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戦前期 日本経済計量モデル と財政政策

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Academic year: 2021

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(1)

戦前期 日本経済計量モデル と財政政策

菅 原 晴 之

1.はじめに

本稿では,まず第

1

に戦前期

( 1 9 2 4‑40

年) 日本経済計量モデルを構築 し て,当時の経済構造 を定量的に把握する。第

2

に,このモデルに基づいてシ ミュレーシ ョンを実行する。その結果 に基づいて

,1 9 40

年代前半の経済予測 を試みる。第

3

に,戦前期の不況時 に高橋是清大蔵大臣が実行 した有効需要 政策 を評価する。シミュ レーシ ョン ・モデルが予測す る結果の違いによって, 実際に高橋が採用 した政策 と一定の条件 に基づ く緊縮財政政策 を比較す る。

また,同 じ予算規模の積極的財政政策で も,公共事業中心の政策運営 と軍部 主導の軍事予算 中心主義の効果 も測定 した上で比較 したい。

本稿の計量モデルは,供給サイ ドを反映する生産関数,ス トックとしての 資本,金融資産等 を含 めつつ,需要構成要素の決定方程式体系 を推計す る。

内生変数

4 7

,外生変数

1 6

か ら構成 される中規模 同時方程式体系 を利用 して, 経済構造の特色 を描 き出 し,続いて当時の有能なリーダーが下 した斬新 な経 済政策が どのように波及 したかを推計 したい。その ような政策が波及するメ カニズムを,大 きく政策的に転換 しなかった と想定 した場合の経済的波及効 果との比較 によって明 らかに したい。

計測期間全体 を通 じて,事後的な観察 によれば戦前期の 日本経済は趨勢加 速の トレン ドに沿 って成長 しているものの,戦後 より変動が激 しく,当時 と

155

(2)

しては企業経営者,消費者,政府のいずれの主体 にとって も将来の見通 しが 不透明であることが推察 される。比較的安定的であるといわれている民間消 費支出について も,国民総支出に占める割合 も景気の変動 とともに大 きく変 化 している。そのような事実があるにもかかわらず,消費関数は可処分所得, 金利お よび消費のラグを説明変数 としてみると推計式のあてはま りは良い。

設備投資関数 について も,戦後の もの と比較 して決定係数,有意性の基準か らも遜色 はない。 この方程式体系 を活用 して,計測期間の成長 トレン ドのみ ならず循環過程 も説明 したい。ただ し,シラー ・ラグで3, 4期程度の長い ラグを採用することによって,方程式体系のファイナル ・テス トでは計測中 に行列式計算が収束 しないことが しば しば生 じた。モデルの変数 を変 えても 事態が改善 しないことか ら,ファイナル ・テス トにパス しないのは,モデル 式の適切 さより,当時の経済が相当不安定である上,測定期間の後半では革

1)

命 的な構造変化が生 じていることな どが原 因 と思われる。 そのため,推計 式のラグは最大で 1期 まで とした。

2)

本モデルの特色 は次の

3

つに集約 される。 第 1に,国民経済計算 の三両 等価 を反映 し,需要サイ ドはもとより,供給サイ ドも重視 した。特 に大川推

3)

計 では分配国民所得の推計が十分ではなかったが,今 回の推計 にあたって 可処分所得,国民純生産等の係数か ら残差 としての国民租貯蓄 を算 出 した。

2

に,モデル式 より,政府活動が重要な役割 を果た している。不況期,対 外拡張期 には,公的資本形成が経済全体 を支 えていたので,外生変数 として の公的資本形成 についてい くつかのケースを想定 して,シミュレーシ ョン予 測 を試みた。第

3

に,長期生産関数 をコブ‑ダグラス型生産関数 として推計 し,その結果 と潜在

GNP

ならびに潜在成長率か ら稼働率指数の推計が可能 となった。

特 に公共投資 を非軍事支出と軍事支出に分 けることによって,各支出項 目 のウェイ トの違いが経済成長率,消費支出,金利等の重要な内生変数 に及ぼ す影響 を予測す ることが可能 となった。

156 国際経営論集 No.23 2CK)2

(3)

2 .

データ

モデルに使用するデータは,主 として 『長期経済統計』 (東洋経済新報社) に依拠 しなが ら,『完結昭和国勢総覧』 (東洋経済新報社)ならびに 『明治大 正国勢総覧』 (東洋経済新報社)等で補完 した。なお,オ リジナルデー タか ら直接取 り入れることが困難であるものについては,上記のデータか ら回帰 分析や時系列解析等の手法 を用いて今回独 自に推計 し,方程式の推計のベー スとしてそのようなデータも含 まれている。変数ならびに推計式 は次の通 り である。

3.

方程式体系

(1

)実質支出ブロック

CP‑6 71 8. 4 4+ i . 9 25 5 9*( YDP/ PC) ‑3 40. 9 2 3'( I NT) + . 6 4671 4*( CP( i ) )

(

1 . 7 4 ) ( . 8 9 )

(‑

1 . 6 0 ) ( 3. 3 4)

● oLS ( 1 9 2 0‑ 1 9 40 ) R< 2‑. 95 5 SD‑ 31 5. 1 3 6 3 DW

1 . 9 25 ' CP‑3 2 3. 5 0 4+2. 9 47 2 6 *( YI ) P/ PC) ‑6. 42 8 42*( I NT) + . 9 651 2 3*( CP( i ) )

‑ ( . 6 4 )

(

1 . 47 ) ( ‑. 1 3 ) ( 3 4. 46 )

‑ oLS ( 1 9 0 6‑ 1 9 40 ) R< 2‑. 9 87 SD‑ 301 . 11 7 8 DW‑ 2. 42 m ‑‑3 3 9 . 8 6 2‑2 . 3 4 2 81 *( YDP/ PC) ‑1 . 6 5 9 4 5 *

(

NT‑ DOT( P) )

' ( ‑2. 27 ) ( ‑2. 37 ) ( ‑2. 3 0 )

+.C

63 41 6 *( KH(

1)

)

. 0 05 7 49* ( GB

I)

( 3. 6 7 )

(‑

1 . 1 7 )

■ oLS ( 1 9 2 0‑ 1 9 40 ) R< 2

. 5 0 8 SD‑ 1 6. 1 9 6 3 DW‑ 2. 1 7 9

̀ I H

ニ ー

3 02. 45 8‑2. 3 0 6 31 *( YDP/ PC) ‑1 . 81 7 9 8*( I NT‑ DOT( P) )

‖ t ‑ va l ue (

1 . 8 8 ) ( ‑2. 27 ) ( ‑2. 42 )

157

(4)

[内生変数](1)

番号 変数名 日本語名 単位 開始期 終 了期

1 GNP 国民総生産 (実質) 100万 円 1904 1940 2 ⅠP 民 間設備投 資 (実質) 100万 円 1904 1940 4 EX 輸 出等 (実質) 100万 円 1904 1940 5 ⅠM 輸 入等 (実質) 100万 円 1904 1940

8 KP

民 間資本 ス トック 100万 円 1904 1940 9 L 労働 力 人 口 千 人 1904 1940

l l

GNP.N 国民総生産 (名 目) 100万 円 1904 1940 12 CP.N 民 間消費支 出 (名 目) 100万 円 1904 1940

1 3

CG.N 政府消費 支 出 (名 目) 100万 円 1904 1940 14 ⅠP.N 民 間設備投資 (名 目) 100万 円 1904 1940 15 ⅠH.N 民 間住 宅投資 (名 目) 100万 円 1904 1940 16 ⅠG.N 公 的固定資本形成 (名 目) 100万 円 1904 1940 19 EX.N 輸 出 と海外 か らの所得 (名 目) 100万 円 1904 1940 20 EM.N 輸 入 と海外 へ の所得 (名 目) 100万 円 1904 1940 22 CP 民 間消費支 出 (実 質) 100万 円 1904 1940 24 ⅠH 民 間住 宅投資 (実 質) 100万 円 1904 1940 30 P GNPデ フ レ一 夕 1934‑36‑100 1904 1940 31 PC 民 間消費 支 出デ フ レ一 夕 1934‑36‑100 1904 1940 32 PGC 政府消費 支 出デ フ レ一 夕 1934‑36‑100 1904 1940 33 PⅠP 民 間固定資本 形成 デ フ レ一 夕 1934‑36‑100 1904 1940 34 PEX 輸 出等 デ フ レ一 夕 1934‑36‑100 1904 1940 35 PM 輸 入等 デ フ レ一 夕 100万 円 1904 1940 36 YDP 家計 可処分所得 100万 円 1904 1940

158 国際経営論集 No.23 2(氾2

(5)

[内生変数](2)

番号 変 数名 日本語名 単位 開始期 終了期

38

KG

公 的資本 ス トック (実質) 100万円 1904 1940 39

DP

民 間設備 資本 減耗 (実質) 100万円 1904 1940 40

DH

民 間住 宅資本 減耗 (実質) 100万円 1904 1940 42

D

資本 減耗 (実質) 100万円 1904 1940 49

PCG

政府消費 デ フ レ一 夕 1934‑36‑100 1904 1940 50

PⅠ H

民 間住 宅投 資 デ フ レ一 夕 1934‑36‑100 1904 1940 55

TⅠ

間接税 100万円 1904 1940 57

WBW

労働 者職員賃金 1904 1940 59

I NTOR

公 定歩 合 % (年率 ) 1905 1940 60

Ⅰ NTCR

コール レー ト % (年率) 1905 1940 61

Ⅰ NT

東京証書貸 出金利

%

(年率) 1905 1940

7

2 M2 マ ネーサ プライM2 100万円 1905 1940 79

NNP. N

国民純生産 (名 目) 100万円 1904 1940 89

PROP

法人企業利益 1904 1940 90

WⅠ

殺 到率 1904 1940 91

CPⅠ

消費者物価指 数 1934‑36‑100 1904 1940 92

Ⅰ PⅠ

生産者物価指 数 1934‑36‑100 1904 1940 100 M 輸入等 100万円 1904 1940 110

PⅠ

民 間設備投 資 デ フ レ一 夕 1934‑36‑100 1905 1940 111

PH

民 間住 宅投 資 デ フ レ一 夕 1934‑36‑100 1905 1940 117

GNPP

潜在 国民総生 産 100万円 1906 1939 118

‑ROMA

稼働 率 1906 1939 119

SRESⅠ

D 国民租貯 蓄 100万円 1904 1940

159

(6)

[外生変数]

番号 変数名 日本語名 単位 開始期 終了期

1 7 Ⅰ GNM. N

公的固定資本形成 (非軍事,名 目)

1 0 0

万 円

1 9 0 4 1 9 40 1 8 Ⅰ GM. N

公的固定資本形成 (軍事,名 目)

1 0 0

万円

1 9 0 4 1 9 40 2 3 CG

政府 消費支 出 (実質)

1 0 0

万円

1 9 0 4 1 9 4 0 41 DG

公 的資本 減耗 (実質)

1 0 0

万円

1 9 0 4 1 9 4 0 5 6 SB

補助金

1 0

0万円

1 9 0 4 1 9 4 0 7 5 LSABJ

全 国普通銀行預 貸率 千円

1 9 05 1 9 4 0 81 STD. N

統計 的不 突合 (名 目)

1 0 0

万円

1 9 0 4 1 9 4 0 9 5 TST

交易 条件

1 9 0 4 1 9 4 0 1 0 4 EXRUSJ

対 米為替 レー ト ドル

/1 0 0

1 9 0 4 1 9 4 0 1 1 3 DUMO 5 2 2

ダ ミー変数

1 9 0 4 1 9 4 0 1 1 4 D

U

M2 3 3 1

ダ ミー変数

1 9 0 4 1 9 4 0 1 1 5 DU M3 2 4 0

ダ ミー変 数

1 9 0 4 1 9 4 0 1 1 6 TⅠ ME

タイム トレン ド

1 9 0 4 1 9 4 0 5 1 PⅠ G

公 的資本 形成 デ フ レ一 夕

1 9 3 4 ‑ 3 6‑1 0 0 1 9 0 4 1 9 4 0 2 5 Ⅰ G

公 的固定資本形成 (実 質)

1 0 0

万円

1 9 0 4 1 9 4 0 5 6 SB

補助 金

1 0 0

万円

1 9 0 4 1 9 4 0

+ . 0605 69*( KH

(1))‑

. 005 683*( GBI ) ( 3. 32 )

(‑

1. 1 3 )

一 一 Or r cut ( 1 9 20‑ 1 9 40 ) R< 2‑. 5 06 SD‑ 1 6. 4325 DW

1 . 9 84

I P‑51 62. 31+ 11 7. 61 4辛 ( PROF) + 60. 9 432*( PRO

P(

1 )) ‑679. 5 95*( I NT) . ( 1 6. 38 ) ( 4. 9 3 ) ( 2. 30 ) ( ‑1 5. 00 )

OLS ( 1 9 20‑ 1 9 40 ) R<2‑. 931 SD‑ 222. 663 4 DW

1 . 757

1 6 0

国際経営論集 No.23 2002

(7)

EX‑7 0 9 2. 4 0‑7 . 9 5 7 2 4*( PEX) ‑8 5 . 7 8 6 5 *( EXRUS J )

‑ ( 1 3. 7 2 ) ( ‑2. 7 9 ) ( ‑5 . 8 7 )

■OLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 4 0 ) R< 2‑. 8 01 SD‑5 65 . 0 8 6 6 DW‑. 7 81

■ #SH

ー2. 0 2 61 9 *PEX‑2. 9 8 35 9 *PEX( ‑1 ) + 1 . 3 2 8 7 8 *PEX( ‑2 )

‑3. 8 7 3 5 5 *PEX( ‑3 ) +. 91 2 3 8 6 *PEX( ‑4 )

■ EX‑1 7 5 0 . 6 5+. 7 5 9 5 3 6 *( EX( 1 ) ) +. 7 5 9 5 3 6 *( EX

(1))+

#SH

■ ( 2. 6 7 ) ( 7. 3 6 )

■ Shi l l e rl a g ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 4 0 ) R< 2‑. 9 6 4 SD‑2 39 . 1 9 5 2 DW‑ 1 . 2 65

Mニー51 8 . 1 7 0+. 0 9 01 5 8 *( GNP) +. 6 9 8 6 7 6 *( M( 1 ) ) +7 . 1 5 5 6 2 *( EXRUS J ) ' t ‑ va l ue

(

‑. 61 )

(

1 . 9 5 ) ( 4. 61 ) ( . 6 6 )

' TSLS ( 1 9 2 0 1 1 9 4 0 ) R^ 2‑. 91 4 SD‑25 4. 01 0 6 DW‑2. 21 9 r M‑‑1 0 7 0. 6 8+3. 7 6 9 9 6 *( TST) +. 6 3 8 8 49 '( M( ‑1 ) ) + . 1 2 2 3 0 3 *( GNP) 一 一 トva l ue(

‑1

. 1 8 )

(

1 . 2 2 ) ( 3. 9 9 ) ( 2. 1 9 )

' ' TSLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 3 9 ) R< 2‑. 9 0 6 SD‑2 5 3 . 2 9 0 6 DW‑2. 0 2 9

GNP‑CP+CG+I H+I P+I G+EX‑M D‑DP+DH+DG

KH‑KH(

1)+I

H‑ DH KP‑KP( 1 ) +Ⅰ p‑ DP KG‑KG( 1 ) +I G‑ DG

DPニー41 5 . 5 9 5+, 0 8 3 5 7 5 *( KP( 1 ) )

■ ( ‑1 2 . 5 2 ) ( 5 6. 8 5 )

' OLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 3 9 ) R< 2‑. 9 9 4 SD‑2 2. 8 8 8 6 DW‑. 9 0 4

DHニー5 9 . 7 8 4 0+. 01 9 8 0 5 * ( KH( 1 ) )

(8)

( ‑2 2. 9 3 ) ( 1 0 7 . 4 7 )

OLS ( 1 9 2 0‑ 1 9 39 ) R^ 2‑. 9 9 8 SD ‑ . 7 48 0 6 4 DW ‑2. 47

以上の方程式群 は,国民総支出の構成要素 に関する回帰式等 を示 している。

消費の変動 は,景気の変動 とともに大幅 に変動 している。 しか し,可処分所 得,貸出金利, ラグのみ を説明変数 とす る伝統的な消費関数で表現で きる。

推計式の説明変数 に国民が保有する金融資産 を含めて も改善で きない。また, 民間住宅投資 にコクラン‑オーカッ ト法 を適用 した り,民間設備投資ならび

に輸 出関数 にシラー ・ラグを適用 してみ るとシ ミュ レーシ ョンの ファイナ ル ・テス トにおいて,係数逆行列式の計算過程で発散することが判明 した。

推測 される理由 として, まず第

1

に測定対象期 間の 日本経済が非常 に不安定 であるため,長いラグ構造 を有する変数 についてラグがその変数の予測値の 有意性 を低下 させ ることが考 えられる。第

2

に,民間設備投資お よび政府固 定資本形成のデータか ら在庫変動 を分離で きていないため,在庫 に関す る回 帰式 を独立 させていないこともあげ られる。1

9 30

年以降については在庫変動 も含めた総支出系列全体のデータは推計 されている。ただ し,後者のデータ 系列は1

8 7 4‑1 9 4

4年の連続データとは接続 しない。

民間住宅投資 については,1

9 30

年代後半か らあてはま りが悪 く,改善の余 地は少 ない と判断 した。その根拠 として,当時の税制改革,金融構造の変質,

4)

さらに戦時経済への移行 とい う,非経済的要因が考 え られる。 輸 出関数お よび輸入関数の推計 に関 しては,取引の相手国別,費 目別 に関数 を独立 させ て,よりきめ細か く作業 を進めるとい う改善の余地がある。

(2

)賃金物価 ブロック

WBW ニ ー3. 447 75 + . 66 2 0 42*( PC( 1 ) ) + 75. 5 2 49 *( GNP( 1 ) / L( 1 ) )

‑ t ‑ va l ue

(

‑. 32 ) ( 8. 5 5 ) ( 5 . 6 8 )

■ Or r c ut ( 1 9 20 ‑ 1 9 40 ) R< 2‑. 8 9 5 SD ‑ 3. 49 9 81 DW

1 . 6 61

1

62 匡l際経営論集 No.23 2002

(9)

I P1 ‑‑2 9. 8 2 7 4+. 49 8 9 7 6 * ( WBW/ ( GNP/

L))+.

5 0 6 71

0

* ( PM) tva l ue( ‑. 5 7 ) ( 2. 0 7 ) ( 3. 7 7 )

‑ Or r c ut ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 3 9 ) R< 2‑. 8 5 3 SD‑8. 9 8 5 8 2 DW‑ 1 . 4 3

PC‑3. 2 0 9 6 9+ . 9 8 41 5 2 *( WBW) I. 3 4 4 8 2 0 *( WBW ( 1 ) ) + . 3 2 6 61 8 *( I PI( 1 ) )

(

. 1 6 ) ( 3. 4 6 )

(‑1

. 0 4 ) ( 4. 7 5 )

OLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 3 9 ) R< 2‑. 8 31 SD‑5 . 7 4 42 9 DW‑ 1 . 9 91

PCG‑7 . 6 9 4 6 5+. 9 7 9 5 71 *( WBW) ‑7 9 . 9 5 71 *( TI / GNP. N)

(

. 4 8 ) ( 9 . 5 5 )

(

‑. 7 3 )

OLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 40 ) R< 2‑. 8 3 3 SD‑4. 9 3 7 6 8 DW‑2. 1 2 4

PI H‑12 5 . 5 51 2+ . 3 2 6 0 01 '( WBW) +. 9 6 8 5 6 2 *( I PI ) ‑. 41 9 21 9 *( DOT( M2 ) )

‑ ( ‑. 8 3 ) ( . 91 ) ( 1 0. 2 9 ) (

‑1

. 3 4 )

T

OLS ( 1 9 2 0 1 1 9 3 9 ) R^ 2‑. 91 1 SD‑7 . 8 2 3 3 3 DW‑ 1 . 5 45

PI P‑I5 . 4 9 8 3 0+. 6 3 0 7 4 4*( WBW) +. 5 0 8 6 41 *( I PI ) I9 . 6 0 45 8 '( GNP( 1 ) / L( 1 ) )

(

‑. 1 7 )

(

1 . 5 0 ) ( 3. 7 2 ) ( ‑. 2 5 )

I

OLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 3 9 ) R^ 2‑. 7 0 2 SD‑ 1 0. 5 8 5 7 DW‑ 1 . 5 31

CP1 ‑‑1 6. 21 7 9+ 1 . 1 9 5 8 5 *( PC) '

(‑i

. 8 4 ) ( 1 5 . 0 2 )

oLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 3 8 ) R< 2‑. 9 2 6 SD‑4. 49 6 9 0 DW‑ . 6 3 4

PEX‑‑1 2 5 . 1 7 7+ . 71 9 8 61 *( TST) + i . 43 45 3 *( I PI )

● ( ‑5

.

5

7)

( 5 . 9 4 ) ( 8. 5 2 )

163

(10)

OLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 3 9 ) R< 2‑. 8 9 4 SD‑ 1 7. 3 6 2 8 DW

1 . 0 2 2 PM‑1 9 . 5 3 51‑. 2 4 21 1 0 *( TST) + . 9 9 8 9 2 2 *( I PI )

(

1 . 4 7 ) ( ‑3 . 3 8 ) ( 1 0 . 0 6 )

OLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 3 9 ) R< 2‑. 8 3 9 SD‑ 1 0. 2 4 0 8 DW

1 . 0 9 4

PDニー2 4. 61 5 9+ . 7 6 2 9 7 0 *( PI P) + . 46 9 48 2 *( PD( 1 ) )

(‑

1 . 7 2 ) ( 5 . 1 9 ) ( 3. 7 8 )

'

OLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 40 ) R^ 2‑. 8 5 SD‑ 1 0 . 5 6 0 6 DW‑ . 9 0 9

p‑GNP. N/ GNP*1 0 0 PD‑D. N/ D*1 0 0

民間賃金 は,民間消費デフレ一夕 (または消費者物価水準)お よび労働生 産性 によって決定 されるとして推計式 を得 た。 なお,労働 の需給決定式 は, 生産部門に統合 して格納 した。民間設備投資お よび民間住宅投資のデフレ一 夕は,生産者価格指数の変動の影響 を受けることが明 らかになった。輸出入 デフレ一夕は,生産者各指数 と交易条件の有意性が高 く,両変数 によって説 明 される。

(3

)名 目支出ブロック

CP. N‑CP*PC/ 1 0 0 CG. N‑CG*PCG/

100

EX. N‑EX*PEX/

100

M. N‑M*PM/

100

I P. N‑I P*PI P/

100

I H. N‑I H*PI H/ 1 0 0

GNP. N‑CP. N+ CG. N+I H. N+I P. N+I GM. N+I GNM. N+EX. N‑ M. N

164 国際経営論集 No.23 2002

(11)

DP. N‑DP*PD/1 0 0 DH. N‑DH*PI H/ 1 0 0 DG. N‑DG*PI G/1 0 0 D. N‑DP. N+ DH. N+DG. N

名 目国民支出は,実質国民支出 とデフレ一 夕との積 として求め られる。

(4

)分配ブロック

GNP. N‑NNP. N+D. N十 STD. N NNP. N‑CP. N+ SRESI D+TI‑SB ' SN‑S‑SG

■ S‑I P. N+ I I I . N+I GNM. N+ EX. N‑M. N YDP‑CP. N+ SRESI D

SRESI D‑I P. N+I H. N+I GNM. N+ CG. N+EX. N‑M. N+ SB‑TI

TI‑47 4. 2 8 3+ . 05 49 7 3*( GNP. N)

■ ( 4. 5 5 ) ( 1 0. 2 2 )

OLS ( 1 9 2 0‑ 1 9 40 ) R< 2‑. 8 3 8 SD‑ 1 45. 6 061 DW‑ 1 . 0 29

上記の単 回帰式 は租税 関数であ り,名 目国民総支出を説明変数 としてみる と有意性 は高 く,線型の増加関数 となっている。ただ し

,1 9 30

年代後半 に大 幅な税制改革が実施 され,その結果政府の税収 に占める間接税 の割合が

1 9 3 0

年代末か ら

1 9 40

年代前半 にかけて大幅 に低下 しているが,測定期 間の一部 に す ぎないのでその影響 は十分反映 されてい ない。変数

SRESI D

は,国民純 生産,国民総生産 な らびに国民総支 出の恒等式関係 か ら導 出 された,残差 と

しての国民租貯蓄である。

(5

)生産ブロック

GNPP‑EXP(

1 . 2 0 5 5 2+. 2 6 8 5 3 6 *( LOG

(

KRl ) ) ) +. 7 31

46

4 *( LOG

(L))+.

0 2 3 2 2 8

戦前期 日本経済軽量モデル と財政政策 165

(12)

■ t ‑ va l ue ( ‑4. 8 8 )

(

1 . 3 3 ) ( 3. 61 ) ( 3. 25 )

*( DUMO5 2 2*TI ME) +. 01 7 9 0 2*( DUM2 331 *TI ME) + . 0 2 0 25 3 ( 2. 6 7 )

*( DUM2 3 31 *TI ME) +. 0 2 0 25 3 *( DUM3 2 40*TI ME) )

(3.49)

■ ROLS ( 1 9 0 6 ‑ 1 9 39 ) R< 2‑. 9 8 4 SD‑ . 0 41 6 61 DW‑ . 71 6

L‑195. 29 3 4+275 . 9 45 *( WBW / I PI ) + 1 . 0 05 0 4*( L( 1 ) ) 1

(I

. 2 6 )

(

1 . 4 4) ( 7 4. 31 )

oLS ( 1 9 2 0‑ 1 9 40 ) R< 2‑. 9 9 7 SD‑ 1 0 3. 65 35 DW

1 . 2 33

W1‑‑45. 7 2 35+ 1 . 47 0 9 3*( ROMA( 1 ) ) + 1 . 9 9 99 4*( DOT( WBW) '

(l

l . 01 ) ( 3. 2 7 ) ( 5. 5 4)

OLS ( 1 9 2 0‑ 1 9 39 ) R< 2‑. 6 7 9 SD‑7. 29 41 3 DW

1 . 5 8 7

ROMA‑GNP/ GNPP*1 0 0

GNP P

は,コブ‑ダグラス型生産間数 として推定 された供給能力 としての 国民総生産である。係数 としての分配率が概 ね現実の分配率 にほぼ等 しいこ とか ら,これを潜在国民総生産であるとする。 この潜在国民総生産水準 をベ ース として,現実の国民総生産 との比率 を稼働率 をみな した。稼働率の最大 値が100を上回 らない ように,例 えばある定数 との積が現実的な稼働率であ ろうが,これを説明変数 とするとき,走数倍 して も他の推計値お よび有意水 準 には影響がないので今 回はこの ような調整は行わなかった。

5)

従来の他 の推計結果 によれば,生産関数 をハ ロッ ド型 として推計 している が,む しろコブ‑ダグラス型生産間数の方があてはま りが よい。その理由 と して,確かに資本設備の固定制は強 く,減価償却期間は戦後ほど短 くない も のの,野口

[ 1 99 5

]が分析 しているように,労働の移動 は戦前の方が頻繁で

166 国際経営論集 No.23 2(氾2

(13)

あ り,大都市圏での工業部門で も転職する人の割合 は戦後の欧米諸国 と大差 がな く,また工業部門 と農業部門 との間の労働移動 も盛 んであった。その結 果,資本 と労働 との組合せ を考 える場合,労働が移動す る頻度が高いため, 両要素の代替率 もある程度高かったのであろう。ただ し

,1 9 4 0

年体制が完成 するとともに労働移動 も停滞 し,終身雇用制が定着す る。実際,このコブ‑

ダグラス型生産関数 も

1 9 2 5

年以降 を測定期 間 とす ると,安当な推計式 を得 る のが困難 になる。

労働のデータについては,現実の雇用者数 を使用 したが,潜在的な労働供 給者である生産年齢人口を使用す るのも選択肢 の 1つである。ただ し,徴兵 軍人や学生等 を差 し引いた調整データを推計する必要がある。 これ も今後の 課題 としたい。

(6

)金融ブロック

M2‑P*( ‑6 91 2 2

.4+ l

l . 5 9 7 4*( GNP) +6 2 6 . 8 8 8 *( I NT‑ DOT( P) ) )

‑ ( 一4. 9 0 ) ( 1 4. 9 2 )

(

1 . 7 3 )

.

OLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 4 0 ) R^ 2‑. 9 5 9 SD‑8 , 1 8 4. l l DW‑ . 6 9

PROF‑I1 0 . 5 4 6 4+. 81 1 5 3 8 *( I NT) +. 1 1 41 1 9 *( I PI ) +. 1 1 5 4 0 6 *( DOT( GNP) )

■ ( ‑4. 3 3 ) ( 3

.48)

( 1 0 . 3 0 ) ( 1 . 2 9 )

I

OLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 40 ) R^ 2‑. 8 6 6 SD

1 . 3 0 0 9 4 DW‑2. 0 8 4 I NT‑2. 2 6 6 4 9+. 4 2 2 47 0 *( I NTOR) + . 4 3 2 6 7 9 *( I NT( i ) )

‑ ( 3. 41 ) ( 5 . 3 5 ) ( 3. 5 7 )

I

oLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 40 ) R< 2‑. 9 4 SD‑ . 3 3 6 7 9 9 DW‑ 1 . 1 6 3 I NTOR‑. 0 5 5 9 2 6+. 3 3 3 6 61 *( I NTCR) + . 71 7 3 9 3*( I NTOR( 1 ) ) '

(

. 1 4 ) ( 2. 0 8 ) ( 5 . 0 4 )

.

OLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 40 ) R^ 2‑. 9 2 4 SD‑ . 5 40 91 3 DW‑ 1 . 2 7 9 I NTCR

ニー1

. 7 4 6 31‑. 1 0 9 6 4 3 *( DOT( GNP) ) + . 0 7 91 45 *( LSABJ )

167

(14)

( ‑2 . 1 8 ) ( ‑2 . 6 0 ) ( 8 . 8 9 )

OLS ( 1 9 2 0 ‑ 1 9 4 0 ) R< 2‑. 8 7 9 SD

‑.

5 8 9 41 5 DW‑. 9 9 4

M2 /P

は貨幣供給量,その右辺は流動性選好説 に基づ く貨幣需要関数で ある。企業収益率

PROF

は,銀行貸 出金利 の影響 を受 けやす く, またこの 変数が銀行の貸出行動 に影響 を及ぼ しやすい と考 えられるため金融 ブロ ック に含めた。ただ し,今回のモデルには明示的に貸出供給関数 と貸出需要関数 を含めなかった。 また,金融部門について企業の資金調達ルー トは

,1 9 3 0

年 代央 まで債券発行,株式発行,銀行借入の順 に多 く,方程式体系 に直接金融 市場の需給バ ランス式 を取 り入れるべ きであろう。 また,資金運用 について

ち,債券運用お よび貸出の方程式 を含むべ きであろう。

今回の金融 ブロックには,金利の決定が企業の投資活動,住宅建設等 に直 接影響 を与 えると考 え,公定歩合,貸出証書金利 ならびにコール レー トの決 定 メカニズムを取 り入れるだけにとどめた。体系の特色の 1つ として,マネ ー ・サプライ

M2

は受動的に決定 される内生変数 とした。第

2

に,金利 の決 定波及メカニズムは, コール ・レー ト‑公定歩合‑貸出金利の因果関係で影 響が及び,その結果設備投資 な らびに住宅需要が決定す るとした。ただ し, 住宅需要関数のフイッ トはよい とはいえず,特 に

1 9 3 0

年代後半は国家総動員 法の導入が近づいたためか, さらにあてはまりが悪い。

4. シミュレーション予測結果

以上のモデルを利用 して

,1 9 3 9

年以降の内生変数の予測値,外生変数の前 提値お よびそれ以前の変数 (実績値)の主要系列 をまとめた ものが付録 1に 掲載 されている。予測値 と実績値 との間に大 きな乗離がある年 については, 当時の国内外の構造的変化がモデルに反映 されていないなどの理由によると 思われ,シミュレーシ ョンの変数予測値 はむ しろ測定期間である

1 9 2 4‑4 0

1 68

国際経営論集

No . 2 3 2 0 0 2

(15)

(または

38,39

年)の構造が維持 された とい う仮定の下で予想 された変数の 値 と見 るべ きであろう。当時の国際情勢 において,アメ リカ,イギ リス, フ ランス等,後の枢軸国がブロック化経済か ら脱却するとい うシナ リオを前提 としなければ,モデルの構造が40年以降 も維持で きな くなる可能性がある。

当時の枢軸国 と三国同盟国 との間には,貿易取引の制限 ・禁止 といった経済 的ブロック化だけではな く,反 日 ・反独 ・反米 といったナシ ョナリズムが当 事国の政府,国民,マスコミ等の間で台頭 し,相手国の経済的,軍事的成長 を抑制するため, 自らの経済成長率 を低 くするとい う,囚人のデイレンマに 陥っていた。 また, 日本政府 も国内的責任 の所在が不明確 なまま,国際交渉 におけるパ レー ト的改善 を図る努力 を怠った。実績値 との調和 を図るのであ れば,シミュレーシ ョン予測の作業過程 において,政治的シナ リオのケース ごとに定数項の修正や外生変数の増加 によって対応することが可能である。

モデルの重要な前提 として,国債の発行額 を毎年定率で減額 し,その結果 マネーサプライの伸 び率が抑制 されることになる。その結果,シミュレーシ ョン予測分析 によれば1

9 40

年代 の物価上昇率 は極 めて低 いに もかかわ らず, また経済成長率は低めに予想 された ものの,1

9 40

年 を除いて毎年予測値が実 績値 を上回っている。消費の伸 びは経済成長率 を下回ることにな り,経済成

1

図 戦前戦中期における成長率の実績値 と予測値

% 15

10

5 0

‑5

‑10

1931 1933 1932 1934

1935 1937 1939 1936 1938

1941

1940 19421943 1945 1944

I+ 実凍値 ‑中 予沸値

169

(16)

長を支 える重要なファクターは政府資本形成である。仮 に,1

9 3 0

年代末の国 際政治経済体制がその後維持 された として も,輸出入の伸 びは低 く, しか も 経常収支は概ね赤字である。 また,民間設備投資お よび住宅投資 については 毎年マイナス成長 となるため,政府の財政的下支 えがなければ現実の経済が 実績値 を造かに下回ることになる。

1 9 30

年代当時農村部の経済が疲弊 し,生産水準が低下 していた。 また, 日 本が経済力で追いつ きつつあった欧州列強の国々 と比較 して も,日本の道路, 交通,通信網,上下水道 などの社会資本 は著 しく遅れていた。労働力 につい ては,1

9 2 0

年代 に年少人口の割合が ピークに達 したので,1

9 3 0

年代後半は労 働力人口の増加率が 目立 った時期である。大正バブル崩壊後の1

9 2 0

年代後半 は年少人口の割合が大 きかったので,これ ら年少者 を相対的に少 ない労働力 で支えなければならない とい う制約条件があった。 しか し

,1 9 3 0

年代後半は 労働力の制約はな く,む しろ内外の困難 な経済状態 により,国内需要が不足 していたので稼働率が低下 したまま,労働需要が伸 びなかった。大都市圏で 失業 した人々の一部 は農村部の労働力 に吸収 されたと考 えられるが,農村部 も生産能力 を増強で きなかった。農村部で余剰 となった人員は,結果的に軍 隊の兵士 として吸収 されたことになる。

5.

予測分析の応用

1 9 3 0

年代以降,若い余剰人員 は軍隊に吸収 され,公 的資本形成 も軍事支出 の伸 びが著 しかった。仮 に,このような余剰人員 を国内公共事業の大幅な拡 大 によって吸収すれば,当時の経済はどの ようになったと考 えられるであろ うか。第

2

図の実線部分 は実際 に執行 された1

9 32

年以降の公的資本形成の金 額全体 をその まま活用 し,軍事費 を 7%増 (名 目,対前年比) とした緊縮措 置 をとりつつ,残 りを全額公共事業 に投 じた と仮定 したシミュレーシ ョンの 結果である。点線部は,上記のケース と対称的に公共事業費の伸 び率 を 2%

170 国際経営論集 No.23 2002

(17)

2

図 財政支出内訳の違いによる成長率の比較

%2520t510505

、\

、\

ノ \ メ

'、ヤーー\ ̲〈̲̲̲̲…

Ⅳ \ /

1934 1936 1938 1940 1933 1935 1937 1939

ト 公共事業井大幅増加のケース〇一軍事井大幅増加のケース

堰 (名 目,対前年比) としたケースである。

この うち,公共事業費 を大幅 に増加 させ るケースの計算結果 については, 付録

2

におけるモデル

C‑1 b

において,要約表 として整理 した。 ただ し, 軍事費大幅増加 のケース については,紙面 のスペース を考慮 して省 略 した。

以上の結果 より,同 じ公 的資本形成 を活用 して も,明 らかに公共事業 (非軍 事部門) に予算 を投 じるほ うが よ り経済成長率 を押 し上 げることが明 らか に なった。特 に, この公共事業の拡大 は軍事費 との比較で見 る と最初 の

5

年 間 は格差が認 め られる

。6

年 目以降は,格差がない とい うよ り,公共事業の乗 数効果 な らびに生産能力効果が小 さ くなる結果である。非現実的である もの の,軍事費の伸 びをさらに縮小 し,減少分 を公共事業費 に充 てれば,経済成 長率 はさらに高 ま り,軍事予算 中心主義 との格差 は さらに拡大す る ものの, 景気後退傾 向に歯止め をかけるには至 らない。次節で論証す るように,緊縮 財政 を実行す るケース と比較すれば,軍事予算 中心主義で も相当経済成長率 を押 し上げる結果 となる。それは,いずれの タイプにせ よ,公 的資本形成 の 大幅な増加 は雇用創 出効果 を引 き起 こすか らである。本モデルでは,労働市 場の需給 を表す変数の 1つである失業率 を連続的に利用で きないため,殺到 率 (東京お よび大阪)指数 を使用 した。そのため失業率の実数や予測値 を把 握す ることはで きないが,殺到率 な らびに賃金指数の変化 によって労働市場 171

(18)

の需給状況 はある程度把握す ることは不可能ではない。

次 に,高橋蔵相が緊縮財政政策を井上準之助前蔵相か ら継承 した ら, 日本 経済のパ フォーマ ンスが どの ように推移 したかを予想する

( Mo de lC‑ 1

C,省 略)0

高橋是清 は

1 9 3 1

1 2

月に大蔵大臣に就任 したので,この時点では

1 9 3 2

年度 予算はほぼ決定 していた。そこで,政府 は

1 9 3 3

年度予算 において公債費 を前 年度の

1 9 6

百万円か ら

7 7 7

百万円に増額 した。その結果,公債お よび借入金の 歳入総額 に占める割合 は

1 9 2 6

年度か ら

3 1

年度 まで平均 して

4 . 1

%

,1 9 3 1

年度 において も

7 . 9%

にす ぎなかったが

,3 2

年度 には

3 2 . 2%,3 3

年度 をピークとし て

3 3 . 6 %,3 6

年度 には景気が回復 した と判断 して

2 5 . 7 %

に減少 させた。 また, 新規発行国債お よび借入金の対歳入純計比率 を見れば

,1 9 3 2

年度の

1 6 . 6 %

ピークとして

,1 9 3 5

年度 には

1 2 . 0 %

まで漸減 させ

,1 9 3 6

年度 に景気 回復する の を確認す る と政府 は直 ちに国債の発行 を激減 させ,同年度 の比率 は

7

.4%

まで低下 した。 この際歳出削減の対象 とな り,帝国議会内で激 しい論戦 とな った項 目は軍事費である。高橋 は国債 を日銀 に引 き受けて もらうため,尭換 銀行条例 を改正 して,保証発行限度額の引 き上げ,制限外発行税の引 き下げ, 制限内発行税の撤廃等の改革 を

1 9 3 2

年 に実施 したが,この ような政策が経済

3

図 高橋財政と緊縮財政 (予測)との比較

%

15

10

5

0

5

1932 1933 1934 1935 1936 1937 1938 1939 1940

〇一経済成長率の実績値 ‑。‑緊縮財政を想定した成長率

172 国際経営論集 No.23 2CX)2

(19)

6) 状況 にかかわ らずベス トであ る と考 えていたので はない。

日露戦争直後 ,高橋 は ヨー ロ ッパ , アメ リカ を歴訪 して, クー ンローブ商 会の シ フ, フラ ンス, ドイ ツ, イギ リスの ワル ブル ク

( Wa r bur g)

, イギ リ

7) ス政府 と交 渉 して,多額 の 日本 国債 を引 き受 けて も らうこ とに成功 した。

しか し

,1 9 3 0

年代 は世界 の経済情勢 か ら国債 を外 資 に依存 して消化 す る こ と は不可能であ った。 国内 において も,民 間経済 に余裕 はない。高橋 は,国内 経済が 回復 す るやい なや,国債 の発行 を押 さえ,国債 の 日銀 引 き受 け分 を民 間で徐 々 に消化 すべ きであ る と考 えていた。 イ ンフ レになれ ば政府 に とって 国債 の実質負担 は低下す るが,その分 国民 の負 担 が増 えるこ とも十分承知 し ていた。 イ ンフ レを抑 制 し,軍事予算 を削減 し,かつ 日本経 済 の景気 を回復 する とい う目標 を同時 に達成す るの に,薄氷 を踏 む思 いで高橋 は制度改革 と

8) 新 しい政策 を実行 したのであ る。

1 )

この ような構造変化 に関す るテーマ を扱 った もの として,野口

[ 1 9 9 5 ]

, および岡崎 ・奥野 (編著)

[ 1 9 9 3 ]

が興味深い。

2) 同時方程式体系 による戦前期モデルの事例 は少な く,石渡 ・尾高,南 ・小 野,塩野谷 ・山淳の各論文 (大川 ・速水 (宿)

[ 1 9 7 3 ]

所収),上野 ・寺西, 時子山,石渡 ・尾高,南 ・小野 (大川 ・南 (編著)

[ 1 9 7 5 ]

所収),上野 ・木 下

[ 1 9 6 5 ]

,上野 (他)

[ 1 9 7 1 ] ,Ke l l ya n dWi l l i a ms o n[ 1 9 7 4 ]

,

Kl e i n[ 1 9 6 1 ]

,

Kl e i na n dSh i n k a i[ 1 9 7 5 ] ,Ue n o[ 1 9 7 2 ] ,Ue n oa n dKi n i s hi t a[ 1 9 6 8 ]

等 を

あげることがで きる。いずれ も方程式

1 7

本程度の小型モデルである。

3 )

大川

[ 1 9 7 4 ]

,大川 ・ロソフスキー

[ 1 9 7 3 ]

を参照 されたい。

4 )

当時の制度改革に関する分析および歴史的評価 については,大蔵省

[ 1 9 5 4 ]

および岡崎 ・奥野

[ 1 9 7 3 ]

が詳 しい。

5 )

尾高 ・石渡

[ 1 9 7 3 ][ 1 9 7 5 ]

,

me i n[ 1 9 6 1 ]

等 を参照 されたい。

6 )

大蔵省

[ 1 9 5 4 ]

第Ⅵ巻他 を参照 されたい。

7 )

高橋

[ 1 9 7 6 ]

を参照 されたい。

1 7 3

(20)

8)

高橋

[ 1 9 9 6

] お よび山崎

テ[ 1 9 9 8

] を参照 されたいO

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Kl e i n

,

L a ndY. Shi n ka il 1 9 6 3

],"

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,"

I n t e r na t i o na lEc o no mi cRe vi e w"Vo l . 4, No.

1

.

174 国際経営論集 No.23 2002

(21)

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,L

. ,[ 1 9 61 ]" AMode lo Ha pane s eEconomi cGr o wt h,1 87 8‑ 1 9 37

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I nt e r na t i o na lEc onomi cRe vi e w,Vo l

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9

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1

.

2 4) Ue no,H.[ 1 9 7 2 ] ," ALon gTe m Mo de lo fEc o no mi cGr o wt ho りa pa n,1 9 0 6 ‑ 1 9 6 8, "I nt e r na t i o na lEc o no mi cRe vi e w, Vo

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. 1 3, No. 3.

戟前期 日本経 済軽量 モ デル と財 政政策 175

(22)

)76No.232002

[付録1]PRW2JMEMODEL2002A

モデル1:PREWFJModel‑C1 シミュレーション1:予測 (1)GNPCOMPONENT(REAL)

20011214日 1300

1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944 1944 1945 1940/19391942/19411944/1943 GNP 20,714.0 22,848.0 22,193.6 22,590.4 22,932.7 23,245.3 23,626.2 23,626.2 24,056.6 ‑2.9 1.5 1.6 CP 13,057.0 13,389.0 13,598.4 13,706.2 13,776.3 13,835.4 13,895.2 13,895.2 13,959.9 1.6 0.5 0.4 CG 3,029.α) 2,529.00 3,377.00 3,377.00 3,377.00 3,377.

0 0

3,377.00 3,377.00 3,377.00 33.5 0 0

ⅠH 208 228 163.5337 161.2838 154.1945 152.0291 148.8142 148̲8142 144.326 ‑28.3 ‑4.4. ‑2.1

ⅠP 2,498.00 3,621.00 3,262.39 3,182.20 3,165.38 3,100.56 3,065.92 3,065.92 3,042.27 ‑9.9 ‑0.5 ‑1.1

ⅠG 2,691.00 2,930.00 3,242.00 3,566.20 3,922.82 4,315.10 4,746.61 4,746.61 5,221.27 10.6 10 10 EX 4,288.00 3,973.00 3,666.69 3,842.86 3,902.22 3,942.00 3,981.77 3,981.77 4,017.94 ‑7.7 1.5 1 M 5,046.00 4,961.00 5,116.49 5,245.32 5,365.21 5,476.80 5,589.04 5,589.04 5,706.15 3.1 2.3 2

GNP 100 100 100 100 100 100 100 100 100 CP 63 58.6 61.3 60.7 60.1 59.5 58.8 58.8 58 CG 14.6 ll.1 15.2 14.9 14.7 14.5 14.3 14.3 14

ⅠH 1 1 0.7 0.7 0.7 0.7 0.6 0.6 0.6

ⅠP 12.1 15.8 14.7 14.1 13.8 13.3 13 13 12.6

ⅠG 13 12.8 14.6 15.8 17.1 18.6 20.1 20.1 21.7 EX 20.7 17.4 16.5 17 17 17 16.9 16.9 16.7

(23)

(2)GNPCOMPONENT(NOMINAL)

1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944 1944 1945 1940/19391942/19411944/1943 GNP.N 26,394.0 36,851.0 34,511.4 35,533.3 35,4343.3 35,397.3 35,555.0 35,555.0 35,880.2 ‑6.3 ‑0.3 0.4 CP.N 16,012.0 20,290.0 21,672.4 21,152.9 20,844.3 20,593.3 20,411.8 20,411.8 20,284.1 6.8 1.5 ‑0.9 CG.N 3,046.00 4,821.00 5,009.01 5,115.52 5,018.21 4,960.57 4,912.98 4,912.98 4,881.35 3.9 1.9 1

ⅠH.N 281 500 299.4528 293.6753 271.7635 262.6672 251.0265 251.0265 238.3013 ‑40.1 7.5 ‑4.4

ⅠP.N 3,666.00 5,867.00 5,346.07 5,334.73 5,159.45 4,964.35 4,825.63 4,825.63 4,719.71 ‑8.9 3.3 ‑2.8

ⅠGNM.N 887 941 1,173.00 1,196.46 1,220.39 1,244.80 1,269.69 1,269.69 1,295.09 24.7 2 2

ⅠGM.N 3,157.00 3,616.00 4,195.00 5,034.00 6,040.80 7,248.96 8,698.75 8,698.75 10,438.5 16 20 20 EX.N 5,283.00 7,192.

0 0

6,521.94 6,998.60 6,805.01 6,679.48 6,546.78 6,546.78 6,424.05 ‑9.3 ‑2.8 ‑ 2

M.N 5,924.00 7,150.00 7,993.05 8,349.52 8,251.51 8,234.58 8,207.77 8,207.77 8,199.57 ll.8 1.2 ‑0.3

GNP.N 100 100 100 100 loo 100 100 100 100 CP.N 60.7 55.1 62.8 59.5 58.8 58.2 57.4 57ー4 56.5 CG.N ll.5 13.1 14.5 14.4 14.2 14 13.8 13.8 13.6

ⅠH.N 1.1 1.4 0.9 0.8 0.8 0.7 0.7 0.7 0.7

ⅠP.N 13.9 15.9 15.5 15 14.6 14 13.6 13.6 13.2

ⅠGNM.N 3.4 2.6 3.4 3.4 3.4 3.5 3.6 3.6 3.6

ⅠGM.N 12 9.8 12.2 14.2 17 20.5 24.5 24.5 29.1 EX.N 20 19.5 18.9 19.7 19.2 18.9 18.4 18.4 17.9 M.N 22.4 19.4 23.2 23.5 23.3 23.3 23.1 23.1 22.9

E]巾jle)Vt177

(24)

)78市場部淋No.23

2宕

2

(3)NATIONALINCOME

1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944 1944 1945 1940/19391942/19411944/1943 NNP.N 24,601.0 35,848.0 32,028.7 31,760.8 31,075.0 30,476.7 30,017.1 30,017.1 29,649.1 ‑10.7 ‑2.2 ‑1.5 YDP 19,309.0 26,247.0 30,129.3 29,905.2 29,335.5 28,874.6 28,569.1 28,569.1 28,378.9 14.8 ‑1.9 ‑1.1 CP,N 16,012.0 20,290.0 21,672.4 21,152.9 20,844.3 20,593.3 20,411.8 20,411.8 20,284.1 6.8 ‑ 1.5 ‑0.9 SRESⅠD 5,565.40 10,163.7 8,457.02 8,733.80 8,483.84 8,275.19 8,150.34 8,150.34 8,088.67 ‑16.8 ‑2.9 ‑1.5 TⅠ 1,819.00 2,710.00 2,371.48 2,427.66 2,422.21 2,420.18 2,428.85 2.428.85 2,446.73 ‑12.5 ‑0.2 0.4

(4)PRICECOMPONENT

1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944 1944 1945 1940/19391942/19411944/1943 P 127.42 161.29 155.3887 156.7175 154.1223 151.9088 150.1194 150.1194 148.7553 ‑3.7 ‑1.7 ‑1.2 CPⅠ 120.94 165.0012 174.3696 168.3387 164.7201 161.778 159.4507 159.4507 157.5415 5.7 ‑2.1 ‑1.4

ⅠPⅠ 141.4 175.7 161.0709 164.0331 158.6435 155.197 151.6942 151.6942 148.5329 ‑8.3 3.3 ‑2.3 PC 122.63 151.54 159.3741 154.3309 151.3049 148.8447 146.8986 146.8986 145.302 5.2 ‑2 ‑1.3 PⅠH 135.1 219.3 183.1138 182.086 176.2472 172.7743 168.6845 168.6845 165.1133 ‑16.5 ‑3.2 ‑2.4 PⅠP 146.76 162.03 163.8696 167.6426 162.9962 160.1116 157.3958 157.3958 155.1377 1.1 ‑2.8 ‑1.7 PCG 100.56 142.76 148.3272 151.4812 148.5996 146.8929 145.4834 145.4834 144.547 3.9 ‑1.9 ‑ 1

(25)

(5)PRODUCTIONCOMPONENT

1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944 1944 1945 1940/19391942/19411944/1943 GNPP 20,166.9 21,195.2 22,059.2 9,972.12 10,118.4 10,257.7 10,387.1 10,387.1 10,510.3 4.1 1.5 1.3 ROMA 102.72 107.7981 100.6091 226.536 226.6441 226.6134 227.4572 227.4572 228.8848 ‑6.7 0 0.4 WⅠ 118.9 141.3 127.0178 106.5431 283.6363 285.3235 285.6539 285.6539 287.5296 ‑10.1 166.2 0.1 L 32,290.0 32,996.0 33,322.6 33,651.5 33,985.8 34,324.4 34,668.1 34,668.1 35,017.4 1 1 1 WBW 117.5 139.3 149.1751 152.3658 149.426 147.6848 146.241 146.241 145.2754 7.1 1.9 1

(6)MONETARYCOMPONENT

E]jl.)i,t179

1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944 1944 1945 1940/19391942/19411944/1943 M2 20,476,04433,400,89830,223,00830,769,56031,114,71031,193,78631,459,57631,459,57631,884,334 ‑9.5 1.1 0.9

ⅠNT 6.35 5.95 6.28566 6.39115 6.38986 6.35074 6.29055 6.29055 6.21874 5.6 0 ‑0.9

ⅠNTOR 3.29 3.29 3.41995 3.30992 3.21376 3.12253 3.01926 3.01926 2.91133 3.9 ‑2.9 ‑3.3

(7)OTHERVARIABLES

1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944 1944 1945 1940/19391942/19411944/1943 GBⅠ 6,703.00 8,217.00 9,175.00 8.257.50 7,431.75 6,688.58 6,019.72 6,019.72 5,417.75 ll.7 ‑10 ‑10 TST 104.94 125.73 100 100 100 100 100 100 100 ‑20.5 0 0

(26)

180常時No.232

00 2

[付 録2]PRW2JMEMODEL2002A

軍事費増加率7% (対前年比),非軍事 費大幅増加

モデル3:PREWJMode1‑Clbシミュレーション1:ConstantRateofIGM.N (1)GNPCOMPONENT(REAL)

200112月11日 2046

1931 1932 1933 1934 1935 1936 1937 1938 1939 1940 1933/1932 1935/1934 1937/1936 1939/1938 GNP 13,941.0 16,636.3 17,157.1 17,058.1 17,402.4 17,600.4 18,541.0 20,008.4 19,646.1 20,944.8 3.1 2 5.3 1.8 CP ll,247.0 ll,686.7 12,006.8 12,217.8 12,369.8 12,492.3 12,637.7 12,835.5 12,989.5 13,167.9 2.7 1.2 1.2 1.2 CG 1,843.00 1,982.00 2,175.00 2,062.00 2,108.00 2,135.00 2.442.00 3,029.00 2,529.00 3,379.00 9.7 2.2 14.4 ‑16.5

ⅠH 244 191.3663 189.6173182.7903169.4053 145.3783 116.8516 53.6961 19.3863 ‑24.579 ‑0.9 ‑7.3 ‑19.6 ‑63.9

ⅠP 918 1,238.57 1,431.17 1,540.21 1,775.29 1,982.85 2,154.86 2,262.51 2,326.23 2,415.50 15.6 15.3 8.7 2.8

ⅠG 1,049.00 1,296.00 1,317.00 1,281.00 1,366.00 1,410.00 1,878.00 2,691.00 2,930.00 3,242.00 1.6 6.6 33.2 8.9 EX 2,240.00 3,929.06 3,844.86 3,654.32 3,575.97 3,471.76 3,485.64 3,539.21 3,382.36 3,500.98 ‑2.1 ‑2.1 0.4 ‑4.4 M 3,586.00 3,687.35 3,807.38 3,880.00 3,962.13 4,036.86 4,174.05 4,402.51 4,530.37 4,736.06 3.3 2.1 3.4 2.9

GNP 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 CP 80.7 70.2 70 71.6 71.1 71 68.2 64.2 66.1 62.9 CG 13.2 ll.9 12.7 12.1 12.1 12.1 13.2 15.1 12.9 16.1

ⅠH 1.8 1.2 1.1 1.1 1 0.8 0.6 0.3 0.1 ‑0.1

ⅠP 6.6 7.4 8.3 9 10.2 ll.3 ll.6 ll.3 ll.8 ll.5

ⅠG 7.5 7.8 7.7 7.5 7.8 8 10.1 13.4 14.9 15.5 EX 16.1 23.6 22.4 21.4 20.5 19.7 18.8 17.7 17.2 16.7 M 25.7 22.2 22.2 22.7 22.8 22.9 22.5 22 23.1 22.6

(27)

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戦前期済軽政策181

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