• 検索結果がありません。

離乳子牛へのバイパスアミノ酸(L-トリプトファン)投与量の違いが行動と発育に及ぼす影響

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "離乳子牛へのバイパスアミノ酸(L-トリプトファン)投与量の違いが行動と発育に及ぼす影響"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

離乳子牛へのバイパスアミノ酸(L-トリプトファン)

投与量の違いが行動と発育に及ぼす影響

著者

松山 義弘

雑誌名

鹿児島大学農学部農場技術調査報告書

6

ページ

4-5

URL

http://hdl.handle.net/10232/10058

(2)

離 乳 子 牛 へ の バ イ パ ス ア ミ ノ 酸(L-ト リ プ ト フ ァ ン)投 与 量 の 違 い が 行 動 と 発 育 に 及 ぼ す 影 響 松 山 義 弘 目 的 肉 用 子 牛 生 産 の コ ス トを 低 減 す る に は,早 期 離 乳 に よ る 母 牛 の 繁 殖 能 力 の 早 期 回 復 と 子 牛 の 発 育 改 善 が 必 要 で あ る 。 し か し,子 牛 に と っ て 早 期 離 乳 は 母 牛 か らの 隔 離,飼 料 の 変 化 お よ び 他 の 小 牛 と の 接 触 な ど,飼 養 環 境 の 著 し い 変 化 を も た ら し,こ れ らが,複 合 的 な ス ト レ ッサ ー と して 子 牛 に 影 響 を 及 ぼ す も の と 考 え ら れ る 。 そ こ で,本 研 究 で は 生 産 コ ス ト削 減 や 労 力 軽 減 の 面 か ら,バ イ パ ス ア ミ ノ 酸 の 離 乳 時 ス ト レ ス 軽 減 効 果 を 検 討 した 。 材 料 と方 法 試 験 は,離 乳 時 期 の 異 な る8頭づ つ か ら な る3群 の 黒 毛 和 種 子 牛 に つ い て 行 っ た 。 な お,各 時 期 と も8頭 の う ち4頭 を 処 理 個 体 と して バ イ パ ス トリ プ トフ ァ ン粒 剤 を投 与 し,他 の4頭 は 対 照 と して 処 理 個 体 と 同 様 の 飼 養 管 理 を 行 な っ た 。 試 験1(7月11日 離 乳)で は,バ イ パ ス トリ プ トフ ァ ン粒 剤 の1回 当 た り投 与 量 を6gと して,離 乳 前 お よ び 離 乳 後 に,隔 日で6回,約200ccの 水 に と か して,い ず れ も経 口 投 与 した 。 試 験2(8月7日 離 乳)で は,バ イ パ ス ト リ プ トフ ァ ン粒 剤 の1回 当 た り投 与 量 と離 乳 前 お よ び 離 乳 当 日 投 与 は 試 験1と 同 様 で あ っ た が,離 乳 後 投 与 は4日 連 続 と した 。 試 験3(9月11日 離 乳)で は,投 与 法 は 試 験2の 場 合 と 同 様 あ っ た が,1回 当 た りの投 与 量 を8gと した 。 給 与 飼 料 に つ い て は,給 与 量 と残 食 量 を毎 日測 定 し,行 動 観 察 に は ビ デ オ カ メ ラ を 用 い て,離 乳 当 日,2, 3,5,7,10日 目 の 日 中6時 間(13時 ∼19時)行 い,個 体 維 持 行 動 と社 会 行 動 を 個 体 別 に 観 察 し た 。 試 験 開 始 と 開 始 後2週 問 目 に 体 重 測 定 を行 い,試 験 期 間 中 の 増 体 量(DG)を 求 め,各 区 の 採 食 量 と 増 体 量 か ら 飼 料 要 求 率 を算 出 した 。 結 果 と考 察 試 験1,2,3で は い ず れ も各 個 体 維 持 行 動 に つ い て 有 意 差 は 認 め られ な か っ た(第1,3,5表)。 各 社 会 行 動 で は 乗 駕 行 動 に お い て 対 照 区 と比 べ て 試 験 区 で 有 意 に 少 な い こ と が 認 め ら れ た(第2,4表)。 試 験1の 小 牛 のDGに は,両 区 で 有 意 差 は 認 め られ ず,飼 料 要 求 率 は 対 照 区 と 比 べ 試 験 区 で や や 優 れ て い た が,試 験2 ,3で はDGに 有 意 差 は 認 め られ ず,飼 料 要 求 に も差 は 認 め ら れ な か っ た(第6表)。 以 上 の よ う に,こ の3回 の 試 験 の 範 囲 に お け る バ イ パ ス トリ プ トフ ァ ン粒 剤 の 投 与 量 お よ び 投 与 法 で は, 離 乳 時 ス ト レ ス 軽 減 に 対 す る 明 確 な 効 果 は 得 られ な か っ た 。 しか し,離 乳 時 ス トレ ス は,黒 毛 和 種 子 牛 の 初 期 発 育 に 大 き く影 響 す る もの で あ り,今 後 さ ら に 幅 広 い 投 与 条 件 に つ い て 検 討 を継 続 す る 必 要 が あ る 。

(3)

第1表 各個 体 維 持 行動 型 の割 合(試 験1) 第2表 各 社 会 行 動 の 類 度(試 験1) 行 動 型 対 照 区 試 験 区 (%〉 (%) 採 食 10.9±4.7 1) 17.1±7.1 横 臥 休 息 43.0±12.3 33。2±18.3 佇立 休 息 29.1±9.9 22.4±9.3 移 動 6.3±3.3 9.4±3.8 彷徨 2.5±2.4 8.6±7.9 探 索 4.0±1.6 3.7±1.4 そ の 他 4.1±1.9 5.6±4.2 行 動 型 対 照 区 試 験 区 (回) (回) 闘 争 行 動 99.0±31.0 81.0±31.7 社 会 的 舐 め 8.6±8.1 7.4±5.3 探 査 行 動 11.2±3.1 9.0±3.1 発 声 114.6±20.7 93.8±28.5 遊 び 8.4±7.11 6.0±3.7 乗 駕 9.4±2.5 4.8±1.3 1)平 均 値 ±標 準 偏 差 第3表 各 個 体 維 持 行 動 型 の 割 合(試 験2) 第4表 各 社 会 行 動 の 類 度(試 験2) 行 動 型 対 照 区 試 験 区 (%) (%) 採 食 18.4±5.2 22.8±8.0 横 臥 休 息 37.4±9.6 37.4±13.0 佇立 休 息 32.3±9.6 29.1±12.1 移 動 4.4±1.2 5.2±4.5 彷徨 1.0±0.8 0.6±0.7 探 索 1.8±0.9 1.7±1.3 そ の 他 4.0±2.3 3.1±1.5 行 動 型 対 照 区 試 験 区 (回) (回) 闘 争 行 動 103.8±42.7 77.8±29.4 社 会 的 舐 め 7.0±3.7 5.2±1.6 探 査 行 動 7.6±5.5 3.8±1.1 発 声 1 32.4±73.8 119.0±66.8 遊 び 8.0±7.1 3.2±1.6 乗 駕 5.4±3.4 4.2±2.8 第5表 各 個 体 維 持 行 動 型 の 割 合(試 験3) 行 動 型 対 照 区 試 験 区 (%) (%) 採 食 24.1±13.3 1 7.0±6.8 横 臥 休 息 41.3±18.8 33.7±18.6 佇立 休 息 21.4±13.7 27.8±9.2 移 動 5.0±3。9 9.1±7.6 彷徨 1 .9±2.6 2.2±2.4 探 索 4.0±1.7 5.1±2.9 そ の 他 5.3±2.8 6.2±2.9 第6表 対 照 区 及 び 試 験 区 に お け る子 牛 の 日増 体 重 量(DG)と 飼 料 要 求 率 区 分 日 増 体 量 (kg) 飼料要求率 対照区 1.2±0.4 3.0 試験1 試験 区 対照区 1.0±0.8 1.4±1.3 2.5 2.6 試験2 試験 区 対 照区 1.3±0.3 0.9±0.4 2.8 3.0 試験3 試験 区 1.0±0.1 3.2

参照

関連したドキュメント

 第4項 組織pH移動  第5項 反懸調節カ   (A)麗酸二因ル影響   (丑)乳酸二因ル影響   (C)燐酸二因ル影響   (D)酪酸二因ル影響

aripiprazole水和物粒子が徐々に溶解するのにとも ない、血液中へと放出される。PP

[r]

~農業の景況、新型コロナウイルス感染症拡大による影響

脱型時期などの違いが強度発現に大きな差を及ぼすと

本学陸上競技部に所属する三段跳のM.Y選手は

敷地と火山の 距離から,溶 岩流が発電所 に影響を及ぼ す可能性はな

敷地と火山の 距離から,溶 岩流が発電所 に影響を及ぼ す可能性はな