開発者からのメッセージ
三菱自動車のSUVは、国産SUVの世界を切り開いた1982年の『パジェロ』から始まり、以来三十余年、時代に合わせて 軽自動車からアッパーミッドサイズまで幅広い車種を展開してきました。 その中で、『パジェロスポーツ』はピックアップトラック『ストラーダ』(後の『トライトン』)をベースとしたミッドサイズの クロスカントリー系SUVとして1996年に誕生しました。 2代目となる先代モデルは2008年に誕生し、従来にないスポーティなエクステリアデザインや、当社のフラッグシップ SUV『パジェロ』から継承した本格的なオフロード性能、そして乗用車並みの快適性と高い機能性・信頼性などで好評 を博し、2015年6月末時点の累計販売台数は約40万台に達するなど、幅広い地域の様々なお客様にご愛用頂いています。 先代モデルの誕生から7年が経過し、今般、いよいよ3代目となる新型『パジェロスポーツ』を世に送り出します。私たち が目指したもの、それは「Stylish & Comfortable OFFROAD SUV」をコンセプトに、従来の枠にとらわれない 「驚きをもって迎えられるクルマ」でした。 エクステリアはあくまでもスタイリッシュに、インテリアは欧州の上級SUVを思わせる上質さを目指して開発しました。 このため、納得のいくまでより多くの時間をデザイン開発に費やし、例えば三菱自動車初となるチューブタイプのLED デイタイムランニングライトやテールランプの採用など細部にもこだわり、内装ではこれも三菱自動車SUV初となる ハイコンソールプロポーションの採用を決めました。 次に追求したのが、オン・オフ両面の走行性能を徹底的に磨き上げることです。このため、サスペンションのジオメ トリーを再設計してハンドリングを改良しながら、キャビンに伝わる振動・騒音を徹底的に遮断。また、定評ある4WD システムをさらに進化させるとともに、渡渉性能をも大幅に向上させました。 こうして3代目となる新型『パジェロスポーツ』では、想像を超える「驚きのデザイン」、「驚きの快適性」、「驚きの走破 性」、そして「驚きの先進装備」を実現することができました。 加えて重視したのが、安全性能と環境性能の向上です。安全性能は『トライトン』から引き継いだ乗員と歩行者を守る 安全設計をベースに、三菱自動車初採用を含むクラスを超えた先進の予防安全技術をふんだんに盛り込みました。 環境性能は欧州基準の厳しい排気ガスレベルに対応した新ディーゼルエンジンの搭載に加え、徹底的に走行抵抗を 低減させた結果、2016年1月よりタイで施行される新税制における最低税区分に適合するCO2排出量200g/kmを達成 しました。 これらにより、多様化するお客様のご要望や上級志向化にも対応する、どこまでもどこへでも、より安全により快適に、 そしてよりスタイリッシュに行くことができる究極のSUVが誕生しました。その主な特長は、以下の通りです。 ■ 洗練された上質なデザイン フロントフェイスには歴代の三菱車のデザインから継承・進化させたデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を『アウト ランダー』『アウトランダーPHEV』に引き続き採用しました。そのフロントフェイスや大きく張り出したフェンダーでSUVの持つ精悍 さや頼もしさ、躍動感を表現しています。またディテールにも徹底的にこだわりました。例えば、リヤコンビネーションランプのデザ インは、その特徴的な形状だけではなく質感が高く見えるよう光り方にもこだわることで新鮮なイメージを与えました。このように 徹底的にこだわってデザインしたエクステリアは、従来のクロスカントリー系SUVと一線を画す新鮮さと上質感を備えています。 また、インテリアではハイコンソールを採用(三菱自動車SUV初)とすることでパーソナル感を与えるとともに、スポーティで機能的 な4本スポークステアリングホイールや、コンソールやドアに配したダイナミックなシルバー加飾、立体的な造形のシートなどに より、ひとクラス上の豪華さを目指しました。 ■ 上質で快適な居住空間 私たち開発陣は、オフロードSUVであっても快適性の追求には妥協を許しませんでした。例えば、オフロード走行のための長大な サスペンションストロークを犠牲にすることなく、コーナリング時のロールを抑制して安心感を提供。また、ボディ・オン・フレームの 特性を活かし、サスペンションのチューニングと相まって、きびきびとした走りに必要な路面情報の的確な伝達と、キャビンへの 振動伝達の遮断といった、背反する事象を高い次元で両立。高いハンドリング性能としなやかで安心感のある上質な乗り心地を 実現しました。さらに、新ディーゼルエンジンの採用とボディの遮音性能の強化による優れた静粛性や、ソフト感とフィット感を 向上させた座り心地のよいシート、全席で快適な空調システムの採用などにより、従来にない快適な室内空間を実現しています。 ■ 先進性と利便性 新型『パジェロスポーツ』には、数多くの先進機能を採用しました。 ● チューブタイプのLEDを採用した、デイタイムランニングライトとテールランプ ● 滑らかな加速と低回転での高速クルージングを実現し、 燃費の向上に寄与する新開発 8速オートマチックトランスミッション(三菱自動車初) ● スマートな操作を可能とする「電動パーキングブレーキ」(三菱自動車初) ● 自車を上空から俯瞰したような「マルチアラウンドモニター」 ● ヘッドランプやワイパーを始めとする電装品を総合的に制御する
「ETACS(Electronic Time and Alarm Control System)」の機能強化
● 「衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)」、「後側方死角警報システム(BSW)」(三菱自動車初)、 「誤発進抑制制御システム(UMS)」といった先進の予防安全技術 ● 様々な路面状況で走破性と安定性を高める「オフロードモード制御」(三菱自動車初)や 「ヒルディセントコントロール」(三菱自動車初)(後述) また、クラス最小の回転半径(5.6m)による取り回しの良さはそのままに、ステアリングのロック・トゥ・ロック回転数を減少する ことで、運転のしやすさを改善しています。 ■ クラストップレベルの環境性能 4N15型 2.4L MIVEC ディーゼルターボエンジンを新たに採用し、8速オートマチックトランスミッションと組み合わせることで、タイ 仕様では先代モデルに対して燃費を約17%向上させ、タイでの新税制における最低税区分に適合するCO2排出量200g/km以下を 実現しました。また、私たちは暑い地域でのエアコンの重要性を考え、アイドリングストップ機能を採用することなく達成することに もこだわりました。その結果、環境性能を向上させながら、高い実用性と力強い動力性能を実現しています。 ■ 優れた安全性能
衝突安全強化ボディ「RISE(Reinforced Impact Safety Evolution)」と合計7つのSRSエアバッグによる優れたパッシブセーフティに 加え、最新の乗用SUVで標準装備化されつつある、万が一の際に自動でブレーキが掛かる「衝突被害軽減ブレーキシステム (FCM)」、ミラーの死角にいる後続車の存在を知らせる「後側方死角警報システム(BSW)」(三菱自動車初)、前や後に障害物が ある場合に誤ってアクセルを踏んでも飛び出さない「誤発進抑制制御システム(UMS)」などの予防安全装備を積極的に採用して います。なお、水溜りを通過する際に水を跳ね上げても、フロントウインドウにかかる水しぶきを極力少なくして視界を確保する など、フロント回りの設計にも工夫を凝らしています。 ■ 卓越したオフロード性能 私たちは、『パジェロ』ブランドを継承する新型『パジェロスポーツ』にとって、オフロード性能は最高のものでなくてはならないと 考えています。このため、三菱自動車独自の定評ある「スーパーセレクト4WD-Ⅱ」の採用をはじめ、車両の不安定な挙動を抑える 「アクティブスタビリティ&トラクションコントロールシステム(ASTC)」に、新たに採用したGRAVEL、MUD/SNOW、SAND、ROCKの 4つの路面状況に応じて走破性と安定性を高める「オフロードモード制御」(三菱自動車初)や、急勾配の下りを安定して走行可能 な「ヒルディセントコントロール」(三菱自動車初)を採用。また、洪水の多い地域に配慮して渡渉性能を大幅に向上させました。これ らにより、そのスタイリッシュな外観からは想像も出来ない、圧倒的なオフロード走破性を備えました。
この新型『パジェロスポーツ』は、三菱自動車のタイにおける生産・販売会社ミツビシ・モーターズ・タイランド (MMTh)で生産し、今秋よりタイ国内を皮切りに、豪州、アセアン、中東、アフリカ、中南米、ロシアなど約90ヶ国 において順次発売する計画です。 新型『パジェロスポーツ』は、必ずや皆様の期待を超えることができると自負しています。是非、その驚きの パフォーマンスをご体感下さい。 商品戦略・事業化統括部門 グローバルピックアップ事業推進本部長
並木 恒一
グレード展開
タイ仕様は、トップグレード「GT-Premium」、アッパーグレード「GT」、ミドルグレード「GLS-LTD」の3グレード構成で、 いずれも力強い走りを発揮する4N15型 2.4L MIVEC ディーゼルターボエンジンと新開発の8速オートマチックトランス ミッションを搭載し、動力性能、燃費性能、静粛性を高次元でバランスさせました。先進かつ上級装備の「GT- Premium」は4WD車、充実装備の「GT」及び「GLS-LTD」はタイで需要の高い2WD車の設定としています。 グレード 駆動方式 エンジン トランスミッション フロントブレーキ リヤブレーキ タイヤ 乗車定員GT
GT-Premium
GLS-LTD
4WD 4N15型 2.4L MIVEC ディーゼルターボエンジン 8速 オートマチックトランスミッション ベンチレーテッドディスク(φ320、2ポット) ベンチレーテッドディスク(φ315) 265/60R18 7名 2WDパッケージング
新型『パジェロスポーツ』は、全長4,785mm(先代モデル+90mm)、全幅1,815mm(同±0mm)、全高1,800mm (同±0mm)*とミッドサイズSUVクラスでは比較的コンパクトなサイズに納めながら、ホイールベースを 2,800mm(同±0mm)に設定し、1列目から3列目の足元スペースの合計はクラストップの2,585mmを確保。 また、先代モデルに対して前席ではヘッドクリアランスを拡大し、2列目でも同様にヘッドスクリアランスとショルダー スペースを拡大するなど、乗員すべてがくつろげる快適な居住空間を実現しました。また、運転席ではステアリング 位置とシートスライドの設定を最適化することで、小柄な方から大柄な方まで最適なシートポジションをとりやす くしています。 居住性を改善する一方、最小回転半径は先代モデルと同様、 取り回しの良いクラストップの5.6mを維持。ステアリングの ギヤ比をクイックな設定とし、ロック・トゥ・ロック回転数を 減少、さらに操舵力を最適化させることで、取り回しやすさを 高めました。また、ドライバーからフードラインの見える見切 りのよいボンネットフード形状、前方視界を妨げないフラット ブレードワイパー、死角の少ない各種ピラーを採用すること で、運転のしやすさを徹底的に追求しています。 最低地上高は先代モデル同等の218mm、対地障害角はクラストップレベルかつ先代モデル同等のアプローチ アングル30°、デパーチャーアングル24°、ランプブレークオーバーアングル23°とし、『パジェロ』ブランドの 本格オフロードSUVに相応しい設定としました。また、ダブルウィッシュボーン式コイルスプリングフロント サスペンション、3リンク式コイルスプリングリヤサスペンション、あらゆる路面状況で最適な駆動力を発揮する スーパーセレクト4WD-Ⅱなどと相まって、卓越した走破性を実現しています。さらに、渡河性能は先代モデル より+100mmの700mmとし、豪雨による冠水や洪水など緊急時の脱出性も高めています。 レッグスペース2585mm
ショルダースペース ヘッドクリアランス *・・・全高はルーフレールなしの「GLS-LTD」の数値最小回転半径
5.6
m
アプローチ アングル30°
ディパーチャーアングル ランプブレークオーバー アングル 最低地上高24°
23°
218mm
デザイン
エクステリア
三菱自動車の新しいフロントフェイスデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用し、ミッドサイズSUVに 相応しく、よりスタイリッシュに、より高品質にデザイン。従来のクロスカントリー系SUVと一線を画す上質感を 備えています。パワーとパフォーマンスを象徴するセンター部を左右から包み込むプロテクターから進化させた バンパーサイドの造形と、バンパー下部のスキッドプレート形状により、人とクルマを守る機能をダイナミックに 表現しました。また、スリーダイヤを起点にフロントグリルからヘッドランプまで連続するメッキ処理は、ワイド な印象と上質感をアピールします。さらに、「GT- Premium」「GT」では、LEDヘッドランプに加え、面発光タイプ LEDのデイタイムランニングライトを採用することで、視認性を高めるとともに先進感を演出しています。 ボディサイドはダイナミックな凹凸のある面構成としています。 ヘッドランプからフロントフェンダー、リヤフェンダーからリヤコンビ ランプへと続く、エッジの効いた彫刻的なキャラクターラインと、後方に 向かって切れ上がるベルトラインによって、大地を駆け抜ける疾走感 と躍動感を演出しています。また、タイヤを包み込むように張り出した 前後フェンダーが、ロードハギング感を強調しています。さらに、サイド ステップにはガーニッシュにマッドガード機能を持たせ、ボディと一体 化させたデザインとすることで、実用性を損なうことなく、すっきりと した見栄えとしています。 リヤでは、縦長の特徴的なLEDリヤコンビランプを採用し、夜間 点 灯 時を含 め 、一目で 新 型『パジェロスポ ーツ』と認 識できる デザインとしています。テールゲートは積載性を考慮して最大限 の サイズを確 保。ロアガーニッシュを配してリヤバンパーとの 一 体 感を高 めました。リヤバンパー下 部 は、スキッドプレ ート 形状としてSUVとしての機能性を表現しています。アルミホイールは全車、18インチを採用しました。力強いリムオーバータイプのスポークとシャープなスポーク を組み合わせた6ツインスポークにより、先進感のあるデザインとしています。 なお、「GT-Premium」では切削加工タイプとすることで、より引き締まった印象を与えるとともに上質感も表現し ています。 コンピューターによる流体解析や風洞実験により、空力性能を追求しました。フロントバンパーコーナー部及び Aピラー周りを滑らかにラウンドさせ、ボディ後方ではサイドを絞り込みながら後端ではエッジを効かせることで 空気をスムーズに剥離させたほか、ルーフレールをスタイリッシュなビルトインタイプとして空気抵抗を低減。 また、フロントタイヤ前のエアダムにより空気抵抗を低減するとともに揚力も低減しました。CD値は先代モデル から約13%改善したクラストップレベルの数値を実現したことで、高速走行時の安定性を向上させながら、 低燃費化にも寄与しています。 ボディカラーは、スターリングシルバーメタリック、ホワイトパール、チタニウムグレーメタリック、ブラックマイカ、 ディープブロンズメタリック(新色)の5色展開としています。 スターリングシルバーメタリック ホワイトパール チタニウムグレーメタリック ディープブロンズメタリック(新色) ブラックマイカ GT / GLS-LTD GT-Premium
デザイン
インテリア
内装基調色はブラックモノトーンとし、インパネからドアトリムまでの連続するカラースキームと、シルバー加飾を 大胆にあしらったハイコンソールプロポーション(三菱自動車SUV初)の採用により、高級感のあるスポーティな コクピットを実現しています。また、センターパネル、フロアコンソール、ドアトリムの各パネルは、スタイリッシュな ピアノブラック調として、上質感を高めています。 メーターは視認性に優れるハイコントラストメーターとし、メーター中央 に配したマルチインフォメーションディスプレイでは、燃費、航続距離、 ECOドライブアシストなどを表示。4WD車では駆動モード、オフロード モードも表示して、あらゆるシーンでドライブをサポートします。 4本スポークタイプの本革巻ステアリングホイールは、右側に走行機能 系、左側にエンターテイメント系のスイッチを配して操作性に配慮した、 スポーティで機能的なデザインとしています。 センターパネルからフロアコンソールまでは連続感のあるデザインとし、 ショートタイプの本革巻きシフトノブ、「ダイヤル式ドライブモードセレク ター」(4WD車のみ)、「電動パーキングブレーキスイッチ」(三菱自動車 初)などの操作系を統一感のある加飾表現とするとこで、スポーティさの 中に先進感と上質感を表現しています。 ■ダイヤル式 ■電動パーキングシートには背面と座面に硬度の異なるパッドの多層化構造を採用して、座った際のソフト感と心地よいフィット感を 提供。また、フロントシートは縫製ラインの引き込みを強調することによって立体的で質感の高い表現としたほか、 ショルダーのサイドサポート部を立体的にすることでホールド性を高めるとともに、豪華さをアピールしています。 また、フロントシートとセカンドシートにはリラックスするために十分なリクライニング調整幅を持たせ、セカンド シートのタンブル及びサードシートのダブルアクションフォールディングなど、先代モデルと同様、用途に応じて 多彩なシートアレンジを可能としています。 フロントシート セカンドシート サードシート ラゲッジルーム ラゲッジルーム(サードシート収納) ラゲッジルーム(セカンドシート・サードシート収納)
ボディ
フレームを大断面化してリンフォース構造を見直した「高効率エネルギー吸収シャシーフレーム」と、衝突エネル ギーを効率よく吸収するフロント構造と衝撃に対して変形しにくいキャビン構造で構成する「衝突安全強化ボディ RISE(Reinforced Impact Safety Evolution)」を採用することで、優れた衝突安全性を実現しました。
ボディは高張力鋼板の採用範囲を拡大することで軽量化と高剛性化を図り、フロント部は構造の見直しにより 剛性を大幅に向上させました。また、サスペンションのセッティングを見直すことにより操縦安定性を向上させる とともに、ボディマウントの大型化により走行時のボディへの振動伝達量を低減させて、静粛性・快適性・乗り心地の 向上にも寄与しています。また、エンジン自体での改良に加え、ボディの要所に遮音材・吸音材・制振材を採用し、 最適な遮音仕様とすることで、静粛性を大幅に向上させています。 高効率エネルギー吸収シャシーフレーム 高剛性センタピラー 高剛性フロントピラー 高剛性サイドシル ■ 高張力鋼板 ■ R I S E No.2クロスメンバーの閉断面化 ⇒エンジン、トランスミッションの 後退抑制 サイドメンバー前方部の断面積拡大、 No.1クロスメンバーの大型化 ⇒衝撃エネルギーの早期吸収 980Mpa Class 590Mpa Class 440Mpa Class
エンジン
さらに、吸気側にバルブタイミングとリフト量を低回転時と高回転時で2段階に制御する「MIVEC」(Mitsubishi Valve timing Electronic Control system)、タービン容量を可変制御する「VGターボチャージャー」を新たに採用し、最大 燃料噴射圧力を200MPaに高めたことで、最高出力133kW/3500rpm、最大トルク430N・m/2500rpmを実現。低速域で は力強いトルクを発生し、高速域までレスポンスよく滑らかに加速する動力性能としています。
トランスミッション
新開発の8速オートマチックトランスミッションを採用し、エン ジン性能をより有効に引き出して滑らかな加速感を実現する とともに、低燃費化に大きく貢献しています。また、「D」レンジ で停車中にトルクコンバーターの引き摺りによる内部損失 を低減するアイドルニュートラル制御を採用することで、渋滞 時の燃費も向上させています。 この8ATでは、ドライビングプレジャーを高めるため、スポーツ モードを設定しています。シフトレバー或いはパドルシフトに よってドライバーが任意で変速操作することを可能としており、 ワインディングなどでのスポーツドライビングはもちろん、例え ば下り坂でエンジンブレーキを効かせたい時、追い越し時や登 り坂などで加速させたい時に、ドライバーの意図通りに素早く 変速することを可能としています。 なお、4WD車は、オフロードモードでSAND或いはROCK モードを選択した際は、専用のシフトパターンに切り替わり ます。不用意なアップシフトを抑制し、低速ギヤを多用して 駆動力を確保することで高い走破性を発揮します。 新型『パジェロスポーツ』で新たに採用した4N15型直列4気筒2.4L MIVECディーゼルターボエンジンは、燃焼室及び 燃料噴霧の最適化により低圧縮比15.5を実現することで燃費を向上し、スモーク、NOXを低減しました。また、シリン ダーブロックをアルミダイキャスト製とすることで、大幅な軽量化を果たしています。そのうえで減速エネルギー回生 システムを採用し、新開発の8速オートマチックトランスミッション(三菱自動車初)と組み合わせることで先代モデル に対して約17%燃費を向上させ、2016年1月よりタイで施行される新税制においてPPV*クラスで最低税区分となる CO2排出量200g/km以下を達成しています。 ■4N15 型 2.4L MIVEC ディーゼルターボエンジン*・・・Passenger Pickup Vehicle
0 50 140 150 160 130 120 110 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 100 150 200 250 300 350 400 450 500 4000 3000 2000 1000 エンジン回転数(rpm) 出 力( kW) トル ク( N・ m) 133kW 430N・m
シャシー
走行モードには、乾燥舗装路で余分な駆動系のフリクションを低減して低燃費走行 を可能とする「2Hモード(後輪駆動モード)」、舗装路から未舗装路、雨で濡れた 路面や雪道まで幅広く対応する「4Hモード」、センターデフをロックすることで 積雪路や砂地など走行抵抗の大きな路面でも力強い走りを発揮する「4HLcモード」、 ローギヤ及びセンターデフロックにより岩場や泥濘路など大きな駆動力を必要 とする場合に使用する「4LLcモード」の4つを設定しています。なお、「4LLcモード」 はギヤ比を深く設定することで、走破性を向上しています。 ■アクティブトラクションコントロール作動イメージ ■アクティブスタビリティコントロール作動イメージ [後輪横滑り時] 外側車輪を主体に ブレーキをかけることで、 車両が元のラインに戻ろう とする力が発生。 [前輪横滑り時] 内側車輪を主体に ブレーキをかけることで、 車両が元のラインに戻ろう とする力が発生。 [前後片方輪空転の例] 空転タイヤにブレーキをかけて駆動力の流出を防止。4WDシステム(「GT-Premium」)
駆動モードの切り替えを容易にする電動式アクチュエーターと後輪寄りに設定した前後不等配分(40:60)のセン ターデファレンシャルを採用したスーパーセレクト4WD-Ⅱを採用しました。これにより、あらゆる路面状況で最適 なトラクション性能と優れたハンドリング性能を発揮します。アクティブスタビリティ&トラクションコントロール
滑りやすい路面や急なハンドル操作により、車両の不安定な動きや車輪のスリップを感知すると、ブレーキ力と エンジン出力を制御して車両挙動を安定させるとともに、駆動輪の空転を抑えて最適な駆動力を発揮するアク ティブスタビリティ&トラクションコントロール(ASTC)を採用しています。4HLc
4H
2H
4LLc
システムなし (前輪横滑り) システムなし (後輪横滑り) 2H 4H 4HLc 4LPUSH Lc 2H 4H 4HLc 4LPUSH Lc 2H 4H 4HLc 4LPUSH Lc 2H 4H 4HLc 4LPUSH Lc【各モードの特長】 ■GRAVEL: 小石や土が入り混じった未舗装路での加速性と安定性を両立します。 ■MUD/SNOW: 発進時は安定性確保とスタック回避のためにタイヤのスリップを抑制。その後は路面に合わせたTCL制御で 失速感を解消しています。また、走行中に泥や深雪でスタックする傾向を検知するとエンジン制御を弱めて 脱出性を向上させます。 ■SAND: 発進時はタイヤのスリップを抑制してLSD効果により脱出性を向上させ、その後は路面に合わせたASC/TCLの 制御で失速感を解消しています。また、ATは低速ギヤを積極的に選択する制御として高い駆動力を維持します。 ■ROCK: 低車速域でタイヤが接地していない時や登坂時などの力強さと安心感を向上させるため、車輪スリップを抑えて LSD効果を発揮させることで高い駆動力を発揮します。また、ATは低速ギヤを積極的に選択する制御として高い 駆動力を維持します。
オフロードモード制御
4WD車にはオフロードモードセレクト機能を三菱自動車として初採用。「GRAVEL(未舗装路)」「MUD/SNOW (泥道/深雪)」「SAND(砂地)」「ROCK(岩場、走行モードが4LLcの時のみ)」の4モードを設定し、エンジン、トランス ミッション、ブレーキを統合制御することによってタイヤのスリップ量をコントロールし、悪路での走破性・脱出性 を最大限に高めます。サスペンション
サスペンションは、フロントにダブルウィッシュボーン式コイルスプリング、リヤに3リンク式コイルスプリングを 先代モデルから踏襲、ジオメトリーや各部品の特性を再設計してハンドリング性能と乗り心地を向上させました。 まず、フロントサスペンションのスタビライザー径とばね定数のアップによりロールを低減。そして、前後サスペン ションのショックアブソーバー減衰力を最適化して乗り心地を向上させています。また、リヤサスペンションの取り 付け位置を見直し、ラテラルロッド取り付け構造を見直すことで安定性を向上させました。 これらにより、オフロード走行に必要なストローク量を確保しつつ、ロールを抑えた安心感の高いハンドリング 特性とし、しなやかで上質な乗り心地を実現しています。ステアリング
先代モデルと同様、最小回転半径を5.6mとしてクラス トップの取り回しの良さを維持しながら、ステアリングの ギヤレシオをクイックな設定としてロック・トゥ・ロック 回転数を減少し、運転のしやすさを向上しています。また、 パワーステアリングのアシスト特性を最適化すること により、停車時或いは微低速走行時の操舵力の軽減と 高速走行時の確かな手応えを両立させています。 ■フロントサスペンション ■リヤサスペンション最小回転半径
5.6
m
ブレーキ
ブレーキは、フロントに大型化させたベンチレーテッドディスク(2ポット)、リヤに先代モデルで実績のあるベン チレーテッドディスクを採用したことにより、ブレーキの効きとフィーリングを改善しました。また、乗員や積載量 に応じて制動力を適切に配分するEBD付きABSを引き続き採用。さらに、走行中に急ブレーキをかけた際やABS が差動した場合にハザードランプを高速で点滅させて後続車に注意を促す「エマージェンシーストップシグナル システム」を採用しています。 さらに、坂道発進時に傾斜を感知するとブレーキ力を約2秒間保持し、ブレーキからアクセルへの踏み替えの際に 車両のずり下がりを抑制する「ヒルスタートアシスト」、オフロードの急な下り坂など車両が不安定になりやすい 斜面を下る際、状況に応じてブレーキを制御して車速を2∼20km/hの範囲で一定(ブレーキとアクセルで調整 可能)に保つ「ヒルディセントコントロール」(三菱自動車初、4WD車)を新たに採用しました。これにより、ハン ドル操作に集中でき、より安全に走破することを可能としています。 パーキングブレーキは、レバー式に替えてスイッチ式の「電動パーキングブレーキ」 (三菱自動車初)を採用し、操作性だけでなく、デザイン性と居住性も向上させました。 スイッチ操作でアクチュエーターを作動させてブレーキ力を発生させるシステムで、 パーキングブレーキをかける際は道路の勾配を自動判定して車両の停止に必要な ブレーキ力を発生させます。尚、解除する場合はブレーキペダルを踏んでいるか、 セレクトレバーが「P」に入っていることが条件となります。 ■ヒルディセントコントロール [勾配変化] ■ヒルスタートアシスト [ヒルスタートアシスト無] [ヒルスタートアシスト有] ■ヒルディセントコントロールOFF ■ヒルディセントコントロールON [停止→始動] ブレーキ操作不要 車速維持性が良い ブレーキ操作に伴い 不安定になりやすい ブレーキ操作不要 車速維持性が良い ブレーキ操作に伴い 不安定になりやすい ■ヒルディセントコントロールOFF ■ヒルディセントコントロールON衝突の危険が高いとき:警報+自動ブレーキ
安全性
予防安全機能
フロントグリルのエンブレム裏に設置したミリ波レーダーにより前方車両を認識し、衝突の危険がある時は 警報や自動ブレーキで衝突を回避、または衝突被害を軽減する「前方衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)」を 「GT- Premium」「GT」に採用しています。 また、リヤバンパーに設置した超音波センサーにより、死角になりやすい斜め後方の車両を検知すると、ドア ミラー鏡面のインジケーターによって注意を促す「後側方死角警報システム(BSW)」(三菱自動車初)、停車また は約10km/h以下の走行時、超音波センサーが前方或いは後方に障害物を検知している状態でペダルの踏み 間違いなどによりアクセルペダルを大きくかつ強く踏み込んだ際、警報で注意を促しながらエンジン出力を抑制 する「誤発進抑制制御システム(UMS)」を「GT-Premium」に採用するなど、全方位で先進の予防安全技術を採用 しています。エアバッグ
前面衝突時に前席乗員への衝撃を緩和する運転席&助手席SRSエアバッグを全車に標準装備。「GT-Premium」 では、ドライバーの膝部を受け止めることで乗員拘束性能を高める運転席SRSニーエアバッグ、側面衝突時に 前席乗員の胸部への衝撃を緩和するSRSサイドエアバッグ、前席及び後席乗員の頭部への衝撃を緩和するSRS カーテンエアバッグの合計7つのエアバッグにより、万が一の衝突時の安全性をいっそう高めています。 ■前方衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM) ■後側方死角警報システム(BSW) ■誤発進抑制制御(前進&後退時)(UMS)FCM=Forward Collision Mitigation system
BSW=Blind Spot Warning system UMS=Ultrasonic misacceleration Mitigation System
衝突の危険が極めて高いとき:警報+強い自動ブレーキ 衝突の危険があるとき:警報+ブレーキアシスト 衝突の危険が高いとき:警報+弱い自動ブレーキ 約4m以内 メーター内の表示灯と ブザー音で作動を通知 ドアミラー鏡面の インジケーターで表示
機能装備
ETACS
様々な自動機能により便利で快適なドライブをサポートする、三菱自動車独自の電子制御システムETACS (Electronic Time and Alarm Control System)を採用しています。
【主な新機能】 ■ウェルカムライト: ライトスイッチがOFFまたはAUTOの時、キーレスオペレーションシステムによるリモコン操作で開錠するとポジ ションランプが30秒間点灯。広い駐車場などで自車を探しやすい便利な機能です。 ■カミングホームライト: ライトスイッチがOFFまたはAUTOの時、イグニッションをOFFにした後にパッシング操作をすることでヘッドラン プが30秒間点灯。夜間の降車時に周囲を照らす安心な機能です。 ■ESS(エマージェンシーストップシグナルシステム): ブレーキをかけた時やABSが作動した際、自動でハザードランプを高速点滅させ、後続車に追突しないよう注意 を促します。 ■ドア連動ルームランプオートカット機能: ルームランプスイッチがドア連動位置の際、イグニッションスイッチがOFFの時に半ドアなどで放置されてもルーム ランプを自動消灯します。 ■リバース連動リヤワイパー: フロントワイパーまたはリヤワイパーが作動した状態でシフトポジションを「R」にすると、リヤワイパーが自動的 に数回作動して後方視界をクリアにします。 ■ドアミラー自動展開・格納機能: イグニッションスイッチがONまたはアクセサリー位置(ACC)の時、ミラースイッチを操作すると電動格納式リモ コンドアミラーが作動。キーレスオペレーションシステムまたはキーレスエントリーシステムによる操作で開錠・ 施錠した時も同様に作動します。
キーレスオペレーションシステム、エンジンスイッチ
ETACSと連動してリモコンキーを鞄やポケットから取り出すことなく開錠・ 施錠できるキーレスオペレーションシステム、インパネに設置したスイッチ を押すことでエンジンを始動・停止できるエンジンスイッチを採用しました。エアコン
「GT-Premium」「GT」では、運転席・助手席それぞれに快適な温度設定が できる左右独立温度コントロール式フルオートエアコンを採用。「GLS-LTD」 ではオートエアコンを採用しています。また、2列目、3列目の頭上左右に 設置したエアアウトレットから冷風を送り出す後席クーラーを全車で採用 し、乗員すべてが快適な居住空間を提供します。エンターテイメントシステム
「GT-Premium」「GT」では、高画質・高精度の7インチディスプレイの「MMES(Mitsubishi Multi Entertainment System)」を採用しています。SDメモリーカード式のナビゲーションシステムで、目的地キーワード検索機能を採用 して検索性を高めています。また、ラジオ、CD/DVDプレーヤー、SDカードミュージックプレーヤーなどのオーディオ 機能を採用。ステアリングホイールのスポーク部に設置したスイッチによる操作も可能としました。さらに、後席に はDVD再生機能付きの高精細な9インチリヤモニターも設定しています。 なお、「GLS-LTD」にはワイド2DINオーディオ(AM/FM、CD)を採用しています。
マルチアラウンドモニター
「GT-Premium」では、車体前後及び左右ドアミラーの4箇所に設置したカメラにより、MMESのモニターで車両周囲 の障害物を上方から俯瞰するように確認できる「マルチアラウンドモニター」を採用し、車体後方の映像のガイド ライン表示と合わせ、車庫入れの際の運転をサポートします。「GT」ではリヤビューカメラを採用し、後退時には 車体後方の映像をMMESのモニターに表示します。 視野範囲イメージ フロントカメラ リヤカメラ 右サイド カメラ 左サイド カメラ純正用品
新型『パジェロスポーツ』では、「Stylish & Comfortable OFFROAD SUV」というコンセプトをよりいっそう引き立て、 洗練されたタフさ を表現する純正用品をラインアップしました。 エクステリア用品では、フロントコーナープロテクター、リヤコーナープロテクター、サイドドアガーニッシュ、ホイール アーチモールをブラックとグレーの2色で設定しました。これらをセットで装着することにより、オフロード走行時の 軽微な損傷からバンパーやドア下回りを保護するだけでなく、2トーンスタイルのアクティブなイメージを演出。 さらに、大型のテールゲートスポイラー、切削加工したアルミホイールを装着することで、ダイナミックな走りの イメージをいっそう高めます。 また、シルバーのフロントアンダープロテクターとリヤアンダープロテクターを設定し、プロテクト機能を象徴的に 強調しながら、フロントグリルやドアミラー、ドアハンドルなどのメッキ部品とコーディネートを図り、上質感を高め ます。 定番用品では、走行時に前方からの跳ね石や虫などによるガラスの破損を防止するフードプロテクター、サイド ウインドウを開けた際の風や雨の巻き込みを抑えるサイドウインドウデフレクター、アウトドアレジャーの後も汚れ などに気兼ねなくドライブできるラバーマット、ラゲッジトレイなどを設定しています。