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「実習」学習指導案

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Academic year: 2021

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商業科(課題研究)学習指導案

学校名:沖縄県立具志川商業高等学校

対 象:情報システム科 3年4組

男子6名 計6名

日 時:平成 26 年 11 月4日2校時

場 所:プログラミング教室

単位数:3単位

授業者:教 諭 川 満 忍

指導者:研究主事 與那覇 さゆり

1 単元名 「市場調査」

2 単元設定の理由

(1) 教材観

現代の市場は、多くの要因から激しく変化しており、不確実な状況下で顧客のニーズを満たすことができな

ければ、売上や利益を上げることができなくなる。顧客のニーズに合わせたサービスの提供は、マーケティン

グの基本である。また、ビジネスフレームワークは、ビジネス活動を主体的・合理的に行ううえで、有用な思

考ツールであり、問題に対して、解決策を得るために様々な手法でアプローチすることができる。ビジネスフ

レームワークを活用して市場調査を行い、顧客のニーズを掘り起こす体験的な学習を行うことは、職業人とし

て必要とされる力を身に付けた人材を育成するという観点からも大変有意義だと考える。

本単元では、ビジネスフレームワークを活用した市場調査の手順を理解させ、顧客(生徒)の潜在ニーズを

掘り起こす学習活動を通して、問題解決の方法を学ばせ、問題解決能力を育成する。

(2) 生徒観

本単元を通して、市場調査の実習を行い、知識と技術の深化を図り、問題の解決に主体的に取り組む能力と

態度を身に付けさせたい。主体的に取り組めるようにするために、思考ツールであるビジネスフレームワーク

を活用して問題を解決していく方法を教示する。

本校情報システム科の3年生は、本単元のテーマである市場調査に関しては、2年生で科目「マーケティン

グ」で学習している。アンケート調査結果によると(SEコースの 36 名対象)、市場調査の方法を「知っている」

生徒は 30.6%(11 名)、これまでに実際に市場調査を「したことがある」生徒は 2.8%(1名)のみという状況で

あった。また、解決方法がすぐには分からない問題に対して、

「事前に何をすべきか考えて行動している」と答

えた生徒は、13.9%(5名)であり、問題解決能力が育っていないと考えられる生徒が多い。問題の解決に挑

戦する体験は 83.3%(30 名)が「必要」と答えており、問題の解決に取り組む必要性は理解している。

(3) 指導観

本校の生徒を顧客と想定し、ビジネスフレームワークを活用して市場調査を行い、顧客(生徒)の潜在ニー

ズを掘り起こす学習に取り組む。

商業に関する課題に苦手意識がある生徒たちに対して、学習内容を整理し体系化して、主体的に取り組める

ようにする指導の工夫が必要である。主体的に取り組めるようにグループ活動を中心とし、ビジネスフレーム

ワークを活用して、問題を見つけ、原因を焦点化し、解決方法を決定することができるように授業を展開して

いく。付箋やホワイトボードを使った話し合いなどの考えを深める場面や、ディスカッションや制作物を使っ

ての発表の場面などの言語活動の場を多く設定し、学習内容の理解を深める。

3 単元の指導目標

ビジネスフレームワークを活用して市場調査を行い、顧客のニーズを掘り起こすための学習活動を通して、問

題の解決に主体的に取り組む能力と態度を育む。

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4 単元の評価規準

5 単元の指導と評価計画(全 11 時間)

本時:5時間目

関心・意欲・態度 思考・判断・表現 技能 知識・理解 ビジネスフレームワークを活用し た市場調査の手順に関心を持ち、問 題の解決に主体的に取り組む方法 を意欲的に身に付けようとしてい る。 ビジネスフレームワークを活用し た市場調査の手順について思考を 深め、ロジックツリーを活用した論 理的思考を基に判断し、導き出した 考えを発表やディスカッションの 場面で表現することができる。 情報を収集・分析し、顧客(生徒) の潜在ニーズを掘り起こし、問題解 決の方法を決定することができる。 ビジネスフレームワークを活用し た市場調査の手順を理解しており、 問題解決に主体的に取り組む方法 を身に付けている。 次 程 時 間 ねらい・学習活動 評価の観点 評価規準・評価方法 関 思 技 知 第 一 次 ( 3 時 間 ) 1 | 3 (1)ドリル問題に取り組み、問題の捉え方を理解する。 (2)各グループでブレーンストーミングを行い、顧客(1・2年の生徒)が抱えて いると考えられる学習面での課題を列挙し、焦点を絞り、取り組む課題を決め、 どこでもシートにまとめる。 (3)各グループでブレーンストーミングを行い、取り組む課題の理想の状態を列挙 し、現状との差を求めるための調査方法を決め、どこでもシートにまとめる。 (4) 調査を行い、取り組む課題の理想の状態と現状の差を求め、問題を明確にし、 どこでもシートにまとめる。 (5)どこでもシートにまとめた明確にした問題(理想の状態と現状の差)と、明確 にしていく過程を各グループで発表する。 ● ○ビジネスフレームワークを 活用した市場調査の手順に関 心を持ち、問題の解決の方法を 意欲的に身に付けようとして いる。 【観察】 【ワークシート】 【付箋】 【どこでもシート】 【発表】 【学習日誌】 第 二 次 ( 1 0 時 間 ) 4 | 5 (1)問題(理想の状態と現状の差)が生じた原因を考え、個人でロジックツリーを 作成し、ワークシートにまとめる。 (2)グループでブレーンストーミングを行い、問題が生じた原因と考えられる事象 を列挙し、どこでもシートにまとめる。 (3)列挙された事象を基に、グループでロジックツリーを作成し、問題が生じた原 因の焦点を絞り、市場調査における仮説を構築し、どこでもシートにまとめる。 (4)どこでもシートにまとめた仮説と、仮説の構築の過程を各グループで発表す る。 ● ○ビジネスフレームワークを 活用した市場調査の手順つい て思考を深め、ロジックツリー を活用した論理的思考を基に 判断し、導き出した考えを発表 の場面で表現することができ る。 【観察】 【ワークシート】 【付箋】 【どこでもシート】 【発表】 【学習日誌】 1 問題の発見 【ねらい】 問題の捉え方を理解させ、問題を明確にする技術を身に付ける。 < 支援・留意点 > ・ドリル問題に取り組ませ、問題の捉え方を理解させる。 ・ブレーンストーミングを活用し問題を明確にする手順を理解させる。 ・ブレーンストーミングで意見が出ない場合は、オズボーンの発想チェック リストを活用して発問しアイディアを引き出す。 2 原因の把握・焦点化 【ねらい】問題の原因を把握し、原因の焦点を絞る技術を身に付ける。 < 支援・留意点 > ・ブレーンストーミング、ロジックツリーを活用した市場調査におけ る仮説構築の手順を理解させる。 ・ロジックツリーがうまく作成できない場合は、「なぜそのように言え るか」「そこから何が言えるか」発問し、論理展開をさせ、思考を発 展させる。

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次 程 時間 ねらい・学習活動 評価の観点 評価規準・評価方法 関 思 技 知 6 (4)調査設計書の見本を見て、調査設計書の作成について理解を深める。 (5)各グループでディスカッションを行い、調査設計書(①調査方法、②調査対象、 ③調査項目、④調査日程)を作成する。 (6)ワークシート・どこでもシートにまとめ、内容を発表する。 ● ○調査設計書の作成について 思考を深め、ロジックツリーを 活用した論理的思考を基に判 断し、導き出した考えをディス カッションの場面で表現する ことができる。 【観察】【ワークシート】 【どこでもシート】 【発表】【学習日誌】 7 (7)調査票の見本を見て、調査票の作成について理解を深める。 (8)ディスカッションを行い、調査票(①挨拶・調査趣旨説明・調査主体の明記、 ②テーマ質問、③展開質問、④フェースシート、⑤回答のお礼)を作成する。 (9)ワークシートにまとめ、内容を発表する。 ● ○調査票の作成について思考 を深め、ロジックツリーを活用 した論理的思考を基に判断し、 導き出した考えをディスカッ ションの場面で表現すること ができる。 【観察】【ワークシート】 【発表】【学習日誌】 8 (10) 表計算ソフトを利用して、収集したデータを整理する。 ● ○表計算ソフトを利用して情 報を整理することができる。 【観察】 【作成データ】【学習日誌】 9 (11)サンプルデータ用いてクロス集計を行い、クロス集計の手順を理解する。 (12)整理したデータの集計(単純・クロス)をして分析を行い、仮説を検証し、 顧客の潜在ニーズを掘り起こす。 ● ○表計算ソフトを利用して情 報を収集・分析し、顧客の潜在 ニーズを掘り起こすことがで きる。 【観察】 【分析データ】【学習日誌】 第 三 次 ( 2 時 間 ) 10 | 11 (1)個人でロジックツリーを作成し、顧客ニーズを満たすための解決策を考え、ワ ークシートに記入する。 (2)グループでブレーンストーミングを行い、顧客ニーズを満たすための解決策を 列挙し、どこでもシートに記入する。 (3)列挙された事象を基に、ロジックツリーを作成し、顧客ニーズを満たすための 解決策の焦点を絞り、具体的な解決方法を決定し、どこでもシートに記入する。 (4)どこでもシートにまとめた解決策と、解決方法の決定の過程を発表する。 ● ● ○ビジネスフレームワークを 活用した市場調査の手順につ いて思考を深め、ロジックツリ ーを活用した論理的思考を基 に判断し、導き出した考えを発 表やディスカッションの場面 で表現することができる。 ○ビジネスフレームワークを 活用した市場調査の手順を理 解しており、問題解決に主体的 に取り組む方法を身に付けて いる。 【観察】【ワークシート】 【どこでもシート】【付箋】 【発表】【学習日誌】 < 支援・留意点 > ・仮説の検証が行えるような調査票の作成手順を理解させる。 ・ディスカッションが深まらない場合は、作成したロジックツリーを 確認させ、論点を明確にさせる。 < 支援・留意点 > ・効果的なデータ整理(表やグラフの作成)の手順を理解させる。 < 支援・留意点 > ・仮説に基づいた調査設計書の作成手順を理解させる。 ・ディスカッションが深まらない場合は、作成したロジックツリーを 確認させ、論点を明確にさせる。 3 問題の解決方法の決定 【ねらい】問題の解決策を立案し、解決方法を導き出す技術を身に付ける。 < 支援・留意点 > ・クロス集計を用いた仮説検証の手順を理解させる。 < 支援・留意点 > ・問題の解決方法を導き出す手順を理解させる。 ・ブレーンストーミングで意見が出ない場合は、オズボーンの発想チ ェックリストを活用して発問しアイディアを引き出す。 ・ロジックツリーがうまく作成出ない場合は、「なぜそのように言える か」「そこから何が言えるか」発問し、論理展開をさせ、思考を発展 させる。

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6 本時の学習指導【 5 / 11 時間 】

(1) 主題名「 市場調査の仮説構築」

(2) 指導目標

① ビジネスフレームワークを活用して問題の原因の焦点を絞り、市場調査の仮説を構築する手順を理解させ

る。

② 言語活動の場を設け、論理的思考力・コミュニケーション能力を高める。

(3) 本時の評価規準

評価項目 (学習活動) 学習活動に即した評価規準 評価方法 A 十分満足できる B おおむね満足できる C 支援を要する 【思考・判断・表現】 ビジネスフレームワークを活用 した市場調査の手順について思 考を深め、ロジックツリーを活用 した論理的思考を基に判断し、導 き出した考えを発表やブレーン ストーミングの場面で表現する ことができる。 顧客(生徒)のニーズを掘り起 こすための市場調査の仮説を、 ブレーンストーミングを行い、 集団の意見をまとめてロジック ツリーを作成し、論理的に仮説 を構築をすることができる。 顧客(生徒)のニーズを掘り起 こすための市場調査の仮説を、 ブレーンストーミングを行い、 集団でロジックツリーを作成 し、論理的に仮説を構築をする ことができる。 ブレーンストーミング・ロジッ クツリーの機能を確認させ、集 団の中で自分の意見を伝えるこ とや、意見をまとめることがで きるように発問をし、アイディ アを引き出す、思考を発展させ るなどの支援する。 発表 ワークシー ト 観察 付箋 どこでもシ ート

(4) 本時の展開

評価の観点(【関】関心・意欲・態度 【思】思考・判断・表現 【技】技能 【知】知識・理解)

学習 展開 生徒の活動 教師の活動 ● 使 用 教 材 ■ 評価の観点 導 入 7 分 1.身なりを正し、始めの挨拶をする。 2.前時の学習内容・進捗状況の確認を行う。 3.本時の学習内容の確認をする。 1.号令・挨拶・出席確認を行う。 2.前時の復習・確認をする。 3.本時の目標及び学習内容の確認をする。 ●パワーポイント スクリーン提示 ●パワーポイント スクリーン提示 ●ワークシート 展開 ① 15 分 【アイディアの拡散・収束をする】 4.ブレーンストーミングを始める。 (テーマ) 「顧客(1・2 年生)が○○科の学習で問題を抱えている。 その原因はなんだろう?」 5.思いつくアイディアをできるだけ出し、付箋に記入す る。 6.付箋に記入したアイディアを、全員に見えるようにど こでもシートに貼る。 【言語活動①(考えを深める場面)】 4.ブレーンストーミングを行うように指示をする。 5.4分間で1人最低 10 個以上アイディアを出すように指 示をする。 ・机間指導を行い、アイディアが出ない生徒に対しては個別 に対応し、オズボーンの発想チェックリストを活用して発 問し、アイディアを引き出す。 6.アイディアをどこでもシートに貼るように指示をする。 ・ ・いいところ(たくさんアイディアを出す・既成概念を破っ たアイディア)を見つけて褒める(小さな成功体験)。 ■思・判・表 【付箋】 【どこでもシート】 【観察】 ●付箋 ●どこでもシート ●パワーポイント スクリーン提示 < 前時の目標 > 個人でロジックツリーを作成する。 < 前時の学習 > ロジックツリーを活用し、問題が生じた原因を個人で考え、ワークシートにまとめる。 < 本時の目標 > 1.問題が生じた原因の焦点を絞り、市場調査の仮説を構築する。 2.話し合いの場で、自分の意見を伝え、グループ全体の意見をまとめる。 <目標1> ブレーンストーミングを行い、問題が生じた原因を列挙する。 発問をしてブレーンストーミングを行うメリットを確認 し、自由な発想を促す。 発問をして他者との考えの共通点や相違点に気付かせ る。

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学習 展開 生徒の活動 教師の活動 ● 使 用 教 材 ■ 評価の観点 7.他者のアイディアをヒントに発想し、付箋に記入する 8.出されたアイディアをグルーピングする。 7.2分間で、他者のアイディアをヒントに1人3個以上発 想するように指示をする。 ・机間指導を行い、アイディアが出ない生徒に対しては個別 に対応し、オズボーンの発想チェックリストを活用して発 問し、アイディアを引き出す。 ・いいところ(他者のアイディアをヒントにした発想)を見 つけて褒める(小さな成功体験)。 8.5分間でグルーピングを行うように指示をする。 ・机間指導を行い、グループ活動の様子を観察し、必要に応 じて発問をし、考えを深めさせる。 ・いいところ(グルーピングができているか)を見つけて褒 める(小さな成功体験)。 展開 ② 15 分 【仮説を構築する】 9.グルーピングしたアイディアを基にロジックツリーを 作成する。 10.作成したロジックツリーから原因の焦点を絞り、仮説を 検討、決定する。 【言語活動②(考えを深める場面)】 9.10 分間でロジックツリーを作成するように指示をする。 ・各階層でMECEになっているか、モレなく、ダブリなく 作成するように意識させる。 ・原因が階層間で因果関係が論理的に正しくつながっている か確認させる。 10.3分間で作成したロジックツリーから、仮説を構築する ために原因の焦点を絞るように指示をする。 ■思・判・表 【どこでもシート】 【観察】 ●どこでもシート ●パワーポイント スクリーン提示 展開 ③ 8 分 【発表する】 11.仮説と仮説の構築の過程を発表する。 【言語活動③(発表の場面)】 11.構築した仮説の発表をするように指示をする。 ・いいところ(ロジックツリーがMECEで論理的に作成さ れているか、発表がPREP法で行われているか)を見つ けて褒める(小さな成功体験)。 ■思・判・表 【発表】 【どこでもシート】 ●どこでもシート ま と め 5 分 【本時のまとめ】 12.本時の内容を整理する。 【自己評価・相互評価をする】 13.今日の授業について、目標の達成度をワークシートに記 入する。 14.次時の授業内容を確認する。 15.身なりを正し、終わりの挨拶をする。 16.ワークシート・学習日誌を提出する。 【本時のまとめ】 12.本時の内容を整理する。 【自己評価・相互評価の場を設定する】 13.今日の授業を振り返ってワークシートを記入し、授業終 了後に提出するように指示する。 14.次時の授業内容を予告する。 15.号令、終わりの挨拶をする。 16.ワークシート・学習日誌を回収する。 ●ワークシート <目標2> ロジックツリーを活用し問題の原因の焦点を絞り、市場調査の仮説を構築する。 <目標3> 構築した仮説を論理的に発表する。 発問をしてロジックツリーを作成するメリットを確認 し、情報を整理させる。 論理的に発表するように指示する。 発問をしてグルーピングを行うメリットを確認し、情報 を整理させる。 一番大きい原因だと考えられる事象を、市場調査の仮説 にすることを確認する。

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