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地 域生 活拠 点の変容・利用・再編に関する研究

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Academic year: 2021

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     博士 (工 学) 中鉢 令兒      学位 論文 題名

地 域生 活拠 点の変容・利用・再編に関する研究

―住区計画をもつ札幌を事例として一

学位論文内容の要旨

本論は、成熟社会の到達目標のーつ、「生活の質」を形成する箇所として重要な、地域生活拠点 の再編計画に関する研究である。特に地域生活拠点としての利用実態、住民意向を把握し、再編 目標とその形成手法を明らかにする事を目的としている。

序論は、「生活拠点の背景と問題点」「成熟社会における地域生活拠点再編の意義」「再編研究の 方法」「既成市街地研究における本研究の位置づけ」「論文の構成」を示し、本論の全体像を示し た。

「地域生活拠点の背景と問題点」では第ーに、生活圏を重視する都市形成歴史的背景、第二に生 活の質を高める場所として地域生活拠点が注目されている点、第三地域に生活拠点の再編手法が 明確でない点について述べた。都市の多くは、都心、地域中心、地区中心と商業施設など、都市 施設の集積度の異なった拠点が存在しているが、本論は、「生活の質」を形成する重要な箇所とし て、既成市街地に見られる地域生活拠点をあげ、その再編計画を明らかにすることを目的とした。

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章「地 域生活 拠点と 調査概要 」では 、生活 の中心 として 利用さ れてい る「地域生活拠点の 調 査 対象 地区の選 定」や 「対象 地区の 概要」 「成熟 社会に おける 地域生活 圏の実 態把握 と再 編 課 題」 「再編に おける 住民の 意識と 属性に よる差 異に関 する調 査」等、 本論の 具体的 流れ の 要 とな る調査の 概要に ついて 述べた 。「調 査対象 地区の 選定」 では、中 心部分 に都市 施設 の 集積等 が見ら れる都市 交通の 結節点 であり 、周辺特性は居住環境が中心要素である、麻生、

栄町、月寒中央とした点を示した。

第2章「歩行圏と生活空間」では、成熟社会の環境をふまえ「生活の質」を向上させる基本的活動 形 態 とし て歩行活 動を位 置づけ 、地域 生活拠 点の「 先駆的 具体像 」につい て明ら かにし た。

まず、「成熟社会と都市生活」にふれ、ガボールの成熟社会の定義「成熟社会とは、人口および物 質的消費の成長はあきらめても、生活の質を成長させることを諦めない世界」を示した。「高齢者と 歩行圏」では、生活圏で高齢者の活動が思うようにならなぃことによって生じる、生活に対する精神 的充足感を欠く原因を生んでいる点を示唆した。また高齢者の活動調査を通じて、身体的障害よル コミュニティの欠如による障害が活動範囲を狭めている点を示した。歩行圏の実態分析として、2ケ 所の形成過程の異なる居住地区の歩行圏特性について、疾病高齢者の視点から考察を加えた`。こ こでは、歩行圏の問題として、幹線道路による歩行圏の分断縮小に配慮した配置計画が挙げられ、

歩 行能カの低下による、帯状に生じる歩行圏外に存在する施設が見られ、歩行圏単位の配慮を指 摘した。。

第3章「パートナ―シップと生活者の視点」では、生活拠点に関わる利用者についてのパー卜ナー シップと利用者の視点にっいてのべた。「参加形態と関わり方jでは、パートナーシップと計画段階

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に つ い て 、 サ ッ チ メ ン の 構 想 計 画 段 階 の 「 プ 口 グ ラ ム ベ ー ス 」 と 実 施 計 画 段 階 の 「 プ ロ ジ ェ ク ト ベ ー ス 」 に よ っ て 、 参 加 区 分 の 枠 組 み を 示 し た 。 「 利 用 者 の 視 点 」 で は 、 生 活 の 場 に お け る 住 民 参 加 は 、 従 来 陥 り や す い 機 能 主 義 的 側 面 で は な く 、 「 生 活 」 を 基 盤 と し た ア ク テ ィ ビ テ ィ に に 立 脚 す る こ と が 、 重 要 で あ る 点 を 指 摘 し た 。 こ う し た ア ク テ ィ ビ テ ィ に 関 し て 広 義 的 意 味 と し て の 「 活 気 」、 アク テ ィビ テ イ の 類 型 と し て 、 「 必 要 行 動 」 「 任 意 行 動 」 を 挙 げ た 。 ま た 類 型 の2夕 イ プ の 合 成 と し て 「 社 会 活 動 」 を あ げ 、 こ の3タ イ プ 混 成 が 空 間 的 豊 か さ を 生 む 点 を 指 摘 し た 。

第 、4章 「 再 編 意 向 と 住 民 属 性 」 で は 、 地 域 の あ り 方 に 対 し 住 民 の 意 向 を 把 握 す る 住 民 意 向 調 査 を 分 析 す る こ と に よ っ て 、 意 向 特 性 と 属 性 特 性 を 明 ら か に し た 。 特 に 生 活 拠 点 再 編 プ ロ グ ラ ム で 住 民 意 向 の 枠 組 み を 明 確 に す る た め に 、 「 地 域 像 」、 「 参加 意 識」 、 「コ ミュ ニ ティ 」 と、 「 性別 」、 「 居住 地 区 」 、 「 世 代 別 」 の 違 い に よ る 相 互 関 係 を 明 ら か に し た 。 「 望 ま し い ま ち の 姿 」 や 「 将 来像 」な ど 地域 の イ メ ー ジ で は 、 「 性 別 」 「 居 住 地 区 の 違 い 」 に よ る 差 異 は な く 、 「 世 代 」 の 違 い で 差 異 が見 られ た 。こ の イ メ ー ジ の 差 は 、 地 域 が 兼 ね 備 え る 利 便 性 や 楽 し さ な ど 「 都 市 性 」 と 、 静 か さ ・ 安 全r生 な ど 「 快 適 性 」 の 異 な っ た 質 を 求 め る 差 に よ っ て 生 じ て い る 点 を 示 し た 。 ま た 、 生 活 環 境 再 編 課 題 は 、 ハ ー ド 面 よ ル ソ フ 卜 面 で 世 代 意 識 差 が 大 き く 、 ソ フ 卜 面 で の コ ン セ ン サ ス の 確 立 が 重 要 で あ る 点 を 示 し た 。 第5章 「 地 域 生 活 拠 点 の 変 容 過 程 」 で ; ま 、 都 心 と 居 住 地 の 中 間 に 位 置 す る 地 域 生 活 拠 点 は 、 交 通 シ ス テ ム の 高 度 化 に よ っ て 、 そ の 役 割 が 変 容 す る と 考 え ら れ る 。 こ う し た 役 割 の 変 容 を 、 空 間 の 用 途 変 容 か ら 捉 え た 。 地 域 生 活 拠 点 の 特 性 と し て 、 生 活 拠 点 ご と の 用 途 別 面 積 構 成 比 に は 差 異 が 存 在 す る 。 し か し 、 成 熟 過 程 で の 住 居 系 か ら 商 業 系 へ の 用 途 変 更 の 顕 在 化fま 見 ら れ な い 。 次 に 拠 点 特Jtfと し て は 、 @ 「 居 住 性 」 が 挙 げ ら れ 、 集 合 住 宅 の 増 加 に よ る 延 ベ 床 面 積 の 増 加 と 居 住 者 の 増 加 が み ら れ る 。 ◎ 「 ネ ッ ト ワ ー ク 性 」 で は 、 交 通 の 結 節 点 と し て 重 要 な 位 置 を 占 め 、 商 業 系 空 間 の 凝 縮 が 進 み 、 都 心 、 居 住 地 周 辺 施 設 と の 使 い 分 け が 見 ら れ た 。 第6章 「 生 活 拠 点 性 と 利 用 形 態 」 で は 、 地 域 生 活 拠 点 の 利 用 実 態 と 、 「 生 活 」 の 視 点 に よ る 地 区 再 編 の 方 向 性 を 、 デ ー タ を 基 に 分 析 ・ 考 察 を し た 。 概 ね 以 上 の 結 果 か ら 、 以 下 の 点 が ま と め ら れ る 。

「 地 域 生 活 拠 点 内 利 用 実 態 」 で は 、 複 合 利 用 の 核 的 な 施 設 と し て 、 商 業 施 設 と 福 祉 施 設 が 挙 げ ら れ 、 、2〜4時 間 ま で の 滞 留 時 間 が50% 程 度 を 占 め て い る 点 を 、 「 広 域 利 用 圏 居 住 者 の 利 用 実 態 」 で は 、 利 用 因 子 と し て 生 活 の 豊 か さ と 多 様 性 を も と め る 場 と し て 位 置 づ け ら れ て い る 点 を 明 ら か に し た 。 「 利 用 者 空 間 評 価 と ク ラ ス タ ー 再 編 項 目 」 で は 、 生 活 拠 点 の 重 要 性 は 生 活 施 設 の 集 積 と 、 賑 わ い が 指 摘 さ れ 、 改 善 点 で は 、 公 共 的 ・ 公 共 性 の 強 い オ ー プ ン 化 さ れ た 箇 所 の 休 息 空 間 の 設 置 や 、 誰 で も 使 え る 空 間 へ 改 善 が 求 め ら れ て い る 。 「 地 域 生 活 拠 点 の 変 容 と 利 用 形 態 」 で は 、 重 要 度 、 満 足 度 の 分 析 に よ っ て 、 賑 わ い の 生 ま れ る 施 設 の 適 性 配 備 が 、 単 に 都 市 施 設 の 集 積 よ り 重 要 で あ る 点 が 明 確 に な っ た 。 ま た 、 地 域 生 活 拠 点 は 形 成 過 程 の 違 い に 関 わ ら ず 、 と も に 「 地 域 コ ミ ュ ニ テ ィ 」 が 第 一 の 利 用 因 子 で あ る 。 第2因 子 で は 、 成 熟 が 進 ん だ 箇 所 で は 「 日 常 生 活 の 利 便 性 」 因 子 が あ げ ら れ 、 よ り 生 活 拠 点 的 傾 向 を 示 し て い る 。 地 域 生 活 拠 点 の 利 用 圏 、 形 成 過 程 に よ る 重 要 度 の 比 較 で は 、 成 熟 度 に 関 わ り な く 、 徒 歩 圏 ( 徒 歩 ) で は 、 ゆ と り あ る 空 間 性 が 挙 げ ら れ て い る 。 広 域 利 用

( 車 両 ア ク セ ス ) で は 、 未 成 熟 の 「 商 業 集 積 因 子 」 と 成 熟 し た 「 地 域 活 動 因 子 」 が 挙 げ られ 差異 が ある 。 以 上 の 点 か ら 、 「 住 民 の 個 々 の 多 様 な 生 活 を 豊 か に す る 生 活 拠 点 」 と い っ た 点 を 踏 ま え 、 満 足 度 と 重 要 度 に よ る ニ ー ズ 把 握 は 、 地 域 生 活 拠 点 の 再 編 に 重 要 な 点 と 指 摘 さ れ る 。

第7章 「 再 編 プ ロ グ ラ ム と 主 体 領 域 」 で は 、 再 編 項 目 に 対 す る 「 公 共 」 「 民 間 」 「 住 民 」 の 役 割 分 担 の 明 確 化 と 相 互 関 係 が 重 要 で 、 前 半 に 「 ま ち づ く り 」 で 重 要 な 「 世 代 」 に 配 慮 し た 。 こ こ で は 単 に 世 代 比 較 を と ら ず 、 「 多 く の 年 齢 層 に 渡 り 継 続 的 に 住 む 」 と い っ た 居 住 継 続 陸 の 比 較 調 査 を も と に 、 再 編 項 目 の 群 化 と 階 層 化 を 計 っ た 。 後 半 で は 、 こ う し た 階 層 化 と 群 化 さ れ た 項 目 に つ い て の 主 体 者 を 、 住 民 側 か ら 分 析 を し た 再 編 モ デ ル を 示 し た 。 再 編 項 目 の 顕 在 化 特 性 に つ い て 、 重 要 度 と 満 足 度 の 差 を 顕 在 化 と 考 え ク ラ ス タ ー 分 析 に よ っ て 、 群 化 と 階 層 化 を し た 。 定 住 者 で は 、 「 生 活 基 盤 整 備 」 、 「 弱 者 に 配 慮 し た 豊 か な 空 間 」 、 「 ア ク セ ス 環 境 」 、 未 定 住 者 で ; ま 、 「 街 の 質 」 、 「 公 共 空間 の細 部 にわ た る 配 慮 」 、 「 ア ク セ ス の 利 便 性 」 が 項 目 群 と し て 示 さ れ た 。 編 主 体 と 居 住 継 続 性 に つ い て は 、 指 摘 率 と

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数量 化 皿類 で分 析した。特に再編項目と再 編主体にっいての数量化m類 の分析では、「公共主 体」と地域・ネットワーク環境項目が接近し、「民間主体」と施設周辺の空間項目、「住民主体」の町 並み形成項目が近接し、再編主体とその項目を指摘した。最後に「再編総合プ口グラム」として、こ れまで明らかになった点に配慮し、具体的空間像を明らかにする方法の提案を目的とした。ここで は再編項目群を示す「デザインガイドライン」と項目の空間のディテールを示す「アクティビティコー ド」によって説明した。今後の課題として、デザインガイドラインの各地域生活拠点を意識した「型」

づ く り と 、 具 体 例 に よ る ア ク テ ィ ビ テ ィ コ ー ドの 実 証的 研究 が課 題 とし て挙 げら れる 。

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学位論文審査の要旨 主査   教授

副査   教授 副査   教授 副査   教授

小 林 越 澤 鏡 味 加 賀 屋

英 嗣

    

明 洋 史 誠 一

     学位論文題名

地域生活拠点の変容..利用・再編に関する研究

一住区計画をもつ札幌を事例として一

来 るべき社会の到達目標のーっ に、都市における環境と生活の質を向上させ、その豊かさを持続 しうる、いわゆる成熟社会を形成することがある。また住民参加による公と民とのパートナーシップに よ り、成熟社会への移行の実現 化を図ることの重要性は、20世紀末の今日、ほぼ共通の理解とな っ てきている。本研究は、近代化の過程としての都市成長期において、近隣住区概念にもとづく住 区 整備基本計画と都市的生活拠 点の配置によって、急速な 都市成長と市街化に計画的な 対応し て きた札幌市街地を事例としながら、これからの成熟社会における都市的な活動と生活め質を支え る 中心としての地域生活拠点の目標像と、その計画プログラムについて論じたものであり、その概 要は以下のとおりである。

序 論では、生活圏を重視した都 市形成を振り返りながら、本論文の背景・目的ならびに今日的な 位 置 づ け 、 お よ び 内 容 ・ 構 成 に つ い て ま と め て お り 、 本 論 文 の 全 体 像 を 示 し た 。 第

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章 では 、 特に 札幌 市における地域 生活拠点の形成の経緯とそ の諸特徴を、市街化の歴史、

立 地位置や周辺居住環境などから総合的に比較整理し、調査対象とした麻生、栄町、月寒中央、3 地 区の地域生活拠点としての特性と課題、さらに、本論を支える3地区における実態調査の視点・

方法・内容にっいて詳細に述べた。

2

章では、人口と物質的消費 の成長に変わって、都市環境 や生活の質を成長・向上させること が目標となるべき、来るべき成熟社会をふまえ、 生活の質 を支え、かつ向上させる基本的な行動 様 態として、歩行行動とそれにともなう生活活動を位置づけ、地域生活拠点の役割と広がりについ て 論考した。高齢者の行動・活 動調査を通じて、日常生活圏における高齢者の行動と活動の障害 と 阻害が日常的な都市生活にお いて精神的な充足感を欠く主要因であること、ならびに身体的障 害によるコミュニティの欠如と阻害が活動内容と範囲を狭めていることを明らかにした、成熟社会に お け る歩 行圏 単位 での 行 動と 活動 を保 障す る こと の必 要性 と 計画 性の 重要 性を 指 摘し た。

3

章 では 、 地域 生活 拠点を利用する 都市的な生活者の視点の役 割と意味、ならびに地域生活 拠 点の再編時におけるパートナ ーシップの位置づけと内容について述べ、◎住民参加にもとづく

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パ ー ト ナ ー シ ッ プ は 、 街 路 や 公 園 な ど の 都 市 施 設 の 配 置 や 公 共 な ら び に民 間 の 建 築 施設 機 能 や 立 地 に つ い て で はな く 、 地 域 生活 拠 点 に お ける 都 市 的 な 生 活へ の ニ ー ズ を背 景 と す る 住民 や 利 用 者の ア ク テ ィ ビテ ィ ( 行動 や活動 )に立 脚す ること 。◎地 域生活 拠点 におけ る住民 や利用 者のア クテ イビテ ィには 、 必 要行 動‥任 意行動 の2タイ プと、 その合 成による 社会活動 の存在を指摘し、こ れら の3タ イ プの 混 成 に よ って 、 地 域 生 活中 心 の 活 カ と 豊か さ が 発 生 する こ と 。 ◎ 構想 や 計画 段階 におけ る プ ログラ ム 立案で の住民 参加と 、実施 や事 業化を 前提と する段 階で の プロジェクト 管 理での 住民参 加区分 の枠 組みと その内 容が異 なるこ と、 を明ら かにし た。

  

4

章 で は 、 利 用 者 と 住 民 の 意 向 分 析 から 、 地 域 の 将来 像 や 参 加 への 意 向 と 属 性 の構 造 性 に つ いて 記 述 し 、 再編 プ ロ グ ラ ムに 結 び っ く 地 域像 は 世 代 間 に差 異 が あ り、そ の内容 は、地 域が兼 ね備 えるべ き利便 性や楽 しさ などの 都市 性 と、静かさ・安全性など 快適性 であり、多世代の行動と活 動を 支 え る 地 域生 活 拠 点 の 質に は 、 こ の 異 なる

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軸 が併存 するこ との 必要性 と、参 加やコ ミュニ ティ 活動な どのソ フ卜面 での コンセ ンサス を確立 するこ との 重要性 を述べ た。

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章 で は 、 地 域 生 活 拠 点 の 人 口 と 用 途 別 容 積 の 経 年 的 変 容 分 析 か ら 、 地 下 鉄 な ど の 公 共 交 通 と強 く 関 連 し た変 化 を 指 摘 し、 居 住 機 能 の 卓越 化 と 商 業 系機 能 の 凝 縮化が 同時に 進行し ている こと を 明 ら か に し 、 地域 生 活 拠 点 は、 都 心 と 近 隣中 心 の 中 間 に 位置 づ け ら れ た生 活 都 心 と して の 役 割 を担っ ている ことを 指摘 した。

  

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章 では 、 利 用 実 態 調査 に も と づ いて 、 地 域生活 拠点の アク ティビ ティの 特徴は 、@ 地域コ ミュ ニテ ィ 活 動 に 参加 し な がら 、生活 の豊か さと 多様陸 を求め ている こと 、◎商 業施設 と福祉 施設を 核と した 、2〜

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時間 の 複 合 的 な行 動 と 活 動 であ る こ と 、 を明 ら か に し なが ら、さ らに今 後の 成熟社 会に 対応 し う る 地 域生 活 拠 点 と して の 再 編 の 方 向性 は 、 ◎ 生 活関 連 施 設 が集積 し、賑 わいが あるこ と、

@誰 で も 使 え る、 公 共 性 の 高い 小 さ な オ ー プン ス ペ ー ス や休 息 空 間 の設置 、◎賑 わい. の生ま れる 生 活 施 設 の 適 性 配 置 が 都 市 施 設 の 集 積 よ り 重 要 で あ る こ と 、 な ど で あ る こ と を 示 し た 。 第

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章 で は 、 計 画 の 立 案 や 実 現 化 に お い て 、 計 画 の 各 段 階 に 存 在 す る 主 体 の 位 置 づ け と 関 わ り が重 要 で あ る こと を 基 本 に 据え 、 段 階 に 対 応し た 公 共 ・ 民間 ・ 住 民 の役割 分担の 明確化 と相互 関係 に っ い て の 論 考 と提 案 を 行 っ た。 再 編 時 の 役割 を 、 住 民 を 中心 と し た 身 近な 環 境 管 理 、民 間 企 業 を中 心 と し た 施設 と 周 辺環 境の再 整備、 公共 主体の 歩行環 境整備 や歩 行空間 ネット ワーク 形成と し、

プログ ラム( 構想) 段階 におけ る 空 間の方向性と枠組み と、プロジェクト(事業計画)段階における 行 動 と 活 動 の 内 容 と 場 所 確 保 の 明 確 化 と の 構 造 化 に よ る 参 加 モ デ ル を 提 案 し た 。 第8章 で は 、 本研 究 で 得 ら れた 結 諭 を ま とめ 、 今 後 の 課 題と 展 望 に つ いて 述 べ た 。 すな わ ち、 これ ま で の 成 長 都 市 を成 熟 都 市 へ 移行 さ せ て ゆ くこ と の 必 要 性 と、 地 域 生 活 拠点 の 再 編 計 画の 意 味 と その 方 向 性 、 さら に そ の 再 編計 画 プ ロ グ ラ ムの 枠 組 み を 提示 し た う えで、 今後の 課題を 記し、 展開 すべき 研究の 方向性 を示 した。

こ れ を要 するに 、著者 は、 これま での成 長を背 景とし た都 市構造 と地域 生活を 生 活の質 と 活動 環 境 の 質 の 向 上 と いう

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軸 か ら 捉え 直 し 、 さ らに 成 熟 社 会 にお け る 都 市生 活拠 点の方 向性と 再編 プ ロ グ ラム を 示 し た もの で あ り 、 都市 計 画 学 、 地区 計 画 学 に 貢 献す る と こ ろ 大な る も の が ある 。 よ っ て 筆 者 は 、 北 海 道 大 学 博 士 ( 工 学 ) の 学 位 を 授 与 さ れ る 資 格 あ る も の と 認 め る 。

    

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