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北海道の区町村税地租制度の変遷と農民負担

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(1)Title. 北海道の区町村税地租制度の変遷と農民負担. Author(s). 沢口, 信光. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. B, 社会科学編, 23(1): 27-39. Issue Date. 1972-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/4377. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 第 23 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部B). 昭和4 7年9月. 北海道の区町村税地租制度の変遷と農民負担. 沢. 信. 口. 光. 北海道教育大学旭川分校経済学研究室. Nobumit su SAWAGUC日工;. A Study on the Hi tory of the s. Land Tax System of Towns and Vi lages in l 日okkaido, and Fan.ers Burden to that. ま. え. が. き. すでに筆者は北海道学芸大学紀要, 第8巻, 第9巻, 第10巻において戦前の開拓過程において北 海道に施行された地租制度の特殊性を論じたのであるが, 今回, 区町村段階での地租制度を論じ, さらにこの段階での特殊性を明らかにするとともに, すでに論じた 負担軽減の保護政策がこの段階. でも貫徹されているか否やを究明しようとするものである. 第1項. 北 海道の区 町村の行政・財政制度の概察. まず最初にあげておくべきことは, 国全体として明治初期の町村費は地方費と合せて民費と称さ. れ, それは国費に対する意味での民費であるが, 初期においては地方費と合せて混 在することであ る. いま, そうした状況をみるために地方の行政状況を辿ることとする.. 明治4年7月, 廃藩置県が行なわれ, 従前諸藩分領による北海道の開拓も4年8月 には諸藩一斉 に返上を命ぜられ, 本道で最も長く分領地として管轄 したものにあ ってもその期間は漸く2年3 ヶ. 月に過 ぎず, ここに北海道開拓は開拓使の一円直轄の下に押し進められる. これよ り先, 政府は明 70号布告戸籍法を制定 し戸数人員の掌握を期したがその意図するところ 「戸 治4年4月太政官第1 数人員ヲ詳ニ シテ張りナラサルシムルハ 政府ノ最 モ先 シ重スル所 ナリ夫全国人民ノ保護 ハ大政ノ 本 務ナルコ ト素ヨリ云フラ待タス……」 とするも中央政府の集権的統治の前提作業であ ったと思われ る. しかもそれは従前の末端政治組織を, 即ち, 従前の自然発生的行政村を改め,より大きい政治組. 織に改める措置をともなうものであ った, 即ち戸籍法は 「凡ソ区画ヲ定ムル讐ノ ・1府1郡ヲ分テ何 区或ノ・何 十 区 ト シ其 一 区 ヲ 定 ムル ハ 4, 5 丁 若 ク ハ 7, 8 村ヲ組スヘシ然し共其小ナル モノ ハ数十 二及ヒ大ナルモノ ハー, 二二止ルモ都テ其時宜 ト便利二任セ妨ケナシ」 として行政組織として区画. 制度をとることを示めし, こえて5年4月太政官布告第11 7号をも って従来の荘官名主年寄を廃止 し, 4年の戸籍法によ って各区におかれた戸長副戸長をして土地人民に関する従来の 業務を継承せ. しめた。 ー ) さらに5年10月大蔵省布告第146 号は一区総括のため大区には区長, 小区には副区長を おく ことを許した, 2 ) 区画制の規模は全て時宜と便利にまかされたとは言え, その実施された結果 一 27 一.

(3) . lof Hokka ido Univer i i i t Journa t t s on (Sec on I B) y of Educa. Vo l .23 No .I. Sept , ,1972. は府県の下に教区の大区を置き, 大区は更に数小区をおき, 小区は数町村を包含する ビラミ ッ ト型 であ った, ところでこのような区画制は本道にも実施され, 5年2月より函館が3大区50小区おか れたのに続いて6年1月日高十勝に, 6年5月渡島胆振に, 7年2月 石狩後志とつづ く の で あ る. が, その際凡そ各郡を1大区に, 大区をそれぞれ村数の多少によ って1小区~4小区に分 った, か くして本道もまた区画制の実施ができ上るのであるが, 9年9月には大小区の区画の改編が行なわ 6郡に分けられているから大区は国より小さく郡の 1国8 れ, 全道は30大区 (明治2年8月エ ゾ地が1. 区画より大きいことになる) に分けられ, その下に166小区が設けられた, それはともかく 5年2 月から始まる本道区画制によ って大区には区長, 小区には戸長, 町村には戸長の部下として副戸長. がおかれた. かく して本道もまた小区が地方行政の基本単位となり自 然発生の町村は行政単位とし ての地位 :を喪失して小区の中に包括されるに到 った. 且つ小区の議決機関として総代副総代が設け られ (明治7年5月開拓使布達第6号) 3 ) , 同時に小区の区入費分賦概則が次のように設けられた, 「明治7年. 開拓使管内布達. 第5号. 5月23日. 毎区扱所入費取立ノ義従来ノ侭施行致来各所異同有之趣ノ処自今別記ノ通相定候条此旨布達候事 (別記) 区入費分賦概則 1 . 扱所造営並修繕費 1 , 同所内需要ノ什器並筆墨紙炭油費 1 . 同所小使給料 1 . 掲示場建設並修繕費. 1 . 道路掃除並便水所入費 ・官費ノ事 1 . 用悪水道小修繕費 但新築並大破損ノ 分ノ 1 , 消防入費 1 . 迷子棄子臨時手当入費 1 , 本籍知レサル者溺死行倒病気等手当入費. ・毎戸ノ 貧富二随ヒ上中下3等二区別シ之ヲ分賦 ・小間割ノ法ヲ用 ヒ…… 村落ノ 諸入費ノ分賦市街ノ スヘキ事 (圏点筆者) 」なお, 9年10月 開拓使第130号公布によ って総代副総代は金殻公借共有物取. 扱土木起工等の事に預るを以 って本務とする. ことが示された. 但し総代副総代の制度は11年6月 11年 6月開拓使第8号達) 廃止され ( ,代りに複数の総代人が登場する. 総代人は後述11年6月開拓 使乙第19号布達によ って登場するのであるが, 総代副総代に引続く財政決定機関として 重 要 で あ り る. 総代人制度はその後区叢 , 1級町村制ないし2級町村制の施行まで継続され, さらにそれの施. 行されない戸長制町村において長く継続された ものである. さて明治11年 6月開拓使乙第19号布達. の示す総代人選挙法によれ ば, 町村の場合, 1町村毎にあるいは戸口寡少なる場合数町合併して年 齢20才以上の男子, 管内所有の地券100円以上, 4 ) 当該町村本籍の者2名を選挙して町村総代人と. なす. 小区の場合, 1小区毎, 4名~2名をも って定員とし該区内町村総代人中から交互投票によ 5 ) さらに総代人の行なうべき職務が同じ布告の中の って小区総代人を選出するというのであ った, 「総代人心得」 に示される. 総. 代. 人. 心. 得6 ). 総代人9年10月第130号公布二依,リ7 ) 金殻公情共有物取扱土木起工ノ事二預ルラ以テ本務 ・区務所ヨリ誠スル事アルヘシ 但シ有志隊 トナスト難モ時宜二寄り人民ノ利害得失二関スル事ノ. 第 1条. 金二出テ1区 1町村ノ課出ニ非ル土木起工ノ如 キハ本文ノ 眼二 非ス ト難モ1区1町村ノ利害得失 二 係 レハ 之 二 千 預 ス ル コ トラ 得 一 28 一.

(4) . 第 23 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部B). 昭和47年9月. 第2条. 前条ノ場合二於テハ実際民情ヲ酌量シ宜ク公荊公益ヲ目的トッ必シモ 軽挙アル可ラス. 第3条. (略-筆者). 第4条. 小区総代人町村総代人管掌ノ 区分ノ ・唯事ノ大小等二寄ル……. 第5条. 総代人ノ 集会ノ ・小区ナレハ区戸長町村ナ レハ戸長用掛係出席スル者 トス. しかしてこの総代人の誕生をも って7年5月 創設された総代副総代は廃止されたことは 前述の通 り で あ る.. ところで, 全国的にみた場合大小区画制は行政単位として内治行政として 旧来の改修のために行 なわれたものとはいえ, 古い歴史と伝統と現実生活に支えられた町村生活に適合するものではなか った。 そこで 「第1, 大小区ノ 重複ヲ除キ以テ費用ヲ節ス , 第2, 郡町村 月日二復シ以良俗二便ス. 7号郡区町村編制法9 第3, 郡長ノ 職任ヲ重クシ施政二便ス」 8 ) の目的から11年7月太政官布告第1 ) をも って毎郡に郡長, 毎区に区長, 毎町村に戸長各1員を置き郡区町村をも って単位とする行政に 2年7月開拓使乙第4号布告をも って大小区画を廃し, 改められた. ここにおいて本道においても1. 8ヵ所におき所在の各郡を管せしめる 郡区町村を編制し, 区役所を函館・札幌に, 郡役所を石狩外1 ことになるし, 区長, 郡長, 町村には (多くは数ヶ町村を合せて) 町村戸長をおくことになる. 更 に1 3年7月, 郡区編制により小区総代人消滅するをも って, 郡区総代人をおく, 開拓使経期におけ. 6町3 01村, 函館支庁管内1 12町13 1村, 根室支庁管内1 る札幌本庁管内8 4町112村となっているも, ー o ) 今日のわれわれの目からみれば極めて地域的にも細分されたものであり, 小部落若しくは市街の一. 部が町村名をとっている場合が多い, しかしてその場合町村総代人の選挙法任務についてはすべて 従前の11年6月乙第19号布達が継続され, 小区総代選挙方法がそのまま郡区総代人選挙方法に変わ 1 ) っ た,1. さて, 以上のもとで本道の町村は町村費を如何に負担したであろうか, 開拓使の地方税として徴 収した税収は殆ん ど全く郡区町村のため支消されてあり, 即ち明治12年 の例をみるに, 開拓使事業. 9 報告は地方税支消分として19 .4千円各戸長役場 .4千円をあげ, その内訳は区役所5 ,1千円郡役所1 19 5 これら3者へ向けて支消された額は 4 4 1 千円である 同年の札幌本庁管内戸長役 千円であり . , . . 7%を占めている。 また1 場へ支消された地方税安消内訳をみるに, 俸給・雑給・庁費・消防費で9 4 年では上記に営繕・駅逓 が加わ って98%を占める, (但し地方税は戸長役場の外, 札幌区役所費, 郡役所費にもあてられている。 しかしここでは同年のそれを除外 しておく) したがって地方税をも 1 ) かくして上記か らみ 2 って人件費 ・庁費・営繕・消防・駅逓とい った町村経費にあてられている. れば町村の行政上の主要経費は地方税の支出をも って行なわれたもののごとくである, た だ そ の. 際, 土木費・教育費が欠けることは注目されると ころである. すでに義務教育は明治5年8月 「学 3年12月 の改正教育令 (教育令公布は 3号) によ って発足しており, また明治1 制」 (文部省布達第1 12年) によ って就学義務が強化されている. しかも学制並びに教育令では学校の建設維持費教師の 給料が町村民の負担と しているから, この教育費と, それにさきにみた総代人は土木起工の事に預 るとの規定から判断して土木費の負担が町村民費の主要負担であ ったと 思われる. (この段階で本. 道の町村民費の総体は統計的には把握はできない). 9号によ って地方税による 支出費目を明確にし区町 ところで内地府県では11年7月太政官布告第1 村費支出と区別を設けたが, 「各町村限及区限ノ入 費ハソノ区域内町村ノ 人民ノ協議二任セ」「人民 慣習ノ旧法ヲ用ュルコ ト勝手タルヘシ」と した, }間口割歩合金其他′ 叶義ノ 費用ノ 価割戸数寄 ・地・ 1 3 )(圏 点筆者. 以下同じ) 本道においてはそうした布告布達は, これを3県時代に入って16年4月 札幌県布達にこれをみる 一2 9一.

(5) . vol .23 NO .・. lof・0 d d。 Uni l i ion (Sec i Journa ty of Educat t く ai s ver on I B). Sept , ,1972. ことができる。 すなわち甲第13号 (1 6年4月) 「総代人二於テ協議費叉ノ ・公共ノ事件ヲ議定スルト キ取扱方」 において 「明治11年6月旧開拓使乙第1 9号布達 (前述, 筆者) ヲ以テ設置セル総代人二. 於テ従来ノ 慣行二拠り協議費叉ノ ・公共ノ 事件ヲ議定スル トキハ 郡区長叉ノ ・戸長ノ ・県庁ノ 認可ヲ受ヶ 施行スヘ シ」 ー 4 ) とあり, また同日乙第45号布達 「総代人ノ協議費等ヲ議スル手続心得」 におけるそ の要点を摘出すれば,. 1 , 総代人二於テ協議費叉ハ公共ノ事件ヲ議スルトキハ 都テ従前ノ 慣行二拠ルラ要ス 3 , 協議費賦課方法…… 取扱順序ヲ設クル トキハ戸長 ハ郡区長ヲ経県庁ノ 認可ヲ受クヘ シ. 4 ・戸長ノ 幹理ニ属ス ト難モ従来ノ慣行二拠り総代人ヲ取扱ハ シムルハ苦 シカラス , 協議費ノ と あ る。! 5 ). 以上の点から2点を指摘し得る. その1は協議費の賦課支出の決定は町村の自由決定であり, 他 の1つは県庁の認可を要する点であ る。 特にこうした協議費について以前干渉を加えた布達が ない. 点から, 且つ叉前に述べた太政官布告地方税規則における 「人民ノ協議二任セ」 あるいは T人民叶 義ノ 費用ノ・… … 慣 習ノ 旧 法 ヲ 用 ュ ル コ - 、勝手タルヘシ」 の点から考えても 区叉は町村内人民の慣習. にまかされて干 渉はなかったものと思える, この点, この時点において慣習をみとめつつ監督を加 えるに至 ったことを示めし, 且つ上記乙第4 5号布達は協議費出納の精算表 を作成し戸長は郡区長を 経て県庁に報 告す べきことを示めしている.(この時点以後統計書に協議費出納内容が掲載されてく る) 以上の点から町村協議費地租もなおこの時点においても統一的基準のなかったこ と が 知 ら れ る.. 明治1 9年1月, 3県が廃止され, 北海道庁が設けられたが, 区町村財政については2 0年5月北海 道庁訓令第30号 「区町村費支弁費目」 を指定した. 即ち 「区町村費ヲ以テ支弁メヘキ費目ヲ定ムル コ ト左ノ如シ」 として会議費, 土木費, 教育費, 教育補助費, 衛生病院費, 警備費の6費目を指定 している. i 6 ) なお, その場合府県の区町村費目の指定費目にある戸長役場費の指定を欠いているこ とはこの費目の区町村財政を地方費 (叉は国費--明治2 3年地方税の国庫編入後) が 負担した こと. によるのであり, 本道区町村の財政力の弱さをあらわすものである (府県の区町村費の支出科目の 明示は既に17年 5月 太政官布告第1 5号がある。 )それはともかく本道においては区町村費の支出費 ー ) 7 目は統一的に明確になり, 同時にそれ以外の民生的費用は区町村費以外の協議費となるのである.. しかし他面なお 区町村費の賦課についてはなお従前 の虞行が続行されたのであり, 統一的に明確に 明示規定されるのは明治30年5月勅令第1 58号第1 59号第160号の, 区制, 1級町村制,2級町村制の 規程において である (実施は区制32年10月, 1級町村制33年7月, 2級町村制3 5年4月) 。 府県の 市町村においてこのような市町村税の明確統一化は既に2 4月 1年 法第1号市制町村制法並びに具体 色日を定めた2 的に彩 1年7月 の大蔵省告示第95号においてであるが, それはともかく, 本道はこれら の勅令に基づい て各区町村はそれぞれ 「区費町村費賦課規則」 を定め, 道庁の認可を受けて最終決 定となし実施す るのであるが, なお町村制未実施の町村にあ っても町村費の増大による税目の拡大 化によ って町村費賦課規則の制定 をなすものの ごとくである. ー 8 ) かくして爾後本道は区制, 1級町 村制, 2級 町村制, 戸長役場制の4種制度が 各上向階梯をとりつつ餅行してゆく (大正11年市制施 行, 大正12年戸長制度廃止) ,勿論その場合, 戸長役場にあ っては総代人が財政に参画し, 他はそれ ぞれ 議員があたることになる, その財政制度を略述するに,. 1,. 区の場 合. 1 ) 区の歳入出予算並びに区費をもって支弁すべ き事業は原則として区会の議決による (. 潟 区の収入として財産収入, 使用料, 手数料, 過怠金, 区机および夫役現品がある. ( 一 30 「.

(6) . 昭和4 7年9月. 北海道教育大学紀要 (第一部B). 第 23 巻 第 1 号. t勘 区は不動産積立金金穀をも って基本財産とする.. ) 区は負債償還, 天災事変, 区の永久の利益のため区債を起こし得る, ただし債券の発行はで 柊 きない, 債務限度は毎年の利子支出が区の経常 支 出既往3年平均額のり 2以内の範囲. 5 } 監督機関; 拓殖務大臣 (後内務大臣) 大蔵大臣北海道長官 ( 2,. 1級町村の場合. 1級町村は文化財政その他一般状況の相当進歩せる町村である. 1 () 2 ) 1は区制の場合と変わらない. 但しに圏おいて基本財産の移動にあ っては区と異り郡長の許 ( ( 3 可を要する. / 4 { 1 区制と同じなるも負債の限度額は既往3年平均の1 3以内の範囲 0月北海道庁官制の改正で郡長廃 5 ( } 監督機関: 区の場合の外に郡長が加わる. (但し明治30年1. 止, 支庁長これにかわる) 3 . 2級町村の場合 2級町村は文化経済その他一般状 況未発達の町村である. 1 ( ) 町村会は町村費歳入出予算にあづかるが, 町村費をもって支弁す べき事業の決定は町村長の 専決事項であり, この点での議決権を持たない点は2級町村の財政自治を著しく狭溢化する. 2 } 基本財産を有する点1級町村と同じであるが積立金金穀を設くるを得ない (但し実施時点で ( 3 5年2月勅令第37号改正によ って1級町村と同じになる) . ) 2級町村制施行以前の負債償還のた めにのみ起債し得る (但し実施時点で 1級町村と同 じと { 3 なる) 4 ) 町村長書記の給料およ び旅費支給は地方費が負担する, ( 第1表. 1級町村制2級町村実施状況. 町村制未 支 庁 名 1級町村 2級町村 実施町村 札 函 槍 寿 岩 小 空 上 増. 幌 館 山 都 内 樽 知 川 毛. ^ U A T イ ー 7 ← 1 エ ー ← 1 1 1 1 1 1. 17 17 10 4 4. 5 14 3. (M39 ,4). 町村制未 支 庁 名 1級町村 2級町村 実施町村. 計 22 35 14. 宗 網 室. 谷 走 蘭 河. I. 7. 12. 8. 13. 浦 河 釧 根. 西 路 室. 合. 計. 9. 0. 10. 16. 6. 23. 10. 9. 20. 7. 5. 13. 計. 6. 7. 14 31. 5. 26. 2. 6. 18. 26. 0. 7. 45. 52. 0. 13. 8. 21. 2. I. 2 1. 24. I. I. 36. 38. 17. 133. 225. 375. 0. (注) 北海道庁 「第2拓地殖民要鍬」p .449÷p .452により作成. なお戸長役場制の町村にあ っては従来負債について明文化された規定がなかったが, 35年3月 訓. 令第23号によ って2級町村と 同様の規定が設けられ, 1 ) 総代人の議決を経且つ北海道長官の監督の 9 下に起債を行使し得ることを規定しているから, 放慢財政阻止の意図と負債調達の便を合せたもの であ ったろう, この頃既に拓銀が開設されているからである, 6 さて, 以上の区制町村制の実施当年において区3, 1級町村1 , 2級町村62の区町村がそれぞれ. 実施された. 年次がやや下るが明治39年 4月 を1例年として示せば第1表のようになる. 道北日高 道東に未実施町村が多い. 開発進渉の地域差を示す1指標となる, 1 ) 明治5年4月9日 太政官第117号布告 府県へ 1一 【3.

(7) . VOL 23 No .I. lof Hokka i i Journa ido Uni i ty of Bducat ve f s t on (Sec on IB). Sep t . ,1972. 荘官名主年寄等都テ相廃止戸長副戸長ト改称シ是迄取扱来り候事務ノ ・勿論土地人民二関係ノ事件ハー切取扱候. 様可致事 ( 「法令全書」 明治5年) 2 ) 明治5年10月10日 大蔵省第146号布告 庄屋名主年寄等改称ノ儀二付当4月中御布告ノ趣モ有之候処右二付テハ1区総括ノ者無之事務差支ノ次第モ有 之哉二付各地方土地ノ便宜二寄り一区二区長壱人小区二副区長等差置候儀ノ ・不苦候条給料其他諸費用 トモ悉皆 民費之積相心得 (「法令全書」 昭和5年) 3) 開拓使 「布令銀」 明治7年 8頁 4 100円 は北海道 の農地所有者においてはどの程度の規模に達するかをみるに, 札幌小樽浦河近郊におい ) 地券; ては農地1等は1反10円以上に達するが, その他の地域では5円前後が多いのであり, この点か らみれば最低 2町から4町, 5 町の農地所有者に相当すると思われる。 5 ) 6 )開拓使事業報告 「布令類集上編」p 9~p 1 .12 .13 7 ) M 9610第130号布告は 「開拓使事業報告」 にも開拓使刊 「布令録」 にも掲載を欠く。 したがって条文不 明- (筆者) 8 ) 郡区町村編制法案説明は M I10 4011地方官会計傍聴鎌第1号にある。 直接は藤田武夫 「日本地方財政制 度の成立」72頁参照 9 2) 太政官布告第17号 (抄録) ) 郡区町村編制法 (M I1o 7 o2 第1条 地方ヲ画シテ府県ノ下郡区町村トス ・総テ旧ニョル (法令全書 M II) 第2条 郡町村ノ区域名称ノ 10 37 参照 ) 新撰北海道史第3巻 p .7 11 ) 明治13年7月開拓使乙第7号布達をもって 「管内郡区町村編制二付テハ総代人選挙法総代人心得中, 小区総 代人ノ義ノ ・自然消滅候二付更ニ郡区総代人設置候条撰定方法等ノ義ハスヘテ11年6月乙第19号布達ノ通可相心 得…‐ ‐」 とある。 (開拓使事業報告 「布令類集」 上編12 9頁) 12 ) 開拓使 「事業報告第5編租虹-税会計」p 80一6 78 。6 .p 13 ) 藤田武夫 「地方財政制度の成立」94頁参照 14 ) 「札幌県布令全書」 明治16年 15頁 15 2 ) 同上 2 6頁 16 ) 訓 令第30号* 明治2 0年5月10臼 区町村 費ヲ以テ支弁スヘキ費目ヲ定ムルコト左ノ如シ 但シ費日ノ増加ヲ 要スルトキハ戸長ノ ・部長ヲ経テ長官指揮ヲ受 クヘシ 1 . 会議費 1 . 土木費 1. 教育費 i . 教育補助費 1 . 衛生及病院費 1 . 警備費 * 北海道布令全書 (M2 )p 0 96 但 し2 3年4月には上記に区町村滞納処分費が, 2 7年10月基本財産造成費 .2 が, 3 1年 .8月勧業費が加わる。 なお教育費についていえば明治19年′ i学 校令 (勅令第14号) によって全国一律に小学校が設けられることにな り, しかもこれ らの費用は全て町村負担というこ になり, 本道では2 0年4月庁令第20号をもって従来町村立 ′ i学 校に配付した地方費補助を廃止した. 17 ) 太政官第15号布告では町村費指定科日は戸長役場費, 会議費, 土木費 ‘教育費, 救助費, 災害予防費及警察 費 と な っ て い る。. 18) 旭川村では明治3 3年1月旭川村村費賦課規則を定めている。35年4月1級町村制を施行す (旭川市史第1巻 636頁) また鷹栖村 (比布町の母村) では33年7月村費賦課規則を制定施行す (比布町史 247頁) 19 ) 明治35年3月2 0日 訓令第23号 支庁戸長役場宛 町村制ヲ施行セサル町村ノ公借二関スル取扱左ノ通り心得ヘシ 第1条 町村二於テ公借ヲ為サントスルトキハ其金額借入及償還ノ方法利息ノ定 率ヲ定メ総代人会ノ議決ヲ経 北海道長官ノ許可ヲ受クヘン…… 第2条 町村ノ 公借ノ ・左記ノ場合二於テ通常ノ才出ヲ増加スルトキハ町村住民ノ負担二堪エスト認ムルトキニ 限 ル モノ ト ス. 1 . 町村ノ負債ヲ償還スルトキ 2 . 天災事変等巳ムラ得サル支出ラナストキ 3. 町村ノ永久ノ利益トナルヘキ支出ニシテ将来収利ノ見込確実ナル事業ヲ起ストキ 4 . 町村有財産ヨリ生スル収入ヲ以テ償還シ得ヘキ支出ラナストキ とある. 更に起債の限度額と して第3条に利子額が最近3ヵ年平均の経常支出の1 / 3を起過しないことをあげて いる。 (北海道庁 「現行布 令集」 (M36) による). 第2項. 北海道の区町村税地租の規定. われわれは第1項において町村の主要経 費は地方費に支えられ, 町村経費は町村協議費として 総 代人に討議議決を委ねられ, やがて支出科目が官により統一決定され町村協議費中の指定科目は町 一 32 「.

(8) . 第 23 巻 第 1 号. 、 旭教育大学紀要( 而 子′ 北海道 一口 B) 第一部 ・. .. 昭和47年9月. 村費として公共 的費用としての性格が明確 化されてゆく過程を知. ったのであるが, しかもなおその 賦課については従来のあるいは従前の慣行が踏襲されたの であり 統一明確化されることがなか , っ た. そ して明治30年初頭の区制町村制の制定 によ て始めて法令 によ て区町 村税の税目が統一的 っ っ に規定された のであ った。 そこで上 記制度の下における租税制 度を摘出してみよう 。 明治30年5月 勅令第1 59号 北海道1級町村制 (抄録) 第71条 町村税 トシテ賦課スル コトラ得ヘキ且左ノ 如シ 1 . 国税ノ 附加税 2 . 直接若クハ間接ノ 特別税 附加税ノ ・直接ノ 国税二附加ッ均一ノ 税率ヲ以テ 町村ノ全部二賦課スルラ常例トス 町 村 限 り 税 目 ヲ 設 ヶ 課 税 ス ル コ トラ 要 ス ル ト キ 賦 課 ス ル モノ トス. 特別税ハ別二. 同様の規定は区制では第69条に2級 町村制では第67条に規定された しか して附加税の課率は制 。 限として直接国税の1 / 2を越えないとするものであり もしこれを超える場 合は拓殖務大 臣及大蔵大臣 の許可を要するとするものであ った 即ち次の如し 。 第101条 左二掲クル事件ノ ・拓殖務大臣及大蔵大臣ノ 許可ヲ受クルコトラ要ス 1 . 省略- (筆者) 2 , 特別税ヲ新設 シ叉ハ変更スルコト 3 .. 直 接 国 税ノ1 / 2ヲ 超 過 ス ル 附 加 税 ヲ 賦 課 ス ル コ ト. 4 . 間接国税ノ 附加税ヲ賦課スルコト とある。 (区制では第95条, 2級町村制 では第94条) 以上のことか らすれば, 地租附加税は通常地租本税の1 / 2の附加率をも って最高とされる。 但 し本 道の如く国税免租 地の多いところにおいては区町村地租は地租附加税に先行して 特に特 別税が重要 ・ であり, 特に1町村全域にわた ってあるいは数 ヶ町村に渡 って農地を所有す る大農場の存在する 1 ) 以上, 町村は税源確 保のため当然である . さて, 北海道区制 各町村制にょる国税地租附加税については以上の如く であるが 明治3 4年3月 , 法律第3 号をも って北海道地方費法が公布されるに及んで 同年3月 区制1級町村制 は 改 正 さ れ , (勅令第1 9号第2 0号) , 区町村の課し得べ き附加税は 国税の外に新たに北 海道地方税に対 する 附 加 税が加え られることになった。 尤も34年の時点では区制と1級町村制が 実施されたのみ で2級町村 制は35年4月の実施であるの で, 2級町村において実施の最初からこれの適用 をなし得ることにな る (実施に先だ って3 5年2月勅令第37号で2級町村制は改正を受け地方税附加税が挿入された) さ . て, 上記34年3月の北海道地方費法の制定 による 北海道地方税の附加税の設定を2級町村制 (M ,. 35勅 令 第37号 改 正 後 の も の) に お い て み る に , 「町 村 税 ト シ テ 賦 課 ス ル コ トラ 得 ヘ キ 目」 と して 第. 40条に国税の外に 「北海道地方税ノ 附加税」 が挿入され 第59条に 「直接北海道地方税1 / , 2ヲ超過ス ル附加税ヲ賦課」 する時は北海道長官の 許可を受くべきことが示 されている (区制では第9 5条, 1 級町村制では第101条) 従 てその後数 ヶ年の区町村税反別割は各 区町村によ って北海道地方税附 っ 。 加税としての反別割, あるい は市町村特別税 としての反別割の賦課が行なわれたもの の 如 く で あ る.2 ). ところで以上は局地的北 海道行政的規制からする区町村地租制度であるが 以後むしろ全国的税 , 法から北海道区町村地租制度へ制約が加わ ってくる 以下さきに掲載した拙 稿 「北海道地 方税地租 。 制度」 と重複する点もあるが, 本章においてもあえてそれをさけることなく述べることとする 。 明治37年2月 日露戦役が勃発するや, その戦費調達の 目的をも って同年4月法律第3 号をも て っ 非常特別税法が制定され, 国税の臨時増徴が行なわれることにな った 他面その必然 の 結 果 と し 。 一 33 一.

(9) . Vo l .23 No.I. lof Hokka ido Uni i Jour ion (Sec na t i t vers on I B) y of Educat. Sept . ,1972. て, 附加税は国税に対する課率を一定 とする限り, 国 税の増徴はそれだけ地方の国税附加税を増大 せ しめることになる. そこでこれを除き, 地方自治体の増徴を阻止し, 国民の課税負担が過重にな. らない措置 .が必要となるので, 非常特別税法は国税増徴の反面, 地方税制限を併せて規定 した. 非 常特別税法はまず第2条において, 全国的規定として各種国税の増徴分による 「地租, 営業税及所 得税ノ 増徴額二対 シテハ附加税ヲ課スルコ トラ得ス」 と規定 したし, また北海道の区町村に対して. は第22条において次の如く制限した.. すなわち 「附加税ノミ課スルトキ地租6 / , 段別割ノミラ課スルトキ1反歩二付平均金40銭」 とし 「附加税及段別割ヲ′ / β 予課スル場合二於テ, 段別割ノ 総額ノ ・総反別地租額6 。ト附加税総額トノ 差額ヲ ,. 超ュルコ トヲ得ス」 とするものであった (この制限は同法による北海道地方税地租と同じ制限率で. ある) .も とより 制限率は原則とするも, その制限外として非常災害の場合水利の場合はそれ以上の 増徴を認めているし, 特に北海道の海産千場宅地に制限外賦課もなし得るとした. それはともかく この法律によって北海道の区町村は反別割についても法的制限を受けることになる, 但し後でみる. ようにこの反別割の制限は宅地を除けば地価の低い当時の北海道の農地にあ っては 制限ならざる制. 限とみらるべきものであ ったと. ころで全国的にみて戦後, 地方 (道府県並びに区市町村) は戦時 中の繰延せざるを得なか った土木事業の復活実施教育勧業費の膨張等相重り 地方税収の増大をはか らなければならなか った. かく して41年3月法律第37号 「地方税制限二関スル法律」 が成立する, 同法は第2章で述 べた如く地方税収の増大を期 し且つ他面では それの窓意的増大の抑制を期したも. のであ った. 本法はその制限率として北海道の区, 1級, 2級各町村は 印付加税ノミ課スルトキ地 0 租6 / o o段別割ノ ミラ課スルトキ1ノ段歩二付毎地目平均40銭」 であり (第1条) . , したが って先の o もとよ 非 常特別税による制限率に比べてl 反別割には変化がない の増加となる り非常特別税 / o o , , , 2 / 法の場合における如く例外規定を設けたのであり, その場合, 制限外第1次制限率 と し て1 o o以 .. 内, 第2次制限率として非常災害水利伝染病予防負債償還に限り 内務大蔵両大臣の許可を得てそれ 以上課徴 し得ることとした (第5条) , こう した規定ない し謀率は北海道地方税の場合と全 く 同 じ で あ る.. 41年3月 公布の 「地方税制限二関スル法律」 は43年3月 法律第2 7号をも って改正される. これは 地租本税定率の改正に ともなう措置であ った, 国税地租定率について言えば (第2表) ,府県の場合 宅地を除けば戦前36年の定率十臨時増徴分の計より幾分大きく 日 露戦争時およびその後の継続した 定率十臨時増 徴分の計より幾分軽 第2表 国税地租課率の日露戦役前後の変化 地. 題 方±. 目. 北 田 畑 海 市街宅地. 道 郡村宅地 雑 地 府 田. 畑. 市街宅地 県 郡村宅地 雑. 地. M. M38 (第2次増徴). 36. 定率 増徴分 計 1.0 1.0. 1.0 1,0. 1,0 1・0. 1.0 1.0. 2 .5 2,5. 0 ,8 2 ,5. 3,3 5,O. 2 ,5 2 ,5. 0 .8 0 ,8. 3,3 3.3. M43. 定率 増徴分 計 定 率 1本 1,0 3,O 4,O 1,0 17 ,5 .5 18 1.0 5.5 6 .5 1.0 3.O 4,O 2 ,5 3.O 2 .5 17.5 20.5 2 ,5 5.O 8.O 2 .5 3.O 5.5. (注) 法令全書各年にょり作成. 3,4. } 2 5 . 4,O 4.7. } 2 .5 5,5. い. 本道の場合は田畑は36年に比 べれば3 .4倍の増加となるも第2 次増徴に比べれば幾分軽い. 尤も き率が大幅に下落している 宅地は説. が, これは宅地地 価 修 正 法 (M 43 ,3) によって宅地の地価が府県 で市街郡村宅地合して平均従前の 約4 ,44倍北海道で4 ,56倍にはね上 っ た か らで あ る.. したが って宅地の表面課率の低 下 に も 拘 わ らず3 6年 の地 価 を 基 準 下にも拘わらず3 6 年の地価を基準. と す れ ば 全 国4,44×2.5=11,10%, 北 海道4 .56×2,5=11,40% と な る. な お 農 家 の 多 い 郡 村 宅 地 を. と ってみればすでに本学紀要に掲載 した拙稿 「北海道の地租の変遷」 でみる如く宅地地価は修正法 - 34 一.

(10) . 第 23 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部B). 昭和47年9月. によ って全国3 ,67%, 7 ,67%となり .55倍であるからそれぞれ実質課率を求めれ ば7 .07倍,北海道2 第2次増徴下のそれと近い数字になる, それはともかく本税定率の大幅な増加に対応 して附加税の 定率を引き下げる必要によ って43年3月の改正 「地方制限二関スル法律」 は北海道の区町村につい 1 8 / / / て附加税のみを賦課する時は田畑地租2 o o(第1条) となした, しか し o o o oその他1 , , . , 宅地地租9 それにも拘わらず本税地租定率が重くな ったため区町村税地租の地価に対する 制限率ではある程度. 重くなっている (第7表参照) .明治44年3月本法は再度改正されるがそれは地目の簡素化であり宅 1 地とその他の2種に統合し宅地課率そのまま, 宅地以外の地目についてはもとの田畑の課率2 / o oと , した の で あ っ た.. 次いで欧州大戦による物価急騰は市町村財政の膨張をもたらし (大正3年全国市町村歳出計2 ,07. 億円が7年には, 3 , 税収増加は緊急課題となり, とりあえず8年3月法律 .38億円とな っている) 第2 9号 「時局ノ影響二因ル地方税制限拡張二関スル法律」 が制定され本道区町村の附加税制限率は 0 既往の制限率の上に当該制限率の6 / oが加算された. すなわち1 o , .6倍に拡大したことになる.. 7号をも って 「地方税制限二関スル法律」 は3度 9号の恒久化と して法律第3 大正9年前記法律第2 / 改正されたが, 本道区町村税地租はその制限率は同法の明治44年に比べれば附加税は宅地9 o oから , 2 6 6 8 / oへと約3倍につり上げられ, 段別割もその制限額が40銭から1 o o oへ, その他土地は均, o oから / , , 4号 「地方税二関スル法律」 をも って道府県 15年3月法律第2 た また大正 円へと2 ,5倍にはね上 っ , 税たる特別地税が出現する (実施は大正16年度即ち昭和2年度から) 小農免租地への 地 方 税賦 課 とその附加税を認めようとするものである。 本道の区町村は道地方税特別地 税 の 制 限 率 (地価の. 》8 0 / / 。 o) の8 o o以 内 の 税 を課 しう る も の と さ れ た。の , ,. 昭和6年3月法律第28号 「地租法」 が制定され, 地租の課税標準が地価から賃貸価格に改正され. 全ての地目に対して課率の画一的 1本化がとられた, しかも当該地租法において国税地租は北海道. においても府県と全く同一の課率がとられるに到り, 全国との差別は全く廃止された点は大いに注 46, 2 8 ・ / / : 目されなければならない, なお課率は北海道田畑地価の3 o oから賃貸価格の3 o o o oから . , , 府県・/ 3 8 ・ / o oとな っている点から課率そのものは 北海道の田畑は上昇し, 逆に府県田畑は低下しているの ,. であり, この点後掲第3表をみるために特に附言する. さて以上のような地租法の成立にともない 「地方税制限二関スル法律」 も改正され, 道府県 税市町村税も改正を受けるが、 市町村税では国税 6 地目1本化に対応して課率は一様に本税の6 / 4 ) さらに同時に特別地税も改正され, o oと改められた. , 00円未満に改められ, 道税特別地税制眼率は全国と同 00円未満の免租が賃貸価格2 従来の田畑地価2 1 0 7 ・ . / じく賃貸価格の3 / / ) に改正されたにも拘わらず, 市町村税たる特別地 : o o o o o全国3 o(従前本道2 ・ . , 0 / 税附加税は従前の率即ち特別地税の8 以内がそのまま継承された o o . , では以上の一連の改正で農民の農地課税の負担は如何に変化したか. すでに拙稿 「北海道の地租 の変遷」 でみたように北海道の場合, 新課税標準たる賃貸価格は地価の92 ,9%に相当す るものであ. り, 府県にあ っては82 ,3%にあたり, それだけ旧課税標準に対して低下したことを意味する, その 課税標準と新課率を適用 して改正前と改正後の負担を算出したのが第3表である, 国税は固定率であり, 他は制限率であり両者に性質上の差異があるが, 総じてこの改正により北 海道農民の地租負担は改正により重くなり, 府県農民はf氏下したとみてよい, 5 ) 勿論賃貸価格は北. 海道は全国最下位も しくは下方2位であるから, 同額の地租負担する場合, その課税標準の面積は 著 しく大きくなるだろう。 新法による北海道の課 税額が内地府県並びに市町村よりの高いのは旧地 価に比して府県より相対的に賃貸価格の高いことによる, 裏返えして言えば旧地価が低過ぎたとい. うことになる。 勿論同一賃貸価格に対 しては道府県問わず固定税率額制限率額は等しい. それはと もかく, 昭和6年のi也租法並びに附随法をも って北海道農民は国税地方税町村税を問 わず全く全国 一 35 一.

(11) . i i ion (Sect l。 ー i d。 Uni f Hok Journa t ver on I B) く s a y of Bducat. l Vo .23 No .I. Sept , ,1972. 第3表 地租法, 地方税制限法改正, 特別地税改正による田畑地租負担比較計算. (旧地価100円の田畑所有者の場合) (単位円). 課 税 標 準. 旧地価1賃貸価格 北海道 全. 国. 税. 国. 旧 1 新. 国 税 附 加 税 道 府 県 市 町 村. 旧 1 新. 旧 1 新. 特別地税とその附加税 道 府 県 市町村. 旧 1 新. 旧 f 新. 琶 琴三 亭 計量 割饗三 藁饗E g g ig 屋; 圭 8 g 三 三 X E董三 : :需:. (注) ① 国税は法による固定率をもって算出 ⑨. 附加税は法による制限率をもって算出. 統一地租制度の中に包含されることとなり, この時点をも って地租制度をみる限り北海道は 「最早 や特殊保護地帯ではない」 ということになるのであり, 事実農地開拓も外延的には一応の限界点に. 達 したかにあったのである. この点農地増加 からみて もわかるのであり (第4表) ,且つ農家所得に しても本道農家1戸平均にして大正末には 恒久的に府県のそれを オーバ ー しているのである. 以上. の如く賃貸価格を標準とする 課税方式は 画期的なもので. 第4表 北海道の田畑面積推移. 田畑面積. 年 M IO 24. T. 年. 町 7 ,066 T 49 ,680 S. あ ったがなおこの外に昭和13年より採用された改訂賃貸. 田畑面積. IO I. 町 854 ,577. 34. 265 ,785. 6. 44. 580 ,249. 784 ,269 871,562. 11. 5. 711,224. 16. 973 ,291. 価格が想起される必要 がある, 改訂賃貸価格は従前の賃 貸価格に比べて激落した, それは謀率に変化ない限り, 地租本税はもとより 附加税負担の 激減をもたらすもので 3年 あるからである (課率は事実変化がなかった) . ・昭和1 以降かかる減価 した 賃貸価格が課税標準となり 地租負担. 922 ,517. (注) 新撰北海道史第7巻並びS22に刊 「. 北海道農業年鑑」 による. がなされる. さて, 上述地租改正法による課税標準の変化と地方税. 制限率の規定に も拘わらず全国的にみて, 市町村税地租 は制限率を大きく超える負担が課せられたので. 第5表 改正賃貸価格指数 (S13). (指数 S II:100とす). 田. 畑. 宅 地 山林 牧場 原 野. 北海道. 44. 72. 102. 68. 77. 70. 全. 46. 73. 108. 82. 77. 79. 国. (注) 主税局統計書により算出. あるが, 5年中央地方財政を通ずる大改 6 ) 昭和1 革が施行された, 中央財政の改革は軍事費膨張. による財源調達にあ ったことは言うまでもない が, 地方財政においては防空費経済警察費軍事. 関係道路港湾費軍事援護銃後施設費主要食糧増 産費が地方財政の中に繰込まれ地方財政を膨張. せしめこれに対 して地方の収入増加をはかりあ わせて地方の負担均衡をはかることにあ った. かく して地方分与税の制度7 ) が生まれるがこの点す 「 でに拙稿 北海道地方税地租制度」 で述べた通りである. かく して 「地方税法」 は昭和1 5年3月法 - 律第6 0号をも って制定され, 従前の 「地方税制限二関スル法律」(M 41 7号) と 「地方税 ,3 法律第3 二 関 ス ル 法 律」 (T15,3 法律第2 4号) は廃止されることにな った. 市町村税について言えば従来の. 反別割が廃止され, 市町村税地租は道府県税反別税附加税として徴 収されることになり, 免租年期 地のみに対 して徴収されるこ とにな った. これによって従来反当1円平均以内といった段別割なる 特殊賦課方法は消滅 し賃貸価格1本の方式に統合されることにな った, 8 ) その際段別税附加税と地 租附加税の賦課率との均等化措置が合せて規定されたのであり, 従前のように附加税をさけて高い 段別割を課する途は全く封じられた, なお, 大正15年より適用された特別地税は名称そのものをか えて地租附加税として (国税地租が課せられないにも拘わ らず) 存続するし, 市町村の場合も特別 一 36 一.

(12) . 北海道教育大学紀要(第一部B). 第 23 巻 第 1 号. 昭和47年9月. 地税 附加税 は国税地租の附加税と して存続する. ) 9. 5年の 「地方税法」 によれば市町村税における地租附加税の原則的制限 率 は 本 税 の さて, 昭和1 4 0 2 0 0 / / o oを制限率とした. こ れ は 従 前 の o oであり, 災害応 急伝染病予防小学校営繕等の場合のみ2 , . 6 0 8 ・ べ これは改正地租法により地租本税が賃貸価 / / れば3倍以上の高騰であるが 格3 o oに比 o oから , , , 2 0 ’ ことに対応 市町村税の減収を補充する措置であ た して / ところで市町村税 に引下げられた o o っ , . 0 0 ・ ・ 地租の上記制限率は19年地租本税課 率が2 / / o o oへ増率したに 凝匂わらずそのまま据置かれ oより3 , , た の で あ っ た,. 以上, われわれは北海道の区 (市) 町村の地租面での税制の変化ない し推移を辿り来たのである が, 今や具体的に北海道農民は区 (市) 町村税地租を如何に負担したかをみる時期にさ しかかって いる. だがその前にこれまでの税制を一括整理して府県の市 町村の税制または謀率と対 照 比 較 を. 示せば第6表のようになる, しかし表は本税に対する制限率であり, 本税そのものは本道の市 町村 第6表 区(市) 町村税地租の原則的制限率規定推移一覧. \. 法. 本道の区町村. 令. 備. 考. OM18 .8 太政官布告. 本税の. 1 / 7. 1 OM2 .4 市制 町村制 (法No ,1). 本税の. 1 / 7 直接間接の特別税法的に認. No .25. 明. 府 県 の市町村. il勢 本 税 の 5 北海道区璽 ◎M3 0 ,. に初めて制限が附せられた. 本税定率の. No ,48). 6 / △M37 ・ o本税定率の .4 非常特別税法(法/ 本税定率の No 1反 1反 40銭 反別割 ー 反別割 ,3) △M41 本意定率の .3 地方税制限二関 g 反別書 1反 スル法律 (法No ,37) 9 / 宅 地 M 税制限 4 3 8 △ 1 0 0 . 改正地方 1 2 / イ ン 7 ) 治 二関スル法律(法No 1 0 0 ,2 1 8. {翻 酢の,反 識. 壊乱す え“ . ″. △M44 ,3 改正地方税制限 二関スル法律 (法No ,32. めらる(府県) 地価割(区町村地租附加税). 1 / 2. i8 159 16 令NB .5 , , 0) OM33 ,3 改正市町村制(法. / 1 0 〇. 犠 欝1限率が設けられた. 愛別割. 9 / 1 0 0 1 2 / 1 0 〇. 1 / 6. (北海道). 3 / ・ o 国税地租増徴分には附加税 40銭 を課せず 0 4 / ・ o o 40銭 9 / I o o 初めて北海道の区町村地租 1 1 0 1 の制限率が内地府県のそれ t 8 と同一となる. 40銭. { 同左 鵬舘 . .. 税 の 三 豊 {. △T8 ,3 時局ノ 影響ニョル 地方税制限拡張ニ関スル 大 法律 (法No 2 ) .9. 〃. 9』x( ・十 勘. 1 2 /則x( ・十 勘 〉同 左. 4 ・十 勘 0銭x(. 正. % { 菱獅亨 農 o}同左. △T9 ,8 改正地方税二関ス ) ル法律 (法No ,37. ″. o 諮. 特別地税附加税 △T15 自作地地価200円未満の国 ,3 地方税ニ関スル特別地税附加税 6 0 0 7 / ・ ・ 地 他 の2 / 地 価 の3 / 律 (法No / 4) 法. ・ ox8 I o ・ ・ o o o ox8 o o 税地租免租をもって特別地 ,2 税創設. 6 △ S6 改正地方税二関ス △S .4 改正地方税二関ス特別地税附加税 8 0 1 ・ / 賃貸価格の8 ) ル法律 (法No 煙 /一 同 ・ o ox ,50. 昭 △S64 改正地方税制限二 昭. 6 0 / 聞 l o ot 方薄 本 本税の △関スル法律 幣 農昂善 鎌,乳酸響(法 ′ l 1) ” o ” 1反 1 ,5 法N卵. 「 37 一. 左 M4 1 ,37並びに ,3 法No T15 4廃止 ,2 .3 法No.

(13) . . iver i i do Un i i lof Hokka f Bduca t t t Jou・na s on (Sec on IB) yo. Vo l .23 No .1. 地 税 法 法1織 厳罰} 方 ( 同左 ド ド). Sept , ,1972. 1. (注) 1, 原則的制限率の外に法令により特殊事情による制限率 (拡張された制限率) あるもここでは原則 的制限率のみ掲げた. 2 . ○印は府県の市町村のみ◎は本道の市町村のみ△印は本道府県の市町村の共通の適用法律をあら わす.. 第7表 地価 (賃貸価格) よりみた区 (市) 町村税地租の原則的制限率 法. OM18 ,8 1 OM2 ,4 0 ◎M3 .5 ○M33 ,3 △M37 ,4 1,3 △M4. 地. 令. 銚 ; 昌. 太政官布告 (No ) ,25 市制町村制 (法No .1). 北海道区制1級2級各町村制 ) 改正市制町村制 (法No ,48 非常特別税法 (法No 3 ) . .37 ) 地方税制限ニ関スル法律 (法No. 本 道 の 区市町村 目 ( 地 価 の) 百 分 の. 全駕 二. 葦駕. 7) △M43 .2 ,3 改正地方税制限二関スル法律 (法No. 府 市 (地 百. 県 町 価 分. の 村 の) の. 8濃 0 ,500. 8驚. 路 8 号 , 1.000. g 字 呈Eg 鱗E覇 霊趨警 簾{暮 0990. △M44 .32) ,3 改正地方税制限ニ関スル法律 (法No. 饗 {¥ {… ;. 1 雷義. △T 8 . ,3 時局ノ影響ニョル地方税制限拡張ニ関ス ル法律(法No 29). 、其 宅. 他 地. 田 其. 畑 他. △T 9 .37) .8 改正地方税制限ニ関スル法律 (法No. 蔓 燃芋. 0 .700 2 .970. 2 .640 、. 3.630. 2 .508 4 .000 6,000. 2 .508 4.000 6,000. △S 6 ,50) ,4 改正地方税二関スル法律 (法No. 特別地税 2 2 ,080 .960 附加税 (賃貸価格の)(賃貸価格の) 特別地税 2 2 .480 .480 附加税. 1) △S 6 .5 .4 改正地方税制限に関スル法律 (法No N ( 法 6 0 3 地方税法 ) o △S15 , , ) 2 改正地租法 (法No △SI9. .7. 全 地 目 全 地 目 全 地 目. 4) o △T15 .2 .3 地方税ニ関スル法律 (法N,. (注) 法令全書各年による.. 0◎△印の意味は第6表と同じ. は内地府県の市町村と課 率を異に している故, 第6表だけでは具体的制限率は判明しない。 そこで 地租本税の基準たる地価または賃貸価格をと って制限率をみれば第7表のようになる. これによっ. て 田 畑 で は北海道の区町村は区制ない し1級町村制・ 2 級町村制による税制実施 (区にあ っては 3年度より, 各級町村制の税制実施はそれぞれの町村制実施年度から) 当初 区制による税制実施は3 の数ヵ年の同率を除けば以後一貫 して府県の市町村より軽い制限率が規定され, 同率制限率になる. のはや っと昭和 6年に到 ってであることを知るのである。 そ してこのことから少なくとも昭和6年 迄は本道市町村税地租もまた, 本道で負担した国税地租あるいは地方税地租と同様相対的に軽か っ たろうことを想像せ しめる. しかし他面, 本道の田畑その他の地価が府県市町村に比べて著しく低 一 38 「.

(14) . 第 23 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部B). 昭和47年9月. こも拘わ らず, 府県市町村と全く同額の制限率の反別割規定の存在することを忘れ て は な ら な いし い, そしてこの規定こそは本道市町村税地租重課の規定 と して最も活発に使用された規定であ った の で あ る.. 1) 巨大農場の1部をあげれば次の如し. 松平農場 (M2 8開始一以下カッ コ内開始年) 約1856町, 十勝開墾会社 〔M30) 約1 166町, 蜂須賀農場 (M2 6) 約3 16 3町, 曽我農場 (M331 約12 10町, 池田農場 〔M29 ) 約900町, 興複農場 30町, 北越殖民社 〔MI91 約12 (M3 1) 約134 3町, 以上は昭和2年刊農林省 「開墾地移住経営事例」 によったが, なお浅田喬二著 「北海道地 主制史論」 付表6~付表9に100町を超える地主名と面積が詳 しく述べられてある. 2 ) この後数ヶ年帝国統計年鑑の統計をみるとき区町村税として北海道地方税附加税としての反別割の欄と区町 村特別税としての反別割の欄を見いだすことができる. しかし漸次附加税反別割は全て特別税反別割に移行す る, これは前述1 / 2を最高とする附加税制限規定による制限からの解放を求めた故であろう. 3) T15 .3法律第24号 「地方税二関スル法律」 第3条……特別地税二対シ市町村ソノ他ノ公共団体二於テ賦課スヘキ附加税ノ賦課率ノ ・前項 二規定スル (北海 6 0 道の場合地価の浄 / / ・ o以内-筆者) 制限ノ8 o ・ o o以内トス 2 第7条 特別ノ必要テル場合二於テハ内務大蔵大臣ノ許可ヲ受ヶ……制限ヲ超過シソノ1 / ・ o o以内二於テ特別税 叉ハソノ附加税ヲ賦課ス ルコトラ得 8 6 4 / ) 地方税制限二関ス ル法律中改正 〔S6 1号) 第1条第1号中……宅地地租2 / ・ o oソノ他土地地租6 o , o ,4 法律第5 B / ヲ地租o ・ o o二改ム 5 ) 地租法改正により北海道地方税地租は従来額74 .0万円, 本道市町村税地租では59 ,3万円から改正年度85 ,5万 8 6万円から48 13万円, 市町村税地租38 円から6 1 77 6万円 ,4万円へと増収が見込まれた. 全国では道府県税地租4 4万円と微増が見込まれた. 一般に農村県では軒並みに減収で大都市がある府県, 大都市では著しく増 から387 13参照) 収となっている. これは特に宅地地租附加税の増収にある 〔この点昭和財政史 XIV P .1 6 0厘なるに対し, 昭和5年農地705厘, 7年82 7厘, 10年79 9厘となっている, (昭 ) 制限率は本税1円に対し66 和財政史 XIV P,143 参照) 7 ) 地方分与税の構成次の如し.. 還付税:地租家屋税営業税 一道府県へ. 配付税:所得税法人税遊興飲食税入場税 犠 鱒 《 雛 8 0号 地方税法 ) S15 .3法律第6 第2条 市町村税トシテ課スコトラ得ヘキモノ左ノゑロシ 1. 普通税 国税附加税 府県税附加税 独立税 第48条 独立税 トシテ課スコトラ得ヘキ府県税左ノ如シ. 段別税 〔以下省く筆者). なお府県税市町村税の規定が北海道地方費並びに1級2級各町村制を施行する本道町村に適用さるべきことが 第1条に述べられている.. 9 ) 上記地方税法. 0条ノ規定 〔田畑賃貸価格2 00円未満への本税免租 (筆者) 第44条 地租附加税ノ賦課ニ付テハ地租法第7 ) ニ ー未 完一 ョル地租ノ免除ハコレラ為ササルモノト見倣ス. 一 39 一.

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