はじめに 少子・超高齢化の急速な進展、市民ニー ズの多様化、財政的な制約などから、行政 を取り巻く状況は今後ますます厳しくなる ものと予想され、計画的で効果的・効率的 な行政運営を行っていく重要性は非常に高 まってきている。 わが国では、法律上の義務化は外れたも のの、すべての自治体で総合計画(基本構 想・基本計画・実施計画)が策定され、総 合計画に基づく行政運営が進められてい る。従前はややもすれば、計画策定に力を 注ぐあまり、計画策定自体が目的化し、策 定された計画が本当に日々の行政運営に活 かされていないケースも散見されてきた。 しかし、計画の進行管理と適切な PDCA サイクルを回していくことが、これからの 計画的な行政運営には不可欠なこととなっ てきた。 まちづくりの指標は、大別して、いわゆ るアウトプット指標とアウトカム指標とに 分類される。アウトプット指標は、いわば 活動指標であり、行政が予算を投じて行う 行政施策の事業量や事業スピードに直接的 に関わる指標である。一方、アウトカム指 標は、いわば成果指標であり、直接的に投 下した行政サービスに直結するものではな く、最終的な受益者である市民の行政サー すさの評価などとして評価されることが多 い。 計画の進行管理の観点からは、アウト プット指標は政策変数としてなじみやすい 指標であり、行政が予算と人員を投下すれ ば一定の結果が生まれるものである。一方、 アウトカム指標は、市民意識調査などに よって定量的に把握できるにも関わらず、 指標値の変動の直接的な要因が明確でない 場合が多く、行政としてどのような政策を どの程度実施すれば、アウトカム指標が向 上するのかが見えにくい。 そのため、総合計画の進行管理において も、アウトカム指標を PDCA サイクルに きちんと当てはめ、指標値の経年的な推移 を Check したとしても、次の Action につ なげていくこと、つまりどのような政策を どのように展開していけばよいかを具体的 に検討・立案していくためには一定の困難 さを伴う。この問題を解決していくために は、市民意識調査の結果得られたアウトカ ム指標の評価構造を分析することと合わせ て、調査票自体も市民の意識を的確に把握 できるように改善していく必要がある。 筆者は、かねてより、本論文が対象とす る愛知県半田市をはじめ、いくつかの自治 体の総合計画の策定に関わるともに、毎年、 市民評価(外部評価)委員として施策の評 【地域・産業】
まちづくり指標の評価に関する一考察
−半田市総合計画まちづくり指標を例として− 日本福祉大学国際福祉開発学部 教授 日本福祉大学知多半島総合研究所 所長 千頭 聡出典:半田市(2018) 注:不明・無回答の処理方法が異なるため、本論文の値とは異なる場合がある 表 1 第 6 次半田市総合計画基本成果指標(アンケートに基づく指標のみ) 㻞㻜㻝㻞ᖺᗘ 㻞㻜㻝㻠ᖺᗘ 㻞㻜㻝㻢ᖺᗘ 䠍ᆅᇦ⚟♴ 㧗㱋⪅䜔㞀䛜䛔⪅䛻ᑐ䛧䛶ᡭຓ䛡䜢ᚰ䛜䛡䛶䛚䜚䚸ᐇ ㊶䛧䛶䛔䜛ᕷẸ䛾ྜ 㻤㻚㻝㻑 㻝㻜㻚㻤㻑 㻟㻥㻚㻠㻑 㻡㻜㻑 䠎㧗㱋⪅⚟♴ 㧗㱋⪅䜈䛾⚟♴⟇䛻ᑐ䛧䛶‶㊊䛧䛶䛔䜛ᕷẸ䛾ྜ 㻝㻠㻚㻟㻑 㻞㻝㻚㻟㻑 㻞㻞㻚㻡㻑 㻠㻜㻑 䠎㧗㱋⪅⚟♴ ㆤಖ㝤ไᗘ䛜⏝䛷䛝䜛䛣䛸䜢▱䛳䛶䛔䜛ᕷẸ䛾 ྜ 㻣㻢㻚㻟㻑 㻣㻤㻚㻣㻑 㻣㻤㻚㻡㻑 㻥㻜㻑 䠏㞀䛜䛔ඣ䞉㞀䛜䛔⪅⚟♴ 㞀䛜䛔⪅䜈䛾⌮ゎ䛜䛒䜚䚸ఫ䜏䜔䛩䛔䜎䛱䛰䛸ᛮ䛖ᕷẸ 䛾ྜ 㻞㻠㻚㻞㻑 㻞㻜㻚㻥㻑 㻟㻟㻚㻜㻑 㻤㻜㻑 䠍Ꮚ⫱䛶䞉Ꮚ⫱䛱ᨭ Ꮚ⫱䛶⟇䛜ᐇ䛧䛶䛔䜛䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻟㻝㻚㻜㻑 㻞㻤㻚㻞㻑 㻟㻤㻚㻠㻑 㻢㻜㻑 䠎ᗂඣᩍ⫱䞉ಖ⫱ ᗂඣᮇ䛾ᩍ⫱䞉ಖ⫱䛜ᐇ䛧䛶䛔䜛䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻟㻠㻚㻞㻑 㻟㻜㻚㻢㻑 㻟㻤㻚㻥㻑 㻢㻜㻑 䠐㟷ᑡᖺ⫱ᡂ 㟷ᑡᖺ䛜ᚰ㇏䛛䛻⫱䛳䛶䛔䜛䜎䛱䛰䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻞㻥㻚㻜㻑 㻞㻣㻚㻤㻑 㻟㻝㻚㻥㻑 㻢㻡㻑 䠍ᗣ䛵䛟䜚 ᐃᮇⓗ䛻ᗣデ᩿䜢ཷ䛡䛶䛔䜛ᕷẸ䛾ྜ 㻤㻟㻚㻢㻑 㻥㻜㻚㻣㻑 㻤㻢㻚㻜㻑 㻥㻡㻑 䠍ᗣ䛵䛟䜚 ᗣ䛵䛟䜚䛻ྲྀ䜚⤌䜣䛷䛔䜛ᕷẸ䛾ྜ 㻢㻢㻚㻥㻑 㻣㻝㻚㻠㻑 㻢㻣㻚㻟㻑 㻥㻜㻑 䠎ᆅᇦ་⒪యไ 䛛䛛䜚䛴䛡་䛜䛔䜛ᕷẸ䛾ྜ 㻢㻥㻚㻝㻑 㻣㻠㻚㻝㻑 㻣㻡㻚㻜㻑 㻤㻜㻑 䠐ၟᕤᴗ䞉䝃䞊䝡䝇ᴗ 㨩ຊ䛒䜛ၟᗑ䛜ᐇ䛧䛶䛔䛶౽䛺䜎䛱䛰䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾 ྜ 㻠㻥㻚㻠㻑 㻟㻞㻚㻝㻑 㻠㻤㻚㻜㻑 㻢㻜㻑 䠏⎔ቃᏛ⩦䞉⎔ቃಖάື ⎔ቃಖάື䜔⎔ቃᏛ⩦䛻ཧຍ䛧䛯䛣䛸䛜䛒䜛ᕷẸ䛾ྜ 㻝㻤㻚㻤㻑 㻠㻞㻚㻟㻑 㻡㻜㻚㻢㻑 㻡㻜㻑 䠏⎔ቃ⾨⏕ᑐ⟇ ⾨⏕㠃䛛䜙Ⰻዲ䛺⏕ά⎔ቃ䛜☜ಖ䛥䜜䛶䛔䜛䜎䛱䛰䛸 ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻡㻞㻚㻝㻑 㻠㻥㻚㻡㻑 㻢㻢㻚㻟㻑 㻢㻜㻑 䠍㜵⅏ᑐ⟇ ⅏ᐖ䛻ᑐ䛩䜛ഛ䛘䛜䛷䛝䛶䛔䜛䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻝㻥㻚㻢㻑 㻞㻤㻚㻠㻑 㻞㻥㻚㻟㻑 㻡㻜㻑 䠍㜵⅏ᑐ⟇ ᆅ㟈䛻ഛ䛘䛶ᐙල㌿ಽ㜵Ṇჾල䜢ྲྀ䜚䛡䛶䛔䜛ᕷẸ 䛾ྜ 㻡㻜㻚㻝㻑 㻡㻞㻚㻡㻑 㻡㻝㻚㻟㻑 㻢㻜㻑 䠎㜵≢ᑐ⟇ ≢⨥䛜Ⓨ⏕䛻䛧䛟䛔䜎䛱䛰䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻝㻤㻚㻝㻑 㻞㻡㻚㻜㻑 㻞㻣㻚㻥㻑 㻠㻜㻑 䠎㜵≢ᑐ⟇ Ꮚ䛹䜒䛾ぢᏲ䜚䜔䝟䝖䝻䞊䝹䛺䛹䛾㜵≢άື䛻ཧຍ䛧䛶䛔䜛ᕷẸ䛾ྜ 㻝㻜㻚㻜㻑 㻥㻚㻥㻑 㻝㻝㻚㻣㻑 㻟㻡㻑 䠐㏻Ᏻ ㏻䝹䞊䝹䜔䝬䝘䞊䜢Ᏺ䜚䚸㏻Ᏻ䛻ᚰ䛜䛡䛶䛔䜛 ᕷẸ䛜ከ䛔䜎䛱䛰䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻞㻠㻚㻣㻑 㻟㻜㻚㻞㻑 㻟㻢㻚㻣㻑 㻠㻜㻑 䠐㏻Ᏻ Ᏻᚰ䛧䛶Ṍ䛟䛣䛸䛜䛷䛝䜛㐨㊰䛜ከ䛔䜎䛱䛰䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻞㻡㻚㻢㻑 㻟㻠㻚㻠㻑 㻟㻠㻚㻥㻑 㻠㻜㻑 䠍ᕷ⾤ᆅᩚഛ ఫ䜏䜔䛩䛔䜎䛱䛜ᙧᡂ䛥䜜䛶䛔䜛䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻠㻝㻚㻥㻑 㻟㻝㻚㻟㻑 㻡㻞㻚㻢㻑 㻡㻡㻑 䠎ఫᏯ䞉ఫ⎔ቃᩚഛ බඹタ䛾䝞䝸䜰䝣䝸䞊䛜㐍䜣䛷䛔䜛䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾 ྜ 㻞㻣㻚㻢㻑 㻟㻜㻚㻣㻑 㻟㻠㻚㻤㻑 㻠㻡㻑 䠏㏻య⣔ බඹ㏻䛜౽䛺䜎䛱䛰䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻞㻟㻚㻢㻑 㻞㻟㻚㻟㻑 㻟㻞㻚㻣㻑 㻟㻡㻑 䠏㏻య⣔ 㐨㊰䛜⮬ື㌴䛷㏻⾜䛧䜔䛩䛔䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻟㻟㻚㻣㻑 㻟㻜㻚㻢㻑 㻠㻝㻚㻠㻑 㻠㻡㻑 䠐 ‴ᩚഛ ‴䛾⎔ቃᩚഛ䛜㐍䜣䛷䛔䜛䜎䛱䛰䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻞㻜㻚㻡㻑 㻞㻠㻚㻞㻑 㻟㻟㻚㻝㻑 㻠㻡㻑 䠑Ỉ䞉Ỉᑐ⟇ 㞵䛻ᑐ䛩䜛Ᏻᛶ䛜㧗䛔䜎䛱䛰䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻞㻞㻚㻞㻑 㻞㻡㻚㻣㻑 㻞㻥㻚㻤㻑 㻠㻡㻑 䠍බᅬ䞉⥳䞉ぶỈ✵㛫 බᅬ䞉⥳ᆅ䛜䛝䛱䜣䛸ᩚഛ䛥䜜䛶䛔䜛䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻠㻞㻚㻟㻑 㻠㻟㻚㻥㻑 㻡㻜㻚㻥㻑 㻡㻡㻑 䠍බᅬ䞉⥳䞉ぶỈ✵㛫 Ỉ㎶䛸ぶ䛧䜑䜛ሙᡤ䛜ᐇ䛧䛶䛔䜛䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻝㻞㻚㻞㻑 㻝㻢㻚㻤㻑 㻞㻝㻚㻥㻑 㻞㻡㻑 䠎ᬒほᙧᡂ Ⰻ䛔ᬒほ䛜ᙧᡂ䛥䜜䛶䛔䜛䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻞㻢㻚㻞㻑 㻟㻥㻚㻥㻑 㻠㻝㻚㻤㻑 㻠㻜㻑 䠍⩏ົᩍ⫱ ᑠ୰Ꮫᰯ䛾ᩍ⫱⎔ቃ䠄ᩍ⫱ෆᐜ䚸Ꮫᰯタ䛺䛹䠅䛻‶㊊䛧䛶䛔䜛ྜ 㻞㻢㻚㻟㻑 㻟㻠㻚㻟㻑 㻟㻞㻚㻝㻑 㻢㻜㻑 䠎බẸ㤋άື බẸ㤋䜢㌟㏆䛻ឤ䛨䛶䛔䜛ᕷẸ䛾ྜ 㻟㻜㻚㻜㻑 㻞㻤㻚㻝㻑 㻞㻥㻚㻡㻑 㻠㻡㻑 䠏ᩥ䛾⥅ᢎ䛸㐀 㒓ᅵ䛾ᩥ䛻㛵ᚰ䜢ᣢ䛳䛶䛔䜛ᕷẸ䛾ྜ 㻠㻟㻚㻝㻑 㻡㻞㻚㻝㻑 㻡㻞㻚㻞㻑 㻢㻡㻑 䠍⏨ዪඹྠཧ⏬♫䛾ᐇ⌧ ⏨ዪඹྠཧ⏬䛜♫䛻ᾐ㏱䛧䛶䛔䜛䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻝㻠㻚㻠㻑 㻞㻟㻚㻤㻑 㻞㻞㻚㻠㻑 㻠㻡㻑 䠍⏨ዪඹྠཧ⏬♫䛾ᐇ⌧ 䛸Ꮚ⫱䛶䛾ඹ❧䛜ྍ⬟䛺⎔ቃ䛜ᩚ䛳䛶䛔䜛䛸ᛮ䛖 ᕷẸ䛾ྜ 㻝㻢㻚㻜㻑 㻝㻡㻚㻝㻑 㻝㻢㻚㻢㻑 㻠㻜㻑 䠎ከᩥඹ⏕♫䛾ᙧᡂ ᕷẸ䛾ᅜ㝿ឤぬ䞉ᅜ㝿⌮ゎ䛜⫱䜎䜜䛶䛔䜛䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻥㻚㻢㻑 㻝㻡㻚㻜㻑 㻝㻣㻚㻠㻑 㻞㻜㻑 䠍⾜ᨻ㐠Ⴀ ‶㊊ᗘ䛾㧗䛔⾜ᨻ䝃䞊䝡䝇䛜ᥦ౪䛥䜜䛶䛔䜛䛸ᛮ䛖ᕷ Ẹ䛾ྜ 㻝㻥㻚㻣㻑 㻞㻞㻚㻡㻑 㻞㻣㻚㻥㻑 㻢㻜㻑 䠍ᕷẸ༠ാ䛾᥎㐍 ᕷᨻ䛻㛵䛩䜛ᚲせ䛺ሗ䛜ᥦ౪䛥䜜䛶䛔䜛䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻟㻡㻚㻣㻑 㻢㻟㻚㻥㻑 㻡㻡㻚㻢㻑 㻣㻜㻑 䠍ᕷẸ༠ാ䛾᥎㐍 ᕷẸ䛜୰ᚰ䛸䛺䛳䛶༠ാ䛾䜎䛱䛵䛟䜚䛜㐍䜑䜙䜜䛶䛔䜛 䛸ᛮ䛖ᕷẸ䛾ྜ 㻝㻢㻚㻟㻑 㻡㻜㻚㻡㻑 㻠㻢㻚㻥㻑 㻢㻜㻑 䠎䝁䝭䝳䝙䝔䜱άືᨭ 䛣䛾䠍ᖺ㛫䛻䝁䝭䝳䝙䝔䜱䜔⮬༊䛾άື䛻ཧຍ䛧䛯䛣䛸䛜䛒䜛ᕷẸ䛾ྜ 㻟㻥㻚㻞㻑 㻠㻣㻚㻝㻑 㻡㻝㻚㻤㻑 㻣㻜㻑 ᇶᮏ⟇ ᇶᮏᡂᯝᣦᶆ ⌧≧್ 㻞㻜㻞㻜ᖺᗘ┠ᶆ್
づくり指標を活かした進行管理の効果・可 能性と問題点や課題を感じてきた。 本論文では、半田市が総合計画に記載さ れているまちづくり指標の進行管理のため に、おおむね 2 年に一度実施している市民 意識調査の調査データをもとに、アウトカ ム指標の評価構造を分析するとともに、調 査票の記載方法の工夫などが市民意識(評 価結果)にどのように影響するのかについ て分析するものである。 なお、本論文では、半田市より提供いた だいた市民意識調査データをもとに分析を 行っているが、もとより、データ自体は無 記名(匿名)で実施されているものであり、 個人が特定されるデータは一切含まれてい ない。また、各設問における不明や無回答 の処理方法の関係上、半田市役所が毎年公 表としているまちづくり指標値とは若干異 なる場合がある。また、本論文の分析結果 や考察は半田市の公式見解ではない。 1.基本成果指標(まちづくり指標) 第 6 次半田市総合計画においては、98 の基本成果指標(まちづくり指標)が設定 されており、そのうち、38 指標が市民意 識調査結果に基づくアウトカム指標となっ ている。市民意識調査はおおむね 2 年に 1 回実施され、無作為に抽出された 1,000 名 程度の市民に郵送配布・郵送回収によりア ンケートを実施している。 本論文では、これらのアンケートのうち、 2012 年度、2014 年度および 2016 年度に実 施されたアンケートデータをもとに、分析 を行っている。 (1)基本成果指標の概要と経年的な結果の 推移 半田市(2018)によると、市民意識調査 結果に基づいて設定されている 38 の基本 成果指標の動向は表 1 に示す通りである。 これらの指標の成果動向をまとめたもの が表 2 である。なお、指標値の向上が顕著 な指標については、計画策定 5 年後の中間 年次に 2020 年度目標の見直し(上方修正) を行った指標がある。 目標年次である 2020 年度までは、2016 年度からは 4 年間を残しているため、現時 点で 2020 年度目標に到達している計画上 の必要性はないが、いくつかの指標につい ては、現在までの推移から推測すると目標 達成が危ぶまれる状況である。 (2)属性とのクロス集計結果からみた評価 構造 ここでは、現在までの指標値の推移から 推測すると、2020 年度目標達成が危ぶま 表 2 基本成果指標の目標到達度(2016 年度時点) 指標数 割合 2020 年度目標にすでに到達している指標 3 7.9% 2012 年度より向上しているが、2020 年度目標には 到達していない指標 33 86.8% 2012 年度よりも悪化している指標 2 5.3%
れる指標を 7 指標選択し、性別、年齢別、 同居状況、家族構成などとのクロス集計を 行い、どのような属性(階層)の評価が高 いのか、あるいは逆に低いのかについて分 析を行った。 評価に際しては、5 段階評価を、それぞ れ、2 点、1 点、0 点、 − 1 点、 − 2 点 と 数値化し、属性(階層)ごとに平均値を求 めた。 取り上げる指標は以下のとおりである。 ①高齢者の福祉施策についての満足度 ②子育て施策についての満足度 ③幼児期の教育・保育の充実度について の評価 ④青少年が健全・心豊かに育つまちにつ いての評価 ⑤魅力ある商店(飲食店を含む)の充実 さと便利さについての評価 ⑥災害に対する市の備えについての評価 ⑦満足度の高い行政サービスの提供につ いての評価 1)高齢者の福祉施策についての満足度 図 1 に、高齢者の福祉政策に関する満 足度の単純集計結果を示す。全体の 60.2% が、「どちらともいえない」と回答しており、 積極的な評価は非常に少ない。 表 3 に、属性(階層)ごとの評価得点を 示している。年齢別にみると、高齢者向け 福祉サービスの受給層である 65 歳以上の 年齢層での評価得点が相対的には高くなっ ており、また、65 歳以上の高齢者あるい は要介護者と同居している回答者の評価も 比較的高いことから、サービス受給層は一 定の評価をしていることがわかる。 今後、全体の評価をあげていくためには、 30-64 歳、一人暮らしなど、現在サービス を直接受給していない層に対して、PR を 行っていくことが必要だと判断できる。 図 1 高齢者の福祉政策に関する満足度 㻡㻚㻟㻑 㻝㻢㻚㻢㻑 㻢㻜㻚㻞㻑 㻝㻜㻚㻣㻑 㻠㻚㻜㻑 㻟㻚㻟㻑 㻜㻚㻜㻑 㻞㻜㻚㻜㻑 㻠㻜㻚㻜㻑 㻢㻜㻚㻜㻑 㻤㻜㻚㻜㻑 ‶㊊ 䛹䛱䜙䛛䛸䛔䛘䜀‶㊊ 䛹䛱䜙䛸䜒䛔䛘䛺䛔 䛹䛱䜙䛛䛸䛔䛘䜀‶ ‶ ᫂ 2)子育て施策についての満足度 図 2 に、子育て施策に関する満足度の単 純集計結果を示す。全体の 30.2% が、「お おむね思う」と肯定的に評価しているが、 「どちらともいえない」も 38.8%と高く、積 表 3 高齢者の福祉政策に関する満足度 ⚟♴ᨻ⟇‶㊊ᗘ 㻝㻤㻙㻞㻠ṓ 㻞㻡㻙㻞㻥ṓ 㻟㻜㻙㻟㻠ṓ 㻟㻡㻙㻟㻥ṓ 㻠㻜㻙㻠㻠ṓ 㻠㻡㻙㻠㻥ṓ 㻡㻜㻙㻡㻠ṓ 㻡㻡㻙㻡㻥ṓ 㻢㻜㻙㻢㻠ṓ 㻢㻡㻙㻢㻥ṓ 㻣㻜㻙㻣㻠ṓ 㻣㻡ṓ௨ୖ ホ౯ᚓⅬ 㻜㻚㻝㻢 㻙㻜㻚㻜㻥 㻜㻚㻝㻠 㻙㻜㻚㻜㻡 㻙㻜㻚㻜㻞 㻜㻚㻜㻜 㻙㻜㻚㻝㻠 㻙㻜㻚㻜㻟 㻙㻜㻚㻜㻠 㻜㻚㻝㻣 㻜㻚㻝㻡 㻜㻚㻟㻟 ⏨ᛶ ዪᛶ 㻢㻡ṓ௨ୖྠᒃ せㆤ⪅ྠᒃ ୍ேᬽ䜙䛧 ኵ፬䛾䜏 㻞ୡ௦ 㻟ୡ௦ ホ౯ᚓⅬ 㻜㻚㻜㻠 㻜㻚㻝㻝 㻜㻚㻝㻝 㻜㻚㻞㻝 㻙㻜㻚㻜㻢 㻜㻚㻝㻞 㻜㻚㻜㻢 㻜㻚㻝㻟 ᖺ㱋 ᛶู ྠᒃ≧ἣ ᐙ᪘ᵓᡂ
極的な評価は 6.1%と非常に少ない。 表 4 に、属性(階層)ごとの評価得点を 示している。 乳幼児が一緒にいる回答者の評価が相対 的に高くなっており、また、子育ての負担 が偏りがちである女性の評価も男性より高 いことから、子育て施策に対して他は、子 育て当事者が一定程度評価をしている構造 がわかる。一方、年齢別にみると、子育て 当事者である可能性が高い 18-39 歳の評価 が低く、家族構成においても、夫婦のみあ るいは 2 世代世帯の評価がやや低い。65 歳以上の高齢層が高評価であることや、3 世代家族の評価もやや高いことから、多世 代世帯では、祖父母の支援協力などもあっ て子育てに対する課題が比較的顕在化して いない状況であることがうかがえる。 今後、全体の評価をあげていくためには、 39 歳までの夫婦のみ世帯のニーズにどう 対応していくかが重要となる。 3)幼児期の教育・保育の充実度について の評価 図 3 に、幼児期の教育・保育の充実度評 価の単純集計結果を示す。子育て支援施策 とほぼ同様の評価結果となっており、全 体の 29.4% が、「おおむね思う」と肯定的に 評価しているが、「どちらともいえない」も 38.9%と高く、積極的な評価はわずか 7.4% にとどまっている。 表 5 に、属性(階層)ごとの評価得点を 示している。 30-39 歳、あるいは乳幼児がいる回答者 の評価が低くなっていることから、当事者 が抱える課題に対して依然として十分には 応えきれていない状況がうかがえる。 今後、全体の評価をあげていくためには、 39 歳までの 2 世代世帯が抱える課題に対 表 4 子育て施策に関する満足度 Ꮚ⫱࡚⟇ᐇ 㻝㻤㻙㻞㻠ṓ 㻞㻡㻙㻞㻥ṓ 㻟㻜㻙㻟㻠ṓ 㻟㻡㻙㻟㻥ṓ 㻠㻜㻙㻠㻠ṓ 㻠㻡㻙㻠㻥ṓ 㻡㻜㻙㻡㻠ṓ 㻡㻡㻙㻡㻥ṓ 㻢㻜㻙㻢㻠ṓ 㻢㻡㻙㻢㻥ṓ 㻣㻜㻙㻣㻠ṓ 㻣㻡ṓ௨ୖ ホ౯ᚓⅬ 㻜㻚㻝㻜 㻙㻜㻚㻜㻞 㻜㻚㻝㻜 㻜㻚㻜㻞 㻜㻚㻝㻥 㻜㻚㻜㻤 㻜㻚㻜㻤 㻜㻚㻜㻣 㻜㻚㻜㻟 㻜㻚㻟㻝 㻜㻚㻞㻞 㻜㻚㻠㻟 ⏨ᛶ ዪᛶ ஙඣ 䛔䜛 ᗂඣ 䛔䜛 ୍ே ᬽ䜙䛧 ኵ፬ 䛾䜏 㻞ୡ௦ 㻟ୡ௦ ホ౯ᚓⅬ 㻜㻚㻝㻠 㻜㻚㻞㻜 㻜㻚㻞㻝 㻜㻚㻝㻤 㻙㻜㻚㻜㻢 㻜㻚㻝㻞 㻜㻚㻜㻢 㻜㻚㻝㻟 ᖺ㱋 ᛶู ྠᒃ≧ἣ ᐙ᪘ᵓᡂ 図 2 子育て施策に関する満足度 㻢㻚㻝㻑 㻟㻜㻚㻞㻑 㻟㻤㻚㻤㻑 㻝㻠㻚㻡㻑 㻡㻚㻜㻑 㻡㻚㻡㻑 㻜㻚㻜㻑 㻞㻜㻚㻜㻑 㻠㻜㻚㻜㻑 㻢㻜㻚㻜㻑 㻤㻜㻚㻜㻑 䛭䛖ᛮ䛖 䛚䛚䜐䛽ᛮ䛖 䛹䛱䜙䛸䜒䛔䛘䛺䛔 䛒䜎䜚ᛮ䜟䛺䛔 䛭䛖ᛮ䜟䛺䛔 ᫂ 図 3 幼児期の教育・保育の充実度評価 㻣㻚㻠㻑 㻞㻥㻚㻠㻑 㻟㻤㻚㻥㻑 㻝㻟㻚㻣㻑 㻡㻚㻟㻑 㻡㻚㻟㻑 㻜㻚㻜㻑 㻞㻜㻚㻜㻑 㻠㻜㻚㻜㻑 㻢㻜㻚㻜㻑 㻤㻜㻚㻜㻑 䛭䛖ᛮ䛖 䛚䛚䜐䛽ᛮ䛖 䛹䛱䜙䛸䜒䛔䛘䛺䛔 䛒䜎䜚ᛮ䜟䛺䛔 䛭䛖ᛮ䜟䛺䛔 ᫂
表 6 青少年の健全育成に関する評価 㟷ᑡᖺ⫱ᡂ 㻝㻤㻙㻞㻠ṓ 㻞㻡㻙㻞㻥ṓ 㻟㻜㻙㻟㻠ṓ 㻟㻡㻙㻟㻥ṓ 㻠㻜㻙㻠㻠ṓ 㻠㻡㻙㻠㻥ṓ 㻡㻜㻙㻡㻠ṓ 㻡㻡㻙㻡㻥ṓ 㻢㻜㻙㻢㻠ṓ 㻢㻡㻙㻢㻥ṓ 㻣㻜㻙㻣㻠ṓ 㻣㻡ṓ௨ୖ ホ౯ᚓⅬ 㻜㻚㻜㻟 㻙㻜㻚㻜㻡 㻜㻚㻜㻞 㻙㻜㻚㻞㻟 㻜㻚㻜㻜 㻜㻚㻝㻥 㻙㻜㻚㻝㻜 㻙㻜㻚㻜㻝 㻙㻜㻚㻝㻣 㻜㻚㻞㻜 㻜㻚㻜㻞 㻜㻚㻟㻜 ⏨ᛶ ዪᛶ ᑠᏛ⏕䛔䜛 ୰Ꮫ⏕䛔䜛 㧗ᰯᏛ⏕䛔䜛 ᬽ䜙䛧୍ே ኵ፬䛾䜏 㻞ୡ௦ 㻟ୡ௦ ホ౯ᚓⅬ 㻜㻚㻜㻟 㻜㻚㻜㻣 㻙㻜㻚㻝㻜 㻜㻚㻜㻣 㻜㻚㻞㻢 㻜㻚㻜㻤 㻜㻚㻜㻣 㻜㻚㻜㻞 㻜㻚㻜㻟 ᖺ㱋 ᛶู ྠᒃ≧ἣ ᐙ᪘ᵓᡂ して、きめ細かく対応していくことが必要 である。 4)青少年が健全・心豊かに育つまちにつ いての評価 図 4 に、青少年の健全育成に関する評価 の単純集計結果を示す。子育て支援施策な らびに乳幼児期の教育・保育とほぼ同様の 評価結果となっており、全体の 26.0% が、 「おおむね思う」と肯定的に評価している が、「どちらともいえない」も 40.7%と高く、 「あまり思わない」との否定的評価も 19.4% とやや多くなっている。一方、積極的な評 価はわずか 4.4%にとどまっている。 表 6 に、属性(階層)ごとの評価得点を 示している。 年齢別にみるといずれの年齢層において も評価が低く、特に 35-39 歳の評価が非常 に低くなっていることが特徴である。また、 小学生がいる回答者の評価も低い。性別の 違いはほとんど見られない。これらのこと から、青少年の健全育成については、年齢 や性別を問わず、多くの市民が懸念を感じ ていることがうかがえる。 今後、全体の評価をあげていくためには、 現在小学生を持つ世帯を中心に、近い将来 表 5 幼児期の教育・保育の充実度評価 ᗂඣᮇಖ⫱ᐇ 㻝㻤㻙㻞㻠ṓ 㻞㻡㻙㻞㻥ṓ 㻟㻜㻙㻟㻠ṓ 㻟㻡㻙㻟㻥ṓ 㻠㻜㻙㻠㻠ṓ 㻠㻡㻙㻠㻥ṓ 㻡㻜㻙㻡㻠ṓ 㻡㻡㻙㻡㻥ṓ 㻢㻜㻙㻢㻠ṓ 㻢㻡㻙㻢㻥ṓ 㻣㻜㻙㻣㻠ṓ 㻣㻡ṓ௨ୖ ホ౯ᚓⅬ 㻜㻚㻝㻣 㻜㻚㻝㻥 㻙㻜㻚㻜㻞 㻙㻜㻚㻜㻣 㻜㻚㻞㻡 㻜㻚㻝㻣 㻙㻜㻚㻜㻠 㻜㻚㻜㻥 㻜㻚㻜㻠 㻜㻚㻠㻠 㻜㻚㻞㻠 㻜㻚㻠㻜 ⏨ᛶ ዪᛶ ஙඣ䛔䜛 ᗂඣ䛔䜛 ᬽ䜙䛧୍ே ኵ፬䛾䜏 㻞ୡ௦ 㻟ୡ௦ ホ౯ᚓⅬ 㻜㻚㻝㻢 㻜㻚㻞㻟 㻙㻜㻚㻜㻠 㻜㻚㻜㻜 㻜㻚㻝㻝 㻜㻚㻞㻡 㻜㻚㻝㻣 㻜㻚㻝㻡 ᖺ㱋 ᛶู ྠᒃ≧ἣ ᐙ᪘ᵓᡂ 図 4 青少年の健全育成に関する評価 㻠㻚㻠㻑 㻞㻢㻚㻜㻑 㻠㻜㻚㻣㻑 㻝㻥㻚㻠㻑 㻡㻚㻜㻑 㻠㻚㻣㻑 㻜㻚㻜㻑 㻞㻜㻚㻜㻑 㻠㻜㻚㻜㻑 㻢㻜㻚㻜㻑 㻤㻜㻚㻜㻑 䛭䛖ᛮ䛖 䛚䛚䜐䛽ᛮ䛖 䛹䛱䜙䛸䜒䛔䛘䛺䛔 䛒䜎䜚ᛮ䜟䛺䛔 䛭䛖ᛮ䜟䛺䛔 ᫂
の不安をしっかりと取り除くことのできる 施策を積極的に講じていくことが求められ ている。 5)魅力ある商店(飲食店を含む)の充実さ と便利さについての評価 図 5 に、魅力ある商店についての評価の 単純集計結果を示す。全体の 34.9% が、「お おむね思う」と肯定的に評価しているが、 同時に「あまり思わない」との否定的評価 も 24.2%と多くなっている。全体として、 肯定的評価と否定的評価に二分されている ことがわかる。 表 7 に、属性(階層)ごとの評価得点を 示している。 年齢別にみると、35-39 歳、45-54 歳を除 くと、いずれの年齢層においても相対的に は良い評価となっている。また、性別や同 居の状況、家族構成による大きな差異も認 められない。 今後、全体の評価をあげていくためには、 現在否定的な評価を行っている層に対する 対応策を検討していくことが必要と考えら れる。 6)災害に対する市の備えについての評価 図 6 に、災害に対する市の備えについて の評価の単純集計結果を示す。「どちらと もいえない」が 41.8%と高く、「おおむね思 う」24.2%、「あまり思わない」20.0%が同程 度となっている。全体として、肯定的評価 と否定的評価に二分されていることがわか 表 7 魅力ある商店についての評価 㨩ຊ࠶ࡿၟᗑᐇ 㻝㻤㻙㻞㻠ṓ 㻞㻡㻙㻞㻥ṓ 㻟㻜㻙㻟㻠ṓ 㻟㻡㻙㻟㻥ṓ 㻠㻜㻙㻠㻠ṓ 㻠㻡㻙㻠㻥ṓ 㻡㻜㻙㻡㻠ṓ 㻡㻡㻙㻡㻥ṓ 㻢㻜㻙㻢㻠ṓ 㻢㻡㻙㻢㻥ṓ 㻣㻜㻙㻣㻠ṓ 㻣㻡ṓ௨ୖ ホ౯ᚓⅬ 㻜㻚㻟㻝 㻜㻚㻠㻥 㻜㻚㻟㻜 㻙㻜㻚㻜㻟㻌 㻜㻚㻝㻠 㻜㻚㻜㻡 㻜㻚㻜㻢 㻜㻚㻞㻟 㻜㻚㻜㻣 㻜㻚㻝㻠 㻜㻚㻝㻡 㻜㻚㻞㻠 ⏨ᛶ ዪᛶ ஙඣ 䛔䜛 ᗂඣ 䛔䜛 ᑠᏛ⏕ 䛔䜛 ୰Ꮫ⏕ 䛔䜛 㧗ᰯᏛ ⏕䛔䜛 㻢㻡ṓ௨ୖ ྠᒃ せㆤ⪅ ྠᒃ 㞀䛜䛔⪅ ྠᒃ ホ౯ᚓⅬ 㻜㻚㻜㻣 㻜㻚㻞㻟 㻜㻚㻝㻠 㻜㻚㻞㻝 㻜㻚㻝㻟 㻜㻚㻝㻝 㻜㻚㻝㻢 㻜㻚㻝㻤 㻜㻚㻞㻡 㻜㻚㻜㻡 ୍ே ᬽ䜙䛧 ኵ፬ 䛾䜏 㻞ୡ௦ 㻟ୡ௦ ホ౯ᚓⅬ 㻜㻚㻞㻜 㻜㻚㻝㻣 㻜㻚㻝㻝 㻜㻚㻞㻣 ᖺ㱋 ᛶู ྠᒃ≧ἣ ᐙ᪘ᵓᡂ 図 5 魅力ある商店についての評価 㻝㻞㻚㻣㻑 㻟㻠㻚㻥㻑 㻝㻣㻚㻟㻑 㻞㻠㻚㻞㻑 㻝㻜㻚㻜㻑 㻝㻚㻜㻑 㻜㻚㻜㻑 㻞㻜㻚㻜㻑 㻠㻜㻚㻜㻑 㻢㻜㻚㻜㻑 㻤㻜㻚㻜㻑 䛭䛖ᛮ䛖 䛚䛚䜐䛽ᛮ䛖 䛹䛱䜙䛸䜒䛔䛘䛺䛔 䛒䜎䜚ᛮ䜟䛺䛔 䛭䛖ᛮ䜟䛺䛔 ᫂ 図 6 災害に対する市の備えについての評価 㻠㻚㻠㻑 㻞㻠㻚㻞㻑 㻠㻝㻚㻤㻑 㻞㻜㻚㻜㻑 㻣㻚㻠㻑 㻞㻚㻟㻑 㻜㻚㻜㻑 㻞㻜㻚㻜㻑 㻠㻜㻚㻜㻑 㻢㻜㻚㻜㻑 㻤㻜㻚㻜㻑 䛭䛖ᛮ䛖 䛚䛚䜐䛽ᛮ䛖 䛹䛱䜙䛸䜒䛔䛘䛺䛔 䛒䜎䜚ᛮ䜟䛺䛔 䛭䛖ᛮ䜟䛺䛔 ᫂
表 9 行政サービスの提供についての評価 ‶㊊ᗘ㧗࠸⾜ᨻ ࢧ࣮ࣅࢫ 㻝㻤㻙㻞㻠ṓ 㻞㻡㻙㻞㻥ṓ 㻟㻜㻙㻟㻠ṓ 㻟㻡㻙㻟㻥ṓ 㻠㻜㻙㻠㻠ṓ 㻠㻡㻙㻠㻥ṓ 㻡㻜㻙㻡㻠ṓ 㻡㻡㻙㻡㻥ṓ 㻢㻜㻙㻢㻠ṓ 㻢㻡㻙㻢㻥ṓ 㻣㻜㻙㻣㻠ṓ 㻣㻡ṓ௨ୖ ホ౯ᚓⅬ 㻙㻜㻚㻞㻠 㻙㻜㻚㻞㻟 㻙㻜㻚㻞㻠 㻙㻜㻚㻡㻞 㻙㻜㻚㻝㻡 㻙㻜㻚㻞㻠 㻙㻜㻚㻟㻝 㻙㻜㻚㻞㻣 㻙㻜㻚㻟㻡 㻜㻚㻜㻢 㻜㻚㻝㻞 㻜㻚㻞㻡 ⏨ᛶ ዪᛶ ஙඣ䛔䜛 ᗂඣ䛔䜛 ᑠᏛ⏕䛔䜛 ୰Ꮫ⏕䛔䜛 㧗ᰯᏛ⏕䛔䜛 㻢㻡ṓ௨ୖྠᒃ せㆤ⪅ྠᒃ 㞀䛜䛔⪅ྠᒃ ホ౯ᚓⅬ 㻙㻜㻚㻜㻣 㻙㻜㻚㻝㻟 㻙㻜㻚㻞㻥 㻙㻜㻚㻟㻡 㻙㻜㻚㻞㻣 㻙㻜㻚㻠㻜 㻙㻜㻚㻝㻡 㻜㻚㻜㻥 㻜㻚㻜㻡 㻙㻜㻚㻜㻢 ୍ே ᬽ䜙䛧 ኵ፬ 䛾䜏 㻞ୡ௦ 㻟ୡ௦ ホ౯ᚓⅬ 㻙㻜㻚㻝㻣 㻙㻜㻚㻜㻠 㻙㻜㻚㻝㻡 㻙㻜㻚㻝㻠 ᖺ㱋 ᛶู ྠᒃ≧ἣ ᐙ᪘ᵓᡂ る。 表 8 に、属性(階層)ごとの評価得点を 示している。 いずれの年齢層においても評価がかなり 低くなっている。特に 35-39 歳の評価が低 い。性別や同居状況による際は認められな い。 今後、全体の評価をあげていくためには、 特定の属性(階層)に重点を置くというよ りも、現在否定的な評価を行っている層の 課題認識を探りながら、全体的に対応策を 検討していくことが必要と考えられる。 7)満足度の高い行政サービスの提供につ いての評価 図 7 に、行政サービスの提供についての 評価の単純集計結果を示す。「どちらとも いえない」が 39.0%と高く、「おおむね思う」 表 8 災害に対する市の備えについての評価 ⅏ᐖᑐࡍࡿഛ࠼ 㻝㻤㻙㻞㻠ṓ 㻞㻡㻙㻞㻥ṓ 㻟㻜㻙㻟㻠ṓ 㻟㻡㻙㻟㻥ṓ 㻠㻜㻙㻠㻠ṓ 㻠㻡㻙㻠㻥ṓ 㻡㻜㻙㻡㻠ṓ 㻡㻡㻙㻡㻥ṓ 㻢㻜㻙㻢㻠ṓ 㻢㻡㻙㻢㻥ṓ 㻣㻜㻙㻣㻠ṓ 㻣㻡ṓ௨ୖ ホ౯ᚓⅬ 㻙㻜㻚㻝㻣 㻜㻚㻜㻜 㻙㻜㻚㻜㻢 㻙㻜㻚㻟㻜 㻙㻜㻚㻝㻞 㻙㻜㻚㻜㻢 㻙㻜㻚㻝㻝 㻙㻜㻚㻝㻟 㻙㻜㻚㻞㻣 㻜㻚㻞㻞 㻜㻚㻜㻡 㻜㻚㻞㻞 ⏨ᛶ ዪᛶ ஙඣ䛔䜛 ᗂඣ䛔䜛 ᑠᏛ⏕䛔䜛 ୰Ꮫ⏕䛔䜛 㧗ᰯᏛ⏕䛔䜛 㻢㻡ṓ௨ୖྠᒃ せㆤ⪅ྠᒃ 㞀䛜䛔⪅ྠᒃ ホ౯ᚓⅬ 㻙㻜㻚㻜㻢 㻜㻚㻜㻜 㻙㻜㻚㻜㻣 㻙㻜㻚㻝㻟 㻙㻜㻚㻜㻣 㻙㻜㻚㻜㻝 㻙㻜㻚㻜㻢 㻜㻚㻜㻡 㻜㻚㻜㻝 㻙㻜㻚㻜㻠 ୍ே ᬽ䜙䛧 ኵ፬ 䛾䜏 㻞ୡ௦ 㻟ୡ௦ ホ౯ᚓⅬ 㻜㻚㻝㻥 㻜㻚㻜㻜 㻙㻜㻚㻜㻢 㻙㻜㻚㻝㻜 ᖺ㱋 ᛶู ྠᒃ≧ἣ ᐙ᪘ᵓᡂ 図 7 行政サービスの提供についての評価 㻟㻚㻡㻑 㻞㻟㻚㻣㻑 㻟㻥㻚㻜㻑 㻞㻝㻚㻞㻑 㻝㻜㻚㻟㻑 㻞㻚㻟㻑 㻜㻚㻜㻑 㻞㻜㻚㻜㻑 㻠㻜㻚㻜㻑 㻢㻜㻚㻜㻑 㻤㻜㻚㻜㻑 䛭䛖ᛮ䛖 䛚䛚䜐䛽ᛮ䛖 䛹䛱䜙䛸䜒䛔䛘䛺䛔 䛒䜎䜚ᛮ䜟䛺䛔 䛭䛖ᛮ䜟䛺䛔 ᫂
23.7%、「あまり思わない」21.2%が同程度と なっている。全体として、肯定的評価と否 定的評価に二分されていることがわかる。 表 9 に、属性(階層)ごとの評価得点を 示している。いずれの属性(階層)におい ても評価は厳しく、特に、39 歳以下、中 学生がいる世帯などでは評価が非常に厳し くなっている。 今後、全体の評価をあげていくためには、 特定の属性(階層)に重点を置くというよ りも、現在否定的な評価を行っている層の 課題認識を探りながら、全体的に対応策を 検討していくことが必要と考えられる。 2.調査票改善が市民評価に与える効果 半田市が実施している市民意識調査は、 広く市民の中から無作為に抽出された対象 者に対するものであるが、総合計画に記載 されている 38 の基本成果指標すべてを網 羅した調査票にする必要があることから、 その設計によっては、質問の意図が的確に 対象者に伝わらないという課題を含んでい る。 半田市では、2012 年度の実施結果を踏 まえて、2014 年度および 2016 年度に調査 票のわかりやすさを改善し、質問の意図の 明確化を目指してきた。ここでは、この効 果について、以下の 3 つの設問を取り上げ、 分析していくものである。 (1)市民協働のまちづくり 2012 年度の質問形式は以下の通りであ る。 【2012 年度設問】 【市民協働の推進について】 問 1 あなたは、半田市は市民が中心 となって協働のまちづくりが進められ ているまちだと思いますか。 2014 年度は、市民協働の具体的な事例 などを付記することによって、回答する市 民が、何をイメージして回答したかが明確 になっている。 【2014 年度設問】 問 5 市民が中心となって協働のまち づくりが進められている ※市民と行政が互いの立場を尊重し、 共に考え行動するまちづくり(市民 活動の活性化、情報共有、市民意見 の反映)が進んでいる状態。 ※協働とは…市民、 自治区、 市民活動 団体、 企業、学校、行政などが、同 じ目標に向かって、協力して行動す ること。防災 ・ 防犯、福祉、子育て、 環境保全、観光などの分野で、お互 いの強みを生かして、楽しみながら まちづくりをすることで、より良い 結果が期待できる。 ※協働の例…地域防災訓練、防犯パト ロール、資源回収、クリーンボラン ティア、ふくし井戸端会議、蔵のま ちイベント、はんだ山車まつり、親 子スポーツ教室、成人式など なお、回答の選択肢については、いずれ の年度も、以下の通り 5 段階評価で聞いて いる。 1.そう思う 2.おおむねそう思う 3.どちらともいえない 4.あまりそう思わない 5.そう思わない
両年度の回答を比較すると、図 8 に示 す通り、2012 年度に比較して 2014 年度は 評価が著しく高くなっている。特に、「お おむねそう思う」との回答が、2012 年度 は 13.7%であったものが、2014 年度には 38.9%と約 3 倍に増加する一方で、「どちら ともいえない」との中庸的な回答が、2012 年度は 43.7%であったものが 2014 年度に は 28.4%と大きく減少している。また、「あ まりそう思わない」との回答も 26.2%が 14.5%へと 10%以上減少している。 つまり、設問内容についての具体的な例 示を示すことによって、2012 年度には設 問の意味が必ずしも十分に伝わっていな かった回答層が、2014 年度には具体的な 行動や事例を想定できるようになり、肯定 的な評価が大きく増加したものと判断でき る。 図 8 市民協働のまちづくりについての評価 㻝㻚㻡㻑 㻝㻟㻚㻣㻑 㻠㻟㻚㻣㻑 㻞㻢㻚㻞㻑 㻤㻚㻥㻑 㻢㻚㻜㻑 㻥㻚㻠㻑 㻟㻤㻚㻥㻑 㻞㻤㻚㻠㻑 㻝㻠㻚㻡㻑 㻠㻚㻢㻑 㻠㻚㻟㻑 㻜㻚㻜㻑 㻝㻜㻚㻜㻑 㻞㻜㻚㻜㻑 㻟㻜㻚㻜㻑 㻠㻜㻚㻜㻑 㻡㻜㻚㻜㻑 䛭䛖ᛮ䛖 䛚䛚䜐䛽䛭䛖ᛮ䛖 䛹䛱䜙䛸䜒䛔䛘䛺䛔 䛒䜎䜚䛭䛖ᛮ䜟䛺䛔 䛭䛖ᛮ䜟䛺䛔 ᫂ 㻞㻜㻝㻞ᖺᗘ㻞㻜㻝㻠ᖺᗘ 次に、両年度の回答結果について、性別、 年齢別、居住地区別にみて顕著な差がない かを検証していく。図 9 には男性、図 10 には女性の評価結果を示している。いずれ も、「どちらともいえない」「あまりそう思 わない」との評価が大きく減少し、かわり に「おおむねそう思う」との肯定的評価が 大きく増加しており、性別による差は認め られない。 年齢別にみると、全体としては同様の傾 向を示している。5 段階評価を 3 段階評価 に集約してみると、いずれの年代において も、2012 年度に対して 2014 年度の評価が 非常に向上しているが、年代により、その 構造にやや違いを示している。図 11、図 12 には、いくつかの年代について、3 段 階に集約した評価結果を占めていている。 図 9 市民協働のまちづくりについての評価(男性) 1.3% 13.3% 43.0% 25.8% 10.8% 5.7% 7.7% 38.5% 29.6% 15.4% 5.4% 3.4% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 䛭䛖ᛮ䛖 䛚䛚䜐䛽䛭䛖ᛮ䛖 䛹䛱䜙䛸䜒䛔䛘䛺䛔 䛒䜎䜚䛭䛖ᛮ䜟䛺䛔 䛭䛖ᛮ䜟䛺䛔 ᫂ 2012ᖺᗘ 2014ᖺᗘ 䛆⏨ᛶ䛇 図 10 市民協働のまちづくりについての評価(女性) 1.7% 14.4% 44.3% 26.7% 7.3% 5.6% 11.9% 40.4% 26.6% 13.0% 2.9% 5.2% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 䛭䛖ᛮ䛖 䛚䛚䜐䛽䛭䛖ᛮ䛖 䛹䛱䜙䛸䜒䛔䛘䛺䛔 䛒䜎䜚䛭䛖ᛮ䜟䛺䛔 䛭䛖ᛮ䜟䛺䛔 ᫂ 2012ᖺᗘ 2014ᖺᗘ 䛆ዪᛶ䛇 図 11 市民協働のまちづくりについての評価(年齢別) 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 0.00 0.40 0.80 1.20 1.60 2.00 2012ᖺᗘ 2014ᖺᗘ ୖ᪼⋡ (ྑ㍈)
15.8% 33.3% 43.4% 33.3% 36.8% 33.3% 3.9% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 2012ᖺᗘ 2014ᖺᗘ 䝥䝷䝇ホ౯ 䛹䛱䜙䛸䜒䛔䛘䛺䛔 䝬䜲䝘䝇ホ౯ ᫂ 18.5% 31.0% 44.4% 48.3% 37.0% 20.7% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 2012೧ౕ 2014೧ౕ ϕϧηՃ ʹͬΔͳ͏͓͵͏ ϜψηՃ ໎ ʴ25-29ࡂʵ 14.0% 33.3% 51.2% 40.5% 34.9% 26.2% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 2012೧ౕ 2014೧ౕ ϕϧηՃ ʹͬΔͳ͏͓͵͏ ϜψηՃ ໎ ʴ30-34ࡂʵ 11.9% 39.6% 35.8% 36.3% 49.5% 22.0% 2.8% 2.2% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 2012೧ౕ 2014೧ౕ ϕϧηՃ ʹͬΔͳ͏͓͵͏ ϜψηՃ ໎ ʴ50-54ࡂʵ 20.5% 64.2% 40.2% 18.8% 28.6% 14.5% 10.7% 2.4% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 2012೧ౕ 2014೧ౕ ϕϧηՃ ʹͬΔͳ͏͓͵͏ ϜψηՃ ໎ ʴ70-74ࡂʵ
「50-54 歳」「25-29 歳」などのように、否定 的評価が大きく減少してその分、肯定的評 価に転じている年齢層もあるが、「18-24 歳」 「30-34 歳」のように、どちらともいえない との回答が減少し、その分、肯定的評価が 高まっている年齢層も見受けられる。 「70-74 歳」も同様の傾向であるが、両年度を比 較して肯定的評価が著しく向上している。 これは、協働という言葉が日常生活の中で は理解しにくい言葉であるが、2014 年度 に補足的説明を加えることによって、これ らの年代層でも日常的に取り組んでいる事 柄であることの理解が進んだことがうかが える。 また、「そう思う」を +2 点、「おおむねそ う思う」を +1 点、「どちらともいえない」 を 0 点、「あまりそう思わない」を− 1 点、「そ う思わない」を− 2 点として、各年齢層の 回答結果を点数化してみると、高年齢層ほ ど評価がやや高いものの、いずれの年代に おいても、2012 年度と比較して 2014 年度 の評価が非常に高くなっていることがわか る。 なお、同じ設問は 2016 年度にも設定さ れている。2016 年度は 2014 年度と比較す ると、説明内容がかなり簡略化されている が、3 段階に集約した評価結果(図 13)に 示す通り、おおむね 2014 年度と同様の評 価となっている。このことから、2016 年 度程度の説明内容があれば、回答者の理解 がある程度充足されることがわかる。 【2016 年度設問】 問42 あなたは、半田市は市民が中心 となって協働※のまちづくりが進めら れているまちだと思いますか。 ※協働とは、市民や自治区、市民活動 団体、企業、行政などが同じ目標に向 かって協力して行動すること 例:地域防災訓練、防犯パトロール、 資源回収、各種行事・イベントの合同 での運営 など (2)環境学習・環境保全活動 環境学習・環境保全活動についても、協 働のまちづくりと同様の経年変化がみら れる。2012 年度は、設問のみであったが、 2014 年度は学習活動の具体的な事例を記 載している。さらに、2016 年度は、その 記載事例が、より一般市民にとってなじみ の深い内容へと変更されている。 【2012 年度設問】 【環境学習・環境保全活動の推進につ いて】 問 1 あなたは、環境学習や環境保全 活動に参加したことがありますか。 【2014 年度設問】 問40 これまでに、環境学習や環境保 全活動に参加したことがありますか。 ※環境学習とは…エコライフ、ごみの 分別、自然に親しむ活動などの講演 会、サークル勉強会、説明会など 図 13 市民協働のまちづくりについての評価(年齢別) 15.3% 48.3% 45.2% 43.7% 28.4% 34.0% 35.1% 19.1% 17.1% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 2012ᖺᗘ 2014ᖺᗘ 2016ᖺᗘ 䝥䝷䝇ホ౯ 䛹䛱䜙䛸䜒䛔䛘䛺䛔 䝬䜲䝘䝇ホ౯
※環境保全活動とは…河川の水質浄 化、植樹、リサイクル、地区での草 刈や大掃除、資源回収、水辺クリー ン・アップ大作戦など環境に関する 活動(自治区や子供会で行うものも 含む) 【2016 年度設問】 問17 あなたは、環境学習や環境保全 活動※に参加したことがありますか。 ※環境学習とは、自然に親しむ活動や 体験、地球や生き物、ごみ、公害な どについての講演会や勉強会 など 環境保全活動とは、地区などでの資 源回収・リサイクル活動、草刈・大 掃除 など なお、回答の選択肢はいずれも以下の通 りである。 1 .環境学習にも環境保全活動にも参 加したことがある 2 .環境学習には参加したことがある が、環境保全活動には参加したこ とがない 3 .環境学習には参加したことがない が、環境保全活動には参加したこ とがある 4 .環境学習にも環境保全活動にも参 加したことがない 2012 年度と、設問に具体的な内容の事 例が追記された 2014 年度を比較すると、 図 14 に示すように、「活動には参加」の回 答が、8.1%から 22.6%へと約 3 倍に増加 している。一方で、「環境学習・環境保全 活 動 と も な い 」と の 回 答 は、79.2 % か ら 活動に参加していると認識していなかっ た層が、2014 年度の調査票の例示を見て、 自分たちも活動参加していると認識しなお したものと推測できる。 性別にみると、図 15、図 16 に示す通り、 男女間で顕著な差は認められない。なお、 女性の場合、2014 年度と比較して 2016 年 度はさらに活動参加率が高まっており、こ の部分については、行政施策の効果が表れ ていると推測できる。 年齢別に動向を分析するため、「学習・ 図 14 環境学習・環境保全活動についての評価(年齢別) 5.3% 4.9% 8.1% 79.2% 2.5% 14.6% 3.3% 22.6% 55.1% 4.4% 14.7% 3.5% 31.4% 48.5% 1.9% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% Ꮫ⩦䡡άືඹ䛻ཧຍ Ꮫ⩦䛻䛿ཧຍ άື䛻䛿ཧຍ ୧᪉䛸䜒䛺䛧 ᫂ 2012ᖺᗘ 2014ᖺᗘ 2016ᖺᗘ 図 15 環境学習・環境保全活動についての評価(男性) 7.1% 4.8% 10.2% 76.4% 15.3% 3.4% 24.0% 53.9% 15.3% 2.8% 28.1% 52.1% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% ָसōಊڠͶࢂՅ ָसͶͺࢂՅ ಊͶͺࢂՅ ྈ๏ͳ͵͢ 2012೧ౕ 2014೧ౕ 2016೧ౕ 䛆⏨ᛶ䛇 図 16 環境学習・環境保全活動についての評価(女性) 4.0% 5.3% 6.2% 81.8% 13.6% 3.1% 20.5% 57.7% 14.6% 4.0% 34.7% 45.0% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% ָसōಊڠͶࢂՅ ָसͶͺࢂՅ ಊͶͺࢂՅ ྈ๏ͳ͵͢ 2012೧ౕ 2014೧ౕ 2016೧ౕ ʴঃʵ
合わせた回答を「学習参加」、「学習・活動 ともに参加」および「活動には参加」を合わ せて「活動参加」として再分類した結果を 図 17 に示す。年齢により調査票の記載方 法による回答のブレの影響が異なってい る。 活動参加に関しては、「18-24 歳」および 「25-29 歳」では、2012 年度と 2014 年度の 図 17 環境学習・環境保全活動についての評価(年齢別) 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 2012ᖺᗘ 2014ᖺᗘ 2016ᖺᗘ 䛆ཧຍ䛇 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 2012೧ౕ 2014೧ౕ 2016೧ౕ ʴಊࢂՅʵ 0.0% 20.0% 40.0% 2012೧ౕ 2014೧ౕ 2016೧ౕ ʴָसࢂՅʵ
回答には顕著な差は認められなかったが、 2016 年度には活動参加率が「18-24 歳」では 13.3%から 44.8%へ、「25-29 歳」では 13.8% から 32.6%へと大幅に増加している。2014 年度と 2016 年度の調査票記載内容を比較 すると、環境保全活動の例示として 2014 年度は、河川の水質浄化、植樹など、個人 で取り組むことがやや困難な活動があげら れていたのに対して、2016 年度は、資源 回収やリサイクル活動など、若年層でも比 較的取り組みやすい活動があげられてお り、このことが、若年層での活動参加率を 79.6% 79.6% 81.8% 79.5% 74.5% 51.6% 55.3% 58.6% 50.0% 60.7% 46.2% 45.7% 52.0% 50.0% 46.7% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% டᓮ எᕝ ༙⏣ ᡂᒾ 㟷ᒣ 2012ᖺᗘ 2014ᖺᗘ 2016ᖺᗘ 䛆ཧຍ䛇 12.2% 14.4% 9.6% 13.3% 19.5% 37.4% 39.1% 34.7% 42.5% 31.5% 47.3% 49.8% 41.5% 45.8% 48.6% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% ّ Էઔ ൔీ آ ੪ࢃ 2012೧ౕ 2014೧ౕ 2016೧ౕ ʴಊࢂՅʵ 8.7% 9.3% 9.8% 13.3% 10.0% 20.6% 18.8% 17.2% 18.7% 14.6% 19.0% 21.1% 17.2% 17.3% 17.1% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% ّ Էઔ ൔీ آ ੪ࢃ 2012೧ౕ 2014೧ౕ 2016೧ౕ ʴָसࢂՅʵ
押し打あげる効果を生み出したと推測でき る。一方、35 歳以上の壮年層では、2014 年度の段階で活動参加率が大幅に増加して いる。特に 65 歳以上の高齢層では、その 傾向が顕著である。 学習参加については、2012 年度と 2014 年度とを比較すると、活動参加率ほどの差 は認められない。これは、「環境学習」とい う言葉は、例示がなくてもその内容が想像 しやすいこと、さらには言葉から受けるイ メージが、より能動的に時間を確保し、参 加することが必要なハードルの高さの裏返 しであると考えられる。 居住地区別に分析した結果を図 18 に示 す。いずれの地区でも 2014 年度には 2012 年度と比較して約 20%程度活動参加率が 増加していることがわかる。居住地区によ る顕著な差は認められないが、青山地区で は 2012 年度の段階で活動参加率が他地区 よりもやや高かったため、2014 年度に参 加率が増加する割合は低くなっている。 (3)市政に関する必要な情報の提供 市政に関する必要な情報の提供につい ては、2012 年度は設問のみであったが、 2014 年度は情報提供手段の具体例につい て記載している。2016 年度は 2014 年度と 同じである。 【2012 年度】 【行政運営について】 問40 あなたは、半田市は市民にとっ て満足度の高い行政サービスが提供さ れていると思いますか。 【2014 年度】 問 6 市政に関する必要な情報が提供 されている ※市報、ホームページ、広報板、自治 会組織等を通じて、必要な情報を入 手できている状態。 単純集計結果を見ると、図 19 に示す通 り、2014 年度には 2012 年度に比較して、「そ う思う」「おおむねそう思う」との肯定的な 回答がいずれも 10%以上増加し、「どちら ともいえない」が 10% 以上、「あまりそう 思わない」が 9% 以上減少している。つま り、具体的な情報提供手段の提示によって、 中庸的あるいは弱い否定的評価が肯定的評 価へと大幅に移動していることがうかがえ る。 図 19 市政に関する情報提供の評価 3.8% 30.0% 32.9% 18.8% 9.1% 14.5% 46.9% 22.2% 9.1% 3.4% 10.3% 43.4% 26.7% 11.5% 4.7% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% ͨ͑ࢧ͑ ͕͕ͨ͑ࢧ͑ ʹͬΔͳ͏͓͵͏ ͍ΉΕͨ͑ࢧΚ͵͏ ͨ͑ࢧΚ͵͏ 2012೧ౕ 2014೧ౕ 2016೧ౕ 性別に 2012 年度と 2014 年度を比較する と、図 20、図 21 に示す通り、男女間で大 きな差異はなく、いずれも、2012 年度と 比較して 2014 年度には肯定的評価が大幅 に増加している。 年齢別の推移をみるため、「25-29 歳」 「30-34 歳」「40-44 歳」「45-49 歳」「65-69 歳」 「70-74 歳」を選択し、5 段階評価を 3 段階に集 約して 2012 年度、2014 年度、2016 年度を 比較したものが図 22 である。いずれの年 代も、2014 年度に調査票に具体的な内容 を追記することによって、肯定的評価が 20% ないしはそれ以上に増加し、逆に否
定的評価が大幅に低下している。したがっ て、情報提供手段の具体例を追記すること により、評価が大幅に向上することが示さ れている。 また、居住地区別に比較したところ、 いずれの地区においても、2012 年度から 2014 年度に大幅に肯定的評価が増加して おり、地区による顕著な差は見られない。 まとめ 本研究で明らかとなったことは以下の通 りである。 ①計画的に行政を推進していくうえで、ま ちづくり指標に基づく進行管理は非常に 重要ある。まちづくり指標については、 アウトプット指標(活動指標)とアウト カム指標(成果指標)に大別できるが、 アウトカム指標を、計画推進のための指 標として活用していくためには、評価結 果の分析を十分に行ったうえで、次の政 策展開につなげていく必要がある。 ②アウトカム指標の要因分析を行うため、 評価結果と、属性(階層)とのクロス集 計を行った結果、評価の高い階層、評価 の低い階層が明らかとなり、今後の施策 展開の方向性を考える上で重要な示唆を もたらすものであった。 ③市民意識調査において、質問の意図を的 確に回答者に汲み取ってもらうために は、調査票の設計が重要であり、設計い かんで回答(評価)に大きな差が生じる ことが明らかとなった。 本論文は、市民意識調査におけるアウト カム指標の評価構造を明らかにしようとし たものであるが、積極的肯定評価、あるい は積極的否定評価を行った階層の分析をさ 図 20 市政に関する情報提供の評価(男性) 4.6% 30.9% 28.9% 20.4% 10.2% 5.1% 13.7% 49.3% 21.6% 9.0% 3.5% 2.7% 8.5% 44.0% 27.9% 11.7% 4.6% 3.2% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% ͨ͑ࢧ͑ ͕͕ࢧ͑ ʹͬΔͳ͏͓ͥ ͍ΉΕࢧΚ͵͏ ͨ͑ࢧΚ͵͏ ໎ 2012೧ౕ 2014೧ౕ 2016೧ౕ 䛆⏨ᛶ䛇 図 21 市政に関する情報提供の評価(女性) 3.2% 29.3% 36.1% 17.8% 8.3% 5.3% 15.5% 43.9% 23.4% 8.8% 3.1% 5.2% 12.0% 43.4% 25.9% 11.4% 4.6% 2.8% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% ͨ͑ࢧ͑ ͕͕ࢧ͑ ʹͬΔͳ͏͓ͥ ͍ΉΕࢧΚ͵͏ ͨ͑ࢧΚ͵͏ ໎ 2012೧ౕ 2014೧ౕ 2016೧ౕ ʴঃʵ 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 25-29ࡂ 30-34ࡂ 40-44ࡂ 45-49ࡂ 65-69ࡂ 70-74ࡂ 2012೧ౕ 2014೧ౕ 2016೧ౕ ʴߢఈదՃʵ 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 25-29ࡂ 30-34ࡂ 40-44ࡂ 45-49ࡂ 65-69ࡂ 70-74ࡂ 2012೧ౕ 2014೧ౕ 2016೧ౕ ʴʹͬΔͳ͏͓͵͏ʵ 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 25-29ࡂ 30-34ࡂ 40-44ࡂ 45-49ࡂ 65-69ࡂ 70-74ࡂ 2012೧ౕ 2014೧ౕ 2016೧ౕ ʴ൳ఈదՃʵ
果を次の政策立案にさらに的確に結び付け ていくことができると考える。今後の研究 課題としたい。 謝辞 本研究を進めるにあたり、半田市には、 データ提供などの協力をいただいた。ま た、半田市総合計画市民評価委員会での議 論も、本研究を進めるにあたっての参考と なった。委員会の委員の方々にも謝意を表 する。