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工業生産を支える人々

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Academic year: 2021

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第5学年

社会科学習指導案

1 単 元 工業生産を支える人々 「自動車工場を訪ねて」 2 本単元の指導の立場 (1)児童の実態 本学級の子ども達は、これまで見学・調査などを通して、地域の「人」「もの」「こと」に進 んで関わろうとしてきた。また、課題を解決しようと、図書資料やコンピュータなどを使って意 欲的に調べる姿も多く見られる。前単元「水産業のさかんな地域を訪ねて」の学習では、海苔養 殖を営んでいるGTの話や資料から、養殖業の工夫や努力と同時に厳しい現実を学び、今後の漁 業の方向性について自分の考えをもつことができた。 しかし、見学や調査に対する意欲関心は高いものの、調べた中から事実を取りだし、その事実 を根拠として自分の考えを作ったり、深めたりするまでに至っていない。 (2)教材の価値 本単元「自動車工場を訪ねて」では、我が国の重要な工業製品である自動車を取り上げる。現 在我が国の工業製品は機械工業で生産されたものが一番多く、その中でも自動車は生産量も生産 額も輸出額も大きく、国民生活を支える重要な役割を果たしていることを理解させるのに適した 教材であるといえる。(価値性)また、実物の自動車を調査したり、自動車工場に見学に行った りすることで、「本物」に出会わせることができる教材である。(活動性)さらに、自動車の仕 組みや生産工程を調べ、その中で見いだした「お客さんのニーズ」とは何なのか生産者側と販売 者側、さらには購入者といったそれぞれの立場で考えるさせるのに適した教材である。(多様性) (3)指導の構え 本単元の指導に当たっては、自動車工場の見学、自動車工業に従事している人へのインタビュ ー、生産や販売に関する情報をもとに、国民生活を支える自動車工業の意味について考え、人々 の工夫や努力が多様な「お客さんのニーズ」に従ってなされていることをつかみ、自動車工業の 発展について関心を高めることができるようにする。 また、「人」「もの」「こと」といった多様な情報を全体的、分析的、総合的に読み取ることが できたり、資料から取り出した事実どうしを結びつけて見えてきた社会的事象の意味を自分の考 えとして作り出していくような力を育成するために、さぐる段階とふかめる段階に次のような「情 報を使いこなす活動」を位置づける。 【情報をつかむ活動】 自動車見学やインタビュー活動から、見たり聞いたりしたことをメモにとり、事実を抜き出 していく活動。 【情報を基に自分の考えをつくり・表す活動】 調査や見学で抜き出した情報を観点別に整理していく活動。 【新たな情報を活用する活動】 整理された観点を結びつけることで、見えてくる自動車づくりの視点を広げたり、深めたり する活動。 特に本時指導にあたっては、インタビューによって分かった情報を観点ごとに整理し、さら に昔と現在の自動車の写真を比較することで、今求められる自動車の観点を明瞭にさせる。 3 目 標 (1)自動車の観察や自動車工場の見学を通して自動車の生産に関心をもち、工場で働く人々の 工夫や努力を意欲的に調べることができるようにする。 (2)自動車工場での調査や見学から得た情報を結びつけ、自動車生産の工夫点を考えることが できるようにするとともに、販売店の方の話や一般の方へのインタビューを通して、今どの ような自動車が求められているのか判断することができる。 (3)自動車工場の工夫点や今求められている自動車について調べてきたことを絵図にまとめた り、インタビューしてきたことをもとにキーワードを使って発表したりできるようにする。 (4)1台の自動車ができるためには、組み立て工場や関連工場などの多くの人々が協力しなが ら生産を高める工夫や努力をしていることを捉えるとともに、お客さんのニーズに基づいて 安全で安心な車作りに取り組んでいることを捉えることができるようにする。

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4 単元の展開(全15)時間 段階 配時

学習活動と内容

主にねらう読解力 教師の支援 1 自動車を観察し本単元のめあてを立てる。 ① (1)本物の自動車を観察し、メモを取る。 ○ 実 物 を 3 つ の 観 ○ 細 か い と こ ろ ま で ○大きな部品・・ドア、ボンネット、エンジン、シート 点 で 細 か く 観 察 し で 観 察 で き る よ う ○小さな部品・・ねじ、ボタン、ワイパー メモを取る力。 に 部 品 を 可 能 な 限 ○材質・・・・・・鉄、布、ゴム り取り外しておく。 あ ① (2)○○自動車○○工場の写真を見て、学 ○ 実 物 自 動 車 や 自 ○ 学 習 課 題 を つ か 習課題をつかむ。 動 車 工 場 の 写 真 か ま せ る た め に 部 品 ○部品の数3万個→年間53万台の自動車へ ら課題をつかむ力。 の 数 を 知 ら せ た り う た く さ ん の 自 動 車 自動車工場ではどのような工夫をしてた が 生 産 さ れ て い る さんの自動車を生産しているのか調べよう 工 場 の 内 部 の 写 真 を提示したりする。 2 自動車工場見学を通して、学習課題を解 決する。 ① (1)学習計画を立てる。 ○ 見 学 時 の 学 習 計 ○ 当 日 の 流 れ を つ ○工場見学の流れや学習課題の確認する。 画を立てる力。 か む た め に 事 前 に 計画を立てさせる。 さ ④ (2)○○自動車○○工場を見学する。 ○ た く さ ん の 自 動 ○ 工 夫 点 を 具 体 的 ○工場で働く人々の話や質問 車 を 作 る こ と が で に 調 べ ら れ る よ う ○工場ラインの見学 き る 生 産 の 工 夫 を に 事 前 に 打 ち 合 わ つかむ力。 せをしておく。 ② (3)調べたことを整理し、まとめる。 ○ こ れ ま で の 工 場 ○ 自 分 が 調 べ た 工 ○最も工夫している点を詳しくまとめる。 見 学 の メ モ か ら 最 場 の 工 夫 が よ く 伝 ・作業シートを見ながら間違いなくたくさんの も 工 夫 し て い る と わ る よ う に 、 最 も 部品を取り付けているところ 思 う と こ ろ 所 を ま 工 夫 し て い る と 思 ぐ ・機械やロボットが作業しているところ とめる力。 う 点 に つ い て ま と ・作業ラインで順番に取り付けているところ めさせる。 ・ほぼ一日中作業しているとところ・ ② (4)調べたことを交流し合い、新たな課題 ○ 工 場 の 工 夫 し て ○ 3 つ の 観 点 に 気 を立てる。 い る 点 を ま と め 、 づ く こ と が で き る ○工場の工夫の観点とその理由を考える。 「速く」「正確に」 よ う に 、 社 会 科 見 分 業 交代制 「 安 全 に 」 と い う 学 の 様 子 を ふ り 返 観 点 に 気 づ き 、 新 らせながら「分業」 る 速く作る 正確に作る 安全に作る た な 課 題 を つ く る と 「 交 代 制 」 の よ 力。 さ を 押 さ え る よ う お客さんのニーズに合わせた自動車作り にする。 今お客さんからどんな自動車が求められ ているのか調べよう。 3 今求められている車とは何か調べる。 ② (1)様々な人にインタビューをし、どんな ○ イ ン タ ビ ュ ー を ○ 様 々 な 人 へ の 調 自動車がほしいか尋ね、発表し合う。 行 い 、 自 動 車 に 対 査 が で き る よ う に ふ ○様々な人々へインタビューをする。 す る 嗜 好 や 希 望 を 先 生 、 家 族 、 兄 弟 ・かっこいい車 ・スポーツカー ・荷物が多 調査する力。 な ど へ の イ ン タ ビ く乗る車 ・エアバックがついている車 ューを働きかける。 か ・燃費がいい車 ○調べたことを発表し合う。 ① (2)販売店の方の話を聞き、今求められる め 本時 車を考える。 ○お客さんが求める観点を整理する。 ○ 昔 と 今 の 車 の 写 ○ 販 売 店 側 の お 客 形 速さ 機能性 安全性 経済性 真 を 比 較 し 、 形 ・ さ ん の ニ ー ズ に 応 る ○昔と今の車の写真を比較し、5つの観点につ 速 さ ・ 機 能 性 ・ 安 え る 販 売 店 側 の 苦 いて調べる。 全 性 ・ 経 済 性 に つ 労 や 努 力 が 分 か る ○販売店の方の話を聞く。 い て 自 分 の 考 え を よ う に 、 G T を 迎 つくる力。 え話をしてもらう。 い 4 本単元のまとめをする。 ① ○ 工場や販売店で働く人の「努力」について考 ○ 工 場 や 生 産 の 工 ○ 人 々 の 努 力 を 見 か える。 夫 か ら 、 人 々 の 努 いださせるために、 ・お客さんにニーズに応えるために日々努力 力を見いだす力。 こ れ ま で の 学 習 を す する働く人々 振りかえらせる。

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5 本時の主眼 ○ インタビューの内容やGTの話から、今どのような自動車が求められているのか考えると ともに、利用者のニーズに応じて自動車の生産や販売が行われていることをつかむことがで きるようにする。 【内容】 ○ 新旧の自動車の写真を比較したり、インタビューの内容からキーワードを考えたり、販売 店の方の話を聞いたりして、現在求められている自動車について考えることができるように する。 【読解力】 6 準備 学習ノート 自動車の写真 学習の流れ図 7 本時の展開 段階

学習活動と内容

主な支援 1 昔と現在の2枚の自動車の写真を比較し、本時のめ あてを立てる。 【情報をつかむ活動】 で ○ 昔と現在の2枚の自動車の写真から、気づいた ○ めあてをつかませるために、数 ことを発表し合う。 世代前の自動車と同じ車種の現在 ・今の車の方が形がかっこいい。 の自動車の写真を提示し、違いや あ ・今の車の方が速そうだ。 特徴を捉えさせる。 ・ハンドルの形が違っている。 《つかませたい情報》 う 昔と今の自動車を比べて、今どのような自動 インタビューから分かった今 車が求められているのか考えよう。 求められる自動車 2 インタビューの結果を発表し、お客さんが求める自 動車を観点ごとに整理する。 【情報を基に考えをつくり・表す活動】 さ (1)インタビューの結果を発表する。 ○ 形、速さ、機能性、安全性、経 ・お父さんにインタビューしたところ、たくさん荷物が 済性の観点が(2)で出るように、 載る車がいいと言っていました。それは、仕事でたく 事前に子どもたちのインタビュー さんの荷物を載せるからです。 内容を把握しておく。 (2)発表内容を観点ごとに整理する。 ○ 観点ごとに整理しやすいように ぐ ・かっこいい車 形 発表内容を線で結びながらキーワ ・スポーツカー 速さ ードをつくらせていく。 ・荷物が多く乗る車 機能性 ・エアバック 安全性 ・燃費がいい車 経済性 (3)昔と現在の自動車の写真や資料を比較し、5つ ○ 5つのの観点が明確になるよう る の観点を確認し合う。 に、見て分かるような写真や統計 資料を提示する。 3 販売店Eさんから意見や感想をもらい、新たな視点 から求められる自動車を考える。 【新たな情報を活用する活動】 ふ (1) 販売店Eさんの話を聞く。 ○ 「お客さんのニーズ」だけでな く、現代社会の要請(人に優しい か ・地球に優しい)という視点が伝 わるように、GTに写真を提示し め てもらいながら話をしてもらう。 《身に付けさせたい読解力》 る (2)新たな観点を考える。 GTの話から新たな視点を入れた ・様々な人に優しい自動車 自動車を考える力 ・環境に優しい自動車 ふ 4 本時の学習を振り返る。 り ○ 次時の予告を聞き、「今日の学習で」を書く。 ○ 学習課題に即したまとめを書か か ・今日は今どのような自動車が求められているのか考えました。工場も販 せるために、本時めあてを再度読 え 売店もお客さんのニーズだけでなく、いろんな人や地球環境のことを考 ませてから今日の学習でを書かせ る えて自動車をつくっていることが分かりました。 る。

参照

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