技術科教育における創造性の育成
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(2) 北海道教育大学紀要(教育科学編)第54巻 第1号. 平成15年 9 月. JournalofHokkaidoUniversityofEducation(Education)Vol.54,No.1. September,2003. 技術科教育における創造性の育成. 佐々木久視・窪田 範行. TrainingoftheCreativityintheTechnologyEducationofaJuniorHighSchool. HisamiSasakiandNoriyukiKubota. 1.はじめに. 今日,情報社会の到来により学校教育においても各種の教育メディアによるIT化が進み,低年齢期から コンピュータによる学習が展開されている.このような状況は,従来のような学校で教師が中心になって. 様々な情報を児童生徒に教授し,それを知識として記憶する学習から,彼ら一人一人が自ら必要な情報を自 主的に収集して自らの課題解決にあたる学習へのシフトをもたらしている.. 一方,技術科教育における課題解決能力には,技術的「認知能力」,「実際に適用する能力」,「評価能力」 そして「発明の能力」があることを既に報告した1).技術的課題の設定やその解決方法を考える際,課題に 関連する情報の収集と分析が必要であり,IT学習で得られる能力は有効に作用するものと考える.つま り,コンピュータによる情報収集能力は技術的課題解決に著しく貢献し,生徒は自ら必要な技術的認知に関 する情報や,実際の適用に関する情報を,これにより容易に取得することが可能である.このように今日の. 教育においては,一人一人の生徒が必要な情報を収集し,それを基にどのように問題解決するかという力を 育てることが問われている.また課題解決にあたっては,それに加えて創造性や独創性を発揮することが重 要である.. 学校教育による創造性の育成に関しては,各教科において以前から実践現場における研究大会などの主題 とされてきたが,教科教育の内容として纏められた研究論文はそれほど多くはない.今回,中学校技術科教 育における創造性について考察するとともに,創造性を培う教育方法のあり方について検討した.. 2.学校教育における創造性. 1)創造性 水越(1970)は,創造性を学校教育で実現していくということは不可能に近く,そうした発想そのものに 甚だしい無理があるとし,学校教育においては,そのずっと手前の段階である前創造性と取り組み,そうし た創造性の芽を培うことと考えている2).. 一方,恩田(1994)は,創造性には社会的価値規準に照らして決める場合と,個人的価値規準を尊重して 考える場合があり,ある創造が必ずしも社会的に高く評価されるものでなくとも,その人にとって新しい価 191.
(3) 佐々木久視・窪田 範行. 値のあるものとして創り出された場合にはそれは立派な創造であり,子どもの創造活動は後者を指すとして いる.そして両者の創造性はともに自己実現をめざすものであり互いに関連があると考えている:i). 水越の考える前創造性や創造性の芽は,恩田が定義する個人的価値規準による創造性に該当するものと思 われる.したがって,学校教育における創造性は子ども自身が自分にとって新しい発見であり,そのことが. 新しい価値を創り出すことを意味し,創造性教育はそうした活動が実現することを目的にして考える必要が ある.この点に関連して茨城県教育研修センター研究報告書では,創造性を「新しい状況に出会ったとき, これまでに身に付けた知識や体験を十分に活用して,新しい解決をしようとする態度や能力_」と捉えるとし ている.そして,学習の中で培う創造性は,児童生徒の個人差や自発性を重んじる教育の深化と拡大である と押さえ,技術・家庭科の目標では,家庭生活の向上のために創意工夫する能力と実践的な態度の育成を目 指している.具体的には,一人一人のよさを生かしながら日常生活を見直し,新しい問題場面や状況では自 分なりのアイデアや発想で解決し,進んで実践しようとする子どもの姿を目指している′l).このように学校 数育における創造性は,自分自身でアイデアを考え出し,それによって実際に解決していく活動の中で発揮 されるものと考える.そしてその際,課題の解決に用いるアイデアが自分自身で考えたものであること,ど. のようにしてそのアイデアを考え付いたか,などを発表しあうことは創造性を育む上で生徒同士の情報交換 となり有益なことと思われる.. 2)創造性の教育. 創造性の芽を培うための教育的布石として水越(1970)は,子どもの中に好奇心や疑問を育てることを重 視している.そのため,アイデアの出てくる素材や資源を用意し,教育機器の活用によりリアルで具体的な 情報を多種多様に提供するとともに,それらを教師の説明や書物と組み合わせシステム化する.また集団討 議や共同研究の訓練,授業における予想をださせる段階ではできるだけバライティのある考えを出させるこ となどを指摘している5).さらにスミス(1992)らは,問題解決における創造的な方略の一つとして,拡散 的思考ヤプレインストーミングなどを挙げている.そして,拡散的思考には,代替用法と遠隔連想があり,. 前者は日常的な物体の異なる用法をできるだけたくさん枚挙するのに対し,後者はありきたりのものでな く,非凡な連想を行う過程であるという.さらにブレインストーミングは問題解決のための新しいアイデア を生成するためにグループが用いる手続きであるとしているb).. 恩田(1994)は,創造性開発の重要な思考法として,視覚的思考を挙げ,絵のスケッチは,図画工作科,. 理科,社会科などで精密な観察を必要とし,視覚的イメージを養うのに役立つとしている.また,創造性育 成の促進条件として,子どもの創造的思考を伸ばすための発問,学級の創造的な雰囲気,アイデアの開発を 促すような教育施設,教具,教材などの整備,生徒の作品掲示による他の生徒の創造欲求の喚起,表現意欲 を起させる道具や材料の豊富な用意,そして独創性に繋がる個性の開発育成,子どもの発達段階や能力に あった自由な,柔軟なカリキュラムによる個別学習などを挙げている7).. さらに,創造性教育の原理として,まず,創造への動機づけが行われ,子どもの好奇心が刺激され,創造 活動の喜びを体験させる.そして自己の能力に自信をもたせる.多くの解決の仕方が自由に許され,彼らに 受容的な自由な雰囲気で好きなように学習させる.しかし,一定の行動の基準やルールは教えておく.教師. は引きさがって,子どもが自発的に未知のものに立ち向かうようにさせる.そのためには教師は数歩さがる ことが必要である.指導計画を立てて指導しても,その結果は予測できないこともある.創造活動には偶然 性がある.失敗経験を創造の基礎として指導すれば,失敗は成功への道を聞かせる.基礎的な知識や技術の 習得と体系化が必要である.これらはイメージやアイデアを現実化し,具体化するのに必要である.自発的 な学習が促進され,自主的学習が創造活動の本質である.建設的な批判は,他の人の創造活動を促進し,健 192.
(4) 技術科教育における創造性の育成. 仝な自己評価は自己の創造活動を促進することなどを挙げているR).. このように創造性を培うためには,生徒の主体的活動を重視し,自発的に未知のものに立ち向かい,好奇 心や疑問を出し合うとともに,自由な発想による解決のイメージを出し合い,実践するような意欲的な学習. 環境をつくることが教師の構想すべき大きな課題であると考える.. 3.技術科教育と創造性. 1)技術的課題解決と創造性. 技術的な課題解決を行う際には,まずその課題に関する様々な情報や技術的事象の認知,理解をするため の技術学的「認知能力」を深めることにより,解決すべき課題についての検討がなされる.それに基づき解 決のための計画や設計,ならびに道具や機械の操作,用いる材料や資材の検討を含む「実際に適用する能. 力」により最適な解決方法の選択や開発が成立するとともに,制作など解決行動の実施に移される.さらに 実施結果の評価により,その結果が不十分な場合にはそれを克服するための新たな情報を含めた検討によ り,別の技術や手法の開発や導入が検討される.この場合には,以前にも増して創造的な発明能力が要求さ れる9).. 具体的に中学生が何かを製作したり,生産活動を行う場合,まず自分はなにを作りたいのか,の自問に始 まり,自分の生活で何が必要かを考える.そしてそれにはどんな機能が必要か,どのように利用するのか, どんな材料を使うのか,どんなデザインにするかなどをイメージするだろう.こうした一連の活動を通して 重要なことは,どうしても解決したい課題があるということである.つまり,それは自分が強い意欲をもっ て当たるに足る課題であり,課題に対する解決意欲が高いほど真に興味関心を燃やし工夫創造の力を持続的 に発揮するだろう.したがって,そうした課題を自ら見出すように授業を仕組むことは大切であり,自己の 願いや欲求に基づいた課題を設定することは,その後の解決行動のあり方と密接に関連するものと思われ る.そして可能な限り自分が満足できる結果を生むためには創造的で個性的な解決方法を見出すことが望ま しく,技術科における課題解決は生徒の創造性を育む上で極めて大切な学習である.. 2)学習指導法と創造性. 村田(1988)は,創造性の伸長を目指す技術教育について述べ,創造とは知識・理解を応用し,新しい組 み合わせを作ることであるという考え方を生かし,第一段階において,材料,工具,加工法,設計の仕方, 考え方を学ばせる基礎的技能の習得に力点をおいている.そのご第二段階として,学級をグループに分け, 木材と金属,金属とプラスチック,木材とプラスチックの融合題材を用意し,この段階で知識・理解の応. 用,新しい組み合わせによる具体的な学習を行っている.さらに,第三段階は,木材,金属,プラスチック を用いて与えられた課題解決を中心とした設計製作を行う学習を提示している10).このように,創意工夫す る能力は,基礎的・基本的な内容の定着があってこそ発揮されるものである11).このことは数学科における 創造性の創出過程においても同様であり,まず,知識や情報を収集・選択の後,それらの知識や情報を整理 組織化した上で課題を発見し設定するとしている12).技術科において創造的能力や創造的態度を培うために は,こうした考えの上に,創造的に思考する仕方を学習することが大切であり,問題解決的な学習過程で. は,①生活を見つめ課題を見出し(課題形成),②解決のための予想や計画を立て(解決への見通し),③課 題を追究・検証し(解決への追究),④まとめ,⑤生活に生かす,という一連の活動を通して児童生徒の創 造的な思考の仕方を培うことが必要である1‥5). 中学校技術科の学習指導法に関して筆者らは,技術科の学習内容をまず全員が習得する基礎基本的学習,. 193.
(5) 佐々木久視・窪田 範行. その上に成り立つ応用的学習,さらに生徒個人の興味関心により学習内容を深化させる発展的学習につなげ て学習する方法について報告した14).また,基礎基本的学習では,授業を教師主導型で行うか,あるいは生 徒の調査活動を取り入れた生徒主導型で行うかで,学習内容の定着に差異を認めている.即ち,宣言的知識. に関する学習内容は教師主導型でよく定着したのに対し,種子や苗の購入の仕方など,手続き的知識に関す る内容は生徒主導の授業の方がより強い定着を示している15).従って,技術科教育における学習内容の性質. により授業方法を変えることを含め,基礎基本的学習内容を全ての生徒に十分定着を図り,その後の応用的 学習につながる課題を見出し,その課題解決のための計画や構想を思考することになる.これらの基礎基本. 的学習ならびにその後の応用的学習を通して創造的な思考の創出を助長するように,学習環境や豊かな率材 などを用意することが必要であると考える.. 4.創造性を培う技術科教育の展開 ではこれらの学習過程において生徒の創造性を発揮させるため,具体的にどのような指導を行うことが望 ましいのだろうか.これまで述べてきたように,中学生の創造性はその子ども自身にとって新しい発見とし て表出されるが,そうした新しい発見の気づきを促進するためには,適切な教師の問いかけが大切であると 考える.まず初めの学習段階で,全員がその学習内容を把握する基礎基本的な知識や情報の収集・選択,理 解のための授業がなされる.この際,恩田(1994)の指摘するように16),創造的思考を伸ばすための発問, 「・ ・したのはなぜか」. 「・ ・してみてはどうか」. 「・ ・するには,どうしたらよいか」 「・ ・したら,どうなるか」 「そのほかにないか」 ト・・・についてどう思うか」 「・ ・するにはどんなことが必要か」. などを取り入れることは生徒の創造的発想を促す上で有効と思われる.例えば,栽培領域における基礎基 本的学習内容を次に示すA∼Fの6つの小課題にモジュール化し,これらの発問を取り入れて提示すると以 下のようになる.. A 作物の生育と環境の関わりを知る ・作物の種類や品種によって生育や花芽分化などに適する温度や日長が違うのはなぜか. ・生育や花芽分化などに適する温度や日長が,作物によって違うことを知る必要があるのはなぜか B 作物の収穫をあげる仕組みを知る ・植物の光合成を盛んに行わせるにはどうしたらよいか ・作られた同化産物を根や菓に効率よく貯めるためには,どうしたらよいか. C 地域作物の種類と生育過程を知る ・野菜の種類によって生育過程はどのように違うか D 栽培計画と栽培環境を知る ・野菜栽培で,畑の方位や目の当たりなどの環境を知るのはなぜか. E 畑の使い方と作付け方法を知る ・良い種子や苗を購入するにはどうしたらよいか 194.
(6) 技術科教育における創造性の育成. F 施肥,定植,管理法を知る ・定植した苗をきちんと根付かせるためにはどんなことが必要か ・種子をまいてうまく生育させるためにはどうしたらよいか. 基礎基本的学習の後に,応用的学習として,葉菜類,果菜類そして根茎菜類の中から自分で栽培してみた い野菜を選択し,一人ひとりの生徒が自ら主体的にその品種特性や生育過程について調べ. る.. そして,その場合の共通的な課題として次のような課題が挙げられる.. 1.収穫を高めるにはどんなことが必要か 2.品質を高めるにはどんなことが必要か. これらの課題は,栽培作物の性質が類似するもの同士でグループをつくり,その集団毎に創造的な課題解 決を図るように設定することができる.. そして,課題解決にあたっては,課題を具体的に,自らが理解できるように,確認しあって明確化し,基 礎基本的学習で学んだ技術的あるいは科学的知識をもとに思考し,解決法のいろいろな考えを出し合うこと が望まれる.それらの解決思考は,第1表のように例示される.つまり,栽培では何をつくるか,どのよう. なものをつくるかを明らかにし,それらを解決するためにはどうしたらいいのかを,科学的にその原理を考 え,そのためにどうするか,どんな方法があるかなどを,創造的,独創的に思考する.従って,「そのため にどうするか」「どんな方法があるか」などでは,仲間と討議したりブレーンストーミングを取り入れたり する時間や,互いに熟慮するゆとり,思考の持続性や集中性なども考えて授業を展開する必要がある.. 5.技術科教育における創造性とその評価 生徒が自らの課題について,基礎基本的な知識や情報をもとに自分なりにその解決方法を思考し,その生 徒なりの考えに基づき解決にあたるが,その思考過程や結果がどのように創造的であったか,あるいはその 結果にはどのような独自性が見られたかなど,創造性の発揮に村する評価の視点を明らかにしておく必要が ある.. 技術科で育てる資質能力は,「生活や技術への関心・意欲・態度」「生活を工夫し創造する能力」「生活の 技能」そして「生活や技術についての知識・理解」の四つの観点から評価されるが,創造性は「生活を工夫 し創造する能力」の観点により評価される.この観点については,計画段階での創造工夫,学習過程の創造 工夫,作業手順の創造工夫,補正・修正での創造工夫,学習成果の発表,安全作業での創造工夫などが例と してあげられている17).. 例えば栽培における「生活を工夫し創造する能力」としては,①作物を栽培目的に応じ,計画的,合理的 に育つように栽培計画を考え工夫する,②作物の生育状態や環境に適した作業や管理の仕方を工夫する,な どが評価規準となる18).. 一方,子どもの創造性を評価するために,坂元ら(1992)は,明らかに創造性の能力が高いとみなせる子 どもの持つ特徴的な行動を列挙し,それを備えているかをチェックすることによる,創造性程度の測定方法 を提示している1別.. 中学校における創造性の育成は,自分なりに工夫し,自分なりに考えて作り出す態度として評価される. が,そうした資質や能力は極めて複合的な要因によって総合的に養われるものと考える.従って,創造性を 195.
(7) 佐々木久視・窪田 範行. 育てる際には,例えば,日常生活でわからないことはすぐ調べる,物事に対する好奇心や積極的に関わる姿 勢,あるいは他人と話し合いをして考える,他人のまねはせずに自分の力でやるなど,人格的な側面からの 育成が重要であると考える.. 第1表 栽培における課題の明確化と解決思考の一例 決. 解 課. 題. 考. 根 菜 類. 葉 菜 類. 何をつくるか. 思. 果 菜. 類. キャベツ,レタス ホウレンソウなど. ダイコン,カブ ジャガイモなど. ナスなど. 大きい,おいしい. 大きい,おいしい. たくさん,おいしい. どのようなものをつくる. トマト,キュウリ. たくさん. か. どうしたらよいか. そのためにはどうするか. 光合成を高める. 根を育てる. 同化産物を葉に貯める. 光合成を高める 同化産物を根に貯める 夜間の根の呼吸を抑える. 光を十分あてる. 光を十分あてる. 適度な温度で生育する. 適度な温度で生育する 地温を高くしない. 光を十分あてる 適度な温度で生育する 窒素肥料をひかえる. マルチをする. マルチをする. マルチをする. シルバーマルチをする. トンネルをする 摘心,摘芽をする. トンネルをする. どんな方法があるか. 花をたくさんつける 光合成を高める 同化産物を実に貯める. その他. その他. その他. 6.ま と め 中学校技術・家庭科の授業を通して,生徒の創造性を育むためにはどのような指導方法が望ましいのか,. 生徒の創造的な課題解決を促すためにはどのようなことに留意する必要があるのか,などを中心に考察し た.そして創造性を培うために必要な要因と思われる事柄を要約的に示すと次の通りである.. 学習形態. ・柔軟なカリキュラムによる個別学習15) ・受容的で自由な雰囲気のあるクラス15). ・集団討議,共同研究の訓練を重ねる2r)). 技術的認知・基礎基本的な知識をもつ. ・構造化された知識をもつ. 課題設定. ・自分が興味を持ち,どうしても解決したいというテーマを持つこと21) ・リアルで具体的な情報を与える20). 196.
(8) 技術科教育における創造性の育成. 発想法. ・イマジネーションを働かせ,楽しい夢を描く21) ・発想法を示す22). ・思考の仕方を身に付ける2:i). ・発散技法に、より,たくさんのアイデアを出させる ・他人の真似はしない.他とは違うことを見出す.孤独を恐れない州. ・あきらめずに執着し,集中させる21). 解決過程. 素材・資源・アイデアのでる素材,資源がなくては話にならないご(−). ・素材に関する情報をもつ. 技術的課題を創造的に解決する際には,これらの事柄の複数要因が総合的に作用するものと考える.従っ て,中学校技術科で生徒の創造性を育むにあたっては,教室環境あるいは毎時間の授業レベルでこれらの事. 柄の内容をより具体的に検討しなければならない.また,各生徒が自らの課題を自分なりに解決する際に, どのように解決しようとするのか,そしてどのように解決したのか,そこにはどのような工夫や独自性が認 められたか,など創造性の発揮に対する評価の問題がある.そのため,生徒の課題解決における一連の活動 を通して工夫創造の観点や創造性の視点からの評価を明らかにしておく必要がある.. 引用文献. 1)佐々木久視(1993)技術科教育における技術的能力について 北海道教育大学紀安(第1部C)第44巻,第1号,pp.253−261. 2)水越敏行(1970)創造性の教育と発見学習 金沢大学教育学部教育研究 第3号,pp.し3−21. 3)恩田 彰(1994)創造性教育の展開 pp.3−4. 恒星社厚生閣 4)茨城県教育研修センター(2000)教科に関する研究 創造性を培う学習 指導 研究棟吉苦節34号. (http:〟www.edu.pref:ibaraki.jp/center/) 5)前掲2). 6)Ronald,A.Finke,ThomasB.Ward,StevenM.Smith(1992)小橋本章訳「創造的認知」pp.177L200.森北上I1版 7)前掲3) pp.103−107. 8)同上. pp.118−119.. 9)前掲1) p.257. 10)村田昭治(1988)創造性の伸長を目指す技術教育における教材問先に関する研究 金沢大学教育学部教科教育研究 第24ぢ. ,pp.127−. 136.. 11)文部省(1997)中学校才支術・家庭指導嚢料 問題解決能力の育成を目指す学習指導の展開 一情報基礎・栽培編一 海文堂出版 12)斎藤昇(1998)創造性創出過程のモデルの肺築とその実践l‡1本教科数青学会誌 第2ユ巻,第2号,pp.19−27. 13)前掲4) 14)佐々木久視,関 健太(1997)中学校技術科教育における個別化学習の検討 一栽培領域のモジュール学習の展開一 北海道教育大学紀. 要(第1部C)pp.381−386. 15)開 催太,明田 豊,佐々木久視(2000)中学校技術科における生徒の主体的調査活動を取り入れた栽培学習方法の検討l‡】本産業技術. 教育学会誌 第42巻,第1号,pp.13−18. 16)前掲3)p.106. 17)亀井浩明,佐野金吾,中村祐治編(1994) 中学校観点別評価の実際 (技術・家庭編) pp.56−57.教育出版. 18)北尾倫彦,向平 淡,橋本由愛子(2002)[平成14年度]新観ノ調り学習状況の評価基準表 中学校・技術・家庭一題材の評価規準とABC 判定基準−. pp.74−75. 図書文化社. 19)坂元章,波多野利彦,坂元昂(1992)チビものコンピュータ他用と心理学的変数との関連性・創造性・達成動議・社会的発達 日本教. 育工学維誌,15(4),pp.143−155.. 197.
(9) 佐々木久視・窪田 範行. 20)前掲2)p.16. 21)長尾 真(1999)創造性とは 電子情報通信学会誌Vol.82,No.5,pp.449−453. (http:〟www.ieice.org.hpIln)00ks/kaishikiji/199905/1999050l・html). 22)A.FOsborn(1969)ノYourCreativePower,豊田晃訳「創造力を生かせ」 353p.創元杜 23)前掲4). (本学教授,院生). 198.
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