Title
ネイダーグループの連邦会社法制定論(下)
Author(s)
中原, 俊明
Citation
琉大法学 = RYUDAI LAW REVIEW(29): 119-142
Issue Date
1981-10-25
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12001/10063
119 「ネイダーグループの連邦会社法制定論」(下)(中原) yディスクロージャーに関する改革案 一ネイダーの現状認識
ネイダーグループの提示する連邦会社法試案によれば、それがカバーすべき四つの基本的領域として、①会社
管理、③ディスクロージャー、③従業員の権利章典、④独占規制をあげている。前号を承けて、その②以下の問
題をとりあげるが、まず企業開示に関する彼らの現状把握と改革構想を追うてみろ。
情報開示に対する企業側の拒絶反応の強さはいうまでもないが、政府自体も企業秘密へ挑戦するというより、
むしろ不開示を保障する姿勢であった、とみろ。例えば、ホワイトハウスの管理予算室(○菌、の。〔言自侭の1
日の具四目国且、の(C【○三国)で収集された企業情報は、個々の会社を特定せず包括的にしか公開されないし、
国際取引委員会の如きは、反トラスト主管庁や議会の調査委員会に対してさえ、収集した情報を企業単位で公表
2することを拒んだ(’一一一四頁)。このような秘密主義の横行に対し、経済学者のW・ミューラーは「州、連邦の
両レベルで政府は企業の事情を余りにも知らされていないため、忠実で意欲的な人でさえパブリック・ポリシー
3の有効な執行をなしえない。今日、企業秘密の程度は耐えがたい状況だ」と慨嘆したという。
ネイダーグループの連邦会社法制定論(下)
中原俊明
琉大法学第28号 (1981) 120
ネィダー自身は開示の重要性を強調して、「一条の公けのスポットライトが会社経営者たちに汗をかかせるだ
ろう。でも同時に、それが彼らを清潔にもしうる」(一三七頁)とのべろ。完全開示の必要性を説いた先例とし
4て、一九○六年のヘィル対ヘンヶル事件を引用するが、同判決は会社が州(国家)の被造者であるとの前提に立
ち、会社の活動に関する完全かつ正確な情報が責任あるレベルで公開されるべきことを示したのである。
今日、開示のメヵーーズムの下で二種類の年次報告書があるが、一つは株主宛に送付されるものであり、他は
国『ョSl【として連邦証券取引委員会(SEC)へ提出されるものである。しかし前者はしばしば誇張、省略
5虚偽が含まれがちで、その結果、両報告書間に内容的剛齢が生れることを指摘する。
ニネィダー提案 そこでネィダーグループは次の提案をする。①連邦会社法適用会社(以下、連邦会社と略称する)に関して、新しい統一的年次報告書の設定
②「会社公報」(、。『ご日四三。ご宛の巴の{の『)の創設。
oの点についていえば、前述の欠点を排除するため、年次報告書を一本化し、これには委任状勧誘と同程度に
開示の真実性を担保し、かっ血K入手に伴う不便の解消をはかる。これは全株主に送付されるほか、全国の図書
館、会社の全営業所等に備置される。②の点に関しては、SECがこれを発行し、年次報告書でカバーされない詳細な情報の貯蔵庫としての役割を
6与えろ。購読料を低くおさえ、年次報告書の備置される全図書館で閲覧に供されるが、将来はコンピューターに
納められ幅広い活用も構想されろ。「ネイダーグループの連邦会社法制定論」(下)(中原) 121 三社会的影響の開示
水質汚染全米の一日当りの排水量は約三、三○○億ガロンといわれ、その放出の結果、大河川の全部及び全
河川の三分の一一が汚染されていろ。ある専門家によると、年間の水質汚染を全銭に換算すると一一一○億ドルにの
7ぼろとい列。そして有毒物質による水質汚染の大部分は企業に起因する。
そこで、連邦会社は株主宛の年次報告書と会社公報によって水質汚染規制法適用下の工場名、所在地、排出物
質、モニタリング装憧の有無等を開示する。大気汚染すでに一三○○年にイギリスでは国王の勅令で煤煙防止のため粗悪な石炭を暖一房用に使うことを禁
じ、その違反者には生命を以て償いが命ぜられた史実があるという(一四一頁)。
今日アメリカの工業都市の大気汚染は深刻で、A・アインシュタイン医大のシメル博士によると、一九六三年
から七二年までのニューヨークにおける死亡者九○万九千人のうち、一○万八千人は、大気汚染で死期が促進ざ
8れだと報告されたし、また国立ガン研究所の推定では、人間のすべてのガンの九割まで環境的要因によるとされ、
その場合、環境へ放出された化学物質との関連が示唆されていろという。
連邦会社法下では、一九七○年のクリーンエア法改正の適用される全工場に関し、その名称、所在、遵守命令
をうけた工場名、遵守計画、基準違反の月日、汚染の態様、提起された訴訟等を開示させる。株主保護もさるこ
とながら、大気、水質汚染問題では最大の重点が被害者への情報開示におかれるべし、というのがネィダーらの
ネイダー案による開示内容は大きく二つの柱からなる。即ち、社会的影響(②。n国]】日已凹n斤日切、一○⑫E『の)
と財務情報(域目目ロロ一s②。’。⑪色『の)であるが、次にその両者を少し詳細にみておこう。琉大法学第28号 (1981) 122
連邦会社の場合、工場内に存在するすべての有害物質がリストアップされ、施設内に掲示されるほか、年次報
告書及び会社公報で開示されろ。そのリストは四半期ごとにアップッーープイトにされる・年次報告書と会社公報
には、工場別に職業関連の死亡及び身障事故、提訴状況をも開示する。
就職差別少数人種、婦人労働者の処遇をみろと、一九七二年における黒人男子労働者の平均年収が七、一一一○○
ドルで白人男子の一○,五九○ドルの六九%であったこと、黒人の失業率は白人の約一一倍であったこと、女性労
働者の平均年収は、六、一二一一一五ドルで男性(一一、一八六ドル)の五九%にすぎないこと、が示されろ・連邦政
府も一九六四年の平等雇用機会委員会の設置等により、かなりの実績をあげたが、しかし幾多の隣路も残ってお
り、例えば手続が煩墳なため適切な対応に欠けることや、私的インフォースメントの可能性がせばめられている
ことがあげられる二五○頁)。連邦会社では、会社全体及び工場別の職業分類、人種別収入、雇用差別による提訴、政府のアファーマテイブ・
アクション計画等を年次報告書と会社公報で開示する。
企業広告企業による深刻な公害にも拘らず、一般の反応が殆どないのは、一つには企業によるマスメディア
を通じての広告と対政府ロビー活動による世論操作の成功だとネィダーらはみろ。一九七六年における広告支出
の総額は、一一一一○億ドルで国民一人宛一四○ドルになるという。
立場である二四四頁)。職業安全・健康一九七三年の大統領報告書によると、年間一○万人が職場で死亡し、四○万人が身障者とな
っていること、同年には六○○万件の労災事故があり、七一一一年迄に不治の身障者となった労働者が一一六○万人を
こえたことを指摘する。グループの連邦会社法制定論」(下)(中原) 「ネイダ 123
しかも、マスメディアへのアクセスの特権をもつ大企業がなしていることは、消費者に製品の功罪比較のため
I9!の知識を与えるのではなく、一般的な需要の拡大と特定の商品名の売込みだけであり(一五一頁)、おまけに全
国的に宣伝のきいた大企業製品は無名の企業の製品より高く売りつけられていろといわれる。
連邦会社では、誤導的広告による被害防止のため、広告をなすに先立って、自社製品へのクレームに対しその
解決が実証的に示されねばならない。同時に、無意味な主張、単なる意見、誤導的音薬、幸福、羨望、恐怖、興
奮に訴える広告を禁ずろ方法も考えられるが、それは愚かだとして、この種の広告が非競争的産業に共通する傾
向なので抜本的には生産、販売、輸送、市場をもっと競争的にすることだとする(一五三頁)。
ロビー活動一九七二年のニューズ・ウイーク誌によれば、大企業上位一、○○○社中八○○社までが対政府
活動のため、ワシントンに事務所を置くか、又は同地在の弁護士事務所、広告業者もしくはコンサルタントを利
用していろという。マスキー(上院議員)によると、一九七五年に四大自動車メーカーが公害基準の適用を
五年間遅らせるために計kした宣伝活動費だけで七五万ドルにもなったという(一五四頁)。一九四六年のロビ
リー活動規制法もあるが、それは当初からザル法となることが予見され、実際にも、例えば対行政府のロビー活動
は適用除外とされてきた。連邦会社の場合、連邦、州、地方自治体の各レベルの立法及び行政上の決定過程に影響力を行使するすべての
企業代理人、従業員等の氏名、これに支払われる報酬、関係する法案名、これらの者が支出した経費等を関示す
る。 四、財務情報の開示琉大法学第29号 (1981) 124 ネイダーらは、社会的影響に関する開示とともに、財務情報の開示についても問題点を摘出し、大胆な改革を 迫っていろ。その概略は次のとおりである。 現在、証券取引所上場会社、資産一○○万ドル以上の会社、又は株主五○○人以上の会社は、SECに対して 四半期、年次報告書等による開示を義務づけられている。その際、議決権株式の一○%以上を有する株主又は受 01 益者が特定されることを要求している。しかし、公開会社の議決権株式を一人で一○%以上有している者は殆ど なく、大株主はしばしばストリートネイム又はストローと呼ばれる匿名方式にしてしまう。例えば、フォード社 の場合、上位三○位までの株主中にファースト・ナショナル・シティ・パンクのストリート・ネイムである 因の『一片弓俸DP》の白山『〔陣○。.》目弓OB■⑫陣CO・等がみうけられる(一五九頁)。SECは上位一一一○ 位までの株主を開示させる案を出したが、これも名簿上株主を前提とする限り不充分だとネィダーらは批判する。 ネイダー提案は次のようなものである。 会社の所有と支配連邦会社は、国内国外を問わず他の企業に対する直接、間接の投資利益を全部公表する。 企業間の相互関係についても、有価証券の保有だけでなく、長期契約、排他的契約、長期債務、貸付金等も開示 対政府関係一九七五年には連邦政府予算の二○%以上(七五○億ドル)が直接間接に企業へ支出された。そ れは、国防関連の調達のほか、研究開発、コンサルタント契約等の名目になっていろ。一般公衆は、その税金の 使途につき知る権利をもつから、連邦会社は連邦機関との主要な売買取引につき提供した品目、役務の腫類、価 部
額のほか、連邦政府から借り受けている全施設についても開示す都。
証券保有者連邦会社は議決権株式につきすべての簡類ごとに一○○位までの証券保有者を開示する。同時に ’幻す訂(一七一一一頁)。
「ネイダーグループの連邦会社法制定諭」(下)(中原) 125 五、コメント 以上がネイダーらの企業関示に関する改革試案の概要であるが、これに対する反応のいくつかを拾ってみよう。 脚 まず批判的なものとして、ジャコピー(二DP少)は、ネイダー案に対し「今日の米企業が世界のいかなる国 の企業よりも大胆な開示をなしているのを忘却したのだろうか」とのべ、現状で充分とみろ。 卿・ レプロス(デトロイト法科大)は、法の遵守を強化しうるというメリットを認めつつ仏b、企業の秘密情報が競 争会社に入手される可能性や一般的な知る権利を企業の競争上の利益に優越させる点に懸念を表明する。 ⑰ 他方、好意的なコメントをなすのはウォルフソン(コネティカット大学)である。こうのべる。「SECの伝 統的な財務情報中心主義が株価の将来の傾向を予言するとで思ったほどに有効でないのに、非伝統的な政治的、
連邦会社の株式は表向きの組織やノミーーーによる保有が禁じられ、実質的所有者名のみで登録されろ。
経営者の収入連邦会社は、金額の順に三○位までの経営者につき、年収額、株式保有、ストック・オープシ リ 0 ヨン、貸付金等を開示する(一七五頁)。なお、混乱防止のため、これ卒一一夏に図表化し、簡単な説明をつける。 財務及び製造エ程SECが財務報告の基準化をなすものとし、その際、連結財務諸表は子会社、関連会社を 別個に報告し、かつ当会社全体の完全な活動を反映したものとする(’七六頁)。多国籍企業は、国内と国外に 区分し、更に国外は国別に細分化して報告する。 経営者と会計士の関係連邦会社の監査法人は、経営者でなく取締役会で選任し、その独立性確保のため五年 をこえる再任は許されない。これにより会計士の大企業へのローテイションをもたらし、会計士相互間で職務上 のチェックを可能にする二七七頁)。琉大法学第29号 (1981) 126 社会的開示の方が企業行動に対してはるかに有効なのは皮肉」だとしつつ、米企業による大規模な不正支出の露 ⑱・ 呈が社会的開示の必要を力説するネイダー試案の正しさを証明するものと評価する。ヘーーング(弁護士)は、ネ イダーグループに近い人なので、その主張点において符合するところが少くないのは当然であろう。 一般的について、企業開示のあり方については、積極説と消極説の間で宿命的ともいうべき葛藤が存在してき た。内容的にいえば前者は社会的開示(3D旨一&⑫、一・的巨『の)の重視につながり、後者は伝統的な財務情報 説(【ご目g四一s:一。の貝の)に直結する。 最近の状況を一瞥してみろと、昨年のビジネス・ローャー誌の特集するパネル・ディスカッションにおいて、 ⑲ 積極税に立つグリーン(SEC企業財務局長)はこうのべていろ。開示消極論者は、①すべての関連情報がすで に市場で消化され、証券の価格に反映されているから開示は周知の事項の確認という機能しかないこと、②開示 のコストは、それによって得られる利益を上まわること、の一言の前提に立つが、しかし、職業的アナリストさ えも、実は公開会社の上位一割をフォローしているにすぎず、それ以外の会社の情報は市場へ有効に入ってこな いし、また、比較衡量論が投資決定に対する直接的影響だけで測定しようとするのは誤まりで、開示制度の有用 性は、そのような純粋な経済的分析を越えて存在する、とする。 鋤 最近のワイス(エシパ大学)シュワーッ(ジョージタウン大学)の共同論文も、会社改善の推進方法として、 ディスクロージャーを高く評価し、それ以外の方法(例えば、取締役会の構造改革のための法令制定等)に優る として、モデル・ディスクロージャー・システムを提示していろ。 他方、開示消極説は、前記パネルにおけるウィルソン(ローム&ハーマ社副社長)によってよく表わされろ。 年次報告書をよむのはわずか一○%の株主にすぎないという報道を引用しつつ、開示がもっと拡大されても、殆
127 「ネイダーグループの連邦会社法制定論」(下〕(中原) 鋤
一九四五年のマーシュ対アラバマ事件を引用しつつ、ネイダーは、私的会社が公共的機能を果すとき、丁度、
州と同様に言論の自由、法の下の平等等に関する憲法的基準に服すべきことを主張する(一八一一頁)。 今日、憲法上の不可譲の権利が政府によってではなく、巨大企業によって奪われてしまい、憲法の目的は失わ れ、権利章典が「資本の章典」に転化したことを次のように例証する。修正一条の権利が侵されている例として、 多くの会社で政治活動に参加したり、批判的意見を印刷したり、安全でない自社製品を内部告発したりした従業員が、解雇、懲戒で報復をうけていろとする。その中の一例によれば、ストーン&ウェブスターエ業のC・ヒュ
理解である。 どの人が年次報告書を読まないことになるだけだ、とし、「彼ら(株主)は水を飲みたいであろう。でも高圧の 御 消火用ホースから出る水を飲みたいとは思っていないはず」だという。レーガン政権下で新たに任命されたSE ⑫ Cのシャド委員長も、現行の開示制度について、不必要に詳細すぎるとしてその簡素化の必要を説いていること は重要である。少くともレーガン施政の下で、企業開示を拡大する方向が出ることはまずありえないだろう。そ うであれば、ネイダー試案にとって厳しい季節の到来といってよい。 一、ネイダーの現状認識 圏 会社が小さい限り憲法の沈黙は大した問題ではないが、しかし巨大会社が出現して事実上の政府と化し、多く の従業員を雇用し、彼らに支配権をふろうに至ったことによって事態は変った、というのがネイダーらの基本的 Ⅵ従業員の権利章典案琉大法学第29号 (1981) 128 -ストン技師は、原子力発電所のパイプ溶接への批判を口外したため解雇されたが、実はその指摘された欠陥は 破滅的結果に至りうるほど重大なものだった二八五頁)。その他多くの類似例をあげ、一般公衆の利益を守る
ため努力した従業員が処罰されている事実を示し、これも伝統的な代理の法理の下では守秘義務(gEq目
8頁昼の貝冒一】q)違反とされてしまうからだ、とする。
次にプライバシ1の権利の侵害に関しては、修正一、四、五、九条等により政府はプライバシーを侵してはな らず、求職者に宗教、政治信条、政治団体への加入歴等の質問をなすことが禁じられろ。しかし民間企業は別で、 大企業の八割以上で求職者は、職業と無関係な質問事項(読書傾向、信仰、政治的立場、結婚生活、同性愛、性 的異常)に答えさせられていろという。さらに厳選されて就職できた後も、きびしい監視は続き、隠しカメラ、 隠しマイク、片面鏡、のぞき穴、電話盗聴等が仕掛けられるが、とくに一九六六年のある調査によると、米国企 業の五社に一社の割で、従業員の電話盗聴が実施されているらしい二八八頁)。 ネイダーらの基本姿勢として、会社は現行の憲法的原理に服すべきであり、会社により影響をうける個人的権 利が会社のもつ財産的権利より価値あることを主張せんとする二九四頁) 二、ネイダー提案 具体的な提案内容は次のとおりである。 ①連邦会社は、修正一条の信教、言論、報道、平和繩の集会等の自由を守ることを義橘づけられる。とくに内 部告発については、従業員が善意で会社の違法もしくは反倫理的行為、又は会社もしくはその使用人が対外的に なした虚偽の説明や議会証言等に関し、取締役会、議会、法執行機関等へ通報した場合、一切の会社の報復を「ネイダーグループの連邦会社法制定諭」(下)(中原) 129 加えて、上述の諸権利を実効あらしめるため、連邦的な訴権を創設すべしとする二九五頁)。即ち、従業員 権利章典は、判例法上承認されてきた解雇の自由により、会社が従業員個人の憲法的諸権利を無視して解雇、懲 戒を行うことを排除すべく、具体的に裁判所に解雇、懲戒を差止めろ権限のほか、会社への訴訟費用の負担を命
じ、故意により憲法的権利を侵害した経営者を解任する権限までも与えることが意図されていろ(’九六頁)。
三、コメント 四 以上のネイダー提案に対する反響をみろと、ジャコピーは、すでにアメリカの労働者の経済的、公民的諸権利 は、競争的労働市場、労働契約、全国労働関係法、公民権法、連邦平等機会法等で保護されており、それ以上の 鰯 保護が必要だというのであれば、これらの法令自体の改正で解決すべきだし》し、レプロスは、内部告発の制度化に関連する懸念として、不平分子に会社が権利章典を侵害している旨を頻繁に申立てることを許し、正常な企業
活動の阻害に至ることを指摘する。 鋤 地方、ネイダー案に賛意を表明する論者もある。例えば、ミラー(ジョージ・ワシントン大学)は、ネィダー 以上に積極的で、自然人同様すべての法人が権利とともに義務を有しており、とくに巨大な支配力をほしいま掻 マイク、 陣する。 加えて、 マイク、隠しテレビカメラ等)を禁止するほか、従業員には自己に関する会社の人事記録へのアクセス権を保 づけられろ。とくに、就職試験の際のポリグラフ・テストの強要や、個人的信用調査、就職後の監視行為(隠し ③連邦会社は、従業員のプライバシーその他の権利を尊重し、人種、宗教、性別により差別しないことを義務 禁止する(一九五頁)。130 琉大法学第29号 (1981〕 鰯 オールダム(弁護士)は、内部告発の発想に関し、基本的には同調しつつも、報復禁止法を作っても、実際には 明らさまの報復によらず、左遷、昇任停止といった巧妙な方法もありうるとして、実効性に疑問を投じている。 しかし、この点に関連する最近の注目すべき動向として(ネイダーグループの影響をどの程度うけているかは 定かでないが)、州レベルで具体的な立法化に踏み出していることである。即ち、一九八一年四月に、ミシガン
州では内部告発者保護法(雪賃の(一①因一○尋の『⑫宅円。{のo己。■シg)が初めて成立した。この先駆的立法につ
いてウエステイン(コロンビア大学)が簡単な紹介を試みていろ”、これによれば、会社の違法行為を公的機関
に告発したため会社から不当な報復をうけた従業員に対し、州裁判所への提訴権を認めるとともに、雇用主が従 業員に対する処置の正当性を立証できない場合、裁判所は会社にパックペィ、復職、訴訟費用負担等を命じうる ほか、五○○ドル以下の罰金刑をも科しうる。このミシガン州法は、他州へも波及効果を及ぼす気配であり、す でにマサチューセッツ、ニューヨーク、カリフォルニア、ペンシルヴェニア等で同様に立法化の動きがあるとい らである。 ー案の従業員権利章典でもまだ不充分であり、むしろ憲法の領域で同じ思想が明確にされるべき秋だとする。 にしているいかなる団体にも権利章典に浸透している自由と正義を固守せしめるべきであるとの前提で、ネィダ 鰯 ウォルフソンも従業員権利章典構想を高く評価し、その重要性はいかに強調してもし過ぎることはないという。 なんとなれば、職場外において従業員は政治的権利章典で守ってもらえるが、昼間の大部分を過ごす職場では、 殆ど無制約の独裁的企業レジームの下で生活しており、従業員権利章典がこの状況を改革するものと期待するか われる。「ネイダーグループの連邦会社法制定諭」(下)(中原) 131 Ⅶ企業独占その他に関する改革案 一、ネイダーの現状認識 ネイダーらは、企業集中の実態にも鋭い問題意識を向け、その打開策として解体(分割)論を展開する。 まずトラスト規制の歴史を辿るが、その大要はこうである。一九世紀後半のトラストの盛行が一般の反感とと くに農民層の危機感を醸成したため、一八八八年の選挙では、民主、共和両党とも独占禁止をその政策として掲 げざるをえなかった二九九頁)。 その結果、一八九○年には、経済のマグナカルタとされるシャーマン法の成立、三年後には司法省反トラスト 局の創設、一九一四年にはクレイトン法の成立、と続く。 過去六○年間に反トラスト法制の歴史を画する三大イベントとして、第一は一九四三年にイエールの法学部教 授から反トラスト局長に就任したアーノルドの偉大な業績、第二に企業の大規模性を違法の証拠であり要素と判 ⑬ 断した合衆国対アルコア社事件判決、第二一にクレイトン法の欠点を是正して、合併につき独占の主観的意図の立 証を不要としたセラー・キーフォーバー法の制定をあげろ。 現在、なおトラスト規制の意図と現実の間に大きなギャップが存在するとして、例えば、反トラスト局の陣容 の充実(現在四一一八人)や連邦取引委員会(FTC)の動きの活性化にも拘らず、両者の年間予算は約四、○○○ 万ドルでBI爆撃機一機代の半額でしかないことや、違反者への処罰も生ぬるく、シャーマン法の全歴史を通じ て企業家が実際に刑務所入りしたのはわずか四件だったこと、を指摘する三○四頁)。 合併が独占や寡占を生み、それが集中化をもたらす。経済学の通説では、上位四社集中率が五割以上になると、 企業がカルテル、又は独占的に行動する傾向があるといわれる(二○九頁)。巨大企業家にとって大きいことは
琉大法学 第29号 (1981) 132 二、ネイダー提案 かくて、大企業が各産業分野を支配し、不当価格、低生産、浪費、技術革新の怠慢等をもたらしているが、こ
れを是正する方法として、集中解体(。①8口8口(『gSp)による競争回復を提唱する。
これに反対する人々から、大企業の細分化はその破壊を意味し、手続の絶望的な複雑さによるコスト、従業員 の解雇等をもたらすとの批判が出ていることに対し、ネイダーらは、従前の一社が数社になるのみで、雇用も専 門家により現状維持又は逆に拡大が予測されていること、解体のコストより解体しないことによるコスト(高物 価、富の悪分配など)が大きいことを力説している(二一一八頁)。 具体的な立法試案は次のとおりである。 ①将来の集中排除措置上位四社集中率を踏まえ、連邦会社は四社以上の会社が市場の五○%以上を支配してい る業種では、その八位までのいかなる会社の取得も禁止されろ。もし非集中的産業部門の会社を取得した場合、 証を列挙する(一一一一○頁)。集中的大企業の社会的、政治的な悪影響(例えば人種差別)にも言及する。る説(ガルプレイス、シュムペーター)があるが、それは事実というより主張にすぎぬとして、ネイダーらは反
をはるかにこえ、不能率となっていろとする(’二八頁)。また技術革新については、大企業ほど積極的だとみ 工場の大規模化は、ある点までは効率を高め単価を減少させるが、実際には多くの大企業でその最小有効規模は高利潤をもたらす。管理価格制の下ではフィリップス曲纈が妥当せず、インフレは失業を促進する、という・
価格化の傾向が生れ、そこでは価格抑制のインセンティヴが存在せず価格は恒常的上昇となり、反面、大企業に よいことであっても、そのもたらすツケは消費者、労働者等にまわってくる。即ち、集中化した産業では、管理133 「ネイダーグル プの連邦会社法制定論」(下)(中原) 以上のネィダー案に対しては極めて強い反発がある。とくに集中解体論に関しては、それを強制することがア メリカ経済に大きな打撃を与え、アメリカのテクノロジーの進展を破壊することになると非難する者(ジャコピ 鯛 I)、集中化が不能率であり、インフレを助長し、反競争的であるとする論断に疑問を差しはさむ者(ウォルフ 例, ソン)、集中解体が容易でなく、裁判所の事件を過密にすることを懸念し、同時に反競争的意思の存在が全面的 脚 に排除されるべきか、独占をすべて悪とすべきか、につき疑念を表明する者(レプロス)等がある。反面、ネイ 鯛 グー以前に試案と同旨の主張を展開していたものとして、ヘニングがある。 HpCpCpo-] 一一一、コメンート Ⅷその他の提案 上述の四つの基本的問題以外に、これに関連ないし附随する事項についてもいくつかの提案を試みていろ。
BCp8o-]CO員【)を創設する。
む。解体政策に挑戦する連邦会社のために、五人の専門的な裁判官から構成される反独占裁判所(』口亘l ③インフォースメント集中解体の主管庁として、司法省反トラスト局を予定し、集中解体課の新設をもりこ とみる。 おけるも二年連続して一定の取引分野で四社又はそれより少数の会社が売上の五○%以上を占めておれば独占 ずし、客観的な反競争性で足りるとすべきで、そのために、推定規定をおき、最近五年以内に国内のいずこに ③既存の集中排除措置連邦会社の集中解体は、ノーフォールト条項とする。即ち、主観的な故意の要件をは その限りでほ晋同額の会社資産を三ケ月以内に放棄する。琉大法学第29号 (1981) 134 そこで、ネイ毎 判所を予定する。 まず、連邦会社法の適用対象をいかに定めるかについて、「過去三年のうちいずれかの年度において合衆国内
で商品、又は役務の売上高が二億五千万ドルをこえる工業、販売業もしく蝿運送業、又は過去三年内のいずれか
の年度に一万人以上の従業員を雇用している会社」(一一四一頁)としている。 会社法のインフォースメントにおける各州の無力、不熱心は目に余るものがあり、例えばデラウェア州のM・ シュルティ会社局長は、同州にインフォースメントの担当部門が存在しないことを認めたといわれる。そして、 ネイダーグル1プの五○州を対象とした調査でも、回答した三一州のうち二四州までが会社法のインフォースト ントのための職員を一人も配置していないことが判明したという(二四二頁)。 そこで、ネイダーらは連邦会社法のインフォースメントの機関として、多大の実績を証明したSECと連邦裁 止する。 ④SECに独自の刑事訴追権を付与する。 ⑤投資者を代理してSECへ出頭する弁護士のために費用償還基金を創設する。 ⑥SECが何らアクションをとらないために不当に公益が損われる場合、市民が単独又はクラスアクション方 ①SECの予算は、ホワイトハウスの管理予算室(○冨切)を経由せず、直接議会へ提出する方式に改めろ。 図 ③SEC委員の任期(現行五年)を七年に延長し、委員長は大統領任命によらず、毎年互選する。 ③委員及び上級スタッフが、SECの管轄に服していた会社を顧客とするローファーム等へ天降りするのを禁 SEC改革案 ただし、両者 両者とも制度的改革を加えることを前提としており、その骨子は凡そ次のとおりである。「ネイダーグループの連邦会社法制定論」(下)(中原) 135 これらの部分もまたさまざまな議論を呼び起していろ。 鋤 SEC委員やスタッフの天降り禁止の提案について、ウォルフソンは批判的であり、ネイダー案では一級の法 律家がSEC入りを敬遠するから、むしろ給与引上げこそ提案の趣旨を生かす方法だと対案を示す。
連邦裁判所の権限を拡大するという方向に対しては、レブロスが裁判所の負担増大を懸念しつつ、「連邦最高
ことを禁じ、同時にこれを担保すべく会社又は役員があらかじめ保険をかけることも認めない。 ⑥いかなる場合も、企業が経営者、取締役に対し、その刑事上、民事上の訴訟に基く責任や罰金を肩代りする 刑の加重を行う。し、絶対額でなく、前営業年度の総売上高に対するパーセンテージで決定されろ。常習的企業犯罪者には
五年間はアメリカのいかなる会社の役員、取締役となる資格をも失う。罰金は、企業規模、違反の軽重を考慮 ③違反者への処罰を厳格化する。即ち、故意により会社に関連する違法行為をなし有罪とされた役員は、以後 ④政府との間に契約関係にある連邦会社に関し、脱税、不正等がある場合、納税者訴訟が提起できるようにする。③衡平法的な救済や補助的救済(:Q]]、q『の一目の烏)を連邦裁判所が命じうることを明文化する。
③出訴制限法(現在一一一年)を六年に延長する。長、連邦機関をも提訴権者とす銅。
①当事者能力に関するルールを拡大し、連邦会社法、証券立法違反を主張するいかなる個人、団体、州検事総 連邦裁判所改革案 式で提訴しうる制度を設けろ。琉大法学第29号 (1981) 136 裁判所は、ルールnb15に基くクラスアクションや訴訟に関してすでに明らかなように、当事者適格に制限を 仰 課し続けているし、議会も連邦裁判所の職権拡大に気乗りしていない」から成功の見込みがない、とみろ。 ㈹ レブロスは、ネイダー案の目玉はやはり「会社管理」であるが、その部分が余りにもラディカルなので、これに に対する中和剤としてそれ以外の問題を盛り込んだのではないか、という見方をする。 “ 他方、手放しで肯定的評価をするものとして、プラゥント(ジョージア大学)の書評がある。彼は、ネイダー案 が挑発的であるが、よく資料的裏付を得ていて反論の困難なことを認めたうえで、従前に連邦麟化論に岼筆辱的だっ た人々は本書の読了後、その必要性を確信するに至るであろうし、以前この問題に対し何ら意見をもたなかった人 々は、読了後、これを形成せざるをえなくされよう、とする。 なるほど、ネイダー試案は終始ラディカルな印象を与えるし、そこから少なからぬ抵抗を招く。けれども、ネイ ダーの引用するウェルズのことばによると、建設的提案さえも革命的なものにしてしまうのは、新しい発展のため の発想に対する頑なな拒絶姿勢の万だ(二六三頁)という趣旨のことをのべており、一理なしとしない。 たしかに、企業が従来の体質に固執し変化を拒むほど、その改革を求める発想はそれだけ革命的にみえてくるであろう。 Ⅲ試案のゆくえI結びにかえて ネイダー試案への全体的評価もまた、論者それぞれの立脚点のちがいから当然一様のものではありえない。プ ㈱
ラソン(勺巨嘱禺の○百。大学)は、持論に引きよせながら、ネイダーらが一挙に連邦法化にとびつく前に、も
っとおだやかな方法である社会会計(:Q、]:8巨員旨、)とデイスクロージャーの面で努力の余地のある ことを強調する。137 「ネイダーグループの連邦会社法制定論」(下)(中原) ただ、このネイダーグループの改正試案が公表されてからすでに五年を経過しており、その間に客観情勢も大 きく推移した。とくに前号の原稿(上)を執筆した時点と現時点との間にも箸るしい状況の違いが生れていろ。 いうまでもなく、レーガン政権の誕生である。実はネイダー自身もその試案の実現にとって、民主党による政権
掌握を大切なファクターとして予定しているふしがあ調のでこの変化のもつ意味は大きい。むろん、単なる時間
の経過や政治環境の変化によってネイダーらの提示した問題自体が本質的に意味を失なったり、基本的に変容し たとは思われない。ではこの新しい事態を踏まえて今後の行方を占ってみろとどうなるであろうか。 レーガン哲学の要諦は、大統領就任直前にウォール・ストリート・ジャーナルへ自ら寄稿したエッセイの中に垣間みることができ銅。これによると、企業規制の見直しにふれて、「政府も他の社会と同じで、規制する者が
必ずしも規制される者より優れた英知と動機を与えられているとは限らない」ことを強調し、連邦的関与を極力 抑止する必要を説いていろ。そして、すでにその方向でレーガン施政は着実に始動していろ。例えば、連邦証券 法典案を始め一連の証券関係諸提案の棚上げの気運、SECの予算及び人員の削減計画、SEC委員長の交替 (前述)、さらに証券関係法の厳しい番人、または「ウォール街のコロンボ」と呼ばれたSECのスポーキン執 阿 行局長の更送、外国不正行為(防止)法の規制緩和の動き等が相次いでいろ。 これらをみろと、ネイダー案の行方にとって、さしあたり楽観材料は乏しく情勢は険しい。けれども、現政権の実績いかんでは、その任期満了時までにまたどんな変化が生じるかもしれない。案外カー
である。 えるであろうが、やはり、それはあらゆる偏見と先入主を去って、冷静にうけとめてみる価値と必要がありそう ネイダーらの改革構想も、企業のもたらしている諸害悪の根が深ければ深いほど、革命的とも、荒療治とも思琉大法学第29号 (1981) 138 ター政権時代が見直されることになるかもしれないとの予想もあり、そうなると前述した〆ヅッェンパウム法案 や連邦会社法構想などが再浮上する可能性もないとはいえない。 ただ、将来、機が成熟したとしても、筆者はネイダー案がそのま樫法律になるとは思わないが、少くとも既存 の法体系を変革するための刺激剤あるいは推進力としての効用を発揮しうるであろう。そして、ネイダーらの問 題提起は、今後日本における企業立法政策を模索する上でも稗益するところが少くないはずである。 《註》 、企業側は開示拒否の論拠として企業秘密の法理を始めとして、開示拡大で自由企業制が崩壊することや、のぞき見をし たがる公衆やライバルから会社人(8『己昌呉のbの厨目)のプライバシーを守る必要があること等をあげろ”餌Z目の『》
言・の『の①ロ四コこ」.mの|蒟冒目・『甑員息二つQ堅員Cミゼミ・葛ミ一国『-函(ご『①)
②本文中にカッコで引用する真数は前掲課(弓四言一長)のものである。側宛・三目巾【・三・の『の①ご目。].⑰の一貫曰:》Cs一鴎ミミS葛へ亙畠(斎Oミごミ員『S』』ご肩Q馬ご『二の、aSm一
sミ一コ・冒砠C「Sm員Oミ琶三・翼『C量圏』(]弓⑦)》、一三口、三由農・勺。⑩了ZC『・扇》】②国、少暉, 三分の一を含む四万二千社」に、それぞれ訂正させていただきます。 の不当な軽減等」を挿入し、四二九頁一一一行目「…上場会社三分の一(四万一一千社)」とあろを「上場会社 前号の訂正四一一六頁終りより一一行目「プライバシー侵害」の次に「第六に地域社会の世論の支配や地方税二九八一年七月一○日)
「ネイダーグループの連邦会社法制定論」(下)(中原) 139 J(図 れたことにつき、拙稿「米企業の海外不正支出をめぐる法規制-その模索と展開の軌跡を追う口」民商法雑誌七九巻四号 叩との点に関し、一九七七年の句。【の-,口no『『巨貝勺日、二。困彦n斤のタイトルⅡにより、すでに五%に引下げら ⑩写匙・函呂・◎茸冒、、⑤蜀臼]の閂世君]・ざ←(己←『) して必要でないものを買わせうる、と自信満々に答えていろ。 ⑨ご匙・路P一九七一年のハーバード・ビジネス・レヴュー誌の調査によると、八五%の経営者が、匹告は人々を説得 ⑥{』匙・画哩隙 、(ご苫邑『島昌(C冨皇局ご品や臼【⑬⑬②。 』つ『。『』参四己缶、幻『幻のぐ,⑰①ロ、『①(岸②『国)。 目・]・叩。声Cのゴロ四巨日》弓岑の詞⑯一員『C冨迂ご←貝『{)①§○○『壱○「貿奄Cへ鷺{:量『の、再旦DC『どこ『翼の罰図ごC言亀三(『ご一画 8巳鼻の『(耳目の円の砲】⑩(の【)にヒントをえたのではあるまいか。ドイツの制度に言及したものとして、②⑩, ⑥Sc冨冒員『:翼国鳥・胃闇『.なお、これはドイツにおいて企業開示で重要な機能を果しているといわれる国:。①]の‐ その中で両報告書の不一致の除去を求めている。国ZPmmn・用のm・P当『津8・zomm画L7】⑭(冨旦『・巳g) ⑤この点に関連してネイダーグループは一九八○年五月にSECに対して開示強化のための規則制定請願を出しているが、 側エ由一の》》.■の口丙の--9】ご’⑫.いい.『←(』g③)・勝○一【の。ご匙四斤一s’ が判明したという。 この点に関し、三 れたことにつき、拙章 五四三頁、証脚参照。 叩の巾・DC邑廷{一三s薄四一厨冒頸餌《函⑭『・ {》匙・呉呂⑪.一九六七年の議会聴聞では、企業が使用している連邦所有財産が少くとも一四七億ドルにのぼること
第29号 琉球大学 (1981) 140 ⑭ごミ禺愚F ⑬三・四・]口8つ]》、ミミミロ奇13艶』壜国菖〉ao園②夛亘]の〔・]・]⑥P】P尼『『・ロ・』」. ⑯n.三・宛のくの]:》因○○【宛の『】のョ『。S『⑤□の(・CC二・F、。『宛の弓・路③.⑬g(】宮の) ⑰Z・雪Cl[:ロ・因○.弄宛のぐ一の尋》①DC目.F皇『・幻のぐ・』巴》ご『(ら『①) ⑬〕・句・田のロゴご甲司貝亀『ミロミご弓菖循o訂)・{3冒輌ご『囚鵡罰冨『:切囲エョミ国二言蔚冒冒句冨唾。。冒砲、》 ⑬。□の宅臼EF田肴幻の『・@惇酊・』函。(]@『画)・ 卿『鳶吻司のミミCミごミ閏毎頁目(冨冒、叱二で§食・患国巨②ご①の⑰屈署・巨少』圏-苫(皀巴)・ 働向・]・三色②⑪目1●・向.⑫、可現『貰冨・ロ旦晶[)『月へ:冒佗へCエミ『冒忌sbp:a。「()(『:{ミ夢旨□の 言C[[(の□)》oミごミミ(§翼●「C農『:号、(》8の。』§2§二記爲ご『・ミ』9.】圏(s雪)・ ”少で四コの]ご-月・句意・琿患国回の.F四三・屋中, 図画zシ》mの、。”の頤・伊餌亀宛のロ・Z。。$酌・シーー(シロヅ』》]葛』) 蜘本稿、前号四二五頁参照。 鋤三田『の茸一壱・少一団ワ四ョ、ご旨③ご・、.g】(]農酊)・ 園]:。ワ》》旨ご『⑪口旦の(缶)・
㈱丙の蔚一。⑫》:ご『鼬:[の(』①)・呉患四・レプロスは、ネイダーらが、いきなり連邦法で従業員の不服甲立や救済
手続を構想するよりも、既存の連邦及び州の機関がこの目的のために有効に機能しえないことをまず論証すべきだとする。 吻少・⑫・言一一一の『や『冒息匙倉GC園へ((ミヨ嵩翼蔚冒恥ご忌甸Cミごミ、ごC員エ②どの句員鷺『:同慶鼬』》g三・『四・円自『用の『. P⑭『や】画や(樟①『⑪)。141 「ネイダーグループの連邦会社法制定論」(下)(中原) ㈱毒。]〔⑪◎己・的ミ)亘臣◎(の(弓)・胃】やむ. ⑲]・曰・Clこぎ四目一国。。戸幻の『】、二.巴の.、昌萬昏四這幻のぐ・麗句》』も19(ご『⑫)
鋤鈩・句・言の⑪臣Pミ『3億回頁翰ト畠(二○℃『ミ⑤aこぬ三三m一一句題ミ馬『錘一三脚一一⑩(・],シR・]学]②巴・ロ・]⑬》DC].⑫.
なお、関連記事として、ジュリスト七四四号九六頁参照。 倒己.②.》》・シー【己ヨ巨冒DC・◎〔シロ〕の己nm》】浅田画Q・筐③(噛己○口『・』①念)・ 掴フィリップス曲線は、永年、経済学者の間で信用をえてきたもので、これによれば、失業率が高まると需要が低下し、 価格は下落するが、逆に就職率が高まると諾要が上昇しインフレになるという。『画冒(晶巴P・ 卿]鯉8ケ]》蒼冨鼬ロ。[の(】中)・ 鋤三.一(8コ・曽弓司己C庁の(】『)・gmg・ 倒幻のぐのlCの》鷺へ冒鼬己。[の(』①)・呉患←’ 鯛エの口己目由》鷺s葱ロC[の(屋)〕■[①9. 脚○s扇ミミさ量(局一息・呉⑭巴・によると、「国法証券取引所上場会社又は一一千人以上の登録された米人株 主を有する会社」も適用対象とされていたが、弓菖』言いmとではこれが消えていろ。なお、従業員一万人という基準を 加えた理由として、売上高のみでは社会的影響力の尺度として不充分とする判断があるためである。図C三男ミ菖冒息一国愚・さ画-②ホワイトハウスからの独立性強化がねらいであるが、これは実は一九一一一○年代から四○
年代に実施された方式という。 鋤これで濫訴の弊害を危恨するむきに対しては、同様の方向を実現させた一九七○年のミシガン州環境保謹法の実細から 心配無用だとする。昌鼬員長隠①。琉球大学第29号 (1981) 142 ㈹二C]〔のCロ・菖己『■■◎厨(』『)彗胃mCP ㈹宛の弓①]。⑫・匂§国曰。(の(】③)》貰い程’ ㈹ロ・富・ロ『:②○Fも司晶『⑦:言二句」『{こ「のミミェns§一言蜆§』○二②『」『頚ミ罵員函ご「ロ身&自冒の。葛 ロミごミ知へぬい月忌へ記園ご§亀三へ(ロ・層ご西目・伊豊「・幻の『・忠Pのs-霞国(后弓) 卿宛の『のlCの.」C・葛・胃患切・一ジャコピーも同旨で、ネイダーらが会社管理の問題に専念しなかったのを惜し んでいろ。荷8g》§・国『・ “F・向・巴:貝・田。◎宍幻のぐ】の三・]】の四・P、『『丙のぐ・食m・俘怠(巳。) ㈹no園{芽ミ§鼬(蔚冒甑四(令旨・ ㈱幻・内囲い色Pのミ)の『ミミミ範員毘冒冒の:ミョ①再房・ヨ四二m(・]・]目・PS巴・ロ・局・ ● ㈱の巾巾・ロヱシ。⑫の。.宛の、.F四夢「宛のつ・Z。.⑭歯Pシー](]凹口・】一・」①巴)》zC.⑰や、》シー①(可のす‐い、。g巴)》 ZC.⑩。②ごレーー(シ己『・P』し田)》之。.①。Pシー』(シ□『・馬】ご巴)》冨色二m(・]・]回ロ・函、。』患】・ロ・西⑪》 シロ『・闇》ご窪・己・P三四『屋.』や里・ロ・呂罰冨昌巴》】。雷・ロ.②。