漁業 ⑷ 日本の工業  太平洋ベルトを中心に重化学工業が発達。 1970 年代以降内陸部に IC や自動車の工場が進出。 工場と貿易:加工貿易→現地生産(アジア地域)       産業の空洞化 ⑸ 日本の商業・サービス業  産業別人口は第1次産業が最も少なく,第3次産業が最も多 く過半数。 ①商業→郊外の大型スーパーマーケット,コンビニエンススト アが増加。通信販売も増加。 ②サービス業→医療・介護サービス,情報・通信サービス業の 成長。 2 世界と日本の結びつき ⑴ 交通  航空機や船の大型化・高速化→時間距離の短縮 ①航空輸送→長距離の人の移動,軽量な製品・生鮮品の輸送。 ②海上輸送→機械類など重いものの輸送。 ③鉄道輸送→近距離の人の移動,新幹線(人の中距離の移動)の 整備,モーダルシフト。 ④自動車輸送→トラック輸送が増加。 ⑵ 通信   通信衛星・海底ケーブルの利用 →衛星放送,インターネット,携帯電話が普及。 情報の地域格差が拡大。 ⑶ 貿易   日本は世界有数の貿易国 かつて貿易摩擦が起きたこともある。 機械類の輸入が増える→加工貿易の形がうすれる。 世界貿易機関〔WTO〕

補足知識・留意事項など

1 日本の産業 ⑴ 日本の農業 近郊農業→大都市周辺で行う農業 促成栽培→夏野菜を冬・夏先に出荷できるようにする栽培方 法 抑制栽培→冬野菜を夏場に出荷できるようにする栽培方法 施設園芸農業→ビニールハウスを利用した農業 ⑵ 日本の林業 針葉樹林を建築材として利用。  青森ひば,秋田すぎ,木曽ひのき,吉野すぎ ⑶ 日本の水産業 養殖漁業…魚介類が大きくなるまで人工的に育てる漁業方法 栽培漁業…ふ化させた稚魚を放流し,大きく育ったものをと る漁業方法 ⑷ 日本の工業 太平洋ベルト→かつては京浜・中京・阪神・北九州の4つの 工業地帯が中心。1970 年代以降,高速道路 や空港周辺に工業団地が形成される。 2 世界と日本の結びつき ⑴ 交通 ④自動車輸送→高速道路の整備 国内輸送手段は自動車が中心となった。 高速道路のインターチェンジ付近には,トラッ クターミナルが設置されることが多い。 ⑶ 貿易 世界貿易機関〔WTO〕 →自由貿易促進を目的とする。  包括的な国際通商ルールを協議する。

日本の資源・エネルギーと産業(2),世界と日本の結びつき

4

【指導のねらい】 ★日本の産業の特徴と日本の産業の世界とのつながりについておさえる。 ★日本の貿易の特徴・日本の地域間の結びつき(交通網・通信網の発達・輸送方法の変化)。

(5)

◆指導ページ P.18 ~ 21 ◆ 

重要事項の確認

1 人類のおこり・古代文明  ⑴ 人類の出現 猿人→原人・猿人→新人〔ホモ・サピエンス〕 と進化。 旧石器時代(打製石器)→新石器時代(磨製石器,土器) ⑵ 古代文明 エジプト文明・メソポタミア文明・インダス文明・中国〔黄 河〕文明 キリスト教・仏教・儒教〔儒学〕 ⑶ 日本の成り立ち ①旧石器時代 日本列島が大陸と陸続きの時代。 打製石器で大型動物の狩りをして生活。 ②縄文時代  日本列島ができる。 磨製石器,縄文土器,堅穴住居,貝塚 暗記 ③弥生時代  稲作・金属器の伝来,弥生土器,高床倉庫 貧富の差が生まれる。邪馬台国の卑弥呼 暗記 2 古代の日本  ⑴ 古墳時代 大和政権の支配。前方後円墳,埴輪 渡来人が漢字や仏教を伝える。古墳文化 ⑵ 飛鳥時代 ①聖徳太子の政治 推古天皇の摂政 天皇中心の政治→十七条の憲法,冠位十二階の制度 遣隋使(小野妹子),飛鳥文化 ②大化の改新 中大兄皇子(のちの天武天皇)と中臣鎌足が蘇我氏を倒す。 公地公民制度,大宝律令 農民の租・庸・調・労役・兵役の負担。 ⑶ 奈良時代 都は平城京,聖武天皇のころ天平文化が栄える。 遣唐使,鑑真の来日。 口分田の不足→墾田永年私財法 ⑷ 平安時代 桓武天皇が都を平安京に移す。 藤原氏の摂関政治 国風文化の栄え,武士のおこり 白河上皇の院政 3 中世の日本 ⑴ 平氏の政権 平清盛が政治の実権をにぎる(平安時代末期)。日宋貿易 ⑵ 鎌倉時代  暗記 源頼朝→平氏を倒し,征夷大将軍になる。 鎌倉幕府を開く。守護・地頭をおく。 北条氏による執権政治→ 例 御成敗式目〔貞永式目〕の制定 後鳥羽上皇による承久の乱 二度の元寇→御家人の不満が高まる。       御恩と奉公の関係がくずれる。 ⑶ 建武の新政 後醍醐天皇の政治→2年で失敗。 ⑷ 室町時代  暗記 足利尊氏が室町幕府を開く。 3代将軍足利義満→南北朝合一,明と日明〔勘合〕貿易 8代将軍足利義政→応仁の乱,下剋上の戦国時代

補足知識・留意事項など

1 人類のおこり・古代文明 ⑴ 人類の出現  原人は現在の人類の祖先ではない。 氷河時代の終わった約1万年前ころから新石器時代が始まる。 ⑵ 古代文明  四大文明は紀元前 3100 ~ 1600 年ころ生まれた。 いずれも大河流域におこった。 →エジプト文明(ナイル川),メソポタミア文明(チグリス・ ユーフラテス川),インダス文明(インダス川),中国文明 (黄河) ⑶ 日本の成り立ち ②縄文土器の特徴→表面に縄目の模様がある。  黒褐色  表面は粗く厚手でもろい。 ③弥生土器の特徴→簡単な幾何学模様,かざりが少ない。  赤褐色  薄手で堅く,均整な形 2 古代の日本 ⑵ 飛鳥時代 ①聖徳太子の政治 推古天皇…日本の最初の女帝。 政治の難局を乗り切るために男の聖徳太子を摂政 として政治を補佐させた。 飛鳥文化 例 法隆寺の釈迦三尊像・玉虫厨子 ⑶ 奈良時代 天平文化 古事記,日本書紀,風土記,万葉集 国分寺・国分尼寺 東大寺の大仏,正倉院の宝物 ⑷ 平安時代 国風文化 かな文字→古今和歌集(紀貫之ら) 源氏物語(紫式部) 枕草子(清少納言) 寝殿造,大和絵 3 中世の日本 ⑵ 鎌倉時代 鎌倉文化 軍記物→平家物語(琵琶法師) 東大寺南大門→金剛力士像(運慶ら) 新仏教→浄土宗,浄土真宗,時宗,日蓮宗,禅宗 ⑷ 室町文化 室町文化 北山文化→金閣,能(観阿弥・世阿弥ら),狂言 東山文化→銀閣,書院造,水墨画(雪舟)

古代・中世の日本

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【指導のねらい】 ★人類のおこり・古代文明について日本の成り立ちと共に再確認する。 ★古代・中世の日本の流れを政治・文化を中心につかませる。

(6)

◆指導ページ P.22 ~ 25 ◆ 

重要事項の確認

1 ヨーロッパの動き ⑴ キリスト教世界  暗記 カトリック教会(西ヨーロッパ) 正教会(東ヨーロッパ) キリスト教,イエスがパレスチナ地方で開く(紀元前後)。 ⑵ イスラム教世界 中東~北アフリカ,十字軍派遣 イスラム教→ムハンマド〔マホメット〕がアラビア半島で開く (7世紀)。 ⑶ ルネサンス  暗記  14 世紀,古代ギリシャ・ローマの文化を見直す動き。  ⑷ 宗教改革  暗記  16 世紀の始めルター(ドイツ),カルバン(スイス)が始めた, プロテスタントによるカトリック教会への批判運動。  ⑸ ヨーロッパの世界進出 ①コロンブス→スペインの援助で西インド諸島到達 ②バスコ・ダ・ガマ→インド航路発見 ③マゼラン→スペイン船隊を率い,世界一周 2 鉄砲とキリスト教の伝来 ⑴ 鉄砲の伝来  理解 1543 年ポルトガル人が種子島に漂着→鉄砲が伝来 戦国大名が注目→堺や国友などで国産 ⑵ キリスト教の伝来  理解 1549 年イエズス会宣教師フランシスコ・ザビエルが鹿児島 に上陸し,キリスト教を伝える。→キリシタンが増える。 ⑶ 南蛮貿易…スペイン人やポルトガル人と行われた貿易。 中国の生糸,ヨーロッパの産物を輸入。 銅を輸出。 3 安土桃山時代 ⑴ 織田信長の統一事業  暗記 ①桶狭間の戦い…駿河の今川義元を破る。 ②室町幕府をほろぼす…将軍足利義昭を京都から追放。 ③長篠の戦い…鉄砲の活用により甲斐の武田勝頼を破る。 ④商工業の発展…安土城下での楽市・楽座,関所の廃止。 ⑤仏教勢力の弾圧…比叡山延暦寺を焼き打ち。 ⑵ 豊臣秀吉の統一事業  暗記 ①太閤検地…検地の基準となるはかりやますの統一。 ②刀狩令…農民や寺から武器を取り上げる。 ③兵農分離←検地・刀狩により農民と武士の身分が分離 ④朝鮮侵略…明を侵略するため二度出兵,失敗。 ⑶ 桃山文化 大名や大商人の権力や富を背景にした文化。 南蛮文化も広がる。

補足知識・留意事項など

1 ヨーロッパの動き ⑴ キリスト教世界 フランク王国と結びついて発展。  ローマ教皇を頂点として各教会が民衆に対して精神的に強い 影響を与えた。 ⑵ イスラム教世界 イスラム文化→学問が発展した。  アラビア数字,医学,天文学,化学,   文学(千夜一夜物語) ⑶ ルネサンス 美術→レオナルド・ダ・ビンチ,ミケランジェロ 文学→ダンテ,ボッカチオ ⑸ ヨーロッパの世界進出 資料を見て,16 世紀ごろの世界にはどのような王国・帝国 が分布していたかを確認させる。 新航路の開拓→十字軍以降,ヨーロッパ人はアジアに強い関 心を持つようになりイスラム勢力の国々を通 らずに直接アジアへ行こうとした。  理解 2 鉄砲とキリスト教の伝来 ⑵ キリスト教の伝来  ルターらによる宗教改革においてカトリック批判が活発になる。 →カトリック側はイエズス会を結成し,海外にキリスト教を広 め,その勢力を拡大しようとした。 理解  イエズス会宣教師フランシスコ・ザビエル 3 安土桃山時代 ⑴ 織田信長の統一事業 織田信長…尾張の小さな戦国大名から勢力を広げ,全国統一 を目指した。本能寺で明智光秀におそわれ自害 (本能寺の変)。 ⑵ 豊臣秀吉の統一事業 豊臣秀吉…織田信長の家臣から後継者の地位につく。 全国を統一する。 大阪城を建て関白になる。 資料を見て,刀狩令の内容を確認させる。 ⑶ 桃山文化 建築→天守閣をもつ安土城・姫路城 絵画→狩野永徳らによる障壁画 茶の湯→千利休のわび茶 芸能→かぶき踊り(出雲の阿国)

ヨーロッパの進出と全国統一

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【指導のねらい】 ★キリスト教世界の動きからヨーロッパの世界進出,鉄砲とキリスト教伝来までの流れをつかませる。 ★織田信長・豊臣秀吉の統一事業と安土桃山文化の特色についておさえる。

(7)

◆指導ページ P.26 ~ 29 ◆ 

重要事項の確認

1 江戸幕府の成立と身分制度 ⑴ 関ヶ原の戦い  1600 年徳川家康が豊臣氏の政権を守ろうとする石田三成ら を関ヶ原の戦いで破った。 ⑵ 江戸幕府の成立  1603 年徳川家康は征夷大将軍に任じられ,江戸幕府を開く。 1615 年豊臣氏がほろぶ(大阪夏の陣)。 ⑶ 大名の統制 大名…1万石以上の領地をあたえられた武士。 藩…大名の領地・領地支配のしくみのこと。 武家諸法度…大名を統制するために定められたきまり。 参勤交代…1年おきに領地と江戸を往復すること。徳川家光 が制定 ①親藩…徳川氏の親せき。御三家(尾張・紀伊・水戸) ②譜代大名…古くからの徳川氏の家臣。 ③外様大名…関ヶ原の戦い以後徳川氏に従った大名。 ⑷ 身分制度 ①武士…支配身分,名字・帯刀の特権 ②町人…商人・職人など ③百姓…年貢を納める義務 本百姓から選ばれた村役人が自治を行う。 五人組の制度で年貢の納入・犯罪防止に連帯責任。 2 鎖国 ⑴ 朱印船貿易 日本の商船であることを証明する朱印状を使った貿易。 →東南アジアに日本町が栄える。 ⑵ キリスト教の禁止 徳川家光は日本人の海外渡航(朱印船貿易も含む)を禁止。 →絵踏,宗門攻め 島原・天草一揆…島原(長崎県)と天草(熊本県)で重税と禁教 にたえかねた農民らが天草四郎を中心にお こした一揆。 ⑶ 鎖国への道 1639 年,ポルトガル人の来航を禁止。 1641 年,オランダ商館を長崎の出島に移す。→鎖国体制の完成 ⑷ 鎖国下の対外関係 ①オランダ・中国(清)→長崎で貿易を許される。風説書の提出。 ②朝鮮→対馬藩の仲立ちで国交回復。通信使来日。 ③琉球王国→薩摩藩に支配される。中国にも朝貢。 ④蝦夷地→松前藩がアイヌ民族と交易。 シャクシャインの反乱。 3 幕府政治の推移と元禄文化 ⑴ 5代将軍綱吉の政治 儒学の奨励。生類憐みの令。 悪貨の発行。 ⑵ 儒学者新井白石の政治 貨幣の質をもどす。 長崎貿易の制限(金銀の海外流出を防ぐため)。 ⑶ 元禄文化 徳川綱吉のころ,上方を中心に栄えた町人文化。

補足知識・留意事項など

1 江戸幕府の成立と身分制度 ⑵ 江戸幕府の成立 政治組織→老中が政治の中心。 三奉行が政治を担当。 経済力→幕領を持ち,全国の重要都市を直接支配。     貨幣の鋳造権をもつ。 ⑶ 大名の統制 朝廷の統制→禁中並公家諸発度を制定。 京都所司代を置く。 ⑷ 身分制度 厳しい差別→えた・ひにんと呼ばれる人々に対しては厳しい 差別と束縛があった。 2 鎖国 ⑷ 鎖国下の対外関係 ③琉球王国→薩摩藩の監督下。 将軍の代わりごとに「慶賀使」を派遣。 琉球王の代わりごとに「謝恩使」を派遣。 全部で 18 回派遣。 3 幕府政治の推移と元禄文化 ⑵ 儒学者新井白石の政治→「正徳の治」と呼ばれる。 ⑶ 元禄文化 文芸→近松門左衛門(人形浄瑠璃の台本) 井原西鶴(浮世草子) 松尾芭蕉(俳諧『奥の細道』) 芸能→歌舞伎,人形浄瑠璃 絵画→俵屋宗達・尾形光琳(装飾画) 菱川師宣(浮世絵)

江戸幕府の成立と鎖国

7

【指導のねらい】 ★江戸時代初期の政治・外交についてつかませる。 ★江戸幕府の政治(人物・政策)と元禄文化の特色と重要事項について理解させる。

(8)

◆指導ページ P.30 ~ 33 ◆ 

重要事項の確認

1 産業の発達 ⑴ 農業の発達 新田開発により耕地拡大。 備中ぐわ・千歯こきなどの農具改良。商品作物栽培の増加。 ⑵ 水産業の発達 九十九里浜のいわし漁など。 ⑶ 鉱山の開発 佐渡金山,石見・生野銀山,足尾銅山の開発。貨幣を鋳造。 ⑷ 商業の発達 問屋・仲買の商人が株仲間を結成,営業を独占。 両替商は大きな富をたくわえる。 ⑸ 交通の発達 五街道の整備,東廻り航路・西廻り航路 ⑹ 都市の発達  暗記 城下町・港町・宿場町が発達する。 三都(江戸・大阪・京都)が栄える。 大阪は「天下の台所」とよばれる。 →諸藩が蔵屋敷を設置し,米や特産物の売買。 ⑺ 工業の発達  暗記 ①問屋制家内工業…問屋が原料や道具を貸し,賃金を払って製 品を買い取る仕組み。 ②工業制手工業〔マニュファクチャア〕  …作業場に人手を集め分業で製品を作ること。 2 幕政の改革  暗記 幕府や藩の財政悪化→さまざまな改革 ききんの頻発→百姓一揆,打ちこわし 大塩平八郎の乱 ⑴ 享保の改革…8代将軍徳川吉宗が行った政治改革。 例 上げ米の制,目安箱設置,   公事方御定書の制定 ⑵ 老中田沼意次の政治 株仲間を奨励し,税収増加を図る。 長崎貿易を活性化。印旛沼の開拓。 ⑶ 寛政の改革…老中松平定信が行った政治改革。  米をたくわえさせ,凶作,ききんに備える。   旗本・御家人の札差からの借金を帳消し。朱子学の奨励。 ⑷ 天保の改革…老中水野忠邦の行った政治改革  きびしい倹約令,農民の出かせぎ禁止   特価を下げるため株仲間を解散。 ⑸ 諸藩の改革 敗政難→特産品の専売制など。薩摩藩や長州藩は改革に成功。 3 外国船の接近と新しい文化 ⑴ 外国船の接近 ラクスマンが日本との通商を要求→幕府は鎖国を理由に断る。 間宮林蔵の樺太探検。 異国船〔外国船〕打払令→批判した者を蛮者の獄で処罰。   渡辺崋山 ⑵ 学問の発達 寺子屋・藩校が作られる。→教育の普及 ①蘭学…オランダ語で西洋学問を学ぶ。 杉田玄白の『解体新書』,伊能忠敬の測量日本地図 ②国学…古典を研究し,仏教や儒教がもたらされる以前の日本 人の精神を学ぶ学問。 例 本居宣長『古事記伝』 ⑶ 化政文化… 19 世紀初め,江戸を中心に栄えた町人文化。

補足知識・留意事項など

1 産業の発達 ⑴ 農業の発達 資料を見て,備中ぐわ,千歯こきがどのようなものであった かイメージをつかませる。 備中ぐわ→田んぼの荒おこしなど深く耕すのに用いる。 千歯こき→稲束をひっかけて落とすために用いる。 ⑷ 商業の発達 株仲間…問屋,仲買商人などによる同業者組織 両替商…金銀の貨幣を交換し,金の貸し付けを行う商人 ⑸ 交通の発達 海上輸送における船の種類  →菱垣廻船(荷が落ちぬよう菱形の垣をつけていた)   樽廻船(おもに酒樽を運んでいた) 2 幕政の改革 ⑴ 享保の改革 上げ米の制…大名1万石につき 100 石の米を上納するかわり に参勤交代の江戸滞在を半減する制度 目安箱…匿名による投書で民意を問うために設置された箱 公事方御定書…裁判・刑罰の基準を定めた書 ⑶ 寛政の改革 朱子学の奨励→昌平坂学問所をつくり,朱子学以外の学問を 禁止 ⑷ 天保の改革 上知令…幕府権力を強化するため,江戸と大阪を直轄都市と し天領とした →年貢の加重をおそれた農民や町人の反対  水野忠邦失策の要因 3 外国船の接近と新しい文化 ⑶ 化政文化 文芸→川柳・狂歌が流行    十返舎一九(『東海道中膝栗毛』)    滝沢馬琴(『南総里見八犬伝』)    小林一茶・与謝蕪村(俳諧) 芸能→落語の寄席,歌舞伎 絵画→錦絵    葛飾北斎・歌川〔安藤〕広重(風景画)    喜多川歌麿(美人画)    東洲斎写楽(役者絵)

幕府政治の動き,産業の発達と社会の変化

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【指導のねらい】 ★江戸時代の産業の発達と幕府政治の動き(幕府や諸藩の改革)の流れについてつかませる。 ★外国船の接近について理解させ,新しい文化について学問の発達を中心におさえる。

参照

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