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男女共同参画行動計画策定への住民参加における社会教育の課題 : 北海道の事例から

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(1)Title. 男女共同参画行動計画策定への住民参加における社会教育の課題 : 北海 道の事例から. Author(s). 古村, えり子. Citation. 北海道教育大学紀要. 教育科学編, 55(1): 95-106. Issue Date. 2004-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/348. Rights. 本文ファイルはNIIから提供されたものである。. Hokkaido University of Education.

(2) 平成16年9月. 北海道教育大学紀要(教育科学編)第55巻 第1号. JournalofHokkaidoUniversityofEducation(Education)Vol.55,No.1. September,2004. 男女共同参画行動計画策定への住民参加における社会教育の課題. ∼北海道の事例から∼. 古 村 えり子 北海道教育大学岩見沢枚 生涯教育課程社会教育コース. TheSubjectofSocialEducationforDecisionof Genderequalityactionplanincommunityparticipation ∼ThecaseofHokkaido∼. ERIKO FURUMURA. SocialEducationCourse,aSSistantprofessorofHokkaidoUniversityofEducationIwamizawaCampusO68−8642. Abstract. BasiclawofGender−equalsocietywasenacted,1998.And,manyaCtionplanshavebeenm. However,thebacklashhappensfrequentlyandthemunicipalitytowhichtheplandecisionhasstagnated. isnotfew.Atthelocalcitygiventothecase,itiscomposedofboththewomanandthehousewifeth. thewomen’sgroupworks.WecanlearnmanyfruitsfromthismunlClpalitythatsetsupaneffectiveplan. WecanBndsomesubjectsofSocialEducationfromthisanalysis. 1Thestaffofthemunicipalityshouldstudythegenderproblem.. 2Notonlythehousewifebutalsotheworkingwomanshouldparticipateinthedecision. 3Theresidentorganizationshouldhavetheorganizationdistinguishedsharplytothemunicipalitygov− ernment.. 4Realities写raSPiseffectivealsoincities・tOWnS,andvi11ages,atthepresentstagebasedon”Index”of Hokkaido. キーワード 男女共同参画 学習課題 住民運動. 1.課題と方法 1998年に制定された「男女共同参画社会基本法」は「男女平等」社会実現にせまる画期的な法律である。「参. 画」といってもその根底には「平等」の理念があり,自治体の取り組み次第でその実情に合った政策を策定 する可能性も有している。具体的な計画は市町村の自主性にかか?ているのがこの法律の特色である。この. 95.

(3) 古 村 えり子. 法律に対する考え方,民主主義の到達点によって内容が大きく左右されるからである。すでに「条例」,「行. 動計画策定」,「評価」にかかわる住民参加,内容,実施状況は自治体によって多様な仕方で進行している。「行 政と住民のパートナーシップ」1は社会教育では当然の課題であり首都圏では実績もかさねてきているが, 「男女共同参画」は教育委員会などの限られた部門の問題でなく住民生活全体にかかわることである。しかも, 計画策走にさいして地域ごとの実態をふまえかナれば実効性のある計画はのぞめない。それなのに,地域によっ て計画策定の進展や内容のばらつきが激しく実効性にとぼしい形だけの所もすくなくない。 社会教育行政と実践の場は「婦人教育」から「ジェンダー学習」「男女共同参画」まで50年にわたる長い 道のりがある。そのなかで,、「公的な社会教育実践」「住民の学習」「女性の自立と主体形成の理論」この三. 者の関係は多くの矛盾と妥協のなかで複雑にからみあってきた。2「住民」といっても,社会教育学会などで とりあげられる「都市住民」の場合は長年の実践による成果から最新のジェンダー理論をもとにすぐれた実 践ができる層も少なくない。他方,「地域婦人会」は保守的な傾向があり,そのような層を基盤にした「公 的な社会教育実践」がともすると「ジェンダーバイアス」を助長しかねないとの批判もなされてきた。だが, 本論でとりあげる「地方都市」ではそのような分化がみられず,「地域婦人会」もかならずしも保守的では ない。. 本報告は,北海道における計画策定の経過と,ある自治体の事例を検討するなかで実効性ある計画策定の 条件と住民,自治体職員双方の学習・実践課題をあき.らかにするものである。その場合,地域婦人会の構成 要素の違いが計画策定における住民参画とどのように関わるのかが研究上のもう一つの課題である。 調査方法は,2002年から2003年にかけて北海道男女平等参画審議会委員,当該自治体の策定委貞,担当職. 貞,懇話会委員からの聞き取りと提供された資料による。. 2.男女琴同参画社会基本法策定の経過 日本政府の男女平等問題にたいする対応は,国連などの国際的な「圧力」があって,はじめて国内の声に 耳を傾けるという姿勢が「一貫」しており,これは他の問題でも向様である。1975年の「国連婦人の十年 世界行動計画」を受けて,内閣総理大臣を本部長とする婦人問題企画推進本部が設置された。この間,国民 のあいだでは「『国際婦人年』をきらかけに行動する女の会」というような団体が数多くでき,全国各地で. 学習会や活動がおこなわれ,「女子差別撤廃条約」への早期批准を要求した。市議会などで批准せよとの決 議もあげられたが,国はなかなか批准せず,署名活動が全国的に展開された。批准すれば雇用の平等や教育 の平等(家庭科の男女共修)を実現するために国家として法や制度の整備をせざるをえないからである。い. うまでもなく,戦後一貫してこれらの問題にたいしては労働組合や婦人団体が運動や訴訟などをつうじて 闘っていた。教育の平等にかんしても,「家庭科の男女共修」をめざして,家庭科の教貞を中心に粘り強い. 運動が行われていたことは,周知の事実である。31974年には「家庭科の男女共修を進める会」がつくられた。 この活動をすすめていた出版社の社員が不当解雇されるなど多く甲献身的な活動がおこなわれた。また,「共 修」が決定したあとでも,「情報」選択などで,事実上の差別的「別修」を企む学校も少なくなかった中で, 国際的圧力がなければ実現しなかったとしても,逆にもし国内でなんの運動も要求もなければ国も動かない. のは,アジアの,女性が無権利状態におかれ運動さえ起こせない国々をみれば明らかである。4 1977年2月に,向こう10年の女性に関する行政の課題及び施策の方向を明らかにする「国内行動計画」が. 策定された。この結果「国連婦人の十年」の間に女性に関する施策の取組は大きく進展した。おくればせな がら1985年,女子差別撤廃条約の批准をはじめ「男卑雇用機会均等法」の制定や「国籍法」の改正などが行 われ,特に法律,制度面での男女平等に関する整備は大きく前進した。2000年へ向けての新国内行動計画「国. 96.

(4) 男女共同参画行動計画策走への住民参加における社会教育の課題. 連婦人の十年」の経過後においても,男女の役割を固定的にとらえる意識,慣習は制度上のみならず,実際 上の女性の地位を向上させ,社会のあらゆる分野に女性と男性が対等に参加する上でまだ多くの課題が存在 しているため,国の計画的取組が必要とされていた。1987年「ナイロビ将来戦略」の趣旨を受けて西暦2000 年に向けての新国内行動計画を策定し,1992年には新国内行動計画を「西暦2000年に向けての新国内行動計 画」へと改定を実施した。あらゆる分野へ男女が平等に共同して参画することが不可欠であるという基本的 認識の下に. 「共同参加」を「共同参画」と改め「男女共同参画型社会の形成」に向けて取り組むこととなっ. た。それまでの「社会参加」という言葉は社会教育学会の場でもたびたび問題とされたように,すでに出来 上がっている社会の構造を変えずに女性の居場所をつくるという意味でしかないからである。. 3.その性格と限界∼「平等」と「参画」 こうした国鱒的な動きのなかで,政府のみならず地方自治体において「女性政策」がすすめられるように なった。国家公務員や自治体職員のなかに「自分の問題」としてこの問題に熱心に取り組む層が男女ともに. 存在していることが有利に作用した。たとえ,政府の「国際的世間体」5で制定された法律であろうと「政 府のお墓付き」が得られた以上,「女性政策」を押し進める取り組みに勇気をあたえることとなった。しか しながら「男女平等」はそう簡単に正当性を獲得できない。男性中心主義の社会構造,「男性が仕事」「女性 は家庭」のイデオロギーを強固に保持する保守的政治勢力からの反対で「平等」ではなく「参画」となる。 男女真岡参画社会基本法はいうなれば妥協の産物である。「男女平等基本法」あるいは「性差別禁止法」′で はなく,「男女それぞれの役割をふまえる」参画もありうるこの法は,住民と行政のありかたによっては, 必ずしも「男女平等」の方向にいくとはかぎらない。また,経済界の要請にこたえるべく,能力ある女を効 率よく使える状況を作ることは,グローバリゼーションのなかで国際競争力をつけるためには必要なことで. もあるのだ。したがって一部の(能力のない)′男性にとって煙たい法律でもあるし,自分の能力をいかす道 を見出していない女性にとってもそのままでは疎遠なものとならざるを得ない。. にもかかわらず,取り組みのしかたによっては大きな可能性を含むものである。それは計画策走の段階で, 住民が関わることが奨励されており,推進の内容も自治体ごとの多様性が保障されるからである。しかし, このこともまた諸刃の刃である。現在,国やいくつかの自治体でせっかくの成果を台無しにする動きが見出 される。. 4.顕在化しつつある参画法へのバックラッシュ 自治体によっては条例段階で「平等」の文字をいれる計画ですすんでいても,(これは住民の運動に関わ. るところが大きいが)住民の声を無視して行政が「平等」をはずすところもある。たとえば,「伝統的な保 守王国」富山県では市民団体の声を無視して「男女平等条例」ではなく,「男女共同参画条例」とし,さら にこれまでの「富山県民女性センター」を「富山県民共生センター」と名称変更。「女性青少年課」を「男 女共同参画・ボランティア課」とするなど,「役割分担」「男女特性論」を助長しかねない「改革」すら進行 している。行政の後退を支えている保守的な市民団体の存在があるのではないかとも思われるが表面にはで にくいであろう6。この結果,都道府県レベルで「平等」条例を実現したのは北海道,新潟,東京のみとなっ た。比較的進んでいるはずの東京でさえ,たとえば千代田区では保守的な市民団体の圧力で講演会が中止に 追い込まれるなどの事例がおきている。また,いくつかの自治体で,これまで,「男女共同参画」を担当し, よくやっていたと市民からも評価されていた職員が突然配置転換されるという動きもみられる。. 97.

(5) 古 村 えり子. 男女共同参画条例のなかに「男女の特性を認める」などの文言を盛り込む自治体も出現し条例の骨抜きが. 危ぶまれている。7 国のレベルでも看過しがたいバックラッシュが頻発してい. る。2001年∼2002年にかけて,山谷えり子議員. (当時民主党)が家庭科の教科書や学校現場に使用するため作られた「思春期のためのラブ&ボディーbook」. (女性の性に関する自己決定権をまなぶ教材)をとりあげ「性」を学校現場でとりあげることを批判する。 この動きに呼応するように,女性の性と生殖に関する自己決定権を要求する運動や夫婦別姓運動に関する攻 撃が起こった。「日本女性の会」(会長 安西愛子)は「選択的夫婦別姓」に対し,反対署名を始め,「週刊 新潮」や「正論」など一部の週刊誌が「男女共同参画」へのパッシングをはじめた。とくに「ジェンダーフ. リー」概念にたいする歪曲がマスコミを通じてながされ,国や自治体に影響を持ってしまったことは残念で. ある。8 男女共同参画にたいする予算が「9兆円」としてこれもパッシングの対象とされているが,むしろ,直接 関係のないところに使われておりその事自体が問題である。9. 5.北海道における計画策定経過 北海道では,1978年に「北海道婦人行動計画」を,1987年に「北海道女性の自立プラン」を策定。男女平 等な社会の実現を目指し,諸施策の総合的な推進を進めるためにということで,「女性の自立プラン協議会『プ ラン協』」が各自治体につくられた。地域婦人会に行政が働きかけてつくられたこの組織は活発な学習活動. を展開し,内容も「女性の自立」を全面に打ち出した画期的なものであった。10 国における男女平等の実現に向けた法律や制度の整備が進むとともに,ここ十数年の経済情勢の変化にお いてとくにサービス業が産業に占める割合が高くなったことを背景に,首都圏や札幌圏では企業においても, 女性の労働能力を生かす必要が生じた。また,70年代にマジョリティとなった主婦層においても,90年代に は子供が手を離れる年齢となり,女性起業や地域活動への参加は著しくなった。しかし,企業や自治体,住 民組織においても,重要な意思決定の場において,男性中心の構造はかわらず,女性の活躍にとって障壁と. なっていた。このようななかでも,社会における女性参画の重要性は具体的に認識されるようになった。た とえば,政策決定の場への参画や賃金格差,様々な役職への占める割合など,解決しなければならない課題. は,単に女性だけの問題ではなく,社会全体の問題として取り組む必要があることが認識されるようになっ た。1998年3月に,それまでの諸施策を発展させながら,国の「男女共同参画2000年プラン」,「北海道男女. 共同参画懇話会からの提言」,と各方面からの意見をもとに,「北海道男女共同参画プラン」を策定した。こ れにより,市町村の「女性の自立プラン協議会」は「男女共同参画プラン協議会」に再編される。. 職業や地域活動などの社会的な問題のみならず,従来家族内の問題として処理されていたDV(ドメス ティックバイオレンス)の問題は国際的に「女性にたいする暴力」の問題として,北京女性会議などの国際. 的な場において問題とされてから,日本国内でも急速に法制度の整備が進められた。これに呼応して北海道. でもDVに関する調査がおこなわれ深刻な実態も明らかとなった。11法や制度が整っても身近なところに相 談窓口や避難所(シェルター)がなくてはならない。これまで北海道では「おんなのスペースおん」(代表 :近藤恵子)などの民間団体が避難所を確保していたが,これが公的な責務となっていったことは重要であ. る。DVが犯罪であるとの社会的認識は地方においてはまだまだ行き渡っているとはいいがたい。12札幌市 では女性団体の努力で「男女共同参画センター」がオープンし,シェルターとしてもつかえることになった. 」 が,地方都市ではDVの存在さえ確認されず,事実上避難できないと;ろが少なくない。また,1次的に避 難しても,経済的に自立できなくては根本的な解決にはならない。. 98.

(6) 男女共同参画行動計画策定への住民参加における社会教育の課題. 北海道においては幸いなことに,懇話会の委員による2年間の議論をふまえ,「現実は不平等である」と いう認識のもとに「北海道男女平等参画推進条例」を制定。さらに国の政策において批判の強かった,「少. 子高齢化」「国内経済活動の成熟化」13もカットした。この2つの問題は,女性が働きながら子育てできる ような環境を整えるというよりは,国際的に競争力をつけるために女性の能力を開発し,また子供を女性が もっと産むために条件整嘩をするという目的を含むために,女性の多様な生き方を或る方向に限定してしま う危険をはらむのである。「男女平等教育」についての不満はあるものの内容的には評価できる。「基本法」 がきっかけとはいえ,独自の調査と,独自の見識による条例と計画ができたといえよう。しかし,市町村と の関係では当然ではあるが,上下関係にはないので,道段階での進んだところが,市町村の政策には必ずし も生かされていないのが現状である。. 表1 国,北海道における男女共同参画 年表 1975年 「国際婦人年」「世界行動計画」. 1977年 「国内行動計画」 1978年 「北海道婦人行動計画」 1987年 「北海道女性の自立プラン」 女性の自立プラン推進協議会. 1991年 道立女性プラザ設置 1995年 6月「女性室」設置→ 「北海道男女共同参画推進室」 8月 初の公募委貞を含む「北海道男女共同参画懇話会」 10月 北海道男女共同参画懇話会 1994年 稔理府男女共同参画室 男女共同参画審議会 「北海道男女共同参画2000年プラン」 1998年 「男女共同参画社会基本法」. 1999年 「女性に対する暴力の実態調査」暴力調査,「平等」先進地域 2000年 「北海道男女平等参画推進条例」 7月 条例に基づき「北海道男女平等参画審議会」(知事の付属機関) 「北海道男女平等参画苦情処理委員会」. DV防止法 2002年 3月 「北海道男女平等参画基本計画」. *この間北海道自治研修所に おいて職員研修を重点的に. 行う。. 6.北海道男女平等参画推進のための当面する課題 地方自治法の改正(2000.4)により道と市町村は対等の関係となった。だから,バックラッシュが全国 的に頻発するなかで,住民の声が弱ければ何もしなくてよいということにもなりかねない。表2は道内市町 村の男女平等参画にかんする条例や計画策定状況である。恵庭市,旭川市では「平等」条例を実現し,小樽 市,留萌市でも平等計画を実現している。この点,北海道の条例が「平等」を掲げた功績は貴重である。. しかし,200以上ある市町村のなかで,計画策走に至っているのはわずか23であり,1割にすぎない。条 例を検討している市町村は16,行動計画を検討している市町村は11であり,男女共同参画社会を北海道に実 現するにはあまりにも少ない。これから到達点が発表される予定であるが住民からの運動がますます重要と なるであろう。 今後の審議会の活動として以下の2点があげられている。. 99.

(7) 古 村 えり子. 1)男女平等参画指標(北海道方式ジェンダー指標);専門部会を設けて,十分な検討(表3.) 2)平成15年度重点事項事項の決定. 表2 北海道市町村における男女平等参画計画策定状況 北海道男女平等参画推進室ホームページより 2004年3月現在 札幌市. 男女共同参画さっぽろプラン. 15年度∼24年度. 平成15年4月. 函館市. 男女共同参画をめざすはこだてプラン21. 10年度∼19年慶. 平成10年3月. 小樽市. 小樽市男女平等参画基本計画. 15年度∼24年皮. 平成15年3月. 旭川市. 男女共同参画を目指す旭川女性プラγ. 8年度∼17年度. 平成9年3月. くしろ男女共同参画プラン. 9年度∼18年度. 平成9年11月. 帯広市. 帯広市男女共同参画プラン. 13年鹿∼21年虔. 平成13年3月. 北見市. 男女共同参画プランきたみ. 11年度∼18年度. 平成11年3月. 岩見沢市. 岩見沢市男女共同参画計画. 14年度∼23年度. 平成14年9月. 網走市. 網走市男女共同参画プラン. 14年度∼22年度. 平成14年3月. 留萌市. 男女平等参画るもいプラン. 15年度∼23年虔. 平成15年2月. 苫小牧市. とまこまい男女共同参画プラン21. 13年度∼19年度. 平成13年6月. 美唄市. 美唄市男女共同参画計画. 15年虔∼19年度. 平成14年10月. 芦別市. 第2次芦別市女性の行動計画. 11年度∼21年度. 平成11年11月. 江別市. 江別市男女共同参画基本計画. 14年度∼22年度. ・平成14年6月. 士別市. 士別市男女共伺参画行動計画. 15年度∼24年度. 平成15年3月. 千歳市. ちとせ女性プラン. 9年度∼18年度. 平成10年3月. 登別申. 登別市男女共同参画基本計画. 15年度∼23年度. 平成14年7月. 北広島市. きたひろしま男女平等参画プラン. 14年度∵21年度. 平成13年12月. 釧路市. 石狩市. 小しかり男女共同参画プラン21. 12年虔∼21年皮. 平成12年3月. 上砂川町. 上勧Il町男女共同参画プラン. 9年度∼19年度. 平成9年5月. 美幌町. びほろ男女共同参画プラン. 11年度γ17年度. 平成11年12丹. 静内町. 静内町男女共同参画プラン. 14年度∼21年虔. 平成14年芦月. 様似町. 様似町男女共同参画基本計画. 14年度∼22年度. 平成14年3月. 指標についての細かな検討はここでの課題ではないので詳細については省略するが,関係機関の承諾を得. て作られたこの項目はまもなく達成率について公表される予定であり,意思決定機関における女性の割合, 管理職への登用,DVシェルターの設置など,市町村において具体的にとりくめるものがもりこまれている。 このような指標があればたとえ自治体の首長,職員の意識が古くても,平等参画を進める勢力が「正当性」 を確保できるのである。今後は住民と自治体職員によるこの指標の学習を組織することが重要な課題である。 この指標は関係機関の了承を得られなかったものは入っていない。その一つに「男女平等の視点に立った 教育の推進」において,道の教育委員会の了承がえられず,項目がすべて大学の進学率やセクハラ対策のみ. になってしまったことがある。小,中,高と,学校教育のなかで,「隠れたカリキュラム」14というかたち で性差別教育がおこなわれてきたことは,周知の事実である15。現場の教員や保護者の努力で,男女の順番 において,すべて男子が先という状況は改善されつつあるが,現実には看過しがたい問題が山積している。16. 100.

(8) 男女共同参画行動計画策定への住民参加における社会教育の課題. 表3 男女平等参画指標の体系・項目・分類 【指 項. 嘩】 目. 分類. 市町村における男女平等関連事業・イベント開催数. B. 道の男女平等参画地域フォーラムの男女別参加者数. B. 男女平等参画に関する言葉を見たり聞いたりしたことの ない人の割合(男女平等参画に関する意識調査結果). B. 条例又は基本計画を策定している市町村数. B. 男女平等参画推進室のホームページアクセス数. B. 大学のキャンパス∴セクシュアル・ハラスメγト対策要 B. 貞の配置数 4年制大学への男女別進学率. B. 大卒者の大学院等へめ男女別進学率. B. 女性の人権が尊重されていないと感じることとして「家 B 庭内での夫から妻への暴力」を挙げた人の割合(男女平 等参画に関する意識調査結果) 道議会議員における男女比. B. 市町村議会議員における男女比. B. 道議会議員立候補者(統一地方選)における男女比. B. 道の審議会等における女性委貞の登用率. A. 企業,各種機関・団体等の管理的業轟における女性の剖 B ノゝ 口. 女性公務員の管理職への登用率. B. 小・中・高校校長,教頭における女性の割合. B. 育児休業制度利用者の男女別割合. B. 介護休業制度利用者の男女別割合. B. 育児休業制度普及率. A. 介護休業制度普及率. A. 家事等に携わる男女別総平均時間. B. 児童クラブ設置数. A. 低年齢児保育受入枠数. A. 延長保育実施箇所数. A. 男女の平均賃金の格差. B. 新卒(就職希望)者の男女別就職割合. B. 平均勤続年数の男女比. B. 企業におけるセクシュアルハラスメント規約の策定率. B. 世代別女性の就労率. B. 完全失業率の男女比. B. 101.

(9) 古 村 えり子. 家族経営協定締結農家数. A. 農村女性グループ等起業件数. A. 農業協同組合における正組合員数の女性の割合 農業委員の女性の割合. B. 指導農業士の女性の割合. B. 町内会長の男女比. B. PTA会長の男女比. B. ボランティア活動時間の男女比(総平均時間). B. 女性センター(複合施疲の一部機能含む)等の設置数. B. 配偶者暴力相談支援センタ∵,民間シェルターへの相談. B. 件数. 配偶者暴力防止法に基づく緊急一時保護施設数. B. 道民カレッジの男女別受講者数. B. 大学院の社会人入学者の男女比. B. 基本健康診査の男女別受診率. B. 医師における女性の割合. B. 周産期死亡率. B. 人工妊娠中絶の件数及び率(女子人口千対). B. シルバー人材センター登録者の男女比. B. 市町村老人クラブ連合会の女性会長数. B. ホームヘルパーの人数. B. 男女平等参画苦情処理委員への苦情申出受理件数. B. 男女平等参画推進条例に基づく知事への申出件数. B. ○義務教育,あるいは高校数育までの教育分野において, ̄「男女混合名簿の採用率」など現状 では必ずしも関係者の合意がなされていないため,施策として取り組まれておらず,指標とす ることが困難な項目がありました。. 男女平等参画社会実現のためには,次世代の教育に平等参画の理念をもりこむことが緊要な 課題であると思います。今後,施策として取組まれ,将来的に指標化されるよう検討すること. を望みます。 ○条例では「職場,学校,地域,家庭その他の社会のあらゆる分野」における男女平等参画社 会の実現をうたっていますが,把握しているデータ数については,分野間で相当の格差が認め られました。. このため,「地域社会」などいくつかの分野では,指標として選定できる項目が限定されて しまうこともありましたので,今後データ化が必要な項目を検討し,調査の充実に努めていた だくことを望みます。 北海道男女平等参画室HPより転載 下線は筆者. 102.

(10) 男女共同参画行動計画策定への住民参加における社会教育の課題. 引用が少し長くなったが,この指標自体が市町村において実践するための重要な学習課題であるため,全 文掲載した。男女共同参画を机上のスローガンとしないためには,具体的な項目について各市町村において も調査し,住民,職員ともに学習する必要がある。これは道段階の指標であるが一つ一つ,それぞれの市町 村の場合と比較検討するうえでも大変有効である。生涯教育や学校教育の「総合学習」の場,それぞれの職 場においても大いに役立つ内容である。. 学習する過程において指標を補う必要もでてこよう。たとえば,・「登用」の問題などは「研修」の機会が. 女性に開かれているかどうかの問題が大きい。たとえ形式的には女性に開かれていたとしても,泊りがけで の長期研修が登用の条件で,しかも√「保育室」などの環境が保障されなければ,「家庭責任を持つ労働者」(今 日では女性とかぎらない)の研修権は事実上ないのと同じである。 筆者は社会教育主事講習という教員,公務員を対象とした,宿泊を伴う長期研修をこれまで3度担当して きたが,女性の参加が極めてすくない(1割前後)。このようなことは当事者自らが自分の職場や地域に即 して実際に検討することにより明らかになることでもある17。 また,『生涯学習』への参加はむしろ,専業主婦のほうが容易である。男性や働く女性が参加できるよう にするために工夫しているかどうかも,問題である。数字のなかの質の問題を住民自身が検討する力をつけ る必要があろう。. 7.江別市の事例から 1)江別市の概要. 江別市は政令指令都市札幌市からJRで22分の通勤圏にある人口約12万3千人の小さな地方都市で,働く 女性も専業主婦も地域組織を持つ地方都市である。市内に4つの大学,研究所,道立図書館,研修所を抱え る文教地区でもある。ここ,数十年の間に人口が急増。札幌市とよく似た都市型の住民が多い地区でもある。. 2)取り組みの経過. 江別市の場合,幸運なことに労働組合に支えられて当選した市長が公約において男女共同参画の推進を表. 明していた。国の「男女共同参画社会基本法」ができる3年も前のことである。1999年男女共同参画社会基. 本法制定をきっか桝こ学童保育所の指導員と父母の間で「取り組もう」という話が出る。この学童保育所の 代表は市会議員でもあり,父母は大学数貞であることから関心が高く,7月には「男女共同参画を考える学. 習会」として先進地の千歳市から担当職員を招き学習会を開く。 翌月の8月には「江別男女共同参画をめざす会」が結成される。これには専業主婦だけでなく働く女性も. 参加している江別市内の女性団体,大学教員,そして,社民党,公明党,共産党と,超党派で女性市会議員 が参加した。この点が成功の鍵であろう。9月には市長が議会で市長部局に女性行政問題窓口を設置を約束. した。翌年1月24日には市の総務課と会合をもち,「窓口開設の進捗状況」を点検する,というように,行 政との関係は良好であっても馴れ合わず,きちんと点検する姿勢が光っている。担当者は男性であるが共稼 ぎの職員であ、ることから共感を得やすい環境でもあった。. さっぼろ女性会議の斯波憲子氏や,国会議員でエイズ訴訟の川田悦子氏を招き講演会を自力で開催する。 こうした活動が認められ平成12年度の「女性活動推進事業費補助金」(石狩支庁)を獲得。10万円ではある が団体として市民権をえるのに有効であった。. めざす会と企画部政策室長担当参事主査が懇談会を開催。めざす会から以下の項目が要望された。. 103.

(11) 古 村 えり子. 表4 江別市における取り組み. 1.江別市独自の「男女共同参画計画」策定 (∋ 女性プラン作成のタイムスケジュールの提示 ② それに向けた専門家会議の結成 ③ 江別市における男女共同参画における実態・意識調査の実施. 2.市役所内の体制強化,及び職員の意識改革への取り組み ① 男女共同参画のための業務横断型組織の結成 (∋ 職員むけの学習会・研修などの実施 (勤 男女共同参画に関する資料・情報の収集と女性団体に対する提供の促進. 3.担当部署の明示化をその宣伝(将来的には,正式名称として明示することを希望)市民に対する啓蒙 活動に実施. ① セミナーや講演会の実施. ② 男女共同参画に関する資料・情報の公開,またその場所の確保. 江別市はこのような要望をうけて,市として「男女平等に関する意識調査」を実施した。対象市民,市職 員である。また,江別市男女共同参画プラン策定委貞会を設置。一部公募を公募とした。詳細な議事録を公 開し,その議論を市民と共有したことの意義は大きい。 たとえば,「平等」か「参画」かという問題があることは前述したが,江別市の場合は議論のなかで,専. 業主婦の団体や代表の意見をとりいれ,「男女の役割は異なる」とする意見も排除せず,ともに共同参画を 進めようとした結果,「参画」となったのである。国にならって「参画」としたのではなく,住民の多様性 をとり入れた結果であることが理解される。市の内部にも『推進本部』をおき市役所内部の変革を含めて調 査にもとづいた,実効性のある優れた計画が策定されたのである。. 3)その特徴. ① 自治体当局 市長の公約,全体計画のなかでの位置づけが明確 当初の担当職貞は共稼ぎの男性であり,問題が身近に感じられる立場にあった。 職員も意識調査を行い,住民と同じ目線で,学習会を連絡会をつくり,自分達の意識改革に努めた。 (∋ 住民の条件. 複数の大学数員など,働く女性が学童保育を通じてすでに結びついていた。市民団体,婦人団体の構成 が多様であり,長年,専門職についていた女性と専業主婦層がともに活動している婦人会もある。 ③ 運動の仕方. 自治体の動きに先駆けて,「めざす会」が筋道をつけた 自治体とめざす会が協力関係にあった。 男女の役割分担を肯定する意見をもつ人との折り合いもつけるため,「平等」をはずしたが,この場合は, そのことでかえって主婦層の支持を得たのではないか。. 4)江別の取り組みから学ぶ点 ① 市長や市の幹部が男女共同参画を進める立場に立つということである。江別の場合,最初から市長がこ. 104.

(12) 男女共同参画行動計画策定への住民参加における社会教育の課題. の立場に立っていたという点で有利であった。実はこの点が一番難しいのである。学習をふかめれば,ロ ングスパンでは女性の活動が活発化するほうが地域経済が再生において有効であることがわかるはずであ. るが,男性中心的発想では思いもよらない。. ② 住民の主体的取り組みと地道な学習を民間のイニシアチブですすめることである。 ③ 女性団体の構成や取り組みの主体を専業主婦に偏らないようにする。これは実は地方都市では難しい。 働く女性はたいてい,家事,育児労働も担っており活動の時間確保自体が困難である。しかし,江別での 事例のように,学童保育などの拠点を生かせば可能であろう。 ④ 担当職員が女性であるか,あるいは江別市のばあいのように,本人がこの仕事に情熱を持っていなけれ ばならない。職員の熱意がかナれば,このような住民の多様性に踏まえた計画はできない。 ⑤ 職員同士のとりくみも重要である。江別市の場合,職員自身が自ら意識改革しなければならないとの立 場にたち,自分たちの持つ「差別意識」を気軽に話せるような雰囲気作りがなされたことも重要である。 これは担当する職員集団の率直な人柄によるものもあろが,「タブー」をつくるのでなく,あるべき状態 に一気にするのでもなく,今の状態と意識から出発するという地道な姿勢が有効だったと思われる。 ⑥ 大学数貞と住民の距離が近かったのも重要なことである。調査から計画の策定まで,複数の大学数貞が 関わっているが「学童保育の父母」という住民に含まれる立場で運動が始められたことにより,身近な課 題を専門的な見地から計画に生かすことができたのである。. 8.社会教育の学習・実践課題 以上の江別市の事例は特別なのだろうか,住民のなかに研究者がいなくても,自治体がわも協力的である. 場合でなくとも,実効性のある計画策走の可能性はあるのだろうか。住民の生活内容から離れるのではなく, むしろジェンダー規範のなかで生活していること,せざるをえないことを認めたうえで,それを変える展望 ′. の方向性を探ることはできるであろう。そのうえで以下の点が重要と思われる。すなわち, ① 自治体職員こそがジェンダー問題を学習すること。その場合,自分自身の意識をも「学習」の対象とす ることが重要である。. ② 専業主婦だけでなく,働く女性や男性も運動に加わること。 ③ 住民は,自治体と峻別される組織をもつこと。 ④ 現段階では,進んだ北海道の「指標」をもとに市町村で調査・学習・実践をすること。. 条例や計画の策定はまだまだこれからの自治体も多い,すでに計画を策定した自治体でも抽象的で実効性 にかける計画もある。全国的なバックラッシュの動きのなかで,住民はひるむことなく学習・実践をすすめ るときである。本論をその一助としていただければ幸いである。. 本論文は第49回 目本社会教育学会課題研究部会「ジェンダーと社会教育(2002.10.6 北海道大学) での報告をもとに最近の状況を加えて加筆修正して論文にしたものである。地方都市の事例には,実効性の ない計画もこのとき報告しているが,当時の幹部職貞も入れ替わり,婦人会のメンバーが再度の努力をして いるので本論文ではこの事例は除いた。. 本論を執筆するにあたって,北海道男女平等参画審議会会長の林美枝子氏,江別市在住の田渕直子氏(北 星大学),小内純子氏(札幌学院大),江別市役所の担当職貞に方々にお話を聞かせていただくとともに資料. 105.

(13) 古 村 えり子. も捷供していただいた。. 脚 注. 1『ジェンダーと社会教育一日本の社会教育第45集−』朴木佳緒留「女性行政と住民のパーけ−シップ」(日本社会教育学 会年報編集委員会 2002年 東洋館出版社) 2前掲書 上村千賀子「『ジェンダー』と社会教育研究における問題の所在と本書の構成」 3. 筆者も高校生の頃から運動に関わっており,教員のみならず,職業的自立をめざす女性のあいだではこの要求は当然であっ. た。しかし,国は無視しつづけた。 4「家庭科の男女共修を進める会」会報(東京都婦道会館内)1980年より 5. 伊藤公雄「『男女共同参画』が問いかけるもの」(2003年インパクト出版会)参照 「ィンバクション」(131号 2002 インパクト出版会)にはバックラッシュの多くの事例が紹介されている。. 6. 7 日本婦人団体連合会編「女性自書2003年」によれば山口県都留市,千葉県でこの動きがある。 8いうまでもなく,「ジェンダーフリー」とは男女の違いをなくすということでは僚い。固定的な「男らしさ」「女らしさ」 が男女にたいして,抑圧として働いてきたことを踏まえて,これを個人に押し付けないというものである。. 9テレビタックルで問題にしようとしたが,舛添議員がそのことを明らかにした。また北海道の男女平等参画審議会でも問 題となっているとのことである。 10. 筆者も地域の「プラン協」からの依頼で講演したことがある。専業主婦中心の組織であるので,「社会的活動」による「自. 立」を目指す内容で,すでに地域活動において重要な役割を果たしている女性にとって行政の対応が物足りない様子がうかが われた。 11北海道「『女性に対する暴力』実態調査報告書」(平成12年)参照. 12たとえば2004年1・16日付けの北海道新聞「あなたの相談室」において過去に義父から暴力を振るわれた女性への回答では, 「飲み込んで大人になれ」ということが善かれている。回答者だけでなく,このような回答を載せること自体,DVが犯罪で あることの認識がまだ定着していないことをしめすものである。 13少子高齢化を解決するためには女性が働きながら子育てできる環境を整えることが重要であることは北欧などの国々をみ. ればあきらかである。. 14ヵリキュラムとして明文化していなくても,男女の順番や混合名簿,しかり方などで男女のあり方を学校現場で植えつけ てしまうこと。. 15教員の研究集会や研究書などで繰り返し指摘されている。 16池木清「男女共同参画社会と教育」(2000年 北樹出版)によれば「長は男子,副が女子」「あとかたづけ,掃除は女子」「マ ネージャは女子」などの古典的な差別が横行している実態が調査で明らかにされている。この調査では北海道は対象ではない. が,今回のように調査自体を教育委員会が受け入れないのは問題である。 筆者が知る範囲においても「母親が働く家庭の子は暗い」「父親がリーダーシップを持たない家庭はまともな子がそだたな. い。」などの発言が学校現場でくりかえされている。. 176年前,筆者自身が家庭責任をもつ参加者のため,「保育室め整備」「女性の参加の推進」を要求したが残念ながら合意が 得られなかった。. 参考文献. 内閣府編「平成15年度 男女共同参画自書」. 北海道「北海道男女平等参画推進条例」 江別市「江別市男女共同参画基本計画」. 江別市男女共同参画をめざす会会報 http://www.pref.hokkaido.jp/kseikatu/ks−josei/johomepage/ (北海道男女平等参画推進室HP). (古村えり子 北海道教育大学岩見沢校助教授). 106.

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参照

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