近代化の初期段階における経済成長と貯蓄 : 日米の比較史的研究
24
0
0
全文
(2) 違 っ て い た −Maddison(1995a,b,p.196). 割 合 を 説 明 し て い る(Williamson. は1820年. Bever,1978,pp.27-28)。. の ア メ リ カ の1人. 7ド ル(=1990年. 当 た りGDPを128. のGeary-Khanis$3))と. し た が 、1870年. の 日本 は741ド. 推計. ル であ った。. だ が 、 この類 似 性 に は興 味深 い ものが あ る。. and. De. 資 本 蓄 積 は 、明 治 期. の 日本 に と っ て も ま た 経 済 成 長 の 重 要 な 源 泉 で あ っ た の で あ る(Sakurai,1964,p.25も. 参. 照)。. この類 似 性 は ま た 、成 長 の源 泉 の問 題 に も. 本 稿 の 分 析 は 、 以 下 の よ う に 進 め る 。 第Ⅱ. 波 及 す る。 両 国 の 初 期 の 成 長 局 面 で は 、 資 本. 節 で は 、 経 済成 長 の初 期 段 階 全 般 に わ た る純. ス ト ッ ク の 成 長 が 決 定 的 で あ っ た 。1805年. 投 資 率 の 上 昇 を 計 測す る こ とに よ って 、 両 国. 以. 前 に お け る 物 財 の 蓄 積 率 は 、 合 衆 国 で は1人. で そ れ が 顕 著 に 増 加 した こ と を 検 証 す る 。 日. 当 た り年 率 で 約0.2%(Williamson,1991,p,. 本 で は 、 政 府 投資 シ ェア の劇 的 な増 加 に もか. 74)と. あ ま り大 き く な く 、 後 述 す る よ うに 、. か わ ら ず 、 純 民 間 投 資 率 は か な り上 昇 し て い. そ の後 、 そ の ペ ー ス は顕 著 に速 ま った 。 さ ら. る。 そ の場 合 、全 体 の変 化 は 貯 蓄 供 給 関 数 と. に 、 技 術 進 歩 に 特 徴 づ け ら れ る20世 紀 と は 異. 投 資 需 要 関 数 に し た が っ た シ フ トお よ び(あ. な り、 資 本 蓄 積 は19世 紀 ア メ リ カ に お け る1. る い は)変. 人 当 た りGDP成. れ る が 、 こ れ ら は そ れ ぞ れ 第Ⅲ 節 で 検 討 さ れ. (Abramovitz. 長 の主 た る要 因 で あ った and. David,1973)4)。. 近代経済. 化 を通 して作 用 す る要 因 に 分 解 さ. る 。 ア メ リカ に お け る19世 紀 半 ば か ら 後 半 の. 成 長 の ス タ ー ト段 階 の 日本 と よ り発 達 し た 西. 貯 蓄/投. 欧 諸 国 との間 に あ った よ うな大 きな 技 術 格 差. 説 明 さ れ て い る(例. は 、 不 均 衡 じた い を 利 用 す る 機 会 が 成 長 へ の. and. 主 要 な 刺 激 で あ っ た こ とを 示 唆 す る で あ ろ う。. 1974,1979,1991;. し か し 、 具 体 的 な 効 果 を 考 慮 しな か っ た と し. Skinner,1987)−. て も、 通 常 の 資 本 蓄 積 は1907年. の. 関 して は な お論 争 中 で あ るが 、 わ れ われ は ア. 時 期 に おけ る労 働 生 産 性 の 伸 び の 約半 分 を 、. ン テ ベ ラ ム 期 に 関 し て は か な り異 な る 描 写 を. 1887-1907年. し て い る 。 貯 蓄/投. 3)G. か ら1922年. の時 期 に 関 して は も っ と大 き な. 資 率 上 昇 の 理 由 は 、 多 くの 要 因 か ら え ば 、David,1977;Davis. Gallman,1973,1978,1994; Lewis,1983;. Williamson, James. and. そ れ らの相 対 的重 要 性 に. 資 率 の後 半 に お け る上 昇. に 重 要 な 影 響 を 及 ぼ し た と仮 定 され て い る 諸 eary-Khanisア プ ロ ー チ は、 世 界 銀 行 が しば し. ば 利 用 す る多 国 間 比 較 の 方 法 で あ る。 こ の ア プ ローチ は、1958年 にR.S.Gearyに 1970年 にS.H.Khanisに. 要 因 は 、 ど うや ら 両 国 の 初 期 の 発 展 段 階 で は よ って導 入 され 、. よ って 発 展 させ られ た も の. 実 現 され る技術 改善)を 無 視 して い るた め に 、 経. で 、 通 貨 の購 買 力 平 価 と商 品 の 国際 平 均 価 格 と い. 済 成 長 に お け る資 本 形 成 の 役 割 を 技 術 変 化 か ら区. う2つ の概念 を 基礎 とす る。 こ の方 法 は 、GDPの. 別 す る こ とは誤 っ た方 向に 導 く こ と に な る 。 加 え. 規 模 に 関 連 して 諸 国 に ウ ェイ トをか け る た め 、 合. て 、19世 紀 初頭 に は製 造 業 は 資 本 ス ト ッ ク の10%. 衆 国 の よ うな経 済 大 国 は 比較 結 果 に 強 い影 響 力 を. 以 下 で あ ったか ら、 工 業 化 は 部 門 間 の 再 配 分 と し. もつ 。詳 し くは 、Maddison(1995b,p.163)を. て は そ れ ほ ど大 きな 貯 蓄 率 の増 加 を 必 要 と し な. され た い。 4)し か しな が ら. か った と言 え よ う。 総 資 本 形 成 率 の 全 般 的 な 重 要 、Engerman . p.31)が. 参照. and Gallman(1983,. 指摘 す る よ うに 、通 常 の 資 本 の 計 量 は 一. 般 に 成 熟 効果vintage effects(新 資 本 設 備 に よ って. 性 に 関 し て は 、 別 の 留 保 がDe mers(1991,1993)に. Long. and. Sum-. よっ て な され て お り、 と くに. 設備 投 資 の重 要 性 が 強 調 され て い る。.
(3) 純 投 資 率 の観 察 され る上 昇 を 説 明 しそ うに は. の ひ とつ は、19世 紀 全 般 に わ た って貯 蓄 ・投. な い。 む しろ 、 そ の上 昇 のか な りの 部 分 は 、. 資 率 が劇 的 に 増 加 した こ とで あ っ た。 投 資 に. 貯 蓄 関 数 の 外 生 的 な(な. お 説 明 され て い な. 充 て られ る ア メ リカの実 質 国民 純 生 産 の割 合. ッ トの シ フ トに よ る もの と思わ れ る。. は、1840年 以 前 の数 十 年 間に は 、 固 定 価 格 で. い)ネ. 第Ⅳ 節 で わ れ わ れ は 、貯 蓄 関数 の説 明 され な. 計 測 して平 均6-7%で. い シ フ トの 背後 に あ る 、 それ ゆ え 日米 両 国 の. の20年 間 に ほ ぼ20%に 達 した5》 。19世 紀 末 ま. 成 長 の初 期 段 階 に お け る純 投 資 率 の上 昇 の 背. で に は 、 粗 投 資 シ ェ ア は お よそ30%で. 後 に あ る 重 要 な 要 因 は 、 金 融 仲 介 の増 大 に. あ った が 、19世 紀 末. (Davis an dGallman,1978,pp.2,31)、. あり 合衆. あ った と論 じて い る。 両 国 経 済 に お け る金 融. 国 の貯 蓄 率 は お そ ら く世 界 最 高 で あ っ た 。. の厚 み は この初 期 段 階 に 劇 的 に増 加 して お り、. 1830年 代 半 ば の よ うに、 い くつ か の孤 立 した. 金 融 と経 済 成 長 とを 結 び つ け る説 得 的 な理 論. 出来 事 を 除 け ば 、外 国 投 資 は つ ね に総 投 資 の. 的 ・実 証 的 根 拠 が あ る。. わ ず か な 割合 にす ぎず 、 さ らに 当 該期 全 般 に わ た って 国民 生 産 に 比 べ て減 少 した こ とか ら、. .純 投 資 率 の 変 化 Ⅱ. こ こで は貯 蓄 と投 資 の 国 内比 率 は本 質 的 に は. ア メ リカ の経 済 発 展 の も っ と も顕 著 な 特徴. 等 しい こ とに 留 意 して お き た い6)。. 第1表 合衆 国(1860年. 純貯蓄 率の変化. 価格) 純投 資 シェア. 1805. 0.051. 1850-1859(1854). 0.092. 日本(1934-1936年. 価 格). 純投資合計. 非軍事政府粗投資. 政府 純投 資 シェア. (1). シェ ア(2). (3). 民 間純投 資 シェア. (4). 1879.1882. 0.0328. 0.0182. 0.0123. 0.0205. 1909.1913. 0.0928. 0.0528. 0.0369. 0.0559. 〔出典〕 合 衆 国−1805年 年 末 の 数 値(0.05g)の (1979,p.233).1854年 日 本−. 5)経. 推 計 値 は 、Gallmanに. よ る1805-1840年. の 平 均 純 資 本 形 成 率 の 推 計 値 と1839. 平 均 値 を 用 い て 推 計 し た も の 。Davis の 推 計 値 もGallman(Williamson,1979,p.233か. 日本 統 計 協 会(1988,pp238-243,344-345);大. 常 価 格 で も上 昇 は 認 め られ る が 、 明確 さは低. and Gallman(1994,p.2);Williamson ら の 引 用)に. よる。. 川 ・篠 原 ・梅 村(1971,第4巻)。. 果 は 、19世 紀 の初 期 よ りも末 期 ほ うが よ り小 さ い. 出 高 比 率 は19世 紀 全 般 に わ た っ て 上 昇 し て い る こ. が 、 こ こで言 及 す るに は 複 雑 す ぎ る 。 6)同 様 に 、 日本 の 資 本 形 成 もま た 本質 的 に は 国 内. と か ら(Davis . 的源 泉 に 由来 した 。20世 紀 初頭 に 外 国 資 金 が 大 量. 下 す る(Davis . 蓄/投. and Gallman,1994,p.203)。. and Gallman,1978,pp.14-34)、. 資 率 の1%の. 資本産. 貯. 上 昇 が 与 え る所 得 に 対 す る効. に 流 入 した に して も、そ れ は 民 間 投 資 よ りは む し.
(4) さて こ こで は 、19世 紀 半 ば よ りも小 さ い と. 明治 期 日本 に お け る純 投資 シ ェアの 上 昇 に. は い え、 ア ンテ ベ ラ ム期 の 変 化 の 大 き さが き. は さ ら に興 味 深 い ものが あ る。 国 民所 得 推計. わ め て劇 的 で あ った こ とに 注 目 し よ う。 第1. 値 は、 わ れ われ の長 期 比 較 の 開 始 時 期 を も っ. 表 の上 段 に は 、Davis and Gallman(1978,p,. と初 期(1868年)に. 2)に よる純 国民 資 本 形 成 の 数 値 に も と つ い. 用 で き な い 。非 軍 事 の純 国 民 資 本 ス トック値. て 、粗 国 内生 産 に お け る純 投 資 シ ェ アの 推 計. は 、固 定 価 格(1934-1936年)で. 値 を示 して い る7)。19世紀 前 半 に わ た っ て 合. の が1878年. 衆 国 の貯 蓄 お よび 投 資 の 比 率 は2倍 弱 と、 実. 年 々 の純 非 軍 事投 資 を 、1879年 に 始 ま る純資. 質 的変 化 と して は 後 の 時 期 に 比 べ て あ ま り注. 本 ス トッ クの1年 間 の変 化 と して 計 算 す る。. 意 を 引 か な い よ うに み え る。. 明治 時 代 の 初期 は−Crawcour(1997,p,37). は1868年 ろ 政 府 債 務 に 向 け ら れ た(Yoshihara,1979,. 戻 そ うとす る 目的 で は利. 計 測 され た も. か ら始 ま る た め8)、 わ れ わ れ は. か ら10年 間 とす る. 重大な政治的. ・経 済 的 な 動 揺 と 混 乱 の 時 期 で あ っ た が 、. P.38)。 7)Davis and Gallmanの 純 資 本 形 成率 に 関 す る10年. 1879年 以 降 は と も か く も経 済 成 長 の 研 究 を 開. 毎 の 数値 は、1834-1943年 を 対 象 と して い る に す ぎ. 始 す る に は 適 切 な 時 期 設 定 で あ ろ う(Pat−. な い 。1805年 まで の 推 計 値 を 引 き 出 す た め 、 わ れ わ れ はDavis and Gallmanの 推 計 値 の な か で18051840年 と1839年 の 推 計 値 の 平 均 値 を 利 用 した 。 1805-1839年 に おけ る貯 蓄 率 の1次 変 化 率 を 推 定 す. あ る。 8)1886年 か ら始 ま る住 宅推 計 を除 け ば. 、 国民資 本. ス トッ クの 全 構 成 は1878年 に遡 っ て 利 用 で き る 。. る こ とで 、1805年 の 数 値 を 再 構 成 す る こ と が で き. しか し、 これ を 比 較 的 滑 らか な 線 に す る た め 、 わ. る。 この方 法 は 、 実 際 に は 多 くの 潜 在 的 誤 りを 導. れ わ れ は そ の対 数 を1886-1913年 の タ イ ム ・ トレン. くこ とは な い。 と い うのは 、 南 北 戦 争 前 期 に お け. ドに 回 帰 させ 、 さ らに1878-1885年 の価 値 に適 合 す. るほ とん どの動 きは 最 初 の4年 間 に で は な く、 む. る よ う計 算 す る こ とに よ って 、 それ を1878年. しろ後 半 の20年 間 に あ っ た よ うに 思 わ れ る か らで. 再 構 成 して い る。. まで.
(5) 合衆国 . rick,1967,p.239も. 参 照)9)。 山 田 に よ る 名 目. が あ る一 方 で 、 ト レ ン ドは 明 ら か に 上 向 き で. 国 民所 得 の 年 間 推 計値 の 割 合 と して の純 実 物. あ る 。 第1表. 投 資 も ま た 、1879-1913年. に 、 わ れ わ れ の 設 定 す る 時 期 の 開 始 期(1879. 1934-1936年. の 時 期 に 関 して. 価 格 で 計 測 さ れ(日. 1988,PP.344-345)10)、. -1882年)お. 本 統 計 協 会,. 第1図. で不 整 を な ら. 下 段 の コ ラ ム(1)に 示 さ れ る よ う. よ び 末 期(1909-1913年)の4カ. 年 平 均 で は 、 純 国 民 投 資 は お よ そ3倍. さず に 示 さ れ て い る11)。か な りの 中 期 的 変 化. と な っ て い る 。 第1次. 第2表. の増加. 大戦期の直前までに、. 利子率の変化. 主要合衆国政府債. ニ ュ ー ・イ ン グ ラ ン ド. 市場 利 回 り(%). 自治体 債利 回 り(%). 1800-1809. 6.23. 5.33. 1850-1859. 4.33. 5.06. 5.61. 4.71. 平均名目収益. 実現 された平均実質収益 1800-1809. 355. 2.85. 1850-1859 −2. 格 差. −1. .76. .13. 東京 割引 手形金 利(年 利). 日本 一. 平均名目収益 1879-1882. 12.35. 1909・1913. 7.77. 実現 された平均実質収益 11.04. 1879-1882. 5.08. 1909-1913 −5. 格 差. .96. 〔出 典〕 合 衆 国 −Homer . 日本 −. 9)他. and Sylla(1996,PP.286-87); . Warren . and Pearson(1933). 後 藤(1970,p.273).. の 研 究 者 は 日本 に お け る近 代経 済成 長 の 開 始. 期 を 、1880年. 代 後 半 な い し1890年. 代 と 遅 くに 設 定. ん 高 い た め 、 お そ ら く当該 期 末 の投 資 率 の 計 算 は 、. し て い る(例. え ば 、Ohkawa. Rosovsky,1973,. 同 じよ うに あ る程度 高 す ぎ る で あ ろ う。 しか し、. p.10;斎. and. 他 方で 、西川. か か る不 一 致 は 小 さ く、 こ こ で の 計 算 や 結 論 に は. 、 作 業 仮 説 と し て 「1860年. 本 質 的 な 違 い を もた らさ な い。 )し た が 11 って 、1868年 で はな く1878年 に 始 ま り、. 藤 ・西 川,1985,p.195)。. (1985,pp.218-221)は. 代 の ど こ か 、 簡 単 に は1865年. に 始 ま った」 とす る。. ま た 、 速 水 ・鬼 頭(1989,p.293)も 10)大 川 ・高 松 ・山 本 に よ る1885年. 参 照 され た い。 に始ま る国民総. 支 出 推 計 値 の 成 長 率 は 、山 田 の そ れ よ り も い くぶ. 1911年 で は な く第1次 大 戦 で終 わ る とい う と い う 意 味 で 、 わ れ わ れ は 明治 期 全 体 の 変 化 を文 字 通 り で は な く、 あ る程 度 比喩 的 に考 察 して い る。.
(6) 日本 は よ り低 い 水 準 か ら出 発 した に して も、 合 衆 国 の南 北 戦 争 前 と比 肩 し うるほ どの 純 投 資 シ ェアに 到 達 した 。. 純資 本収 益率 の動 向は実質 金利 の変 化に よ っ て 代 用 さ れ る 。 合 衆 国 政 府 債 お よび. ア メ リカの経 験 と 日本 の経 験 の 主 要 な 違 い は 国家 の役 割 に あ る. 加 して い る。. 南 北戦 争 前 の ア メ リ. ニ ュ ー ・イ ン グ ラ ン ド自 治 体 債 の 名 目利 回 り は 、 第2表. に 示 さ れ る ご と く、1800年. 代か ら. カで は、 直 接 投資 に 対 す る国 家 の役 割 は 一般. 1850年 代 に は 明 ら か に 低 下 して い る 。 期 待 形. 的 に小 さか った が 、 明 治 期 の 日本 で は重 要 で. 成 過程 に お い て 事 前 の実 質 利 率 の計 算 と密 接. あ った12)。本稿 で は政 府 投資 よ りも民 間 投 資. に 関 連 す る か も し れ な い 変 数 を た だ ア プ リオ. に 焦 点を あ て る た め 、 政 府 直接 投 資 を外 生 的. リ に 特 定 す る よ り も(例. な もの と し、 そ の シ ェ アを差 し引 く13)。第1. 1981)、 事 後 ま た は 実 現 さ れ た 実 質 金 利 を 利. 表 下段 の コ ラ ム(2)は、 政 府 粗 投 資 シ ェ ア が. 用 す る ほ う が 賢 明 で あ ろ う。 そ れ ら は 第2表. 1880年 頃 か ら1910年 頃 まで の 間 に著 し く増 加. の 第3・4行. した ことを 示 して い る 。 コ ラム(3)は政 府 純 投. 明 らか に 、 ア ンテ ベ ラム期 に は 実 質 金 利 の低. 資 シ ェアの 推計 値 を含 ん で い る. 年 々 の絶. 下 が あ った。 変 化 率 は、 確 か に 一 定 で は な い. 対 的減 価 率 に よ り調 整 さ れ た コ ラ ム(2)は、. 1815年 以 降 と1839年 以 降 に は 急 激 な 上 昇. え ば 、Mishkin,. に 、10年 平 均 で 示 さ れ て い る。. 年 々の粗 ・純資 本 ス トッ クを意 味す る。 コラ. が み られ る(Sylla. ム(1)から(3)を控 除 した もの が 、 コラ ム(4)で純. 的 な 合 衆 国 政 府 債 の 実 質 利 回 りの か な り大 き. 民 間投 資 シ ェア の数 値 と して示 され る。 第1. な 減 少 は 、 一 部 は リ ス ク ・プ レ ミア ム の 低 下. 図 で は、 政 府 の貢 献 度 の増 加 は 国民 投 資 と民. に よる もの で あ り、そ の た め 以 下 の 分析 で は 、. 間 投資 との 間 の ギ ャ ップ の拡 大 か ら明 らか で. ニ ュ ー ・イ ン グ ラ ン ド自 治 体 債 に 関 す る 実 現. あ る。 に もか か わ らず 民 間投 資 率 は 、 か な り. され た実 質 収 益 の変 化 を 当該 期 全 体 に お け る. 上 昇 して い る。 第1表. 実 質 収 益 低 下 の穏 当な 推 計 と して用 い る。 そ. に よれ ば 、 それ は1879. -1882年 か ら1909-1913年 の 間 に 、 約175%増. et al.,1994,p.39)14)。. 事後. れ は、 適 切 に測 定 され 、 この 時 期 に獲 得 し う る も の と し て は リ ス ク ・フ リー に 近 い か ら で. 12)これ らの投 資 は. 、 鉄 道 な どの イ ン フ ラ ス ト ラ ク. チ ャーや 初期 の殖 産 興 業 政 策 と して の パ イ ロ ッ ト ・プ ラ ン トな ど の 諸 形 態 を と っ た(Crawcour. あ る(Davis. and. Gallman,1994,p.211を. 参. 照)。 ,. た だ し、 技 術 導 入 面 で は 大 きな. 明 治 期 日本 に お け る 実 質 収 益 の 変 化 を 測 定. 役 割 を 果 た した が 、 事 業 と して は 失 敗 で あ っ た. す る た め 、 わ れ わ れ は ま た 、 同 じ理 由 か ら−. (中村,1993,pp.70-71)。 13)こ こで 留意 す べ きは 、民間投資率が本質 的 には. 14)19世 紀 合 衆 国 の 貯 蓄 率 お よび投 資 率 の変 化 に 関. 政 府 直 接 投資 の 水 準 か ら独 立 して い る との 仮 定 は 、. す る議 論 で は 、 事 実 と同様 に期 待 が 争 点 とな っ て. 主 と して 便宜 的 な も ので あ り、 少 な く と も 政 府 イ. い る。例 え ば、Sylla et al.(1994,p.42)は. ン フ ラ投資 の一 部 が 民 間 セ ク タ ー に よ っ て 実 現 さ. 債 利 回 りを 、19世 紀 期 に わた っ て 「低 下 傾 向 で は. れ る よ うな、 真 に 反 事 実 的 な 世 界 に お け る 民 間 投. な く水 平 的 方 向 に 長 期 的 サ イ クル で 変 動 して い る」. 資 率 を 過小 評 価 す る こ とに な る。 他 方 で 、 民 間 投. こ とを よ く特徴 づ け る とみ て い るが 、 し か しわ れ. 資 の一 部 は政 府 の イ ン フ ラ投 資 の 後 に は じめ て 行. わ れ は 、 南北 戦争 前 期 に も19世 紀 全 般 に わ た っ て. なわ れ る。. も、 急激 な 低下 傾 向 を認 め て い る。. 1997,pp.43-44)。. 実質公.
(7) − お そ ら く債 務 不 履 行 リス クの 低 下 の た め− − か な り低 下 して い るに して も. よ り も高 く(Tamaki,1995,pp.36-39を. 参. 、政 府 債 利 回. 照)、 おそ ら く実 現 され た 平 均 実 質 利 率 よ り. りの利 用 は 回避 す る。 こ こで は 、1870年 代 ま. も低 か った。 した が っ て、1882年 で 初 期 を 終. で遡 っ て広 げ る こ との で き る東 京 市 債 の通 年. わ らせ る こ とは、 全 体 に お け る実 質利 率 低 下. 収 益 を利 用 す る15)。これ らが 長 期 金 利 で は な. の重 要 性 を過 小 評 価 す る こ とに な る。 他 方 、. く短 期 で あ るに して も、 長 期 の 動 向を うま く. 1909-1913年 の終 期 は第1次. と らえ て い よ う。 第2表 で は 、1879-1882年. わ り、1904-1905年 の 日露 戦 争 の 影 響 か ら 分. か ら1909-1913年 の 間 に お け る 名 目お よび 実. 離 す るに は 十 分 で あ る。. 大 戦 開 始 前 で終. 質利 率 の 両 者 の顕 著 な低 下 を認 め うる。 実 質 レ ー トの急 激 な上 昇 を もた ら した1882年 以 降. .蓄 積 の モ デ ル 化 Ⅲ. の松 方 デ フ レの影 響 を まず は回 避 す るた め 、. まず 、基 本 的 な恒 等 式 は 以 下 の ご と くで あ. わ れ わ れ は開 始 期 お よび終 期 の4ヵ 年 平 均 を 選 択 す る。 これ ら初 期 に は 、 イ ン フ レは 平 均. 15)L. る。 国民 投 資 ≡ 国 民貯 蓄. そ して、 純 国 民 投 資 を 純 国 内投 資 と純 外 国投 ockwood(1954,p.288)や. に よ れ ば 、1877年. 寺 西(1979,p.72). の利息制限法 の もとで高利 を制. 資に分解すれば、 (1). 限 す るた め に 設 定 され た 上 限 金 利 は 、 この 時 期 に は 死 文 で あ っ た と 見 な さ れ る。 し か し 、 そ れ は ま た 、 初 期 の 高 金 利(例 に 対 し て15%)に. え ば 、10円 か ら100円. の貸 付. 関 す る追 加 的 な 証 明 で も あ る 。. この 式 で 、 下 付 のn、d、fは. そ れ ぞ れ 国民 、. 国 内 、 外 国 を 意 味 し、投 資 お よび(後. の)貯. 明 治 期 の 金 利 の 低 下 に 関 し て は 、Goldsmith(1983. 蓄 の 両 者 は ネ ッ ト ・タ ー ムで 一 貫 して 測 定 さ. a,b,p.41)も. れ る。 そ れ ゆ え 、. 参照。.
(8) (2) ま た 、 で あ るか ら、. 生 的要 因で あ る16。 さて、 貯 蓄 関 数 と投 資 需要 関数 の 両 者 の 関. (3) 係 値域 に対 す る実 質 収益 率 に つ い て 、一 定 の こ の式 で、 下 付 のpとgは す る(Emi,1965)。. 民 間 と政 府 を 意 味. しか し、純 貯 蓄 と純 投 資. 弾 力性 を 想 定 し よ う。 そ の 時 、投 資 需 要 関数 と貯 蓄 関 数 は次 の よ うに示 され る。 す な わ ち 、. を 定 義 す る うえ で の こ う した 操 作 は 、 構 成 諸 要 素 が純 貯 蓄/投 資 の観 察 され た 増 加 を 促 進 ID=S. す る うえで 能 動 的 で あ る とか 、 また 受 動 的 に の み反 応 す る とい った こ とを教 えて くれ る も. ま た変 化率 で 言 え ば、. の で は な い。 それ では 、 貯 蓄 は 純 蓄積 に 対 す. ID*=T*+εr*. る 「 能 動 的」 強制 で あ っ た のか 、 あ るい は投. S*=Z*+ηr*. 資 需 要 の変 化 に対 して受 動 的 に しか反 応 しな. ま た 、ID*=S*. か った ので あ ろ うか。 同様 に 、 貯 蓄 の シ フ ト. こ こ でID、S、T、Zは. が 重 要 で あ った とす れ ば、 民 間 貯 蓄 の役 割 は. 定 さ れ る 。 今 わ れ わ れ は 、 モ デ ル に お け る2. 能 動 的 で あ った のか 、 あ るい は 受 動 的 で あ っ. つ の パ ラ メ ー タ ε と η、 す な わ ち 実 質 収 益 率. た の で あ ろ うか。. の変化 に対 す る投 資 シ ェア と貯 蓄 シ ェ アそ れ. 両 国 の投資 率 の変 化 に 対 す る相 対 的影 響 に. 、Yの シ ェ ア に 関 して 規. ぞ れ の変 化 の 反 応 を特 定 す る必 要 が あ る。 周. 関 す る こ うした疑 問 に 答 え るた め 、わ れわ れ. 知 の よ うに 、 ε=−. はWilliamson(1979,1991)の. 単純 な モ デ ル. 産 関 数 の 代 替 弾 力 性 で あ り、 同 様 に 、19世 紀. に よ り、投 資 シ ェアの 観 察 され た増 加 に対 す. 合 衆 国 に お け る資 本 と 労 働 の 間 の 代 替 弾 力 性. る投 資 関 数 と貯 蓄 関 数 の シ フ トの 貢献 を分 析. は1以. す る。第2図 では 、横 軸 に 国 民所 得(I/Y)に. 1981)。. お け る純実 質 投 資(ま た は貯 蓄)シ. 245)以. ェア を、. σで あ り、 σ はCES生. 下 で あ っ た(David,1977;. James,. し た が っ て 、Williamson(1979,p. 降 わ れわれ は 、 日米 両 国 に 関 して. 縦 軸 に 実質 金 利 を と って い る。 純 投 資 シ ェア. ε=-0.5と. の 増 加 合計(E-A)は. 、文 献 で強 調 され た 諸. 間 の 代 替 が19世 紀 末 の 日本 で 劇 的 に 弾 力 的 に. 要 素 に 分類 され よ う。 す な わ ち 、(1)純投 資 需. な った と 見 な す 根 拠 は な い か ら で あ る 。 η の. 要 を 外 側ヘ シ フ トさせ る、 労働 節 約(資 本 利. 選 択 、 す な わ ち実 質 収 益 率 の変 化 に 対 す る投. 用)バ. イ ア スに よ る技 術 進 歩;(2)よ り高 い貯. 資 率 の 反 応 は 、 い っ そ う議 論 の あ る と こ ろ で. 蓄 傾 向 を もつ 富 裕 層 に 対 して よ り大 きな 所 得. あ る 。 大 多 数 の 証 拠 が 示 唆 す る よ うに 、 貯 蓄. 分 配 を もた らす 、 そ れ ゆ え貯 蓄関 数 を 外 側 ヘ. の反 応 は収 益 率 の変 化 に対 しては きわ め て非. シ フ トさせ る不 平 等 の増 加;(3)外 国 資 本 の流. 弾 力 的 で あ った 。 弾 性 値0.3と. 入 や 政 府貯 蓄 の 変 化 に よる貯 蓄 関 数 の 外 生 的. し た 。 と い うの は 、 資 本 ・労 働. い うBoskinの. 16)貯蓄 率 の変 化 を説 明す るた め に 提 起 され た この. シ フ ト;(4)貯 蓄 関数 を外 側 ヘ シ フ トさせ る資 文 献 は大 部 で論 争 的 な もの で あ る が 、 こ こ で は ど. 本 財 の相 対 価 格 の低 下;(5)貯 蓄 を 動 員 す る、 した が って貯 蓄 関 数 を 外側 ヘ シ フ トさせ る外. うして も簡 潔 にせ ね ば な らな い た め 、 関 心 の あ る 読 者 は 第1節 で 引用 した 諸 文 献 を 参 照 され た い 。.
(9) 推 定値 は 、 高 い 部 類 と して注 目す べ き で あ る (Boskin,1978)。. こ こ でわ れ わ れ は 、妥 当 な. コ ン セ ン サ ス で あ り 、Williamsonの1 (Davis and Gallman,1994,pp.220-221を 照)と. 均 衡 投 資 率(B-A)に. におけ る. 対 す る投 資 需 要 シ フ. .0. トの 影 響 は 、 次 の よ うに 計 算 され る 。 す な わ. 参. ち 、S*=η[-T*/(ε. い う選 択 よ りか な り低 い 値 で あ る. η=0.1を. 昇 した で あ ろ う。 そ れ ゆ え 、 第2図. 選 択 す る こ とに よ って 、比 較 的 高. い 推 計 値 と0.0と い う 「 慣 習 的知識 」 との間 を 調 整 す る 里17)。. Sは0.051か. ら0.057に. 一 η)]=+0.114、 、 ま た は(B-A)=. 0.006に 上 昇 す る 。 2)貯. 蓄 に 関 して 誘 発 さ れ た 分 配 効 果 も ま. た 、所 得 に お け る資 本 シ ェアを 増 加 させ 、 ま. さて わ れ わ れ は 、 まず は ア メ リカの ア ンテ. た労 働 シ ェア を減 少 させ る労 働 節 約 的 な 技 術. ベ ラ ム 期 に つ い て 、 そ れ か ら 明 治 期 の 日本 に. 変 化 か ら帰 結 した で あ ろ う。 ケ ン ブ リ ッ ジ 学. つ い て 純 投 資 率増 加 の源 泉 を 分析 す る用 意 が. 派 は 、Williamson(1979,1991)が. で きた こ とに な る。. うに 、 労 働 者 は 何 も 節 約 す る こ と は な く 、 あ. 引 用す る よ. らゆ る蓄 積 は 資 本 家 に よ って な され る と主張 −1. Ⅲラ ム 期 の 合 衆 国 ンテ ベ. .ア. 1表 お よ び 第2表. す る が 、 そ れ は19世 紀 合 衆 国 の 歴 史 的 根 拠 と. に よ り、19世 第紀 初 頭 か. 矛 盾 して い る。 労 働者 の節 約 に 関す る広 範 な. らア ンテ ベ ラム期 末 ま で の時 期 に関 して、 次. 情 報 に 関 して 、 わ れ われ は各 州 の労 働 統 計 局. の よ うな値 を示 す こ とが で き る。 す な わ ち、. 報 告 書 か ら 収 集 し た 、 ポ ス トベ ラ ム(南. ID*=(0.092-0.051)/0.051. 争 後)期. =+0.804. 及 ぶ労 働 者 世 帯 の. デ ー タ を も っ て お り(James. r*=(0.0358-0.0471)/0.0471 =-0. に 関 す る30,000に. et al.,1997を. .2399. 働 者 の 平 均 粗 貯 蓄 率 は7.8%で わ れ は 、4%の. すなわち、. の 総 減 価 率 の 推 定 値(Abramovitz −. εr*=+0. .684. 1973,p.431;. あ った 。 わ れ. 純 貯 蓄 率 へ 下 降 す る線 を 当 時 and David,. Williamson,1979,p.233)に. もと. さて 、 投 資 率 の 上 昇 を そ の構 成 要 素 に 分解 し. づ い て 調 整 す る 。 そ れ か ら、Abramovitz. よ う。. Davidに. 1)労. 働 節 約 的 な 技 術 進 歩 は 、 第2図. で見. れ ば 、 投 資 需 要 関 数 をID0か らID1へ と 外 側 ヘ シ フ ト さ せ 、 純 投 資 シ ェ ア はAか. らBへ. と上. 蓄 率S0を 利 用 し て 、 非 労 働 所 得 の うち の 絶 対 純 貯 蓄 率SKを. 計 算 す る。 す な わ ち 、. 0=θLSL+θKSK. S. .77(0.04)+0.23 SK. 17)ア ジ ア7力 国 の 同 時代 の デ ー タに 関 す る 研 究 で. O.051=0.0308+0.23 SK. Fry(1988,p.142)は. SK=(0.051-0.0308)/0.23=0.0878. 、約0.1と い う国 民 貯 蓄 の興. 味 深 い 弾 力 性 を 推 計 し た が 、 しか しGiovannini (1983)は 、少 し異 な る時 期 の実 質 金 利 に 関 して で は あるが、 重要 な対 応 を見 い出す ことは で きな. and. よる要 素 シ ェ ア推 計 値 と初 期 の 総 貯. =0. か っ た。. 参. 照)、そ れ に よ れ ば 、19世 紀 末 頃 の ア メ リ カ 労. 同 様 に 、 投 資 関 数 の シ フ トを 次 の よ うに 解 く。. *=ID* T. 北戦. 同 様 に 、 要 素 シ ェ ア の 変 化(労 1850年 代 ま で に は 、0.77か. 働 シ ェ アは. ら0.68に 減 少)か. ら帰結 す る貯 蓄 率 の絶 対 変 化 を計 算 す れ ば 、.
(10) S1 =0.68(0. .04)+0.32 SK. 1809年 代 に お け るGNPの0.40%(1809年. =0 .68(0.04)+0.32(0.0878)=0.0553. 値)か. 分 配 上 の 変 化 は 、 他 の 事 情 が 同 じな ら ば 、 総 純 貯 蓄/投 0.051か. の0.07%へ. 資 率 を ア ンテ ベ ラ ム期 全 体 で. ら0.0553に. ら 、1850-1859年. 代 に は1859年. のGNP. と 減 少 し た(Studenski. Krooss,1963,p.68;. 増 加 さ せ た で あ ろ う。 し. 推定. Engerman. man,1983,p.14)。. and. and. Gall-. 州政府の財政活動に関す. か し な が ら 、 こ の 数 値 は 最 大 限 で あ り、 均 衡. る 根 拠 は あ ま り正 確 で は な い と は い え 、 こ の. 値 の 絶 対 的 変 化 で は な く貯 蓄 関 数 の シ フ トを. 時 期 に 関 して は 連 邦 政 府 よ り も お そ ら く 重 要. 表 現 し て い る 。 そ の た め 、 分 配 効 果 に も とづ. で あ っ た が 、 し か し 、Davis. く貯 蓄 関 数 の 誘 発 さ れ た シ フ トは 、Z*= (0.0553-0.051)/0.051=+0.0843で 均 衡 貯 蓄/投. 資 率 は0.0568か =0. あ り、. 当 た りの 州 財 政 赤 字 は1816-1825年. S. .0703で あ る 。純 投 ら0.0608、. ま た は(C-B). 計. 21か ら1850-1859年. の−$0.38に. の −$0.0. る(1966,pp.532-535)19)。. 増 加 して い. 他 方 で 、 当該 期 に. お け る外 国 資 本 流 入 の 寄 与 は わ ず か だ が 正 で. .004に 上 昇 し た で あ ろ う。 3)わ. Leglerの. 算 で も 財 政 余 剰 は 減 少 を 示 し て い る1人. 資 率 に おい て含 意 され た 変 化 は 、. *=εZ*/(ε-η)=0. and. あ っ た1800-1809年. れ わ れ は ま た 、(3)式 か ら 純 外 国 投 資. お よび 政 府 貯 蓄 の 変 化 を 国 内 投 資 率 に 対 す る. 2%か. 平 均 でGNPの. ら 、1850-1859年. (U.S. Bureau. −0.1. に はGNPの+0.50%へ. of the Census,1975,p.868)。. 外 生 的 影 響 と して と ら え る 。 南 北 戦 争 前 ア メ. 政 府 財 政 余 剰 お よび純 外 国資 本 流 入 の変 化 の. リカに お け る貯 蓄 や 投資 の増 加 に 対 す る財 政. 影 響 が小 規 模 で また反 対 の兆 候 で あ る か ぎ り. 余 剰 水 準 の変 化 の 寄 与 は 、後 の 時 期 とは対 照. は 、 わ れ わ れ は ネ ッ トの 効 果 を 差 し 引 き ゼ ロ. 的 に 小 規 模(否. と し、 計 算 で は そ れ を 無 視 す る 。. 定 的)で. あ っ た(Williamson,. 1974)18)。 事 実 、 連 邦 政 府 の 財 政 余 剰 は1800− 18)政府 の 直 接 投 資 が 全 体 の な か で 重 要 な 要 素 で. 4)合. 衆 国 に お け る技 術 進 歩 は ま た 、 資 本. 財 部 門 に 有 利 に な る よ う に 影 響 を 及 ぼ し、 資. あ った 日本 の 場 合 とは違 っ て、 合 衆 国 に つ い て は 投資 率全 体 に 対 す る政 府 直 接 投 資 シ ェ ア の 変 化 の. 南 北 戦 争 前 の30-40%へ. 効果 を 、わ れわ れ は無 視 してい る。第1に 、連 邦 政. ほ と ん ど 知 ら れ て い な い が 、Davis. 府 の 貢献 は 小 さ く(1815年 か ら1860年 ま で 、 も っ. (1966)に. と。 都 市 の 支 出 に つ い て は and. Legler. よ れ ば 、 ニ ュ ー ヨ ー ク で は1830年. か ら、. と も重 要 な資 本 支 出部 門 は 灯 台 で あ った)、 と りわ. 交 通 、公 益 事 業 、 保 健 、 教 育 へ の 支 出 は 、 都 市 支 出. け ア ン ド リュー ・ジ ャク ソ ンに よ る ケ ン タ ッ キ ー. の お よそ30-40%の. ま まで あ った 。教 育 支 出 は 上 昇. 州 メ イ ス ビルMaysville道 路 計 画 に対 す る拒 否 権 発. しつ つ あ っ た か ら 、 イ ン フ ラ ス ト ラ ク チ ャ ー 支 出. 動(1830年)が. の シ ェアは 低 下 した に違 い な い 。 都 市 化 の 進 行 に. した−. 先 例 とな っ たた め に 、全 般 的 に 低下. ジ ャク ソンは 、1州 に 限 った 連 邦 政 府 助. と も ない 、 都市 支 出 の総 額 は上 昇 す る も の の 、 国. 成 金 に よ る 国 内開 発 は 違憲 で あ り、 州 政 府 の 責 任. 民 所 得 に お け る 都市 の直 接 投 資 の シ ェ ア が か な り. で 開 発 す べ きで あ る と主張 して 、 暗 に ヘ ン リ ー ・. 上 昇 した と は 考 え ら れ な い(Davis. ク レ イ の ア メ リカ 体 制 を 批 判 した(Norton. 1978,pp.40-47)。 19)ノ ー ス ・カ ロ ラ イ ナ 州 の 財 政 に 関 す るSyllaの. et. al,1982,p.325)。 資 本 ス トックに 対 す る州 政 府 の追 加 は 総 支 出 の. and. Gallman,. 詳. 細 な 研 究 は 、南 北 戦 争 前 期 に わ た っ て 州 政 府 の 財. 大 きな 部 分 を 構 成 した が、 しか し そ の 傾 向 も ま た. 政 余 剰 の劇 的 な増 加 は な か った との 推 論 を 支 持 し. 低 下 した−1820年. て い る(Sylla,1986,p.827)。. 頃 の州 政 府 支 出 の約 半 分 か ら、.
(11) 本 財 の 相 対 価 格 を 低 下 さ せ 、 した が っ て 、 後. 残 さ れ て い る こ と に 注 目 した い 。 同 一 の パ ラ. の 所 与 のr時 点 に お け る 実 質 貯 蓄 額 を 増 加 さ. メ ー タ を 用 い 、 しか し、 分 配 の 変 化 の 重 要 性. せ た 。 た と え ば 、 投 資 財 の 相 対 価 格 が$1.00. を 過 大 評 価 し た 仮 定 を 立 て る こ と でDavis. か ら$0.80に. and Gallmanは. 低 下 した な ら ば 、 貯 蓄 曲 線 は. (1.0/0.8-1)ま. た は25%ま. で右 に シフ. トし た で あ ろ う。 と い うの は 、25%を (実 質)投. 上回る. 資 財 が 所 与 の 貯 蓄 金 額 で 購 入 され. 、 「 残 余 の 動 員 イ ン パ ク ト」 が. 1830年 代 か ら 世 紀 末 ま で の 貯 蓄 率 の 合 計 で 約 20%の. 増 加 を 説 明 す る に す ぎ な い と計 算 し た. (1994,p.221)。. こ の 結 果 は 、 こ こ で は 同 じ証. え た か ら で あ る20)。投 資 財 の 相 対 価 格 は1839. 拠 に よ っ て 、Williamson(1979,1991)が. 年 以 前 に 関 して は 利 用 で きな い が 、 この事 実. した よ り も さ ら に 大 きな 説 明 不 能 要 素 を 示 し. が わ れ わ れ の計 算 を さ らに歪 め る こ とは な い. て い る。. で あ ろ う。 劇 的 な 低 下 の ほ と ん ど は1850年 以 降 に 起 こ っ た も の で あ り、1839年. 代. 以前に起. こ っ た 変 化 と は ま っ た く異 な っ て い た よ うに 思 わ れ る か ら で あ る 。 した が っ て 、1839年 ら1854年. 提示. か. の資 本 財 価 格 の 相 対 的 変 化 は 、 貯蓄. 2.明 Ⅲ− 第1表. 治期 の 日本. お よ び 第2表. か ら 、 ア メ リカ で 言 え. ば19世 紀 初 頭 か ら ア ン テ ベ ラ ム 期 末 に 関 し て 、 次 の 数 値 が 示 さ れ る 。 す な わ ち 、ID*=. 関 数Z*=−(95-107.7)/107.7=+0.118の. (0.0559 - 0.0205)/0.0205 . 右 方 向 へ の シ フ トに 帰 結 す る(Williamson,. は 、 変 化 の 合 計 お よ びr*=(0.0508-. 1979,p.233)。. 0.1104)/0.1104=-0.5399か. こ の 時 の 均 衡 貯 蓄/投. 資率 の. 含 意 さ れ た 変 化 は 、S*=εZ*/(ε =0.0983で 0.0668、. ら 、外 生 的 な 政. 府 要 素 を 控 除 した後 の純 民 間 投 資 シ ェ ア の上. ら. 昇 に も と つ い て い る 。 同 様 に して 、 わ れ わ れ. 上 昇 した. は 投 資 関 数 の シ フ トを 解 く。 す な わ ち 、. で あ ろ う。. T*=ID*一. 5)純. の 上 昇 を そ の 構 成 要 素 に 分 解 し よ う.. 投 資 率 の 観 察 され た 増 加 の う ち 、 残. 余 ま た は 残 さ れ た 部 分 は(E-D)で. あ る。. 後 の 時 期 に 関 し てDavis and Gallmanは れ を 外 生 的 な 貯 蓄 動 員−. れ. 一 η). あ る 。 純 投 資 率 は0 .0608か ま た は(D-C)=0.006に. =+0.7268.こ. 、 こ. 金融仲介、節約態. 1)労. εr*=+1.4543.さ. て、投 資 率. 働 節 約 的 な 技 術 進 歩 は 、 第2図. では、. 投 資 需 要 関 数 をID。か らID、へ と シ フ ト さ せ 、 純 投 資 はAか. らBへ. と 上 昇 し た で あ ろ う。 そ. 度 の 変 化 な ど に よ る もの と見 な した 。 わ. れ ゆ え 、 第2図. れ わ れ は 、 次 節 で こ れ を よ り詳 細 に 議 論 す る 。. 投 資 需 要 シ フ トの イ ン パ ク ト(B-A)は. こ こ で は 、0.025ポ. 次 の よ う に 計 算 さ れ る 。 す な わ ち 、S*=. イ ン トの 貯 蓄/投. 資 率 の. 増 加 、 あ る い は ア ンテ ベ ラム期 に お け る純 投. η[-T*/(ε. 資 率 の 総 合 計61%の. か ら0.0255、. 上 昇 が説 明 され な い ま ま. 20)資 本 財 価 格 低 下 の 精 緻 な 影 響 に 関 す る よ り綿 密 な 議 論 は 、David,1977; -238; James and Skinner. Williamson,1979, . 照 され た い 。. pp.236. ,1987, PP.260-262を. 参. に お け る均 衡 投 資 率 に 対 す る 、. 一 η)]=+0.2424、Sは0.0205 ま た は(B-A)=0.005に. 上昇. す る。 2)明. 治 時 代 の 所得 分配 構 造 に 関 し て は 、. 正 確 な 情 報 は 利 用 で き な い 。 お そ ら くは 、 支 配 階 級 の封 建 的 所 得 の 崩 壊 に よ って初 期 に は.
(12) 平 準化 の影 響 が あ った で あ ろ うが 、 当該 期 末. 2、 ま た は(C-B)=0.0002へ. に は、 財 閥 の成 長 に よ って 不 平 等 の程 度 は再. あ ろ う。. び 増 加 し た で あ ろ う。Lockwood(1954, . 4)日. 271-278)は. pp.. 、 この 時期 を 全 体 と して は 非 常. と上 昇 した で. 本 に お け る 純 資 本 流 入 は 、1879-1882. 年 か ら1909-1913年. ま で は ほ と ん ど変 化 し な. に 不 平 等 な 時 代 と して 特 徴 づ け た 。 不 平 等 の. か っ た 国 民 所 得 の −1.07%か. 程 度 を 長 期 的 変 化 として 正 確 に 計 測 す る こ と. へ の 変 化 。 しか し な が ら 、 こ の2つ. は 不 可 能 で あ り、 ま た 明 治 初 期 か ら 第1次. 間 に お け る政 府 財 政 余 剰 の 上 昇 は か な りの も. 大. の時 期 の. 戦 頃 まで に 顕 著 な 増 加 が あ った とは考 え られ. の で あ っ た −0.07%か. な い こ と か ら 、 こ こで は 不 平 等 水 準 の 変 化 の. の 政 府 は 、 国民資 本 ス ト ックの増 加 に 主 要 な. 影 響 を 無 視 す る。. 役 割 を 果 た した と 思 わ れ る が 、 そ れ は 直 接 投. 3)資. 本 財 の相 対価 格 の 低 下 は 、 投 資 財 の. 資 の み な らず 財 政 余 剰 の 維 持 に よ る 民 間 投 資. 相 対 価 格 の 変 化 で 測 定 す れ ば 、 この時 期 に 関. の 刺 激 を 通 して の も の で あ っ た2畳)。 後 者 の効. し て は 全 く穏 当 で あ り、1%以. 果 は 、 最 終 時 点 の 選択 に 起 因 す る もっ と も あ. −Z* . 下 で あ った−. = (0.97486 - 0.98212)/0.98212 . =. (1967,pp.253,288)は. 均 衡 貯 蓄/投. 、 日本 の 財 政 政 策 の. 「全 般 的 に 拡 張 的 な 」 性 格 に つ い て 述 べ て い. 資 率 の変. 化 を 意 味 す る 。 純 投 資 率 は0.0255か. 。 当該 期. りそ う な 部 分 的 な 錯 覚 で あ る 。事 実 、Patrick. -0 .00739.こ の こ と は 、S*=εZ*/ (ε-η)=0.00616の. ら3.65%へ. ら −1.6%. ら0.0255. る221。 と もか く も わ れ わ れ は 、 これ ら の 外 生. 第3表 純投資率変化 におけ る源泉の分解 合衆国 1800-1809∼1850-1859. 純投資率の増加合計. 日 本 1879-1882∼1909-1913. 0.041. 0.035. 0.006. 0.005. 0.006. 0.0002. 技術誘発 投資需要インパク ト 資 本財価 格 イ ンパ ク ト 分 配イ ンパ ク ト. 0.004. 外 生的貯 蓄 シ フ ト・イ ンパ ク ト. 0.0178. 外国資本流入 政府財政余剰 残 余動員 イ ンパ ク ト. 0.025. 0.012. 21)流入 した 外 国資 本 の 一 部 は 政 府 に よ る直 接 投 資. 22)政府 の 財 政余 剰 全 体 は. と して 利 用 され た が 、 大 半 は軍 事 費 と 植 民 地 経 営. した。 実 際 、1909-1913年 の 財 政 余 剰 は 、 お そ ら く. に 充 て ら れ た(浅. 重 要 な 部 分 で は、 劇 的 な 長 期 的 上 昇 傾 向 の 一 部 と. 井,1985,p.1;. Ishii,1991,. 、時の経過 とともに上下. 、外 貨. い う よ りも、 む しろ 日露 戦 争 に よ る 巨 額 の 赤 字 に. 準備 の 制 約 を 緩 和 す る こ とで 間 接 的 な 国 内 投 資 源. 対 応 す る もの で あ った 。 こ う した 場 合 に は 、 投 資. 泉 とな った と指 摘 す る。. 率 上 昇 の残 余 の 要 素 は か な り過 小 評 価 され る で あ. p.220)。 他 方 で、 寺 西(1990,pp.72-75)は.
(13) 的諸 要 因 の変 化 に よる貯 蓄 関 数 の全 般 的 な 外. は 日本 に つ い て もほ ぼ 同様 に真 実 で あ っ た。. 側 へ の シ フ トをZ*=2.034と. 例 え ばPatrick(1967, p.283)が. 、均 衡 貯 蓄/投. 論 じる よ う. 資 率 に お け る含 意 され た 変 化 をS*=εZ*. に 、所 得 の維 持 は20世 紀 に 入 る まで は 、 金 融. /(ε 一 η)=1.695と. 拡 張 に は 無 意 味 な 手 段 で あ っ た(ま. 0.02552か ら0.04332、. 計 算 す る。純 投 資 率 は ま た は(D-C)=. た、. Sakurai,1964, p.27も 参 照)。 そ の 場 合 、個 人. 0.0178に 上 昇 した で あ ろ う。. 貯 蓄 の増 加 が主 た る要 因 で あ った に違 い な い 。. 5)純 投 資 率 の変 化 に関 し て 残 さ れ た 、 そ. 日米 に おけ る1人 当 た り実 質 所 得 水準 の上 昇. れ ゆ え な お 説 明 され な い 部 分(E-D)は. は 、貯 蓄 が 所 得 に 対 して弾 力 的 で あ った な ら. 、. 明 治 期 に お け る純 投資 率 の上 昇 全 体 の0.012. ば、 貯 蓄 率 の増 加 を導 き うる で あ ろ うが 、 し. また は34%と. か しDavis and Gallman(1978, p.50)は. い うこ とに な ろ う(第3表. を参. 照)。. 、こ. れ が 時 の 経過 と と もに真 実 で あ った 証 拠 は 何 もな い と見 て い る。 今 わ れ わ れ は 、 個 人 貯 蓄. Ⅳ .投 資 率 上 昇 の 説 明 不 能 な 要 素. 率 上 昇 の あ り うべ き理 由 を まず は 合 衆 国 に 関. ア ンテ ベ ラム期 の ア メ リカ で は純 投 資 率 上. して 、 そ の後 に 日本 につ いて 検 討 しよ う。. 昇 の60%以 上 が、 明治 期 の 日本 で は少 な くと. 第1に 、個 人貯 蓄 率 の上 昇 は 消 費 者 の 嗜 好. も三 分 の1以 上 が な お説 明 され ず に 残 され て. の結 果 で あ った。 しか しもち ろん 、 これ を 観. い る。 投 資 の外 生 的 シ フ トに つ い て は す で に. 察 す る方 法 は持 ち合 わ せ て い な い 。代 わ って 、. 検 討 した の で、 残 る効 果 は 貯 蓄 関 数 の シ フ ト. 貯 蓄 の動 機 は おそ ら く変 化 した 。 平 均余 命 が. に よ る も の で あ った に 違 い な い23)。純 外 国 投. 上 昇 しつ つ あ った ことか ら、退 職 後 の所 得 を. 資 お よび 政 府 貯 蓄 率 の 変 化 もす で に検 討 した. あ る程 度 蓄 え る必 要 性 は 増 した で あ ろ う。 し. の で 、(3)式が 示 唆 す る よ うに 、 わ れ わ れ は民. か しな が ら、 この こ とは ア メ リカ の労 働 者 の. 間 貯 蓄 の 変 化 に 焦 点 を あ て る べ きで あ ろ う。. 間 に は比 較 的 に 稀 な 恒 久 的 離職 が かつ て は存. Davis and Gallman(1994, p.204)は. 、合 衆 国. 在 した とか 、 また19世 紀 末 の段 階 で さ え、 高. の 企業 部 門 の成 長 が貯 蓄 供 給 を増 加 させ た と. 齢 にな った ときに 蓄 え て い る平 均 的 な富 の 水. い う根 拠 を 見 い 出 して は い な い が 、 この こ と. 準 が 比 較 的 に 低 か った とか の た め で あ る と は 考 え られ な い(James et al., 1997を 参 照)。 ア. ろ う。 こ の こ とは ま た 、長 期 的 傾 向 を 推 論 す るた め に 日本 の歴 史 の こ の時 点 に 「通 常 の 」 時 期 を 設 定 す る こ との 困難 さ を描 きだ す こ と に な る。 した. メ リカ経 済 の 不 安 定性 の程 度 は 、 ア ン テベ ラ ム期 か ら ポス トベ ラ ム期 の 間 に著 し く増 大 し (James,1993)、. こ の こ とは 予 防 的 な貯 蓄 動. が っ て最 終 時 点 は、 一 方 で の 日 露 戦 争 と 他 方 で の 第1次 大 戦 ブ ー ム の 間 に挟 まれ て い る に違 いな い。 23)純投 資 率 の観 察 され た上 昇 を 説 明す る う え で 、 貯 蓄 関 数 お よび投 資 関数 の シ フ トの 相 対 的 な 重 要 性 は、 貯 蓄 関 数 の 金 利 弾 力 性 に 依 存 す る(David, 1977を 参 照)。 ここで は、 実 質 収 益 率 は時 の経 過 と とも に減 少 し、 貯 蓄 曲線 は 金 利 に 非 弾 力 的 で あ る か ら、 貯 蓄 の シ フ トが支 配 的 で あ るに 違 い な い 。. 機 を 高 め る途 を 開 い た。 しか しな が ら、19世 紀 最 初 の 三 分 の1世 紀 に 関す る年 々 の国 民 所 得 推 計 値 は 不 完 全 で あ る た め 、 ア ンテベ ラ ム 期 の 全 般 に わ た って 、激 しい循 環 的 な 変 化 を 測 定 す る こ と も、 ま た貯 蓄 に対 す る影 響 を は か る こ とす ら も困難 で あ る。 わ れ わ れ は 、 こ.
(14) れ を 可 能 な1つ. の 要 因 と して 注 目 して立 ち去. Gallmanの 推 計 値 が示 唆 す る よ うに 、 公 表 さ. る こ とに した い 。 Edelstein(1982)は. 慣 習 的 な形 態 へ の シ フ トを 意 味 した。. 、 ア ンテ ベ ラム期 の 後. れ な い 土 地 改 良か ら金 融 的 な貯 蓄 へ の シ フ ト. 半(1839-1858年)お. よ び ポ ス トベ ラ ム 期. は 、19世 紀 半 ばか ら末 期 に 関 して計 測 され た. (1871年 以 降)に. お け る貯 蓄 率 の増 加 を説 明. 貯 蓄 率 の上 昇 1838-1848年 の9.5か ら世 紀. す る た め 、 人 口構 成 の 変 化 、 と りわ け 扶 養 児. 末 の19.7へ. 童 の割 合 の低 下 や 、富 の 選択 に お け る 人 的資. Skinner,1987, pp.255-256) . 産 に 対 す る物 的資 産 や金 融 資 産 の絶 対 的 な代. 1を 説 明す る。 しか しな が ら、 この効 果 は ま. 替(Davld,1977も. 強 調 した 。 白 人 の. た 農業 の外 側 へ の シ フ トが小 さ か った こ とか. 以 下 の 人 口比 率 で み れ ば 、. ら、 ア ン テ ベ ラ ム期 に お い て は あ ま り重 要 で. 参 照)を. 扶 養 率 は 、15歳. と3.5%の. 上 昇(James . and. の約 三 分 の. と劇 的. は な か っ た と思 わ れ る。1840年 か ら1900年 に. に 低 落 し た24)。 し か し な が ら 、 こ の 低 下 は ア. は 、全 稼 得 労 働 者 に 占 め る農 業 労 働 者 の比 率. ン テ ベ ラ ム 期 に は よ りい っ そ う控 え め な 値 で. は69%か. あ っ た − −1800年. の50.1%か. ら1854年. か ら1860年 には 、 この比 率 は72%か. 43.7%へ(U.S. . Bureau . of the Census,. 1840年 の43.7%か. 1975,pp.15-16)。. ら1900年. の25.2%へ. の. さ らに 、 Lewis(1983)は. ら37%へ. とほ ぼ半 減 したが 、1820年 ら59%へ. と減 少 した にす ぎな い(U.S. Bureau of the 、. Census,1975, p.134)。. そ の 影 響 が も っ と も重 要 で あ っ た は ず の1830. ア ンテ ベ ラ ム期 の経 済 では 、 動 機 や 構 造 的. 年 か ら1900年. シ フ トの ど の よ うな 可能 な変 化 も支 配 的 で は. の 時期 に 扶 養 率 が減 少 しなか っ け低. な か った よ うに 考 え られ る。 す な わ ち 、 貯 蓄. 下 した で あ ろ う と 計 算 し た 。 ア ン テ ベ ラ ム 期. 曲線 を そ れ ほ ど右側 ヘ シ フ トさせ た とは 思 わ. にわ た って扶 養 率 が減 少 した こ とは、 個 人 貯. れ な い 。 同 じよ うに 明治 期 の 日本 で も、構 造. 蓄 率 を あ る 程 度 押 し上 げ た で あ ろ うが 、 そ れ. 的 な変 化 のみ が貯 蓄 関 数 シ フ トの 説 明 不能 な. が 残 余 の支 配 的 要 因 で あ った とは考 え られ な. 要 素 を 説 き 明か す こ とが で き る とは 思 え な い。. い。. 確 か に 、 法 制上 の変 化 、 す な わ ち 封建 的特 権. 人 口に お け る職 業 や 年齢 構 造 の構 成 変 化 も. や 階級 制 度 の廃 止 、人 的 資 本 投 資 の増 大 は近. ま た 、 貯 蓄 率 に 影 響 を 及 ぼ し た で あ ろ う。 貯. 代 の経 済 成 長 の段 階 を 設 定 す る諸 要素 で あ っ. 蓄 に つ い て の伝 統 的 な計 測 は土 地 の改 良 、 す. た に違 い な い(Nakamura,1983, . な わ ち ア ン テ ベ ラ ム期 ア メ リ カ で は 農 民 の 投. か し、 同 時 に 、 それ が 唯 一 の 要 素 で あ った と. 資 活 動 の重 要 な 部 分 を説 明す る行 動 を 除 外 し. も思 え な い 。結 局 の と こ ろ、 初 期 に お い て は. て き た 。 時 の 経 過 と と も に 、 よ り大 き な 非 農. 富 の蓄 積 に 対す る法 的 障 害 は 何 もな か っ た し、. 業 雇 用 の 方 向 へ の シ フ トは 、 土 地 改 良 の ご と. 下 層(商. き貯 蓄 の. 成 功 した 。社 会 的 流 動 性 の 制 限 の かか る緩 和. た と す れ ば 、 総 貯 蓄 率 は1.24-1.43%だ. 「 慣 習 に 囚わ れ な い」 形 態 か ら よ り. p.104)。 し. 人)階 級 の多 くの構 成 員 は きわ め て. が 、 所 与 の実 質 収 益 率 の も とで貯 蓄 を劇 的 に 24)Ed. elsteinは 、 奴 隷 人 口 の 年 齢 分 布 の 測 定 が 困 難. で あ るた め 、 白人 人 口に焦 点 を絞 った に す ぎな い。. 増 加 さ せ た とは思 えな い 。 同 じ根 拠 か ら、 土 地 の譲 渡 可能 性 は 貯 蓄 率 に 対 して多 面 的 な効.
(15) 果 を及 ぼ した25)。こ こで の論 点 は 、 両 国 で は. の減 少 は、 した が って 、貯 蓄 曲線 と投 資 需 要. な お説 明 され ず に残 る何 か が 存 在 す る とい う. 曲線 の両 者 の外 側 へ の シ フ トを 引 き起 こす で. こ とで あ り、わ れ わ れ は 金 融 仲 介 機 関 の成 長. あ ろ う。 金 融 仲 介 の増 加 もまた 、 最 終 的 な 貯. が重 要 な影 響 を 与 えた とみ て い るの で あ る。. 蓄 家 と投 資 家 との 間 の 良好 な 調 和 を 導 き、 お そ ら く同 じ貯 蓄/投 資 率 で も産 出 高 を増 加 さ. V.金. 融仲介. せ るで あ ろ う27)。こ こでは た だ 、 貯 蓄 関 数 の. 貯 蓄 家 と投 資 家 とを 仲 介 す るた め に企 図 さ. 残 余 の シ フ トに焦 点 を あて る こ とで 、 わ れ わ. れ た 金 融 機 関 と金 融 市 場 の発 農 は 、資 本 形 成. れ は 、 この 時期 の経 済 成 長 に 対 して金 融 機 関. に 積 極 的 に 参 加 す る こ とな しに 、貯 蓄 家 が生. の 発 展 が与 え た全 体 的 な 効 果 を 控 え め に述 べ. 産 活 動 に 余 剰 資 金 を 流 す こ とを許 容 す る。 金. て い るにす ぎ な い。 しか しなが ら、 この 時 期. 融 機 関 は 、 貯 蓄 家 に は よ り高 い収 益 率 を 得 る. に 関す る詳 細 なデ ー タは 、 以下 で 言及 され る. 機 会 と、 投 資 家 に は よ り低 い利 率 で資 金 を 獲. よ うに は、 よ り計 量 経 済 学 的 に洗 練 され た 分. 得 す る機 会 を 創 りだす 。 公 式 の証 券 市 場 は 、. 析 に は利 用 で きな い 。. 最 終 的 な 借 り手 と貸 し手 との 間 の取 引 費 用 や. 金 融 と経 済 成 長 との 関 係 に 関す る重 要 か つ. 調査 費 用 を 減 少 させ る。 同様 に して、 商 業銀. 実 証 的 な研 究 はRaymond Goldsmith(1969). 行 や貯 蓄 銀 行 の よ うな諸 機 関 は、 取 引 ・調査. に よ って行 な わ れ 、彼 は1860年 か ら世 紀 末 ま. 費 用 に お け る規 模 の経 済 を 利 用 す る こ とが で. で に 関 して35力 国 の デ ー タ を用 い て、 金 融 と. き、 ま た貯 蓄家 に よ り高 い純 収 益 を 提 供 し、. 経 済 の発 展 が 確 か に 正 の相 関関 係 に あ った こ. 借 り手 の行 動 を よ り効 率 的 に モ ニ タ ーす る こ. とを示 した28)。金 融 セ クタ ー の規 模 と経 済 成. とが で きる。 さ ら に また 、 多 様 な 資産 選 択 を. 長 との相 関 関 係 は 、 もち ろ ん因 果 関 係 の 線 を. もつ 金 融 仲 介 機 関 へ の請 求 権 を 保 有 す る こ と. 確 定 しな い 。 実 際 に は 、双 方 向に 影 響 を 及 ぼ. に よっ て 、貯 蓄 家 はそ の投 資 選 択 を絶 対 的 に. す も の−. 多 様 化 す る こ とが で き、 そ れ ゆ え リス クを低. 逆 に 金 融 の 発展 は経 済 を成 長 させ る と考. 下 で き る。 資 本 よ りもむ し ろ直 接 的 また は間. え られ よ う。 金融 の制 度 的変 化 が 、 原 因 で は. 接 的 に証 券 を保 有 す る こ と も また 、貯 蓄 家 の. な く専 ら成 長 へ の対 応 と して あ らわ れ た に し. 流 動 性 を増 加 させ る26)。. て も、 当 然 か か る金 融 革 新 が 重 要 で は な か っ. 多 数 の個 人 貯 蓄 の よ り効果 的 な動 員 や 有 効. た とい うこ とに は な らな い。 こ うした革 新 は 、. な借 り入 れ 利 率 と貸 し出 し利 率 の ス プ レ ッ ド. 経 済 変 化 が 妨 げ られ る こ との な い 、 主要 な 任. 25)日本 の 工 業 化 を 刺 激 す る うえ で. 経 済成 長 は金 融 の発 展 を 刺激 し、. 意 の 要 因 で あ っ た で あ ろ う(Davis and 、土 地 所 有 権 を. Gallman,1994, p.211)。. 保 証 す る 法 規 制 を 強 調 し た 研 究 に 、Ramseyer (1996)が あ る。 26)しか しな が ら 、Levine(1997, p.694)が. 指摘す. る よ うに 、 よ り高 い 流 動性 は原 理 的 に は 、 収 益 を 増 加 させ また 不 確 実性 を低 下 さ せ る が 、 周 知 の 所. 27)そ れ ら の 可 能 な リ ン ク と 経 済 成 長 に 関 す る 包 括 的 な 議 論 に つ い て は 、Levine(1997, . 得 効 果 や 代 替 効 果 に よっ て貯 蓄 率 に は 多 義 的 な 効. を参 照 され た い。 28)ま た 、Levine(1997, . 果 を 持 つ で あ ろ う。. され た い。. p.705)に. pp.689-702). よる 立証 も参 照.
(16) し か し な が ら 、 実 証 的 根 拠 の増 加 は 経 済 成. ア ンテ ベ ラ ム期 の合 衆 国 も明 治 期 の 日本 も. 長 を 促 進 す る う え で 果 た した 金 融 の 主 要 な 役. と もに、 両 国経 済 に お い て金 融 仲 介 の 発展 の. 割 を 明 ら か に し て い る 。 例 え ば 、King and. 度 合 いは 重 要 な進 展 をみ た 。 植 民 地 期 ア メ リ. Levine(1993)は. カ では 、 公 式 の民 間金 融 機 関 は 何 もな か った。. 同時 代 の デ ー タ を用 い て 、. レベ ル の金 融 発 展 を もつ経 済 は 、 他 の. 最 初 の 商 業 銀 行 で あ る北 ア メ リカ 銀 行 は 、. 事 情 が 同 じ な ら ば 、 金 融 活 動 が 初 期 の よ り低. 1781年 に な って初 め て フ ィラデ ル フ ィア に設. い 水 準 に あ る 後 の 時 代 よ り も 早 く成 長 す る こ. 立 され た 。10年 後 に第1合 衆 国 銀 行 が 創設 さ. と を 示 し た 。Wachtel . れ た とき に は 、合 衆 国 に は3つ の 銀 行 が存 在. 1960年. and Rousseau(1995) 因. した。 そ の後 、 連 邦 レベ ル で の 銀 行 業 は浮 沈. 果 関 係 の 検 証 で は 、 合 衆 国 、 イ ギ リス 、 お よ. が 多 か っ た に して も 第1合 衆 国 銀 行 ・第. び カナ ダに 関 して は金 融 と成 長 と の間 に 重要. 2合 衆 国 銀 行 の特 許 は、 更 新 期 日が そ れ ぞれ. な 因果 的 リン クが あ る もの の 、経 済 成 長 か ら. 1811年 、1836年 に到 来 した と きに 消 滅 せ しめ. 金 融 発 展 へ の フ ィ ー ドバ ッ ク は か な り弱 い こ. られ た 、州 の特 許 を もつ 銀 行(=州. とを示 唆 して い る 。 ま た 、金 融 仲 介 の計 測 と. 行)の 数 は急 激 に増 加 した 。 す な わ ち 、1800. 経 済 的 パ フ ォー マ ン ス の 間 に は 長 期 的 因 果 関. 年 までに は28銀 行 が1740万 ドル の 資 本 金 を 、. 係 の 根 拠 が あ る 。Rousseau . 1820年 ま で に は327行 が1億5960万. に よ る グ レ ン ジ ャ ー(C.W.J. . (1998)に 国5力. Granger)の. and Wachte1. よ る 、1870年 か ら1929年 国(合. の間 の工 業. 衆 国 、 イ ギ リス 、 カ ナ ダ 、 ノ ル. ウ ェ ー 、 ス ウ ェ ー デ ン)に. 関 す る 研 究 は 、1. 法銀. ドル の資. 本 金 を、 そ して1860年 ま でに は1562行 が4億 2200万 ドル の資 本 金 を もつ まで に な って い た。 金融 市 場 も また 、共 和 国初 期 段 階 の 間 に急. 人 当 た り実 質 産 出 高 水 準 と 仲 介 と の 間 の 長 期. 速 に発 展 した 。最 初 の 、 また 数 量 的 に も っ と. 的 な(多. 係を. も重要 な もの は 、 もち ろ んハ ミル トンの 公債. 見 い 出 し 、 そ れ か ら ベ ク トル 自 己 回 帰. 借 換 え計 画 に よ って発 行 され た 連 邦 政 府 債 の. 重 共 線 性 的 なcointegrating)関. ステムにお. た め の市 場 で あ った。1792年 にそ の起 源 を 遡. 当 た り実 質 産 出. る ニ ュ ー ヨ ー ク証 券取 引所 は 、 も とも とは 政. 高 に 因果 関 係 を もつ が 、 産 出 高 は 仲介 グ レ ン. 府 債取 引 に 貢 献 す るた め の も の で あ った 。 同. ジ ャーに 因果 関 係 を もた な か った こ とを示 し. 様 に 、諸 銀 行 は 連 邦債 を担 保 とす る貸 付 け や. (VAR: vector autoregressive)シ い て 仲 介 グ レ ン ジ ャ ー が1人. た 。 彼 ら は ま た 、 一 連 の ベ ク トル ・エ ラ ー 補 正 値 モ デ ル を 推 定 し、 エ ラ ー 補 整 値 期 間 が 通 常 は産 出高方 程 式 では 重 要 で あ るが 、 金 融仲. 象 的 か つ 表 面 的 で あ る とい う よ りも 必 然 的 な も の で あ る。 わ れ わ れ は 、 こ こで は 特 定 形 態 の 金 融 機 関 の 効 果 や 機 能 の経 路 を詳 細 に 調 査 す る こ と を し. 介 方 程 式 で は 重 要 で な い こ とを 見 い 出 し 、 ま た 金 融 仲 介 は 産 出 高 を 導 くが 、 産 出 高 は 金 融 仲 介 に は っ き り と は フ ィ ー ドバッ ク し な い こ. て い な い 。 例 え ば、 日本 の 普通 銀 行 が第1次 大 戦 期 に 、 イ ギ リス ・モデ ル か ら固定 投 資 の た め の資 金 を 直 接 的 に供 給 す る ドイ ツ ・モ デ ル に 転 換 した か ど うか に つ い て の論 争 が あ る。 石 井 は 、 固 定 資 本. と を 示 し て い る29)。 と運 転 資 本 の 両 者 を 継 続 して供 給 しつ づ け た 事 実 を 強 調 す る(Patrick,1967 29)金融 仲 介 機 関 の 効 果 に 関 す るか か る議 論 は. 、抽. Ishii,1991)。. ; Yamamura,1972;.
(17) 銀 行 券 の 発 行 を 始 め た 。 株 式 取 引 も また 、. うえ に 不 換 銀 行 券 の 波 を 浴 び せ る こ と に も. Sylla(1998b)が. な っ た。. 指 摘す る よ うに 、早 くか ら始. ま った 。 実 際 、19世 紀 初 め に は 、 会社 株 式 の. 紙 幣 の減 価 は1882年 に 、兌 換 券 を発 行 す る. 形 態 で 保 有 され る金 融 資 産 の 割 合 は世 界 最 大. 中央 銀 行 た る 日本 銀 行 の設 立 を促 す こ と にな. で あ った(イ ギ リス の3%に. り、 他 方 で 国 立 銀 行 は銀 行 券 発 行 の権 利 を 剥. 対 し て10%)。. 初 期 の 証 券 市 場 で取 引 され た株 式 の多 くが銀. 奪 され 、 免 許 の 消 滅 時点 で純 然 た る民 間 機 関. 行 株 で あ った こ とか ら、銀 行 の急 成 長 は1つ. へ の変 更 を 余儀 な く され た 。 民 間 銀 行 お よび. の 帰結 で あ った 。最 後 に 、 ア ンテ ベ ラ ム期 に. 両 替 商 の 末裔 た る銀 行 類 似 会 社 は 、1883年 以. お け る 金 融機 関 の も う1つ の革 新 で あ る貯 蓄. 降 急 速 に成 長 した。1883年 か ら1896年 まで の. 銀 行 に も言 及す べ きで あ り、 それ は ニ ュ ー ・. 間 に 、 これ ら諸 機 関数 は207行 か ら1005行 に. イ ング ラ ン ドに お け る長 期 金 融 の重 要 な 源 泉. 増 加 し、銀 行 資 本 金 総 額 の 三 分 の2を 占 め た. とな った 。1800年 に は貯 蓄 銀 行 は存 在 せ ず 、. (Tamaki,1995, p.75)。 専 門 化 した貯 蓄銀 行. 1820年 に わず か10行 にす ぎ なか った が 、1860. は 、1880年 頃 か ら発 達 しは じめ た一. 年 に は約280行 、資 産1億5000万. 1880年 開業 の東 京 貯 蔵 銀 行 が 最 初 とされ る。. ドル に 達 し. 例 えば、. て い た。. しか しな が ら、1895年 の 貯 蓄 銀 行条 例(1890. 徳 川 期 の 日本 で は、 植 民 地 期 ア メ リカ と同. 年 公布 、1894年 施 行)の 規 制緩 和 は 、4年 間. 様 に、 金 融 仲 介 は制 度 化 され て いな か った。. の 間 に23行 か ら221行 へ と銀 行 数 の 増 加 に 帰. 前 銀 行 時 代 は両 替 商(=マ. ーチ ャ ン ト ・バ ン. 結 した。1897年 に す で に 、13の 普通 銀 行 の預. カ ー)に 支 配 され 、 彼 ら は長 崎 な どの居 留地. 金 額 を上 回 って いた 郵 便 貯 金 に もま た注 目せ. で も行 な っ た よ うに、 特 定 の顧 客 に 多様 な銀. ね ば な らな い。 全 般 的 に み て 、1872年 に は ゼ. 行 サ ー ビスを 提 供 して い た 。 実 の と ころ 、金. ロで あ ったが 、1913年 まで に は5億7400万. 融 制 度 は む しろ洗 練 され て い た の だ が 、 しか. の払 込 資 本 金 を 有 す る2155銀 行が 存 在 した。. し制 限 さ れ て も い た(Tamaki,1995, . Patrick(1967, p.277)が. pp.. 円. 指 摘 す る よ うに 、あ. 4-9)。1872年 に 政 府 は 、 自 由参 入 、最 低 資 本. る場 合 に は、 近 代 的 な 金 融機 関 は 「 需要追随. 金 規 制 、 お よび 国 債 担 保 発 券 の条 項 を もつ 国. 的」 で あ る こ とか ら、 金 融 は基 本 的 には 自 由. 立 銀 行 条 例 を 発 布 した 。1876年 に な って もわ. に順 応 す るが 、 しか し 日本 の ケ ー ス では 、 初. ず か4銀 行 が 設 立 され た に す ぎな か った ため 、. 期 の銀 行 業 の発 展 は 「 供 給 主 導 的 」、 す な わ. この年 、 同 条 例 は 根 本 的 に 改 定 され た。 銀 行. ち銀 行 業 の発 展 は 産 業 の 貸 出需 要 や 個 々 の倹. 券 の 金 貨兌 換 は 停 止 され た 。伝 統 的 な扶 持 米. 約 者 の預 金 需 要 よ りも前 に創 りだ され た ので. に 代 わ って 武 士 階 級 に 発 行 され た 巨額 の政 府. あ る3°)。. 債 を 吸 収 す るた め 、 国 立 銀 行投 資 を よ り魅 力 的 に し よ うと して 、資 本 金 お よび発 券 規 制 は 緩 和 され た 。 この 計 画 は 、3年. の 内 に153の. 30)正田(1971. ,pp.115-116)も 参照。しか し、寺西. (1979,p.66)は 銀行資金 の源泉が預金ではな く、 主 と して商人 ・地 主 の蓄積資 金か らな る株 式 で. 新 銀 行 が 設 立 され た とい う点 で成 功 したが 、. あった ことを重視 して、「 銀行本来 の機能であ る間. しか し、 す で に 流 通 して い た 不換 政 府 紙 幣 の. 接 金融機能 を果 た した ことに な らな い」と批 判す.
(18) 東 京 証 券取 引所 は 、元 武 士 階 級 の債 券 保 有. 最 後 に、 長 期 信用 銀 行 の 設立 、 と りわ け1897. 者 に 販 路 を提 供 す るた め1878年 に 創 設 され た. 年 開業 の 日本 勧業 銀 行 お よび1902年 開 業 の 日. のだ が 、1880年 代 半 ば に株 式 会 社 の設 立 比 率. 本 興 業 銀 行 に 注 目す べ きで あ り、 これ らは 工. が 上 昇 し始 め る ま で は(株 式 会 社 数 は1885年. 業 や イ ン フ ラス トラ クチ ャー投 資 の引 受 け の. か ら1890年 の 間 に4300へ と3倍 に な った)、. た め に債 券 を 販売 した。. 金 融 シス テ ムの な か で は わず か な 役 割 を 果 た. それ ゆ え、 金融 発 展 が貯 蓄/投 資 率 お よび. した に す ぎな か った。1895年 まで に は 、 東 京. 経 済 成 長 に 影響 を 及 ぼ した とい う理 論 的 根 拠. 証 券 取 引所 が な お支 配 的 で あ った とは い え、. は存 在 す る し、 ま た 、 これ ら の効 果 が 重 要 で. す でに45を 数 え る証 券 取 引所 が存 在 した. あ る とい う因 果 関 係 や示 唆を 支 持 す る実 証 的. 1897年 か ら1911年 の 間 に上 場 され た 株 式 総 額. 根 拠 も あ る。さて 、第4表 は 、Goldsmithに よ. は5億6400万. る 国民 貸 借 対照 表 の推 計(1985年)に. 円 か ら20億950万 円 に増 加 した。. も とづ. 第4表 金融仲介の諸 比率 合衆国 1774. 相互 関係 −. 1805. 1850. 1900. 1929. 1950. 1973. −. −. 0.68. 1.23. 1. 09. 1.06. −. 個人 貯蓄 と して奴 隷 を含 む 0.22. 0.29. 0. 42. −. 奴隷 を除 く 0.28. 0.32. 0.46. −. −. −. −. DEPTH . -. 0.07. 0.14. 0.56. 0. 72. 0.77. 0.73. CREDIT . -. 0.16. 0.24. 0.61. 0.86. 0.35. 0.78. 0.23. 058. 1.58. 3.18. 106. 1.80. 1885. 1900. 1913. 1930. 1955. 1970. 相互 関係 0.30. 0.34. 0.64. 1.19. 0.54. 0.91. DEPTH . 0.48. 0.65. 1.14. 2.49. 0.64. 0.98. CREDIT . 0.22. 0.36. 0.64. 1.08. 0.53. 0.96. PRIVATE . 0.26. 0.68. 1.05. 2.01. 0.84. 1.46. PRIVATE . −. 日 本 . 相 互 関 係=金 DEPTH . 融 資 産/有. = (通 貨+預. 形 資産 金)/GNP. CREDIT= . (金 融 機 関 の 預 金+モ. ー ゲ ー ジ)/GNP. PRIVATE= . (金 融 機 関 の 預 金+モ. ー ゲ ー ジ+企. 業 株 式 ・社 債)/. GNP. 〔出 典 〕 Goldsmith(1985, PP.45,297).. い て、 合 衆 国 と 日本 に お け る金 融 仲 介 お よび る−. そ の後 の 研 究(1982,p.49)で. 、 「1つ の効. 金 融 機 関 の相 対 的 重 要性 の多 様 な概 括 的 測 定. 率 的 な金 融 仲 介 方 法 で あ った 可 能 性 が 強 い 」 と修 正 す るが 、 な お 再 検 討 の 必 要 性 を 指 摘 して い る (1990, p.42)。. 値 を示 して い る。 わ れ わ れ の 目的 か らは 、 タ イ ミン グ は理 想 的 な もの で はな い一. 合衆国.
関連したドキュメント
権利 Copyrights 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア 経済研究所 / Institute of Developing.
日 日本 本経 経済 済の の変 変化 化に にお おけ ける る運 運用 用機 機関 関と と監 監督 督機 機関 関の の関 関係 係: : 均 均衡 衡シ シフ
第三に,以上に得られた複数年次の 2 部門表を連結し,それと,少し長期の経済状態を
study of formationof gibbsite irom plagioclase -The clay minerals in the Daisen loam and.. Sambesan
欧米におけるヒンドゥー教の密教(タントリズム)の近代的な研究のほうは、 1950 年代 以前にすでに Sir John
この小論の目的は,戦間期イギリスにおける経済政策形成に及ぼしたケイ
The purpose of this study was to examine the invariance of a quality man- agement model (Yavas & Marcoulides, 1996) across managers from two countries: the United States
The purpose of this study was to examine the invariance of a quality man- agement model (Yavas & Marcoulides, 1996) across managers from two countries: the United States