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不均等分布定数回路の設計および実験 利用統計を見る

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(1)

不均等分布定数回路の設計および実験

立本二郎 日向英夫

佐藤康夫 保科勝美

(昭和39年9月10日受理)

On the Experiment and Design

of a Nonuniform Line

JiroTatemoto HideoHinata

YasuoSato KatumiHosina

Synopsis

  The general solution of the nonuniform line has not been obtained. But its special case can be solved exactly・Its fundamental way of thinking is that the small part of its line is regarded as the symmetric network. On the other hand, the new method is that the equations are represented in terms of the image division parameters and the small part of its line is regarded as the nonsymmetric network. From this stand point we can easily obtain the general solution of the nonuniform line. In this paper, the authors expressed an experiment of the nonparallel Lecher lines to compare the conventional solution with the new solution. The next experiment has used the exponential line which was Inade of the pure resistance.

1.はしがき

 不均等分布定数回路の一般解は、従来、得られてい ないが、特例については完全解がある。その出発点の 根本的な考え方は、線路の微小部分を均等分布とみな して微分方程式をたて、これを解くことである。(こ れをA解とする。)。これに対し、線路の微小部分を不 均等分布とみて解を求めようとする立場が、影像分割 パラメー一タを用いた解式であるが、この場合には、容 易に、一般解が得られる。(これをB解とする。)どち らの解が、現象を忠実に表現しているであろうか。  はじめに、不平行レッヘル線による実験を報告す る。この場合、従来の方法によると、微分方税式の解 が困難であるが、幸いに、電子計算機による数値解が 得られたので、B解との比較を示した。  次に、純抵抗で線路を設計し、直流電源による実験 を試みた。この場合、A解の方法で完全解が得られる ように、特別な線路を設計した。予備実験として、均 等分布線路の実験を試みたが、これは、勿論のことで あるが、理論と実験は、完全に一致する。不均等分布 の場合には、理論と実験が、どの程度に、合致を示す であろうか。これを観察することが本実験の第1の目 的である。つぎに、第2、不均等分布の線路定数は、 どのようにして測定されるものであろうか。第3、波 動の伝播方向によって、その値を異にするような波動 インピーダンスの物理的な意味は、どのように理解す べきものであろうか。以上、3点の目標は、A解とB 解を比較、考察する問題の焦点となるものである。

2.不平行レッヘル線の実験

 真鍮棒(径6.3mm,長さ2m)を不平行におき、 一端を短絡、他端を松葉形に4°∼5°の角度に開き、 短絡端を462MCの高周波電源に粗結合した。定在波 電流の最大値は、その点の誘導電流を検波し、直流計 器で間接に読みをとった。  A解(従来の方法によって電流値を求める。損失は 無視した。)

     ㌫蹴}

ただし、 ツ=元ωゐo/log(D/r)      z=元cvkLl・9(D/r) } D:レッヘル線の間隔、rはその半径 Xを位置の変数とすると     r/D=ax十b (1) (2) (3) a,bは、レツヘル線の外形から定まる常数である。 」20

(2)

第1図 不平行レッヘノ1ノ線の実験

     D=’ooへ!‘80⑱帆旬し

S62〃c  2Y=6.3働筑

D    ら

ら    鬼   DrD

◎入訂虜c蹴 2つ九 ’ τ皮長入=63「(ン眈

一6ケ

一32.∫

0

十32.5

+65“

匁覧s則毘漠

件心

1

2

3

4

5

1

狸・論値A”・〃8

X験

+264030

265,286

RB

一24杭307−245443

Q72

234

Q34

Q34

一226」50

│226,222

Q20

+22α243

{220,030

Q0『

2

1鍔多翻直A〃”〃B

血ア

寸34『、270

{346,912

R9ε

r32αワ86

│3Σo、963

R34

306

R06

R06

一299734

│295、82q

Q80

+288.O川

{28ワ・732

Q70’

3

多里4翻翻

?ヨ’β

+249,770

{250,776

Q91

一226、841

│227,040

Q72

215

Q15

Q1∫

「207↓345

│207,067

Q00

+201、8f2

{201,728、 172

多里論値A”〃〃B汐験

+308,022

福O9、0?6

R28

一279、6引一27曾、840

R0δ

265

Q6丁

Q65

一25王550

│2S5二222

Q50

+248,722

248、642

Q35

第1表 ’定在波電流の最大値

従って(1)より      1”十」9(.z)1ノ十.∼(1=0      (4) ただd(K=ω2是o是L=0.009390x)=a/{(ax十b)loge(ax十b)}}!s) この(4)式は、簡単に、解が得られないので、電子 計算機によって数値解を求めたのであるが、表1の初 期条件No.4を例示すると、

::1’翌きゐ=篇,duax ==。}(6)

この電算結果は、富士通信機KKのFACOMによる

ものと、日本電子工業振興協会に依頼したものとが完 全に一・致した。他の電算結果はFACOMにょる。  B解(影像分割パラメe− Sによる。) 解の結果を示すと

驚)芸鰍㌶㌧θ)}(7)

ただ

y驚蕊鷲r)}(8)

計算例  x=xo=100 cmのとき、θ=0, sinh 0=0 このとき、P=0,電流13=265μAとすると      B=−Zoo・265        . このような初期条件を与えると、各点の最大電流を求 める式は、

・一 265v/1。罐男)c・・h 0 (9)

(9)式で、θ=180°,logi o(Dx/グ)=1.61899 のとき  1=−255.2215  θ=360°,logl o(Dx/r)=1.70578 のとき、 1=248.642 この計算値は、表1、初期条件No.4に示してある。 計算は、すべて、測定点3の電流を基準値としてある。

121

(3)

昭和39年12月

山梨大学工学部研究報告

第15号

この表の実験値は三桁であって、計算値は必要以上に 桁数が多いように見えるが、これは、A解とB解の比 較のためである。AとBの二つの方法に対して、同じ 線路定数、同じ初期条件を与えて計算される理論値 は、いくらでも精密な計算が可能である。何れが実験 値に近いであろうか。表1をみると、三桁目までの数 字が、殆んど、両者合致しているので、その優劣の比 較が困難である。rA, B両方法の差が、実験上、著 しく現われないのは、不均等め度合が少ないからでは ないか。」ということが考えられる。そこで、純抵抗 による不均等分布定数回路を設計し、直流電源によっ て、まぎれの少ない実験を試みることにした。  レッヘル線の場合において、もっと、不平行の程度 を大きくすると、アンテナになってくる。そうする と、線路定数の計算がめんどうになり、誤差が多くな る。また、線路長とは何かということが問題になって くる。

3.線路長の概念について

 平行な2本のレッヘル線の線路長は、正確に測定す ることができる。2本のレッヘル線を不平行にした場 合、あるいは、これを180度に開いてアンテナ形にし た場合、その線路長は、どのように考えるべきであろ うか。いま、平行な2本の抵抗線を考える。(第2図)。

d

    り     も        ト       .’

D:α1:α三∴α3・

 . ・・Ct ・.C2 .C3 …   第2図 媒質中の送電線 ● ’こ・  ・ ’ ・ °c2   、  、    、       .       8  ■       、      ◆  、         、        令  ・ C3 ・・ .Ct      む      コ 、、@  ◎      ・   ⑳          、     ●       ●

    第3図

1,Fxri’::一:’rr’:一 α,

a2・’

、・a3・、

●       ‘   ゐ  ⑱ 媒質中の送電線 』 電源は直流とする。周囲の媒質は、溶液でも、抵抗性 の粉体でもよい。この2本の抵抗線が不平行となり、 あるいは、180度回転した場合には(第3図)、線路長 は、いかに考えるべきであるか。  四端子網の端子電圧は、流入、流出電流の等しい点 にっいて測定されるものである。そのような点とし て、第2図、第3図の、α1にClが対応し、 a2にc2が、 a3にC3が対応するものとする。このとき、 ala2の長 さと、clc2の長さが等しいとは限らない。 aib線路に ついて、その電圧降下、電流減少の割合を、距離の関 数と考えるときは、線路長はaibを採るべきであり、 c1 dを基準として考えるときは、線路長はcldを採る べきものと考える。両方の線路長と、その点の線路定 数が等しいためには、電源を中心として媒質分布が対 称であることを要する。  第3図では、電源の左右に抵抗線をおいたが、抵抗 線を取り去った状態では、電流の流線分布のみが生ず ることとなる。その媒質内に、任意の曲線を仮想し て、この曲線に沿って、不均等分布の線路定数を想定 することができる。この場合には、開放、短絡の意味 や実験が困難となる。線路に沿って電圧、電流を測定 して、連立方程式の未知数として線路定数を求める方 法もある。180度、開いたような線路でも、線路定数 が測定されたときは、これを、T形縦続の等価回路と して画くことができる。 4.均等分布の抵抗線路(予備実験)  この理論は明かであるが、予備実験として行なっ た。この場合、線路定数は、純抵抗であるから、 直列インピr・一’ダンス=2=Rs〔9/m〕 並列アドミタンス=y=1/Rp〔V/m〕 とすると 伝播定数=γ=〆夕7=VR、/.Rp 特性インピーダンス=z。=ンヲy=ン羅  dV/dx =・ −12, dl/dx =・ 一 VPt この解は

慧蒜㌫一B、,x)}

あるいは、   τ7=A,cosh rx十B’sinh rx (10) (11) (12) (13) (14) (15) 、一一(、/Z。)、(A, si。h、rx+B, c。、h,x)}(・6) 送電端の電圧、電流をVA,五とすると   τ7=VA cosh rx−Zo IA sinh r」c        (17)   ∫:=1A cosh r rc−(1/Zo)VTA sinhγc      (18) 開放インピーダンスは、(18)式より、1・・Oとおいて、   ZAf=「V4/IA=Zo/(tanhγx)       (19) 短絡インピPダンスは、(17)式より、V=0とおいて、   Zメ4s=τろ4/1∠1=二Zo tLanhγx       (20) また、受電端に、特性インピ・・ダンスZoを接続した とき、任意点の電圧は   V= VA ezP(−rz)      (21) あるいは、 log(V/VA)=一γx   『    (22)  この式は、半対数方眼紙を用いると直線になるか ら、実際の測定電圧Vが、この直線上に得られるか否 ヱ22

(4)

トムX−一→

    第4図

一  一一  可占  一

均等分布抵抗線路

.一 Rx ..、 かによって、実験の精度を、みることができる。  ○ 実験方法および測定値 抵抗は、1W, L型カーボン抵抗を使用し、その端 数の抵抗値は、銅ニッケル線(径0.2mm,15.34Ω/m 密閉巻の電流容量、約14mA)を使用した。 T形1箇 を線路の1mとし、10mの線路を製作した。 Rx/2の 抵抗を20箇、Ryの抵抗を10箇、それぞれの抵抗値は、 第2表の通りで、これらを第4図のように接続した。      第2表 均等分布線路の抵抗値   tanh−1ンZぷ/ZAf=tanh−i(0,346)=・O.361 特性インピr−一ダンス=Z・=VZ− , ZAf=1845.6 伝播定数=γ=(1/△x) tanh−1∼/ZAs/ZAf  △x=1として、γ= tanh−1(0.346)==O.361   Rs==Zo・γ=1845.6×0.361=666Ω/ク1z   Rp==Zo/γ == 1845.6/0.361=・51129/m No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ⊥R。Ω 2 329.3  .4  .6  .8  .5  .9  .8  .7  .5  .2 329.7  .4  .7  .4  .7  .5  .2  .5  .8  .6 平均 ⊥Rx=329.56Ω 2 Ry Ω 4995 4987 5002 4991 4997 4998 4998 5001 4991 5000 R?y=4994.5 このRx, Ryの平均値は、      Rx=659.12Ω       (23)      Ry=・4994.5Ω       (24) これを、本実験に与えられた分布定数回路とするわけ である。  いま、△x=1mとして、この間の開放、短絡イン ピrダンスを求めると 五・一 sR渦一329・56+4994・5−5324・・6 z・・−R・+TR轟/(TR・+R・)   =329.56十329.56×4994.5/(329.56−←4994.5)   ニ638.72   ・V’ZA s・ZAf=:V3406853=1845.6   ・v/ZAills/ZA f=VO.119968595・=0.34636 4 (25) (26) (27) (28)  これが、この線路の線路定数である。すなわち、こ のような値の線路定数の分布定数回路を、△x=1mの 部分のT形の縦続で実現するためのRx, RyはRs, Rpより小さい。  そこで、与えられた線路定数Rs, Rpに対して、単 位長のT形を設計する式を与えておくと便利である。   Zo=ンR8 Rp,  γ=VR9/R5        (29)   tanh r=VZA 8/ZA f, Zo=ンZλ8 Zぷ∫   Zぷ=Zo tanh r=∼/縞彦αηん㎡R、/Rp

   一TR叶TRw/(TR汁R・)

  ZAf=Zo/tanh r=∼/RsR忽/tanh VRRi/Rp

    一TR璃

従って、   Z・・Z・・一丁磁・+TR・(Z・・一TRの   (TRの・−2(丁&Z・∫)+ZおZ炉・   TR・−Z・・一・V(Z・f)・−Z・・’ZA・    _ ンR、R忽   ンR、 Rp     tanh VRi/Rp sinh v.Rs/Rp

R・一乙・一丁&一㍊慧脳

(30) (31) (32) (33) (34)  すなわち、線路定数R・,Rpが与えられたときは、 これを単位長において実現するT形回路は、(33), (34)式で与えられる。  実際に、製作された特性インピーダンスは、      Zo=18439 これを受電端に接続して、送電端から測定した抵抗は 1847Ωで、大略、(25)と一・一一一s致する。この状態で、直 流電源に接続し、送電端から11nおきに測定した電圧 ヱ23

(5)

昭和39年12月

山梨大学工学部研究報告

第15号

o.ケ o.1 σ05 σ.03 ヱ \  叉ηレ 第5図 均等分布抵抗線路の電圧測定 第3表 均等分布抵抗線路の電圧測定 \ なるか。ただし、Z。, Y。はxの関数でない常数であ る。」(電気回路論、電気学会大学講座、P310)          ユ  解の結果:Vx=6ti“x(A sinh rx十B cosh rx)   ・・一肯・㍗{(瓢+γB)si・h・rx     +(丁β+rA)c・・んμ} ただし   γニN/Z。Y。+(a/2)2 いま、純抵抗の直流回路について考えると、次のよう に線路定数を与えて、問題を書きかえることになる。 「直列抵抗Rおよび並列コンダクタンスGが、場所 xの指数関数として、R=R。εax, G=G・ε一dxで与 えられるとき、電圧、電流は、いかなるxの関数とな るか。ただし、R。, G。, aは常数、電源は直流とす る。」 No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 volt 16.0 11.2 7.8 5.3 3.77 2.63 1.83 1.27 0.88 0.62 γ/VA VA =23γ 0.696 0.487 0.329 0.230 0.164 0.114 0.080 0.055 0.038 0.027 は、第3表に示した。これをセミログ方眼紙に画いた ものが第5図である。送電端と受電端を、とり代えて 測定しても殆んど同じ結果が得られた。  すなわち、電圧測定値は、理論値と殆んど一致し、 直線上に乗っていることは、実験も可成りの精度をも って行われたものとみられる。  測定器は、抵抗測定に、YEW L3C形Portable Wheatstone Bridgeを使用し、電圧測定には、 P形 バルブボルトメータ(きくすい、107AVTVM)を使 用した。

  5.特例の解

   (不均等分布抵抗線路の設計のために)  「直列インピーダンス驚および並列アドミタンス5, が場所xの指数関数として12=z。εax,ツ=Y。ε・一・xで 与えられるとき、電圧、電流は、いかなるxの関数と

124

解.A1. dV/d.τ=−IR・εax       d1/dx=−V Goε一ax これを解いた結果は     ユ  v==ε7αx{∠4L1 ε一rX十B1 εrx} (35) (36) (37) ・一・㍗{r託2んε…一γ芸2B1εμ}(38) ただし、  γ=VR。 G。十(a/2)2      (39) 積分定数A,,B,を決定する第1条件として、 x=0 のときの送端A点の電圧を以とすると、(37)より ’      ’VA==A1十B1      (40) 次に、第2の条件として、受端B点の負荷を与える。 すなわち、 RB 1 ==(R・εαり/(γ一a/2)    (41) ただし、1は線路長、 従って、〔v/1〕x=1=RBiとして、(37)および(38) を代入して計算すると、 B・Erli1+γ+a/2   γ一a/2)一・ この式が一般に成立するためには、 Bl=0 従って、(40)より、 A1 =VA 従って(37)より、V/以=εヰ←γx+ax/2) ただし、 RBi=(R。εα乙)/(γ一a/2)  次に、別な条件として

R・・一/醗』蒜素画一嘉綱

ただし、   VR。 G。=na (42) (43) (44) (45) (46)       (47) とおいて、このRB2を受電端B点の負荷とすると、 前と同様に、 〔V/1] x. 1 =RB2 とおき、(40)の関係と併せて、次のように積分定数を 定めることができる。 A・一

增G、、+妥≒、,t  (48)

(6)

B・=

煤C、一芸㌻裟  (49)

    1㎡(2n)2十1−(1十2n)       (50)

  K:

     ン(あ2:百十(1+2n)   γ・・ V・tt.?+1/4・,ンR・G・=na  (51) (48)N’(51)を(37)に代入すると

苦一、㌶三;;){・+K卿2・@一の}(52)

ただし、  RB2;(R・/nd) eai 解.A2.  次に、電源をB点に接続して、前と逆に、BからA 方向に送電すると、式は、どのように変形されるで あろうか。線路定tw Ro eaxはR・Bε一ax・と表わし、 G・ε一axは、 G。B・Eaxと表わす。線路長は、前と同じ く1とすると、 ,ROB・=Roεα乙, G・B= Go E一αt

従つて・dV/dx=−R…一叫|’

     d1/dx=−GO BεαxV    j       :Llαx 解式  γ=ε2 {んε一rX+Bi ErX} 1一εtαxo一コ:ζ乙ノ11εrrX一 γ云…裟2 B,εrX} (53) L(54)  にも利用することができる。    z==Rs=Roεαx,  ツ=1/Rp=Goε一ax     VA/Rp=VRi Ge==na ・ これを(33)(34)に代入すると

   TR・一嘉藷一R・

   Ry=ゾRs Rp/sinh na (55) (56)’/ (64) (65) ただし、r=ンR O B G o B十(α/2)2==dWo G十(/) i 前8;同じように、x’==・o点超点の酬電圧VBを与 えると、  VVB・・A1十B,     /,.、, 、 (57) A点の負荷として R・・一

h告,豊/2 吟(58≧

を与えたときの電圧比を求めると   晒一醐(     a一戸一百工)   (59)4

次に、R炉賠一α1一嘉  (6・)

を受電端の負荷としたときは、

荒一蒜謡芸{1+M・xp(2γx−2γ1)}(6・)

ただし、

M=

いま、線路定数のz,ツは、次のようなものであると 仮定する。         s.  2=Rs=Rsoεαx = 100 EX・, Rso=Re=100・n 1/or=R。=R。。ε・x=16・EX, Rp・=1/G・=169 。−1,n=2.5, na=V’R・G・=ンR・⑤/R・・ ’k2・5 とすると   ・     .、、   sinh nα=sinh 2.5=・6.05σ20   tanh na:=Zanh 2.5==0.98662 (51)より  γ==Vη2十1/4a=2.5495   K=(2γ一6)/(2γ十6)==−0.081177 Rx, Ryの計算は、第4表に示した。

    第4表 ・4解による線路の設計

x

0 1 2 3 εαx s/RpRst ・/RpoRso ×εαx ==40εx 11 2;.7183 7.3891 20.0855 u40 108.7312 295.5624 ’803◆420

 6.61135 17.97151 48.85168 132.79231 v’奄撃d;P;IR]Rs tanh na 40.5425 110.2058 299.5727 814.3155

⊥Rx

2 33.9311 92.2343 250.7190 681.5232 v・・+・/4+告・)      ン糾・/4−(1万一n) γ=ンが+1/4・,nα・= VR・G・

6.A解による線路の設計

  (微小区間は対称網) (62) (63)  A解の場合、微小部分△x間の等価回路は・均等分 布であるから、丁形の対称網であると考逐ると・△x 部分Ω狸籔鳴磁懸:煕癌、{線照、定数}B糠魚:の閨 係は、前の均等分布の設計に使用した式を・この場合

(4PよりR・・辛諺一蹴、−98・…48 ,

(46)より,k・・二R》麦α一》ξ≒8・3・42 (52).より  τ7/「VAt:ε一’2・0495 {1−0.081177ε5・0990(x−3)}     (66) ただし (52)式に、 (66)より、 !1 〃 丁・一・==−2・・495・

霊鰺㌶蕊741

      (67)

㌶1 隠:1:麟/

すなわち、RB,を負荷としたときの理論値は、(4ら)式 によって与えられ、RB 2を負荷とするときの理謝面ま (67)式によって与えられる。実際に、製作した線路 は、第6図、第7図に示した。図中の、括弧の中の数 字は、製作、測定された抵抗値である。第6図では、 初めのT形素子を設計するのに、x=O点の線路定数 を使用したが、第7図1ぐはべ初めのT形素矛を設計す るのに、x=1の点の線路定数を使用したピ

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(7)

昭和39年12月

山梨大学主学部研究報告

第15号

s3.93

ts4. 0 O ’ R,BS

RB2

        92.23

ヨ3,夕5 (54・o/) (92, 55ソ 6.6/ (6. s8♪ 9》O.0! (9ク9.ク♪

SO5,42

(2。3・4)

2

   92.25

  (P2.3s>

2

2

第6図

3

92・23  2夕o.ク2

fタ2・50♪   (242・8♪ ノク.9ク (/8.02)

2SO,ク2

(2sρ・∠) 4a,2s: (4s, s∠♪     5 解 A に よ る Rn2。−Wh4 Nv−o°

      (39・9り

  線路 (1) る

92,25

(92・3り

/ク.9ク (!2, 02)

第7図

3

2Sρ.ク2

250,ク2

(249.2)(2so・6)

4♂,D8

(48.D∠)

∠e/.ま K81.8

(6Sノ・4)(6 81・8)

解Aによる線路(2)

 △xを単位距離にとってあるから、3箇の等価T形 対称回路を設計すれば、線路長は3mということにな る。3箇の区分では、分布定数回路として、素子の数 が少なすぎるようであるが、設計、計算の要領を例示 するには、簡単で都合がよい。(次の例では、素子の 数を6箇として両者を比較する。)

  7.A解による線路の設計

    (微小区間は非対称網)  A解の基礎微分方程式の出発点は、線路の微小区間 を均等分布の対称網とみているが、本例のように完全 解が得られるときは、次のように、四端子定数を求め ることによって、非対称の微小区間を設計することが できる。  (37),(38)式を双曲線関数を用いて書き直すと、 v。=・Sax(Asinhγx十Bcbshγエ)      (68)     −1 ’ Ix==]Lε一蚕=ax{(9A+γB)sinh rX

    +(多B+rA)c・・h・rx}  (69)

ノ32.クタ (/32.8)

8

8

積分定数A,Bを決定するために、 x=1点の電圧Vi. 電流1zを与える。このときの四端子定数は

已::1:::㌫1㌫∵

(70)式は、1∼x間の四端子定数であるが、単位長の 四端定数は、0∼1間、1∼2間、2∼3間を考えれ、 ばよい。T形の回路定数を、 Zα, Zb, Zmとすると、 Zα=(A−1)/C,Zb=(D−1)/C, Z元=1/Cとなるe, 第一の素子では、Zα1=(A,−1)/σi,第2の素子で は、Zα2=(A2−1)/C2,………とし、 Al,A2, A,, C1, C2, C3等を次のように計算する。 前と同じ線路定数をとると、  z==100 EX, ・ y=0.0625ε’”x, a:=1, 、.秩@=2.54951,  】ro/r==0;062s/2,54g51:=0.02451 遥26

(8)

 a/2γ==1!5.09902==0.19611 1−。,x..、では、,−elL(x+’)==、一…一。.6。653  1=1, x=2 ・・・・・・…      ε一1・5=0.22313  1==2,  x=3 ・・・・・・…      ε一’2・5 =0.082085

5饗γ〒6・36口7・軸=6・纏

  三  ”ε2 =:εo・5=1.64872  A1 =AiニA,=4.66237, Z)1=D2=D3=8.55987  ()t == O.60653×6.36137×0.02451=0.09457  《]2 ==O、22313×6.36137×0.02451=0.034790  C3=0.082085×6.36137×0.02451=0.012799  ZalF(A1−1)/ぴニ3.66236×10.57417=・38.7265  Zα2 ;(A2−1)/C2=3.66236×28.7439=105.2708 s  Zα3==(A3−1)/C3=3.66236.×78.125==286.123.  Zb 1=(1)1一の/C1=7.55987×10.5742『79.g39  2zb 2ニ(1)2−1)/C2=7.55987×28.7439 r:2117.3Qo  Zb3 =(D 3−1)/C3=7.55987×78.125=590.615  Zm!=1/C1=10.5742, ZM 2ニ1/C2・=28.7439  Zm3=1/C3==78.125 RB 1は前と同じく、 RB i・=980.015 −RB 1を負荷としたときの理論値は、

  〔戯⇒一〆融一}一͡

        ==0.0021356       (71)  実際に、製作された線路は第8図である。この回路 4こついて、理論値(71)式を検証したものが第9図で ある。       /OS・2ク    2PS.!2       (!bS・28♪   (286.ノρ♪ tfi?’ク2)

U勤 2ζ擁り綴;)Rs、=

    悶ノ㌫り㌶㌶

第8図A解による線路(微小区間は非対称)

  8.B解とその設計

 RB 2を負荷とすると・A解では(52)式が得られる が㊦B解では、次の式が得られる。

莞一∼−eただし・R…/6鑑一撃(72)

  ρ一丁・ズ,θ一VR・G・灘一娠  (73)

前例の設計条件を採用すると     i….

{惣α=1)で}勒ぽ=°’°°1竺1(74)

} 4 2 o.’ 4 2 a.0ノ’  8  4’

M

2 0・OO/  、 O  X

  第9図

’ノ 2 5 A解の線路(非対称)の実験 送電方向を逆にするときは   γ 一・一・←÷−n)藺(÷・乎一・x・   巧=ε =ε   =ε ..、.=ε ...: x=3mでは、 v7 vB=ε 9=o.ooo1234   (75)  Ax=1mとすると、  Aθ=4Ro Go=na・=ンγo Zo=2.5  ∠IP=a/2=1/2=0.5 Zoo=∼イ1∼o/Go=Ro/v/Re Go=100/2.5=40  =ンRo Go/Gc=2.5/Go,∴Go= 2.5/40=・0.0625 z=∠fθ・Zox=Roεαxニ100εx or:=G①ε・一 ax= O.0625ε一x ・蜘一θ)−exp(号x−naX)−exp(・・5x−2・5x)・         == exカ(−2x) 〔熟(−2x)〕x−・ニeXP(−6)=O・PO2479 Zo i=ZooexP(2aP)=40ε=108.7312 Zo 2=Zo o exク(44p)ニ40 exp(2)=・295.5624 Zo 3=Zo o exp(64P)=40 exp(3)=803.42   −△P         −−e.s A=・ε     cosh∠tθ=rε  cosh 2.5=・=0.606153×6.13229         :=3.71942 ρ=ε△pc。sh・dθ・一、°G5c。、h 2.5=1.64872。6.13229    、        :=10.11043.    一_.一 12タ

(9)

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山梨大学工学部研究報告

第15号

6

29,∠4   99.ヨ    ip・∫8

(29.クノ♪(99・ 4iノぴ久∫8)

/e,go (1〃」goち戊!

第10図

、/ツ、==・/C。−Z。,ε△P/si・h・aθ一・・.90027 t 、/ツ,一・/C、−Z。、ε△P/si・h・aθ・== 29.63・・3 、/ツ、一・/c,−z。2ε△P1・i・h Aθ ==8・.54273; Zα1=(A−1)/Co= 29.64238 Zα2==(A−1)/C1==80.57643 Zα3==(A−1)/(]2==219.02933 Zb1=(D−1)/Co=99.30612 Zb 2:=(L)−1)/C1:=269.94229 Zb 3 ==(D−1)/C2=733.77880  これらのZα,Zb,1/ツ=Z糀の接続回路は第10図に 示す。この図の右端に、RB2= Ro Eαt/na ・= 100 e3/2.5 = 803.42Ωを接続し、左端にZoo=40Ωを接続する と、端子66,77,88;99では、左右をみた等価イン ピeダンスが等しくなっている。すなわち・これらの i接続点は、影像接続となっている。   9.6素子の場合、  前節までは、線路を3箇に区分して設計した。線路 を6箇に区分して16素子とする場合の線路定数を次 のように定めた。   2=Roεαx=二156.25εo・5x   ツ=G。ε一・≡0.01・一゜・5x x==6mとすると、 ax =一 O.5×6==3 前の場合には、x:=3mで、 ax=1×3=3 Ro, Goの値は、特別の意味はない。計算・㎡測定の容 易な値を選んだにすぎない。  6素子の場合の設計の要領は前と同じであるから省 略し、実験の結果を曲線上に示すこととする・.   10.実験の方法(抵抗線路)  第6図の1−1端子に直癒電源を接続し・4 “一・4端 子vg RB三あるいは・R逗を接続して・各接続点1−

・,乞一2・3−3・㍍蕊現われ旛圧を;P形

バノレブボルトメeタで測定した。また、電源の位置を とり代え、送端と受端を逆にして同様の実験を行なっ

B

2ク0

(2∠タの 29,∠3 〔27・2),

2/9  ク35.8

(21e・!♪ cク33・2) ρ∂.s4・

r2・・男

解 の 線路    ら

   li , 、   ’” 1〕 べ た。第L7図についてむ、筒様あ実験を行った。’第8図 ではζ麗、を接続じた場吉を、第iδ図∼きは、雄を接・ プ続した場合を実験した㌫ ’抵號ほこ1Wめ炭素皮膜抵抗を使用し、端数は銅ニ ッケノレ線(径0.2mm,抵ぎ4Ω/m)を使用した.送端 電圧をYあまり大きくすると、抵抗を過熱して、誤差 が大ぎくなる心配がある。’送端電庄を小さくすると、 末端の電庄減衰が大きくなって読みとりにくぐなる。

そごで、たとえば、r−1端子に5Vを与えて、2−

2端子の減衰電圧を測定し、次に、2−2端子に、ま1 た5γを与えて、3二3端子で減衰電圧を測定する。 これらの測定値は、すべて送端電庄を規準として換算 し、セミログペーパ上に図示した。 ’VA

x

ピし①ほ解

””

泊謔P1図 線路電圧の減衰(R自2)

ユ28

(10)

0.0θノ

  x

第12図 線路電圧の減衰(RB 1)

第13図  線路電圧の減衰(逆送電) 1、

129

(11)

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山梨大学工学部研究報告

第15号

   x

第14図  線路電圧の減衰(逆送電) o.1 O.Ol

o・o°lo  /  2  3  4  s  ‘

   x

 第15図 線路電圧の減衰(RB 1)

蟹 30

(12)

▼ VA 2 COOI

 x

第16図 線路電圧の減衰(RB2}

第17図  線路電圧の減衰(逆送電)

28Y

(13)

昭和39年12月

山梨大学工学部研究、報告

第15号

∼コこ ’1「A 6.・。、1 第18図  線路電圧の減衰(逆送電)

  11.実験結果(抵抗線路)

 A解の実験

 第11図(2)の曲線は、第6図および第7図におい て、右端に、RB 2=803.42Ωを接続して、左端から送 電し、各接続点の電圧を測定したものである。その理 論曲線は(67)式で与えられる。末端x=3の測定値 の誤差が大きいが、一番したの測定点が第7図による ものである。x=1,x=2の点では、第6図の場合も、 第7図の場合も、測定値が殆んど同じであるが、理論 値とは、少し、誤差がある。この誤差は、回路が近似 回路であるから当然である。(第11図(1)の曲線は、 第10図B解の線路右端に、同様な負荷RB 2=803.42Ω を接続したときの理論曲線である。)同様な実験を6 素子にっいて行ったものが、第16図(2)である。第 16図(1)はB解の理論値であるが、それには近似せ ずに、A解の理論値(2)の曲線へ近似することは注 目すべき点である。  以上、同様な実験を、電源の位置をとり代えて行っ たものが、r第13図および第18図(2)である。第13図 の理論値は、第10図B解の線路を逆送電したときの理 論値と殆んど一致している。この曲線に乗っている点 はB解の線路の測定値であって、曲線から外れている 測定値がA解の線路の測定値である。(下部の測定値 が第7図、上部が第6図によるもの。)これを6素子 で測定したものが第18図(2)の曲線である。  第12図は、第6図および第7図の右端に、RB・=980Ω を接続したときのもので、第7図の測定値の方が下方 に位置している。理論値は、(45)式で与えられる・ 同様な実験を6素子で行ったものが、第15図である。  6素子の方が、理論値への近似は良好である。同様 な実験を、送端、受端をとり代えて行ったものが、第 14図および第17図である。  A解の線路を、各素子が非対称になるように設計し た線路は第8図である。右端にRB 1を接続したときの 電圧理論値(71)式の曲線と実験測定値とは、第9図に 示した如く、よく一致している。しかし、この場合、 第8図の線路の微小区間に、開放、短絡の実験を行っ て、その測定値から、どのような計算によって与えら れた線路定数に到達する逆計算を行えばよいのか、と いうことになると、その方法が不明である。  B解の実験  第11図(1)は、第10図において右端9−9に、RB 2 =803.42Ωを接続し、左端から送電して、各接続点 の電圧を測定したもので、その理論曲線は(74)式で 与えられるが、測定値は曲線上にすべてのつている・ 第13図は、同じ線路にっいて、送端と受端をとり代え て、Zoo=40Ωを左端に接続して、右端に電源を与え た場合である。この場合の理論式は(75)式であるが・ 測定値は、理論曲線上にすべてのっている。(のって いない測定点はA解の線路によるもの。)同様な実験 を6素子にっいて行ったものが、第16図(1)および 第18図(1)であって、何れも理論と実験は、よく一 致している。

12.む す び

 不均等分布定数線路の取扱いに、二っの観点があ る。第一は、従来の方法によるもので、これをA解と する。第二は、影像分割パラメータを用いる方法で、 これをB解とする。A解は、微小区間を均等分布とみ て微分方程式をたて、これを解くのであるが、一一一一般解 が得られない。B解は、微小区間を不均等分布とみて 微分方程式をたて、これを解くのであるが、容易に一 般解が得られる。どちらが誤りであろうか。まぎれの 少ない実験的検証をしなければならないと考えて、純 抵抗、直流電源による実験を試みたわけである。ここ 呈82

(14)

で、「誤り」という言葉は、っよすぎるかも知れない。 それは、「いずれが現象を忠実に表現するか。」という ほどの意味である。また、「解が得られる。」という意 味は、「はじめに微分方程式をたてるときに使用する 線路定数は、測定可能なものであること。得られた解 に境界条件を与えたとき、理論式は現象を忠実に表現 していること。」という意味である。  前述の抵抗線路は、A解の方法で完全解が得られる ような例題を定めて、線路の設計、製作をしたのであ る。その微小区間が、微小であるほど、理論と実験は 一致する傾向を示した。(また、本例のように、完全解 が得られる場合には、解式から四端子定数を求めて、 微小区間を非対称網で実現することができる。この場 合の実験は、理論とよく一一致した。しかし、実現され た線路について、線路定数を求める方法が不明である から、はたして、この線路が与えられた線路定数の線 路であるかどうか、確かめることができない。)  B解では、均等分布の実験の場合と同じ程度に、理 論と実験は、よく一致した。  すなわち、rA, B,二っの観点の何れかが誤りであ ろうか。」という初めの予想は、まちがっていて、「ど ちらも誤りではない。」ということになったのである。 以上の実験、結果を通して、次の事項を結論とする。 1・同じ線路定数を与えたとき、A解の方法で設計し た線路は・A解の理論値と近似し、B解の方法で設計 した線路は、B解の理論値と近似する。近似の程度は↓ B解の方が良好である。 2・線路定数の測定法一A解では、線路の微小部分 を、均等分布の対称網とみて線路定数を測定、設計す る。B解では、微小区間を、不均等分布の非対称網と みて測定、設計する。   , 3.A解における任意点の波動インピeダンスは、そ の伝播方向によって異るものであった。B解において は、ある点の特性インピr−・一ダンスは、その点を通過す る波動の伝播方向とは無関係である。  無反射の線路において、一点を通過する波動の特性 インピ・・一ダンスは、その点の線路定数によって決まる と考えるならば、A解の結果を理解することはできな い。このことは、純抵抗の直流回路において考察する と、(45)式と、(59)式の場合の比較に相当する。この 場合、線路の一・点において、右方をみた場合と、左方 をみた場合とでは、等価抵抗の値が異なることは当然 である。しかし、B解では、各点におけるインピー−B“ ンスが・到るところ、合っているので、右方をみた場 合も、左方を見た場合も、等価抵抗が等しくなるのは、 これまた、当然である。波動インピr−’一ダンスは、「そ の点の線路定数で決まる。」という考え方ではなくて、 「その方向をみたインピt−一ダンス」という考え方で統 一一キる事も、できないことはない。 4.もし、一っの線路が、現実に与えられたならば、 A解・B解は、それぞれ、自分の方法で、別な線路定 数を定義、測定することになるが、基礎式における電 圧・電流と線路定数のむすびっき如何によって、一般 解の存否が決まるという点は重要である。  なお、比較、参考のため、A解とB解にょる特性イ ンピーダンスおよび反射係数を計算して第5表に示し

第5表  特性インピFダンスと反射係数の比較

線路定数

特性インピーダンス

@ @=0点)

反  射  係  数

@ ピ=0点)

均等分布線路 Z, γ z・・一

^亨

   W’o−Zoo γo=

@  W「o十ZOO

スだし、W㌔:エ=0点の負荷 不均等分布線路 指数線路 2(の=Z、ε・・ b@)=γPε一・・ A解      Z8 Zoα= @   9一α/2 @   Zs Zob= @   9+α/2

スだし

@9=γz・}㌃+(α/2)2 ・・  Z隠ll  Z・・⑯・−Z。のγ肋=       …  z・b(V」Vo十Zoα) B解    一一へ ホ・一

一/秀

  Wo−Zo oγo=

@ WO−FZOO

一一 ハ線路 ッω,之(め B解

る・一/鵠

 _1γo−Zooγ゜−W。+Z。①

133

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山梨大学工学部研究報告

第15号

た。A解では、波動の伝播方向によって、それぞれ、 二通りの値が示してある。 5.線路長にっいて、四端子網の立場から、その概念 規定を試みた。          文   献 立本:影像分割パラメータ、山梨大学工学部研究報     告、13.(昭37) ヱ34

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