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ご挨拶

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Academic year: 2021

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ご挨拶

著者

井上 琢智

雑誌名

時計台

73

ページ

1-1

発行年

2003-09-01

URL

http://hdl.handle.net/10236/8822

(2)

ご 挨 拶

関西学院は、米国南メソヂスト監督教会より派遣されたW. R. ランバスにより1889(明 治22)年神戸原田村(現在の神戸市王子公園)にキリスト教主義を建学の精神とする私 塾として誕生しました。 この建学の精神は、西宮上ケ原キャンパスに移り1932(昭和7)年に設立された大学 にも受けつがれ、すでに大きな教育成果を挙げていた高等学部の初代部長で後に第4代 院長になったC. J. L. ベーツ院長が提唱したスクール・モットー“Mastery for Service” として具体化し、現在もなお、在校生・卒業生の間に生き続けています。このスクー ル・モットーは、人びとに奉仕できる、社会に役立つ知性と人間性を、自らの主体性を 持って磨き上げよ、ということを意味しています。この知性を磨く場として図書館は、 創立当初から「書籍館しょじゃくかん」として重視され、また、移転後の西宮上ケ原キャンパスでは W.M.ヴォーリズの設計理念である「生きることの意味を語りかける設計」の中心に据え られた時計台に置かれました。今回ご覧いただくことになった「書物としての聖書」の 数々やそれを教育の場で活かすために描かれたヴォーリズの設計図は、関西学院にとっ てこれまでも、これからも欠かすことの出来ないもっとも重要な史料です。 また、関西学院はその創立時から兵庫・神戸の地に根ざした教育・研究活動を行って きました。それは「ミナト神戸」を支えるビジネス・パーソン育成のための「商学・経 済学」教育であり、豊かな心を育てる全人教育に取り組んできました。これらを支えた のがここに展示した「灘酒造」文書や「兵庫県漁具図解」であり、経済学の多くの古典 であり、会計学の古典です。さらに、多くの関西学院関係者がかかわったのが「神戸モ ダニズム」の世界−ジャズ、絵画、文芸など−です。今回ご覧いただけるのは、「神戸芦 屋」に花咲いた短歌の世界です。与謝野晶子とその愛弟子丹羽安喜子との親密な関係を 示す書簡・添削文書類は今回初めてその内容が公開されるものです。 これら今回展示しました書籍・資料・文書は関西学院のこれまで114年にわたる教育・ 研究の歴史の一端を示すものですが、この展示を通じて関西学院への想いを、そして憧 れを少しでももっていただければ幸いです。 関西学院大学図書館長 

井上鞜智

1 No.73

参照

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