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原始・古代住居の温熱環境 : 入母屋小破風型(三殿台)

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Academic year: 2021

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(1)原始・古代住居の温熱環境一入母屋小破風型(三殿台). 田. 原. The. Thermal. Environment. of the. Rebvilt. SANDONODAI. Mutsuo. Ancient. House. ”-. -〟. 夫*. 睦. HARADA. 1.はじめに一山小穴''の温熱効果をさぐる 本調査報告は,居住実験により「原始・古代住居の温熱環境をさぐる+ための一連の実 験成果の第2弾である.すなわち本研究は,各地で復元されている原始。古代住居内に実 際に住まい,衣食住にわたってできるだけ当時の生活行動を想定復元することにより,住 居内にどのような温熱状況が現出するのか,それは果して当時の人間の生命維持に適切で あったのか,ひいては人間生活を支える住居の屋根構造の合理的構成はどのようなもので あったのかを推定するための一環とし進められたものである。. 全国各地で推定復元されている原始竪穴住居の屋根構成・形態にはいろいろなパターン がみられ,一番単純な,すり鉢を伏せたような「すり鉢無被風型+,大小の破風まどをつ けた「入母屋型+. (寄棟型としてもよい),これに壁のついた「低周壁型+,あるいは周壁. のない「切妻型+など,できるだけ原初的形態と考えられる屋根構成が試られているが, 住居規模(床面積)や屋根の厚さにはそんなに大差がないことから,温熱的に重要な構成 要素としてはやはり換気・通気・煙出し機能のための装置の有無とその大きさである。前 回の居住実験で使用した「自由学園遺跡+復元住居は全く"窓のない”ものであった(横 浜国立大学教育紀要 第二十四集1984).今回のものは屋根の頂部付近に左右2個の小さ い開口普"穴”がついたものであるo. この"小穴”が果して温熱的にどのような効果を持. っているのか,煙出し・採光効果はどのくらいあるのか,無窓住居とどうちがってくるの か。すなわちこの小さい"穴”が人間の生活にどのような意味を持つのか,その是非を比. 較検討することも今回居住実験の目的である。 *家政学教室(°ept.. of. Home. Economics).

(2) 48. 顔. X. H争. 外部環境 ヽ ヽ. H. -. 240c正▲. 諾 ヽ. 外部. ヽ. ヽ. ヽ. T. (内部乾】. 十. 】. (内部奥隅温). fI=. Tiw. (外乾湿球). (外部 グロー7つ. 環境. (内部ク. Tow. Tog. 、. H-180cn内部. i;a)i. 120cm. (内部湿球). H-. 60cm. H-. loc也. -10cm(地表温) __.__J. 王Ⅰニー10亡m(土間表面温). 図1. 2.居住実験の概要 <実験対象家屋> 今回の実験対象となった復元家屋は神奈川県横浜市磯子区岡村町の高台に所在する「三 殿台遺跡+内のものである。同遺跡は考古学的にも社会教育施設としても全国的に知られ. ているものの一つで,原始竪穴住居が3棟(縄文・弥生・古墳時代)復元されている. 居住実験に使用したものはそのうちの一棟で, 4本柱・隅丸方形プラン,規模は約20m2 (4・5×4・5m)と標準的な広さであるD竪穴の掘り下げ深さは0.7mほど,その土間面 より天井までの高さは中央で最高3.4m。屋根上部に小さいながら三角破風で小まどが2 つ設けられている(写真2参照)。屋根は茅ぶきでその厚さは40cm内外,地表面まで葺 きおろされているo また出入口は南側に設けられている(見学施設という性格から特にド アなどは作られてないが,今回の実験ではここに厚手の麻布(ドンゴロス)を吊して内外 遮断装備とした)0 <実験時期・期間> 実験年次は昭和59年。計5回の居住実験をおこない,春期(5月). ・雨期(6月) (8月) ・秋期(11月),冬期(12月),それぞれ昼夜連続48時間(まる2日間)の計測を行 なった。しかし開館日・休館日との関係など時間的制約があったため,春期-秋期実験は. ・夏期. 居住実験は初日の日中のみといった"非居住的”性格が強くなったことは否めない。但し, 冬期実験においては文字通り48時間の居住実験をすることができ,貴重なデータを得るこ とができた。.

(3) 原始古代住居の温熱環境一入母屋小破風型(三殿台). 写真1三殿台遺跡. 写真2. 49. 実験対象復元住居. (王様の復元住居がみえる). <計測方法と計測項目>. 不調査実験で使用した計測機器をま主に横国大式琴境体温計であるoこれは大変小型軽量 七持運びの容易な記琴装置であるo計測したい4点も3Q秒・ 2分・_5分・20分のうちの.い づれかの間隔で767回にわたり同時側定・デ-タ記憶が可能,これを持ちかえりイシ去■フェースを介して′りコンでデ-タ処理するものである.今回の居住実験でほこれを4台. 使用した。すなわち,計測寧日・計軌点として,外部環境温(H-150cmの乾嘩温二湿 球温・グロ-プ温,およびHニー10cmの外部地表温),内部環競温(H-120cmの乾 球温・湿球温・グローブ温,および. Hニー10c皿の土間温),内部垂直温(冗-10.cm,. 60cm・180cm・240cm),および屋根温(屋根中・.内2cm,屋根中・中央温,屋痕中・ 外2cmおよび破風口付近温)の計16点を設定し,それぞれ5分間隔で連続卿定した(図 1参照)0.

(4) 50. 原. 3.竪穴住居内外の温熱環境変動 周年5期にわたる居住実験の結果を,まず外部環競(乾球温-外気温,湿球温,グロプ温,および相対湿度),内部環境(乾球温一室温,湿球温,グローブ温,および相対湿 皮)の48時間(5分間隔)の経時変動グラフで示す,なお国中には居住実験にともなう生 活行動(主に炉火使用)状況も併記している. <春期居住実験>. 1984/5/8. 10:00-5/10. 10:00. (次貢参照). 春期実験は2日とも快晴の暖かい天候となった.外部グp. -プ温は午前中に早くも35-. 40oCまで上昇し,それ紅つれで外気温も27oC近くまで上昇している.夜間においてグ ローブ温が乾球温(外気温)よりも低くなる傾向は他の季節にも共通してみられる現象で ある。. 内部環境変動では初日夕方までの炉火使用実験(「暖房実験+ 温グローブ温のピークがみられる。. 「貝類煮沸実験+)時に室. 2日目の昼間は非居住状態であるが内部環境は上昇し. ている。これが昼間の屋根への日射熱量によるものか,屋根上部の破風口からの外気侵入 による上昇かは不明である。. またこれも他期と共通した傾向であるが,概して竪穴住居内の相対湿度は高い。春期実 験では昼間で70%前後,夜間ではこれが90%前後と多湿状態となっている. <雨期居住実験>. 1984/5/19. 10:00-5/21. 10:00. (次々頁参照). 梅雨期における実験でてったが2日間とも雨に恵まれなかった.しかし梅雨期特有の高 湿状態は現出されている。. 2日日の昼間曇ときどき晴の状況でこれは外部グローブ温の変. 動によくあらわれている。これにともない外気温も午後の3時前後を除桝ま低迷し,梅雨 時のうす寒く湿っぽい状況をよく示している。 内部環境温(室温H-60cm・180cm)は1日目の居住実験行動(「じゃがいも煮沸+ 「大火実験+)による上昇がみられるが「入口閉鎖+による非居住状態になった後は2日目 昼間でも室温上昇ははとんどみられず緩やかな下降変動となっているo. ここでもH-180. cmの計量臥点にかかわらず破風ロからの外気侵入による内部環境への影響は見られない。 もし破風口からの室温変動への影響が顧著であるとすれば,室温の変動は外気温のそれに 相当同調したパターソ(例えば日射による小きざみの上下変動)を呈するほずである。. (なお,雨期実験紅おける内部環境沸定に閲し初歩的ミスがあり,そのデータが得られな かった。従って図15のグラフでは室温として内部垂直温のうちの2点(冗-60・ を援用している。. 180cm).

(5) 原始古代住居の温熱環境一入母屋小破風型(三殿台) 10:00-5/10. 春期実験(1984/5/8 王: rコ= し.⊃U L】 色旬l=l ul tJ一1∫). 巴害冨R=言訳冨!害買ヨ-e 71 L. lI. .ヽ A. 10:00) I:. ^11ロ1Hrl持 ” -. ■ ===. 51. IS). tE). ■,. ■一. q. ■. t■. _. e,. D. I.. tE,. tn. f. t■. tI. 勺. rI. P・. -. ■. /L. tq (、■. tF ==. II =. A. ,ヽ 一ヽ. -. b. 琴. l. 1 F l. l. 管. ‡三 ≠. 山. tJ}. !j i. 王こ. ち. 亘 i. 1I さ. I EL b. i. 分. 丑. 1. lヽ l p i. Z=. 竃. 1. 敬. i 81. T[. 享 I. i ”. 9. 一. 山. 山. ㌔. ≡. 王⊂. A. I EL も. b l. 上 ′ヽ. さ 毒 鷲. 亘e ̄ Th I ”. i I-=亡. 岩害. ∼ _き. _ど. 冒 D 1. iI I ヽ′. 冒. ■. 管 一LI>tE)帆-V)1[V)I Ld一●巾KIMrtd.qLh. 写 ∋t)nltltBJHヨ1. 園2. 外部環境温・湿度. 一. 育. ( l. 1. 早. ”. 〒妻,” ㌔ 書葦亨. Z1. 磨 節. :亡:亡. 甲I tFl rLI Flq. 1ヨ. ヨtlnl甘ヨ3J旧1. 園3. 内部環境温・湿度.

(6) 52. 田. 原. 睦. 10:00-6/21. 雨期実験(1984/6/19 11Jロ1HnH. G王. ホ. -. -. I. _. .E.. ... _. 也. .E.. .-. O. rt.. tB. LA. -. rI. ∼. -. 夫. =. Z:. 19. ◆一1. ヨtJrutF臼ヨJN31 tJ) 1. 一望. I =. 10:00). tEL. Lb. tE[. tO. ■l. ”. rV. Lh LF). ”. ■.. ■-. ■一. コ:. rV. .E U U19 ふくp. √・・_・. = -. i a 与富 輿. .ヽ. 打 N :⊂::亡:. ト I EL ち 1. 冒. .ゝ. h l E). E:⊃ .ご-ll dl:⊆. A )I tサ亡 a a. 捕. _Tt. 1i. 1. li. ゴ. d. LLJ. U. 3Ei. :亡. トー. ” 8 I l a h. I. 普. 垂. 1ヽ I E). 守 I. 旨. 守 T 好 ZF. 白. pち 冒 ㌔. if 守. 9. 千 ■■. I I. ∈l lく ヽ′. k. 了T. EI h. I. (、. 蔓 旦 I El. Ql. i! 盟 I. 旦 _フ. 令. Ti. <. JI i. 什\. t). 守. ==. I. 7i I. 夢. 令. qb■lVIIIVIIVl■ Eh<yMMNrdlq-ht. =. ヨynlけgヨJNヨ1. ヨ甘nltlyヨdNヨ⊥. 園4. 外部環境温・湿度. 9. LL,1 :∈. I. 園5.  ̄内部環境温. _\.

(7) 原始古代住居の温熱環境一入母屋小破風型(三殿台). 夏期尭験(1984/8/7. 10:0018/9. コ: コ亡 ミ⊂ 】E U L} ” ” IEI t} ら:IIPl リー LT) 一ll l. ■■*. 羊空言至だ ̄苛-=写害買≡・≒. I =⊂: =Z. ■ エ. ll. 53. 10:00) ≡Eコ⊂ し】U EE). 刀. ,)I. T. ○. ○. ∼. ▲-. ●ヽ .ヽtつt-. .I `k. rヽ q J IP b4 q ■コE. rdd. 宍..e LIL. LJJ. ヨ亡. 岩王. 買-. q>. 茎. 皇. ”. 71. 芋蔓. l tL ち. 1. 璽 1. El. 軍. 号 I. 中 1. ■ KI. I. 苛. 言. g. ㌧■. I h E) b. A 磨. :1. i. 1▲J. ]r. I. i. J FL a. 套. l. ” 王 P む. i. 七. I 1I 王. qr. 1. p暑・. 書 旭. I. 季. l. JJ I. Ql. 戟. 15. 匂 J I). h. =講. 翌. l■L匂Itr>tpuつILAtd. Ln++r)p11rVr1--LTII. ヨ8nltlVコdRヨ1. 図6. 外部環境温.湿度. h. E) -I. l. J捕. 煤. =. 斗一 q <. ゴ. 冒. =. .ヽ 一ヽ ^■t 'k ltト_. ・℡・ O. 一文. ▲ヽA -■= ft I El. I. ZI枠 =. _:E /I )I ■■;*. コE ヨE Llリ ∼. _.d買. ”-●■-1-A-tI・lI【 ▼lqIDhLALh<rlr1・一b._. ヨ8DltlyヨJNヨ1. 図7. 内部環境温・湿度. Jこ. _ヽ. 什=E. 捕.

(8) 原. 54. <夏期居住実験>. 1984/8/7. 睦. 田. 10:00-8/9. 夫. (前頁泰照). 10:00. 2日間とも晴天で夏らしい天侯に恵まれた。日中外部グローブ温が50oC近くまで上昇 し太陽塙射の強さを物語ってI、る。これにともない外気温も37oC以上にまで達し夏の暑 さを思わせている。. これに対し内部環競の変動はそんなに顕著にみられず,せいぜい.初日の「入口開放実 験+のときだけである。日較差も外気温の14.OoCに対し室温の2・3oCと内部環境は非 常に安定していることがうかがえる.また外気温の最高37・4oまでの上昇に対し室温が. 27.7oCまでしか上昇せず10oCほどの内外差が得られていることから内部は"涼しい” と予想されるが相当に高湿(80%台,夜間で907o台)であることから居住条件としで択 適セあるとは言い切れない.これは三殿台復元住居の屋根上部に設けられた程度の小まど では通風の用をほとんどなさないことからも理解できる。但し入口開放により高湿状態が 109らはど改善されることが実験から知ることができる。 <秋期居住実験>. 1984/ll/6. 10:00-ll/8. 10:00. (次頁参照). 初日は曇天であったが2日目は文字通りの秋日和となった。日中の外気温は2日目で 29oC近くまで上昇するものの,夜間における低下も相当で(10oC・以下-13oC)肌寒い 季節の到来を示し七いるo 内部環勤ま「粟煮沸+. 「大火実験+などの操作的炉火使用により急激な上下変動がみら. れたが,非居住状態では外部環境の影響もそれほど受けずゆっくりとした変動を示してい る。このことは48時間を通した温度変動の幅が外気温で20・2oCもあるのに対し室温が 4.7oCと小さく,内部環境が外部に比べかなり安定した状態を示したことからもうかがえ る。. <冬期居住実験>. 1984/12/19. 12:00-12/21. 12.・00. (次々頁参照). 冬期実験において関係者の御協力により文字通り48時間連続の操作的居住実験が可能と なり多くのデータ・知見を得ることができた。 初日の昼間は曇天で冷温な天侯で,夜間から明け方にかけてはげしい風雨となったo明 け方には雨も止み11時以降はゆるく日差しもあったが外気温の上昇も高々10oC程度で ある。. これに対し内部環境は他期の変動′<タ-ソとはうって変って多くの山がみられる.これ 「湯わかし+ 「鍋もの+ 「魚焼き+ 「暖房+など一連の生活行動によるもので外部環境の. 紘,. 変動とほ経とんど無関係である.実験毎にグローブ温は急激むこ上下降をくり返し室温もそ れにあわせて変動しているがその幅はグローブ温はどではないoどちらも火を止めた後の 下降速度は急激である。全体的に2日目の方が室温が高いのは内部での炉火使用頻度が高 く使用時間が長いことによると考えられるoこれは次に示す屋根の熱的性能(断熱性・熱 容量)と密接に関係してくるものである..

(9) 原始舌代住居の温熱環境一入母屋小破風型(三殿台) 10:00-ll/8. 秋期実験(1984/ll/6. 55. 10..00) ■ヾ. ■. ▲1JC川n=T† 軍東署吉玉茨号票門三三・≧. J: == tJ q ” ■l中一白 LJ3 Ln dl. 11JO川糾T..皇. I. ≡苧‡≡だ玉?苫誉さ苧買章票巳・i. ” =. d 3;I. f ∫ LJU4} ∼ qb ■llrq. I)暮リ. ● ■ I=Z:I. ■. Jヽ. ーヽー ■ヽ +t. 磨 鬼. ?. t■ ∼ t. ■ヽ●ヽ. ■・. ト・. 弱亨〒. i^i: i. ■ヽ. k. A. t. ダ. d ●. ?. tlJ. l▲J. E. E. I. tO lO. 1t , I. [. ■一. I. T. 喜 ●. ち. 苧. ”. ■軒 さ. zI. A. bJ. td. 夢. コ亡. i. I. ′ヽ. 蛋. 普. i 千 A i. 要吉. 望!岩. 石-畠∋一日3苧毒害貞! 園S. 外部環境温・湿度. 至…. 妻 ム. .I. ‡主…-蕊-ヨ苧軒 園9. 内部環境温・湿度.

(10) 56. 田. 原. 冬期実験(1984/12/16 書 ▲1川川nH.書. ∈. Il. リ a LJ7. 睦. 夫. 12:00-12/18. 12:.00). き. 三軍'冨J冨%l芝冨二・買空室生す宍≡b≒. 荒.  ̄7;'J. ■ ̄-∈=.I. I コ=.  ̄ ̄l. :==>■■■. ik√. X:. 買. コ: :⊂. ′ヽ. -. コ=. l コ=. /ヽ `tく. ド. + d. ,Ll i. 3t. 【 l l †. LT. A. I r. .\. ■It. .P. 】. ′ヽ. 喜. .ヽ 1て rFt. i 青書守. 響. E?. 8. tS) a rLJ ,・ー. >'. >. S. EB rV. 巴. 〒薫育亨. ll. ど. ,荒、. I. 一ヽ 一ヽ一ヽ. Z! 忌. <. ヨt)n18VヨdRヨ1. リ U ES) Ca LJl l∫】. I. {. ′\. 毒. k[. 8. 小i. ■古. 垂. 三ヾ. ”. I. Jl. す. ∼ I. ヽJ. 撃. ・ト ′ヽ. 節 ち コE. ち. ーき ′ ノ. ラ. <T:: r-i. ー「. くJ ・′-i 、\. _⊇. i,. 1. 義. ∪ ≡:. ヽ′. A. ち. 10 戟 ・e I/ 早 ヽ′. t. I. I虐. 1. =, 七. 弓 <. \こ. EI ち. 妻. u. I. つ. ._ど:=:. 1. A. i. 「. rさ. I. a. =フJl. こ=⊇コ≡_. rd. (. i. ち. i. 3=,. 一:=:.. ・e. 1書. 替. i. 塾. 令. ナ1. I.瀧 ダ zI. 皇. L〉. 良 llJ. LLJ. J=. .亡. ト■. ′・ j 負. 旦. i. 葦. Fl. ′ヽ. i. 7-. e 4. I ¥. r tl. さ. i. 責. 車.. ヽ′. ■頂.. I;-. ′ヽ ). A i). l. I l盈.. vltbLFIbゎー1ムI. L}. ヨ2Jnltゴ臼呈JHヨ1. 園10. 外部環境温・湿度. LL1. ●. 一. r勺. ヨtlnlUtI;J打ヨ1. 園Il内部環境温.

(11) 原始古代住居の温熱環境一入母屋小破風墾(三殿台). 57. 5.屋根温・土間温変動からみた竪穴住居の温熱性能 全国各地で復元が試られている原始住居の構成は簡単に表現すると屋根と土間からでき ているといってよい。他に人間の出入りする開口部や換気小まどなどがあるが,これらは. どもらかというと"穴をあけた”といった程度で住宅の構成材-としての積極的存在として とらえられていないように思われる。いづれにしろ人間(生活)を支える土間と;シェル ターとしての屋根の温熱的役割は多大であり,そこに住まう人の生活・生命維持に欠かせ ないものである。これらの性能が安定して発揮されるということは人間にと■って"致命的 ではない"より”まろやかな”住生活が保障されることを意味する。ここでは本実験で屋 根温と土間温がどのように内外の変動に反応を示したかにつき概括する。 <屋根温の変動> 図1.2-図16. (次頁および次々頁)にそれぞれ,外部グローブ温(この変動は太陽転射の. 影響をあらわす),屋根温(内側・中央・外側の3点-図1参照),および内部乾球温(室 堤)の48時間変動グラフとして示す。 変動の/iターンの一般的特徴として,まず当賂のことながら屋根中・外温は日射や外気 温の変動に敏感に同調し日較差も大である。その計測点が東側屋根内であったため,朝方 にその反応は激しく以後夕方にかけて下降している。また屋根中・内温は日射や外気温よ. りも内部環境の変動(炉火使用など)の影響を受けやすい。これは図16の暖房行動時・調 理行動時に顕著にあらわれている。しかし内側からの熱供給が停止すると直ちに急降下す るのも特徴である。. 太陽の輯射や内部炉火使用により影響を受けにくいのが屋根中中央温である。このこと は,その変動パターンがゆるやかでかつ滑らかな曲線を示すことからも理解できるし,上 下変動幅も小さいことからもわかる。例えば日射に対する中央温の"安定性''を夏期グラ. フ(図14)でみると,日中の強い太陽輯射にもかかわらずその影響が屋根の中心にまでは ほとんど及んでいない。すなわち茅葺きの屋根は真夏でもその中心は高々28oCまでしか 上昇せずこれが室温の安定に寄与していることである。これらのことから茅葺き屋根は夏 期において強力な日射遮断性を発揮すると結論づけることができよう0 茅葺き屋根のもう一つの特徴として,その殊温性(熱容量)をあげることができる。こ れは特に冬期厳寒時において発揮される機能である.すなわち,冬期において内部セ暖房.

(12) 58. 原. 睦. 田. 夫. や調理のために使用された炉火-ネルキーを逃さずゆっくりと貯め込んでおいてなかなか 逃さないというはたらきである。この状況は図16の冬期居住実験の尾根の中央温の変動パ ターン紅よく示されているo例えば同実験初日の夜中24時および4時の大火実験の状況を みると,屋根中・内温の急激な上昇・下降に対し,屋根中・中央温はこれより遅れてゆっ くり上昇し,炉火停止後もゆっくりと下降をするパターンを示している。しかもこれが室 温の安定に大いに寄与していることがわかり,はっきりとは断言できないが炉火停止後は この貯蔵エネルギーを室内にゆっくりと再放射しているのではないかとも受けとれる。ま た2日目の生活行動(炉火使用)にともなう屋根中・中央温および室温変動をみても前者 の高温安定が後者の"まろやかな”安定を保障していることがよくうかがえる。. く■JL. I▼XPe■■〉 l. ll. ll. ト・o-. lhQ. ∧山.”. -z180■pl. チ. JJ. hNVV山九 l.. 冒 邑 コS ト ̄. 71. /・仰-,. 山東こrラ. I -IJ. Il. yy\㌦. 才 ̄vr 窒. 71. #-. ・11■・Q. ■ ̄ll■Yー杓. l. I.∼. A ●・0・1■. ー・■. ■. l●. I. llllll))I4LIllJ7JI)llJl)1. ll)1I. 一151IllJ41I-1)1●1516J,I.)J).1J---,1.1-Ill■J-111. t..cL >7*'/. 園12. ド(「. HJ)?8CJl. ●▲lナ巾.ウI 7⊂^ ●1●ナh'ナ●○∫4. 屋根温変動一春期(1984/5/8-5/10). 書I'TA'1)lつ【d t[り7■. タ●J)-?.. rt・150. ( L・'bLLl∼Jl州■メ棚ヽ■1. ll. A‖_aA A. A. v岳蜘:--・ 叫岬E 1`NーlP(叫. 帆. U. A.. Lil. Å・-..加. ‡〉. ●JJrJ,... タ■T)-1. _[t y「一”1' l■tO. )ii,^ぺ仇.ダ。_ hrh. ㌔_-. ,/vvPr. 丁 ̄\二ここ. 一W▲+・lI. rO-1. lJJ11コ. I)JI7I一Jl. 111つl】つJ15e71J) †IME. lhJurl. 園13. I)I)JJtlFl■l〉1■J,1-11】71)l●11).s174IJL. [.IcL.C8) TIMELk●■▼7 ゝケ▲> NLI ll▲・ナJIJl▼. 産額温変動一雨期(1984/6/19-6/21). B■t:” ?CM. l1-tO-IJ4Jウ hLイ7■. †■D17▲. M■15(.

(13) 59. 原始古代住居の温熱環境一入母屋小破風型(三殿台) (+[l b. ー■ーー}T--rでTサ什丁叫十 -ll. _^BVFl. ℡_1. 1J.  ̄A/A. //■ ●-JE4LO1. J51●g. 伸. I. 中. ・-】吋■. 才●■. IS. 4モ. ナ′/ E8.. d・. 一軒寸書≡妻≒華-. 血bbJ. I一一. / 「\ I.  ̄ー1ー一 ̄ ̄.--Uー. I. →. ー__ト_--.一-「-.ー一ー-∼. ---⊥-TT.. BIIIJ111コ2つ311. .it-,TTl-ITV- ̄土-1,,.I,. ト. ヨ壬. I. l lO-CL(lC六,. 15)C17)ll13J】112】)111ヨ15171?ll. I/ワ*ン. M■】2P亡rl t*r†JIJ+ナ つCn 下i・ナn+チー○*O. 図14. 屋根温変動一夏期(1984/8/7-8/9). 'Pま■ナム'ツt つ亡H ^+イフ■ グ'□-?(. rlflSl. 5d. ■JL秘書肌?. lI. ●■. 1 l. ll. ii I5. ,JYl'1JW■. Il. .・一九■タT' ̄ブPlてl. 】e. 丸._^^h・ ::vtべゝ 仙4ivl州. ”.v--. ll. 料 ̄\叱. ∼.\∧1. 7. 3f. ll. 畔EI-ヅ. 1. -「-.yvl\・・,. 7r. .し. i). tキ弓. ′二も. 4L. ・中 15 Y. rt■l'I. ●一J■也L・. I,′=突ヾ一ゝ 1I. _ー=ご、\ 、-/L、J. ち. il. I. I. i. I. I ●lO. .i‖Jll.Il`i7Lg1>1p-L】】i12.33.i.?Ail--2J'14'事)+IJ141■Jl. I/ヲJ>. r4● 17e亡Jl 2亡El. ▼*.ナ力.ウf. 園15. ▼Lナ^,ナJI+*+ tt.ナ∧,-)ト. 屋根温変動一秋期(1984/ll/6-ll/8). hlイ7一. 2亡M. 夕lローフ.. H4151. c)I.ど Sd. ■∼01. t榊し}(耕. b.L,旨功しく,i,こ,・大仰叫ト8でん・い 〉〉1‡. 15. 51. 5I. 帆.丹. tS. {JW. 1-■■「こ:::了. ∫. .良. /I.tfJTVL1] ′ヽJL.ノへ._. しニミ,A 〉TY. I8. ・中8+C∼. \J. ■・中一4■只. 山,A. ・ー申.一一-Y/r. rT A. I(L八. ■肘JPCP. Al. (∼. i. く!†. ZS. l. <、一,X醗、L,トb沌73,). ∼ ). ユS. 2. (大穴巾l). l. 人へ_. 7&. /I+肝. 1S. IVY. ● ̄JLJ. ⊆●〉l). ,^・(A. ㌔ _ー__h^/ ー、ヽ】ノー■暮Il. I. I■ れクE■ ̄yy. \-→1// S. ?. llグEII l18'. I lZlユ141Sl●l〉川)i2.11】Zl}7.12さ■≦`709I.)2u=)S16171●川2121Z22さ242ユIS6749111I ゝツーIJ It. ナb. 6B亡H. H1 ウI. 2亡rl. ●t.ナLチ.+1+. 園16. 屋根温変動-冬期(1984/12/16-12/18). 、▲1 ■i †^ ね■イフlクーE)171. 2・rt HT151. 外.

(14) 60. 原. 田. 睦. 夫. <土間温変動> 図21-図24に内外の地表温(H--10cm)と外部グローブ温(これは日射の程度をあら わすものと考えてよい)の48時間経時変動グラフを示す。これらをみても冬期における変 化を除桝ぎ土間温は外部環亀特に太陽梅射の影響をはとんど受けていないことがわか るoこれは夏期においてはっきりみられほとんど終日26oCを保っていることからも理解 できよう。またこの時の室温もH-10-60cmあたりでは土間温とほぼ同じ推移を示す. (次貢参照)。夏期の住居内が温熱的に安定しているのは,日射に対する屋根の遮断性と同 時に,侵入熱エネルギーの地中への移動が大きく寄与しているものと思われる。これは土 間の上にべたりと座ったと■きに感じる冷たさからも体験することができる。竪穴住居内の. "涼しぎ'ほ室温と外気温の温度差によるだけでなく,この土間表面温と室温あるいは外 気温との差も大きな要因となっていると思える。. 冬期(厳寒期)においても土間(温)は中での人間生活にプラスに働らくことがわかる. まず冬期において,土間温は外気温のはげしい変動にかかわらず常に安定し温度に保たれ ることである。しかも住居内での炉火使用によってゆっくりではあるが土間面に熱が貯わ えられ,これが室温の安定に寄与するということである。図20にみられるように冬期の居. 住実験では盛んに炉火を使用したが初日夜間の20時項に土間温の上昇現象がみられる。こ れはその後10oCまで下降するが2日目で午後再び上昇しそのまま下降することなく一定 に推移している。ちなみにこの土間温はE〒10-60cmの生活温熱帯に相当するもので ある(図24参照)0 以上簡単に概括したように,原始(竪穴)住居の主要構成部位である屋根および土間は その中での人間の生活・生命の維持に,. "温熱的にも”大きな役割を果していたというこ. とが推定できる。. ●■仰. 1. B!. ー仰f)-1. PJJVJA「山^,A. q. 監as a. A. A. )l. =】. ∼ \.  ̄▼ ̄ーー ̄-I---ヽ_ 一一■ヽー■■Ill1-・-′. ∫. yAll㌦_. 才Lv.I. ”. ■心l■” - ̄・--■-∼. _叶′しへ__-、----_-. ノ. ▼ ̄ ̄・--・一■-・_.. ■一也■” =、. ■l・-】・l・・・・l・-■-I--I-_L. ヽ-・-ll. ●”…ll…■‥…2:2'・つ-M73】:'1‥‥・'=='7''=・”…7:7・・)7ご・-:-.二_・^..,,.:∴:. 1 I4+ El.8tKI. SeEH 巾1'. 園17. rl■. 地表温変動-春期(19由/5/18-5/20). -2CM -2⊂11.

(15) 原始古代住居の温熱環竜一入母屋小破風型(三殿台). 61. Sl. lS. 血逃 /V ̄ ㌔. 八州, 1. ●J. hl. I-------∼_-一. 一I,--一-. //-一■一-. .J. -、--------. 、、-ー. ー--------_i. /I-1ー-Jr. \外・グローーJ. ▲y. )S. けV. i. I-ll-----′/. 一ヽI--I1---___. ..一′. ′pElボ8也t. ___---/. 2S. 7J. l. I. 5. l (i)'CtACX). l lJ)lllI)llIJIll?”)lZJ1)ZZl)1111)lS+?ll川】l】71)lIIS]lJ?[411】12i111321I131‡l〉lll●. 国18. (■■■■■ヽ(. 地表温変動一夏期(1984/8/7-8/9). ■●■▲). A、. I-■l■VEI-す. ・\. _--I--一一. 1  ̄ソ ミ言=芯芯Rこ石. し .i. \、.. lI榊*Jb. /〉y. ---=LLI.-.. ヽr. ■ lP■Cu)C^[. l一IIIl)lIll?IllJIJll11Z1一事l))lI・l?1BJl)l】】・ ̄】‡[I)-1-I,)-).”一l】-】)1111}-517・■l]I. 園19. くIlbかtJ)く加. ★■×■■). 暮bかし). (). 地表温変動一秋期(1984/ll/6-ll/8). /〉. 1l'bL・y■一大. )卿kA. で^.JAl). ”L牝■‥-■.  ̄ ̄.  ̄`し". で7:*一■>. I. 1. 「Tタ叫 lJl V\ _二艶.メ 二亡=』_V_/ A. ' ̄\・・-I-㌔.. 一戸Ill■■J(. /. 一斗■bdE■. メ/ _I-I---. ')'”zf''l”JH'”:l'.'.N'1E3===1`…・=・1≦…・‥‥…?つ与.-・=,・----ll. 1 1B'亡t.8亡K]. ----I. 園20. 地表温変動一冬期(1984/12/16-12/18). I)'イ71<?l. †II4 チtl+. -・--・・・-. M暮 hI. -(LLl -lL^.

(16) 62. 蘇. 5.垂直温度変動と生活温熱帯 本研究の目的の一つに,原始・古代人が住牢内外でどのような温熱環境に暴露されなが ら生活していたのかという課題がある.これを知るには,復元された竪穴住居内でできる だけ当時の生活行動(炉火使用など)を復元することにより,室内環塙がどのように変動 するか,これが人間(人体)とどう開かってくるかを詳細に検討する必要がある。 <垂直温度分布> 人間は住居内において様々な生活行動をおこす。このときには必らずなんらかの熱産生 を供ない,住居内の温熱状況も刻々変化する。温熱に関連する生活行動として考えられ るのは,まず夏期暑熱期における入口開放,および夜間あるいは寒冷期における入口閉鎖. である.更に積極的生活行動としては,調理行動・暖房行動である.これらの生活行動に よって室温は変化する訳であるが,図21-図24にその状況をあらわすグラフ(Ⅲ-10cm 60cm. ・. 120cm. ・. 180cm. ・. 240cm. ・. ・. 340cmの垂直温度分布の48時間経時変動)を示す。. 居住実験による生活行動を行なったのは冬期48時間実験を除桝i+,実験開始から初日夕方 (4時)までの間である。それ以後実験終了までは非居住時の温熱変化が示されている。 ここで特記しておきたいのは非居住時昼間における住居内の室温の変動の仕方である。 これは夏期・秋期にはっき・りみられるが,. Ⅲ-10cmとH-340cm. (天井面)の間には最. 大5oCはどの温度差を生じている。これによって入口閉鎖時でも住居内中央付近ではあ る程度の上昇気流が生じていることが理解でき,これは屋根上部の"小まど”が一役買っ 班-340cm ていると思われる。 (蔽風ロ)の温度変化のみだれからもここで外界との空気 の出入りがあることをうかがえる。. Jl I;●■IlヽtIJlt>. 似t■} lrl=叫■■. ■l. 1l. )I. 鮎I. A. (「≠1 ll. __ーJ悶ー. 盛≡・. 1I. 1. l. I. l 4uJ7I)JLIJ)tI〉I11一)■IJ11)1n1114S111Jll】lt))]lJJJJlllll■-■)1122コ}I)7)lSIIIIl■. HJ. 国21垂直温度変動-恥期(1984/6/19-6/21). )E亡N. Fl* B一⊂J HJL)占Jud RI248Crl. M1'31dCH. (A?タl. f[.

(17) 63. 原始古代住居の温熱環境一入母屋小破風塾(三殿台) ■■el l●. 牡〉. (入BI■th 41. 11. 暮f. づ町. 冨暮l 止岳∠軒Jみ =〉. ■t■-●. kJ. JA. .PIー二. Jr7y. .P一事■■. 志II i I ” I-. .表夏空. \..”. ..A. ・妄・盛塾築喜皇聖空挺撃. ..∼ー'} ̄. CE. 要望芸違≡…塾l. _I,;=′-- ̄. lIIlbL ll. I7. 一l. ■. l lllll一IIIllll■l一Jll17JllIlt1711I)IJITlllI=lllIIl)fl■J†lI)A2111311I7IllllSt71JIJ. llJ. 園22. I OCN. -・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ --I-・・・一 -・-・・--__-_......_.__........... HJ帥亡d. I-----'. 対I I 2BCH H1 188Lれ. 垂直温度変動-夏期(1984/8/7-8/9). H42り亡8. I_・・ー”_.... HJJd,.rl. _・・-I_.吋●. BICN Hr12dCN. SJ ■JL4大火■■. 4S. Ll. JS ●jl■■叫. }l. 71■■■ t一. A. tl. ●+lII●■I ′■?[一●. l事 l■叫 .:=ン ̄=一 l●. I. l. ゐ・. llllZItll)一l●一■qII)1111-))Z■1ZS4∼一7●●)r=nl)141S川l?l8lJld)lttl))ll)145lIILt●. 【L。C.1. -A__. 園23. ≡≡ ;M還:”. 垂直温度変動一秋期(1984/ll/6-ll/8). l●亡l. l●C). l■ ■巾■t'耕一■. ●紬t.●■∬■. 大★★■. ●bJFL/. **+ll. **■■. bt5OP8六書. (7E*. ■■?. pんl■●. ■事■■●. ■!. l!. I. T肋-. 41. ll. bllh4. I. f JI. i. a. I●. ! 盲I' 巴抄. A. i. I左. L. L I. 15. i. i. 〉門 I-●■■■● 11. A i +. L. 吐. 剖鮎L▲ I. 11^ ▼V閉. .1Ⅶ てi. A. ∀ ̄糾 ′鵬ノー_∼. I. I事. I Fh 他_. J[. ^h舶≠'  ̄堅甲.dl. Jl. )I. t●. I. l1.  ̄ ̄V. l●. ー¶Y■7. ■●▼l■● 1. I. 1 171)l11t141I[lt●)r)I})l事l■lZ)lllllllllI21Jlll!llIナ.l●l)tI}l一Z7I14t2)lI■}●■IIIl. 3島・ NJ 拝● H+ _.・_・●_.・_. 園24. 垂直温度変動一冬期(1984/12/16-12/18). lleM 8eC^. l 28Cll. Ntl亡●il1. =::温司.

(18) 64. 原 図25 雨期生活温熱帯 1984/6/19 10:00-6/21 (日出 4:25/日入18:58). 図26 10:00. ?510152025L_3)oC・く4引時間. I.uやが. 〉. 丘三1. 仇. n=. 仇. 夏期生活温熱帯. 10:00 1984/8/7 10:00-8/9 (日出 4:55/日入18:38). q5101苧、∴20L253)oC 〈48時. I[. 1qOぞし. E[. 60cれ. 阻・. lo入.ロ園. ヽも煮さ弗 Jiぬ. 箇 ̄ 丑・太・J(美 ′.・. 〈夜間非居. 〉1. (日入4:. 2ら-. 〈昼間罪居. (日出-. Wl 出191. (X). 臥. 〉. -配. 日人). (夜間非居. 〉2. (日入-. 日出).  ̄周 層 卸 ̄. 〈夜間罪_. (日入18:. 住〉1 一日. (昼間非 (日出-. 住〉 日入). (夜間罪. 住〉2. (日入-. 4:55. 肝 皿. 日出). <生活温熱帯>. 住居内における種々生活行動によって室温(垂直温)はまるで住まい卑生きているよう に変動する。この状況は図24. (冬期実験)に顕著に再現されているが,上のような生活行. 動によって当時住居内でどのような温熱生活をおくったのかを知る方法として「生活温熱. 帯+の分析が有効である(1)ウスクリ-マ研究ノート 温熱環境すり鉢塑. 第10号. 原田睦夫「原始・古代の. その生活温熱帯と衣服温冷感+)。すなわち,竪穴住居内の生活ははと. んど土間上に座って行なわれる,従って原始(竪穴)住居内での生活は床上Ocmがから 高々. 60-80cmの所で行なわれ,この空気層の中で生活し様々な温冷感をもち,時につ. け衣服や住まい,あるいは炉火使用(暖房)で対応したといえる。 図25-図28■に冬期における生活温熱帯の分析結果を示した。温熱帯としてはE-10cm. Ⅲ-60cmの高さで分析してある。分析時間幅は生活行動(居住)実験開始後180分. と. (-時間)を単位としている。冬期居住実験以外でほ,必らずしも生活温熱帯とは言えな いが,非居住時おける昼間(日出一日入)■・夜間(日入一日出)の温熱帯分析も示してあ. る。人間生活の入らない,自然と住居の関係を知る上での参考資料と.してとらえることが できる。. 冬期実験において様々な生活行動実験によ■る生活温熱帯が復元されているが,・温熱帯自 体にも1日の周期(炉火の大きさ蜂変らない野に夜間は低く昼間は高い)・があることがわ かる。.

(19) 原始古代住居の温熱環境一入母屋小破風塑(三殿台) 図27 秋期生活温熱帯 10:00 1984/ll/6 10:00-ll/8 (日出 6:10/日入16:39) 0511ら5oC l. 65. 園28 冬期生活温熱帯 1984/12/16 12 : 00-12/18 (日出 6:47/日入16:32). 12. :. 00. o510152025eOeC i. く48時pfl. 〉. i.くり煮. ヨ壬. -10. E-loch. Ef,I. =8). t]=60cn. I く48 :.::::・] l卜. .I.]・.::・;. (1K). I.蕩i弗. I.大'k. 丑_.大A々実. 日出6:1. ). 〈昼間罪居. 〉. (日出一日. ). 堰 qEf. 焼き. ・事. ・.iFa7. [皿 [認. き・. Ⅳ.手写ヨ. V・大欠. く夜間罪居 I)2 (日入一日. ・中火. 皿.鍋煮. 〉1. (日入16'.. ・魚・. I:こ:I.: ;・:守 ̄. ・:F: く夜間罪居. 闇〉. 湯i汚し. ・温j蔓■ 下宴政. ). PP-. Ⅵ.太・J( ・降下. Ⅶ.湯i絡. l. I. Ⅷ.ちょ. ・j(塞. Ⅸ.大・. ・焼い. や。陸. (3こ). I.'::I.1] Ⅹ.お. 珊 写真3. 。お. 房. 大火尭験. 。焼い. .申▲. 。おで. .オ. ・しし. 刃[.大. 実験. (2.亡). lr-. 価. ち. Ill:. 孤. Eg・緊 '1. E□. EE]. 】町.陸. 河Ⅰ.・わ. 写真4. 調理実験(おじや). ・降下. ・大女. j除.

(20) 66. 原. 6.三再破風まど以小穴''の機能 冒頭で述べたように,一連の居住実験の究極の目的は原始・古代住居の合理的構造(成) の推定にあり,これを温熱・光環境の面から究明することにある。従って今回の居住実験 で知りたかったことの一つに,屋根頂部にうがたれている"小穴” 部生活におよぽす効用の分析があった(写真)0. (三角破風まど)の内. 屋根(あるいは壁)に穴をあける目的として考えられるのは,まず室内への採光,次に 換気による室内汚染空気の除去(排煙・排気),および通気(風)による室内気候(室温・ 湿度・気流)の調節がある。三殿台復元住居の破風まどの大きさは一辺が30-40cmほ どの小さいものである.これが上記目的にどのように寄与しているのか分析結果を概説し ておきたい。. まず``小穴”の採光機能。周年の実験において入口開放時・閉鎮時における室内照度分 布を40cm間隔で計測した。もしここから相応の採光があるとすれば土間中央部あたり で分布にふくらみが生じそうであるがそれは周年を通じみられなかった.また入口閉鏡時 では内部作業は困難であったことからも,このくらいのまどでは採光の用はなさないと考 えられる。. 次に排煙機能。温暖期以外では内部で炉を頻繁に使用する。そこから出る煙の量は相当 のものであり,これを生活に支障をきたさないように外に出さなくてはならない。実際の. 居住実験でも炉火による上昇気流によって排煙現象はみられたが,. 「大火実験+などで池. 排煙しきれずしばしば室内に煙が滞流し,生活に支障をきたす場面もあった。生活実感と しては"ないよりはまし”といった程度?破風まどのない自由学園復元住居では煙が茅材 の隙間から結構逃げていき,座った生活ではそれほど支障はなかった経験が思いおこされ る。. 次に,特に夏期における通風機能.屋根頂部に穴をあけることにより,入口-破風口と. 歴監写真5. すり鉢無破風型(自由学園復元住居). 写真6. 入母屋小破風型(三殿台復元住居).

(21) 原始古代住居の温熱環境一入母屋小破風型(三殿台). 67. いうラインに通風が生じ感覚温度・温度の低下,すなわち"涼しさ”が得られるのではな いかという期待である。これもこのくらいの"小穴''でほほとんどその用をなさず,住居 の立地が高台であるため数メートルの外風があるにもかかわらず,内部中心部でははとん ど微風速計を動かすことができなかった。. 最後に冬期暖房時における破風ロの室温におよぼす影響である。これを生活温熱帯 (Ⅲ-10cm,. Ⅲ-60cm)について,すり鉢塾無破風の自由学園復元住居(写真5)のもの. と比較したのが図29・図30である。これをみると明らかに両者のちがいが理解できる。す E-10cm. なわち冬期炉火使用時における. H-60cmの点の温度の逆転現象である。. と. つまり屋根に"穴''をあけない方が上昇気洗が逃げにくく室内に対流が生じるため床近傍 温が上よりも暖かくなることである。これほ図29の自由学園の場合の黒く塗りつぶした部 分に示されているo. しかし,図30の三殿台実験ではこの対流現象はそうはげしくなく上昇. 気流は三角まどよりどんどん逃げていっていると考えられる。この現象ほ"暖房”という 面からはマイナスである。. 7.おぁりに一山大穴''の温熱効果は? 以上のように屋根(もしくは壁)に"穴”をうがつことによる効用は種々の面から検討 l●CI さ■. l●C1 31. A. ㌔. Ll. ≠、/ 頂-. A. +班. H=三80Chd. V. 八 \. lr. ′二胤. I. 1. loch. \._. さ▲小一. i. 、---、ー. 12111115)e[?IIllll一11131-111349C7●IIJ=tZt一lllF18lll41J7r)l277)1411111BIlO11Il12. H▼. I O亡H 8¢亡P[. -・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ -_-____ HL. 図29. 生活温熱帯-すり鉢無破風型(自由学園). 3J. と /. 7S. l. zd. 崩/二.. へ、. ・60Crd. LS. rtbt. v¶l㌦ /㌦′]1'. 叫Jへ.  ̄一一腎こ. 仰八 i. \ E=10C7d. 良. lM′一′へ. 帆. 甘=60Ch4. v.㌧へ.. ^∼rヽt. \-.i. ≠JJJ. 心イへ∧ LL【lヽ「〉′. \ヽ. In(「M. 、吋v. 5. I )7LJ=lS14171111711Iu231117)4St?bI)I))R131IJ5)lll〉18I8Zl11122371)2}tIIIllll】l17. ・・--・. 国30. 生活温熱帯一入母屋小破風型(三殿台). FI■ H1'. lO亡Jl. CBCrI. ___I___,.

(22) 68. 原. 田. 睦. 夫. される必要があるが,特に温熱面では人間の生活・生命の維持に関わるものだけに一概に 即断は許されない。例えば,静岡市登呂遺跡復元住居のように「大破風+大まどの場合ど のような温熱・光環境となるのか,など更に調査・研究を続ける必要がある。. 最後になりましたが,本居住実験を年間を通じて遂行でき,本報告に至ることができた ことはひとえに横浜市三殿台考古館,熊谷館長および今井・成田両氏の多大なる御協力の たまものであります.ここに深く感謝する次第でありますo また本研究は住居学研究室卒 論生(昭和60年3月卒業)であった,池田恵・沢畠範子・田中ほづ美・原田美樹・渡辺悦 子諸嬢との"手ずくり''の共同研究であったことも付記しておく。.

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参照

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