• 検索結果がありません。

JAIST Repository: バンガロール・バイオクラスターのカスケーディング・スピンオフについて((ホットイシュー) アジアのイノベーション・システム (4), 第20回年次学術大会講演要旨集II)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "JAIST Repository: バンガロール・バイオクラスターのカスケーディング・スピンオフについて((ホットイシュー) アジアのイノベーション・システム (4), 第20回年次学術大会講演要旨集II)"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

バンガロール・バイオクラスターのカスケーディング

・スピンオフについて((ホットイシュー) アジアのイ

ノベーション・システム (4), 第20回年次学術大会講

演要旨集II)

Author(s)

藤原, 孝男

Citation

年次学術大会講演要旨集, 20: 782-785

Issue Date

2005-10-22

Type

Conference Paper

Text version

publisher

URL

http://hdl.handle.net/10119/6243

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す

るものです。This material is posted here with

permission of the Japan Society for Science

Policy and Research Management.

(2)

2L0l

のい

﹂ つ

タに

スフ

ラオ

クン

オ 。 ヒ

イス

・ グ

ルン

一イ

ロデ

ガ一

ンケ

バス

0

藤原孝男 (

豊橋技術科学大

) 序 バンガロール (Bangalore) は、 IT 産業、 中でもソフトウエア 産業では世界的に 注目されるクラ スタ一であ る。 シリコンバレーが、 インテルをはじめとする 情報産業に加えて、 ジェネンテック を中心とするバイオ 産業の拠点にもなったように、 バンガロールも、 現在、 バイオベンチヤ 一の 創業支援策によって、 ソフトウエア 産業での成功物語を 次世代のバイオ 産業にても再現しようと している。 ベンチャ一の 一般的特徴として、 ティモンズによれば、 米国の第 2 次大戦後の技術革新のかな りの割合が、 中小企業・ベンチャ 一によって遂行されているが、 他方で、 創業後 6 年以内に 6 割 以上の企業が 倒産する傾向にあ るという (Timmons2003) 。 このようなべンチャ 一の多産 多 死によ る画期的革新実現化の 経済的妥当性ほどのように 判断すべきであ ろうか。 ベンチャーとは、 アイデアを事業化するためのリアルオプションのポートフォリオ (Smith 2004) によってリスクヘッジできる 意思決定システムと 定義する。 また、 クラスターとは、 大学、 ベンチャーキャピタル、 大企業などの 創業インフラを 基に、 創業ノウハウが 地域内で共有され、 創業・スピンオフに 伴い専門・連携ネット ヮ 一タ が 変化するリスク 分散型の技術革新の 実験場と する。 本稿での分析枠組みは、 l 」スタ分散型の 専門連携 ネ、 ッ トワーク上でのカスケーディンバ・スピ ンオフによるリスクヘッジとし、 創業ノウハウの 共有・再利用による 経済性、 専門連携ネットワ ータでのリスタ 対応の分業、 カスケーディンバ・スピンオフによるリアルオプション 設定などが 各視点となり ぅる 。 研究目的は、 バンガロールのバイオクラスタ 一でのべンチャー 創業に伴うリスク 分散の経済性

検討であ る 1 . バイオタラスタ 一の現状 2005 年でのインドの 登録済みバイオ 企業 265 社の内、 131 社がカルテタカ (Karnataka) 州に立 弛 し、 過去 6 年間に 35 社から 3.7 挺 w れ ㎏Ⅱの l( イオ 企 圭の推移 倍 に増加している。 事業領域では、 農水産で 48% を占め、 高付加価値 の医療 17% 、 バイオインフォマテ ィクス 13% は、 今後の振興対象に なっている。 また、 川内バイオベ ンチャーは合計Ⅰ億ドルのべンチ ャ一 投資を受け、 投資金額は 1991 一 2001 年の間に 4 倍に増加して いる。 このような州内企業の 中の 127 社がバンガロールに 拠点を置

づ 2 5 " f くダ打 ミ ⅠⅠⅠⅡ し l 1 Ⅰ " Ⅰ n 串 Ⅰ 2003 音 的。 而而 。

(3)

、 雇 2 き のの 国内の 47 用を生み @ 機関が 、 l バイオ イ : 9 姥 出し 同市 ノブオ 7 テ l3 Ⅹ サービス の バイオ企業がバンガロールに 集中している。 同市のバイオ 企業は、 7,500 人 、 その内の 3,500 人は科学者であ る。 また、 バイオ分野の 国内 COE6 機関の内 に位置している。 Kamalaka 川のバイオ全集 めサ莱 Ⅰ 珂 2 ㏄ 5 年 ) こうして、 バンガロールは、 アジアで最も 成長スピードの 高 その他 エ集 い バイオクラスタ 一の 1 つと 考 えられている。 バンガロール・バイオクラス タ 一の沿革は、 1970 年代後半の 酵素企業の設立に 始まり、 1990 年前後の 2 研究機関の設立、 1990 年代後半の モ ンサントの IISc キャンパス 内 研究所設立 後、 2000 年から基礎研究機関 ス ピンオフや州政府に よ るバイオ

。 。 :GOv,m 。 " 。 ,ね " 。 ・。 。 。 "" 。 。 。 レ 。 , 産業振興政策が 本格化してい る バンガロール・バイオクラスタ 一の沿革 l 年 l 事項 1978 l

国内最初のバイオ

企業 BioconIndia の創業

1989@ Jawaharlal@ Nehru@ Center@ for@Advanced@ Scientific@ ResearcL JNCASR)0

t@

1991National,entre’or。iologicalヾciencesゝata!nstitute{f:undamental

Research(NCBS/TIFR)oJSu ク Ⅱ ハ Ⅱ ノ ゲ 物 植

パ立

田プ

ⅠⅠ @ ジ

ぬビ

n の

パ立学

偲設官

Ⅱを

産 力 一の ぬ

タオ

打ンイ

セバ

五発 る o

開よ

㎡究に

的所 府 8 0 9 0 9 0 2

2000IISc

Genomics 研究者による の設立

国内最初のバイオインフォマティクス

企業

Strand

2000 NCBS 研究者による 植物 ゲ ノミ企業 Avesthagen の設立

2001 州政府がバイオ 政策 MillenniumBiotechPolicy の発表

2002 Institute ofBioinformatics & Applied Biotechnology の州政府と ICICI 銀

待 とによる共同設立 ヱ小 調 の 業 産 オ イ 力 め ㎜ 肚偶 C Ⅱ

血玉

㏄ しパ

ぬ指オ

ぬ目イ

㎎を バ B

興る

振よ

ぬたに

2 2 0 0 0 一 783 一

(4)

Ⅱ.創業インフラと

支援政策

バンガロール ほ ・

IBM

HP

Cisco

TI

をはじめⅠ

25

社の多国籍企業と

1,000

社のソフトウエ

企業が立地し、 12 万人の IT 専門家を抱えるインドの IT クラスターとして 成功している。

州政府は、 このような既存 IT タラスタ一に 加えて、 HISc

、 JNCASR 、 NCBS のような研究機

関 ・ AstraZeneca 、 M0nsanto 、 Novo Nordisk のような大企業、 IC ICI Ⅴ entures 、 APID C Venture

C

apital

をほじめとする

多数の

VC

及び

Wipro

Infosys

のような成功 IT

ベンチャ一のような

イオベンチャ 一関連の既存資源を

活用して、

バイオクラスタ 一の立ち上げを

構想している。

戦略では、 地域の優位性をコスト・パフォーマンスに 優れた R&D 能力と、 英語・技術訓練を

受けた豊富な 労働力として、 ターゲットには 大企業からの 受託研究を行な

バイオソーシンバ

CRO/CRC

としての

(Bio.sourcing)

と、 バイオインフォマティク

とに絞ってい

バイオクラスタ 一戦略を実現するための 方法として、 州政府に対して 戦略助言を行な

産官学

ビジョン・バループの 形成、 資源の活用から 優遇税制まで 含めた戦略方針としての Millennium

BiotechPolicy

、 年間行事として 講演会・展示会の

BangaloreBio

、 バイオインフォマティクス

門の研究機関 IBAB 、 産業振興・規制担当団体の KBDC 、 そして IISc と Univ, 0fAgricultural

Sciences

何 AS) を結ぶバイオコリダ

ーへの

バイオパークの 建設などが含まれる。

バンガロール・バイオクラスター 振興メカニズム

大学 IT バイオ クラスター クラスター 大企業 vc 州政府 & ビジョン・

グループ

Ⅲ.創業モデル

代表的なバイオベンチャーを 参考に、 創業モデルの 類型化を行なう。 最も成功している

Biocon

は、 アイルランド 企業との合弁による 酵素製造企業として

1978

年に創業し、

「 麹

」などの酵素

術を基盤に、 醸造からバイオ

医薬 ( 自社製品 )

の製造に多角化し、

1994

年には創薬子会社

Syngene

を、

2000

年には臨床開発子会社

Clinigene

をスピンオフさせ、

2004

年には

11

億ドルの市場価値

にて IPO に成功し・他のべンチヤ 一 への目標になっている。 また・キューバ 企業 CIMAB との新

薬候補に関する 合弁企業を持ち、 Biocon は Genencor 、 Syngene は Neogenesis 、 Clinigene は

Surromed

などの米国企業と 提携している。 また、 社長はビジョン・バループ 及びバイオベンチ

ャ一組織 ABLE の両方の会長であ る。

Strand Genomics

は、

IISc の 4 人のコンピュータ・サイエンス 研究者によって、 2000 年に創 業

されたバイオインフォマティクス 企業であ る。 会社は

HISc

に隣接し継続的な 交流を図りながら、

(5)

データマイニンバ、 オリゴ設計、 マイクロアレイイメージ 解析、 心臓・肝臓の 臓器毒性の ins Ⅲ co 予測モデルのなどソフトウエア

技術を基に、 遺伝子同定、

医薬関連分子特性のモデル

化・予測、

コンパウンド・ライブラリ

一の設計、

マイクロアレイ 実験用の最適なオリゴヌクレオチド・プロ

ープの設計自動化、 発現遺伝子の 認識・計量化、

X

線結晶に関するイメージ 分類などの

臨床、

化学、 医療など用途に 応用する製品を 開発している。 また、 社長は、 バイオベンチャ 一組織 ABLE

の総書記でもあ る。 Avestahagen は 、 既に 1998 年に

NCBS

及び

UAS

にてアカデミックなプロジェクトとしてス

タートし、 個人投資家からのシードファンドを 基に農業ゲノム・プロテオームの 研究を本格化さ

せた。

2000

年にほ、 IBAB も入居する International

Technology

Park

に移動し、

2001

年には

ICICIVentures 、 Tata 、 GlobalTrustBank からの第

1

ラウンド VC 資金として 200 万ドルを 取

得した。 その後も投資家を 増やし、 本社が糖尿病・

肥満・ 骨

密度などに関する 予防個人医療向け

0 機能性食品の 研究をしながら、 医薬・農業バイオ 関連の受託研究担当子会社 AvestahagenPro 、 1998 年に食品安全・

GMO 試験を担当する 子会社

AQUAS

、 そして

2006

年の立ち上げを 目指し、

自己免疫

・癌に対するバイオ 医薬製造子会社 Avestha

Biotherapeutics

をスピンオフさせてい

る。 この他に、

米国・

EU

に市場・資金に 関する情報収集拠点をも 設けている。 提携先には、

AstraZeneca 、 Nestle などが含まれ、 社長はビジョン・バループのメンバ 一であ る

バンガロール・バイオベンチャ 一の創業モデル

タイプ

企業 例 製造から開発への 転換型 BioconIndia

研究機関スピンオフ 型 Strand@ Genomics , Avesthagen

米国からの帰国型 Triesta@Sciences , Aurigene , Gangagen , Bhat

IT 企業からのスピンオフ WiproBiomed, Wypro GE MedicalSystems

結び

Biocon

は酵素の製造ノウハウを 基盤にボトムアップ 式にバイオ医薬の 開発に事業拡張を

行な

った企業で、 ドメインを酵素製造技術、 酵素関連

分子におきながらも、 バイオ創薬・ 臨床開発

各子会社を医薬開発連鎖に 加えて、 自社医薬の開発や 受託開発を行なっている。 Strand

Genomics や Avesthagen はむしろ大学究ベンチャーとして 当初から開発志向で、 Strand

Genomics はバンガロールの 特性を活かしたバイオインフォマティクス 企業として、 Avesthagen

は大企業を提携

として農業ゲノムの 受託研究をしながら、 機能性食品から 医薬開発に、

スピン オフを通して 多角化を図っている。 他に、 米国大学からの 帰国研究者による 創業や、 IT ベンチヤ 一 からのスピンオフもみられる。

こうして、 シリコンバレ 一でのフェアチャイルド

ベンチャ一のように、 クラスタ一内での

報交換によってカスケーディンバ 的に多様な実験的スピンオフが 創出されるが、 経済的妥当性を

保証するためには、 事業・技術評価、 プロジェクト 選択、 資源のシフトにおいて、

ビジョン・ グ ループのような 目利き集団が 重要となるように 思われる。 参考文献

Timmons , J , A ., New@Venture@ Creation , McGraw ・ Hill , 2003.

Smith , R , L ・ &@Smith , J , K ・, Entrepreneurial@Finance(2n'i@ed. Ⅰ Wiley , 2004

参照

関連したドキュメント

睡眠を十分とらないと身体にこたえる 社会的な人とのつき合いは大切にしている

究機関で関係者の予想を遙かに上回るスピー ドで各大学で評価が行われ,それなりの成果

関係委員会のお力で次第に盛り上がりを見せ ているが,その時だけのお祭りで終わらせて

学生部と保健管理センターは,1月13日に,医療技術短 期大学部 (鶴間) で本年も,エイズとその感染予防に関す

が作成したものである。ICDが病気や外傷を詳しく分類するものであるのに対し、ICFはそうした病 気等 の 状 態 に あ る人 の精 神機 能や 運動 機能 、歩 行や 家事 等の

えて リア 会を設 したのです そして、 リア で 会を開 して、そこに 者を 込 ような仕 けをしました そして 会を必 開 して、オブザーバーにも必 の けをし ます

創業当時、日本では機械のオイル漏れを 防ぐために革製パッキンが使われていま

子どもたちは、全5回のプログラムで学習したこと を思い出しながら、 「昔の人は霧ヶ峰に何をしにきてい