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教育学研究室の歴史

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Academic year: 2021

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教育学研究室の歴史

 わが東京都立大学の教育学研究室も,ささやかながら15年の歴史をもつに至

った。

 この機会に,それをふりかえってみることにする。

 昭和24年4月,都立大が発足した時には,教育学関係教員は一人も,その構 成員に入っていなかった。それが,その後,当研究室を盛りあげていくのに,

いろいろ苦労が多かった原因である。

 三井為友が昭和25年7月31日付で,都立大学に着任した時が,この研究室の 歴史のはじまりである。ついで,和田洋子(吉田)が10月1日付で助手として

着任した。

 しかし,当時は,まだ,教育学研究室というものはなく,教職課程担当の研 究室であった。三井が教育原理を担当し,辻正三氏(現心理学研究室所属)が 教育心理学を担当し,教職課程の最少限度のものを開始したのである。25年11 月に出された「東京都立大学一覧」によると,人文学部の16講座の中には,教 育学は入っていない。全学的なものとして,体育課程と並び,教職課程として 記されている。

 昭和26年4月になると,二講座に拡張され,急にメソバーがふえた。児玉三 夫,三浦武,磯野昌蔵の三名が助教授として,また,大蔵隆雄が助手として着

任した。

 そして,研究室も,それまでの二階の大部屋をやめて,三階に増設された研 究室に移った。

 昭和27年度からは教育実習が始まった。

 昭和27年度の「東京都立大学一覧」には,人文学部の中の人文学専攻の一つ として,教育学の講座が記されるようになった。

 昭和28年に,研究室は二階に移り,部屋数が今迄よりも大分ふえた。 (この 時,現在の状況になったのである。)

 28年度から一般教養の教育学の授業が始まり,29年4月から教育学専攻とい

(2)

うコースがはっきりした。

 昭和30年8月,飯田晃三が教授として着任し,わが研究室に一段と重みを加 えることができた。

 35年3月,児玉が早稲田大学へ移ったあと,大蔵が助教授になった。

 今迄に研究室の運営に尽力してきた助手の在任期間は,次の通りである。

和田 洋子 大蔵 隆雄 太田  卓 岡田 正章 池田  親 伊藤 幸恵 山崎 俊男 木下 繁弥 堀内  守

25年10月〜現在 26年4月〜35年8月 26年6月〜32年7月 27年7月〜38年12月 32年10月〜36年3月 35年11月〜現在 36年4月〜38年3月 38年6月〜現在 39年4月〜現在

非常勤講師の先生方に,次のように講義をしていただいた。

昭和26年度 昭和27年度 昭和28年度

昭和30年度

紹和31年度

肥田野 直 肥田野 直 尾島 碩心 岡津 守彦 細谷 俊夫 大槻  健 沢田 慶輔 矢川 徳光 沢田 慶輔 伊藤 忠彦 野間 忠雄 肥田野 直 矢川 徳光

教育評価及測定 教育評価及測定 特殊教育学 教育哲学

職業教育及職業指導 教育方法論

ガイダンス

教育哲学特殊講義(教育構造論)

ガイダンス

教育内容論

教育行財政特殊講義 教育評価

教育哲学特殊講義

(3)

昭和32年度

昭和33年度

昭和34年度

昭和35年度

昭和36年度

昭和37年度

昭和38年度

   慶安

茂碩

      慶忠

国 

三   

周晴  

茂晴

         晴

野    

山   

視聴覚教育 特殊教育(後期)

教育方法論 青年心理学 特殊教育(前期)

教育行政及財政

教育心理学特殊講義(精神衛生)

教育学特殊講義(学校管理)

教育評価

教育学特殊講義(少年非行)

教育行政

教育心理学特殊講義(精神分析)

教育学特殊講義(人間形成と労働)

青年心理学

社会教育学特殊講義(マスコミと教育)

社会教育学特殊講義(社会教育行財政)

教育学特殊講義(少年非行)

青年心理学

教育学特殊講義(学校管理)

教育心理学特殊講義(精神薄弱児の教育)

教育社会学

教育心理学特殊講義 青年心理学

教育評価

道徳教育の研究

教育学特殊講義(少年非行)

教育方法論

青年心理学

視聴覚教育

道徳教育の研究

(4)

        馬場 四郎  教育社会学

        古木 弘造  社会教育学特殊講義         増田 幸一  職業教育及職業指導         依田  新  青年心理学

 昭和39年度   大学院担当

        稲富栄次郎  教育学特殊講義(教育思想史)

        小山  隆  教育学特殊講義(家庭教育)

        山田栄教育学特殊講義(教育課程論)

  学部担当

        懸田 克躬  教育心理学特殊講義(精神衛生)

 昭和29年3月,わが研究室の最初の卒業生として,池田親が卒業した。その 後の卒業生は次の通りである。

 31年3月卒  伊藤幸恵

 32年     長塚隆夫,岡本邦子,岩下 朗,山崎俊男  33年

34年 35年 36年 37年 38年

39年 40年

渡辺幸夫,三浦 猛 加藤 隆

川手十芽男  卒業論文;勤労青少年教育についての一考察 西久保恵三  卒業論文;児童読み物の研究

川向 秀武  卒業論文;戦後国民教育における同和教育の課題       一民主教育をうち破るもの一

寺井長子(木村) 卒業論文;高等女学校教育発展の研究

成田 国英  卒業論文;学級における下位集団ならびに孤立児に関        する実験的研究

宮内 守彦  卒業論文;義務教育費国庫負担制度の沿革 桑村 国敏  卒業論文;公立高等学校の学区制

田中 裕己  卒業論文;教育を受ける権利と教育基本法

吉田 道郎  卒業論文;J.B. Conantの「アメリカの教員養成」

       について

(5)

 昭和36年4月,教育学談話会が発足したが,当時の会員数は25名であった。

同会は,39年4月現在では会員は42名,他に特別会員8名というまでに成長し た。しかし,依然として,学生数が少ないが故に,師弟一体となった研究室の

よい雰囲気は続いている。

 昭和39年4月,大学院修士課程が発足したことは,当研究室の発展にとって

大きな一歩であった。

参照

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