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創立二〇周年及び法学会設立記念号の発行に寄せて: 沖縄地域学リポジトリ

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Academic year: 2021

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Title

創立二〇周年及び法学会設立記念号の発行に寄せて

Author(s)

比嘉, 康光

Citation

沖大法学 = Okidai Hōgaku(3): 3-5

Issue Date

1980-06-10

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/6482

(2)

沖縄大学は一九六一年二月一七日に設置認可され、今年で足掛け二○年を迎え、沖縄短期大学は一九五八年四月五日 に認可を受けて今日にいたっている。この間、本学は、学園の民主化闘争、本土復帰に伴う政府の大学統合政策に反対 する大学存続闘争等の行余曲折を経ながらも、県民子弟の最高教育機関として県民の負託に応じてきた。 大学の使命は教育と研究に存する。より良き教育の実践のためには密度の濃い研究が不可欠であり、同時に研究の成 果は当然教育に還元されねばならない。まさしく学問の自由が強調される所以である。また、教育・研究を通じての地 域への奉仕ということも、本学の理念とされている。 た った。法学科は「沖大法学論叢」の名称で発行してきたが、今般法学会の発足に伴い「沖大法学」と改称することにし たが、研究発表の機会を広げることや内容の体系的統一を確保するために、’九七五年から学科別に発行することとな かかる教育。研究を発展させる一つの手段として、研究誌が発行される。大学も開学以来「沖大論叢」を発行してき これを推進してきた者の一人として誠に喜びに堪えない次第である。 さて、法学科では既に三年半以前から、研究誌発行の主体としての、また教員の研究活動の発展及び法学教育の一層 の質的向上に資するために、「沖縄大学法学会」を設立しようとの動きがあった。それが遂に発足をみることとなり、

創立二○周年及び

法学会設立記念号の発行に寄せて

比嘉康光 3

(3)

本号は、本学の創立二○周年及び法学会の発足を記念して発行される》その企川伐び発行にいたる作業については細

集委員の努力を多とし、また、法学会の股肱に対し全面的協刀を惜しまれなかつた法学科余学化潴棚胆び川僚諸兄とと

ところで、このような学術研究団体の設立・運営を教師だけで行なうのは、必ずしも適当ではないであろう。学生も

大学構成の一員であり、且つ学問の自由を享受する主体でもあるわけだから、両者の協力なくしては法学会設立の趣旨

を全うすることは困難であろうと思われるのである。

右の立場から、去った一○月一一三日の法学科会議において「沖縄大学法学会」の設立及び「会則」原案が決定され、

これを受けて、二月一一○日には一部及び一一部の法学科全学生に対する設立趣旨の説明及び協力依頼のための説明会が

開かれた。そして教授会の諒承を得た後、’’一月一一二日発会式(設立総会)をもち、折から集中講議で来学中の高野雄

一東大名誉教授に記念講演をして戴き、また、永野副学長と新里恵一一沖縄弁護士会刑会長からは法学会の今後の活躍と

発展を期して祝辞が述べられ、盛況のうちにわが法学会はスタートしたのである。

法学会の事業は、「沖大法学.と「沖大法学会誌」の発行とともに講極会等その他の研究活動を行なうことにある・

法学会誌は、学生のゼミ等における研究成果の発表及び学堆と教師の学問的対話の場として活川されることに比重がお

かれ、沖大法学は、主として教員の学術研究活動の成果の発表に役立てられることになる無論いずれにおいても、教

師及び学生がそれぞれに切礁琢磨し協力して行くことが要請される。

私学をとりまく現状には依然として厳しいものがあるがそのような状況にあっても、じっくりと腰を淋濁けⅢつ地

道に、学問的。教育的香りのするものを守り育てていくことが、われわれ大学人に課せられた使命でもあると思うので

ある。 4

(4)

もに本学の歴史に残るこの一歩を灘び、几っ本学並びに法学会の発展のためにともに前進していきたいと思うものであ

几八○年五円一○日

参照

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