Webベースアンケートシステムの ソフトウエア自動合成
SoftwareSynthesisofWeb-basedQUestionnaireSystem
山本昌弘
・YAMAMOTOMasahiro■要約
Web上でのアンケートシステムの利用はビジネスや個人の領域で増加している。しかし、
事務部門の人や個人では、自身で作成することは困難である。通常は、アンケートシステ ムの作成をlTの専門家に依頼することになる。この場合は、多くの時間と費用がかかる。
もし、事務部門の人や個人がアンケートシステムを自分で作成できるようになると、非常 に有用である。本論文では、Webベースのアンケートシステムのソフトウエア自動生成に
ついて論じる。
■キーワード
ソフトウエア自動合成、Webベースアンケート、Web技術
1.序
最近、ビジネスや個人の分野で、Wbb上でアンケートを実施する機会が増 加している。しかし、この場合、アンケートを実施する事務部門の担当者や
wどbベースアンケートシステムのソフトウエア目IMI合成1,1
個人は自分でアンケートシステムを作成できないのが常である。Wbb上のア ンケートシステムを作成するには、ITの専門知識、たとえば、サーバー制御
言語、Script言語、データベースなどの知識が必要になる。このため、通常
は、アンケートシステムの作成はITの専門家に依頼することになる。この場 合、作成のために、多くの時間と高い費用がかかることになる。もし、アン ケートを実施する事務部門の担当者や個人が直接アンケートシステムを簡単 に作成できると、非常に便利になる。この問題を解決するため、Web上での アンケートシステムを自動生成するシステムを開発した。2.自動生成の手法
Webベースの応用システムは通常HTML言語で表現される。従って、
HTMLで表現したアンケートシステムを自動生成することである。このため、
アンケート作成者が容易に質問と回答項目をWbb上で入力できるコンピュー タ入力画面を生成する。このとき、システムは、通常アンケートで使用され る質問形式の基本パターを用意しておく。アンケート作成者が質問名とその 質問に対応する回答項目をシステムに入力すると、システムは入力情報に従 って、アンケートシステムのスクリーンを生成する。このとき、回答者によ って回答された回答データを蓄える仕組みを生成する。このとき、web上で 生成されたアンケートスクリーンを用いて、通常のWeb上のアンケートと同
じように一般の人は簡単に回答することができる。
3.システムの概要
自動生成システムは3つの機能から構成されている、即ち、アンケート作 成、アンケート回答およびアンケート結果閲覧である。
3.1アンケート作成
システムはWieb上にアンケート作成スクリーンを生成する。このシステム では、通常使用される3つの質問形式を用意している。
1921'1本昌弘
・選択タイプ
・オプションタイプ
・テキスト入力タイプ
アンケートを作成する人は、最初に質問の形式を選択する。その後、質問 名を記入する。質問の形式に応じて回答項目を記述する。もし、形式が選択 タイプまたはオプションタイプのときは、複数個の回答項目を記述する。テ キスト入力タイプのときは、回答項目は記入しない。
その後、さらに続けて質問を作成したい場合は継続ボタンを押し、もう質 問がない場合は終了ボタンを押す。
次にシステムは生成プロセスを開始する。選択タイプが選択されたときは、
質問名とチェックボックスのついた複数個の回答項目を生成する。オプショ ンタイプが選択されたときは、質問名とラジオポタンがついた複数個の回答 項目を生成する。テキスト入力タイプが選択されたときは、質問名と回答を 入力するためのテキスト入力領域を生成する。
3.2アンケート回答
アンケート回答は、アンケート生成で生成された合成スクリーンに従って 実施される。これは、通常のWeb上のアンケートと同じである。アンケート 回答者が質問に答えると、スクリーン上の回答内容がシステムのデータベー スに保存される。
3.3アンケート結果閲覧
システムは、アンケートの回答結果を示すWIBb画面を生成する。質問が選
択タイプまたはオプションタイプの場合は質問名および、投票数と%単位の
グラフ表示の回答項目が表示される。また、質問がテキスト入力タイプのと きは、回答されたテキストが|順番に表示される。4.生成システムのソフトウエア構成
生成システムは図lに示すように、4つの機能モジュール、すなわち、シス テム入力スクリーン生成、アンケート生成、アンケート回答生成およびアン
Wcbベースアンケートシステムのソフトウエア自動合成1,3
アンケート生成 アンケート閲覧
、|馨一/
質問名・
回答結果
#、
●●●●●●
↓
巳
アンケート回答図1.生成システムのソフトウエア桐成
ケート閲覧生成、から構成される。
4.1システム入力スクリーン生成
システムが起動すると、図2に示すようにシステム入力スクリーンが生成さ れる。この入力スクリーンでは、アンケート作成とアンケート回答が可能で ある。
4.1.1アンケート作成
許可された人のみがアンケート作成とアンケート更新ができるように、
パスワードチェックが行われる。このため、許可された人のパスワードがデ ータベースに格納される。
4.1.2アンケート回答
アンケート回答画面に入力するため、2つの回答タイプが考えられる。すな わち、すべての人が回答できる、許可された人だけ回答できる、の2つであ る。ここでは、許可された人だけが、ユーザー名とパスワードチェックの後、
回答できるようにする。このため、事前に、許可された人のユーザー名とパ
114山本昌弘
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データベース
図2.システム入力スクリーン
スワードをデータベースに格納しておく。
正しいユーザ名とパスワードを入力すると、アントト回答画面へ移る。
4.2アンケート生成
アンケートを作成するとき、図3のような画面が生成される。通常のアンケ ートで使用される3つの質問の基本タイプが生成される。
1.選択タイプ 2.オプションタイプ 3.テキスト入力タイプ
この画面に従って、アンケート作成者はアンケート質問タイプを選び、質 問名を入力する。
質問タイプが選択タイプ、オプションタイプのときは、質問に対して複数 個の回答項目が記入される。これらの`情報がシステムへ送られると、1つの質 問の生成が開始する。このとき、質問数を保存するデータベースが生成され る。また、質問名とその質問に対応する回答項目を保存するデータベースが
Webベースアンケートシステムのソフトウエア自動合成11ラ
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図3.アンケート生成の画面
生成される。
質問タイプがテキスト入力タイプのときは、質問数を保存するデータベー スが生成され、また、質問名とその質問に対応する回答テキスト領域を保存 するデータベースが生成される。
この時点で、1つの質問の生成が終了する。続けて次の質問を作成したい ときは、このプロセスが続けられる。2個月の質問を作成するとき、前に生成 した質問数を保存するデータベースが'増加される。さらに、質問名とその質 問に対応する回答項目または回答テキスト領域を保存するデータベースが生 成される。その後、このプロセスは、もしさらに質問がある場合は続けられ
る。この時点で、1つのアンケートの生成プロセスが終了する。
4.3アンケート回答生成
アンケート作成フェーズで、終了ボタンを押すとアンケート回答画面が図 4に示すように生成される。アンケートに回答する人はこの画面上で質問に 回答する。
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アンケート質問項目の作成
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⑧質問タイプが週択タイプ。§た1JオブシヒIソタイブのとき.回答哨目をIMI人
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図4.アンケート回答画面
質問が選択タイプのときは、回答項目に対応する投票ボタンをチェックす る(複数個チェック可能)。質問タイプがオプションタイプのときは、回答項 目に対応する投票ボタンをチェックする(1個のみチェック可能)。質問項目 がテキスト入力タイプのときは、その質問に対応する回答テキストを自由に 記入する。回答項目の投票ボタンのチェック、あるいは回答テキストの入力 終了後、投票終了ボタンを押す。その後、質問が選択タイプとオプションタ イプのときは、回答項目に対応するデータベースが1増加される。質問がテ キスト入力タイプのときは、回答テキストがその質問に対応するデータベー スへ追加される。
4.4アンケート閲覧生成
アンケート作成が終了すると、感謝画面が生成される。この画面では、投票 結果閲覧と戻るボタンが準備されている。投票結果閲覧ボタンを押すと、投 票結果閲覧画面が図5のように生成される。投票結果が質問名と回答項目を 保存するデータベースに従って表示される。
Wcbベースアンケートシステムのソフトウエア自動合成117
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図5.投票結果画面
質問タイプが選択タイプまたはオプションタイプのときは、質問名、回答 項目、投票数と%表示のグラフが表示される。質問がテキスト入力タイプの ときは、質問名と回答テキストが順に表示される。このプロセスは、データ ベースに保存されたアンケートのすべての質問に対して行う。
5.システム構成
本システムは、図6に示すように、ブラウザ、wwwサーバ、生成ソフトウ エア、データベースから構成される。
ブラウザ:ブラウザは、アンケート作成、アンケート回答、アンケート結
果閲覧の画面表示に使用される。IntcmetExpIorerなどの通常のブラウザと
同じである。
WWWサーバ:wwwサーバは、生成ソフトウエア、回答結果を保存する
データベースなどを格納する。ここでは、ApacheAc[ivcServerを使用する。
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M&
作成回答閲覧、|/
データベース
1
 ̄
ブラウザ 生成ソフト
 ̄  ̄
WWWサーバ 図6システム楢成
生成ソフトウエア:生成ソフトウエアはこのシステムの中核で、すでに述
べた4つの機能モジュールから構成される。Script言語である、Perlで書かれ
ている。
データベース:データベースとして、関係データベース、MysQLを使用し
ている。
6.結論と将来課題
このシステムを使用すると、1丁分野の非専門家でもWbbベースのアンケー トシステムを容易に作成することができる。結果、開発時間が短縮され、開 発コストが削減される。
このシステムは、3つの質問タイプを容易している。さらに異なる質問タイ プが必要な場合はシステムを容易に拡張できる。
このシステムは、プロトタイプシステムであり、製品化には多くの改良が
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残されている。ユーザーインターフェースの改良が必要である。さらに、ア ンケート結果のグラフ形式の結果印刷機能が加えられる必要がある。
参考文献
(1)PaulDuBois,MySQLandPcrlbrthcWcb・PearsonEducation,1,,6
(2)ShishirGundavaram,CGIProgrammingonthcWorldWideWeb.O'Rcilly8fAssociatcs,
l116
ColinFerm,Intro[oPer1brCGLOⅢRcilly&Associaにs,I998 MarkRiehl,XMLandPerLNewRidersPub,Z00Z
RandalLeeKobes,RandyKobcs,PerlDcvcIopmen[・Wrcx,2002
111 0は6
ZOO山本昌弘