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1.世界の宇宙産業売上高推移 世界の宇宙産業売上高推移に関しては、米 国のスペース財団(Space Foundation)が発行 している「Space Report」に報告されている。 Space Reportで報告されている世界の宇宙産 業売上高は、商業宇宙活動と政府の宇宙支出 で構成されている。商業宇宙活動の売上高は 「商業宇宙製品およびサービス」と「商用イ ンフラストラクチャーおよび関連産業」の2 部門、政府の宇宙支出は「米国政府宇宙予算」 と「非米国政府宇宙予算」の2部門となって おり、これらの4部門で世界の宇宙産業売上 高は構成されている。 図1に、Space Reportで報告されている2008 年から2013年における世界の宇宙産業売上高 推移を示す。2013年における世界の宇宙産業 売上高は3,141億7,000万ドルで、2012年の3,022 億2,000万ドルと比べて4.0%増加したが2009 ∼2013年の年平均増加率4.9%をわずかに下 回った。 2013年の商業宇宙活動による売上高は、世 界の宇宙産業売上高の約四分の三を占めた。 情報通信、地球観測(EO)、測位、航行支援、 時刻同期サービスを含む「商業宇宙製品およ びサービス」部門は、世界の宇宙産業売上高 への最大の貢献部門となっている。「商業宇 宙製品およびサービス」部門は、2012年の1,145 億5,000万ドルから2013年の1,225億8,000万ド ルまで7.0%増加した。その間に、宇宙船、宇 宙ステーションおよび地上設備、打上げサー ビス、研究開発、保険を含む「商用インフラ ストラクチャーおよび関連産業」部門は、 2013年において4部門中で最も高い増加率を 示した。「商用インフラストラクチャーおよ び関連産業」部門の売上高は、2012年の1,123 億ドルから4.6%増加し、2013年は1,174億9,000 万ドルであった。この伸びは主に、全地球型 衛星航法システム(GNSS)レシーバーの販 売によるものである。 2013年における世界の政府宇宙支出は1.7%

世界の宇宙産業動向

図1 世界の宇宙産業売上高推移(出典:資料*1) 2,478.2 2,586.5 2,904.4 3,022.2 3,141.7 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 2008 2009 2010 2011 2012 2013 売上高 (億ドル) (年) 2,748.3

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減少して741億ドルとなった。世界の宇宙産 業売上高に占める政府宇宙支出の割合は2012 年の26%からわずかに減少し、2013年に24% となった。 米国政府は2012年に支出した455億6,000万 ドルから9.4%減少して、2013年は防衛および 民事を目的とした宇宙の取組に対し412億 6,000万ドルを支出した。これは主に軍事宇宙 予算を削減したことによる。2013年の米国を 除く国の政府宇宙投資は10.1%増大して328億 4,000万ドルとなった。 2.商業市場における衛星産業の動向 (1)衛星産業の概要 世界の衛星産業売上高推移に関しては、米 国 の 衛 星 産 業 協 会(SIA:Satellite Industry Association)がレポートしている。SIAの委託

でThe Tauri Groupが調査/研究を行っている。 SIAレポートでは衛星産業の市場を①衛星 を使った通信/放送等のサービスを提供する 衛星サービス、②衛星製造、③打上げロケッ ト製造および打上げサービスからなる打上げ 産業、④地球局、衛星通信/管制/電話設備、 衛星携帯電話端末/GPS端末からなる地上機 器の4分野に分類している。 ②の衛星製造売上高は、大学で製造された 衛星を除外しているが、民間企業によって製 造された民生向けや政府向け衛星を含んでい る。③の打上げ産業売上高は、民間企業や政 府が実施するのペイロード打上げサービスを 含んでいるがISSミッションなどの打上げは 含まない。 図2に、2008年から2013年までの民生分野 における、世界の衛星産業総売上高と分野別 衛星サービス 衛星製造 打上産業 地上機器 総売上高 売上高 (億ドル) (年) 図2 世界の衛星産業総売上高と分野別内訳[2008年~2013年](出典:資料*2)

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表1 世界の衛星サービス分野における総売上高の内訳[2008~2013年](出典:資料*2)  (億ドル) 年 2008 2009 2010 2011 2012 2013 年増加率 16% 10% 7% 9% 5% 5% 総売上高 841 928 992 1,078 1,135 1,186 一般消費者向サービス 681 753 809 886 933 981  衛星テレビ放送(DBS/DTH) 649 718 769 844 884 926  衛星ラジオ放送(DARS) 24 25 28 30 34 38  衛星ブロードバンド 8 10 12 12 15 17 固定衛星通信サービス 130 144 150 157 164 164  中継器リース 102 110 111 114 118 118  ネットワークサービス 28 34 39 43 46 46 移動体通信サービス 22 22 23 24 25 26  音声 9 7 7 7 7 8  データ 13 15 16 17 18 18 リモートセンシング 7 10 10 11 13 15 注:中継器リースにはDTH衛星テレビプラットフォーム向け容量を含む。   ネットワークサービスにはVSATネットワークを含む。 内訳を示す。2013年の衛星産業総売上高は、 2012年から3%増加して1,952億ドルとなった。 これは世界の経済成長率2.4%を上回り、また 世界の宇宙産業売上高3,200億ドルに対し61% を占めている。4分野の売上高(シェア)は、 衛星サービスが1,186億ドル (61%)、衛星製 造が157億ドル (8%)、打上げ産業が54億ドル (3%)、地上機器が560億ドル (29%)である。 売上高は打上げ産業のみ若干減少したが、他 の3分野は前年2012年よりも増加した。 (2)衛星産業の分野別動向 ①衛星サービス分野  表1に世界の衛星サービス分野における 総売上高の内訳を示す。2013年の総売上高 は1,186億ドルで、移動体通信を除いた全セ グメントの売上高が増加している。2012年 の衛星サービス分野の増加率は5%で前年 と同等であるが、2008年からの増加率は依 然として減少傾向にある。  衛星テレビ、ラジオ、ブロードバンドで構 成される一般消費者向けサービスセグメン トは、衛星サービス分野の総売上高に最も 貢献した。衛星テレビ放送(DBS/DTH)の売 上高は、衛星サービス分野総売上高の78% を占め、一般消費者向けサービスセグメン ト売上高の94%を占めている。衛星有料テ レビ放送の加入者は新興市場を中心に増加 を続け、全世界で2億人を超えた。新規加入 者の大部分はインドおよびロシアの加入者 が占めている。衛星テレビ放送(DBS/DTH) の売上高の42%は米国に起因している。  高精細度テレビジョン(HDTV)とケー ブル配信チャンネル数の増加は、衛星有料 テレビ放送の収益を牽引し続けた。HDTV は、中継器契約の売上高と消費者向衛星テ レビの売上高を増やすことによって、小売 および卸売サービスの売上高に貢献してい る。HDTVはまた、地上設備の購入を牽引 している。欧州とアジアにおける伸びが継 続していることから、米州で提供される HDTVチャンネルのシェアは2012年の約

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60%から2013年は約59%へと、わずかに減 少した。  衛星ラジオ放送(DARS)の売上高は、 2013年に12%増加した。衛星ラジオ放送の 加入者は、米国の顧客を中心に2013年に6% 増加して約2,550万人となった。衛星ブロー ドバンドの売上高は、2012年の15億ドルか ら2013年は17億ドルへと増加した。衛星ブ ロードバンドサービス加入者は、主に米国 で2013年に20%増加して120万人以上と なった。加入者の増加は衛星ブロードバン ドサービスが品質向上によってさらに競争 力をつけたことによる。  固定衛星通信サービスの売上高は横ばい である。中継器リース売上高、ネットワー クサービス売上高ともに横ばいである。  移動体通信サービスの売上高は6%増加 した。移動体衛星サービスの音声売り上げ は2012年の横ばいから2013年は11%の増加 に転じ、データ売上高は2012年と同様に 2013年は5%増加した。  リモートセンシングの売上高は、リモー トセンシング会社の米国政府への売上が 牽引役となり成長を続け16%増加した。ま た 2013 年 に は 新 規 参 入 の 会 社(Skybox Imaging社やPlanet Labs等)が資本を調達し て、テスト衛星を打上げた。 ②衛星製造分野  SIAの報告において衛星製造分野の売上 高は、衛星が打上げられた年に集計される。 図3に衛星製造分野の売上高推移を示す。 2013年の衛星製造分野の売上高は、2012年 から8%増加して157億ドルとなった。売上 高は増加し、衛星の打上げ数も2012年の81 機と比べ2013年は107機と大幅に増加した。 研究開発衛星の大部分をCubesatが占めてい るが売上高としては1%以下である。米国 の衛星製造分野の売上高は33%増加した。 米国企業は、2013年に打上げた衛星の27% を製造し、世界の衛星製造分野売上高の68 %を獲得した。米国の衛星製造分野売上高 の75%は米国政府の支出である。  ③打上げ産業分野  SIAの報告において打上げ産業分野の売 上高は、打上げが行われた年に集計される。 図4に打上げ産業分野の売上高推移を示す。 米国 その他 売上高 (億ドル) (年) 総売上高 図3 衛星製造分野の売上高推移[2008年~2013年](出典:資料*2)

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衛星打上げ産業の売上高は2012年には21% 増加したが、2013年は7%減少した。2013 年に打上げられた衛星は62機と2012年の59 機からわずかに増加しているが、高価で大 型のロケット打上げが減ったために売上高 としては減少した。  政府機関が商業衛星打上げ分野の売上高 に占める割合は2012年の64%から2013年は 70%に増加しており、引き続き衛星打上げ売 上高の主要な牽引者であり続けた。米国は 商業打上げの45%と最大のシェアを持って いるが、そのほとんどが米国政府の衛星打 上げであり売上の70%以上を占めている。  ④地上機器分野  地上機器分野の売上高は、衛星サービス 分野に次いで2番目に大きい。図5に地上機 器分野の売上高推移を示す。地上機器分野 米国 その他 総売上高 売上高 (億ドル) (年) 図4 打上げ産業分野の売上高推移[2008年~2013年](出典:資料*2) 民生機器 衛星航法装置 ネットワーク機器 総売上高 売上高 (億ドル) (年) 注:民生機器には、衛星テレビ、ラジオ、ブロードバンド、モバイル機器が含まれる 図5 地上機器分野の売上高推移[2008年~2013年](出典:資料*2)

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は、ネットワーク機器、衛星航法装置、民 生機器(衛星テレビ、ラジオ、ブロードバ ンド、モバイル機器)で構成されている。 SIAの報告においてネットワーク機器には、 ゲートウェイ、ネットワークオペレーショ ンセンター(NOCs)、衛星ニュースギャザ リング(SNG)機器、フライアウェイアンテ ナ、超小型アパーチャターミナル(VSATs) が含まれる。また、民生機器には、衛星テ レビ、ラジオ、ブロードバンド機器、移動 体衛星端末、スタンドアローン衛星ナビ ゲーションデバイスが含まれるが、スマー トフォンなどのデバイスで使用されるチッ プセットは含まれていない。地上機器分野 の売上高は、2013年に1%増加した。ネッ トワーク機器の売上高は2013年に10%減少 した。衛星航法装置は2013年の地上機器全 体の売上高の57%を占めているが、装置が 集計に含まれるスタンドアローンから、含 まれない埋め込みチップセットに移行して いることから、売上高は2012年60%から3% 減少して310億ドルとなった。民生機器の 売上高はすべてのセグメントで増え、売上 高の合計も22%増加した。 3.世界の衛星製造実績 世界の衛星製造実績は、Futron社がSatellite Manufacturing Reportで公表している、衛星の 打上げ実績とその製造企業から毎年集計*1 ることが出来る。 2008年から2013年における6年間の国別衛 星製造数を図6に示す。また、2013年の衛星 製造実績に対する製造企業別シェアを図7に 示す。 (注)上図の棒グラフは表の記載順に従い、左側から米国、ロシア以下の衛星製造数を示している。 図6 国別衛星製造数[2008年~2013年](出典:資料*3) 衛星製造数

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ISS-Reshetnev, 15.8% Other-Asia/ME, 15.8% Thales Alenia, 10.9% Airbus, 7.9% Boeing, 6.9% CAST, 6.9% Other-Russia, 6.9% Other-US, 5.9% ISRO, 5.0% Lockheed Martin, 5.0% SSL, 5.0% Orbital, 3.0% Other-Americas, 3.0% Mitsubishi, 2.0% Other-Europe, 2.0% Ball Aerospace,1.0% IAI, 1.0% 図7 2013年の衛星製造実績に対する製造企業別シェア(出典:資料*3) 2013年の衛星製造実績は世界全体で101機 だったが、これは2012年に比べて2機増加し た。6年間の年平均衛星製造実績は99機であ り、今後も世界全体で90機以上の衛星製造が 見込まれる。 米国の衛星製造数は2012年の28機から2013 年は25機と3機減ったが、順位は1位を保った。 ロシアの衛星製造数は2012年の17機から2013 年は22機と5機増やし、順位を上げて2位と なった。欧州の衛星製造数は2012年の27機か ら2013年は21機と6機減らし、順位を3位に下 げた。中国の衛星製造数は2012年の19機から 2013年に17機と2機減らし、順位を4位に下げ た。日本の衛星製造数は3機増加し、2012年 の1機から2013年は4機となった。 2013年の衛星製造実績に対する製造企業別 シェア1位はロシアの衛星製造会社ISS-レシェ ト ニ ェ フ(Information Satellite Systems - Reshetnev Company)で16機である。同様に2 位 は 欧 州 の エ ア バ ス・グ ル ー プ(Airbus

Group)で8機、3位は同率で国営企業の中国 宇宙技術研究院(CAST:China Academy of Space Technology)と ボ ー イ ン グ 社(The Boeing Company)で、ともに7機となっている。 *1  2013年は特にCubesatと呼ばれる10×10×10㎝を 基本形とする超小型衛星が研究開発のために多数 打上げられているが売上高としては1%以下であ り、また、本稿の趣旨に従い集計から取り除いた。 4.世界のロケット打上げ実績 世界のロケット打上げ実績に関しては、米 国連邦航空局の商業宇宙輸送オフィス(FAA/ AST:The Federal Aviation Administration s Office of Commercial Space Transportation)が Commercial Space Transportation:2013 Year In Reviewを公表している(資料*4参照)。 同レポートに基づく2008年から2013 年にお ける6年間の国別ロケット打上げ実績を図8 に、2013年打上げのロケット別内訳を図9に 示す。 米国、ロシア、欧州、中国、日本、インド、

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米国 ロシア 欧州 中国 日本 インド 韓国 多国籍 イスラエル その他 TOTAL 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 打上 げ 回数 (回) (年) 図8 国別ロケット打上げ回数[2008年~2013年](出典:資料*4) (注)上図の棒グラフは表の記載順に従い、左側から米国、ロシア以下の打上げ回数を示している。 図9 2013年打上げのロケット別内訳(出典:資料*4) 打上げ回数

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韓国および多国籍の打上げプロバイダは、 2013年に合計81回の打上げを行い、そのうち の23回は民生用だった。これは、2012年まで の5年間の平均値合計77回、うち商業打上げ 23回とほぼ一致する。以下各国の2013年にお ける世界の民生用打上げの要約である。 米国では2013年に19回の打上げを行った が、これは2012年に比べて6回多い。19回の 打上げのうちの6回は民生用だったが、これ は2008年以降最も多い回数だった。2012年の 米国での民生用打上げは2回だった。新しい Falcon 9 v1.1、Minotaur V、Antaresの最初の打 上げが2013年に行われた。 ロシアは毎年最も多くの打上げを続けてい る。2013年には32回の打上げを行った。同様 に商業打上げも最も多く12回であった。ロシ アは3基のGlonass衛星を搭載したプロトンM ロケットが発射直後に制御を失い地表に墜落 する失敗が1回、Rockotの上段ロケットである ブリーズKMが衛星と同じ軌道上に残ってし まう失敗が1回あった。2012年には24回の打 上げを行った。2012年のロシアでの民生用打 上げは7回だった。新しいSoyuz 2.1vの最初の 打上げが2013年に行われた。 欧州は2013年に7回の打上げを行い、その うち4回は民生用打上げであった。2012年に は10回の打上げを行い、そのうち6回は民生 用打上げであった。 中国は2013年に15回の打上げを行ったが、 民生用打上げはなかった。2012年には19回の 打上げを行い、そのうち2回は民生用打上げで あった。中国はエンジンの燃焼不足による打 上げ失敗が1回あった。新しい快舟(Kuaizhou) の最初の打上げが2013年に行われた。 多国籍企業Sea LaunchのZenit 3SLは1回の民 生用打上げを行った。Sea Launchは発射直後 に姿勢を崩しエンジン停止により墜落する失 敗が1回あった。2012年には3回の民生用打上 げを行った。 インドと日本は、それぞれ3回の非民生用 打上げを行った。2012年にはどちらも2回の 打上げを行った。日本は新しいイプシロン (Epsilon)の最初の打上げを2013年に行った。 韓国は新しいNaro-1で非民生用打上げを1回 行った。 5.Cubesat Cubesat の 動 向 に 関 し て は 衛 星 産 業 協 会 (SIA:Satellite Industry Association)がケース スタディとしてレポートしている。2013年に は91機のCubesatが打上げられたが、主に研究 開発が目的であり売上高に占める割合が1% 以下であり、規模としてはさほど大きくない。 2013年に商用目的で打上げられたCubesatは8 機である。Cubesatは現在、地球低軌道(LEO) に打上げられているが、静止軌道(GEO)へ の打上げは2015年を目標に開発されている。 2005年以降のCubesat打上げ機数の推移を図10 に示す。 6.まとめ 世界の宇宙産業売上高の61%を占める衛星 産業は、2013年に3%拡大した。2012年の7% よりも低い伸び率であるが、世界の経済成長 率の2.4%を上回っている。以下、世界の宇宙 産業動向についての要約を示す。 ・ 商業宇宙活動と政府の宇宙支出で構成さ れる世界の宇宙産業売上高は、2013年に 4%増加し、成長を続けた。これは世界 の経済成長率の2.4%を上回る。 ・ 衛星産業の売上高は2013年に3%増加し、 世界の宇宙産業売上高の61%を占めた。 ・ 衛星産業を構成する4分野の売上高は、 ①衛星サービス分野で5%増加、②衛星 製造分野で8%増加、③打上げ産業分野 で7%減少、④地上機器分野で1%増加し

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た。2012年に大幅に拡大した打上げ産業 分野ではあるが、欧州とシー・ローンチ 社の打上げ回数が少なかったことから、 2013年度は逆に減少することとなった。 ・ 衛星産業を構成する4分野の売上高シェ アは、①衛星サービス分野が61%、②衛 星製造分野が8%、③打上げ産業分野が 3%、④地上機器分野が29%である。 ・ 2013年における我が国の衛星製造数は 4機、ロケット打上げ回数は3回であり、 各種資料に掲載された国別のデータによ れば、インドとほぼ同数の世界第5位で ある。 参考資料

*1. “The Space Report 2014”, Space Foundation *2. “State of the Satellite Industry Report”, May

2014, SIA/The Tauri Group

*3. “Futron Satellite Manufacturing Report”, January 2014, Futron

*4. “Commercial Space Transportation: 2013 Year in Review”, January 2014, FAA AST 0 20 40 60 80 100 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 打上 げ 機数 図10 Cubesatの年別打上げ数推移(出典:資料*3) 〔(一社)日本航空宇宙工業会 技術部 部長 佐古 理〕

参照

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