臨地実習指導における看護系大学教員の
連携遂行行動に関する研究
2017
吉備国際大学大学院
保健科学研究科
保健科学専攻博士(後期)課程
D311202 清水 暁美
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論 文 題 目
臨 地 実 習 指 導 に お け る 看 護 系 大 学 教 員 の
連 携 遂 行 行 動 に 関 す る 研 究
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目 次 >
用 語 の 定 義 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 略 語 リ ス ト ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 掲 載 論 文 リ ス ト ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 序 章 ( 総 合 ) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 第 1 節 研 究 の 背 景 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 第 2 節 研 究 の 目 的 と 意 義 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 0 第 3 節 研 究 の 理 論 的 枠 組 み ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 0 第 4 節 論 文 の 構 成 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 1 第 1 章 実 習 指 導 に お け る 教 員 の 教 師 効 力 測 定 尺 度 の 開 発 ( 研 究 1 ) - 妥 当 性 と 信 頼 性 の 検 討 - ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 2 第 1 節 緒 言 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 2 第 2 節 研 究 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 3 2 - 1 調 査 対 象 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 3 2 - 2 調 査 方 法 お よ び 倫 理 的 配 慮 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 3 2 - 3 調 査 内 容 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 3 2 - 4 分 析 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 4 第 3 節 結 果 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 5 3 - 1 対 象 者 の 属 性 等 の 分 布 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 5 3 - 2 教 師 効 力 に 関 す る 回 答 分 布 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 7 3 - 3 教 師 効 力 測 定 尺 度 の 妥 当 性 と 信 頼 性 の 検 討 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 8 第 4 節 考 察 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 1- 2 - 第 5 節 結 論 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 2 第 2 章 実 習 指 導 に お け る 教 員 の 連 携 遂 行 行 動 測 定 尺 度 の 開 発 ( 研 究 2 ) - 妥 当 性 と 信 頼 性 の 検 討 - ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 3 第 1 節 緒 言 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 3 第 2 節 研 究 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 4 2 - 1 調 査 対 象 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 4 2 - 2 調 査 方 法 お よ び 倫 理 的 配 慮 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 4 2 - 3 調 査 内 容 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 4 2 - 4 分 析 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 5 第 3 節 結 果 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 6 3 - 1 対 象 者 の 属 性 等 の 分 布 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 6 3 - 2 教 師 効 力 に 関 す る 回 答 分 布 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 7 3 - 3 連 携 遂 行 行 動 測 定 尺 度 の 妥 当 性 と 信 頼 性 の 検 討 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 9 第 4 節 考 察 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 2 第 5 節 結 論 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 4 第 3 章 実 習 指 導 に お け る 看 護 系 大 学 教 師 効 力 と 連 携 遂 行 行 動 の 関 連 性 ( 研 究 3 ) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 5 第 1 節 緒 言 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 5 第 2 節 研 究 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 5 2 - 1 調 査 対 象 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 5 2 - 2 調 査 方 法 お よ び 倫 理 的 配 慮 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 6 2 - 3 調 査 内 容 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 6 2 - 4 分 析 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 6 第 3 節 結 果 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 7 3 - 1 対 象 者 の 属 性 等 の 分 布 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 7
- 3 - 3 - 2 教 師 効 力 測 定 尺 度 と 連 携 遂 行 行 動 測 定 尺 度 の 構 成 概 念 妥 当 性 と 信 頼 性 の 検 討 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 8 3 - 3 実 習 指 導 に お け る 教 員 の 教 師 効 力 と 連 携 遂 行 行 動 の 関 連 性 の 検 討 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 2 第 4 節 考 察 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 3 第 5 節 結 論 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 5 終 章 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 6 第 1 節 総 合 考 察 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 6 第 2 節 今 後 の 展 望 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 7 引 用 ・ 参 考 文 献 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 9 謝 辞 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 8
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用 語 の 定 義
教 師 効 力 臨 地 実 習 に お け る 教 員 の「 効 果 的 な 実 習 指 導 が で き る 」と い う 信 念 を い う 。 な お 、「 教 師 効 力 」 は 教 師 効 力 感 あ る い は 教 師 自 己 効 力 感 と 表 さ れ て い る 論 文 も あ る が 、 本 研 究 で は 「 教 師 効 力 」 と 表 現 す る 。 連 携 遂 行 行 動 臨 地 実 習 の 目 標 と 目 的 を 達 成 す る た め に 、実 習 指 導 者 を 中 心 と し た 医 療 ス タ ッ フ と 互 い に 協 力 し 、実 習 指 導 を 継 続 し て や り と げ よ う と す る 教 員 の 行 動 を い う 。略 語 文 字 リ ス ト
本 研 究 に 使 用 す る 用 語 の う ち 、 以 下 に つ い て は 略 し て 使 用 す る 。 看 護 系 大 学 教 員 = 教 員 臨 地 実 習 指 導 者 = 実 習 指 導 者 臨 地 実 習 指 導 = 実 習 指 導 看 護 系 大 学 学 生 = 学 生 C o m p ar a t i v e F i t I nd e x = C F I R o o t M e a n S q u ar e E r r o r o f Ap p r o x i m a t i o n = R M S E A M e a n ₋ a nd Va r i a nc e ₋ a d j us t e d We i g h t e d L e a s t S q u a r e = W L S M V
掲 載 論 文 リ ス ト
1 清 水 暁 美, 出 井 涼 介 , 太 湯 好 子 , 中 嶋 和 夫 : 臨 地 実 習 指 導 に お け る 看 護 系 大 学 教 員 の 教 師 効 力 測 定 尺 度 の 開 発, ヒ ュ ー マ ン ケ ア 研 究 学 会 誌 , 6( 2 ) , 1- 7 , 2 0 1 5 . 2 清 水 暁 美, 實 金 栄 , 出 井 涼 介 , 太 湯 好 子 , 中 嶋 和 夫 : 臨 地 実 習 指 導 に お け る 看 護 系 大 学 教 員 の 教 師 効 力 と 連 携 遂 行 行 動 の 関 連 性, 川 崎 医 療 福 祉 学 会 誌, 2 6( 2 ) , ( 2 0 1 7 . 4 . 掲 載 予 定 )- 5 -
序 章
第 1 節 研 究 の 背 景
1 . 看 護 師 教 育 の 大 学 化 と 臨 地 実 習 大 学 に お け る 看 護 系 人 材 の 養 成 は 、1 9 5 2 年 の 看 護 系 大 学 の 誕 生 か ら 、 常 に 社 会 の 医 療 ・ 看 護 ニ ー ズ に 対 応 で き る 質 の 高 い 看 護 師 、 看 護 学 の 研 究 者 、 教 育 者 を 確 実 か つ 効 果 的 に 養 成 す る こ と を 目 標 に し て き た 1 ) 。1 9 9 0 年 代 に 入 り 、保 健 医 療 を 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 や 高 齢 化 が 進 む 中 、看 護 師 等 の 確 保 が 重 要 と な り 、1 9 9 2 年 に「 看 護 師 等 の 人 材 確 保 の 促 進 に 関 す る 法 律 」が 制 定 さ れ た 2 )。こ れ を 期 に 、看 護 師 教 育 の 大 学 化 が 推 進 さ れ 、1 9 9 0 年 に わ ず か 9 校 で あ っ た 看 護 系 大 学 は 、2 0 0 0 年 に は 8 3 校 、 2 0 0 5 年 1 2 5 校 と 増 加 し 、 2 0 1 4 年 に は 2 2 8 校 と な り 日 本 の 全 大 学 の 3 0 % 以 上 が 看 護 学 科 を 設 置 す る よ う に な っ た 3 )。2 0 1 6 年 で は 、2 5 6 校 と そ の 数 は 増 加 し 続 け て い る 4 )。こ の 背 景 に は 、 少 子 化 が 進 み 大 学 全 入 時 代 と い わ れ 、 近 年 の 不 況 に よ る 就 職 難 か ら 、 資 格 が 取 得 で き る 教 育 プ ロ グ ラ ム を 持 つ 大 学・学 科 に 人 気 が 集 ま っ て い る こ と や 、 看 護 師 不 足 に 伴 う 需 給 が 見 込 ま れ る こ と が 考 え ら れ て い る 3 )。 看 護 系 大 学 が 1 0 0 校 に 近 づ い た 2 0 0 2 年 、 文 部 科 学 省 は 「 大 学 に お け る 看 護 実 践 能 力 の 育 成 の 充 実 に 向 け て 」と 題 し て 、看 護 学 教 育 の あ り 方 に 関 す る 検 討 会 報 告 書 5 )を 出 し た 。そ の 報 告 書 の 中 で 、以 下 の よ う な 実 習 指 導 上 の 指 摘 が さ れ た 。 そ れ は 、 高 度 な 治 療 処 置 を 要 す る 症 例 の 増 加 に 伴 い 、 学 生 が 受 け 持 て る 対 象 者 ( 患 者 ) の 選 択 が 難 し く な っ た こ と 、教 員 と 実 習 指 導 に 携 わ る 看 護 師 は そ れ ぞ れ 異 な る 立 場 や 責 任 を 持 っ て お り 、看 護 実 践 能 力 の 育 成 に む け た 共 通 認 識 ・ 理 解 に 至 っ て い な い 、 な ど で あ っ た 。 臨 地 実 習 を 成 立 さ せ る た め に は 、 看 護 実 践 の 場 で あ る 実 習 施 設 や 看 護 職 者 、 看 護 実 践 の 対 象 者 ( 患 者 ) な ど 多 く の 協 力 を 必 要 と す る 。 学 生 と い う 未 熟 な 者 が 、 対 象 者 ( 患 者 ) に 対 応 す る と い う 状 況 は 、中 で も 最 も 大 き な 課 題 と し て 指 摘 さ れ て い た 。こ れ ら の 状 況 に 対 し て 、看 護 学 教 育 の あ り 方 に 関 す る 検 討 会 で は 、 学 生 の 看 護 実 践 能 力 の 到 達 度 を 適 正 に 評 価 し て い く こ と や 、実 習 指 導 体 制 の 構 築 の た め の 対 策 を 検 討 し て い る 。 そ の 後 も 、医 療 の 高 度 化 、在 院 日 数 の 短 縮 化 、医 療 安 全 に 対 す る 対 象 者( 患- 6 - 者 ) の 意 識 の 高 ま り な ど か ら 、 学 生 の 受 け 持 ち 対 象 者 ( 患 者 ) を 選 択 す る こ と や 看 護 実 践 を 学 ぶ う え で の 困 難 さ は 増 し て い る 。さ ら に 、看 護 系 大 学 が 増 加 す る 一 方 で 、 看 護 専 門 学 校 (3 年 課 程 ) も 現 在 5 5 0 校 を 超 え 4 )、 看 護 師 教 育 を 行 う 機 関 は 年 々 増 加 傾 向 に あ る 。 こ の た め 、実 習 施 設 の 確 保 に は 困 難 を き た し て い る 。 看 護 実 践 能 力 の 育 成 に 欠 か す こ と が で き な い 臨 地 実 習 は 、カ リ キ ュ ラ ム 総 時 間 数 の 約 1 / 3 を 占 め 、 看 護 実 践 に 必 要 な 基 礎 的 能 力 を 習 得 す る 大 切 な 科 目 で あ る 。看 護 師 養 成 機 関 が 増 加 す る 中 、実 習 施 設 の 確 保 や 教 員 と 実 習 指 導 者 と の 協 力 関 係 が 、 実 習 指 導 体 制 を 整 え る う え で 必 要 不 可 欠 で あ る 。 2 . 看 護 基 礎 教 育 に お け る 臨 地 実 習 指 導 体 制 と そ の 課 題 看 護 学 は 、人 間 に 関 わ る 実 践 の 科 学 で あ る こ と か ら 、看 護 実 践 に 必 要 な 基 礎 的 な 能 力 の 育 成 の た め に 臨 地 実 習 は 重 要 で あ る 。そ し て 臨 地 実 習 は 、生 身 の 人 間 と の か か わ り の 中 で 学 習 し て い く た め 、極 め て 複 雑 で 多 様 な 要 素 を 含 む 。こ の た め 、学 生 指 導 に 直 接 か か わ る 教 員 と 実 習 指 導 者 が 実 習 指 導 体 制 を 整 え て い く 必 要 が あ る 。 実 習 指 導 体 制 を 概 観 す る と 、欧 米 諸 国 で は 、臨 地 実 習 を 行 う 場 に お い て 学 生 と 共 に 同 行 す る 教 員 が 実 習 指 導 や 評 価 を 行 う Tr a d i t i o n al m o d e l6)、大 学 機 関 と 臨 床 機 関 と の 協 力 関 係 に 基 づ く P a r t n e r s h i p m o d e l7 - 9 )、教 育 機 関 と 臨 床 機 関 の 両 方 に 雇 用 さ れ る L e c t ur e r P r ac t i t i o ne r m o d e l1 0 )、 熟 練 し た 看 護 師 が 1 対 1 で 学 生 に 関 わ る P r e c e p t o r m o d e l1 1 - 1 4 )、 臨 床 と 教 育 と 研 究 の 責 任 を 一 つ の 管 理 組 織 に 所 属 さ せ 一 元 化 す る と い う U n i f i c at i o n m o d e l1 5 )な ど の 方 法 が と ら れ て い る 。 こ れ ら の 実 習 指 導 体 制 は 、 教 員 が 実 習 の 目 標 、 実 習 場 の 形 態 、臨 床 側 の 受 け 入 れ 状 況 や 学 生 の レ ベ ル を 考 慮 し て 選 択 さ れ 組 み 立 て ら れ て い る と い わ れ て い る 1 6 )。 わ が 国 に お い て は 、1 9 7 0 年 代 に U n i f i c a t i o n m o d e l が 注 目 さ れ 、一 部 の 大 学 に お い て 導 入 さ れ て き た 1 5 )。U n i f i c at i o n m o d e l と は 、 ① 学 生 に 現 実 的 プ ロ グ ラ ム を 提 供 す る 、② 看 護 実 践 の 向 上 と 患 者 ケ ア の 改 善 を は か る 、③ 適 切 な 臨 床 研 究 を 刺 激 す る 等 の 3 つ の 目 的 を 実 現 す る た め に 立 案 さ れ た モ デ ル で 、 教 育 ・ 実 践 ・ 研 究 の 3 つ の 機 能 を 看 護 系 大 学 と 臨 床 が 連 携 す る 事 に よ り
- 7 - 看 護 を よ り 質 の 高 い も の へ と 発 展 さ せ る た め の も の で あ る 1 7 )。1 9 7 4 年 に は K 短 期 大 学 に お い て 、教 員 と 看 護 師 長 併 任 制 が 導 入 さ れ 、看 護 系 大 学 と 臨 床 の 連 携 に よ り 、よ り 質 の 高 い 看 護 実 践 と 看 護 教 育 の 発 展 を 試 み た 1 8 )。そ の 後 い く つ か の 看 護 系 大 学 で 、 看 護 教 育 の 新 た な 試 み と し て U n i f i c a t i o n m o d e l が 取 り 入 れ ら れ た が 、大 学 の 教 育 と 臨 床 実 践 を 併 任 す る 看 護 師 の 負 担 が 大 き く 、 そ の 後 の 普 及 は 進 ま な か っ た 1 9 - 2 2 )。 ま た 、2 0 0 9 年 に 、 文 部 科 学 省 大 学 改 革 推 進 事 業 の 一 つ で あ る 看 護 職 キ ャ リ ア シ ス テ ム 構 築 プ ラ ン と し て 、看 護 系 大 学 と 隣 接 す る 付 属 病 院 の 看 護 部 が 、学 生 の 基 礎 教 育 と 看 護 職 員 の 継 続 教 育 を 結 び つ け た「 循 環 型 教 育 シ ス テ ム に よ る 看 護 師 育 成 プ ラ ン 」の 試 み が な さ れ た 2 3 )が 、 こ の シ ス テ ム も 普 及 発 展 に は 至 っ て い な い 。 そ し て 、 現 在 の 実 習 指 導 体 制 の 多 く は 、5 - 6 名 の 学 生 に 教 員 1 名 が 同 行 し 実 習 指 導 や 評 価 を 行 う Tr a d i t i o n a l m o d e l に 類 似 し た 方 法 が と ら れ 、 教 員 と 実 習 指 導 者 と し て の 立 場 で あ る 看 護 師 が 協 力 し て 実 習 指 導 に あ た る 方 法 が 一 般 的 で あ る 2 4 )。し か し な が ら 、昨 今 の 看 護 師 養 成 機 関 の 増 加 に 伴 い 、看 護 系 大 学 は 、臨 地 実 習 を 実 施 す る た め に 必 要 な 実 習 施 設 の 確 保 が 困 難 と な っ て い る 。 ま た 、 複 数 の 看 護 師 養 成 機 関 と の 競 合 や 、 他 県 へ の 実 習 施 設 の 開 拓 と い っ た 現 状 か ら 、臨 地 実 習 を 依 頼 す る 側 と そ れ を 引 き 受 け る 側 の 関 係 構 築 に 難 し さ が 生 じ て い る 。臨 地 実 習 を 引 き 受 け る 実 習 施 設 で は 、 複 数 の 看 護 師 養 成 機 関 を 受 け 入 れ て お り 、実 習 指 導 者 は 業 務 と 実 習 指 導 を 兼 任 し て い る 場 合 が 多 い こ と か ら 、学 生 指 導 に 十 分 関 わ れ て い な い こ と が う か が え る 2 5 )。ま た 、初 め て 看 護 系 大 学 の 実 習 を 引 き 受 け る 実 習 施 設 の 実 習 指 導 者 は 、学 生 へ の 関 心 や 指 導 の や り が い を 感 じ る 反 面 、負 担 や 戸 惑 い を 感 じ て い る と の 報 告 も あ る 2 6 )。 実 習 を 依 頼 す る 大 学 側 は 、実 習 指 導 担 当 教 員 の 不 足 の た め 、非 常 勤 を 採 用 し て い る 大 学 も あ り 、実 習 指 導 を 行 う 教 員 の 質 が 問 わ れ る 。吉 武 は 2 7 )、新 設 大 学 の 教 員 の 採 用 に あ た り 、看 護 師 学 校 養 成 所 指 定 規 則 に は 専 任 教 員 の 臨 床 経 験 年 数 が 示 さ れ て い る が 、大 学 に は 示 さ れ て お ら ず 、臨 床 経 験 の 乏 し い 教 員 が 採 用 さ れ る こ と を 危 惧 し て い る 。 実 習 指 導 に 携 わ る 新 人 教 員 は 、「 実 習 指 導 体 制 を 実 習 指 導 者 と 調 整 で き な い 」「 実 習 指 導 に 自 信 が な い 」 な ど の 困 難 を 感 じ て い る と の 報 告 が あ る 2 8 )。こ の こ と も あ り 、教 員 の 実 習 指 導 に 対 す
- 8 - る 不 安 や 自 信 の な さ を 克 服 す る た め に は 、教 師 と し て の や る 気 や モ ラ ー ル に 関 連 す る と い わ れ る「 教 師 効 力 」を 高 め る こ と の 必 要 性 が 指 摘 さ れ て い る 2 9 )。 実 習 指 導 に 関 す る 先 行 研 究 で は 、実 習 指 導 者 の 学 生 指 導 に 関 す る 報 告 が 多 く 3 0 , 3 1 )、実 習 指 導 者 の 役 割 が 注 目 さ れ て い る 。本 来 、実 習 は 看 護 基 礎 教 育 に 位 置 づ け ら れ 、 授 業 の 一 部 と し て 展 開 さ れ な け れ ば な ら な い 。 そ の た め 、 教 員 は 教 育 的 な 立 場 で 学 生 指 導 に あ た る 必 要 が あ り 、学 生 個 々 の 様 子 や 、学 内 に お け る 講 義 内 容 ・ 授 業 進 度 、 実 習 の 目 的 ・ 目 標 を 理 解 し て 、 実 習 と い う 授 業 を 組 み 立 て る 役 割 が あ る 。 実 習 指 導 者 は 実 習 場 所 の 状 況 や 対 象 者 ( 患 者 ) の 把 握 、具 体 的 援 助 方 法 を 対 象 者 ( 患 者 ) の 状 況 に 応 じ た 方 法 で 実 践 し な が ら 、 臨 地 で 学 生 の 指 導 を 行 う 。そ れ ぞ れ の 立 場 が 異 な っ た と し て も 、教 員 と 実 習 指 導 者 の 良 好 な 関 係 が 保 た れ て こ そ 、よ り よ い 学 生 指 導 に つ な が る と い え る 。 だ が 、臨 地 実 習 の 最 終 責 任 は 教 員 に あ り 、教 員 は 学 生 の 行 動 や 学 習 状 況 を 把 握 し 学 生 の 指 導 を 行 う こ と が 求 め ら れ る 。 そ し て 、 両 者 の 役 割 を ふ ま え 、 教 員 は 学 生 に と っ て 臨 地 実 習 が 効 果 的 な 教 育 の 場 と な る よ う に 、実 習 指 導 体 制 を つ く っ て い く こ と が 求 め ら れ る 。 3 . 教 員 と 実 習 指 導 者 の 実 習 指 導 に お け る 連 携 の 実 際 と 課 題 臨 地 実 習 の 充 実 を 図 る た め に は 、教 育 機 関 と 実 習 施 設 あ る い は 実 習 指 導 を 担 当 す る 教 員 と 実 習 指 導 者 が 連 携 し 、 指 導 体 制 を 構 築 し て い く 必 要 が あ る 。 そ の た め 、看 護 系 大 学 の 多 く は 臨 地 実 習 の 充 実 を 図 る た め 、臨 地 実 習 指 導 者 会 議 ・ 実 習 調 整 会 議 な ど を 主 催 し 、実 習 施 設 と の 連 携 を 図 る た め の 取 り 組 み を 行 っ て い る の が 現 状 で あ る 。 連 携 の 定 義 に つ い て A n d r e w s A3 2 , 3 3 )は 、異 な っ た 専 門 職 が 共 通 の 目 標 を 達 成 す る た め に 、 独 自 の 知 識 ・ 技 術 ・ 組 織 の 展 望 ・ 個 人 的 態 度 を 駆 使 し て 問 題 解 決 を 行 う と き に 起 こ る と 述 べ 、 ま た 、A b r a m s o n J & R o s e n t h a l B3 2 , 3 4 ) は 、多 様 だ が 各 自 自 立 し た 行 為 者 で 構 成 さ れ た グ ル ー プ が 、 共 同 主 導 権 を 持 ち な が ら 、共 有 さ れ た 問 題 を 解 決 す る あ る い は 共 通 の 目 標 を 達 成 す る 流 動 的 な プ ロ セ ス と 述 べ て い る と 、山 中 3 2 )が 報 告 し て い る 。そ し て 、単 独 で は 達 成 で き な い 、共 有 さ れ た 目 標 を 達 成 す る た め に 、相 互 促 進 的 な 協 力 関 係 を 通 じ て 行 為 や 活 動 を 展 開 す る プ ロ セ ス 、 と 自 ら の 定 義 を 述 べ て い る 。 つ ま り 、 連
- 9 - 携 と は 1 ) 異 な っ た 専 門 職 が 共 通 の 目 標 を 達 成 す る た め に 相 互 促 進 的 な 協 力 関 係 を 通 し て 、 行 為 や 活 動 を 展 開 す る プ ロ セ ス で あ り 、2 ) そ れ ぞ れ の 専 門 職 が そ れ ぞ れ の 専 門 性 を 発 揮 し て 、共 有 さ れ た 問 題 を 解 決 す る こ と で あ る 。こ の こ と を 臨 地 実 習 に お け る 教 員 と 実 習 指 導 者 の 連 携 と す る な ら ば 、両 者 は 実 習 指 導 と い う 共 通 の 目 標 や 目 的 を 実 現 す る た め に 、看 護 実 践 の 場 で 1 ) 看 護 学 を 学 ぶ 学 生 へ の 学 習 支 援 と 、2 ) 対 象 者 ( 患 者 ) に 適 切 な 看 護 を 提 供 す る 、 と い う 共 通 の 目 標 や 目 的 に 向 か い 、互 い に 協 力 し な が ら 臨 地 実 習 を 展 開 し 連 携 を 遂 行 し て い く こ と 、 と 置 き 換 え る こ と が で き よ う 。 な お 、 久 保 ら 3 5 )は 連 携 の 構 成 要 素 に つ い て 、「 専 門 職 種 間 の 目 的 の 一 致 」の 重 要 性 を 指 摘 し て い る 。 臨 地 実 習 に お い て の 最 終 責 任 を 担 う 教 員 は 、実 習 指 導 者 を は じ め と す る 実 習 指 導 に 携 わ る 医 療 ス タ ッ フ と 連 携 し て 、共 通 す る 実 習 指 導 上 の 目 標 や 目 的 を 達 成 す る た め に 、 学 生 に 焦 点 を あ て た 立 場 で 指 導 を 行 う 必 要 が あ る 。 他 方 、 実 習 指 導 者 は 対 象 者( 患 者 ) の ケ ア に 責 任 を 持 ち 、 対 象 者 ( 患 者 ) に 焦 点 を あ て た 立 場 で 学 生 指 導 に あ た ら ね ば な ら な い 1 )。こ の よ う に 教 員 と 実 習 指 導 者 は 、 そ れ ぞ れ の 立 場 か ら 責 任 を 持 ち な が ら 学 生 指 導 を 行 う の で あ り 、双 方 の 協 力 的 な 関 係 は 極 め て 重 要 で あ る 。 実 習 指 導 に お け る 教 員 と 実 習 指 導 者 の 役 割 や 連 携 に 関 す る 先 行 研 究 で は 、 両 者 の 連 携 不 足 が 指 摘 さ れ 、連 携 の た め に は 教 員 と 実 習 指 導 者 が コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を は か り 関 係 を 構 築 し 、指 導 方 法 の 共 通 理 解 や 情 報 の 共 有 、連 絡 調 整 を 図 る こ と の 重 要 性 を 指 摘 し て い る 3 6 ‐ 4 2 )。さ ら に 山 田 ら 4 3 )は 、臨 地 実 習 に お い て 実 習 指 導 者 に 実 習 指 導 上 の 役 割 を 果 た し て も ら う た め に は 、教 員 と 実 習 指 導 者 と の 連 携 ・ 協 力 体 制 を 、教 員 が い か に 構 築 で き る か が 重 要 で あ る と 述 べ て い る 。臨 地 実 習 に お い て 、教 員 と 実 習 指 導 者 の 意 見 の 不 一 致 や 指 導 内 容 の 相 違 は 、学 生 の 実 習 に 対 す る 不 安 や 混 乱 を 生 じ さ せ る 4 4 )。し か し 、両 者 の 連 携 に 際 し て の 教 員 の 側 に 期 待 さ れ る 連 携 を 遂 行 す る た め の 行 動( 以 下 、 連 携 遂 行 行 動 と す る )を 構 成 す る 要 件 、さ ら に は 連 携 遂 行 行 動 に 関 連 性 を 示 す 要 因 に 着 目 し た 研 究 は ほ と ん ど 見 当 た ら な い 。 そ こ で 、本 研 究 は 臨 地 実 習 指 導 に お け る 教 員 の 実 習 指 導 者 と の 連 携 遂 行 行 動 に 着 目 し 、研 究 に 取 り く む こ と と し た 。
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第 2 節 研 究 の 目 的 と 意 義
本 研 究 は 、臨 地 実 習 指 導 に お け る 看 護 系 大 学 教 員 の 教 育 力 の 向 上 に 資 す る こ と を ね ら い と し 、臨 地 実 習 指 導 に お け る 看 護 系 大 学 教 員 の 教 師 効 力 と 連 携 遂 行 行 動 の 関 連 性 に つ い て 明 ら か に す る こ と を 目 的 と し た 。 臨 地 実 習 に お け る 教 員 と 実 習 指 導 者 と の 連 携 に 関 す る 研 究 に お い て は 、両 者 の 連 携 の 必 要 性 が 指 摘 さ れ て き た 。し か し な が ら 、教 員 の 連 携 遂 行 行 動 に 関 連 す る 要 件 は 明 確 に さ れ て い な い 。 本 研 究 に お い て 、 臨 地 実 習 に お け る 教 員 の 教 師 効 力 と 連 携 遂 行 行 動 の 関 連 性 が 明 ら か に さ れ る な ら 、そ の 知 見 は 教 員 の 指 導 力 の 向 上 へ の 一 助 と な り 、看 護 教 育 に と っ て の 一 定 の 示 唆 を 与 え る こ と が 期 待 で き る 。第 3 節 研 究 の 理 論 的 枠 組 み
行 動 理 論 の ひ と つ に 、B a n d u r a A .4 5 , 4 6 )が 提 唱 す る 自 己 効 力 理 論 が あ る 。 こ の 自 己 効 力 は 、あ る 結 果 を 生 み 出 す た め に 必 要 な 行 動 を 、ど の 程 度 う ま く で き る か と い う 個 人 の 確 信 で あ り 4 7 )、 人 間 の 行 動 を 決 定 す る 要 因 の 一 つ で あ る 4 8 )。 教 員 を 対 象 に し た 研 究 に お い て 自 己 効 力 は 、「 教 師 効 力 」 と 呼 称 さ れ て い る 。教 師 効 力 が 教 員 の 行 動 を 決 定 す る 要 因 の 一 つ と 考 え る な ら ば 、実 習 指 導 を 行 う 教 員 の 教 師 効 力 は 、実 習 指 導 に お け る 連 携 遂 行 行 動 に 関 連 す る と い う 仮 説 を 仮 定 す る こ と が で き る 。 そ こ で 本 研 究 で は 、研 究 の 目 的 を 達 成 す る た め に 、B a n d u r a A . の 提 唱 す る自 己 効 力 を 教 員 の 教 師 効 力 、 行 動 を連 携 を 遂 行 す る た め に と る 行 動 と 規 定 し、「 教 師 効 力 」 が 実 習 指 導 に 必 要 な 「 連 携 遂 行 行 動 」に 関 連 す る と い う 演 繹 的 仮 説 を 立 て 検 証 し て い く こ と と し た 。 具 体 的 に は 、研 究 1 と し て 、教 師 効 力 を 測 定 す る た め の 尺 度 の 妥 当 性 と 信 頼 性 を 検 討 す る こ と 、研 究 2 と し て 、連 携 遂 行 行 動 を 測 定 す る た め の 尺 度 の 妥 当 性 と 信 頼 性 に つ い て 検 討 す る こ と し た 。 そ し て 、研 究 3 と し て 、研 究 1 と 研 究 2 で 妥 当 性 と 信 頼 性 が 確 認 さ れ た 両 尺 度 を 用 い て 、 教 師 効 力 と 連 携 遂 行 行 動 の 関 連 性 を 検 討 す る こ と と し た( 図 1 ) 。- 11 - 図 1 本 研 究 の 理 論 的 枠 組 み 演 繹 的 仮 説 ( 因 果 関 係 モ デ ル )
第 4 節 論 文 の 構 成
本 論 文 は 、序 章 に 続 き 、研 究 目 的 を 達 成 す る た め に 3 つ の 研 究 で 構 成 さ れ て い る 。 第 1 章 で は 、 教 師 効 力 の 因 子 構 造 に 着 目 し 、 実 習 指 導 に お け る 教 師 効 力 を 測 定 す る 尺 度 を 作 成 し 、そ の 妥 当 性 と 信 頼 性 の 検 討 を す る( 研 究 1 )。 第 2 章 で は 、教 員 の 臨 地 実 習 で の 連 携 遂 行 行 動 の 因 子 構 造 に 着 目 し 、連 携 遂 行 行 動 を 測 定 す る 尺 度 を 作 成 し 、そ の 妥 当 性 と 信 頼 性 の 検 討 を す る( 研 究 2 )。 第 3 章 に お い て は 、 前 記 教 師 効 力 測 定 尺 度 と 連 携 遂 行 行 動 測 定 尺 度 用 い て 、 臨 地 実 習 に お け る 教 員 の 教 師 効 力 を 独 立 変 数 、連 携 遂 行 行 動 を 従 属 変 数 と し た 因 果 関 係 モ デ ル を 仮 定 し 、構 造 方 程 式 モ デ リ ン グ を 用 い て モ デ ル の デ ー タ へ の 適 合 性 と 変 数 間 の 関 連 性 を 検 討 す る( 研 究 3 )。終 章 に お い て は 、総 合 考 察 を 行 い 、 今 後 の 展 望 に つ い て 述 べ る 。 研 究 3 : 教 師 効 力 と 連 携 遂 行 行 動 の 関 連 性 研 究 1 : 教 師 効 力 測 定 尺 度 の 開 発 研 究 2 : 連 携 遂 行 行 動 測 定 尺 度 の 開 発理論的背景
自己効力
行 動
教師効力
連携遂行
行動
17))Bandura,A.: Self-efficacy : Toward a unifying theory of behavioral change.Psycholigical Review, 84. 191-215,1997. 18)Bandura,A. 原野広太郎監訳:社会的学習理論,金子書房,1979,東京
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第 1 章
実 習 指 導 に お け る 教 員 の 教 師 効 力 測 定 尺 度 の 開 発 ( 研 究 1 )
― 妥 当 性 と 信 頼 性 の 検 討 ―
第 1 節 緒 言
看 護 基 礎 教 育 に お け る 臨 地 実 習 は 、 カ リ キ ュ ラ ム 総 時 間 数 の 約 1 / 3 を 占 め 、看 護 実 践 能 力 を 身 に つ け る た め の 重 要 な 学 習 の 場 と な っ て い る 。従 っ て 、 実 習 指 導 を 担 当 す る 教 員 に は 、学 生 の 行 動 や 学 習 状 況 を 把 握 し 、臨 床 の 場 に お け る 学 生 の 看 護 実 践 に 関 す る 指 導 を 行 う と い っ た 指 導 力 が 問 わ れ る 。 教 員 の 指 導 力 に は 、そ れ ま で の 臨 床 経 験 は も ち ろ ん で あ る が 、実 習 指 導 に 対 す る 教 員 の 持 つ 自 信 、さ ら に は 臨 地 実 習 と い う 状 況 の 中 で 遭 遇 す る 問 題 の 対 処 に 関 連 す る 自 己 効 力(s e l f ‐ e f f i c a c y )の 影 響 は 無 視 で き な い と 考 え る 。 こ の 自 己 効 力 に つ い て B a n d u r a A .1 ) は 、「 自 分 は 、一 定 の 結 果 を 生 じ る 行 為 を 遂 行 で き る と い う 本 人 の 信 念 あ る い は 期 待 感 」と 定 義 し て い る 。そ の 後 、 自 己 効 力 の 概 念 は 、 教 師 教 育 の 分 野 で 用 い ら れ る よ う に な り 、 そ れ は 「 教 師 効 力 (t e a c h e r ' s s e ns e o f e f f i c a c y o r t e ac h e r e f f i c a c y )」 と 呼 称 さ れ 、 教 員 の 実 践 力 を 説 明 し た り 予 測 す る こ と に 有 効 な 概 念 と な っ て い る 2 )。 従 来 の 研 究 に よ れ ば 、 教 師 効 力 を 測 定 す る 尺 度 と し て 、 G i bs o n & D e m b o3 )、Wo o l f o l k & H o y4 )、E m m e r & H i c k m a n5 )の 研 究 が あ り 、G us k e y6 ) や Wo o l f o l k & H o y4 )に よ る と 、 教 師 効 力 が 高 い 教 員 は 授 業 に 熱 心 で 、 指 導 困 難 な 生 徒 に 粘 り 強 く 指 導 す る と 報 告 し て い る 。 わ が 国 で は 、 G i b s o n & D e m b o3 )の 尺 度 を 桜 井 7 )に よ っ て 翻 訳 さ れ た も の や 、Wo o l f o l k & H o y4 )ら の 尺 度 を 前 原 8 )が 翻 訳 し た も の が 使 用 さ れ て い る 。 な お 、 看 護 教 育 に お け る 教 師 効 力 に つ い て み る な ら ば 、N u g e n t ら 9 )に よ る 米 国 の 看 護 教 師 の 教 師 効 力 測 定 尺 度 が あ る 。わ が 国 に お い て は 、坪 井 ら 1 0 )の 看 護 系 大 学 の 助 手 を 研 究 対 象 と し て 開 発 し た 教 師 効 力 尺 度 が あ る が 、そ の 他 に は ほ と ん ど 見 当 た ら な い 。 こ の 坪 井 ら 1 0 )の 教 師 効 力 の 測 定 尺 度 は 、 測 定 内 容 を 看 護 教 育 全 般 と 実 習 教 育 の 側 面 か ら 検 討 さ れ て い る も の の 、任 意 性 の 高 い 探 索 的 因 子 分 析 に よ る 内 容 的 妥 当 性 の 吟 味 に と ど ま っ て お り 、概 念 的 一 次 元 性 の 側 面 か ら み た 構 成 概 念 妥 当 性 が 確 認 的 因 子 分 析 に よ っ て 吟 味 さ れ た も の で は な い 。別 言 す る な ら 、- 13 - 測 定 尺 度 の 概 念 的 一 次 元 性 ( 項 目 の 概 念 的 加 算 性 ) に 問 題 を 残 し て い る 。 本 研 究 は 、直 接 実 習 指 導 に 携 わ る 教 員 の 教 育 力 の 解 明 に 資 す る 基 礎 資 料 を 得 る こ と を ね ら い と し て 、実 習 指 導 に 関 連 し た 教 師 効 力 を 測 定 す る 尺 度 の 開 発 を 目 的 と し た 。
第 2 節 研 究 方 法
2 - 1 調 査 対 象 調 査 対 象 者 は 、2 0 14 年 度 に 開 設 3 年 以 上 を 経 過 し て い る 2 0 0 校 の 看 護 系 大 学 に お い て 、 実 習 指 導 を 担 当 し て い る 教 員 2 0 0 0 人 と し た ( 各 校 1 0 人 )。 2 - 2 調 査 方 法 お よ び 倫 理 的 配 慮 調 査 は 、 無 記 名 自 記 式 質 問 紙 を 用 い て 実 施 し た 。 調 査 票 の 配 布 回 収 に つ い て は 、研 究 の 趣 旨 や 方 法 を 書 面 に て 看 護 系 大 学 の 学 部 長 ・ 学 科 長 お よ び 責 任 者 に 説 明 を 行 い 、 実 習 指 導 を 担 当 し て い る 1 0 人 の 教 員 の 選 出 と 調 査 票 の 配 布 を 依 頼 し た 。選 出 さ れ た 教 員 に は 、研 究 の 趣 旨 、 同 意 撤 回 の 自 由 、 得 ら れ た デ ー タ の 匿 名 性 と 本 研 究 の み に 使 用 す る こ と を 文 書 で 説 明 し 、記 入 し た 調 査 票 を 同 封 し た 返 送 用 の 封 書 に て 個 別 に 郵 送 し て も ら い 、 調 査 票 の 返 送 を も っ て 本 研 究 へ の 同 意 を 得 た と し た 。なお 、本 研 究 は 福 山 平 成 大 学 看 護 学 部 倫 理 審 査 委 員 会 で 承 認 を 得 た の ち 実 施 し た( 承 認 番 号:2 5 - 1 9 )。 調 査 期 間 は 、2 0 1 4 年 5 月 下 旬 ~ 7 月 上 旬 で あ っ た 。 2 - 3 調 査 内 容 調 査 内 容 は 、 対 象 者 の 基 本 属 性 と 教 師 効 力 で 構 成 し た 。 そ の う ち の 基 本 属 性 は 性 別 、 年 齢 、 修 了 し た 看 護 教 育 課 程 、 看 護 職 経 験 年 数 、 教 員 経 験 年 数 、 職 位 、 所 属 す る 大 学 の 種 別 、 付 設 し た 病 院 施 設 の 有 無 、 専 門 領 域 、 実 習 指 導 担 当 領 域 で 構 成 し た 。教 師 効 力 に つ い て は 、坪 井 ら 1 0 )に よ る 2 8 項 目 で 構 成 さ れ た 「 教 師 効 力 尺 度 」 お よ び 実 習 指 導 に 関 す る 文 献 1 1 - 1 5 )を 参 考 に 、 研 究 者 間 で 項 目 内 容 を 検 討 し プ レ テ ス ト を 重 ね た 後 、さ ら に 内 容 を 精 選 し 、臨 地 実 習 に お け る 効 果 的 な 実 習 指 導 が で き る 教 師 の 自 信 に 特 化 し た 調 査 項 目 を 選 定 し た 。 具 体 的 な 項 目 と し て は 、「x a 1: カ ン フ ァ レ ン ス は 、 意 見 を 自 由 に- 14 - 述 べ 合 う 場 と す る 」、「x a 2 : カ ン フ ァ レ ン ス で は 、 グ ル ー プ ダ イ ナ ミ ッ ク ス を 活 用 す る 」、「x a 3 : カ ン フ ァ レ ン ス は 、 学 生 が 関 心 を も つ テ ー マ を 決 め 実 施 す る 」、「x a 4 : 受 け 持 ち 患 者 の 置 か れ て い る 状 況 を わ か り や す く 学 生 に 説 明 す る 」、「x a 5: 学 生 が 実 施 す る 看 護 行 為 の 間 違 い を 、 判 断 す る 」、「 x a 6: 看 護 ケ ア が 変 更 に な っ た 時 、 学 生 を 援 助 す る 」、「x a 7 : 学 生 個 々 の 違 い を 認 め 尊 重 す る 」、「x a 8: 学 生 の 考 え や 能 力 に 敬 意 と 信 頼 を 示 す 」、「 x a 9: 学 生 が 自 分 の 気 づ き を 表 出 す る ま で 待 つ 」、「x a 1 0:必 要 時 、学 生 と 個 別 に 面 接 を 行 う 」、 「x a 11: 実 習 記 録 を 臨 地 で の 指 導 に 活 用 す る 」、「x a 1 2: 事 前 に 実 習 病 棟 の 特 徴 を 捉 え 、 実 習 調 整 を 行 う 」、「x a 1 3 : 事 前 に 、 実 習 指 導 計 画 を 立 案 す る 」、 「x a 1 4: 実 習 の 目 的 ・ 目 標 に あ っ た 受 け 持 ち 患 者 を 選 ぶ 」、「 x a 1 5: 実 習 の 目 的 ・ 目 標 を も と に 、 実 習 評 価 を 行 う 」、「x a 1 6: 実 習 意 欲 を 高 め る よ う な 問 い か け を す る 」、「x a 1 7: 専 門 職 と し て の 態 度 や 能 力 が 学 べ る よ う に 、学 生 の 意 欲 を 刺 激 す る 」 の 計 1 7 項 目 で 構 成 し 調 査 し た 。 各 項 目 の 回 答 と 得 点 化 に つ い て は 「0 点 : で き て い な い 」、「 1 点 : ど ち ら か と い え ば で き て い な い 」、「 2 点 : ど ち ら か と い え ば で き て い る 」、「3 点 : で き て い る 」 の 4 件 法 と し 、 得 点 が 高 い ほ ど 回 答 者 の 教 師 効 力 が 高 い こ と を 示 す よ う に 設 定 し た 。 2 - 4 分 析 方 法 統 計 解 析 で は 、ま ず 、冗 長 性 の 高 い 項 目 を 削 除 す る こ と を 目 的 に 項 目 分 析 を 実 施 し た 。 具 体 的 に は 1 7 項 目 間 の 多 分 相 関 係 数 を 算 出 し 、 そ の 値 が 0. 8 を 上 回 る 項 目 ペ ア の 一 方 を 削 除 す る も の と し た 。次 に 、前 記 項 目 分 析 の 結 果 残 さ れ た 項 目 を 用 い て 探 索 的 因 子 分 析 を 実 施 し 、固 有 値 の 変 動 状 況 と 適 合 度 指 標:R M S E A 、因 子 負 荷 量 、因 子 の 解 釈 可 能 性 を 参 考 に 最 終 的 な 因 子 と そ の 所 属 項 目 を 決 定 し た 。な お 、固 有 値 の 変 動 状 況 に つ い て は カ イ ザ ー 基 準 を 用 い 、因 子 負 荷 量 に つ い て は い ず れ か の 因 子 に 0 . 3 以 上 を 示 す 項 目 を 因 子 に 所 属 す る 項 目 と し て 採 用 す る も の と し た 。 た だ し 、2 つ 以 上 の 因 子 に 0 . 3 以 上 の 因 子 負 荷 量 を 示 す 項 目 お よ び い ず れ の 因 子 に も 0 . 3 以 上 を 示 さ な い 項 目 は 削 除 す る も の と し た 。 ま た 、 探 索 的 因 子 分 析 で は 、p r o m a x 回 転 を 採 用 し 、 推 定 法 に つ い て は 重 み 付 け 最 小 二 乗 法 の 拡 張 法 (W L S M V )1 6 , 1 7 )を 用 い た 。 そ の 後 、 前 述 の 探 索 的 因 子 分
析 で 得 ら れ た 結 果 を
基 礎 に 教 師 効 力 測 定 尺 度- 15 - の 因 子 構 造 の 側 面 か ら 見 た 構 成 概 念 妥 当 性 を 確 認 的 因 子 分 析 ( 推 定 法 : W L S M V ) で 検 討 し た 。 な お 、 尺 度 の 信 頼 性 は 、 内 的 整 合 性 の 観 点 か ら M c D o n a l d の ω 信 頼 性 係 数 1 8 , 1 9 )に よ り 検 討 し た 。 前 述 し た 確 認 的 因 子 分 析 に よ る 因 子 構 造 モ デ ル の デ ー タ へ の 適 合 性 の 判 定 に は 、標 本 数 や 観 測 変 数 の 数 に 影 響 さ れ に く い 適 合 度 指 標 :C F I な ら び に R M S E A を 採 用 し た 。一 般 的 に C F I は 0 . 9 0 以 上 2 0 )、R M S E A は 0 . 08 以 下 2 1 ) で あ れ ば そ の モ デ ル は 適 合 し て も 大 き な 問 題 は な い と 判 断 さ れ る 。ま た 、因 子 構 造 モ デ ル の 標 準 化 推 定 値 ( パ ス 係 数 ) の 有 意 性 は 、 非 標 準 化 推 定 値 を 標 準 誤 差 で 除 し た 値 を 参 考 と し 、 そ の 絶 対 値 が 1 . 9 6 以 上 ( 5 % 有 意 水 準 ) を 示 し た も の を 統 計 学 的 有 意 と し た 。 以 上 の 解 析 に は 、I B M S PS S S t at i s t i c s 2 1 と M p l u s 7. 11 を 使 用 し た 。
第 3 節 結 果
3 - 1 対 象 者 の 属 性 等 の 分 布 本 研 究 で は 、 最 終 的 に 1 9 6 0 人 の 調 査 票 配 布 数 に 対 し 、 4 9 9 人 の 教 員 よ り 回 答 を 得 た( 回 収 率 2 5. 5 % ) 。 た だ し 、 統 計 解 析 に は こ れ ら の デ ー タ の う ち 分 析 に 必 要 な す べ て の 調 査 項 目 に 欠 損 値 を 有 さ な い 4 2 4 人 分 の デ ー タ ( 有 効 回 答 率 8 5 . 0 % ) を 使 用 し た 。 対 象 者 の 属 性 等 の 分 布 を 表 1 に 示 し た 。 教 員 4 2 4 人 の 属 性 分 布 の 内 訳 は 、 「 男 性 」3 6 人( 8 . 5 % )、「 女 性 」3 8 8 人( 9 1 . 5 % )で あ り 、「 年 齢 」は 平 均 4 5 . 2 歳 ( 標 準 偏 差 9 . 1 9 )で あ っ た 。修 了 し て い る 看 護 教 育 課 程 は「 大 学 院 修 士 課 程 」が 2 9 0 人( 6 8 . 4 % )と 最 も 多 く 、次 い で「 看 護 系 大 学( 編 入 含 む )」が 1 2 3 人(2 9 . 0 % )で あ っ た 。「 看 護 師 と し て の 臨 床 経 験 年 数 」は 平 均 8 . 7 年( 標 準 偏 差 7 . 9 4 )、「 保 健 師 と し て の 臨 床 経 験 年 数 」は 平 均 0 . 5 年( 標 準 偏 差 2 . 2 9 )、 「 助 産 師 と し て の 臨 床 経 験 年 数 」 は 平 均 1 . 8 年 ( 標 準 偏 差 4 . 5 1 ) で あ っ た 。 「 看 護 系 大 学 で の 教 員 経 験 年 数 」は 平 均 6 . 9 年( 標 準 偏 差 4 . 9 9 )、「 看 護 系 専 門 学 校 で の 教 員 経 験 年 数 」は 平 均 1 . 8 年( 標 準 偏 差 4 . 3 5 )、「 看 護 系 短 期 大 学 で の 教 員 経 験 年 数 」 は 平 均 0 . 9 年 ( 標 準 偏 差 2 . 7 1 ) で あ っ た 。 現 在 の 職 位 に つ い て は 「 助 教 」 が 1 52 人 ( 3 5 . 8 % ) と 最 も 多 く 、 次 い で 「 講 師 」 が 9 6 人 (2 2 . 6 % ) で あ っ た 。 所 属 大学 の 種 別 に つ い て は 「 私 立 」 が 2 5 0 人 ( 5 9 . 0 % )- 16 - と 過 半 数 を 占 め て い た 。 付 設 し て い る 実 習 施 設 に つ い て は 「 あ り 」 と 回 答 し た 者 が 1 7 4 人( 4 1 . 0 % )、「 な し 」と 回 答 し た 者 が 2 5 0 人( 5 9. 0 % )で あ っ た 。 専 門 領 域 に つ い て は 「 成 人 看 護 学 」 と 回 答 し た 者 が 1 2 5 人 ( 2 9 . 5 % ) と 最 も 多 く 、 実 習 指 導 担 当 領 域 に つ い て は 「 基 礎 看 護 学 実 習 」 と 回 答 し た 者 が 1 4 7 人 (3 4 . 7 % ) と 最 も 多 か っ た 。 表 1 対 象 者 の 属 性 の 分 布 ( n = 4 2 4 ) 性別 男性 36 ( 8.5 ) 女性 388 ( 91.5 ) 年齢 平均±標準偏差 45.2±9.19歳 ( 範囲 27-78 ) 修了看護教育課程 看護専門学校 108 ( 25.5 ) (複数回答) 看護系短期大学 56 ( 13.2 ) 看護系大学(編入含む) 123 ( 29.0 ) 大学院修士課程 290 ( 68.4 ) 大学院博士課程 92 ( 21.7 ) その他 24 ( 5.7 ) 臨床経験年数(看護師) 平均±標準偏差 8.7±7.94年 ( 範囲 0-42 ) 〃 (保健師) 平均±標準偏差 0.5±2.29年 ( 範囲 0-26 ) 〃 (助産師) 平均±標準偏差 1.8±4.51年 ( 範囲 0-30 ) 教員経験年数(看護系大学) 平均±標準偏差 6.9±4.99年 ( 範囲 0-24 ) 〃 (看護系専門学校) 平均±標準偏差 1.8±4.35年 ( 範囲 0-34 ) 〃 (看護系短期大学) 平均±標準偏差 0.9±2.71年 ( 範囲 0-19 ) 現在の職位 教授 59 ( 14.0 ) 准教授 78 ( 18.4 ) 講師 96 ( 22.6 ) 助教 152 ( 35.8 ) 助手 39 ( 9.2 ) 所属大学種別 国立 82 ( 19.3 ) 公立 89 ( 21.0 ) 私立 250 ( 59.0 ) その他 3 ( 0.7 ) 付設する実習施設 あり 174 ( 41.0 ) なし 250 ( 59.0 ) 専門領域 基礎看護学 84 ( 19.8 ) (複数回答) 成人看護学 125 ( 29.5 ) 老年看護学 46 ( 10.8 ) 精神看護学 44 ( 10.4 ) 在宅看護 20 ( 4.7 ) 母性看護学 78 ( 18.4 ) 小児看護学 47 ( 11.1 ) 地域看護学 18 ( 4.2 ) 実習指導担当領域 基礎看護学実習 147 ( 34.7 ) (複数回答) 成人看護学実習 143 ( 33.7 ) 老年看護学実習 60 ( 14.2 ) 精神看護学実習 43 ( 10.1 ) 在宅看護実習 34 ( 8.0 ) 母性看護学実習 72 ( 17.0 ) 小児看護学実習 49 ( 11.6 ) 地域看護学実習 20 ( 4.7 ) 単位:人(%)
- 17 - 3 - 2 教 師 効 力 に 関 す る 回 答 分 布 教 師 効 力 に 関 す る 1 7 項 目 の 回 答 分 布 を 、 表 2 に 示 し た 。 教 員 の 5 0 % 以 上 が「 で き て い る 」と 答 え た 項 目 は 、「x a 1 0 必 要 時 、学 生 と 個 別 に 面 接 を 行 う 」 5 4. 7 % の 1 項 目 で あ っ た 。 次 い で 、「 x a 1 5 実 習 の 目 的 ・ 目 標 を も と に 、 実 習 評 価 を 行 う 」4 4 . 8 % で あ っ た 。反 対 に 「 x a 9 学 生 が 自 分 の 気 づ き を 表 出 す る ま で 待 つ 」 と 答 え た 教 員 は 1 3 . 9 % と 最 も 少 な か っ た 。 表 2 教 師 効 力 に 関 す る 項 目 の 回 答 分 布 ( n = 4 2 4 ) xa1 カンファレンスは、意見を自由に述べ合う場とする 2 ( 0.5 ) 64 ( 15.1 ) 257 ( 60.6 ) 101 ( 23.8 ) xa2 カンファレンスでは、グループダイナミックスを活用する 2 ( 0.5 ) 106 ( 25.0 ) 237 ( 55.9 ) 79 ( 18.6 ) xa3 カンファレンスは、学生が関心をもつテーマを決め実施する 9 ( 2.1 ) 71 ( 16.7 ) 226 ( 53.3 ) 118 ( 27.8 ) xa4 受け持ち患者の置かれている状況をわかりやすく学生に説明する 3 ( 0.7 ) 46 ( 10.8 ) 273 ( 64.4 ) 102 ( 24.1 ) xa5 学生が実施する看護行為の間違いを、判断する 5 ( 1.2 ) 41 ( 9.7 ) 256 ( 60.4 ) 122 ( 28.8 ) xa6 看護ケアが変更になった時、学生を援助する 1 ( 0.2 ) 16 ( 3.8 ) 234 ( 55.2 ) 173 ( 40.8 ) xa7 学生個々の違いを認め尊重する ② 0 ( 0.0 ) 15 ( 3.5 ) 240 ( 56.6 ) 169 ( 39.9 ) xa8 学生の考えや能力に敬意と信頼を示す 0 ( 0.0 ) 33 ( 7.8 ) 264 ( 62.3 ) 127 ( 30.0 ) xa9 学生が自分の気づきを表出するまで待つ 7 ( 1.7 ) 104 ( 24.5 ) 254 ( 59.9 ) 59 ( 13.9 ) xa10 必要時、学生と個別に面接を行う 2 ( 0.5 ) 16 ( 3.8 ) 174 ( 41.0 ) 232 ( 54.7 ) xa11 実習記録を臨地での指導に活用する 2 ( 0.5 ) 29 ( 6.8 ) 209 ( 49.3 ) 184 ( 43.4 ) xa12 事前に実習病棟の特徴を捉え、実習調整を行う 1 ( 0.2 ) 27 ( 6.4 ) 213 ( 50.2 ) 183 ( 43.2 ) xa13 事前に、実習指導計画を立案する 42 ( 9.9 ) 128 ( 30.2 ) 172 ( 40.6 ) 82 ( 19.3 ) xa14 実習の目的・目標にあった受け持ち患者を選ぶ 12 ( 2.8 ) 88 ( 20.8 ) 238 ( 56.1 ) 86 ( 20.3 ) xa15 実習の目的・目標をもとに、実習評価を行う 2 ( 0.5 ) 15 ( 3.5 ) 217 ( 51.2 ) 190 ( 44.8 ) xa16 学習意欲を高めるような問いかけをする ① 1 ( 0.2 ) 48 ( 11.3 ) 280 ( 66.0 ) 95 ( 22.4 ) xa17 専門職としての態度や能力が学べるように、学生の意欲を刺激する 2 ( 0.5 ) 56 ( 13.2 ) 254 ( 59.9 ) 112 ( 26.4 ) できている ② 探索的因子分析の結果,二つ以上の因子に対して因子負荷量が0.3以上を示したため削除した項目 回 答 カ テ ゴ リ 項 目 できていない どちらかといえば できていない どちらかといえば できている ① 多分相関係数が0.878を示したため削除した項目 単位:人(%) 2)探索的因子分析の結果,二つ以上の因子に対して因子負荷量が0.3以上を示したため削除した項目 注 1)多分相関係数が0.878を示したため削除した項目
- 18 - 3 - 3 教 師 効 力 測 定 尺 度 の 妥 当 性 と 信 頼 性 の 検 討 次 に 、冗 長 性 の 高 い 項 目 を 削 除 す る こ と を 目 的 に 1 7 項 目 間 の 多 分 相 関 係 数 を 算 出 し た ( 表 3 ) 。そ の 結 果「 x a 1 6 」と「 x a 1 7 」の 項 目 ペ ア 間 に お い て 相 関 係 数 0 . 8 以 上 の 値 が 示 さ れ た た め 、内 容 を 吟 味 し「 x a 1 6 」に つ い て 尺 度 を 構 成 す る 項 目 か ら 削 除 し た 。 注 )x a 1 6 と x a 1 7 の 間 で 多 分 相 関 係 数 が 0 . 8 以 上 を 示 し た た め x a 1 6 を 削 除 し た そ の 後 、 残 さ れ た 16 項 目 を 用 い て 、 探 索 的 因 子 分 析 を 行 っ た と こ ろ 、 固 有 値 の 変 動 状 況 、 適 合 度 指 標 、 因 子 の 解 釈 可 能 性 か ら 4 因 子 が 抽 出 さ れ た ( 表 4 )。 な お 、 複 数 の 因 子 に 対 し て 因 子 負 荷 量 が 0 . 3 以 上 を 示 し た 「 x a 7 」 に つ い て は 尺 度 を 構 成 す る 項 目 か ら 削 除 し た 。 第 1 因 子 は 「 x a 1 : カ ン フ ァ レ ン ス は 、 意 見 を 自 由 に 述 べ 合 う 場 と す る 」、「x a 2 : カ ン フ ァ レ ン ス で は 、 グ ル ー プ ダ イ ナ ミ ッ ク ス を 活 用 す る 」、「x a 3 : カ ン フ ァ レ ン ス は 、 学 生 が 関 心 を も つ テ ー マ を 決 め 実 施 す る 」の 3 項 目 で 構 成 さ れ る こ と か ら【 カ ン フ ァ
xa1 xa2 xa3 xa4 xa5 xa6 xa7 xa8 xa9 xa10 xa11 xa12 xa13 xa14 xa15 xa16
xa1 xa2 0.762 xa3 0.515 0.501 xa4 0.348 0.377 0.254 xa5 0.253 0.271 0.230 0.619 xa6 0.281 0.242 0.176 0.614 0.680 xa7 0.305 0.358 0.300 0.508 0.454 0.612 xa8 0.379 0.356 0.312 0.325 0.243 0.351 0.755 xa9 0.267 0.323 0.357 0.363 0.193 0.240 0.418 0.474 xa10 0.171 0.362 0.264 0.336 0.283 0.422 0.414 0.351 0.365 xa11 0.269 0.312 0.198 0.431 0.376 0.394 0.409 0.285 0.280 0.568 xa12 0.244 0.357 0.180 0.453 0.413 0.459 0.377 0.252 0.279 0.506 0.531 xa13 0.088 0.279 0.181 0.281 0.243 0.209 0.261 0.241 0.106 0.293 0.370 0.482 xa14 0.210 0.315 0.209 0.318 0.375 0.381 0.313 0.178 0.260 0.366 0.305 0.540 0.330 xa15 0.342 0.384 0.203 0.406 0.397 0.376 0.370 0.234 0.277 0.496 0.520 0.586 0.337 0.489 xa16 0.350 0.504 0.293 0.476 0.387 0.384 0.487 0.444 0.489 0.465 0.380 0.410 0.352 0.365 0.485 xa17 0.311 0.479 0.318 0.502 0.412 0.395 0.453 0.457 0.414 0.400 0.435 0.423 0.361 0.355 0.503 0.878 表 3 教 師 効 力 に 関 す る 項 目 の 相 関 行 列
- 19 - レ ン ス を 進 め る 自 信 】 と 解 釈 で き た 。 第 2 因 子 は 「 x a 1 0: 必 要 時 、 学 生 と 個 別 に 面 接 を 行 う 」、x a 11 「 実 習 記 録 を 臨 地 で の 指 導 に 活 用 す る 」、「 x a 1 2 : 事 前 に 実 習 病 棟 の 特 徴 を 捉 え 、 実 習 調 整 を 行 う 」、「x a 1 3: 事 前 に 、 実 習 指 導 計 画 を 立 案 す る 」、「x a 1 4 : 実 習 の 目 的 ・ 目 標 に あ っ た 受 け 持 ち 患 者 を 選 ぶ 」、 「x a 1 5: 実 習 の 目 的 ・ 目 標 を も と に 、実 習 評 価 を 行 う 」、「 x a 1 7: 専 門 職 と し て の 態 度 や 能 力 が 学 べ る よ う に 、学 生 の 意 欲 を 刺 激 す る 」の 7 項 目 で 構 成 さ れ る こ と か ら 【 実 習 指 導 を 行 う 自 信 】 と 解 釈 で き た 。 第 3 因 子 は 「 x a 8 : 学 生 の 考 え や 能 力 に 敬 意 と 信 頼 を 示 す 」、「x a 9 : 学 生 が 自 分 の 気 づ き を 表 出 す る ま で 待 つ 」 の 2 項 目 で 構 成 さ れ て い る こ と か ら 【 学 生 を 尊 重 す る 自 信 】 と 解 釈 で き た 。 第 4 因 子 は 「 x a 4 : 受 け 持 ち 患 者 の 置 か れ て い る 状 況 を わ か り や す く 学 生 に 説 明 す る 」、「x a 5 : 学 生 が 実 施 す る 看 護 行 為 の 間 違 い を 、 判 断 す る 」、「x a 6 : 看 護 ケ ア が 変 更 に な っ た 時 、 学 生 を 援 助 す る 」 の 3 項 目 で 構 成 さ れ る こ と か ら 【 看 護 実 践 が で き る 自 信 】 と 解 釈 で き た 。 表 4 教 師 効 力 測 定 尺 度 の 探 索 的 因 子 分 析 の 結 果 因子名 xa1 0.947 -0.138 -0.042 0.080 xa2 0.828 0.186 -0.039 -0.079 xa3 0.515 0.015 0.146 -0.028 xa10 -0.082 0.698 0.195 -0.107 xa11 -0.054 0.681 0.071 0.019 xa12 -0.043 0.826 -0.128 0.092 xa13 -0.044 0.579 -0.009 -0.044 xa14 0.043 0.581 -0.123 0.120 xa15 0.096 0.730 -0.114 0.041 xa17 0.151 0.391 0.214 0.090 xa8 0.015 -0.088 0.977 -0.056 xa9 0.129 0.169 0.418 -0.060 xa4 0.119 0.144 0.066 0.577 xa5 0.043 0.074 -0.091 0.812 xa6 -0.079 0.075 0.134 0.756 xa7(削除) -0.093 0.008 0.747 0.305 固有値 6.501 1.668 1.299 1.104 因子寄与率(%) 40.6 10.4 8.1 6.9 RMSEA 0.052 因子間相関 1.000 0.475 1.000 0.489 0.518 1.000 0.345 0.562 0.441 1.000 第1因子 カンファレンスを 進める自信 第2因子 実習指導を行う自信 第3因子 学生を尊重する自信 第4因子 看護実践ができる 自信 因 子 負 荷 量
- 20 - 以 上 の 結 果 を 基 に 、 計 1 5 項 目 で 構 成 さ れ る 教 師 効 力 測 定 尺 度 の 4 因 子 二 次 因 子 モ デ ル の 因 子 構 造 の 側 面 か ら 見 た 構 成 概 念 妥 当 性 を 確 認 的 因 子 分 析 に よ り 検 討 し た と こ ろ 、 適 合 度 指 標 は χ2 ( d f ) = 2 2 4 . 3 0 2 ( 8 6 ) 、 C F I = 0. 9 6 7 、 R M S E A = 0 . 0 6 2 で あ っ た ( 図 1 )。 変 数 間 の 関 連 性 に 着 目 す る と 、 因 子 構 造 モ デ ル に お い て 仮 定 し た 関 連 性 は す べ て 統 計 学 的 に 有 意 な 関 連 性 を 示 し て い た 。こ の と き の 第 二 次 因 子 か ら 第 一 次 因 子 に 対 す る パ ス 係 数 、第 一 次 因 子 か ら 観 測 変 数 へ の パ ス 係 数 は い ず れ も 正 値 で あ り 、具 体 的 に は 、第 二 次 因 子 か ら 第 一 次 因 子 へ の パ ス 係 数 は 0 . 6 0 9 - 0 . 8 9 1 の 範 囲 に あ っ た 。 第 一 次 因 子 か ら 観 測 変 数 へ の 具 体 的 な パ ス 係 数 は 、【 カ ン フ ァ レ ン ス を 進 め る 自 信 】 は 0. 6 0 9 - 0 . 9 3 5 、【 実 習 指 導 を 行 う 自 信 】は 0 . 4 94 - 0 . 7 5 6 、【 学 生 を 尊 重 す る 自 信 】は 0 . 6 7 5 - 0 . 7 0 2 、【 看 護 実 践 が で き る 自 信 】は 0 . 7 7 9 - 0 . 8 22 の 範 囲 に あ っ た 。 ま た 、 教 師 効 力 測 定 尺 度 の 信 頼 性 を ω 信 頼 性 係 数 で 検 討 し た と こ ろ 、 値 は 0 . 8 4 4 で あ っ た 。 な お 、 下 位 因 子 毎 の ω 信 頼 性 係 数 に つ い て は 【 カ ン フ ァ レ ン ス を 進 め る 自 信 】 が 0 . 7 4 6 、【 実 習 指 導 を 行 う 自 信 】 が 0 . 7 7 3 、【 学 生 を 尊 重 す る 自 信 】 が 0 . 6 40 、【 看 護 実 践 が で き る 自 信 】 が 0 . 7 55 で あ っ た 。 図 1 教 師 効 力 測 定 尺 度 の 確 認 的 因 子 分 析 結 果 注 ) モ デ ル 識 別 の た め 制 約 を 加 え た パ ス に は 短 剣 符 ( † ) を 付 し た n=424 χ 2=224.302 df=86 CFI=0.967 RMSEA=0.062 (推定法:WLSMV) 教師効力 カンファレンスを 進める自信 看護実践が できる自信 学生を 尊重する自信 実習指導を 行う自信 xa1 xa2 xa3 xa4 xa5 xa6 xa8 xa9 xa13 xa15 xa14 0.609† 0.804† 0.609 0.935 0.822† 0.809 0.779 0.702† 0.675 0.494 0.730 0.604 0.891 0.746 0.765 xa10 xa12 xa11 0.687† 0.756 0.697 xa17 0.718 ※モデル識別のために制約を加えたパスには†(短剣符)を付した
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第 4 節 考 察
本 研 究 は 、直 接 実 習 指 導 に 携 わ る 教 員 の 教 育 力 の 解 明 に 資 す る 基 礎 資 料 を 得 る こ と を ね ら い と し て 、実 習 指 導 に 関 連 し た 教 師 効 力 を 測 定 す る 尺 度 の 開 発 を 目 的 に 行 っ た 。本 研 究 で は 構 造 方 程 式 モ デ ル を 用 い た 確 認 的 因 子 分 析 に 必 要 な サ ン プ ル は 確 保 で き た が 、探 索 的 な 因 子 分 析 に お け る サ ン プ ル 数 が や や 少 な い こ と は 否 め な い 。し か し 、全 国 規 模 で 看 護 系 大 学 の 教 員 の デ ー タ が 得 ら れ た こ と 、ま た 職 層 に お い て 実 習 指 導 を 担 当 す る 助 手 に 限 定 せ ず 、他 の す べ て の 職 層 で 直 接 実 習 指 導 に 携 わ っ て い る 教 員 を サ ン プ ル と し た こ と は 評 価 で き る と 考 え る 。ま た 統 計 解 析 で は 、探 索 的 因 子 分 析 に 先 立 ち 冗 長 性 の 高 い 項 目 を 、4 件 法 の デ ー タ は 厳 密 に は 質 的 デ ー タ で あ る こ と を 考 慮 し て 多 分 相 関 係 数 を 基 礎 に 削 除 し た こ と 、 ま た 探 索 的 因 子 分 析 も 回 転 法 に p r o m a x 回 転 、推 定 法 に W L S M V を 採 用 し 因 子 の 抽 出 を 試 み た こ と も 評 価 で き る と 考 え る 。 な お 、 信 頼 性 の 検 討 に は ω 信 頼 性 係 数 を 算 出 し た が 、 デ ー タ が カ テ ゴ リ カ ル で あ る こ と を 考 慮 す る な ら 適 切 な 選 択 で あ っ た と 推 察 さ れ る 。そ の 結 果 、探 索 的 な 因 子 分 析 に お い て は 4 因 子 を 抽 出 す る こ と が で き た 。そ れ ら は 【 カ ン フ ァ レ ン ス を 進 め る 自 信 】、【 実 習 指 導 を 行 う 自 信 】、【 学 生 を 尊 重 す る 自 信 】、【 看 護 実 践 が で き る 自 信 】 と 命 名 さ れ た が 、 助 手 を 対 象 と し た デ ー タ か ら 抽 出 さ れ た 坪 井 ら 1 1 )に よ る 研 究 の 7 因 子 に 大 き く 矛 盾 す る も の で は な か っ た 。 次 い で 本 研 究 で は 前 記 の 4 因 子 を 第 一 次 因 子 、実 習 指 導 に 関 連 す る「 教 師 効 力 」を 第 二 次 因 子 と す る 二 次 因 子 モ デ ル が 、デ ー タ に 適 合 す る こ と を 明 ら か に し た 。こ の こ と は 、1 5 項 目 4 因 子 で 構 成 さ れ る 測 定 尺 度 の 構 成 概 念 妥 当 性 が 統 計 学 的 に 支 持 さ れ 、概 念 的 一 次 元 性 を 備 え た 測 定 尺 度 が 開 発 で き た こ と を 意 味 す る 。信 頼 性 係 数 も 適 切 な 範 囲 に あ り 、数 量 的 な 加 算 性 も 統 計 学 的 に 支 持 さ れ た と い え る 。 心 理 尺 度 は 、 あ る 概 念 ( 変 数 ) に つ い て 安 定 し た 測 定 結 果 を 得 る た め に 、 高 い 妥 当 性 と 信 頼 性 を 兼 ね 備 え て い る こ と が 肝 要 で あ る 。ま た 、目 的 と し た 概 念 を 安 定 し て 測 定 で き る こ と は 概 念 と 概 念 の 関 係 性 を 実 証 的 に 検 討 す る 上 で 重 要 な 要 件 の 一 つ で あ る 。本 研 究 で 検 討 し た 構 成 概 念 妥 当 性 は 、基 準 関 連 妥 当 性 と 内 容 的 妥 当 性 を 含 む 上 位 概 念 で あ り 、高 い 妥 当 性 を 持 つ 心 理 尺 度- 22 - は 必 然 的 に 高 い 信 頼 性 を 兼 ね 備 え て い る 2 3 )。そ の 意 味 で は 、本 研 究 に お い て 教 師 効 力 測 定 尺 度 の 構 成 概 念 妥 当 性 が 支 持 さ れ た こ と は 、妥 当 性 と 信 頼 性 を 兼 ね 備 え た 尺 度 で あ る と 言 え る 。本 研 究 で 開 発 さ れ た 教 師 効 力 測 定 尺 度 を 用 い る こ と に よ り 、教 員 の 教 師 効 力 を 向 上 さ せ る た め の 要 因 を 解 明 す る こ と や 、 教 師 効 力 が 教 員 の 特 性 や 能 力 に 及 ぼ す 影 響 、実 習 指 導 に お け る 教 員 の 指 導 力 と の 関 連 性 等 を 明 ら か に す る こ と を 企 図 し た 研 究 に 一 定 の 貢 献 を も た ら す こ と が 期 待 で き る 。 更 に 、 本 研 究 の よ う な 知 見 の 蓄 積 が 、 今 後 の わ が 国 に お け る 看 護 系 大 学 の 実 習 指 導 に お け る 教 育 の 質 の 向 上 や 、よ り 一 貫 し た 体 系 化 に 寄 与 で き る も の と 確 信 し て い る 。
第 5 節 結 論
本 研 究 に お い て 、実 習 指 導 に 関 連 し た 教 師 効 力 を 測 定 す る 尺 度 が 開 発 で き た 。本 尺 度 は 、臨 地 実 習 に お け る 教 員 の 評 価 や そ の 関 連 要 因 を 検 討 す る 上 で 、 有 益 な 道 具 と な る こ と が 推 察 さ れ た 。教 師 効 力 測 定 尺 度 を 活 用 す る こ と に よ り 、教 員 が 自 ら の 教 師 効 力 に つ い て 考 え る 機 会 と な り 、実 習 指 導 に 必 要 な 教 師 効 力 を 高 め る た め の 一 助 に な る と 考 え る 。- 23 -